JPH10125166A - 小型電子機器 - Google Patents
小型電子機器Info
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- JPH10125166A JPH10125166A JP8273424A JP27342496A JPH10125166A JP H10125166 A JPH10125166 A JP H10125166A JP 8273424 A JP8273424 A JP 8273424A JP 27342496 A JP27342496 A JP 27342496A JP H10125166 A JPH10125166 A JP H10125166A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power switch
- case body
- switch
- power
- turned
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不用意に電源スイッチが入らず、動作の確認
が容易な小型電子機器を提供する。 【解決手段】 ケース体1の表面から現れる電源スイッ
チ11の表面とケース体1の表面は面一であり、電源ス
イッチ11の一端側がケース体1の支柱40により支持
され、他端側が支柱40を中心として変位する。電源ス
イッチ11はその他端側のみを押すと変位し、ケース体
1内に配置された回路基板60上に設けられたスイッチ
本体61のボタン62が電源スイッチ11の軸棒50に
より押され、電源がON/OFFされる。
が容易な小型電子機器を提供する。 【解決手段】 ケース体1の表面から現れる電源スイッ
チ11の表面とケース体1の表面は面一であり、電源ス
イッチ11の一端側がケース体1の支柱40により支持
され、他端側が支柱40を中心として変位する。電源ス
イッチ11はその他端側のみを押すと変位し、ケース体
1内に配置された回路基板60上に設けられたスイッチ
本体61のボタン62が電源スイッチ11の軸棒50に
より押され、電源がON/OFFされる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯可能な小型電
子機器に関する。
子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯可能な小型電子機器としては多種多
様なものがあるが、一般にはケース体表面に電源等のス
イッチ類が現れて設けられたものが多い。このような電
子機器では、通常はケース体表面を覆うケース体カバー
が開閉可能に設けられているが、ケース体カバーと電源
スイッチとの関係により次のような形式のものがある。 i)普段は余り使わないスイッチ類が配置された部分の
みをケース体カバーが覆い、良く使用する電源スイッチ
はケース体表面から露出しており、ケース体カバーが閉
まっていても電源スイッチをON/OFFできるもの。 ii)電源スイッチを含む全てのスイッチ類がケース体カ
バーで覆われ(ケース体の全表面がケース体カバーで覆
われ)、ケース体カバーと電源スイッチが連動し、ケー
ス体カバーの開閉に応じて電源スイッチがON/OFF
するもの。
様なものがあるが、一般にはケース体表面に電源等のス
イッチ類が現れて設けられたものが多い。このような電
子機器では、通常はケース体表面を覆うケース体カバー
が開閉可能に設けられているが、ケース体カバーと電源
スイッチとの関係により次のような形式のものがある。 i)普段は余り使わないスイッチ類が配置された部分の
みをケース体カバーが覆い、良く使用する電源スイッチ
はケース体表面から露出しており、ケース体カバーが閉
まっていても電源スイッチをON/OFFできるもの。 ii)電源スイッチを含む全てのスイッチ類がケース体カ
バーで覆われ(ケース体の全表面がケース体カバーで覆
われ)、ケース体カバーと電源スイッチが連動し、ケー
ス体カバーの開閉に応じて電源スイッチがON/OFF
するもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記形
式i,iiでは、次のような問題点がある。形式iの場合
は、携帯中に自然に電源スイッチが入って動作が開始
し、電池が無駄に消費されることがある。形式iiの場合
は、ケース体カバーを開けないと動作を確認できず、不
便である。特に、電子体温計等では寝ぼけた状態で使用
することがあるが、そのような場合は表示を見ないと動
作を確認し難い。
式i,iiでは、次のような問題点がある。形式iの場合
は、携帯中に自然に電源スイッチが入って動作が開始
し、電池が無駄に消費されることがある。形式iiの場合
は、ケース体カバーを開けないと動作を確認できず、不
便である。特に、電子体温計等では寝ぼけた状態で使用
することがあるが、そのような場合は表示を見ないと動
作を確認し難い。
【0004】従って、本発明は、そのような問題点に着
目してなされたもので、不用意に電源スイッチが入ら
ず、動作の確認が容易な小型電子機器を提供することを
目的とする。
目してなされたもので、不用意に電源スイッチが入ら
ず、動作の確認が容易な小型電子機器を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の小型電子機器では、電源スイッ
チがケース体表面から現れるように設けられたものにお
いて、前記電源スイッチは、その表面がケース体表面と
面一であると共に、その一端側がケース体に設けられた
支点により支持され、他端側が支点を中心として変位す
るものであることを特徴とする。
に、本発明の請求項1の小型電子機器では、電源スイッ
チがケース体表面から現れるように設けられたものにお
いて、前記電源スイッチは、その表面がケース体表面と
面一であると共に、その一端側がケース体に設けられた
支点により支持され、他端側が支点を中心として変位す
るものであることを特徴とする。
【0006】この電子機器では、電源スイッチはその他
端側を意図的に押さないとON/OFFとはならず、携
帯中に自然に電源スイッチが入り難い。つまり、電源ス
イッチの一端側がケース体の支点により支持されている
ので、電源スイッチは、一端側を押しても動かず(ON
/OFFできず)、他端側のみを押せば変位し、ON/
OFFすることができる。従って、携帯中に物が電子機
器に当たっても、物は通常はケース体表面から電源スイ
ッチの表面にかけて接触するので、電源スイッチは変位
せず、電源ONとはならず、電池の無駄な消費を防止で
きる。
端側を意図的に押さないとON/OFFとはならず、携
帯中に自然に電源スイッチが入り難い。つまり、電源ス
イッチの一端側がケース体の支点により支持されている
ので、電源スイッチは、一端側を押しても動かず(ON
/OFFできず)、他端側のみを押せば変位し、ON/
OFFすることができる。従って、携帯中に物が電子機
器に当たっても、物は通常はケース体表面から電源スイ
ッチの表面にかけて接触するので、電源スイッチは変位
せず、電源ONとはならず、電池の無駄な消費を防止で
きる。
【0007】請求項1の構成において、電源スイッチが
一定時間押し続けられると、電源が自動的に切れること
(請求項2)により、万一、電源スイッチが押し続けら
れた状態となっても、一定時間経過すれば自動的に電源
が切れるので、電池の無駄な消費を防止できる。又、一
般に携帯中にケース体に物が当たった場合にケース体の
端の部分が物で押されることが多いが、請求項3のよう
に、電源スイッチは、その他端側がケース体の内寄り側
に位置するようにケース体の隅に配置され、支点はその
ケース体の隅の外寄り側に位置決めされること(請求項
3)により、電源スイッチが押されて電源ONとなる可
能性がより一層少なくなる。
一定時間押し続けられると、電源が自動的に切れること
(請求項2)により、万一、電源スイッチが押し続けら
れた状態となっても、一定時間経過すれば自動的に電源
が切れるので、電池の無駄な消費を防止できる。又、一
般に携帯中にケース体に物が当たった場合にケース体の
端の部分が物で押されることが多いが、請求項3のよう
に、電源スイッチは、その他端側がケース体の内寄り側
に位置するようにケース体の隅に配置され、支点はその
ケース体の隅の外寄り側に位置決めされること(請求項
3)により、電源スイッチが押されて電源ONとなる可
能性がより一層少なくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。なお、この実施形態では、小型電子機器
として電子体温計を取り上げてある。その一実施形態に
係る電子体温計の上面図を図1に、正面側面図を図2
に、裏面図を図3に、図1の左側面図を図4に、図1の
右側面図を図5に、またケース体カバー及び電源スイッ
チを取り外した状態の上面図を図6に示す。
いて説明する。なお、この実施形態では、小型電子機器
として電子体温計を取り上げてある。その一実施形態に
係る電子体温計の上面図を図1に、正面側面図を図2
に、裏面図を図3に、図1の左側面図を図4に、図1の
右側面図を図5に、またケース体カバー及び電源スイッ
チを取り外した状態の上面図を図6に示す。
【0009】この電子体温計では、ケース体1は上ハウ
ジング2、下ハウジング3及びケース体カバー4からな
り、上下のハウジング2,3は嵌合されてネジ止めさ
れ、ケース体カバー4は上下のハウジング2,3にヒン
ジ連結され、上ハウジング2の表面を開閉可能である。
上ハウジング2には、電源(及び測定)をON/OFF
するための三角形状の電源スイッチ11が設けられ、下
ハウジング3には、電池(例えば2個のボタン形電池)
を取り替えるための電池カバー12がスライド可能に設
けられている。
ジング2、下ハウジング3及びケース体カバー4からな
り、上下のハウジング2,3は嵌合されてネジ止めさ
れ、ケース体カバー4は上下のハウジング2,3にヒン
ジ連結され、上ハウジング2の表面を開閉可能である。
上ハウジング2には、電源(及び測定)をON/OFF
するための三角形状の電源スイッチ11が設けられ、下
ハウジング3には、電池(例えば2個のボタン形電池)
を取り替えるための電池カバー12がスライド可能に設
けられている。
【0010】図1及び図2から明らかなように、ケース
体カバー4は4隅の一部が三角形状に切欠き形成された
形状であり、その切欠部分を補うように電源スイッチ1
1が上ハウジング2の隅に配置されている。又、ケース
体カバー4の表面と電源スイッチ11の表面とは、面一
になっている。この実施形態では、互いに嵌合した状態
の上下のハウジング2,3により、その前側面から左右
の側面にわたってコード20を収容する収納溝13が形
成されている。コード20の一端は、ケース体1内に配
置された回路基板に接続され、他端には測温部としての
プローブ21が取付けられている。プローブ21は、上
ハウジング2に形成された溝状の収納部22に収納され
るようになっている。収納部22は、収納溝13の右側
の終点付近に配置されている。収納溝13の左側の終点
には、コード20を掛ける可動フック15が設けられて
いる。コード20は、プローブ21を収納部22に収納
した状態で収納溝13に1周巻かれる程度の長さを有
し、その折り返し部分に可動フック15が位置する。
体カバー4は4隅の一部が三角形状に切欠き形成された
形状であり、その切欠部分を補うように電源スイッチ1
1が上ハウジング2の隅に配置されている。又、ケース
体カバー4の表面と電源スイッチ11の表面とは、面一
になっている。この実施形態では、互いに嵌合した状態
の上下のハウジング2,3により、その前側面から左右
の側面にわたってコード20を収容する収納溝13が形
成されている。コード20の一端は、ケース体1内に配
置された回路基板に接続され、他端には測温部としての
プローブ21が取付けられている。プローブ21は、上
ハウジング2に形成された溝状の収納部22に収納され
るようになっている。収納部22は、収納溝13の右側
の終点付近に配置されている。収納溝13の左側の終点
には、コード20を掛ける可動フック15が設けられて
いる。コード20は、プローブ21を収納部22に収納
した状態で収納溝13に1周巻かれる程度の長さを有
し、その折り返し部分に可動フック15が位置する。
【0011】上ハウジング2には、体温や時間等を表示
する透明の表示窓17が設けられ、上ハウジング2に形
成されたスイッチ用の孔から複数(ここでは4つ)のボ
タンスイッチ31,32,33,34が現れている。ス
イッチ31は表示画面の送りと再測定の2つの機能を兼
用するもの、スイッチ32は体温のグラフ表示と数値表
示の2つの機能を兼用するもの、スイッチ33はアラー
ムをON/OFFするもの、スイッチ34はアラームを
設定するものである。
する透明の表示窓17が設けられ、上ハウジング2に形
成されたスイッチ用の孔から複数(ここでは4つ)のボ
タンスイッチ31,32,33,34が現れている。ス
イッチ31は表示画面の送りと再測定の2つの機能を兼
用するもの、スイッチ32は体温のグラフ表示と数値表
示の2つの機能を兼用するもの、スイッチ33はアラー
ムをON/OFFするもの、スイッチ34はアラームを
設定するものである。
【0012】図6において、電源スイッチ11と対面す
る上ハウジング2の部分の外周寄りには、一対の支柱
(支点)40が形成され、その内側に、電源スイッチ1
1の裏側から突出する軸棒50が挿通される貫通孔41
と、同じく電源スイッチ11の裏側から突出する一対の
爪片51が挿通・係合される一対の貫通孔42とが形成
されている。又、一対の貫通孔42にわたって電源スイ
ッチ11の位置決め等を行うための壁43が形成されて
いる。
る上ハウジング2の部分の外周寄りには、一対の支柱
(支点)40が形成され、その内側に、電源スイッチ1
1の裏側から突出する軸棒50が挿通される貫通孔41
と、同じく電源スイッチ11の裏側から突出する一対の
爪片51が挿通・係合される一対の貫通孔42とが形成
されている。又、一対の貫通孔42にわたって電源スイ
ッチ11の位置決め等を行うための壁43が形成されて
いる。
【0013】電源スイッチ11は、図7〔上面図
(a)、及び(a)の矢視Aから見た側面図(b)〕及
び図8(要部断面図)に示すような構造である。電源ス
イッチ11の裏側の内寄りの部分には、ケース体1内に
配置された回路基板上に設けられたスイッチ本体のボタ
ンを押すための軸棒50が形成され、軸棒50の両側に
一対の爪片51が形成されている。なお、軸棒50の周
囲には半円弧状の壁52が形成されているが、この壁5
2は、コイルバネ53(図9参照)を嵌め込んで固定す
るためのものである。
(a)、及び(a)の矢視Aから見た側面図(b)〕及
び図8(要部断面図)に示すような構造である。電源ス
イッチ11の裏側の内寄りの部分には、ケース体1内に
配置された回路基板上に設けられたスイッチ本体のボタ
ンを押すための軸棒50が形成され、軸棒50の両側に
一対の爪片51が形成されている。なお、軸棒50の周
囲には半円弧状の壁52が形成されているが、この壁5
2は、コイルバネ53(図9参照)を嵌め込んで固定す
るためのものである。
【0014】電源スイッチ11は、コイルバネ53が嵌
挿された状態(図9参照)で軸棒50が上ハウジング2
の貫通孔41に挿通されると共に、爪片51が貫通孔4
2に挿通・係合されることで、上ハウジング2に変位可
能に取付けられる。電源スイッチ11が上ハウジング2
に取付けられた状態において、軸棒50はスイッチ本体
のボタンを押すことができる程度の長さであり、また軸
棒50、即ち電源スイッチ11の変位(ストローク)が
容易となるように、爪片51は貫通孔42に挿通された
状態のまま進退可能になっている。
挿された状態(図9参照)で軸棒50が上ハウジング2
の貫通孔41に挿通されると共に、爪片51が貫通孔4
2に挿通・係合されることで、上ハウジング2に変位可
能に取付けられる。電源スイッチ11が上ハウジング2
に取付けられた状態において、軸棒50はスイッチ本体
のボタンを押すことができる程度の長さであり、また軸
棒50、即ち電源スイッチ11の変位(ストローク)が
容易となるように、爪片51は貫通孔42に挿通された
状態のまま進退可能になっている。
【0015】このような電源スイッチ11では、図9
(要部概略断面図)において、電源スイッチ11の一端
側(ケース体1の端部寄り側)が支柱40で支持され、
他端側(ケース体1の中央部寄り側)が自由端で変位可
能であり、電源スイッチ11はコイルバネ53により上
向き(ケース体1から離れる方向)に付勢されている。
このため、電源スイッチ11は、その一端側を押しても
変位せず、電源をON/OFFすることはできない。電
源スイッチ11の他端側を意図的に押せば、電源スイッ
チ11は支柱40を支点として変位し、ケース体1内に
配置された回路基板60上に設けられたスイッチ本体6
1のボタン62が軸棒50により押され、電源をON/
OFFすることができる。
(要部概略断面図)において、電源スイッチ11の一端
側(ケース体1の端部寄り側)が支柱40で支持され、
他端側(ケース体1の中央部寄り側)が自由端で変位可
能であり、電源スイッチ11はコイルバネ53により上
向き(ケース体1から離れる方向)に付勢されている。
このため、電源スイッチ11は、その一端側を押しても
変位せず、電源をON/OFFすることはできない。電
源スイッチ11の他端側を意図的に押せば、電源スイッ
チ11は支柱40を支点として変位し、ケース体1内に
配置された回路基板60上に設けられたスイッチ本体6
1のボタン62が軸棒50により押され、電源をON/
OFFすることができる。
【0016】上記の電子体温計を携帯している場合に別
の物品がケース体1の表面、即ちケース体カバー4の表
面に当たったとすると、ケース体カバー4の表面と電源
スイッチ11の表面が面一であるため、物品は通常はケ
ース体カバー4から電源スイッチ11にわたって接触
し、電源スイッチ11は変位しない。つまり、電源スイ
ッチ11の他端側が物品で押されることはないので、電
源スイッチ11は投入されない。それにより、携帯時等
に不用意に電源がONとなり難く、電池の無駄な消費を
防ぐことができる。
の物品がケース体1の表面、即ちケース体カバー4の表
面に当たったとすると、ケース体カバー4の表面と電源
スイッチ11の表面が面一であるため、物品は通常はケ
ース体カバー4から電源スイッチ11にわたって接触
し、電源スイッチ11は変位しない。つまり、電源スイ
ッチ11の他端側が物品で押されることはないので、電
源スイッチ11は投入されない。それにより、携帯時等
に不用意に電源がONとなり難く、電池の無駄な消費を
防ぐことができる。
【0017】上記の電子体温計の電源スイッチ11の検
出動作の一例について図10のフロー図を参照して説明
する。まず、ステップ(以下、STと略す)1に先立
ち、例えば120msの割り込みで電源スイッチ11の
押された状態を2回読み込んだときに、電源ONとし、
電源ON時にブザーを1回鳴らす。そしてST1では、
電源スイッチ11がそのまま押し続けられたか否かを判
定し、YESであるなら内蔵のタイマーがスタートして
いるかどうかを判定し(ST2)、これがNOの場合は
タイマーがスタートする(ST3)。ST4でタイマー
がスタートして30秒が経過すると、即ち電源スイッチ
11が一定時間として30秒以上押し続けられると、ブ
ザーが1回鳴り(ST11)、電源が自動的にOFFと
なる(ST12)。これにより、万一、携帯時等に電源
がONとなった場合でも、電池の無駄な消費を防止でき
る。電源スイッチ11が押し続けられても、30秒経過
しない場合(ST4でNOの場合)は、日付表示を1秒
間行い(ST5)、ST1に戻る。
出動作の一例について図10のフロー図を参照して説明
する。まず、ステップ(以下、STと略す)1に先立
ち、例えば120msの割り込みで電源スイッチ11の
押された状態を2回読み込んだときに、電源ONとし、
電源ON時にブザーを1回鳴らす。そしてST1では、
電源スイッチ11がそのまま押し続けられたか否かを判
定し、YESであるなら内蔵のタイマーがスタートして
いるかどうかを判定し(ST2)、これがNOの場合は
タイマーがスタートする(ST3)。ST4でタイマー
がスタートして30秒が経過すると、即ち電源スイッチ
11が一定時間として30秒以上押し続けられると、ブ
ザーが1回鳴り(ST11)、電源が自動的にOFFと
なる(ST12)。これにより、万一、携帯時等に電源
がONとなった場合でも、電池の無駄な消費を防止でき
る。電源スイッチ11が押し続けられても、30秒経過
しない場合(ST4でNOの場合)は、日付表示を1秒
間行い(ST5)、ST1に戻る。
【0018】ST1で電源スイッチ11が押し続けられ
ない場合、即ち電源スイッチ11が普通に押された場
合、メイン処理(体温測定等)に移行する(ST6)。
メイン処理中でも、電源スイッチ11が押されたかどう
かを判定し(ST7)、NOならばST6に戻り、YE
Sならタイマーがスタートしたかどうかを判定する(S
T8)。これがNOの場合はタイマーがスタートし(S
T9)、ST10でタイマーがスタートして1.5秒が
経過すると、ブザーが1回鳴り(ST11)、電源がO
FFとなる(ST12)。ST10で1.5秒経過して
いない場合は、ST6に戻る。
ない場合、即ち電源スイッチ11が普通に押された場
合、メイン処理(体温測定等)に移行する(ST6)。
メイン処理中でも、電源スイッチ11が押されたかどう
かを判定し(ST7)、NOならばST6に戻り、YE
Sならタイマーがスタートしたかどうかを判定する(S
T8)。これがNOの場合はタイマーがスタートし(S
T9)、ST10でタイマーがスタートして1.5秒が
経過すると、ブザーが1回鳴り(ST11)、電源がO
FFとなる(ST12)。ST10で1.5秒経過して
いない場合は、ST6に戻る。
【0019】この動作から明らかなように、電源スイッ
チ11の操作に関し、電源ONは電源スイッチ11を押
すことで直ぐに(120ms)なるが、電源OFFは電
源スイッチ11を1.5秒以上押さないとならず、電源
OFFは電源ONよりも時間が掛かるように構成されて
いる。このため、ケース体カバー4を開けた測定状態の
ときに、電源スイッチ11が押されても、押された時間
が1.5秒以内であれば電源は切れず、測定が不用意に
終了してしまうようなことが起こり難い。又、電源ON
/OFFの操作が異なるため、ケース体カバー4を閉め
た状態でも、操作の確認が可能である。
チ11の操作に関し、電源ONは電源スイッチ11を押
すことで直ぐに(120ms)なるが、電源OFFは電
源スイッチ11を1.5秒以上押さないとならず、電源
OFFは電源ONよりも時間が掛かるように構成されて
いる。このため、ケース体カバー4を開けた測定状態の
ときに、電源スイッチ11が押されても、押された時間
が1.5秒以内であれば電源は切れず、測定が不用意に
終了してしまうようなことが起こり難い。又、電源ON
/OFFの操作が異なるため、ケース体カバー4を閉め
た状態でも、操作の確認が可能である。
【0020】なお、上記動作例では、電源スイッチ11
が押し続けられる時間を30秒に設定してあるが、30
秒より短くても長くても構わない。勿論、電源OFFと
する時間も、電源ON/OFFの区別が可能であれば、
1.5秒より長くても短くても構わず、最初の割り込み
時間も120msと異なる時間であってもよい。又、電
源OFF時にも電源ON時と同様にブザーを1回鳴らし
ているが、電源OFF時には、ブザーの鳴らし方を変え
てもよい。例えば2回、又は3回鳴らしたり、音程や音
色を変えたりしてもよい。
が押し続けられる時間を30秒に設定してあるが、30
秒より短くても長くても構わない。勿論、電源OFFと
する時間も、電源ON/OFFの区別が可能であれば、
1.5秒より長くても短くても構わず、最初の割り込み
時間も120msと異なる時間であってもよい。又、電
源OFF時にも電源ON時と同様にブザーを1回鳴らし
ているが、電源OFF時には、ブザーの鳴らし方を変え
てもよい。例えば2回、又は3回鳴らしたり、音程や音
色を変えたりしてもよい。
【0021】更に、上記実施形態は電子体温計を例にし
ているが、この他にも、ケース体表面から電源スイッチ
が現れる形態のあらゆる小型電子機器にも同様に適用す
ることができる。
ているが、この他にも、ケース体表面から電源スイッチ
が現れる形態のあらゆる小型電子機器にも同様に適用す
ることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の小型電
子機器によれば、電源スイッチはその他端側を意図的に
押さないとON/OFFとはならず、携帯中に自然に電
源スイッチが入り難い。つまり、電源スイッチの一端側
がケース体の支点により支持されているので、電源スイ
ッチは、一端側を押しても動かず(ON/OFFでき
ず)、他端側のみを押せば変位し、ON/OFFするこ
とができる。従って、携帯中に物が電子機器に当たって
も、物は通常はケース体表面から電源スイッチの表面に
かけて接触するので、電源スイッチは変位せず、電源O
Nとはならず、電池の無駄な消費を防止できる。
子機器によれば、電源スイッチはその他端側を意図的に
押さないとON/OFFとはならず、携帯中に自然に電
源スイッチが入り難い。つまり、電源スイッチの一端側
がケース体の支点により支持されているので、電源スイ
ッチは、一端側を押しても動かず(ON/OFFでき
ず)、他端側のみを押せば変位し、ON/OFFするこ
とができる。従って、携帯中に物が電子機器に当たって
も、物は通常はケース体表面から電源スイッチの表面に
かけて接触するので、電源スイッチは変位せず、電源O
Nとはならず、電池の無駄な消費を防止できる。
【0023】請求項2によれば、万一、電源スイッチが
押し続けられた状態となっても、一定時間経過すれば自
動的に電源が切れるので、電池の無駄な消費を防止でき
る。請求項3によれば、電源スイッチが押されて電源O
Nとなる可能性がより一層少なくなる。
押し続けられた状態となっても、一定時間経過すれば自
動的に電源が切れるので、電池の無駄な消費を防止でき
る。請求項3によれば、電源スイッチが押されて電源O
Nとなる可能性がより一層少なくなる。
【図1】一実施形態に係る小型電子機器としての電子体
温計の上面図である。
温計の上面図である。
【図2】図1の体温計の正面側面図である。
【図3】図1の体温計の裏面図である。
【図4】図1の体温計の左側面図である。
【図5】図1の体温計の右側面図である。
【図6】図1の体温計のケース体カバー及び電源スイッ
チを取り外した状態の上面図である。
チを取り外した状態の上面図である。
【図7】図1の体温計の電源スイッチの上面図(a)、
及び(a)の矢視Aから見た側面図(b)である。
及び(a)の矢視Aから見た側面図(b)である。
【図8】図7の電源スイッチの要部断面図である。
【図9】ケース体と電源スイッチとの構造を示す要部概
略断面図である。
略断面図である。
【図10】同実施形態の体温計の電源スイッチの検出動
作の一例を示すフロー図である。
作の一例を示すフロー図である。
1 ケース体 2 上ハウジング 3 下ハウジング 4 ケース体カバー 11 電源スイッチ 40 支柱(支点) 41,42 貫通孔 50 軸棒 51 爪片 53 コイルバネ
Claims (3)
- 【請求項1】電源スイッチがケース体表面から現れるよ
うに設けられた小型電子機器において、 前記電源スイッチは、その表面がケース体表面と面一で
あると共に、その一端側がケース体に設けられた支点に
より支持され、他端側が支点を中心として変位するもの
であることを特徴とする小型電子機器。 - 【請求項2】前記電源スイッチが一定時間押し続けられ
ると、電源が自動的に切れることを特徴とする請求項1
記載の小型電子機器。 - 【請求項3】前記電源スイッチは、その他端側がケース
体の内寄り側に位置するようにケース体の隅に配置さ
れ、前記支点はそのケース体の隅の外寄り側に位置決め
されることを特徴とする請求項1記載の小型電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273424A JPH10125166A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 小型電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273424A JPH10125166A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 小型電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10125166A true JPH10125166A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17527714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273424A Pending JPH10125166A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 小型電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10125166A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011248172A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273424A patent/JPH10125166A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011248172A (ja) * | 2010-05-28 | 2011-12-08 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
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