JP3336359B2 - 放射式体温計 - Google Patents

放射式体温計

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JP3336359B2 JP08673892A JP8673892A JP3336359B2 JP 3336359 B2 JP3336359 B2 JP 3336359B2 JP 08673892 A JP08673892 A JP 08673892A JP 8673892 A JP8673892 A JP 8673892A JP 3336359 B2 JP3336359 B2 JP 3336359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線を検知して体温
を測定する放射式体温計に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の放射式体温計は一般に、回路・
電源等を内蔵する本体ケースと、本体ケースから外方に
進退可能に突設され、内部に赤外線センサ（温度検知セ
ンサ）を有するプローブと、プローブの進退に連動して
開閉するプローブスイッチ（プローブ動作状態検出スイ
ッチ）とを備えるものであり、赤外線をプローブから取
り入れて体温を測定する。
【０００３】通常、このような放射式体温計を人体に適
用する場合にはプローブを耳孔に挿入して使用するが、
使用しない時にはプローブにキャップを被せておき、プ
ローブの汚れ防止や衛生上から測定時にはプローブカバ
ーをプローブに装着して使用する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な放射式体温計では、電源ＯＮ状態の時にプローブにプ
ローブカバーが装着されている場合、プローブを耳孔に
押し当てればプローブが後退し、プローブスイッチがＯ
Ｎになって、直ちに体温測定が開始する。しかし、電源
ＯＮ状態の時にカバーが装着されていない場合や、電源
ＯＮ状態でカバーを装着する場合に、不用意にプローブ
が押されると、カバーが未装着であるにもかかわらず測
定が開始し、不必要な測定が実行されてしまうという問
題点がある。特に、カバー装着を丁寧且つ正確に行えば
プローブが押されて測定が開始することはないが、雑に
行うと無駄な測定が実行されることが多くなる。仮にカ
バー未装着で測定されると、予めカバーによる赤外線の
減衰を考慮して回路等が調整されているため、測定結果
は実際の体温（カバー装着状態で測定した時の体温）よ
りも高くなり、正しい体温測定が行われない。
【０００５】従って、本発明は、上記問題点に着目して
なされたもので、プローブカバー未装着の場合には測定
を禁止し、特にカバー装着時のチャタリングによる不必
要な測定を防止する放射式体温計を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、特許請求の範囲の請求項１に係る本発明の放射式体
温計は、前記従来の体温計において、プローブに装着さ
れたプローブカバーをプローブから取り出すためのプロ
ーブカバー離脱手段を、プローブに対して進退可能にプ
ローブに嵌挿し、このプローブカバー離脱手段の進退に
連動して開閉するプローブカバー装着検出スイッチを設
け、プローブカバー装着検出スイッチによりプローブカ
バーの未装着信号が発せられた時には、前記プローブ動
作状態検出スイッチにより体温測定開始信号が出ても測
定を開始しないようにしたことを特徴とする。
【０００７】この構成により、プローブカバーがプロー
ブに装着されていない場合、プローブカバー離脱手段の
位置によりプローブカバー装着検出スイッチ（以下、単
にカバースイッチという）がカバー未装着信号を発し、
この時にたとえプローブが押されてプローブ動作状態検
出スイッチ（以下、プローブスイッチという）が投入さ
れても、カバー未装着信号が出ている限り体温測定は開
始しない。カバーが装着されれば、それに伴うプローブ
カバー離脱手段の位置により、今度はカバースイッチが
カバー装着信号を出し、測定を開始できる状態になり、
プローブを耳孔に適度の力で挿入すればプローブが後退
し、プローブスイッチがＯＮになり、耳孔からプローブ
に進入する赤外線に基づいて体温が測定される。
【０００８】又、上記構成に加えて、プローブカバーの
未装着信号による測定開始の禁止が解除された後（プロ
ーブカバーの装着信号が発せられた後）も、測定開始を
所定時間遅延する計時手段を設けた体温計（請求項２記
載）では、プローブカバー装着後に一定時間経過しない
と測定可能な状態にはならないため、プローブカバー装
着時のチャタリングによる不必要な測定が防止され、カ
バー装着直後における無駄な測定が行われなくなる。
又、請求項３に係る放射式体温計は、本体ケースと、前
記本体ケースに締結される温度測定回路と、前記本体ケ
ースに締結されるプローブと、前記プローブ内に配設さ
れる温度センサと、前記本体ケースに締結され、かつ前
記温度測定回路と前記温度センサとに回路で接続される
電源とを備えるものにおいて、プローブカバーが前記プ
ローブに取り付けられているかどうかを検出するための
手段と、前記検出手段の検出状態に基づいて、前記温度
測定回路を動作させる状態を決定するための手段と、前
記決定手段の決定に基づいて、前記温度測定回路を制御
する制御手段と、を備えている。又、請求項４に係る放
射式体温計は、本体ケースと、前記本体ケースに締結さ
れる温度測定回路と、前記本体ケースに締結されるプロ
ーブと、このプローブに装着されるプローブカバーと、
前記プローブ内に配設される温度センサと、温度測定の
開始スイッチとを備える放射式体温計において、前記プ
ローブからプローブカバーを取り外すためのプローブカ
バー離脱手段を備え、この離脱手段は前記プローブカバ
ーが取り外される第１位置から前記プローブカバーが前
記プローブに締結される第２位置に移動できる部材を備
え、前記プローブカバー離脱手段が前記第２位置にある
時のみ前記温度測定回路を測定可能にするため前記開始
スイッチと回路で電気的に接続されるプローブカバー装
着検出スイッチをさらに備えている。又、請求項５に係
る放射式体温計は、本体ケースと、前記本体ケースに締
結される温度測定回路と、前記本体ケースに締結される
プローブと、このプローブに装着されるプローブカバー
と、前記プローブ内に配設される温度センサと、温度測
定の開始スイッチとを備える放射式体温計において、前
記プローブからプローブカバーを取り外すためのプロー
ブカバー離脱手段を備え、この離脱手段は前記プローブ
カバーが取り外される第１位置から前記プローブカバー
が前記プローブに締結される第２位置に移動できる部材
を備え、前記プローブカバー離脱手段が前記第２位置に
ある時のみ前記温度測定回路を測定可能にするため前記
開始スイッチと回路で電気的に接続されるプローブカバ
ー装着検出スイッチと、前記プローブカバー装着検出ス
イッチが予め決められた期間中オンしているかどうかを
判定し、前記プローブカバー装着検出スイッチが前記予
め決められた期間中オンしている時のみ前記温度測定回
路を測定可能とするための手段と、を備えている。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の放射式体温計を実施例に基づ
いて説明する。その一実施例に係る体温計の外観図を図
１（正面図）及び図２（背面図）に示す。この体温計
は、外部的には、回路・電源等を内蔵する本体ケース１
と、本体ケース１から外方に進退可能に突設され、内部
に赤外線センサを有するプローブ２と、プローブ２に対
して進退可能にプローブ２に嵌挿されたリリースパイプ
３と、リリースパイプ３をプローブ２側に押し出すため
のリリースボタン４とを備え、リリースパイプ３とリリ
ースボタン４でプローブカバー離脱手段が構成される。
なお、ここに示す体温計では、本体ケース１の表側に電
源用押しボタン５、照明用押しボタン６、ＬＣＤ表示部
７が設けられ、裏側に電源としての電池を出入するため
の電池カバー８が着脱自在に取付けられている。
【００１０】プローブ２は、体温計を人体に適用する場
合で、耳孔に挿入して適度の押す力を加えればリリース
パイプ３側に若干後退し、押す力を無くせば元どおりに
前進するように本体ケース１の外方に付勢されている。
そして、このプローブ２の進退に連動して開閉するプロ
ーブスイッチ（プローブ動作状態検出スイッチ、後述）
が本体ケース１内部に設けられ、プローブ２が後退した
時にプローブスイッチがＯＮになり、測定開始信号が出
され、プローブ２が前進すればプローブスイッチがＯＦ
Ｆになる。
【００１１】前述したように、この種の体温計は、使用
しない時にはプローブ２にキャップ９を被せておき、プ
ローブ２の汚れ防止や衛生上から測定時にはプローブカ
バーＣをプローブ２に装着して使用するものであるが、
このプローブカバーＣを取り外すのがリリースパイプ３
である。図３に示すようにリリースボタン４を矢印方向
に押すことにより、リリースパイプ３が本体ケース１か
ら突出し、プローブ２に装着されたカバーＣが取り除か
れる。又、リリースパイプ３は突出状態にロックされ、
ここでリリースボタン４を押すのを止めればボタン４は
元の位置に復帰する。リリースパイプ３の突出状態を解
除するには、パイプ３を本体ケース１に向けて押せばよ
く、パイプ３が元の位置に戻り、今度はその状態でロッ
クされる。実際には、測定に際してプローブカバーＣを
装着する時にパイプ３は後退するので、特に押し戻す必
要はない。
【００１２】上記から分かるように、リリースパイプ３
が突出していることは、プローブカバーＣがプローブ２
に装着されていない状態を表し、引っ込んでいることは
装着状態にあることを示している。従って、本体ケース
１内部に設けられた、パイプ３の進退に連動して開閉す
るカバースイッチ（プローブカバー装着検出スイッチ、
後述）によって、カバーＣが装着されているか否かの信
号が発せられる。
【００１３】上記プローブ２、リリースパイプ３、リリ
ースボタン４等の機構をもう少し詳しく述べる。図４
（要部縦断面図）及び図５（要部横断面図）において、
本体ケース１はフロントハウジング１ａとグランドハウ
ジング１ｂで構成され、ハウジング１ａ、１ｂは相互に
嵌合しており、脱着可能である。プローブ２は外装部材
１０とプローブ本体１２とからなり、外装部材１０はプ
ローブ本体１２に着脱可能に螺合されている。プローブ
本体１２からは赤外線を導くためのウェーブガイド１４
が延び、このガイド１４の後部に赤外線センサ（温度検
知センサ）１６が設けられている。又、ガイド１４に
は、リング１８を介してウェーブガイドキャップ２０が
挿嵌され、キャップ２０の先端には保護フィルタ２２が
取付けられている。従って、赤外線は、保護フィルタ２
２を通ってウェーブガイド１４によって案内され、奥の
赤外線センサ１６に達する。
【００１４】赤外線センサ１６のリードフレームはスリ
ーブ２４内に挿通され、スリーブ２４はこの後部に係合
するスプリングコイル２６によってウェーブガイド１４
側に付勢され、これによりスリーブ２４の前部に配した
赤外線センサ１６がガイド１４の後部に押圧・保持され
ると共に、プローブ２全体が本体ケース１の外方に付勢
される。又、スプリングコイル２６はセンサキャップ２
８にも係合し、スリーブ２４とキャップ２８との間に支
持される。センサキャップ２８はプローブ本体１２の後
端に嵌め込まれている。センサキャップ２８の後ろには
前記プローブスイッチ３０が配置され、キャップ２８に
よって開閉される。
【００１５】プローブスイッチ３０の閉動作は、スプリ
ングコイル２６のバネ力に抗してプローブ２が押される
と、コイル２６の間隙分だけプローブ２が後退し、それ
に伴ってセンサキャップ２８が後側に進むことにより行
われる。開動作は、プローブ２を押す力を取り去れば、
コイル２６によってプローブ２が元に戻り、キャップ２
８がスイッチ３０から離れることにより行われる。
【００１６】プローブスイッチ３０は、タップタイト３
６によってフロントハウジング１ａに取付けられたプロ
ーブベース３２に固定され、このプローブベース３２に
はベースカバー３４が嵌合され、ベース３２とカバー３
４で形成される空間にプローブ２の基端側が嵌挿されて
いる。プローブ２（即ちプローブベース３２とベースカ
バー３４）に進退可能に嵌挿されたリリースパイプ３に
は、板バネ３８が取付けられており、板バネ３８はプロ
ーブベース３２側に出っ張った状態にある。又、リリー
スパイプ３の進退に連動するレバー４０ａを持つカバー
スイッチ（プローブカバー装着検出スイッチ）４０がプ
ローブベース３２に取付けられている。パイプ３が引っ
込んだ状態（プローブカバー装着状態）では、板バネ３
８がベース３２に形成した突起３２ａの後側に位置し、
この状態がロックされると共に、パイプ３の後端でカバ
ースイッチ４０のレバー４０ａが実線（図４参照）に示
す位置にある。この状態（スイッチ４０のＯＮ）の時、
スイッチ４０によりプローブカバー装着信号が発せられ
る。これに対し、パイプ３が突き出た状態（カバー未装
着状態）では、板バネ３８が突起３２ａの前側に在り、
この状態がロックされると共に、レバー４０ａが解放さ
れて二点鎖線の位置に自動的に復帰する。この状態（ス
イッチ４０のＯＦＦ）の場合には、スイッチ４０からカ
バー未装着信号が出される。
【００１７】リリースパイプ３を前方に押し出すための
リリースボタン４は、本体ケース１にスライド可能に取
付けられ、このボタン４に設けた引掛け部材４ａとフロ
ントハウジング１ａに設けたピン４４とに張設した引張
バネ４２によって、本体ケース１の後方に付勢されてい
る。このボタン４を引張バネ４２の力に抗して押せば、
ボタン４の先端がリリースパイプ３の後端に当接してパ
イプ３が前方に押され、前述したようにパイプ３が突出
状態にロックされる。押すのを止めれば、ボタン４は引
張バネ４２により元の位置に戻る。
【００１８】なお、赤外線センサ１６、プローブスイッ
チ３０、及びカバースイッチ４０を回路基板（図示せ
ず）に電気的に接続するフレキシブル基板４６が配線さ
れ、回路基板には、体温計の測定に必要な電子部品が所
定の配線パターンどおりに実装され、また回路基板は本
体ケース１のフロントハウジング１ａに固定されてい
る。
【００１９】上記の放射式体温計では、カバースイッチ
４０によりプローブカバーの未装着信号が出ている時に
は、プローブスイッチ３０から体温測定開始信号が発し
ても測定を開始しないようにしたことが特徴である。こ
のような制御は回路によって行われるため、次にその動
作の流れを図６に示すフローチャートにて説明する。ま
ず、電源の押しボタン５を押してパワーオンにすると、
初期表示〔ステップＳＴ（以下ＳＴと略す）１〕で、本
体ケース１のＬＣＤ表示部７に所定の情報が表示された
後、各種数値が初期化される（ＳＴ２）。次いで、ＳＴ
３でプローブカバーが装着されたかどうかが判断され
る。この判断は、先にも述べたように、リリースパイプ
３が引っ込んでいればカバースイッチ４０からカバー装
着信号が、突き出ていれば未装着信号が出るため、この
信号に基づいて実行される。未装着（ＮＯ）の場合、プ
ローブカバー未装着が表示され（ＳＴ１２）、更に測定
準備が未完了であることが表示される（ＳＴ１３）。こ
こで、測定を中止するためにパワーオフにすれば（ＳＴ
１４）、パワーオフ表示がなされ（ＳＴ１５）、測定が
終了する。なお、ＳＴ１４でパワーオンの場合にはＳＴ
３に戻る。
【００２０】一方、ＳＴ３で装着（ＹＥＳ）の場合に
は、ＳＴ４でプローブスイッチ３０がオフか否かが判定
され、ＮＯ（オン）ならばまだ測定準備が完了していな
いためＳＴ１３に進み、ＹＥＳならＳＴ５に移る。この
ＳＴ５で測定準備が完了したかどうかが判断され、完了
していないならＳＴ１３に移り、完了している時には測
定準備完了の表示がなされる（ＳＴ６）。準備完了の表
示が出た後でもパワーオフか否かが判定され（ＳＴ
７）、オフの場合にはＳＴ１５に行く。パワーオンの状
態で、プローブ２が押されて後退し、プローブスイッチ
３０がオンになると（ＳＴ８）、体温測定が開始され、
測定中である旨の表示がなされる（ＳＴ９）。その間
（数秒間）に測定が行われ（ＳＴ１０）、測定終了後に
測定結果（体温値）が表示され（ＳＴ１１）、再びＳＴ
３に戻る。なお、ＳＴ８でプローブスイッチ３０がオフ
の場合にもＳＴ３に戻る。
【００２１】このように、プローブカバーがプローブ２
に装着されない限り、プローブスイッチ３０がオンにな
っても測定が開始されないため、カバー未装着での測定
が防止される。上述のような制御に、更にプローブカバ
ーの未装着信号による測定開始の禁止が解除された後
（即ちプローブカバーの装着信号が発せられた後）も、
測定開始を所定時間遅延する計時手段を設けた場合の動
作フローチャートを図７に示す。このフローチャートは
図６に示すものと基本的には全く同じであるが、ＳＴ３
とＳＴ４がそれぞれ図８及び図９に示すような流れにな
っていることが異なる。
【００２２】図８に示すＳＴ３では、ＳＴ２０でプロー
ブカバーが装着されている場合、つまりカバースイッチ
（プローブカバー装着検出スイッチ）４０がオンである
時、次のＳＴ２１でスイッチ４０がオンになってから一
定時間（ここでは２秒）以上経過したかどうかを判断
し、経過している場合にはＳＴ４に進む。ＳＴ２０及び
ＳＴ２１でいずれもＮＯならば、プローブカバー未装着
表示（ＳＴ１２）に行く。
【００２３】図９のＳＴ４においては、プローブスイッ
チ（プローブ動作状態検出スイッチ）３０がオフ（プロ
ーブ２が押されていない状態）の場合（ＳＴ２２）、プ
ローブスイッチ３０がオフになってから一定時間（ここ
では４秒）以上経過したかどうかを判断し（ＳＴ２
３）、ＹＥＳならばＳＴ５に移る。ＳＴ２２及びＳＴ２
３で共にＮＯならば、測定準備未完了表示（ＳＴ１３）
に行く。
【００２４】このように図７（及び図８、図９）に示す
ような流れによれば、プローブカバーが装着された直後
やプローブ２が一度押されて元に戻った直後には数秒の
計時が行われるため、測定準備が完了するまで測定が禁
止される。
【００２５】
【発明の効果】本発明の放射式体温計は、以上説明した
ように構成されるので、下記の如き効果を奏する。 （１）プローブカバーをプローブに装着する時に行われ
がちであった不必要な測定が防止される。 （２）従来はプローブカバー未装着のまま測定した場合
に不正確な測定が行われていたが、この体温計では未装
着状態においては測定不可能であるためそのようなこと
は皆無である。 （３）更に計時手段を備えた体温計では、プローブカバ
ー装着時のチャタリングによる不必要な測定が防止さ
れ、雑に扱っても無駄な測定は行われない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る体温計の外観正面図で
ある。
【図２】図１に示す体温計の外観背面図である。
【図３】図１に示す体温計においてプローブカバーを取
り外す時の様子を示す図である。
【図４】図１に示す体温計の要部縦断面図である。
【図５】図１に示す体温計の要部横断面図である。
【図６】図１に示す体温計の体温測定動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図７】計時手段を備えた体温計の体温測定動作を説明
するためのフローチャートである。
【図８】図７のフローチャートにおけるＳＴ３の詳細な
フローチャートである。
【図９】図７のフローチャートにおけるＳＴ４の詳細な
フローチャートである。
【符号の説明】
１ 本体ケース ２ プローブ ３ リリースパイプ ４ リリースボタン １６ 赤外線センサ（温度検知センサ） ３０ プローブスイッチ（プローブ動作状態
検出スイッチ） ４０ カバースイッチ（プローブカバー装着
検出スイッチ） Ｃ プローブカバー
フロントページの続き (72)発明者 佐野 佳彦 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエ ンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内 (72)発明者 中村 安志 京都市下京区中堂寺南町17番地 サイエ ンスセンタービル 株式会社オムロンラ イフサイエンス研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−82332（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−242631（ＪＰ，Ａ) 特表 平５−503440（ＪＰ，Ａ)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】回路・電源等を内蔵する本体ケースと、本
    体ケースから外方に進退可能に突設され、内部に温度検
    知センサを有するプローブと、プローブの進退に連動し
    て開閉するプローブ動作状態検出スイッチとを備える放
    射式体温計において、 前記プローブに装着されたプローブカバーをプローブか
    ら取り外すためのプローブカバー離脱手段を、プローブ
    に対して進退可能にプローブに嵌挿し、このプローブカ
    バー離脱手段の進退に連動して開閉するプローブカバー
    装着検出スイッチを設け、プローブカバー装着検出スイ
    ッチによりプローブカバーの未装着信号が発せられた時
    には、前記プローブ動作状態検出スイッチにより体温測
    定開始信号が出ても測定を開始しないようにしたことを
    特徴とする放射式体温計。
  2. 【請求項２】前記プローブカバーの未装着信号による測
    定開始の禁止が解除された後（プローブカバーの装着信
    号が発せられた後）も、測定開始を所定時間遅延する計
    時手段を設けたことを特徴とする請求項１記載の放射式
    体温計。
  3. 【請求項３】本体ケースと、前記本体ケースに締結され
    る温度測定回路と、前記本体ケースに締結されるプロー
    ブと、前記プローブ内に配設される温度センサと、前記
    本体ケースに締結され、かつ前記温度測定回路と前記温
    度センサとに回路で接続される電源とを備える放射式体
    温計において、 プローブカバーが前記プローブに取り付けられているか
    どうかを検出するための手段と、 前記検出手段の検出状態に基づいて、前記温度測定回路
    を動作させる状態を決定するための手段と、 前記決定手段の決定に基づいて、前記温度測定回路を制
    御する制御手段と、を備えることを特徴とする放射式体
    温計。
  4. 【請求項４】本体ケースと、前記本体ケースに締結され
    る温度測定回路と、前記本体ケースに締結されるプロー
    ブと、このプローブに装着されるプローブカバーと、前
    記プ ローブ内に配設される温度センサと、温度測定の開
    始スイッチとを備える放射式体温計において、 前記プローブからプローブカバーを取り外すためのプロ
    ーブカバー離脱手段を備え、この 離脱手段は前記プローブカバーが取り外される第１
    位置から前記プローブカバーが前記プローブに締結され
    る第２位置に移動できる部材を備え、 前記プローブカバー離脱手段が前記第２位置にある時の
    み前記温度測定回路を測定可能にするため前記開始スイ
    ッチと回路で電気的に接続されるプローブカバー装着検
    出スイッチを備えることを特徴とする放射式体温計。
  5. 【請求項５】本体ケースと、前記本体ケースに締結され
    る温度測定回路と、前記本体ケースに締結されるプロー
    ブと、このプローブに装着されるプローブカバーと、前
    記プローブ内に配設される温度センサと、温度測定の開
    始スイッチとを備える放射式体温計において、 前記プローブからプローブカバーを取り外すためのプロ
    ーブカバー離脱手段を備え、この 離脱手段は前記プローブカバーが取り外される第１
    位置から前記プローブカバーが前記プローブに締結され
    る第２位置に移動できる部材を備え、 前記プローブカバー離脱手段が前記第２位置にある時の
    み前記温度測定回路を測定可能にするため前記開始スイ
    ッチと回路で電気的に接続されるプローブカバー装着検
    出スイッチと、 前記プローブカバー装着検出スイッチが予め決められた
    期間中オンしているかどうかを判定し、前記プローブカ
    バー装着検出スイッチが前記予め決められた期間中オン
    している時のみ前記温度測定回路を測定可能とするため
    の手段と、を備えることを特徴とする放射式体温計。
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