JPH10124758A - 視力障害者用安全行動システム - Google Patents

視力障害者用安全行動システム

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JPH10124758A
JPH10124758A JP8297660A JP29766096A JPH10124758A JP H10124758 A JPH10124758 A JP H10124758A JP 8297660 A JP8297660 A JP 8297660A JP 29766096 A JP29766096 A JP 29766096A JP H10124758 A JPH10124758 A JP H10124758A
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JP
Japan
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rotating roller
visually impaired
cane
impaired person
guide member
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JP8297660A
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English (en)
Inventor
Yasuyoshi Ochiai
庸良 落合
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視力障害者にかける負担を少なくし、また案
内部材から正確な情報を得て安全に行動する。 【解決手段】 道路1に案内部材2を設け、案内部材2
を頼りに回転ローラ6を付けた杖4によって行動する視
力障害者用安全行動システムにおいて、杖4の回転ロー
ラ6に該回転ローラ6の円周方向に設けた案内部材2か
ら情報を得る感知センサ11と、杖4のグリップ部7に
設けた感知センサ11の信号に基づき報知する報知手段
とを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視力障害者を安全
に行動させる視力障害者用安全行動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】歩く道路には、電柱,建物,縁石,段差
等、様々な危険な障害物が存在する。従って、障害を持
たない正常者にとっても、これら障害物を避けて安全に
行動することは難しい。ましてや、視力に障害を持つ視
力障害者にとっては、尚更のことである。
【0003】例えば歩道の一部には、視力障害者の歩行
の安全を図るために、多数の凹凸がある合成樹脂板やブ
ロック(点字ブロック)が設置されている。
【0004】しかし、歩く歩道に点字ブロックが設けら
れていても、単なる杖では安全を確保するために四方八
方触れて見る必要があり、視力障害者に大きな負担がか
かる。従来この負担を軽減するために、杖の先端に回転
ローラを設けた回転ローラ付の杖が考えられている(例
えば、実開平5−58132号公報,特開平6−309
65号公報)。
【0005】また、杖に感知センサを設けて道路に備え
た点字ブロック,磁性板,発信板等の案内部材からの情
報により行動できるものも提案されている(例えば、特
開平1−278609号公報,特開平6−330511
号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記感
知センサを設けた杖は、感知センサが所定の高さの位置
に固定されているため、道路の地形等の変化によって案
内部材から正確な情報が得られ難い。
【0007】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、視力障害者の負担を少なくし、また案内部材から
正確な情報を得て安全に行動できる視力障害者用安全行
動システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、道路に案内部材を設け、該案内部材を頼
りに回転ローラを付けた杖によって行動する視力障害者
用安全行動システムにおいて、前記杖の回転ローラに該
回転ローラの円周方向に設けた前記案内部材から情報を
得る感知センサと、杖のグリップ部に設けた前記感知セ
ンサからの信号に基づき報知する報知手段とを具備する
ことを特徴とする視力障害者用安全行動システムを提供
する。
【0009】
【発明の実施の形態】好ましい実施の形態は、前記案内
部材は点字ブロックからなり、前記回転ローラに該回転
ローラの円周方向に点字ブロックの凹凸を計測するショ
ック感知センサを埋設したことを特徴とする。
【0010】更に好ましい実施の形態は、前記案内部材
は磁性材又は発信材からなり、前記回転ローラに該回転
ローラの円周方向に磁性材又は発信材からの磁気信号又
は電気信号を計測する信号感知センサを埋設したことを
特徴とする。
【0011】更に好ましい実施の形態は、前記報知手段
は、音声発生装置又は振動発生装置からなることを特徴
とする。
【0012】更に好ましい実施の形態は、前記回転ロー
ラに設けた感知センサとグリップ部に設けた報知手段と
の間を、ボールジョイントとリード線を介して電気的に
接続したことを特徴とする。
【0013】
【実施例】図1〜図3は、本発明に係る視力障害者用安
全行動システムの一実施例を示したもので、図1はその
システムの側面図、図2はそのシステムに用いる杖の一
部断面側面図、図3はその杖の先端拡大断面図である。
【0014】道路1は、例えば車道の側に設けられた歩
道からなる。その歩道には、路に沿って点字ブロック
(案内部材)2が設けられている。従って、視力障害者
3は、路に沿って設けられた点字ブロック2を頼りに行
動することができる。
【0015】杖4は、本発明の視力障害者用安全行動シ
ステムに用いる杖で、その杖4は、杖棒5とその先端に
設けられた回転ローラ6と、杖棒5の他端に設けられた
グリップ部7からなる。従って、視力障害者3は、杖4
のグリップ部7を把持し、先端の回転ローラ6を道路1
の路面1aに接触させ、回転させながら歩くことにな
る。
【0016】前記回転ローラ6は、杖棒5の先端に二股
部8を設け、その二股部8にシャフト9を取り付けてベ
アリング10を介して設けられている。この回転ローラ
6には、その回転ローラ6の円周方向に前記点字ブロッ
ク2の凹凸を電気的に計測するショック感知センサ(感
知センサ)11が埋設されている。
【0017】そのため、杖4の回転ローラ6を点字ブロ
ック2上を回転させることによって、点字ブロック2の
存在が判り、また道路1にある窪み2b、その他の凹凸
等が簡単に判る。
【0018】グリップ部7は、杖棒5の他端に「く」字
状に折り曲げて設けられ、そのグリップ部7内には、信
号拡幅装置12aおよび振動変換装置12b、またIC
ボイスコーダ13a,スピーカ13b等からなる音声発
生装置13が設けられ、さらに磁力振動子14a等から
なる振動発生装置14が設けられている。
【0019】前記回転ローラ6のショック感知センサ1
1とグリップ部7の音声発生装置13,振動発生装置1
4間は、二股部8と回転ローラ6の間に介装されたバネ
およびボール等からなるボールジョイント15と杖棒5
内に設けられたリード線16により接続されている。
【0020】従って、ショック感知センサ11が回転す
る回転ローラ6に設けられていても、ショック感知セン
サ11が感知した信号を回転するボールジョイント15
およびリード線16を介して音声発生装置13および振
動発生装置14に伝達し、音声により、又は振動により
点字ブロック2等が存在することを報知することができ
る。
【0021】上記杖4は、杖棒5の先端に回転する回転
ローラ6が設けられているため、視力障害者3は、回転
ローラ6を転がせば杖4を簡単に移動させることがで
き、負担が軽減される。また、回転ローラ6にその回転
ローラ6の円周方向にショック感知センサ11が埋設さ
れているため、回転ローラ6が回転しても常にショック
感知センサ11が道路1の路面1aに対向して同位置に
設けられ、またショック感知センサ11が設けられた回
転ローラ6が路面1aに常に接触している。従って、道
路1の地形等の変化に適切に対応でき、常時点字ブロッ
ク2から正確な情報が得られ、その情報に基づき、音声
発生装置13および振動発生装置14による音声又は振
動を正確に発生させて視力障害者3に確実に報知でき
る。そのため、視力障害者3は、安全に行動することが
可能となる。
【0022】図4および図5は、本発明の視力障害者用
安全行動システムの他の実施例である。
【0023】図4は、道路1に磁性材(案内部材)17
を設けた視力障害者安全行動システムの実施例である。
【0024】この実施例は、道路1の例えば歩道に沿っ
て視力障害者の歩行の案内となる磁性材(案内部材)1
7を埋設し、その埋設された磁性材17を頼りに視力障
害者が回転ローラ6を付けた杖4により歩行する。その
回転ローラ6には、円周方向に磁性材17からの磁気信
号を計測する信号感知センサ(感知センサ)18が埋設
されている。
【0025】従って、視力障害者が歩行する際、回転ロ
ーラ6を付けた杖4を回転させながら歩行することによ
って、磁性材17からの磁気信号を信号感知センサ18
で計測し、前記同様杖4のグリップ部に設けた音声発生
装置および振動発生装置により報知され、これによっ
て、視力障害者は歩道等を安全に歩行できる。
【0026】図5は、道路1に発信材(案内部材)19
を設けた視力障害者安全行動システムの実施例である。
【0027】この実施例は、道路1の歩道に沿って視力
障害者の歩行の案内となる発信材(案内部材)19を埋
設し、その埋設された発信材19を頼りに視力障害者が
回転ローラ6を付けた杖4により歩行する。その回転ロ
ーラ6には、円周方向に発信材19からの電気信号を計
測する信号感知センサ(感知センサ)20が埋設されて
いる。
【0028】この実施例も、同様に視力障害者が歩行す
る際、回転ローラ6を付けた杖4を回転させながら歩行
することによって発信材19からの電気信号を信号感知
センサ20で計測し、杖4のグリップ部に設けた音声発
生装置および振動発生装置により報知され、これによっ
て、視力障害者は安全に歩行できる。
【0029】音声発生装置13から報知する音声は、モ
ールス信号のような音でもよいが、前方に電柱があると
か、横断歩道に差し掛かる等、具体的な音声がよい。ま
た、振動発生装置14からの報知振動は、例えば危険箇
所に近づくと激しく振動するようにすることが好まし
い。
【0030】上記実施例においては、グリップ部に音声
発生装置および振動発生装置が設けられているが、いず
れか一方の装置のみ設けるようにしてもよい。両装置を
設ければ報知が確実であるが、一方の装置のみ設けて
も、充分に報知できるからである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、杖
の回転ローラにその回転ローラの円周方向に設けた感知
センサと、杖のグリップ部に感知センサの信号に基づき
報知する報知手段を備えたため、回転ローラが回転して
も感知センサが常に路面に対向して同位置に設けられ、
また感知センサが設けられている回転ローラが路面に常
に接触している。従って、道路の地形等の変化に適切に
対応でき、常時案内部材から正確な情報が得られ、視力
障害者は安全に行動することが可能となる。
【0032】また、杖は、先端に回転ローラが取り付け
られていることから、単に転がすだけで移動でき、視力
障害者の負担が軽減できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視力障害者用安全行動システムの一実
施例の側面図である。
【図2】本発明の視力障害者用安全行動システムに用い
る杖の一部断面側面である。
【図3】図2の杖の先端拡大断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部断面図である。
【図5】本発明の他の実施例の要部断面図である。
【符号の説明】
1 道路 1a 路面 2 点字ブロック 3 視力障害者 4 杖 6 回転ローラ 7 グリップ部 11 ショック感知センサ 13 音声発生装置 14 振動発生装置 15 ボールジョイント 16 リード線 17 磁性材 18,20 信号感知センサ 19 発信材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路に案内部材を設け、該案内部材を頼
    りに回転ローラを付けた杖によって行動する視力障害者
    用安全行動システムにおいて、 前記杖の回転ローラに該回転ローラの円周方向に設けた
    前記案内部材から情報を得る感知センサと、 杖のグリップ部に設けた前記感知センサからの信号に基
    づき報知する報知手段とを具備することを特徴とする視
    力障害者用安全行動システム。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は点字ブロックからなり、
    前記回転ローラに該回転ローラの円周方向に点字ブロッ
    クの凹凸を計測するショック感知センサを埋設したこと
    を特徴とする請求項1に記載の視力障害者用安全行動シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記案内部材は磁性材又は発信材からな
    り、前記回転ローラに該回転ローラの円周方向に磁性材
    又は発信材から発せられる磁気信号又は電気信号を計測
    する信号感知センサを埋設したことを特徴とする請求項
    1に記載の視力障害者用安全行動システム。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、音声発生装置又は振動
    発生装置からなることを特徴とする請求項1に記載の視
    力障害者用安全行動システム。
  5. 【請求項5】 前記回転ローラに設けた感知センサとグ
    リップ部に設けた報知手段との間を、ボールジョイント
    とリード線を介して電気的に接続したことを特徴とする
    請求項1に記載の視力障害者用安全行動システム。
JP8297660A 1996-10-18 1996-10-18 視力障害者用安全行動システム Pending JPH10124758A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8297660A JPH10124758A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 視力障害者用安全行動システム

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JP8297660A JPH10124758A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 視力障害者用安全行動システム

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JPH10124758A true JPH10124758A (ja) 1998-05-15

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ID=17849480

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JP8297660A Pending JPH10124758A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 視力障害者用安全行動システム

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JP (1) JPH10124758A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009240532A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Railway Technical Res Inst 視覚障害者を対象とした点字ブロック誘導案内による点字ブロック位置情報システム
JP2019209131A (ja) * 2018-05-30 2019-12-12 英子 渡邉 視覚障害者用杖
CN111419650A (zh) * 2020-04-24 2020-07-17 吉林大学第一医院 一种基于电磁感应的老年性耳聋患者行走转向警示装置

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JP2019209131A (ja) * 2018-05-30 2019-12-12 英子 渡邉 視覚障害者用杖
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