JPH10125540A - コイルボビン及びそれを用いた電子部品 - Google Patents
コイルボビン及びそれを用いた電子部品Info
- Publication number
- JPH10125540A JPH10125540A JP8299348A JP29934896A JPH10125540A JP H10125540 A JPH10125540 A JP H10125540A JP 8299348 A JP8299348 A JP 8299348A JP 29934896 A JP29934896 A JP 29934896A JP H10125540 A JPH10125540 A JP H10125540A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lead wire
- coil bobbin
- groove
- lead
- wire drawing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 リード線相互の絶縁を確実にするコイルボビ
ンを得る。 【解決手段】 リード線引き出し溝1を多段に形成して
溝数を増やし、リード線31,32の間の絶縁距離を確
保することにより、リード線相互間の絶縁を確実にする
ようにしたコイルボビン。
ンを得る。 【解決手段】 リード線引き出し溝1を多段に形成して
溝数を増やし、リード線31,32の間の絶縁距離を確
保することにより、リード線相互間の絶縁を確実にする
ようにしたコイルボビン。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電源機器、
映像機器、音響機器、産業機器、通信機器、情報関連機
器等に使用されるトランス、チョークコイル等の電子部
品に関し、特に、それに用いられるコイルボビンに関す
るものである。
映像機器、音響機器、産業機器、通信機器、情報関連機
器等に使用されるトランス、チョークコイル等の電子部
品に関し、特に、それに用いられるコイルボビンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図2に、従来タイプのコイルボビンの1
例を示す。図2(a)は、従来のコイルボビンの斜視図
であり、図2(b)は、リード線とリード線引き出し溝
の関係を説明する図である。図2に示すように、従来の
コイルボビンにあっては、巻芯2に巻き回されたコイル
の端末は、リード線31として、リード線引き出し溝1
1を通ってピン端子41にからげられ、同様に他のコイ
ル端末はリード線32として、ピン端子42にからげら
れる。次に、ピン端子部に半田付けを施こし、リード線
31,32は、それぞれピン端子41,42に固定され
る。
例を示す。図2(a)は、従来のコイルボビンの斜視図
であり、図2(b)は、リード線とリード線引き出し溝
の関係を説明する図である。図2に示すように、従来の
コイルボビンにあっては、巻芯2に巻き回されたコイル
の端末は、リード線31として、リード線引き出し溝1
1を通ってピン端子41にからげられ、同様に他のコイ
ル端末はリード線32として、ピン端子42にからげら
れる。次に、ピン端子部に半田付けを施こし、リード線
31,32は、それぞれピン端子41,42に固定され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、リード線3
1と32は、同じリード線引き出し溝11を通り、しか
も、交差する形となってしまう。従来、この種のコイル
ボビンは、リード線の接触を防止するために、このリー
ド線に絶縁材料によるテーピング、あるいはチューブを
覆せる等の絶縁対策をしていた。上記のような絶縁対策
は、製造工程内でリード線同士が短絡し易いという欠点
があり、その為、作業性も悪かった。
1と32は、同じリード線引き出し溝11を通り、しか
も、交差する形となってしまう。従来、この種のコイル
ボビンは、リード線の接触を防止するために、このリー
ド線に絶縁材料によるテーピング、あるいはチューブを
覆せる等の絶縁対策をしていた。上記のような絶縁対策
は、製造工程内でリード線同士が短絡し易いという欠点
があり、その為、作業性も悪かった。
【0004】そこで、本発明の課題は、コイルボビンの
リード線引き出し溝の構造を変更することによって、リ
ード線の絶縁を確実にするコイルボビンを得ることであ
る。
リード線引き出し溝の構造を変更することによって、リ
ード線の絶縁を確実にするコイルボビンを得ることであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、リード線の接
触を防止するために、絶縁材からなる筒状巻芯の両端に
鍔を有し、一方の鍔に端子を設けてあるコイルボビンの
前記鍔に設けたリード線引き出し溝を多段に形成するこ
とにより、絶縁距離を確保し、絶縁が確実にできるコイ
ルボビンを得るものである。
触を防止するために、絶縁材からなる筒状巻芯の両端に
鍔を有し、一方の鍔に端子を設けてあるコイルボビンの
前記鍔に設けたリード線引き出し溝を多段に形成するこ
とにより、絶縁距離を確保し、絶縁が確実にできるコイ
ルボビンを得るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1に、本発明のコイルボビンの
実施の形態を示す。図1(a)は、本発明のコイルボビ
ンの実施の形態の外観斜視図であり、図1(b)は、本
発明のコイルボビンの実施の形態のリード線31,32
とリード線引き出し溝1の関係を示す説明図である。
実施の形態を示す。図1(a)は、本発明のコイルボビ
ンの実施の形態の外観斜視図であり、図1(b)は、本
発明のコイルボビンの実施の形態のリード線31,32
とリード線引き出し溝1の関係を示す説明図である。
【0007】本実施の形態においては、ABS樹脂等の
絶縁材よりなるコイルボビンに、図1(a)に示すよう
に、コイルボビンの巻芯2の下側の鍔5の下面に片側で
4本のピン端子4を設け、鍔5には一つの溝が2段に形
成されたリード線引き出し溝1を設けた。このようなコ
イルボビンを用いることにより、2本のリード線を一つ
のリード線引き出し溝を通す場合でも、リード線の引回
しを図1(b)に示すようにできる。即ち、リード線3
1は、リード線引き出し溝1の外側の溝22を通り、ピ
ン端子41にからげている。又、リード線32は、リー
ド線引き出し溝1の内側の溝21を通り、ピン端子42
にからげている。前記のようにリード線を引き回すこと
により、リード線31とリード線32は交差する形では
あっても、相応の絶縁距離を確保できた。上記のよう
に、リード線相互の絶縁の確実な作業性の良いコイルボ
ビンが得られた。又、本発明のコイルボビンに巻線し、
巻線のリード線処理を施したコイルを磁性コア等に組み
付けることにより、トランスやチョークコイル等の電子
部品が得られる。本実施の形態においては、リード線引
き出し溝1の内部を2段に形成したが、多段に形成した
場合も、その効果に変わりはない。更に、リード線接続
用の端子は、ピン端子に限るものではなく、表面実装形
端子等であっても良い。又、コイルボビンの形式も縦形
に限るものではなく、横形であっても良い。
絶縁材よりなるコイルボビンに、図1(a)に示すよう
に、コイルボビンの巻芯2の下側の鍔5の下面に片側で
4本のピン端子4を設け、鍔5には一つの溝が2段に形
成されたリード線引き出し溝1を設けた。このようなコ
イルボビンを用いることにより、2本のリード線を一つ
のリード線引き出し溝を通す場合でも、リード線の引回
しを図1(b)に示すようにできる。即ち、リード線3
1は、リード線引き出し溝1の外側の溝22を通り、ピ
ン端子41にからげている。又、リード線32は、リー
ド線引き出し溝1の内側の溝21を通り、ピン端子42
にからげている。前記のようにリード線を引き回すこと
により、リード線31とリード線32は交差する形では
あっても、相応の絶縁距離を確保できた。上記のよう
に、リード線相互の絶縁の確実な作業性の良いコイルボ
ビンが得られた。又、本発明のコイルボビンに巻線し、
巻線のリード線処理を施したコイルを磁性コア等に組み
付けることにより、トランスやチョークコイル等の電子
部品が得られる。本実施の形態においては、リード線引
き出し溝1の内部を2段に形成したが、多段に形成した
場合も、その効果に変わりはない。更に、リード線接続
用の端子は、ピン端子に限るものではなく、表面実装形
端子等であっても良い。又、コイルボビンの形式も縦形
に限るものではなく、横形であっても良い。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、作業性が良く、リード
線の絶縁を確実にするコイルボビン及び電子部品の提供
が可能となった。
線の絶縁を確実にするコイルボビン及び電子部品の提供
が可能となった。
【図1】本発明のコイルボビンを示す図で、図1(a)
は本発明コイルボビンの斜視図、図1(b)は本発明コ
イルボビンのリード線引き出し部の説明図。
は本発明コイルボビンの斜視図、図1(b)は本発明コ
イルボビンのリード線引き出し部の説明図。
【図2】従来タイプのコイルボビンを示す斜視図、図2
(a)はコイルボビンの一例の斜視図、図2(b)はコ
イルボビンのリード線引き出し部を説明する説明図。
(a)はコイルボビンの一例の斜視図、図2(b)はコ
イルボビンのリード線引き出し部を説明する説明図。
1 本発明によるコイルボビンのリード線引き出し溝 2 コイルボビンの巻芯 3,31,32 リード線 4,41,42 端子ピン 5 鍔 11 従来タイプのコイルボビンのリード線引き出し
溝 21 内側の溝 22 外側の溝
溝 21 内側の溝 22 外側の溝
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁材からなる筒状巻芯の両端に鍔を有
し、少なくともその一方の鍔には巻線と接続するための
端子が設けられたコイルボビンにおいて、リード線引き
出し溝を多段に形成したことを特徴とするコイルボビ
ン。 - 【請求項2】 請求項1記載のコイルボビンにおいて、
リード線引き出し溝を2段に形成したことを特徴とする
コイルボビン。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のコイルボビンを用
いたことを特徴とする電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299348A JPH10125540A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | コイルボビン及びそれを用いた電子部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8299348A JPH10125540A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | コイルボビン及びそれを用いた電子部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10125540A true JPH10125540A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17871396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8299348A Withdrawn JPH10125540A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | コイルボビン及びそれを用いた電子部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10125540A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101604570A (zh) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | 浙江三花股份有限公司 | 电磁线圈及其骨架 |
CN103515044A (zh) * | 2012-06-28 | 2014-01-15 | 三星电机株式会社 | 线圈组件及包括该线圈组件的显示装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6159308U (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-21 | ||
JPH0722525U (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | 松下電工株式会社 | トランス |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP8299348A patent/JPH10125540A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6159308U (ja) * | 1984-09-12 | 1986-04-21 | ||
JPH0722525U (ja) * | 1993-09-30 | 1995-04-21 | 松下電工株式会社 | トランス |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101604570A (zh) * | 2008-06-10 | 2009-12-16 | 浙江三花股份有限公司 | 电磁线圈及其骨架 |
CN103515044A (zh) * | 2012-06-28 | 2014-01-15 | 三星电机株式会社 | 线圈组件及包括该线圈组件的显示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051220 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060223 |