JPH09205482A - オーディオシステム - Google Patents

オーディオシステム

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JPH09205482A
JPH09205482A JP1026996A JP1026996A JPH09205482A JP H09205482 A JPH09205482 A JP H09205482A JP 1026996 A JP1026996 A JP 1026996A JP 1026996 A JP1026996 A JP 1026996A JP H09205482 A JPH09205482 A JP H09205482A
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JP
Japan
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signal
call
memory
audio
sound
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JP1026996A
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English (en)
Inventor
Keitoku Kayahara
佳徳 萱原
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、オーディオシステムと協働する携帯
電話等の通話中のメモ代わりに、安価な録音再生方法を
提供するものである。 【解決手段】音響信号をデジタル処理する機能を有し、
デジタル処理を行うために音響信号を記憶するメモリを
有するオーディオシステムにおいて、メモリに電話の通
話内容を記録する通話内容記録手段を設けたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オーディオシステ
ムに関し、詳細には携帯電話等の電話と協働する車載用
オーディオシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば携帯電話等を搭載した
車両等では、車載用オーディオシステムに携帯電話等が
掛かった時、それまで聞いていたオーディオシステムの
音楽ソース等の再生音にミュートまたはアッテネートを
掛けて音楽等の音量を小さくするか消すことにより、電
話での会話を容易にするテレフォンミュート機能を備え
ているものが多くなってきた。図4は従来のテレフォン
ミュート機能を有する車載用オーディオシステムを示す
構成図である。
【0003】図示のように、テレフォンミュート機能を
有する車載用オーディオシステムは、ラジオ、カセット
テーププレーヤ等の音楽ソース41等を音源としてお
り、そして車両等に搭載された携帯電話等の電話42か
らの信号ラインが接続されている。A/D変換部43
は、音楽ソース41等のアナログ信号をデジタル信号に
変換する。音声処理部44は、A/D変換部43で変換
したデジタル信号を内蔵のデジタルシグナルプロセッサ
(DSP)を利用して音声(音響)信号のデジタル処理
を行う。D/A変換部45は、音声処理部44で処理し
たデジタル信号をアナログ信号に変換する。電子ボリュ
ーム(VOL)46は、D/A変換部45により変換さ
れたアナログ信号の減衰度を可変する。増幅部(AM
P)47は、VOL46の出力信号を増幅し、音声とし
てスピーカ48より出力する。メモリ部49は音声処理
部44での信号のデジタル処理のための、必要な音声信
号等のデジタルデータを記憶する。
【0004】通話検知部50は、通話中か否かを検知す
るもので、電話のフックスイッチの状態や、呼出信号等
の受信状態等で検出する。ミュート回路51は通話検知
部50の検出状態を示す信号により音声信号をミュート
(減衰あるいは消音)する。このような構成による従来
のテレフォンミュート機能を有する車載用オーディオシ
ステムでは、音楽ソース41等をデジタル信号処理する
ため、A/D変換部43によりアナログ信号をデジタル
信号に変換する。そして、A/D変換部43により変換
されたデジタル信号は音声処理部44で処理され、D/
A変換部45によりアナログ信号に再変換される。そし
て、このアナログ信号は、VOL46、AMP47によ
り音量を制御、増幅がなされスピーカ48より出力され
る。そして、携帯電話等の電話42が掛かってきた場
合、通話検知部50により通話状態が検知され、ミュー
ト回路51により音声信号にミュートを掛ける処理が行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電話の通話中には、通
話内容をメモしたり、録音したりしたいことがあるが、
面倒であったり、また新たに録音のための構成を追加し
たりする必要があってコスト高となる問題がある。特
に、メモ等が取り難く、騒音により通話し難い自動車内
においては大きな課題となっている。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
を解決するもので、音響信号をデジタル処理する機能を
有し、デジタル処理を行うために音響信号を記憶するメ
モリを有するオーディオシステムにおいて、前記メモリ
に電話の通話内容を記録する通話内容記録手段を設けた
ことを特徴とする。
【0008】また、音響信号をデジタル処理する機能を
有し、デジタル処理を行うために音響信号を記憶するメ
モリを有するオーディオシステムにおいて、電話の通話
状態を検出する通話検出手段と、前記通話検出手段によ
り通話中が検出されたときに、前記メモリに通話内容を
記録する記録制御手段とを設けたことを特徴とする。ま
た、前記通話検出手段により通話中が検出されたときに
は、前記音響信号の前記メモリを使用したデジタル処理
を停止し、該デジタル処理を施さない状態で前記音響信
号の再生を行うデジタル処理停止手段を設けたことを特
徴とする。
【0009】また、前記オーディオシステムはステレオ
再生システムであって、前記通話検出手段により通話中
が検出されたときには、前記ステレオ再生システムの片
方のチャンネルの信号ラインを用いて、前記通話内容を
前記メモリに記憶させるようにし、前記音響信号の再生
はモノラルで行うようにする切替手段を設けたことを特
徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の一実施例を説明
する。図1は、本発明の第1実施例のオーディオシステ
ムの構成を示す構成図で、音源としてカセットテーププ
レーヤが用いられている。11は音楽ソース等の音響信
号を再生する再生装置で、本実施例ではカセット(磁
気)テープを再生するテーププレーヤであり、他にデジ
タルディスクプレーヤ、ラジオ等でも、あるいはこれら
の組み合わせでもよい。
【0011】13は携帯電話機等の電話機であり、受話
音声信号および通話状態を示す信号を出力する出力端子
を有する。14はスイッチングトランジスタやリレー等
で構成された切替器で、テーププレーヤ11と電話機1
3からの音声信号を選択して後段に出力する。尚、切替
器14には、電話機13との接続用のコネクタが接続さ
れ、電話機13をコネクタに接続することにより、電話
機13と切替器14が接続される(コネクタが設けられ
た置台に電話機13を置くことにより接続される)。つ
まり、電話機13は着脱自在になっている。
【0012】15は切替器14からのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換するアナログデジタル変換器(A/
D)である。16はA/D15からのデジタル信号の演
算処理(遅延、掛算・加算等)を行って再生空間の模倣
を行う、所謂音場制御を行う音声処理部で、高速演算処
理を行えるデジタルシグナルプロセッサ(DSP)等に
より構成される。21はRAMにより構成されるメモリ
で、音声信号(デジタルデータ)や音声処理部16で行
われた演算結果等を記憶するために用いられる。
【0013】17は音声処理部16からのデジタル信号
をアナログ信号に変換するデジタルアナログ変換器(D
/A)である。18は再生音量を調整するための音量制
御部で、摺動抵抗からなるボリウムや、トランジスタ等
の半導体からなり外部からの制御信号により抵抗値が変
わる電子ボリウム等により構成される。19は電力増幅
器で、入力音声信号を増幅してスピーカ20から音声と
して出力させる。
【0014】22は電話機13の通話状態を検出する通
話検出部で、電話機13からの通話中を示す信号(フッ
クスイッチの状態を示す信号)を検出したり、あるいは
受話音声のレベルを検出する等の方法により、通話(受
話)中を検出する。24はスピーカ20への再生音量を
減衰あるいは消音するミュート回路で、例えばトランジ
スタ等により構成され、スピーカ20に至る音声ライン
を遮断(接地)する回路により構成される。
【0015】28は通話内容の録音を指示するための録
音指示スイッチや録音された通話内容の再生指示を行う
ための再生指示スイッチ等からなる操作スイッチであ
る。23は切替器14、音声処理部16およびミュート
回路24の制御等を行う制御部で、マイクロコンピュー
タにより構成され、また録音指示スイッチ等の操作スイ
ッチ28が接続されている。
【0016】そして通常、制御部23は、切替器14を
テーププレーヤ11側に切り替え、音声処理部16を選
択された音場処理(音声信号のデジタル演算処理)を行
うように制御し、そしてミュート回路24を不動作とし
て、通常のテーププレーヤ11の再生が行われるように
動作する。また制御部23は、通話検知部22で通話状
態が検出され、そして操作スイッチ28の録音指示スイ
ッチが操作された状態の時には、切替器14を電話機1
3側に切り替え、音声処理部16を入力信号(受話音声
信号)をメモリ21に記憶するように制御し、またスピ
ーカ20への再生音声を遮断するように制御する。
【0017】そして、メモリ21に通話内容が記録され
た状態で、操作スイッチ28の再生指示スイッチが操作
されれば、制御部23は、メモリ21に記憶された通話
内容がスピーカ20から再生されるように、音声処理部
16がメモリ21に記憶された通話内容をD/A17に
出力するよう制御し、またミュート回路24を不動作に
制御する。
【0018】次に装置全体の動作の説明および制御部2
3の動作の補足を行う。通常の状態(非通話状態)で
は、テーププレーヤ11の出力信号がA/D15でデジ
タル信号に変換され、そして音声処理部16での演算処
理により音場制御される。そして、音場制御されたデジ
タル信号がD/A17でアナログ信号に変換され、増幅
器19で増幅されてスピーカ20より音声として再生さ
れる。
【0019】また、通話状態で操作スイッチ28の録音
指示スイッチが操作された場合、電話機13からの受話
音声は、切替器14を介してA/D15に入力される。
そして、A/D15でデジタル信号に変換された受話音
声信号は、音声処理部16に入力され、そしてメモリ2
1に書き込まれる。一方、ミュート回路24は動作状態
となり、スピーカ20に出力される信号を遮断して音声
の再生が停止される。そして通話状態が解除されたのが
検出されると、切替器14をテーププレーヤ11側に切
り替え、またミュート回路24を非動作とする。但し、
音声処理部16による音声処理(音場制御等)は禁止し
(テーププレーヤ11の音声信号はスピーカ20から出
力されるようには処理する(演算処理は行わないで入力
のまま出力する、あるいはメモリ21を使用しない演算
のみ行う等))、メモリ21の記憶内容を保持する。
【0020】次に録音された受話音声の再生動作につい
て説明する。電話の通話状態が解除されたのが検出され
ると、制御部23は操作スイッチ28における通話内容
再生スイッチの操作状態を監視する。そして、制御部2
3は通話内容再生スイッチが操作されるとメモリに記憶
された通話内容を出力するように音声処理部16を制御
し、通話内容がスピーカ20より再生される。そして、
制御部23は通話内容が再生された後は、通常の再生状
態、つまりメモリ21を使用した音場制御等を行うよう
に音声処理部16等を制御し、通常の音場制御等がなさ
れたテーププレーヤ11の再生信号がスピーカ20より
出力される。
【0021】尚、通話内容の録音・再生動作(タイミン
グ)には、本実施例以外にも色々な動作が考えられ、例
えば録音は受話音声のレベルが一定以上の時に行う等の
方法、また再生は通話終了後一定時間経過後に自動的に
(操作スイッチの操作なしに)行う等が状況に応じて選
択できる。次に本発明の第2の実施例を図2を用いて説
明する。尚、図1に示した第1実施例と同様の構成につ
いては、同一の符号を付し説明を省略する。図2は本発
明の第2実施例を示す構成図である。
【0022】15L,15Rはテーププレーヤ11から
の音声信号(アナログ)をデジタル信号に変換するアナ
ログデジタル変換器(A/D)で、それぞれステレオ信
号の左(L)チャンネル、右(R)チャンネルの信号を
デジタル信号に変換する。26は電話機13からの受話
音声信号(アナログ)をデジタル信号に変換するアナロ
グデジタル変換器(A/D)である。そして、これらA
/D15L,15R,26は音声処理部16に接続され
ている。
【0023】17L,17Rは音声処理部16からのデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するデジタルアナログ
変換器(D/A)であり、各々ステレオの各チャンネル
(L,R)の信号を処理する。18L,18Rは再生音
量を調整するための音量制御部で、摺動抵抗からなるボ
リウムや、トランジスタ等の半導体からなり外部からの
制御信号により抵抗値が変わる電子ボリウム等により構
成され、各々ステレオの各チャンネル(L,R)の信号
を処理する。19L,19Rは電力増幅器で、各々ステ
レオの各チャンネル(L,R)の入力音声信号を増幅し
て各チャンネル用のスピーカ20L,20Rから音声と
して出力させる。
【0024】そして通常、制御部23は、音声処理部1
6を選択された音場処理(音声信号のデジタル演算処
理)を行うように制御し、そしてミュート回路24を不
動作として、通常のテーププレーヤ11の再生が行われ
るように動作する。また制御部23は、通話検知部22
で通話状態が検出され、そして操作スイッチ28の録音
指示スイッチが操作された状態の時には、音声処理部1
6に対してテーププレーヤ11からの信号の内Lチャン
ネル信号については音場制御処理は停止し(音場処理を
行わないが通常の再生は行う、つまり演算処理を行わず
入力信号をそのまま出力する)、Rチャンネル信号につ
いては処理を停止するように制御する共に、Rチャンネ
ル信号の代わりにA/D26からの受話音声信号をメモ
リ21の空き領域(Rチャンネル信号処理用領域)に書
き込むように制御する。また、制御部23は、スピーカ
20Rからの再生音声を遮断するように(Rチャンネル
遮断)、またスピーカ20Lからの再生音声を通話し易
いように減衰するよう(Lチャンネル減衰)制御する。
【0025】そして、メモリ21に通話内容が記録され
た状態で、操作スイッチ28の再生指示スイッチが操作
されれば、制御部23は、メモリ21に記憶された通話
内容がスピーカ20Rから再生されるように、音声処理
部16がメモリ21に記憶された通話内容をD/A17
Rに出力するよう制御し、またミュート回路24をスピ
ーカ20Rから録音音声が再生されるように(Rチャン
ネル非減衰)、スピーカ20Lからはテーププレーヤ1
1の再生音が再生されないように(Lチャンネル遮断)
制御する。
【0026】次に装置全体の動作の説明および制御部2
3の動作の補足を行う。通常の状態(非通話状態)で
は、テーププレーヤ11のステレオの出力信号がA/D
15L,15Rでデジタル信号に変換され、そして音声
処理部16での演算処理により音場制御される。そし
て、音場制御されたデジタル信号がD/A17L,17
Rでアナログ信号に変換され、増幅器19L,19Rで
増幅されてスピーカ20L,20Rより音声として再生
される。
【0027】また、通話状態で操作スイッチ28の録音
指示スイッチが操作された場合、電話機13からの受話
音声は、A/D26に入力される。そして、A/D26
でデジタル信号に変換された受話音声信号は、音声処理
部16に入力され、そしてメモリ21に書き込まれる。
一方、ミュート回路24はLチャンネルについては減衰
動作状態となり、スピーカ20Lに出力される信号を減
衰して、小音量でテーププレーヤ11からのLチャンネ
ル信号の音声が再生され、またミュート回路24はRチ
ャンネルについては遮断動作状態となり、スピーカ20
からの音声出力が停止される。尚、音声処理部16は、
Lチャンネルだけ音場処理を行ってもあまり効果的な音
声再生が行えないので、Lチャンネルの音場制御処理も
停止する。
【0028】そして通話状態が解除されたのが検出され
ると、制御部23は、ミュート回路24を非動作(非減
衰状態)とする。但し、音声処理部16による音声処理
(音場制御等)は禁止し(テーププレーヤ11の音声信
号はスピーカ20L,Rから出力されるようには処理す
る(演算処理は行わないで入力のまま出力する、あるい
はメモリ21を使用しない演算のみ行う等))、メモリ
21の記憶内容を保持する。
【0029】次に録音された受話音声の再生動作につい
て説明する。電話の通話状態が解除されたのが検出され
ると、制御部23は操作スイッチ28における通話内容
再生スイッチの操作状態を監視する。そして、制御部2
3は通話内容再生スイッチが操作されるとメモリに記憶
された通話内容を出力するように音声処理部16を制御
し、通話内容がスピーカ20Rより再生される。この時
制御部23は、ミュート回路24をLチャンネルについ
ては遮断してテーププレーヤ11からの音声信号の再生
を停止し、Rチャンネルについては非減衰状態として通
話内容が再生されるように制御する。そして、制御部2
3は通話内容が再生された後は、通常の再生状態、つま
りメモリ21を使用した音場制御等を行うように音声処
理部16等を制御し、通常の音場制御等がなされたテー
ププレーヤ11の再生信号がスピーカ20L,20Rよ
りステレオ再生として出力される。
【0030】次に本発明の第3の実施例を図3を用いて
説明する。尚、図1,図2に示した第1,第2実施例と
同様の構成については、同一の符号を付し説明を省略す
る。図3は本発明の第3実施例を示す構成図である。1
5L,15Rはテーププレーヤ11からの音声信号(ア
ナログ)および電話機13からの受話音声信号(アナロ
グ)をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器
(A/D)で、A/D15Lはステレオ信号の左(L)
チャンネル、A/D15Rはステレオ信号の右(R)チ
ャンネルの信号または受話音声信号をデジタル信号に変
換する。そして、これらA/D15L,15Rは音声処
理部16に接続されている。27はA/D15Rへの入
力信号を、テーププレーヤ11からの音声信号(Rチャ
ンネル)と電話機13からの受話音声信号とのどちらか
を選択する切替器で、トランジスタ等からなるスイッチ
ング回路や、リレー等により構成される。
【0031】そして通常、制御部23は、音声処理部1
6を選択された音場処理(音声信号のデジタル演算処
理)を行うように制御し、そしてミュート回路24を不
動作として、通常のテーププレーヤ11の再生が行われ
るように動作する。また制御部23は、通話検知部22
で通話状態が検出され、そして操作スイッチ28の録音
指示スイッチが操作された状態の時には、切替器27を
電話機13側に切り替えるように制御すると共に、音声
処理部16に対してテーププレーヤ11からの信号の内
Lチャンネル信号については音場制御処理は停止し(音
場処理を行わないが通常の再生は行う、つまり演算処理
を行わず入力信号をそのまま出力する)、Rチャンネル
信号については、つまり受話音声信号については、メモ
リ21の空き領域(Rチャンネル信号処理用領域)に書
き込むように制御する。また、制御部23は、スピーカ
20Rからの再生音声を遮断するように(Rチャンネル
遮断)、またスピーカ20Lからの再生音声を通話し易
いように減衰するよう(Lチャンネル減衰)制御する。
【0032】そして、メモリ21に通話内容が記録され
た状態で、操作スイッチ28の再生指示スイッチが操作
されれば、制御部23は、メモリ21に記憶された通話
内容がスピーカ20Rから再生されるように、音声処理
部16がメモリ21に記憶された通話内容をD/A17
Rに出力するよう制御し、またミュート回路24をスピ
ーカ20Rから録音音声が再生されるように(Rチャン
ネル非減衰)、スピーカ20Lからはテーププレーヤ1
1の再生音が再生されないように(Lチャンネル遮断)
制御する。
【0033】次に装置全体の動作の説明および制御部2
3の動作の補足を行う。通常の状態(非通話状態)で
は、テーププレーヤ11のステレオの出力信号がA/D
15L,15Rでデジタル信号に変換され、そして音声
処理部16での演算処理により音場制御される。そし
て、音場制御されたデジタル信号がD/A17L,17
Rでアナログ信号に変換され、増幅器19L,19Rで
増幅されてスピーカ20L,20Rより音声として再生
される。
【0034】また、通話状態で操作スイッチ28の録音
指示スイッチが操作された場合、電話機13からの受話
音声は、切替器27を介してA/D15Rに入力され
る。そして、A/D15Rでデジタル信号に変換された
受話音声信号は、音声処理部16に入力され、そしてメ
モリ21に書き込まれる。一方、ミュート回路24はL
チャンネルについては減衰動作状態となり、スピーカ2
0Lに出力される信号を減衰して、小音量でテーププレ
ーヤ11からのLチャンネル信号の音声が再生され、ま
たミュート回路24はRチャンネルについては遮断動作
状態となり、スピーカ20Rからの音声出力が停止され
る。尚、音声処理部16は、Lチャンネルだけ音場処理
を行ってもあまり効果的な音声再生が行えないので、L
チャンネルの音場制御処理も停止する。
【0035】そして通話状態が解除されたのが検出され
ると、制御部23は、ミュート回路24を非動作(非減
衰状態)とする。但し、音声処理部16による音声処理
(音場制御等)は禁止し(テーププレーヤ11の音声信
号はスピーカ20L,Rから出力されるようには処理す
る(演算処理は行わないで入力のまま出力する、あるい
はメモリ21を使用しない演算のみ行う等))、メモリ
21の記憶内容を保持する。
【0036】次に録音された受話音声の再生動作につい
て説明する。電話の通話状態が解除されたのが検出され
ると、制御部23は操作スイッチ28における通話内容
再生スイッチの操作状態を監視する。そして、制御部2
3は通話内容再生スイッチが操作されるとメモリに記憶
された通話内容を出力するように音声処理部16を制御
し、通話内容がスピーカ20Rより再生される。この時
制御部23は、ミュート回路24をLチャンネルについ
ては遮断してテーププレーヤ11からの音声信号の再生
を停止し、Rチャンネルについては非減衰状態として通
話内容が再生されるように制御する。そして、制御部2
3は通話内容が再生された後は、通常の再生状態、つま
りメモリ21を使用した音場制御等を行うように音声処
理部16等を制御し、通常の音場制御等がなされたテー
ププレーヤ11の再生信号がスピーカ20L,20Rよ
りステレオ再生として出力される。
【0037】尚、各実施例において、ミュート回路24
を、音声処理部16のDSPによる演算処理で実現する
ことも可能である。また、受話音声信号のメモリ21へ
の記憶期間は記録内容を再生するまでであったが、例え
ば10分間等、一定時間に制限して、この期間がすぎれ
ばメモリ21を用いた音場制御を開始するようにするこ
とも可能である。
【0038】以上により、第1実施例では電話機13の
通話内容を、カセットプレーヤの既設の音声処理のため
のメモリ21を利用して録音することにより、メモの代
わりを運転中でも安全に、既設のメモリ21を利用する
ことにより安価に行うことがきる。また、第2・第3実
施例では音声処理部16のLチャンネルはテーププレー
ヤ11の再生信号が処理されスピーカ20Lより減衰さ
れた信号が出力され、音声処理部16のRチャンネルで
は通話内容の録音処理が行われスピーカ20Rの出力は
遮断されるので、通話が妨害されない程度に減衰された
テーププレーヤ11の再生信号を聞くことができる。従
って、運転中にも安全に、安価なメモの代わりの録音・
再生を行うことがきる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、オーディ
オシステムに新たに録音のための構成を追加することに
より、従来の運転中に通話内容をメモしたり、録音した
りする面倒を安価に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るオーディオシステム
を示す構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係るオーディオシステム
を示す構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係るオーディオシステム
を示す構成図である。
【図4】従来のオーディオシステムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11・・・音響信号 13・・・電話 14・・・切替部 15・・・A/D変換部 16・・・音声処理部 17・・・D/A変換部 18・・・電子ボリューム(VOL) 19・・・増幅部(AMP) 20・・・スピーカ 21・・・メモリ部 22・・・通話検知部 23・・・制御部 24・・・ミュート回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号をデジタル処理する機能を有
    し、デジタル処理を行うために音響信号を記憶するメモ
    リを有するオーディオシステムにおいて、 前記メモリに電話の通話内容を記録する通話内容記録手
    段を設けたことを特徴とするオーディオシステム。
  2. 【請求項2】 音響信号をデジタル処理する機能を有
    し、デジタル処理を行うために音響信号を記憶するメモ
    リを有するオーディオシステムにおいて、 電話の通話状態を検出する通話検出手段と、 前記通話検出手段により通話中が検出されたときに、前
    記メモリに通話内容を記録する記録制御手段とを設けた
    ことを特徴とするオーディオシステム。
  3. 【請求項3】 前記通話検出手段により通話中が検出さ
    れたときには、前記音響信号の前記メモリを使用したデ
    ジタル処理を停止し、該デジタル処理を施さない状態で
    前記音響信号の再生を行うデジタル処理停止手段を設け
    たことを特徴とする請求項1記載のオーディオシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記オーディオシステムはステレオ再生
    システムであって、前記通話検出手段により通話中が検
    出されたときには、前記ステレオ再生システムの片方の
    チャンネルの信号ラインを用いて、前記通話内容を前記
    メモリに記憶させるようにし、前記音響信号の再生はモ
    ノラルで行うようにする切替手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載のオーディオシステム。
JP1026996A 1996-01-24 1996-01-24 オーディオシステム Withdrawn JPH09205482A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6047049A (en) * 1997-10-31 2000-04-04 Costel Electronics Co., Ltd. Multi-function audio system and method for controlling the same
US9025793B2 (en) 2011-06-21 2015-05-05 Rohm Co., Ltd. Audio signal processing circuit

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