JPH1012749A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH1012749A
JPH1012749A JP8163493A JP16349396A JPH1012749A JP H1012749 A JPH1012749 A JP H1012749A JP 8163493 A JP8163493 A JP 8163493A JP 16349396 A JP16349396 A JP 16349396A JP H1012749 A JPH1012749 A JP H1012749A
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JP
Japan
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misfet
load
gate electrode
insulating film
drain region
Prior art date
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Pending
Application number
JP8163493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Hoshino
裕 星野
Shuji Ikeda
修二 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to TW086108464A priority patent/TW348314B/zh
Priority to KR1019970026488A priority patent/KR980000624A/ko
Publication of JPH1012749A publication Critical patent/JPH1012749A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/12Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element
    • H10B10/125Static random access memory [SRAM] devices comprising a MOSFET load element the MOSFET being a thin film transistor [TFT]
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • H10B10/15Static random access memory [SRAM] devices comprising a resistor load element

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 α線によるメモリセルのソフトエラー耐性を
向上させた完全CMOS型SRAMを実現する。 【解決手段】 負荷用MISFETQp2 のゲート電極
17Aと駆動用MISFETQd2 のゲート電極6と駆
動用MISFETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体
領域8)とを電気的に接続する溝状の接続孔19bの上
部に配置した負荷用MISFETQp1 のドレイン領域
(p型半導体層18P)と誘電体膜23とプレート電極
24とで立体的な容量素子C1 を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、SRAM(Static
Random Access Memory) を有する半導体集積回路装置に
適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】メモリセルを6個のMISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
で構成した完全CMOS(Complementary Metal Oxide S
emiconductor) 型SRAMは、1ビット(bit) の情報を
記憶する情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を、
互いに交差結合する一対のCMOSインバータ回路で構
成している。
【0003】上記一対のCMOSインバータ回路のそれ
ぞれは、nチャネル型の駆動用MISFETとpチャネ
ル型の負荷用MISFETとで構成されており、駆動用
MISFETのソース領域には基準電圧(Vss)が供給
され、負荷用MISFETのソース領域には電源電圧
(Vcc)が供給される。また、CMOSインバータ回路
のそれぞれの入出力端子(電荷蓄積ノード)には、情報
の書込み、読出しを行うデータ線とフリップフロップ回
路との導通を制御するnチャネル型の転送用MISFE
Tが接続される。
【0004】近年、この種のSRAMは、大容量化・高
速化のためにメモリセルサイズの微細化が要求されると
共に、システムの低消費電力化のために動作電圧の低減
が要求されている。しかし、これらの要求に対応しよう
とする際に問題となるのがα線によるソフトエラー耐性
の低下である。α線によるソフトエラーとは、宇宙線に
含まれるα線(He原子核)やLSIパッケージのレジ
ン材料などに含まれる放射性原子から放出されたα線が
メモリセルに入射し、情報を破壊する現象である。
【0005】SRAMの場合、α線によるソフトエラー
耐性を向上させるには、メモリセルの蓄積ノード容量を
増やすことが有効であることから、従来、蓄積ノード容
量を増やすための対策が種々講じられてきた。
【0006】特開平1−166554号公報は、駆動用
MISFETの上部に形成した2層の多結晶シリコン膜
で負荷用MISFETを構成するTFT(Thin Film Tra
nsistor)構造の完全CMOS型SRAMに関するもので
ある。この公報に記載されたSRAMは、一方の負荷用
MISFETのゲート電極の一端を他方の負荷用MIS
FETの半導体領域(ソース領域またはドレイン領域)
の上部にまで延在し、このゲート電極と半導体領域とそ
れらに挟まれた絶縁膜とで容量素子を形成することによ
って、蓄積ノード容量の増加を図っている。
【0007】特開平6−302785号公報は、同じく
TFT構造の完全CMOS型SRAMに関するものであ
るが、この公報に記載されたSRAMは、負荷用MIS
FETの上部に電源電圧(Vcc)に固定されたプレート
電極を配置し、このプレート電極と負荷用MISFET
とそれらに挟まれた絶縁膜とで容量素子を形成すること
によって、蓄積ノード容量の増加を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の完
全CMOS型SRAMは、メモリセルの一部に容量素子
を形成することによって蓄積ノード容量を増加させてい
る。しかし、メモリセルの微細化が進むと、それにつれ
て容量素子を構成する導電層の面積も小さくなるため、
蓄積ノード容量の増加に限界が生じてくる。
【0009】本発明の目的は、α線によるメモリセルの
ソフトエラー耐性を向上させた完全CMOS型SRAM
を実現することのできる技術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下の
通りである。
【0012】(1)本発明の完全CMOS型SRAMを
有する半導体集積回路装置は、第1の負荷用MISFE
Tのゲート電極と第1の駆動用MISFETのゲート電
極と第2の駆動用MISFETのドレイン領域とを電気
的に接続する第1の接続孔の上部を含む領域に、第2の
負荷用MISFETのドレイン領域と前記ドレイン領域
の上部に形成された絶縁膜と前記絶縁膜の上部に形成さ
れ、電源電圧に固定された第1のプレート電極とで構成
された第1の容量素子を形成し、第2の負荷用MISF
ETのゲート電極と第2の駆動用MISFETのゲート
電極と第1の駆動用MISFETのドレイン領域とを電
気的に接続する第2の接続孔の上部を含む領域に、第1
の負荷用MISFETのドレイン領域と前記ドレイン領
域の上部に形成された絶縁膜と前記絶縁膜の上部に形成
され、電源電圧に固定された第2のプレート電極とで構
成された第2の容量素子を形成したものである。
【0013】(2)本発明の完全CMOS型SRAMを
有する半導体集積回路装置は、第1の駆動用MISFE
Tの上部に形成され、電源電圧に固定された第1のプレ
ート電極と前記第1のプレート電極の上部に形成された
絶縁膜と前記絶縁膜の上部に形成された第2の負荷用M
ISFETのゲート電極とで第1の容量素子を構成し、
第2の駆動用MISFETの上部に形成され、電源電圧
に固定された第2のプレート電極と前記第2のプレート
電極の上部に形成された絶縁膜と前記絶縁膜の上部に形
成された第1の負荷用MISFETのゲート電極とで第
2の容量素子を構成したものである。
【0014】(3)本発明の完全CMOS型SRAMを
有する半導体集積回路装置の製造方法は、(a)半導体
基板上に第1および第2の駆動用MISFETと第1お
よび第2の転送用MISFETとを形成した後、前記第
1および第2の駆動用MISFETと前記第1および第
2の転送用MISFETとの上部に第1の絶縁膜を堆積
する工程、(b)前記第1の絶縁膜をエッチングして、
前記第1の駆動用MISFETのゲート電極と前記第2
の駆動用MISFETのドレイン領域と後の工程で形成
される第1の負荷用MISFETのゲート電極とを電気
的に接続する第1の接続孔と、前記第2の駆動用MIS
FETのゲート電極と前記第1の駆動用MISFETの
ドレイン領域と後の工程で形成される第2の負荷用MI
SFETのゲート電極とを電気的に接続する第2の接続
孔とを形成する工程、(c)前記第1の絶縁膜の上部に
堆積した第1の導電膜をエッチングして、前記第1の接
続孔を通じて前記第1の駆動用MISFETのゲート電
極および前記第2の駆動用MISFETのドレイン領域
と電気的に接続される前記第1の負荷用MISFETの
ゲート電極と、前記第2の接続孔を通じて前記第2の駆
動用MISFETのゲート電極および前記第1の駆動用
MISFETのドレイン領域と電気的に接続される前記
第2の負荷用MISFETのゲート電極とを形成する工
程、(d)前記第1および第2の負荷用MISFETの
各ゲート電極の上部に、前記第1および第2の負荷用M
ISFETの各ゲート酸化膜を構成する第2の絶縁膜を
堆積する工程、(e)前記第2の絶縁膜をエッチングし
て、前記第1の接続孔の上部に、前記第1の負荷用MI
SFETのゲート電極と後の工程で形成される第2の負
荷用MISFETのドレイン領域とを電気的に接続する
第3の接続孔を形成し、前記第2の接続孔の上部に、前
記第2の負荷用MISFETのゲート電極と後の工程で
形成される第1の負荷用MISFETのドレイン領域と
を電気的に接続する第4の接続孔を形成する工程、
(f)前記第2の絶縁膜の上部に堆積した第2の導電膜
をエッチングして、第1および第2の負荷用MISFE
Tの各ソース領域、各ドレイン領域および各チャネル層
を形成する工程、(g)前記第1および第2の負荷用M
ISFETの上部に第3の絶縁膜を堆積した後、前記第
3の絶縁膜の上部に堆積した第3の導電膜をエッチング
して、前記第1の接続孔の上部を含む領域に、電源電圧
に固定される第1のプレート電極を形成すると共に、前
記第2の接続孔の上部を含む領域に、電源電圧に固定さ
れる第2のプレート電極を形成することにより、前記第
1の接続孔の上部を含む領域に、前記第2の負荷用MI
SFETのドレイン領域と前記第3の絶縁膜と前記第1
のプレート電極とで構成される第1の容量素子を形成
し、前記第2の接続孔の上部を含む領域に前記第1の負
荷用MISFETのドレイン領域と前記第3の絶縁膜と
前記第2のプレート電極とで構成される第2の容量素子
を形成する工程、を含んでいる。
【0015】(4)本発明の完全CMOS型SRAMを
有する半導体集積回路装置の製造方法は、(a)半導体
基板上に第1および第2の駆動用MISFETと第1お
よび第2の転送用MISFETとを形成した後、前記第
1および第2の駆動用MISFETと前記第1および第
2の転送用MISFETとの上部に第1の絶縁膜を堆積
する工程、(b)前記第1の絶縁膜をエッチングして、
前記第1の駆動用MISFETのゲート電極と前記第2
の駆動用MISFETのドレイン領域と後の工程で形成
される第1の負荷用MISFETのゲート電極とを電気
的に接続する第1の接続孔と、前記第2の駆動用MIS
FETのゲート電極と前記第1の駆動用MISFETの
ドレイン領域と後の工程で形成される第2の負荷用MI
SFETのゲート電極とを電気的に接続する第2の接続
孔とを形成する工程、(c)前記第1の絶縁膜の上部に
堆積した第1の導電膜をエッチングして、後の工程で形
成される第1の負荷用MISFETのゲート電極の下部
を含む領域に、電源電圧に固定される第1のプレート電
極を形成し、後の工程で形成される第2の負荷用MIS
FETのゲート電極の下部を含む領域に、電源電圧に固
定される第2のプレート電極を形成する工程、(d)前
記第1および第2のプレート電極の上部に第2の絶縁膜
を堆積した後、前記第2の絶縁膜をエッチングして、前
記第1および第2の接続孔の上部の前記第2の絶縁膜を
除去する工程、(e)前記第2の絶縁膜の上部に堆積し
た第2の導電膜をエッチングして、前記第1の接続孔を
通じて前記第1の駆動用MISFETのゲート電極およ
び前記第2の駆動用MISFETのドレイン領域と電気
的に接続される前記第1の負荷用MISFETのゲート
電極と、前記第2の接続孔を通じて前記第2の駆動用M
ISFETのゲート電極および前記第1の駆動用MIS
FETのドレイン領域と電気的に接続される前記第2の
負荷用MISFETのゲート電極とを形成することによ
り、前記第1のプレート電極と前記第2の絶縁膜と前記
第1の負荷用MISFETのゲート電極とで構成される
第1の容量素子と、前記第2のプレート電極と前記第2
の絶縁膜と前記第2の負荷用MISFETのゲート電極
とで構成される第2の容量素子とを形成する工程、
(f)前記第1および第2の負荷用MISFETの各ゲ
ート電極の上部に、第1および第2の負荷用MISFE
Tの各ゲート酸化膜を構成する第3の絶縁膜を堆積した
後、前記第3の絶縁膜をエッチングして、前記第1の接
続孔の上部に、前記第1の負荷用MISFETのゲート
電極と後の工程で形成される第2の負荷用MISFET
のドレイン領域とを電気的に接続する第3の接続孔を形
成し、前記第2の接続孔の上部に、前記第2の負荷用M
ISFETのゲート電極と後の工程で形成される第1の
負荷用MISFETのドレイン領域とを電気的に接続す
る第4の接続孔を形成する工程、(g)前記第3の絶縁
膜の上部に堆積した第3の導電膜をエッチングして、第
1および第2の負荷用MISFETの各ソース領域、各
ドレイン領域および各チャネル層を形成する工程、を含
んでいる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一の機能を有するものは同一の
符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】(実施の形態1)図3は、本実施の形態の
完全CMOS型SRAMのメモリセルを示す等価回路図
である。図示のように、このメモリセルは、一対の相補
性データ線(データ線DL、データ線/(バー)DL)
と一対のワード線(第1ワード線WL1 、第2ワード線
WL2)との交差部に配置された一対の駆動用MISFE
TQd1 ,Qd2 、一対の負荷用MISFETQp1
Qp2 および一対の転送用MISFETQt1 ,Qt2
で構成されている。
【0018】メモリセルを構成する上記6個のMISF
ETのうち、一対の駆動用MISFETQd1 ,Qd2
と一対の負荷用MISFETQp1 ,Qp2 は、1ビッ
トの情報(“1”または“0”)を記憶する情報蓄積部
としてのフリップフロップ回路を構成している。フリッ
プフロップ回路の一端(負荷用MISFETQp1 ,Q
2 の各ソース領域)は電源電圧(Vcc)と電気的に接
続されており、他端(駆動用MISFETQd1 ,Qd
2 の各ソース領域)は基準電圧(Vss)と電気的に接続
されている。電源電圧(Vcc)は例えば3.3Vであり、
基準電圧(Vss)は例えば0V(GND)である。
【0019】フリップフロップ回路の一方の入出力端子
(蓄積ノードA)は、転送用MISFETQt1 のソー
ス領域と電気的に接続されており、他方の入出力端子
(蓄積ノードB)は、転送用MISFETQt2 のソー
ス領域と電気的に接続されている。転送用MISFET
Qt1 のドレイン領域はデータ線DLと電気的に接続さ
れており、転送用MISFETQt2 のドレイン領域は
データ線/DLと電気的に接続されている。
【0020】後に詳述するように、本実施の形態のSR
AMは、α線によるメモリセルのソフトエラー耐性を向
上させるために、メモリセル内にスタックド(積層)構
造の容量素子C1 ,C2 を形成し、容量素子C1 の一方
の電極と上記フリップフロップ回路の一方の蓄積ノード
(蓄積ノードA)とを電気的に接続すると共に、容量素
子C2 の一方の電極と他方の蓄積ノード(蓄積ノード
B)とを電気的に接続することによって、蓄積ノード容
量の増加を図っている。
【0021】図1は、本実施の形態のSRAMのメモリ
セル約1個分を示す平面図、図2は、図1のII−I
I’線に沿った断面図である。なお、図1にはメモリセ
ルを構成する導電層と接続孔のみを示し、メモリセルの
上部に形成された配線の一部や絶縁膜の図示は省略す
る。
【0022】n- 型の単結晶シリコンからなる半導体基
板1の主面にはp型ウエル2が形成されており、その素
子分離領域の表面にはフィールド酸化膜3が形成されて
いる。フィールド酸化膜3の下部には反転防止用のp型
チャネルストッパ層4が形成されている。メモリセルを
構成する駆動用MISFETQd1 ,Qd2 、転送用M
ISFETQt1 ,Qt2 および負荷用MISFETQ
1 ,Qp2 のうち、駆動用MISFETQd1 ,Qd
2 と転送用MISFETQt1 ,Qt2 は、フィールド
酸化膜3で囲まれたp型ウエル2の活性領域に形成され
ており、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 は、駆動用
MISFETQd1 ,Qd2 の上部に形成されている。
【0023】駆動用MISFETQd1 ,Qd2 のそれ
ぞれは、ゲート酸化膜5、ゲート電極6、ソース領域お
よびドレイン領域で構成されている。ゲート電極6は、
第1層目の導電材である多結晶シリコン膜で構成されて
いる。この多結晶シリコン膜には、その抵抗値を低減す
るためにn型不純物(P(リン))がドープされてい
る。ゲート電極6の上部には酸化シリコン膜9が形成さ
れており、側壁には酸化シリコンからなるサイドウォー
ルスペーサ10が形成されている。ソース領域およびド
レイン領域は、低不純物濃度のn- 型半導体領域7と高
不純物濃度のn+型半導体領域8との二重ドレイン(Dou
ble Diffused Drain )構造で構成されている。
【0024】転送用MISFETQt1 ,Qt2 のそれ
ぞれは、ゲート酸化膜11、ゲート電極12A、ソース
領域およびドレイン領域で構成されている。ゲート電極
12Aは、第2層目の導電材である多結晶シリコン膜と
WSix (タングステンシリサイド)膜との積層膜(ポ
リサイド膜)で構成されており、下層の多結晶シリコン
膜にはその抵抗値を低減するためにn型不純物(P)が
ドープされている。ゲート電極12Aの上部には酸化シ
リコン膜13が形成されており、側壁には酸化シリコン
からなるサイドウォールスペーサ14が形成されてい
る。ソース領域およびドレイン領域は、低不純物濃度の
- 型半導体領域15と高不純物濃度のn+ 型半導体領
域8とのLDD(Lightly Doped Drain) 構造で構成され
ている。
【0025】転送用MISFETQt1 のゲート電極1
2Aは、第1ワード線WL1 と電気的に接続されてお
り、転送用MISFETQt2 のゲート電極12Aは、
第2ワード線WL2 と電気的に接続されている。第1ワ
ード線WL1 は、転送用MISFETQt1 のゲート電
極12Aと一体に形成されており、第2ワード線WL2
は、転送用MISFETQt2 のゲート電極12Aと一
体に形成されている。転送用MISFETQt1 のソー
ス領域(n+ 型半導体領域8)は、前記駆動用MISF
ETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と一
体に形成されており、転送用MISFETQt2 のソー
ス領域(n+ 型半導体領域8)は、前記駆動用MISF
ETQd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と一
体に形成されている。
【0026】転送用MISFETQt1 のゲート電極1
2A(第1ワード線WL1 )と転送用MISFETQt
2 のゲート電極12A(第2ワード線WL2 )との間に
は、駆動用MISFETQd1 と駆動用MISFETQ
2 とに共通のソース線を構成する基準電圧線(Vss)
12Bが形成されている。基準電圧線(Vss)12B
は、転送用MISFETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極
12A(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)と同
じ第2層目の導電材で構成されており、ゲート電極12
A(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)とほぼ同
一方向に延在している。基準電圧線(Vss)12Bは、
2個の接続孔16、16を通じて駆動用MISFETQ
1 ,Qd2 の各ソース領域(n+ 型半導体領域8)と
電気的に接続されている。
【0027】駆動用MISFETQd1 ,Qd2 、転送
用MISFETQt1 ,Qt2 および基準電圧線(Vs
s)12Bの上部には、酸化シリコン膜30、窒化シリ
コン膜31および酸化シリコン膜32が形成されてお
り、酸化シリコン膜32のさらに上部には一対の負荷用
MISFETQp1 ,Qp2 が形成されている。一対の
負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のうち、負荷用MI
SFETQp1 は、駆動用MISFETQd2 の上部に
配置されており、負荷用MISFETQp2 は、駆動用
MISFETQd1 の上部に配置されている。
【0028】負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のそれ
ぞれは、ゲート電極17A、酸化シリコン膜21、チャ
ネル層18Nおよびp型半導体層(ソース領域、ドレイ
ン領域)18Pで構成されている。負荷用MISFET
Qp1 ,Qp2 の各ゲート電極17Aは、第3層目の導
電材である多結晶シリコン膜で形成されている。この多
結晶シリコン膜には、その抵抗値を低減するためにn型
不純物(P)がドープされている。負荷用MISFET
Qp1 のゲート電極17Aは、接続孔19aを通じて駆
動用MISFETQd1 のゲート電極6および駆動用M
ISFETQd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域
8)と電気的に接続されている。また、負荷用MISF
ETQp2 のゲート電極17Aは、接続孔19bを通じ
て駆動用MISFETQd2 のゲート電極6および駆動
用MISFETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体領
域8)と電気的に接続されている。
【0029】前記転送用MISFETQt1 ,Qt2
各ドレイン領域(n+ 型半導体領域8)の上部には、負
荷用MISFETQp1 ,Qp2 のゲート電極17Aと
同じ第3層目の導電材で構成されたパッド層17Bが形
成されている。一方のパッド層17Bは、接続孔20a
を通じて転送用MISFETQt1 のドレイン領域(n
+ 型半導体領域8)と電気的に接続されており、他方の
パッド層17Bは、接続孔20bを通じて転送用MIS
FETQt2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と
電気的に接続されている。
【0030】負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のゲー
ト電極17Aの上部には負荷用MISFETQp1 ,Q
2 の各ゲート酸化膜を構成する酸化シリコン膜21が
形成されており、その上部には負荷用MISFETQp
1 ,Qp2 のチャネル層18Nおよびp型半導体層18
P(ソース領域、ドレイン領域)が形成されている。チ
ャネル層18Nおよびp型半導体層18Pは、第4層目
の導電材である多結晶シリコン膜で形成されている。こ
の多結晶シリコン膜のチャネル層18Nを構成する領域
には、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のしきい値電
圧をエンハンスメント型にするためにn型不純物(P)
がドープされている。また、チャネル層18Nの両側の
p型半導体層18P(ソース領域、ドレイン領域)を構
成する領域には、p型不純物(B(ホウ素))がドープ
されている。
【0031】負荷用MISFETQp1 のドレイン領域
(p型半導体層18P)は、接続孔22aを通じて負荷
用MISFETQp2 のゲート電極17Aと電気的に接
続されている。負荷用MISFETQp2 のゲート電極
17Aは、前記接続孔19bを通じて駆動用MISFE
TQd2 のゲート電極6および駆動用MISFETQd
1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と電気的に接
続されるので、負荷用MISFETQp1 のドレイン領
域は、負荷用MISFETQp2 のゲート電極17Aを
介して駆動用MISFETQd2 のゲート電極6および
駆動用MISFETQd1 のドレイン領域と電気的に接
続される。また、負荷用MISFETQp2 のドレイン
領域(p型半導体層18P)は、接続孔22bを通じて
負荷用MISFETQp1 のゲート電極17Aと電気的
に接続されている。負荷用MISFETQp1 のゲート
電極17Aは、前記接続孔19aを通じて駆動用MIS
FETQd1 のゲート電極6および駆動用MISFET
Qd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と電気的
に接続されるので、負荷用MISFETQp2 のドレイ
ン領域は、負荷用MISFETQp1 のゲート電極17
Aを介して駆動用MISFETQd1 のゲート電極6お
よび駆動用MISFETQd2 のドレイン領域と電気的
に接続される。
【0032】負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各ソ
ース領域(p型半導体層18P)は、電源電圧線(Vc
c) と電気的に接続されている。電源電圧線(Vcc)
は、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 のチャネル層1
8Nやp型半導体層18P(ソース領域、ドレイン領
域)と同じ第4層目の導電材である多結晶シリコン膜で
構成されている。一方の電源電圧線(Vcc) は、負荷用
MISFETQp1 のソース領域と一体に形成されてお
り、他方の電源電圧線(Vcc) は、負荷用MISFET
Qp2 のソース領域と一体に形成されている。
【0033】なお、本実施の形態の負荷用MISFET
Qp1 ,Qp2 は、そのゲート電極17Aに印加される
電源電圧(Vcc) のOFF状態において、ゲート電極1
7Aとその上部の基準電圧(Vss) の状態にあるドレイ
ン領域(p型半導体層18P)との間に強電界が加わる
ことによってソース領域−ドレイン領域間のリーク電流
が増加する不具合を防止するために、チャネル層18N
とドレイン領域(p型半導体層18P)との間にオフセ
ット領域18off を形成し、このオフセット領域18of
f を介してドレイン領域とゲート電極17Aとを互いに
離間させている。オフセット領域18off は、チャネル
層18Nやp型半導体層18Pと同じ第4層目の導電材
である多結晶シリコン膜で構成されている。オフセット
領域18off を構成する領域の多結晶シリコン膜には、
p型半導体層18Pよりも低不純物濃度のp型不純物
(B)がドープされている。
【0034】負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の上部
には容量素子C1 ,C2 の誘電体膜23が形成されてお
り、誘電体膜23のさらに上部にはプレート電極24が
形成されている。誘電体膜23は、酸化シリコン膜と窒
化シリコン膜との積層膜で構成されており、プレート電
極24は、第5層目の導電材であるp型不純物(B)を
ドープした多結晶シリコン膜で構成されている。
【0035】プレート電極24の一部は、負荷用MIS
FETQp1 のドレイン領域(p型半導体層18P)を
覆うように配置されており、他の一部は負荷用MISF
ETQp2 のドレイン領域(p型半導体層18P)を覆
うように配置されている。プレート電極24は、2個の
接続孔25、25を通じて前記負荷用MISFETQp
1 ,Qp2 の各ソース領域(p型半導体層18P)と電
気的に接続されており、このソース領域を介して前記電
源電圧線(Vcc) と電気的に接続されている。
【0036】このように、本実施の形態のSRAMのメ
モリセルは、負荷用MISFETQp1 のドレイン領域
(p型半導体層18P)と、その上部に形成された誘電
体膜23と、この誘電体膜23の上部に形成され、負荷
用MISFETQp1 のドレイン領域を覆うように配置
されたプレート電極24とでスタックド構造の容量素子
1 を形成している。この容量素子C1 の下部電極を構
成する負荷用MISFETQp1 のドレイン領域は、前
記図3に示すフリップフロップ回路の蓄積ノードAと電
気的に接続されており、上部電極を構成するプレート電
極24は電源電圧線(Vcc) と電気的に接続されてい
る。
【0037】また、本実施の形態のSRAMのメモリセ
ルは、負荷用MISFETQp2 のドレイン領域(p型
半導体層18P)と、その上部に形成された誘電体膜2
3と、この誘電体膜23の上部に形成され、負荷用MI
SFETQp2 のドレイン領域を覆うように配置された
プレート電極24とでスタックド構造の容量素子C2
形成している。この容量素子C2 の下部電極を構成する
負荷用MISFETQp2 のドレイン領域は、前記図3
に示すフリップフロップ回路の蓄積ノードBと電気的に
接続されており、上部電極を構成するプレート電極24
は電源電圧線(Vcc) と電気的に接続されている。
【0038】図2に示すように、容量素子C1 の下部電
極を構成する負荷用MISFETQp1 のドレイン領域
(p型半導体層18P)と上部電極を構成するプレート
電極24とは、負荷用MISFETQp2 のゲート電極
17Aと駆動用MISFETQd2 のゲート電極6と駆
動用MISFETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体
領域8)とを電気的に接続する接続孔19bの上部に配
置されている。図示のように、接続孔19bは、転送用
MISFETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極12A(第
1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)や基準電圧線
(Vss)12Bを覆う酸化シリコン膜32の表面から駆
動用MISFETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体
領域8)の表面にまで達する深い溝で構成されているた
め、接続孔19bの上部に配置される負荷用MISFE
TQp1 のドレイン領域(p型半導体層18P)とプレ
ート電極24とは、それぞれの一部が深い溝の内壁に沿
って立体的に形成されている。
【0039】また、容量素子C2 の下部電極を構成する
負荷用MISFETQp2 のドレイン領域(p型半導体
層18P)と上部電極を構成するプレート電極24と
は、負荷用MISFETQp1 のゲート電極17Aと駆
動用MISFETQd1 のゲート電極6と駆動用MIS
FETQd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と
を電気的に接続する接続孔19aの上部に配置されてい
る。図示はしないが、接続孔19aは、転送用MISF
ETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極12A(第1ワード
線WL1 、第2ワード線WL2)や基準電圧線(Vss)1
2Bを覆う酸化シリコン膜32の表面から駆動用MIS
FETQd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)の
表面にまで達する深い溝で構成されているため、接続孔
19aの上部に配置される負荷用MISFETQp2
ドレイン領域(p型半導体層18P)とプレート電極2
4とは、それぞれの一部が深い溝の内壁に沿って立体的
に形成されている。
【0040】メモリセルの一部に上記した立体構造の容
量素子C1 ,C2 を形成した本実施の形態のSRAMに
よれば、メモリセルサイズを微細化した場合でも、容量
素子C1 ,C2 の下部電極および上部電極の表面積を大
きくすることができるので、容量素子C1 ,C2 の電荷
を増やすことができ、これにより、メモリセルのα線ソ
フトエラー耐性を向上させることができる。
【0041】プレート電極24の上部には、酸化シリコ
ン膜26およびBPSG(Boron-doped Phospho Silicat
e Glass)膜27が形成されており、BPSG膜27のさ
らに上部にはデータ線DLおよびデータ線/DLが形成
されている。データ線DLは、接続孔28aを通じて前
記一方のパッド層17Bと電気的に接続されており、こ
のパッド層17Bを介して前記転送用MISFETQt
1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と電気的に接
続されている。データ線/DLは、接続孔28bを通じ
て他方のパッド層17Bと電気的に接続されており、こ
のパッド層17Bを介して前記転送用MISFETQt
2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)と電気的に接
続されている。データ線DL、/DLは、第1層目の配
線材であるTi(チタン)膜、Al(アルミニウム
膜)、Ti膜およびTiN(チタンナイトライド)膜を
積層した導電膜で構成されている。また、データ線D
L、/DLとパッド層17Bとを電気的に接続する接続
孔28a、28bの内部には、TiN膜とW(タングス
テン)膜とを積層した導電膜で構成されたプラグ29が
埋め込まれている。
【0042】データ線DL、/DLの上部には層間絶縁
膜33が形成されており、層間絶縁膜33のさらに上部
にはサブワード線およびメインワード線を構成する配線
34a、34b、34cが形成されている。層間絶縁膜
33は、酸化シリコン膜、スピンオングラス(SOG:
Spin On Glass)膜、酸化シリコン膜を積層した絶縁膜で
構成されている。配線34a、34b、34cは、第2
層目の配線材であるTi膜、Al膜およびTiN膜を積
層した導電膜で構成されている。配線34a、34b、
34cの上部には、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜と
を積層した絶縁膜で構成されたファイナルパッシベーシ
ョン膜が形成されているが、その図示は省略する。
【0043】次に、上記のように構成されたメモリセル
の製造方法を図4〜図26を用いて説明する。
【0044】まず、図4に示すように、n- 型の単結晶
シリコンからなる半導体基板1の主面にフッ化ホウ素
(BF2)をイオン注入してp型ウエル2を形成した後、
窒化シリコン膜を耐酸化マスクにした熱酸化法(LOC
OS法)でp型ウエル2の素子分離領域の表面にフィー
ルド酸化膜3を形成し、その下部に反転防止用のp型チ
ャネルストッパ層4を形成する。次いで、フィールド酸
化膜3で囲まれたp型ウエル2の活性領域の表面に熱酸
化法で駆動用MISFETQd1 ,Qd2 の各ゲート酸
化膜5を形成する。
【0045】次に、図5および図6に示すように、駆動
用MISFETQd1 ,Qd2 の各ゲート電極6を形成
する。ゲート電極6は、Pをドープした多結晶シリコン
膜と酸化シリコン膜9とをCVD法で堆積した後、フォ
トレジストをマスクにして酸化シリコン膜9および多結
晶シリコン膜をエッチングして形成する。このゲート電
極6の延在方向(ゲート幅方向)およびゲート長方向に
沿ったメモリセルの寸法(単位:μm)を図5に示す。
【0046】次に、図7に示すように、駆動用MISF
ETQd1 ,Qd2 の各ゲート電極6の側壁にサイドウ
ォールスペーサ10を形成した後、p型ウエル2の活性
領域にPをイオン注入して駆動用MISFETQd1
Qd2 の各n- 型半導体領域7を形成する。サイドウォ
ールスペーサ10は、CVD法で堆積した酸化シリコン
膜をRIE(Reactive Ion Etching)法でエッチングして
形成する。
【0047】次に、図8および図9に示すように、転送
用MISFETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極12A
(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)および基準
電圧線(Vss)12Bを形成する。ゲート電極12A
(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)および基準
電圧線(Vss)を形成するには、まず転送用MISFE
TQt1 ,Qt2 を形成する領域の前記ゲート酸化膜5
をウェットエッチングで除去し、そこに熱酸化法で新た
なゲート酸化膜11を形成した後、駆動用MISFET
Qd1 ,Qd2 の各ソース領域を形成する領域のゲート
酸化膜11をエッチングして接続孔16を形成する。
【0048】次に、Pをドープした多結晶シリコン膜、
WSix 膜および酸化シリコン膜13をCVD法で堆積
した後、フォトレジストをマスクにして酸化シリコン膜
13、WSix 膜および多結晶シリコン膜をエッチング
し、ゲート電極12A(第1ワード線WL1 、第2ワー
ド線WL2)および基準電圧線(Vss)形成する。
【0049】次に、図10に示すように、p型ウエル2
の活性領域にPをイオン注入して転送用MISFETQ
1 ,Qt2 の各n- 型半導体領域15を形成した後、
図11に示すように、転送用MISFETQt1 ,Qt
2 の各ゲート電極12A(第1ワード線WL1 、第2ワ
ード線WL2)および基準電圧線(Vss)の側壁にサイド
ウォールスペーサ14を形成し、次いでp型ウエル2の
活性領域にヒ素(As)をイオン注入して転送用MIS
FETQt1 ,Qt2 および駆動用MISFETQ
1 ,Qd2 の各n+ 型半導体領域8を形成する。サイ
ドウォールスペーサ14は、CVD法で堆積した酸化シ
リコン膜をRIE法でエッチングして形成する。ここま
での工程で、メモリセルを構成する6個のMISFET
のうち、2個の駆動用MISFETQd1 ,Qd2 と2
個の転送用MISFETQt1 ,Qt2 とが完成する。
【0050】次に、図12に示すように、CVD法で酸
化シリコン膜30、窒化シリコン膜31および酸化シリ
コン膜32を堆積した後、フォトレジスト35をマスク
にして酸化シリコン膜32をウェットエッチングする。
このとき、酸化シリコン膜32の下部の窒化シリコン膜
31がエッチングストッパとなり、酸化シリコン膜32
のみがエッチングされる。酸化シリコン膜30、窒化シ
リコン膜31、酸化シリコン膜32は、例えばそれぞれ
50〜100nm程度、20〜40nm程度、130〜17
0nm程度の膜厚で堆積する。すなわち、上部の酸化シリ
コン膜32は、下部の酸化シリコン膜30よりも厚い膜
厚で堆積する。
【0051】次に、図13に示すように、フォトレジス
ト35をマスクにして窒化シリコン膜31、酸化シリコ
ン膜30およびゲート酸化膜11をドライエッチングす
ることにより、駆動用MISFETQd1 のゲート電極
6と駆動用MISFETQd2 のドレイン領域(n+
半導体領域8)とに達する接続孔19aおよび駆動用M
ISFETQd2 のゲート電極6と駆動用MISFET
Qd1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)とに達す
る接続孔19bを形成する。また同時に、転送用MIS
FETQt1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)に
達する接続孔20aおよび転送用MISFETQt2
ドレイン領域(n+ 型半導体領域8)に達する接続孔2
0bを形成する。
【0052】このようにすると、深さが異なる接続孔1
9a、19bと接続孔20a、20bとを1回のエッチ
ング工程で同時に形成することができる。すなわち、ま
ず窒化シリコン膜31をエッチングストッパに用いたウ
ェットエッチングで比較的厚い膜厚の酸化シリコン膜3
2のみを除去し、次に比較的薄い膜厚の窒化シリコン膜
31と酸化シリコン膜30とをドライエッチングで連続
して除去することにより、ドライエッチング時のオーバ
ーエッチング量を小さくすることができるので、フォト
レジスト35の合わせずれによって接続孔20a、20
bの一部がゲート電極12A(第1ワード線WL1 、第
2ワード線WL2)の上部に位置している場合でも、ゲー
ト電極12Aが接続孔20a、20bの底部に露出する
ことがない。これにより、接続孔20a、20bの合わ
せ余裕を小さくすることができるので、隣り合ったゲー
ト電極12A(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL
2)の間隔を縮小することができ、メモリセル同士の間隔
を面積を縮小してSRAMを高集積化することができ
る。
【0053】これに対し、ドライエッチングのみによっ
て酸化シリコン膜32、窒化シリコン膜31、酸化シリ
コン膜30およびゲート酸化膜11を連続してエッチン
グする場合には、ドライエッチングされるトータルの膜
厚が大きくなるのでオーバーエッチング量を大きく見込
んでおく必要がある。そのため、接続孔20a、20b
の合わせ余裕を大きくしなければならず、隣り合ったゲ
ート電極12A(第1ワード線WL1 、第2ワード線W
2)の間隔を縮小することが困難となる。
【0054】接続孔19a、19bと接続孔20a、2
0bとは、異なるフォトレジストをマスクに用いた2回
のエッチング工程で別々に形成してもよい。この場合
は、図14に示すように、CVD法で酸化シリコン膜3
0、窒化シリコン膜31および酸化シリコン膜32を堆
積した後、接続孔20a、20bを形成する領域のみを
開孔したフォトレジスト36をマスクにして酸化シリコ
ン膜32をウェットエッチングし、次いで窒化シリコン
膜31、酸化シリコン膜30およびゲート酸化膜11を
ドライエッチングすることにより接続孔20a、20b
を形成する。
【0055】次に、フォトレジスト36を除去した後、
図15に示すように、接続孔19a、19bを形成する
領域のみを開孔したフォトレジスト37をマスクにして
酸化シリコン膜32をウェットエッチングし、次いで窒
化シリコン膜31、酸化シリコン膜30およびゲート酸
化膜11をドライエッチングすることにより接続孔19
a、19bを形成する。
【0056】接続孔19a、19bは、転送用MISF
ETQt1 ,Qt2 のゲート電極12A(第1ワード線
WL1 、第2ワード線WL2)や基準電圧線(Vss)12
Bを覆う酸化シリコン膜32の表面から駆動用MISF
ETQd1 ,Qd2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域
8)の表面にまで達する深い溝で構成される。この溝が
深い程、後の工程でこの溝の上部に形成される容量素子
1 ,C2 の下部電極および上部電極の表面積を大きく
することができるので、酸化シリコン膜32は厚い膜厚
で堆積する。また、酸化シリコン膜32を厚い膜厚で堆
積すると、その表面の平坦度が向上するので、後の工程
でこの酸化シリコン膜32の上部に堆積する導電膜(負
荷用MISFETQp1 ,Qp2 を構成する導電膜)の
加工が容易になり、プロセス上の負担が軽減できる。
【0057】次に、図16および図17に示すように、
負荷用MISFETQp1 ,Qp2の各ゲート電極17
Aおよびパッド層17Bを形成する。ゲート電極17A
およびパッド層17Bは、酸化シリコン膜32の上部に
CVD法でPをドープした多結晶シリコン膜を堆積し、
次いでフォトレジストをマスクにして多結晶シリコン膜
をエッチングして形成する。
【0058】次に、図18に示すように、負荷用MIS
FETQp1 ,Qp2 の各ゲート電極17Aおよびパッ
ド層17Bの上部に負荷用MISFETQp1 ,Qp2
の各ゲート酸化膜を構成する酸化シリコン膜21をCV
D法で堆積した後、フォトレジストをマスクにして酸化
シリコン膜21をエッチングし、負荷用MISFETQ
2 のゲート電極17Aの上部に接続孔22aを形成す
る。また同時に、同図には示さない負荷用MISFET
Qp1 のゲート電極17Aの上部に接続孔22bを形成
する。接続孔22aは、前記深い溝で構成された接続孔
19bの一部と重なり合うように配置し、接続孔22b
は、前記深い溝で構成された接続孔19aの一部と重な
り合うように配置する。
【0059】次に、図19および図20に示すように、
酸化シリコン膜21の上部に負荷用MISFETQ
1 ,Qp2 の各チャネル層18N、各オフセット領域
18offおよび各p型半導体層18P(ソース領域、ド
レイン領域、電源電圧線(Vcc))を形成する。これら
を形成するには、まず酸化シリコン膜21の上部にCV
D法で多結晶シリコン膜を堆積する。次に、第1のフォ
トレジストをマスクにして多結晶シリコン膜にBF2
イオン注入し、オフセット領域18off を形成する。次
に、第1のフォトレジストを除去した後、第2のフォト
レジストをマスクにして多結晶シリコン膜にPをイオン
注入し、チャネル層18Nを形成する。次に、第2のフ
ォトレジストを除去した後、第3のフォトレジストをマ
スクにして多結晶シリコン膜にBF2 をイオン注入し、
p型半導体層18Pを形成する。ここまでの工程で、メ
モリセルを構成する6個のMISFETが完成する。
【0060】図20に示すように、負荷用MISFET
Qp1 のドレイン領域(p型半導体層18P)の一部
は、接続孔19bを構成する深い溝の内壁に沿って立体
的に形成され、この接続孔19bの一部と重なり合うよ
うに配置した接続孔22aを通じて負荷用MISFET
Qp2 のゲート電極17Aと電気的に接続される。また
同図には示さないが、負荷用MISFETQp2 のドレ
イン領域(p型半導体層18P)の一部は、前記接続孔
19aを構成する深い溝の内壁に沿って立体的に形成さ
れ、この接続孔19aの一部と重なり合うように配置し
た接続孔22bを通じて負荷用MISFETQp1 のゲ
ート電極17Aと電気的に接続される。
【0061】次に、図21に示すように、負荷用MIS
FETQp1 ,Qp2 の上部にCVD法で酸化シリコン
膜と窒化シリコン膜とを堆積して容量素子C1 ,C2
誘電体膜23を形成する。次に、フォトレジストをマス
クにして誘電体膜23をエッチングし、負荷用MISF
ETQp1 ,Qp2 の各ソース領域(p型半導体層18
P)に達する接続孔25(同図には示さない)を形成す
る。
【0062】次に、図22および図23に示すように、
誘電体膜23の上部にプレート電極24を形成する。プ
レート電極24は、誘電体膜23の上部にCVD法で堆
積した多結晶シリコン膜にBF2 をイオン注入した後、
フォトレジストをマスクにして多結晶シリコン膜をエッ
チングして形成する。プレート電極24は、その一部が
負荷用MISFETQp1 のドレイン領域(p型半導体
層18P)と重なり合うように配置し、他の一部が負荷
用MISFETQp2 のドレイン領域(p型半導体層1
8P)と重なり合うように配置する。これにより、図2
4に示すように、プレート電極24と負荷用MISFE
TQp1 のドレイン領域(p型半導体層18P)とが重
なり合う領域に容量素子C1 が形成され、プレート電極
24と負荷用MISFETQp2 のドレイン領域(p型
半導体層18P)とが重なり合う領域に容量素子C2
形成される。
【0063】図23に示すように、プレート電極24と
負荷用MISFETQp1 のドレイン領域(p型半導体
層18P)とが重なり合う領域の一部には、前記接続孔
19bを構成する深い溝が形成されているので、プレー
ト電極24の一部はこの深い溝の内壁に沿って立体的に
形成される。また同図には示さないが、プレート電極2
4と負荷用MISFETQp2 のドレイン領域(p型半
導体層18P)とが重なり合う領域の一部には、前記接
続孔19aを構成する深い溝が形成されているので、プ
レート電極24の一部はこの深い溝の内壁に沿って立体
的に形成される。
【0064】次に、図25に示すように、負荷用MIS
FETQp1 ,Qp2 の上部にCVD法で酸化シリコン
膜26とBPSG膜27とを堆積し、次いでBPSG膜
27をリフローしてその表面段差を低減した後、フォト
レジストをマスクにしてBPSG膜27、酸化シリコン
膜26、誘電体膜23および酸化シリコン膜21をエッ
チングし、転送用MISFETQt1 ,Qt2 の各ドレ
イン領域(n+ 型半導体領域8)の上部に形成された前
記パッド層17Bに達する接続孔28a、28bを形成
する。
【0065】次に、図26に示すように、接続孔28
a、28bの内部にプラグ29を埋め込んだ後、BPS
G膜27の上部にデータ線DL、/DLを形成する。プ
ラグ29は、BPSG膜27の上部にスパッタリング法
で堆積したTiN膜とW膜とをエッチバックして形成す
る。また、データ線DL、/DLは、BPSG膜27の
上部にスパッタリング法でTi膜、Al、Ti膜および
TiN膜を堆積した後、フォトレジストをマスクにして
これらの膜をエッチングして形成する。
【0066】その後、データ線DL、/DLの上部に層
間絶縁膜33を堆積し、次いで層間絶縁膜33の上部に
配線34a、34b、34cを形成することにより、前
記図1に示す本実施の形態のSRAMが略完成する。層
間絶縁膜33は、プラズマCVD法で酸化シリコン膜を
堆積した後、その上部にスピン塗布法でスピンオングラ
スを堆積し、さらにその上部にプラズマCVD法で酸化
シリコン膜を堆積して形成する。配線34a、34b、
34cは、層間絶縁膜33の上部にスパッタリング法で
Ti膜、Al膜およびTiN膜を堆積した後、フォトレ
ジストをマスクにしてこれらの膜をエッチングして形成
する。
【0067】なお、図示は省略するが、本実施の形態で
は配線34a、34b、34cを形成した後、その上部
に酸化シリコン膜と窒化シリコン膜とをプラズマCVD
法で堆積してファイナルパッシベーション膜を形成す
る。プラズマCVD法で堆積した酸化シリコン膜や窒化
シリコン膜は、膜中に多量の水素イオンを含有するの
で、これらの膜を堆積する途中で水素アニールを行うこ
とにより、層間絶縁膜33、BPSG膜27および酸化
シリコン膜26を通じて負荷用MISFETQp1,Qp2
の各チャネル層18Nを構成する多結晶シリコン膜に水
素が供給される。またこのとき、プラズマCVD法で堆
積した酸化シリコン膜を含む層間絶縁膜33からも水素
が供給される。
【0068】これにより、多結晶シリコン膜の結晶粒界
表面に存在する未結合手(ダングリングボンド)が低減
され、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の相互コンダ
クタンス(Gm)が向上する結果、メモリセルのスタンバイ
電流が低減されるので、消費電力の低いSRAMを実現
することができる。
【0069】(実施の形態2)本実施の形態では、前記
立体構造の容量素子C1 ,C2 の他の製造方法を説明す
る。
【0070】まず、図27に示すように、駆動用MIS
FETQd1 ,Qd2 の各ゲート電極6を形成した後、
ゲート電極6の側壁にサイドウォールスペーサ10を形
成し、次いで駆動用MISFETQd1 ,Qd2 の各n
- 型半導体領域7を形成する。ここまでの工程は、前記
実施の形態1の製造方法と同じである。
【0071】次に、図28に示すように、前記実施の形
態1の製造方法に従って転送用MISFETQt1 ,Q
2 の各ゲート電極12A(第1ワード線WL1 、第2
ワード線WL2)および基準電圧線(Vss)12Bを形成
し、次いで転送用MISFETQt1 ,Qt2 の各n-
型半導体領域15を形成する。その際、本実施の形態で
は、ゲート電極12A(第1ワード線WL1 、第2ワー
ド線WL2)および基準電圧線(Vss)12Bの上部の絶
縁膜を酸化シリコン膜13と窒化シリコン膜40との積
層膜で構成する。
【0072】次に、図29に示すように、転送用MIS
FETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極12A(第1ワー
ド線WL1 、第2ワード線WL2)および基準電圧線(V
ss)の側壁にサイドウォールスペーサ41を形成し、次
いでp型ウエル2の活性領域にヒ素(As)をイオン注
入して転送用MISFETQt1 ,Qt2 および駆動用
MISFETQd1 ,Qd2 の各n+ 型半導体領域8を
形成する。サイドウォールスペーサ41は、CVD法で
堆積した窒化シリコン膜をRIE法でエッチングして形
成する。
【0073】次に、図30に示すように、CVD法でB
PSG膜42を堆積し、リフローによってその表面段差
を低減した後、その上部にCVD法で酸化シリコン膜4
3を堆積する。前記実施の形態1では、この工程で酸化
シリコン膜30、窒化シリコン膜31および酸化シリコ
ン膜32を堆積し、酸化シリコン膜32の膜厚を厚くす
ることで、後に形成される接続孔(19a、19b)の
溝を深くしたが、本実施の形態では、酸化シリコン膜3
2よりも厚い膜厚で堆積することのできるBPSG膜4
2を用いるので、接続孔(19a、19b)の溝をさら
に深くすることができる。また、リフローによって表面
段差を低減することができるBPSG膜42を用いるこ
とにより、後の工程でその上部に堆積する導電膜(負荷
用MISFETQp1 ,Qp2 を構成する導電膜)の加
工がさらに容易になり、プロセス上の負担が大幅に軽減
できる。
【0074】次に、図31に示すように、フォトレジス
トをマスクにして酸化シリコン膜43、BPSG膜42
およびゲート酸化膜11をエッチングし、駆動用MIS
FETQd1 のゲート電極6と駆動用MISFETQd
2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)とに達する接
続孔19aおよび駆動用MISFETQd2 のゲート電
極6と駆動用MISFETQd1 のドレイン領域(n+
型半導体領域8)とに達する接続孔19bを形成する。
また同時に、転送用MISFETQt1 のドレイン領域
(n+ 型半導体領域8)に達する接続孔20aおよび転
送用MISFETQt2 のドレイン領域(n+ 型半導体
領域8)に達する接続孔20bを形成する。
【0075】酸化シリコン膜43、BPSG膜42およ
びゲート酸化膜11のエッチングは、酸化シリコン膜と
窒化シリコン膜のエッチングレートの差を利用し、転送
用MISFETQt1 ,Qt2 の各ゲート電極12A
(第1ワード線WL1 、第2ワード線WL2)および基準
電圧線(Vss)12Bの上部の窒化シリコン膜40と側
壁の窒化シリコンからなるサイドウォールスペーサ41
とをエッチングのストッパに用いて行う。このようにす
ると、露光装置の解像度以下の微細な径の接続孔19
a、19bおよび接続孔20a、20bを自己整合(セ
ルフアライン)で形成することができるので、接続孔1
9a、19bおよび接続孔20a、20bを形成する際
のフォトマスクの合わせ余裕が不要となり、メモリセル
サイズを縮小することができる。
【0076】次に、図32に示すように、前記実施の形
態1の製造方法に従い、負荷用MISFETQp1 ,Q
2 の各ゲート電極17Aおよびパッド層17Bを形成
し、その上部に負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各
ゲート酸化膜を構成する酸化シリコン膜21を形成し、
次いで酸化シリコン膜21に接続孔22a、22bを形
成した後、酸化シリコン膜21の上部に負荷用MISF
ETQp1 ,Qp2 の各チャネル層18N、各オフセッ
ト領域18off および各p型半導体層18P(ソース領
域、ドレイン領域、電源電圧線(Vcc) )を形成する。
【0077】次に、図33に示すように、前記実施の形
態1の製造方法に従い、負荷用MISFETQp1 ,Q
2 の上部に誘電体膜23を形成した後、誘電体膜23
の上部にプレート電極24を形成することにより、立体
構造の容量素子C1 ,C2 を形成する。
【0078】上記した本実施の形態の製造方法によれ
ば、前記実施の形態1の製造方法に比べて接続孔19
a、19bの溝を深く形成することにより、接続孔19
a、19bの上部に形成される容量素子C1 ,C2 の下
部電極および上部電極の表面積をさらに大きくすること
ができる。これにより、容量素子C1 ,C2 の電荷をさ
らに増やすことができるので、メモリセルのα線ソフト
エラー耐性をより向上させることができる。
【0079】(実施の形態3)図34は、本実施の形態
のSRAMのメモリセルを示す半導体基板の断面図であ
る。
【0080】図示のように、駆動用MISFETQ
1 ,Qd2 および転送用MISFETQt1 ,Qt2
の上部には、厚いBPSG膜42と酸化シリコン膜43
とが形成されており、酸化シリコン膜43のさらに上部
には容量素子C1 の下部電極を構成するプレート電極2
4が形成されている。プレート電極24の上部には、誘
電体膜23が形成されており、誘電体膜23のさらに上
部には負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各ゲート電
極17Aが形成されている。負荷用MISFETQp1
のゲート電極17Aは、プレート電極24を一部を覆う
ように形成されており、負荷用MISFETQp2 のゲ
ート電極17Aは、図には示さない領域において、プレ
ート電極24を一部を覆うように形成されている。
【0081】このように、本実施の形態のSRAMは、
プレート電極24とその上部に形成された負荷用MIS
FETQp1 のゲート電極17Aとそれらの間の誘電体
膜23とで容量素子C1 を形成し、プレート電極24と
その上部に形成された負荷用MISFETQp2 のゲー
ト電極17Aとそれらの間の誘電体膜23とで容量素子
2 を形成している。
【0082】負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各ゲ
ート電極17Aの上部には負荷用MISFETQp1
Qp2 の各ゲート酸化膜を構成する酸化シリコン膜21
が形成されており、酸化シリコン膜21のさらに上部に
は負荷用MISFETQp1のチャネル層18N、オフ
セット領域18off およびp型半導体層18P(ソース
領域、ドレイン領域、電源電圧線(Vcc) )が形成され
ている。また、図には示さない領域の酸化シリコン膜2
1の上部には負荷用MISFETQp2 のチャネル層1
8N、オフセット領域18off およびp型半導体層18
P(ソース領域、ドレイン領域、電源電圧線(Vcc) )
が形成されている。
【0083】メモリセルの一部に上記のような容量素子
1 ,C2 を形成した本実施の形態のSRAMによれ
ば、メモリセルのα線ソフトエラー耐性を向上させるこ
とができる。
【0084】また、本実施の形態のSRAMは、容量素
子C1 ,C2 の下部電極を構成するプレート電極24お
よび上部電極を構成するゲート電極17Aを負荷用MI
SFETQp1 ,Qp2 の各チャネル層18Nの下部に
配置しているので、各チャネル層18Nを構成する多結
晶シリコン膜に供給される水素がプレート電極24やゲ
ート電極17Aによって遮蔽されることがない。これに
より、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各チャネル
層18Nを構成する多結晶シリコン膜の結晶粒界表面に
存在するダングリングボンドを十分に低減することがで
きるので、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の相互コ
ンダクタンス(Gm)を向上させ、メモリセルのスタンバイ
電流を低減することができる。
【0085】また、本実施の形態のSRAMは、駆動用
MISFETQd1 ,Qd2 および転送用MISFET
Qt1 ,Qt2 の上部を覆うBPSG膜42とその上部
に形成した負荷用MISFETQp1 ,Qp2 との間に
プレート電極24を介在させるので、BPSG膜42中
に含有されるB(ホウ素)やP(リン)が製造工程途中
の熱処理などによって拡散しても、負荷用MISFET
Qp1 ,Qp2 に侵入することがない。これにより、B
やPの侵入による負荷用MISFETQp1 ,Qp2
特性劣化を防止することができる。
【0086】上記メモリセルの製造方法を簡単に説明す
ると、まず前記実施の形態2の製造方法に従って駆動用
MISFETQd1 ,Qd2 および転送用MISFET
Qt1 ,Qt2 を形成し、それらの上部にBPSG膜4
2を堆積し、リフローによってその表面段差を低減した
後、その上部にCVD法で酸化シリコン膜43を堆積す
る。
【0087】次に、フォトレジストをマスクにして酸化
シリコン膜43、BPSG膜42およびゲート酸化膜1
1をエッチングし、駆動用MISFETQd1 のゲート
電極6と駆動用MISFETQd2 のドレイン領域(n
+ 型半導体領域8)とに達する接続孔19aおよび駆動
用MISFETQd2 のゲート電極6と駆動用MISF
ETQd1 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)とに
達する接続孔19bを自己整合で形成する。また同時
に、転送用MISFETQt1 のドレイン領域(n+
半導体領域8)に達する接続孔20aおよび転送用MI
SFETQt2 のドレイン領域(n+ 型半導体領域8)
に達する接続孔20bを自己整合で形成する。
【0088】次に、酸化シリコン膜43の上部にCVD
法で堆積した多結晶シリコン膜にBF2 をイオン注入し
た後、フォトレジストをマスクにして多結晶シリコン膜
をエッチングし、プレート電極24を形成する。次いで
プレート電極24の上部にCVD法で酸化シリコン膜と
窒化シリコン膜とを堆積して容量素子C1 ,C2 の誘電
体膜23を形成した後、フォトレジストをマスクにして
誘電体膜23をエッチングし、前記接続孔19a、19
bの内部および接続孔20a、20bの内部の誘電体膜
23を除去する。
【0089】次に、誘電体膜23の上部にCVD法でP
をドープした多結晶シリコン膜を堆積した後、フォトレ
ジストをマスクにしてこの多結晶シリコン膜をエッチン
グし、負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各ゲート電
極17Aおよびパッド層17Bを形成する。次いで、負
荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各ゲート電極17A
およびパッド層17Bの上部に負荷用MISFETQp
1 ,Qp2 の各ゲート酸化膜を構成する酸化シリコン膜
21をCVD法で堆積した後、フォトレジストをマスク
にして酸化シリコン膜21をエッチングし、負荷用MI
SFETQt2のゲート電極17Aの上部に接続孔22
aを形成する。また同時に、負荷用MISFETQp1
のゲート電極17Aの上部に接続孔22bを形成する。
【0090】次に、酸化シリコン膜21の上部にCVD
法で多結晶シリコン膜を堆積し、前記実施の形態1の製
造方法に従って負荷用MISFETQp1 ,Qp2 の各
チャネル層18N、各オフセット領域18off および各
p型半導体層18P(ソース領域、ドレイン領域、電源
電圧線(Vcc) )を形成する。その後の工程は、前記実
施の形態1、2の製造方法と同じである。
【0091】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0092】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0093】本発明の完全CMOS型SRAMを有する
半導体集積回路装置によれば、メモリセルの一部に立体
構造の容量素子を形成することにより、メモリセルサイ
ズを微細化した場合でも、容量素子の下部電極および上
部電極の表面積を大きくすることができるので、容量素
子の電荷を増やすことができ、これにより、メモリセル
のα線ソフトエラー耐性を向上させることができる。
【0094】本発明の完全CMOS型SRAMを有する
半導体集積回路装置によれば、容量素子の下部電極を構
成するプレート電極および上部電極を構成する負荷用M
ISFETのゲート電極を負荷用MISFETのチャネ
ル層の下部に配置することにより、負荷用MISFET
の上部に形成した絶縁膜中の水素を負荷用MISFET
のチャネル層に十分供給することができるので、負荷用
MISFETの相互コンダクタンス(Gm)を向上させ、メ
モリセルのスタンバイ電流を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの断面図(図1のII−II’線に沿った断面図)
である。
【図3】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの等価回路図である。
【図4】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図6】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す平面図である。
【図9】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモリ
セルの製造方法を示す断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図14】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図15】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図16】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す平面図である。
【図17】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図18】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図19】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す平面図である。
【図20】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図21】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図22】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す平面図である。
【図23】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図24】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す平面図である。
【図25】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図26】本発明の実施の形態1であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図27】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図28】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図29】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図30】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図31】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図32】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図33】本発明の実施の形態2であるSRAMのメモ
リセルの製造方法を示す断面図である。
【図34】本発明の実施の形態3であるSRAMのメモ
リセルを示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 p型ウエル 3 フィールド酸化膜 4 p型チャネルストッパ層 5 ゲート酸化膜 6 ゲート電極 7 n- 型半導体領域 8 n+ 型半導体領域 9 酸化シリコン膜 10 サイドウォールスペーサ 11 ゲート酸化膜 12A ゲート電極 12B 基準電圧線(Vss) 13 酸化シリコン膜 14 サイドウォールスペーサ 15 n- 型半導体領域 16 接続孔 17A ゲート電極 17B パッド層 18N チャネル層 18P p型半導体層 18off オフセット領域 19a 接続孔 19b 接続孔 20a 接続孔 20b 接続孔 21 酸化シリコン膜 22a 接続孔 22b 接続孔 23 誘電体膜 24 プレート電極 25 接続孔 26 酸化シリコン膜 27 BPSG膜 28a 接続孔(DL) 28b 接続孔(/DL) 29 プラグ 30 酸化シリコン膜 31 窒化シリコン膜 32 酸化シリコン膜 33 層間絶縁膜 34a 配線 34b 配線 34c 配線 35 フォトレジスト 36 フォトレジスト 37 フォトレジスト 40 窒化シリコン膜 41 サイドウォールスペーサ 42 BPSG膜 43 酸化シリコン膜 C1 容量素子 C2 容量素子 DL データ線 /DL データ線 Qd1 駆動用MISFET Qd2 駆動用MISFET Qp1 負荷用MISFET Qp2 負荷用MISFET Qt1 転送用MISFET Qt2 転送用MISFET WL1 第1ワード線 WL2 第2ワード線

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成された第1および第
    2の駆動用MISFETと前記第1および第2の駆動用
    MISFETの上部に堆積した導電膜で形成された第1
    および第2の負荷用MISFETとからなるフリップフ
    ロップ回路と、半導体基板上に形成された第1および第
    2の転送用MISFETとでメモリセルを構成した完全
    CMOS型SRAMを有する半導体集積回路装置であっ
    て、第1の負荷用MISFETのゲート電極と第1の駆
    動用MISFETのゲート電極と第2の駆動用MISF
    ETのドレイン領域とを電気的に接続する第1の接続孔
    の上部を含む領域に、第2の負荷用MISFETのドレ
    イン領域と前記ドレイン領域の上部に形成された絶縁膜
    と前記絶縁膜の上部に形成され、電源電圧に固定された
    第1のプレート電極とで構成される第1の容量素子を形
    成し、第2の負荷用MISFETのゲート電極と第2の
    駆動用MISFETのゲート電極と第1の駆動用MIS
    FETのドレイン領域とを電気的に接続する第2の接続
    孔の上部を含む領域に、第1の負荷用MISFETのド
    レイン領域と前記ドレイン領域の上部に形成された絶縁
    膜と前記絶縁膜の上部に形成され、電源電圧に固定され
    た第2のプレート電極とで構成される第2の容量素子を
    形成したことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に形成された第1および第
    2の駆動用MISFETと前記第1および第2の駆動用
    MISFETの上部に堆積した導電膜で形成された第1
    および第2の負荷用MISFETとからなるフリップフ
    ロップ回路と、半導体基板上に形成された第1および第
    2の転送用MISFETとでメモリセルを構成した完全
    CMOS型SRAMを有する半導体集積回路装置であっ
    て、第1の駆動用MISFETの上部に形成され、電源
    電圧に固定された第1のプレート電極と前記第1のプレ
    ート電極の上部に形成された絶縁膜と前記絶縁膜の上部
    に形成された第2の負荷用MISFETのゲート電極と
    で第1の容量素子を構成し、第2の駆動用MISFET
    の上部に形成され、電源電圧に固定された第2のプレー
    ト電極と前記第2のプレート電極の上部に形成された絶
    縁膜と前記絶縁膜の上部に形成された第1の負荷用MI
    SFETのゲート電極とで第2の容量素子を構成したこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板上に形成された第1および第
    2の駆動用MISFETと前記第1および第2の駆動用
    MISFETの上部に堆積した導電膜で形成された第1
    および第2の負荷用MISFETとからなるフリップフ
    ロップ回路と、半導体基板上に形成された第1および第
    2の転送用MISFETとでメモリセルを構成した完全
    CMOS型SRAMを有する半導体集積回路装置の製造
    方法であって、(a)半導体基板上に第1および第2の
    駆動用MISFETと第1および第2の転送用MISF
    ETとを形成した後、前記第1および第2の駆動用MI
    SFETと前記第1および第2の転送用MISFETと
    の上部に第1の絶縁膜を堆積する工程、(b)前記第1
    の絶縁膜をエッチングして、前記第1の駆動用MISF
    ETのゲート電極と前記第2の駆動用MISFETのド
    レイン領域と後の工程で形成される第1の負荷用MIS
    FETのゲート電極とを電気的に接続する第1の接続孔
    と、前記第2の駆動用MISFETのゲート電極と前記
    第1の駆動用MISFETのドレイン領域と後の工程で
    形成される第2の負荷用MISFETのゲート電極とを
    電気的に接続する第2の接続孔とを形成する工程、
    (c)前記第1の絶縁膜の上部に堆積した第1の導電膜
    をエッチングして、前記第1の接続孔を通じて前記第1
    の駆動用MISFETのゲート電極および前記第2の駆
    動用MISFETのドレイン領域と電気的に接続される
    前記第1の負荷用MISFETのゲート電極と、前記第
    2の接続孔を通じて前記第2の駆動用MISFETのゲ
    ート電極および前記第1の駆動用MISFETのドレイ
    ン領域と電気的に接続される前記第2の負荷用MISF
    ETのゲート電極とを形成する工程、(d)前記第1お
    よび第2の負荷用MISFETの各ゲート電極の上部
    に、前記第1および第2の負荷用MISFETの各ゲー
    ト酸化膜を構成する第2の絶縁膜を堆積する工程、
    (e)前記第2の絶縁膜をエッチングして、前記第1の
    接続孔の上部に、前記第1の負荷用MISFETのゲー
    ト電極と後の工程で形成される第2の負荷用MISFE
    Tのドレイン領域とを電気的に接続する第3の接続孔を
    形成し、前記第2の接続孔の上部に、前記第2の負荷用
    MISFETのゲート電極と後の工程で形成される第1
    の負荷用MISFETのドレイン領域とを電気的に接続
    する第4の接続孔を形成する工程、(f)前記第2の絶
    縁膜の上部に堆積した第2の導電膜をエッチングして、
    第1および第2の負荷用MISFETの各ソース領域、
    各ドレイン領域および各チャネル層を形成する工程、
    (g)前記第1および第2の負荷用MISFETの上部
    に第3の絶縁膜を堆積した後、前記第3の絶縁膜の上部
    に堆積した第3の導電膜をエッチングして、前記第1の
    接続孔の上部を含む領域に、電源電圧に固定される第1
    のプレート電極を形成すると共に、前記第2の接続孔の
    上部を含む領域に、電源電圧に固定される第2のプレー
    ト電極を形成することにより、前記第1の接続孔の上部
    を含む領域に、前記第2の負荷用MISFETのドレイ
    ン領域と前記第3の絶縁膜と前記第1のプレート電極と
    で構成される第1の容量素子を形成し、前記第2の接続
    孔の上部を含む領域に前記第1の負荷用MISFETの
    ドレイン領域と前記第3の絶縁膜と前記第2のプレート
    電極とで構成される第2の容量素子を形成する工程、を
    含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第1の絶縁膜を平坦化して、前記
    第1および第2の接続孔の底部と上端部との段差を大き
    くすることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記第1の絶縁膜がBPSG膜を含む
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項3、4または5記載の半導体集積
    回路装置の製造方法であって、前記転送用MISFET
    のゲート電極を覆う絶縁膜と前記ゲート電極の側壁に形
    成されるサイドウォールスペーサとを、前記第1の絶縁
    膜とはエッチングレートが異なる絶縁膜で形成すること
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3、4、5または6記載の半導体
    集積回路装置の製造方法であって、前記第1の絶縁膜を
    エッチングして前記第1および第2の接続孔を形成する
    際、第1の転送用MISFETのドレイン領域の上部の
    前記第1の絶縁膜をエッチングして第5の接続孔を同時
    に形成し、第2の転送用MISFETのドレイン領域の
    上部の前記第1の絶縁膜をエッチングして第6の接続孔
    を同時に形成することを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
  8. 【請求項8】 半導体基板上に形成された第1および第
    2の駆動用MISFETと前記第1および第2の駆動用
    MISFETの上部に堆積した導電膜で形成された第1
    および第2の負荷用MISFETとからなるフリップフ
    ロップ回路と、半導体基板上に形成された第1および第
    2の転送用MISFETとでメモリセルを構成した完全
    CMOS型SRAMを有する半導体集積回路装置の製造
    方法であって、(a)半導体基板上に第1および第2の
    駆動用MISFETと第1および第2の転送用MISF
    ETとを形成した後、前記第1および第2の駆動用MI
    SFETと前記第1および第2の転送用MISFETと
    の上部に第1の絶縁膜を堆積する工程、(b)前記第1
    の絶縁膜をエッチングして、前記第1の駆動用MISF
    ETのゲート電極と前記第2の駆動用MISFETのド
    レイン領域と後の工程で形成される第1の負荷用MIS
    FETのゲート電極とを電気的に接続する第1の接続孔
    と、前記第2の駆動用MISFETのゲート電極と前記
    第1の駆動用MISFETのドレイン領域と後の工程で
    形成される第2の負荷用MISFETのゲート電極とを
    電気的に接続する第2の接続孔とを形成する工程、
    (c)前記第1の絶縁膜の上部に堆積した第1の導電膜
    をエッチングして、後の工程で形成される第1の負荷用
    MISFETのゲート電極の下部を含む領域に、電源電
    圧に固定される第1のプレート電極を形成し、後の工程
    で形成される第2の負荷用MISFETのゲート電極の
    下部を含む領域に、電源電圧に固定される第2のプレー
    ト電極を形成する工程、(d)前記第1および第2のプ
    レート電極の上部に第2の絶縁膜を堆積した後、前記第
    2の絶縁膜をエッチングして、前記第1および第2の接
    続孔の上部の前記第2の絶縁膜を除去する工程、(e)
    前記第2の絶縁膜の上部に堆積した第2の導電膜をエッ
    チングして、前記第1の接続孔を通じて前記第1の駆動
    用MISFETのゲート電極および前記第2の駆動用M
    ISFETのドレイン領域と電気的に接続される前記第
    1の負荷用MISFETのゲート電極と、前記第2の接
    続孔を通じて前記第2の駆動用MISFETのゲート電
    極および前記第1の駆動用MISFETのドレイン領域
    と電気的に接続される前記第2の負荷用MISFETの
    ゲート電極とを形成することにより、前記第1のプレー
    ト電極と前記第2の絶縁膜と前記第1の負荷用MISF
    ETのゲート電極とで構成される第1の容量素子と、前
    記第2のプレート電極と前記第2の絶縁膜と前記第2の
    負荷用MISFETのゲート電極とで構成される第2の
    容量素子とを形成する工程、(f)前記第1および第2
    の負荷用MISFETの各ゲート電極の上部に、第1お
    よび第2の負荷用MISFETの各ゲート酸化膜を構成
    する第3の絶縁膜を堆積した後、前記第3の絶縁膜をエ
    ッチングして、前記第1の接続孔の上部に、前記第1の
    負荷用MISFETのゲート電極と後の工程で形成され
    る第2の負荷用MISFETのドレイン領域とを電気的
    に接続する第3の接続孔を形成し、前記第2の接続孔の
    上部に、前記第2の負荷用MISFETのゲート電極と
    後の工程で形成される第1の負荷用MISFETのドレ
    イン領域とを電気的に接続する第4の接続孔を形成する
    工程、(g)前記第3の絶縁膜の上部に堆積した第3の
    導電膜をエッチングして、第1および第2の負荷用MI
    SFETの各ソース領域、各ドレイン領域および各チャ
    ネル層を形成する工程、を含むことを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項3〜8のいずれか1項に記載の半
    導体集積回路装置の製造方法であって、前記メモリセル
    の上部に水素を含有する絶縁膜を堆積した後、前記絶縁
    膜中の前記水素を前記第1および第2の負荷用MISF
    ETの各チャネル層に供給するためのアニールを行うこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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