JPH10126879A - トークバック装置 - Google Patents

トークバック装置

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JPH10126879A
JPH10126879A JP28929596A JP28929596A JPH10126879A JP H10126879 A JPH10126879 A JP H10126879A JP 28929596 A JP28929596 A JP 28929596A JP 28929596 A JP28929596 A JP 28929596A JP H10126879 A JPH10126879 A JP H10126879A
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monitor
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microphone
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JP28929596A
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Shinji Yoshida
信二 吉田
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トークバックの際に、いちいちスイッチを操
作する手間を省き、かつトークバックの際にもモニター
音を聞くことができるトークバック装置を提供すること
にある。 【解決手段】 オーディオミキシングスタジオのモニタ
ースピーカ(6)が備えられたスタジオ副調整室におい
てモニターする者が他の部屋にトークバック用のマイク
(1)により音声を送るためのトークバック装置におい
て、前記トークバック用のマイク(1)がひろった音か
ら前記モニタースピーカ(6)からのモニター音を打ち
消して除去するモニター音除去装置を設けたことを特徴
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種放送用、および
レコーディング用等に使用されるオーディオミキシング
スタジオの副調整室から他の部屋と連絡を取るトークバ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局、レコーディングスタジオ等で
は、例えば各種の楽器等が配置されるなどし、数多くの
音源があり、それらを複数のマイクを介し音声信号に変
換し、それをスタジオ副調整室内において音声調整卓を
用いてミキシングし、調整する等の作業を行っている。
【0003】このスタジオ副調整室内には、調整した音
声を試聴するためのモニタースピーカがあり、作業中
は、常時大音量で調整卓の音声出力を試聴している。
【0004】この場合、スタジオ副調整室からスタジオ
や例えばアナウンスブース、映像ブースなどの他の部屋
へトークバック装置を介し、何等かの指示をする等の連
絡をする必要性が生じることがある。
【0005】図3は従来のトークバック装置である。図
において1はスタジオ副調整室内に設けられたトークバ
ック用のマイク、2はその音声信号を増幅する増幅器、
6は同じくスタジオ副調整室内に設けられたモニタース
ピーカ、5はモニタースピーカ用の増幅器、10はトー
クバックする際に、例えばミキサー操作者が操作するス
イッチであり、モニター音がトークバック用のマイクに
漏れるのを防ぐためにこのスイッチ10をONさせ、例
えば増幅器5の電源を切ったり、ゲインを下げる等し、
モニター音をカットまたはミュートするなどしている。
【0006】上記の如く構成されたトークバック装置に
よってトークバックする場合、前記のようにスタジオ副
調整室では、常時大音量でモニタースピーカ6から音が
鳴り響いているので、トークバックする者の声のみなら
ずモニタースピーカ6から発したモニター音もトークバ
ック用のマイク1に入ることになる。このため、モニタ
ースピーカ6からの大音量が邪魔となる。
【0007】また、モニタースピーカ6から発せられた
スタジオ等の音が、トークバック用のマイク1を介しト
ークバックされ、再び前記スタジオ等に戻る状況が生
じ、ハウリング等の悪影響がおこる。
【0008】これらのために、トークバックする者の声
が聴き取りにくくなる。このため、従来トークバックす
る場合は、モニタースピーカ6からのモニター音をカッ
トまたはミュートする制御を行い作業が煩雑となってい
た。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、トークバックする場合、いちいち人為的にスイ
ッチ10を操作し、ONしたり、トークバック終了後は
OFFにしたりしており、作業が煩雑である、という課
題があった。
【0010】また、トークバックの際、スイッチ10を
ONしてしまうとモニタースピーカ6からのモニター音
が途切れてしまうことになる。
【0011】しかし、モニター音はミキサー操作者のみ
ならず、他の関係者も聞いており、かつ操作者自身もモ
ニター音を途切れさせずに操作を続けたい場合が多く、
モニター音が途切れるということは、調整作業に支障を
きたす、という課題があった。
【0012】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、トークバックの際に、
いちいちスイッチを操作する手間を省き、かつ トーク
バックの際にもモニター音を聞くことができるトークバ
ック装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、モニタースピーカ(6)が備えられたオーディ
オミキシングスタジオのスタジオ副調整室においてモニ
ターする者が他の部屋にトークバック用のマイク(1)
により音声を送るためのトークバック装置において、前
記トークバック用のマイク(1)がひろった音から前記
モニタースピーカ(6)からのモニター音を打ち消して
除去するモニター音除去装置を設けたことを特徴とし
た。
【0014】また、前記モニター音除去装置は、前記ト
ークバック用のマイク(1)を介したアナログ音声信号
と、前記モニタースピーカ(6)の入力となるモニター
音信号の逆位相のアナログ信号とを加算する加算手段を
備えることとした。
【0015】また、前記モニター音除去装置は、前記ト
ークバック用のマイク(1)を介したデジタル音声信号
から前記モニタースピーカ(6)の入力となるデジタル
モニター音信号を減算する減算手段を備えることとし
た。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照し説明する。図1は本発明にかかるトークバ
ック装置の第一実施例の基本構成を示す概念図である。
この第一実施例はアナログ回路で構成される。
【0017】1はスタジオ副調整室内に設けられたトー
クバック用のマイク、2はその音声信号を増幅する増幅
器、5はモニタースピーカ用の増幅器、6はスタジオ副
調整室内に設けられたモニタースピーカ、50はモニタ
ー音除去装置の第一実施例である。
【0018】モニター音除去装置50は増幅器2の出力
が通過する音声帯域フィルタ3,増幅器5の出力が通過
する音声帯域フィルタ7、このフィルタを通過した信号
の位相を反転する位相反転器8、この位相反転された信
号と音声帯域フィルタ3を通過した信号を加算する加算
手段4によって構成されている。
【0019】以下に、上記の如く構成されたトークバッ
ク装置によってトークバックする場合について説明す
る。スタジオ等のモニターされている部屋で音が発せら
れると、これらの音は音声信号としてスタジオ副調整室
内に設けられた音声調整卓に送られ、音声調整卓で調整
されたモニター音信号は増幅器5で増幅され、この増幅
されたモニター音信号はモニタースピーカ6を介しモニ
ター音とされるとともに音声帯域フィルタ7を介し位相
反転器8に供給され、位相反転器8で位相が反転された
位相反転信号となる。
【0020】また、トークバックする者の音声に加えて
前記モニター音がトークバック用のマイク1を介し入力
音声信号となり、この入力音声信号が増幅器2で増幅さ
れ、この増幅された音声信号が音声フィルタ3を通過し
た信号と、前記位相反転信号とが加算手段4で加算され
る。
【0021】これにより、トークバックされるのは、ト
ークバック用のマイク1からの入力音声信号からモニタ
ー音信号を取り去った音声となる。すなわち、モニター
する関係者がモニタースピーカ6の音を聴きながらトー
クバックしてもトークバックする者の音声を聴き取り易
い形でスタジオ外の他の部屋に送ることができる。
【0022】以上のように第一実施例では、加算手段4
でトークバック用のマイク1からの入力音声信号からモ
ニター音信号が取り去られるので、モニタースピーカ6
の音をカットあるいはミュートする必要はなくなる。
【0023】図2は本発明にかかるトークバック装置の
第二実施例の基本構成を示す概念図である。第二実施例
はデジタル回路で構成される。1はスタジオ副調整室内
に設けられたトークバック用のマイク、2’はその音声
信号を増幅し、デジタル信号とするA/D変換器兼増幅
器、5’はモニタースピーカ用のデジタル増幅器、6’
はこの増幅されたデジタル信号をアナログ信号にするD
/A変換器、6はこのアナログ信号を音声にするスタジ
オ副調整室内に設けられたモニタースピーカ、51はモ
ニター音除去装置である。
【0024】モニター音除去装置51はA/D変換器兼
増幅器2’で増幅されたデジタル音声信号が通過するデ
ジタル音声帯域フィルタ3’,デジタル増幅器5’で増
幅された信号が通過するデジタル音声帯域フィルタ
7’、減算手段としてのデジタルシグナルプロセッサ
(以後、DSPという)8で構成されている。
【0025】以下に、上記第二実施例の如く構成された
トークバック装置によってトークバックする場合につい
て説明する。スタジオ等のモニターされている部屋で音
が発せられると、これらの音は音声信号としてスタジオ
副調整室内に設けられた音声調整卓に送られ、音声調整
卓で調整されたデジタルモニター音信号はデジタル増幅
器5’で増幅され、この増幅されたデジタルモニター音
信号は6’のD/A変換器でアナログモニター音信号と
され、モニタースピーカ6を介しモニター音とされる。
また、前記デジタル増幅器5’で増幅されたデジタルモ
ニター音信号はデジタル音声帯域フィルタ7’を介し第
一デジタル音声信号とされ、DSP8に供給される。
【0026】また、スタジオ副調整室内においてモニタ
ースピーカ6からの音とトークバックする者の音声がト
ークバック用のマイク1を介し、入力音声信号とされ、
この入力音声信号がA/D変換器兼増幅器2’で増幅さ
れ、デジタル音声信号とされ、このデジタル音声信号が
デジタル音声フィルタ3’を介し第二デジタル音声信号
とされ、DSP8に供給される。
【0027】これにより、DSP8は第二デジタル音声
信号から第一デジタル音声信号を減算したデジタル信号
を出力する。これにより、トークバックされるのは、ト
ークバック用のマイク1からの入力音声信号からデジタ
ルモニター音信号を取り去った音声となる。
【0028】すなわち、モニターする関係者がモニター
スピーカの音を聴きながらトークバックしてもトークバ
ックする者の音声を聴き取り易い形でスタジオなどに送
ることができる。図2では、DSP8の処理を軽くする
ために、DSP8の前にデジタル音声帯域フィルタ
3’,7’を設置しているが、デジタル音声帯域フィル
タ3’,7’の処理をDSP8で処理しても良い。
【0029】前記第一・第二実施例では、トークバック
で伝えたい音を音声帯域フィルタを通過させ、周波数範
囲を限定して次の処理をしているが、音声帯域フィルタ
は設けなくても良い。
【0030】以上説明した如く、トークバック装置を、
アナログ回路で構成してもデジタル回路で構成しても、
モニターする関係者が音をモニタースピーカで聴きなが
ら、聴き取り易いトークバックを行うことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えばミ
キサ操作者がモニタースピーカからの音をミュート等す
ることなく、モニタースピーカの音を聴きながら、トー
クバックする者の音声を聴き取り易い状態でトークバッ
クすることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一実施例のトークバック装置の
基本構成を示す概念図である。
【図2】本発明に係る第二実施例のトークバック装置の
基本構成を示す概念図である。
【図3】従来例を説明する概念図である。
【符号の説明】
1 トークバック用のマイク 2 増幅器 3 音声帯域フィルタ 4 加算手段 5 増幅器 6 モニタースピーカ 7 音声帯域フィルタ 8 位相反転器 9 減算手段としてのDSP 2’ A/D変換器兼増幅器 3’ デジタル音声帯域フィルタ 5’ デジタル増幅器 6’ D/A変換器 7’ デジタル音声帯域フィルタ 10 スイッチ 50 モニター音除去装置の第一実施例 51 モニター音除去装置の第二実施例

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオミキシングスタジオのモニタ
    ースピーカ(6)が備えられたスタジオ副調整室におい
    てモニターする者が他の部屋にトークバック用のマイク
    (1)により音声を送るためのトークバック装置におい
    て、前記トークバック用のマイク(1)がひろった音か
    ら前記モニタースピーカ(6)からのモニター音を打ち
    消して除去するモニター音除去装置を設けたことを特徴
    とするトークバック装置。
  2. 【請求項2】 前記モニター音除去装置は、前記トーク
    バック用のマイク(1)を介したアナログ音声信号と、
    前記モニタースピーカ(6)の入力アナログ信号の逆位
    相のアナログ信号とを加算する加算手段からなる請求項
    1記載のトークバック装置。
  3. 【請求項3】 前記モニター音除去装置は、前記トーク
    バック用のマイク(1)を介したデジタル音声信号から
    前記モニタースピーカ(6)の入力となるデジタルモニ
    ター音信号を減算する減算手段からなる請求項1記載の
    トークバック装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011024169A (ja) * 2009-07-21 2011-02-03 Yamaha Corp ミキシングコンソール
GB2486512A (en) * 2010-11-08 2012-06-20 Heward Powell-Jones Device for signalling to a TV presenter

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GB2486512A (en) * 2010-11-08 2012-06-20 Heward Powell-Jones Device for signalling to a TV presenter

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