JP2003070514A - ヒューマンナビ杖およびヒューマンナビ・システム - Google Patents

ヒューマンナビ杖およびヒューマンナビ・システム

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JP2003070514A
JP2003070514A JP2001263884A JP2001263884A JP2003070514A JP 2003070514 A JP2003070514 A JP 2003070514A JP 2001263884 A JP2001263884 A JP 2001263884A JP 2001263884 A JP2001263884 A JP 2001263884A JP 2003070514 A JP2003070514 A JP 2003070514A
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JP
Japan
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signal
cane
sensor
output signal
obstacle
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Application number
JP2001263884A
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English (en)
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Shigeru Tanaka
茂 田中
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】初めての道でも安心して容易に歩けるように歩
行支援を行なうこと。 【解決手段】杖2の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサ3と、センサ3からの出力
信号に応じて音または音声信号を発生する手段6,61とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば高齢者や弱
視者等の歩行をサポートするものに係り、特に情報通信
技術を利用したヒューマンナビゲーション杖(以下、ヒ
ューマンナビ杖と称する)、およびヒューマンナビゲー
ション・システム(以下、ヒューマンナビ・システムと
称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば高齢者や弱視者等の歩
行をサポートする目的で、杖が多く用いられてきてい
る。
【0003】特に、高齢者にとっては、歩行の際、杖は
身体を支えるための重要な補助具となる。
【0004】また、弱視者にとっては、杖は歩行時の進
路や障害物等を認識するための手段となる。
【0005】そして、歩行者は、歩道の段差とか、障害
物等を杖で触り、伝わってくる感触を手で認識する。
【0006】さらに最近では、ある決められたパターン
の凹凸を有する板を、歩道や駅のプラットホーム等に並
べて敷いて、弱視者の歩行をサポートするようにしてい
る。
【0007】そして、歩行者は、この凹凸パターンを杖
で触れることにより、進路や横断歩道等の認識をするこ
とができる。
【0008】しかしながら、従来の杖は、基本的に動か
ない物を認識するものであり、少し距離が離れたもの
や、近づいて来るもの、自分の進路を横切るもの等を認
識する場合には無力である。
【0009】また、高齢者の場合、歩行中に物忘れ症状
が出て、自分の現在位置はどこなのか分からなくなり、
途方にくれてしまうこともある。
【0010】特に、初めて通る道は、高齢者や弱視者に
とって単独で歩くには、大きな不安が付きまとう等の問
題がある。
【0011】また、弱視者や盲人のために盲導犬があ
る。よく訓練された盲導犬は、段差や交差点あるいは他
の障害物等を忠実に主人に教え、他の人への迷惑もかけ
ないので、一緒に電車へ乗り込むこともできるようにな
ってきている。
【0012】しかしながら、盲導犬を必要としている人
の数に対して、盲導犬の数が少なく、盲導犬の訓練には
時間や人手がかかる。
【0013】また、生き物であるので、食事や排泄等の
世話がいり、寿命がくれば死んでしまう等の問題があ
る。
【0014】一方では、情報通信化が進み、携帯電話や
PHS通信、およびカーナビゲーション(カーナビ)等
が普及してきている。
【0015】特に、最近では、地上局から無線で名所案
内等が流され、これを歩行者が移動形受信機で聞くこと
もできるようになってきている。
【0016】しかしながら、高齢者や弱視者等にとっ
て、移動形受信機を持ち歩くことは負担であり、また移
動形受信機を持っていても操作が複雑で、必要な情報を
必要な時に得ることが難しい等の問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、高齢者
や弱視者等にとって、杖は便利ではあるが、遠くのもの
や動くものを認識することができない等の問題があり、
また盲導犬は数が不足してなかなか手に入らないという
問題がある。
【0018】さらに、情報化が進む中で、機器の取り扱
いが複雑となり、高齢者や弱視者等にとって必ずしも便
利でない等の問題点がある。
【0019】本発明の目的は、高齢者や弱視者等が普段
使っている杖にセンサ技術と情報通信技術を採り入れて
使い易くし、かつ歩行時の障害物や地理情報をより正確
に伝え、初めての道でも安心して容易に歩けるように歩
行支援を行なうことが可能なヒューマンナビ杖およびヒ
ューマンナビ・システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に対応する発明のヒューマンナビ杖は、
杖の先端部付近に取り付けられ、物理的信号を検出して
出力するセンサと、センサからの出力信号に応じて音ま
たは音声信号を発生する手段とを備えている。
【0021】従って、請求項1に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線タ
グや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等のポイン
ト情報を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、
歩行者が持っている杖の先端部を近づけることにより、
センサが地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み
取り、これを音声(または音)に変えて、歩行者に伝え
る。これにより、高齢者や弱視者等の歩行支援を行なう
ことができる。
【0022】また、請求項2に対応する発明のヒューマ
ンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的信
号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信号
に応じて振動する少なくとも1つの振動手段を有する柄
とを備えている。
【0023】従って、請求項2に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線タ
グや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差や障害物等
のポイント情報を入れておき、当該無線タグや磁気ネイ
ル等に、歩行者が持っている杖の先端部を近づけること
により、センサが地理情報や歩道の段差や障害物等のポ
イント情報を読み取る。そして、センサからの出力信号
に応じて、杖の柄の部分に取り付けた少なくとも1つの
振動手段を振動させて、人間の手または指に伝える。こ
の場合、振動手段は1つでもよいが、複数の振動手段を
使うことにより、より一層詳しい情報を伝えることが可
能となる。また、複数の振動手段は、例えば人差し指、
中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けられ、情
報の内容に応じて振動させる振動手段を選択することに
より、障害物等のポイント情報を手や指の感覚を介して
より一層詳細に把握することができ、高齢者や弱視者や
難聴者等の歩行支援を行なうことができる。
【0024】さらに、請求項3に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、上記請求項2に対応する発明のヒューマ
ンナビ杖において、センサからの出力信号に応じて、振
動手段の振動周波数または振動振幅を変化させるように
している。
【0025】従って、請求項3に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、少なくとも1つの振動手段の振
動周波数や振幅を、センサから送られてくる情報の内容
に応じて変えることにより、障害物等のポイント情報
を、手や指の感覚を介してより一層高度に判断すること
ができ、高齢者や弱視者や難聴者等の歩行支援を行なう
ことができる。
【0026】また、請求項4に対応する発明のヒューマ
ンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的信
号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信号
に応じて凹凸のパターンを変化させて点字または点画と
して指または手に伝達する手段を有する柄とを備えてい
る。
【0027】従って、請求項4に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線タ
グや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差や障害物等
の情報を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、
歩行者が持っている杖の先端部を近づけることにより、
センサが地理情報や歩道の段差や障害物等の情報を読み
取る。そして、センサからの出力信号に応じて、杖の柄
の部分に取り付けた凹凸パターンを変化させて点字また
は点画として、人間の手または指に伝える。この場合、
情報の内容に応じて、凹凸パターンを変えることによ
り、障害物等のポイント情報を手や指の感覚を介して把
握することができ、高齢者や弱視者や難聴者等の歩行支
援を行なうことができる。
【0028】さらに、請求項5に対応する発明のヒュー
マンナビ・システムは、杖の先端部付近に取り付けら
れ、物理的信号を検出して出力するセンサ、およびセン
サからの出力信号を無線で送信する送信手段を有する杖
と、杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する受
信手段と、受信手段からの出力信号に応じて音または音
声信号を発生する手段とを備えている。
【0029】従って、請求項5に対応する発明のヒュー
マンナビ・システムにおいては、例えば路上に設置され
た無線タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等
の情報を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、
歩行者が持っている杖の先端部を近づけることにより、
センサが地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み
取る。そして、センサからの出力信号を、杖に内蔵され
た送信手段により無線で送り、これを歩行者が別に持っ
ている受信手段で受信し、これを音声(または音)に変
えて、人間に伝える。すなわち、受信手段および音また
は音声信号を発生する手段を杖から切り離すことによ
り、杖の軽量化を図ることができる。また、受信手段と
して例えば携帯電話等を流用することが可能となり、経
済的な歩行支援システムを提供することができる。さら
に、受信手段側に移動型PC(パーソナルコンピュー
タ)を組み合わせることにより、さらなる機能の向上を
図ることができる。これにより、高齢者や弱視者等に対
して、高度の歩行支援を行なうことができる。
【0030】一方、請求項6に対応する発明のヒューマ
ンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられ、障害物
を検知して信号を出力する障害物センサと、障害物セン
サからの出力信号に応じて振動する少なくとも1つの振
動手段を有する柄とを備えている。
【0031】従って、請求項6に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば超音波等を利用した障害
物センサを、杖の柄または棒の部分に取り付け、歩行者
の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知する。そ
して、当該障害物センサからの出力信号に応じて、柄の
部分に取り付けた少なくとも1つの振動手段を振動させ
て、人間の手または指に伝える。この場合、振動手段は
1つでもよいが、複数の振動手段を使うことにより、よ
り一層詳しい情報を伝えることが可能となる。また、複
数の振動手段は、例えば人差し指、中指、薬指、小指に
それぞれ対応して取り付けられ、情報の内容に応じて振
動させる振動手段を選択することにより、障害物等の情
報を手や指の感覚を介してより一層詳細に把握すること
ができる。さらに、少なくとも1つの振動手段の振動周
波数や振幅を、障害物センサから送られてくる情報の内
容に応じて変化させることにより、障害物の大きさや種
類および距離等を手や指の感覚を介してより一層詳細に
判断することができる。これにより、高齢者や弱視者や
難聴者等に対して、高度の歩行支援を行なうことができ
る。
【0032】また、請求項7に対応する発明のヒューマ
ンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられ、障害物
を検知して信号を出力する障害物センサと、障害物セン
サからの出力信号に応じて凹凸のパターンを変化させて
点字または点画として指または手に伝達する手段を有す
る柄とを備えている。
【0033】従って、請求項7に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば超音波等を利用した障害
物センサを、杖の柄または棒の部分に取り付け、歩行者
の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知する。そ
して、当該障害物センサからの出力信号に応じて、杖の
柄の部分に取り付けた凹凸パターンを変化させて点字ま
たは点画として、人間の手または指に伝える。この場
合、情報の内容に応じて、凹凸パターンを変えることに
より、障害物等のポイント情報を、手や指の感覚を介し
て把握することができ、高齢者や弱視者や難聴者等の歩
行支援を行なうことができる。
【0034】さらに、請求項8に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられ、障害
物を検知して信号を出力する障害物センサと、障害物セ
ンサからの出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る手段とを備えている。
【0035】従って、請求項8に対応する発明のヒュー
マンナビ杖においては、例えば超音波等を利用した障害
物センサを、杖の柄または棒の部分に取り付け、歩行者
の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知する。そ
して、当該障害物センサからの出力信号に応じて、これ
を音声(または音)に変えて、人間に伝える。これによ
り、高齢者や弱視者等の歩行支援を行なうことができ
る。
【0036】さらにまた、請求項9に対応する発明のヒ
ューマンナビ・システムは、柄または棒の部分に取り付
けられ、障害物を検知して信号を出力する障害物セン
サ、および障害物センサからの出力信号を無線で送信す
る送信手段を有する杖と、杖の送信手段からの無線信号
を受信して出力する受信手段と、受信手段からの出力信
号に応じて音または音声信号を発生する手段とを備えて
いる。
【0037】従って、請求項9に対応する発明のヒュー
マンナビ・システムにおいては、例えば超音波等を利用
した障害物検知センサを、杖の柄または棒の部分に取り
付け、歩行者の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を
検知する。そして、当該障害物センサの出力信号を杖に
内蔵された送信手段により無線で送り、これを歩行者が
別に持っている受信手段で受信し、これを音声(または
音)に変えて、人間に伝える。すなわち、受信手段およ
び音または音声信号を発生する手段を杖から切り離すこ
とにより、杖の軽量化を図ることができる。また、受信
手段として例えば携帯電話等を流用することが可能とな
り、より一層経済的な歩行支援システムを提供すること
ができる。さらに、受信手段側に移動型PC(パーソナ
ルコンピュータ)を組み合わせることにより、さらなる
機能の向上を図ることができる。これにより、高齢者や
弱視者等に対して、高度の歩行支援を行なうことができ
る。
【0038】一方、請求項10に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられた少な
くとも1個の撮像手段と、撮像手段からの出力信号を用
いて画像処理を行ない出力する画像処理手段と、画像処
理手段からの出力信号に応じて振動する少なくとも1つ
の振動手段を有する柄とを備えている。
【0039】従って、請求項10に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、杖の柄または棒の部分に、例
えばCCDカメラ等の小形の撮像手段を少なくとも1個
取り付け、歩行者前方の映像を検知し、当該撮像手段か
らの出力信号を用いて画像処理する。そして、当該画像
処理手段からの出力信号に応じて、柄の部分に取り付け
た少なくとも1つの振動手段を振動させ、人間の手また
は指に伝える。この場合、振動手段は1つでもよいが、
複数の振動手段を使うことにより、より一層詳しい情報
を伝えることが可能となる。また、複数の振動手段は、
例えば人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して
取り付けられ、情報の内容に応じて振動させる振動手段
を選択することにより、障害物等の大きさや種類および
距離等を手や指の感覚を介してより一層詳細に把握する
ことができ、高齢者や弱視者や難聴者等の歩行支援を行
なうことができる。
【0040】また、請求項11に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、上記請求項10に対応する発明のヒュー
マンナビ杖において、画像処理手段からの出力信号に応
じて、振動手段の振動周波数または振動振幅を変化させ
るようにしている。
【0041】従って、請求項11に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、少なくとも1つの振動手段の
振動周波数や振幅を、画像処理手段から送られてくる情
報の内容に応じて変化させることにより、障害物の大き
さや種類および距離等を手や指の感覚を介してより一層
詳細に判断することができ、高齢者や弱視者や難聴者等
に対して、高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0042】さらに、請求項12に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられた少
なくとも1個の撮像手段と、撮像手段からの出力信号を
用いて画像処理を行ない出力する画像処理手段と、画像
処理手段からの出力信号に応じて凹凸のパターンを変化
させて点字または点画として指または手に伝達する手段
とを備えている。
【0043】従って、請求項12に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、杖の柄または棒の部分に、例
えばCCDカメラ等の小形の撮像手段を少なくとも1個
取り付け、歩行者前方の映像を検知し、当該撮像手段か
らの出力信号を用いて画像処理する。この場合、1個の
撮像手段からの情報を使って画像処理することもできる
が、複数個の撮像手段からの情報を使って画像処理する
ことにより、障害物の大きさ、障害物までの距離および
障害物の移動速度等を、より一層正確に認識できるよう
になる。そして、当該画像処理手段からの出力信号に応
じて、杖の柄の部分に取り付けた凹凸パターンを変化さ
せて点字または点画として、人間の手または指に伝え
る。すなわち、情報の内容に応じて凹凸パターンを変え
ることにより、障害物の種類や大きさ、距離等を手や指
の感覚を介して素早く判断することができ、高齢者や弱
視者や難聴者等への歩行支援を行なうことが可能とな
る。
【0044】また、請求項13に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、柄または棒の部分に取り付けられた少な
くとも1個の撮像手段と、撮像手段からの出力信号を用
いて画像処理を行ない出力する画像処理手段と、画像処
理手段からの出力信号に応じて音または音声信号を発生
する手段とを備えている。
【0045】従って、請求項13に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、杖の柄または棒の部分に、例
えばCCDカメラ等の小形の撮像手段を少なくとも1個
取り付け、歩行者前方の映像を検知し、当該撮像手段か
らの出力信号を用いて画像処理する。この場合、1個の
撮像手段からの情報を使って画像処理することもできる
が、複数個の撮像手段からの情報を使って画像処理する
ことにより、障害物の大きさ、障害物までの距離および
障害物の移動速度等を、より一層正確に認識できるよう
になる。そして、当該画像処理手段からの出力信号に応
じて、これを音声(または音)に変えて、人間に伝え
る。これにより、障害物の種類や大きさおよび障害物ま
での距離等が音声(または音)で伝えられ、高齢者や弱
視者等への歩行支援を行なうことが可能となる。
【0046】さらに、請求項14に対応する発明のヒュ
ーマンナビ・システムは、柄または棒の部分に取り付け
られた少なくとも1個の撮像手段、撮像手段からの出力
信号を用いて画像処理を行ない出力する画像処理手段、
および画像処理手段からの出力信号を無線で送信する送
信手段を有する杖と、杖の送信手段からの無線信号を受
信して出力する受信手段と、受信手段からの出力信号に
応じて音または音声信号を発生する手段とを備えてい
る。
【0047】従って、請求項14に対応する発明のヒュ
ーマンナビ・システムにおいては、杖の柄または棒の部
分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮像手段を少なく
とも1個取り付け、歩行者前方の映像を検知し、当該撮
像手段からの出力信号を用いて画像処理する。この場
合、1個の撮像手段からの情報を使って画像処理するこ
ともできるが、複数個の撮像手段からの情報を使って画
像処理することにより、障害物の大きさ、障害物までの
距離および障害物の移動速度等を、より一層正確に認識
できるようになる。そして、当該画像処理手段からの出
力信号を、杖に内蔵された送信手段により無線で送り、
これを歩行者が別に持っている受信手段で受信し、この
受信した信号を音声(または音)に変えて、人間に伝え
る。すなわち、受信手段および音または音声信号を発生
する手段を杖から切り離すことにより、杖の軽量化を図
ることができる。また、受信手段として例えば携帯電話
等を流用することが可能となり、より経済的な歩行支援
システムを提供できる。さらに、受信手段側に移動型P
C(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、サービスや機能の向上を図ることができる。これに
より、高齢者や弱視者等に対して、高度の歩行支援を行
なうことができる。
【0048】一方、請求項15に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて音または音声信号を発生する手段と、柄また
は棒の部分に取り付けられ、障害物を検知して信号を出
力する障害物センサと、障害物センサからの出力信号に
応じて振動する少なくとも1つの振動手段を有する柄と
を備えている。
【0049】従って、請求項15に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取り、
これを音声(または音)に変えて、人間に伝える。ま
た、例えば超音波センサ等の障害物センサを、杖の柄ま
たは棒の部分に取り付け、歩行者の前方の障害物の大き
さ、種類、距離等を検知する。そして、当該障害物セン
サからの出力信号に応じて、柄の部分に取り付けた少な
くとも1つの振動手段を振動させて、人間の手または指
に伝える。この場合、障害物センサからの出力信号に応
じて、少なくとも1つの振動手段の振動周波数や振幅を
変えることにより、障害物の大きさや種類および距離等
を判断することができる。また、杖の先端部のセンサに
より、地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(ま
たは音)で把握することができ、かつ障害物センサによ
り障害物や動いているものを手や指の感覚を介して素早
く把握することができる。これにより、高齢者や弱視者
等に対して、より一層高度の歩行支援を行なうことが可
能となる。
【0050】また、請求項16に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて振動する少なくとも1つの振動手段を有する
柄と、柄または棒の部分に取り付けられ、障害物を検知
して信号を出力する障害物センサと、障害物センサから
の出力信号に応じて音または音声信号を発生する手段と
を備えている。
【0051】従って、請求項16に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。
そして、当該センサからの出力信号に応じて、柄の部分
に取り付けた少なくとも1つの振動手段を振動させ、人
間の手または指に伝える。この場合、少なくとも1つの
振動手段の振動周波数や振幅を変えることにより、段差
情報や現在位置等の情報内容を識別することができる。
また、杖の柄または棒の部分に取り付けた、例えば超音
波センサ等の障害物センサにより、歩行者の前方の障害
物の大きさ、種類、距離等を検知し、これを音声(また
は音)に変えて、人間に伝える。すなわち、杖の先端部
のセンサにより地理情報や歩道段差等のポイント情報を
手や指の感覚を介して把握することができ、かつ障害物
センサにより障害物や動いているものを音声(または
音)で把握することができる。これにより、高齢者や弱
視者等に対して、より一層高度の歩行支援を行なうこと
が可能となる。
【0052】さらに、請求項17に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理
的信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分
に取り付けられ、障害物を検知して信号を出力する障害
物センサと、センサまたは障害物センサからの出力信号
に応じて振動する少なくとも1つの振動手段を有する柄
とを備えている。
【0053】従って、請求項17に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。
また、杖の柄または棒の部分に取り付けた、例えば超音
波等を利用した障害物センサにより、歩行者の前方の障
害物の大きさ、種類、距離等を検知する。そして、当該
センサおよび障害物センサからの出力信号に応じて、柄
の部分に取り付けた少なくとも1つの振動手段を振動さ
せて、人間の手または指に伝える。この場合、振動手段
の振動周波数や振幅を変えることにより、段差情報や現
在位置等の情報内容を識別することができる。すなわ
ち、杖の先端部のセンサにより地理情報や歩道段差等の
ポイント情報を把握することができ、かつ障害物センサ
により障害物や動いているものを手や指の感覚を介して
素早く把握することができる。これにより、高齢者や弱
視者や難聴者等に対して、より一層高度の歩行支援が可
能となる。
【0054】また、請求項18に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられた、物理
的信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分
に取り付けられ、障害物を検知して信号を出力する障害
物センサと、センサまたは障害物センサからの出力信号
に応じて音または音声信号を発生する手段とを備えてい
る。
【0055】従って、請求項18に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。
【0056】また、杖の柄または棒の部分に取り付け
た、例えば超音波等を利用した障害物センサにより、歩
行者の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知す
る。そして、当該センサまたは障害物センサからの出力
信号に応じて、必要な情報を音声(または音)に変え
て、人間に伝える。すなわち、杖の先端部のセンサによ
り地理情報や歩道段差等のポイント情報を把握すること
ができ、かつ障害物センサにより障害物や動いているも
のを音声(または音)で把握することができる。これに
より、高齢者や弱視者等に対して、より一層高度の歩行
支援が可能となる。
【0057】さらに、請求項19に対応する発明のヒュ
ーマンナビ・システムは、杖の先端部付近に取り付けら
れ、物理的信号を検出して出力するセンサ、柄または棒
の部分に取り付けられ、障害物を検知して信号を出力す
る障害物センサ、およびセンサおよび障害物センサから
の出力信号を無線で送信する送信手段を有する杖と、杖
の送信手段からの無線信号を受信する受信手段と、受信
手段からの出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る手段とを備えている。
【0058】従って、請求項19に対応する発明のヒュ
ーマンナビ・システムにおいては、例えば路上に設置さ
れた無線タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差
等の情報を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等
に、歩行者が持っている杖の先端部を近づけることによ
り、センサが地理情報や歩道の段差等のポイント情報を
読み取る。また、杖の柄または棒の部分に取り付けた、
例えば超音波等を利用した障害物センサにより、歩行者
の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知する。そ
して、当該センサまたは障害物センサからの出力信号
を、杖に内蔵された送信手段により無線で送り、これを
歩行者が別に持っている受信手段で受信する。そして、
この受信した信号(情報)を音声(または音)に変え
て、人間に伝える。すなわち、杖の先端部のセンサによ
り地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(または
音)で把握でき、かつ障害物センサにより障害物や動い
ているものを音声(または音)で把握することができ
る。すなわち、受信手段および音または音声信号を発生
する手段を杖から切り離すことにより、杖の軽量化を図
ることができる。また、受信手段として例えば携帯電話
を流用することも可能となり、経済的な歩行支援システ
ムを提供することができる。さらに、受信手段側に移動
型PC(パーソナルコンピュータ)を組み合わせること
により、サービスや機能の向上を図ることができる。こ
れにより、高齢者や弱視者等に対して、高度の歩行支援
を行なうことができる。
【0059】一方、請求項20に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて音または音声信号を発生する手段と、柄また
は棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段
と、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
出力する手段と、画像処理手段からの出力信号に応じて
振動する少なくとも1つの振動手段を有する柄とを備え
ている。 従って、請求項20に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取り、これを音声
(または音)に変えて、人間に伝える。また、杖の柄ま
たは棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮像手
段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を検知
し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理す
る。そして、当該画像処理手段からの出力信号に応じ
て、柄の部分に取り付けた振動手段を振動させ、人間の
手または指に伝える。この場合、画像処理手段の出力信
号に応じて、振動手段の振動周波数や振幅を変えること
により、障害物の大きさや種類および距離等を判断する
ことができる。すなわち、杖の先端部のセンサにより地
理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(または音)
で把握することができ、かつ少なくとも1個の撮像手段
からの映像を画像処理することにより、障害物や動いて
いるものを手や指の感覚で素早く把握することができ
る。これにより、高齢者や弱視者等に対して、より一層
高度の歩行支援が可能となる。
【0060】また、請求項21に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて振動する振動手段を有する柄と、柄または棒
の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段と、
撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力
する画像処理手段と、画像処理手段からの出力信号に応
じて音または音声信号を発生する手段とを備えている。 従って、請求項21に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。そして、当
該センサからの出力信号に応じて、柄の部分に取り付け
た振動手段を振動させて、人間の手または指に伝える。
この場合、振動手段の振動周波数や振幅を変えることに
より、情報内容を判別することができる。また、杖の柄
または棒の部分に例えばCCDカメラ等の小形の撮像手
段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を検知
し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理し、
これを音声(または音)に変えて、障害物の大きさや種
類および距離等の情報を人間に伝える。すなわち、杖の
先端部のセンサにより地理情報や歩道段差等のポイント
情報を手や指の感覚で把握することができ、かつ少なく
とも1個の撮像手段からの映像を画像処理することによ
り、障害物や動いているものを音声(または音)で把握
することができる。これにより、高齢者や弱視者等に対
して、より一層高度の歩行支援が可能となる。
【0061】さらに、請求項22に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理
的信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分
に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段と、撮像手
段からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画
像処理手段と、センサまたは画像処理手段からの出力信
号に応じて振動する少なくとも一つの振動手段を有する
柄とを備えている。 従って、請求項22に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。また、杖の
柄または棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮
像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を
検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理
する。そして、当該センサまたは画像処理手段からの出
力信号に応じて、柄の部分に取り付けた振動手段を振動
させて、人間の手または指に伝える。この場合、センサ
や画像処理手段からの出力信号に応じて、振動手段の振
動周波数や振幅を変えることにより、情報内容を識別す
ることができる。すなわち、杖の先端部のセンサにより
地理情報や歩道段差等のポイント情報を把握することが
でき、かつ少なくとも1個の撮像手段からの映像を画像
処理することにより、障害物や動いているものを手や指
の感覚で把握することができる。これにより、高齢者や
弱視者および難聴者等に対して、より一層高度の歩行支
援が可能となる。
【0062】一方、請求項23に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、上記請求項20乃至請求項22のいずれ
か1項に対応する発明のヒューマンナビ杖において、セ
ンサまたは画像処理手段からの出力信号に応じて、振動
手段の振動周波数または振動振幅を変化させるようにし
ている。
【0063】従って、請求項23に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、センサまたは画像処理手段か
らの出力信号に応じて、柄の部分に取り付けた振動手段
を振動させて、人間の手または指に伝える。この場合、
センサや画像処理手段からの出力信号に応じて、振動手
段の振動周波数や振幅を変えることにより、障害物の大
きさや種類および距離および地理情報等の内容を判別す
ることができ、高齢者や弱視者および難聴者等に対し
て、高度の歩行支援が可能となる。
【0064】また、請求項24に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分に
取り付けられた少なくとも1個の撮像手段と、撮像手段
からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画像
処理手段と、センサまたは画像処理手段からの出力信号
に応じて音または音声信号を発生する手段とを備えてい
る。 従って、請求項24に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。また、杖の
柄または棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮
像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を
検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理
する。そして、当該杖の先端部センサからの出力信号ま
たは画像処理手段からの出力信号を音声(または音)に
変えて、地理情報やポイント情報および障害物の大きさ
や種類や距離等の情報を人間に伝える。すなわち、杖の
先端部のセンサにより、地理情報や歩道段差等のポイン
ト情報を音声(または音)で把握することができ、かつ
少なくとも1個の撮像手段の映像を画像処理することに
より、障害物や動いているものを音声(または音)で把
握することができる。これにより、高齢者や弱視者等に
対して、より一層高度の歩行支援が可能となる。
【0065】さらに、請求項25に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理
的信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力
信号に応じて音または音声信号を発生する手段と、柄ま
たは棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手
段と、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行な
い出力する画像処理手段と、画像処理手段からの出力信
号に応じて振動する複数の振動手段を有する柄とを備え
ている。 従って、請求項25に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取り、これを音声
(または音)に変えて、人間に伝える。また、杖の柄ま
たは棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮像手
段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を検知
し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理す
る。そして、当該画像処理手段からの出力信号に応じ
て、柄の部分に取り付けた複数の振動手段を振動させ
て、人間の手または指に伝える。この場合、複数の振動
手段は、例えば人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ
対応して取り付けられ、情報の内容に応じて振動させる
振動手段を選択することにより、障害物の大きさや種類
および距離等を手や指の感覚を介してより一層詳細に把
握することができる。すなわち、杖の先端部のセンサに
より地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(また
は音)で把握することができ、かつ少なくとも1個の撮
像手段の映像を画像処理することにより、障害物や動い
ているものを手や指の感覚で素早く把握できる。これに
より、高齢者や弱視者等に対して、より一層高度の歩行
支援が可能となる。
【0066】一方、請求項26に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて振動する複数の振動手段を有する柄と、柄ま
たは棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手
段と、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行な
い出力する画像処理手段と、画像処理手段からの出力信
号に応じて音または音声信号を発生する手段とを備えて
いる。 従って、請求項26に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。そして、当
該センサからの出力信号に応じて、柄の部分に取り付け
た複数の振動手段を振動させて、人間の手または指に伝
える。この場合、複数の振動手段は、例えば人差し指、
中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けられ、情
報の内容に応じて振動させる振動手段を選択することに
より、手や指の感覚を介して地理情報やポイント情報の
内容を把握することができる。また、杖の柄または棒の
部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮像手段を少な
くとも1個個取り付け、歩行者前方の映像を検知し、当
該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理し、これを
音(または音)に変えて、人間に伝える。すなわち、杖
の先端部のセンサにより地理情報や歩道段差等のポイン
ト情報を手や指の感覚で認識することができ、かつ少な
くとも1個の撮像手段の映像を画像処理することによ
り、障害物等を音声や音で認識することができる。これ
により、高齢者や弱視者等に対して、より一層高度の歩
行支援を行なうことが可能となる。
【0067】また、請求項27に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分に
取り付けられた少なくとも1個の撮像手段と、撮像手段
からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画像
処理手段と、センサまたは画像処理手段からの出力信号
に応じて振動する複数の振動手段を有する柄とを備えて
いる。 従って、請求項27に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。また、杖の
柄または棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮
像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を
検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理
する。そして、当該センサまたは画像処理手段からの出
力信号に応じて、柄の部分に取り付けた複数の振動手段
を振動させて、人間の手または指に伝える。この場合、
複数の振動手段は、例えば人差し指、中指、薬指、小指
にそれぞれ対応して取り付けられ、情報の内容に応じて
振動させる振動手段を選択することにより、手や指の感
覚を介して地理情報やポイント情報の内容および障害物
等を把握することができる。すなわち、杖の先端部のセ
ンサにより地理情報や歩道段差等のポイント情報を認識
することができ、かつ少なくとも1個の撮像手段の映像
を画像処理することにより、障害物等を認識することが
できる。これにより、高齢者や弱視者等に対して、より
一層高度の歩行支援が可能となる。
【0068】さらに、請求項28に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、上記請求項25乃至請求項27のいず
れか1項に対応する発明のヒューマンナビ杖において、
センサまたは画像処理手段からの出力信号に応じて、複
数の振動手段の振動周波数または振動振幅を変化させる
ようにしている。
【0069】従って、請求項28に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、センサまたは画像処理手段か
らの出力信号に応じて、柄の部分に取り付けた複数の振
動手段を振動させて、人間の手または指に伝える。この
場合、センサや画像処理手段からの出力信号に応じて、
複数の振動手段のそれぞれの振動周波数や振幅を変える
ことにより、障害物の大きさや種類および距離および地
理情報等の内容をより一層詳細に識別することができ、
高齢者や弱視者や難聴者等に対して、高度の歩行支援が
可能となる。
【0070】一方、請求項29に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて音または音声信号を発生する手段と、柄また
は棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段
と、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
出力する画像処理手段と、画像処理手段からの出力信号
に応じて凹凸のパターンを変化させて点字または点画と
して指または手に伝達する手段を有する柄とを備えてい
る。
【0071】従って、請求項29に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取り、
これを音声(または音)に変えて、人間に伝える。ま
た、杖の柄または棒の部分に、CCDカメラ等の小形の
撮像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像
を検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処
理する。この場合、1個の撮像手段からの情報を使って
画像処理することもできるが、複数個の撮像手段からの
情報を使って画像処理することにより、障害物の大き
さ、障害物までの距離、および障害物の移動速度等がよ
り正確に認識できるようになる。さらに、当該画像処理
手段からの出力信号に応じて、杖の柄の部分に取り付け
た凹凸パターンを変化させて点字または点画として、人
間の手または指に伝える。そして、情報の内容に応じ
て、凹凸パターンを変えることにより、障害物の種類や
大きさ、距離等を識別することができる。すなわち、杖
の先端部のセンサにより地理情報や歩道段差等のポイン
ト情報を音声(または音)で把握することができ、かつ
少なくとも1個の撮像手段の映像を画像処理することに
より、障害物や動いているものを手や指の感覚ですばや
く把握することができる。これにより、高齢者や弱視者
等に対して、より一層高度の歩行支援が可能となる。
【0072】また、請求項30に対応する発明のヒュー
マンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
信号を検出して出力するセンサと、センサからの出力信
号に応じて凹凸のパターンを変化させて点字または点画
として指または手に伝達する手段を有する柄と、柄また
は棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段
と、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
出力する画像処理手段と、画像処理手段からの出力信号
に応じて音または音声信号を発生する手段とを備えてい
る。
【0073】従って、請求項30に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖においては、例えば路上に設置された無線
タグや磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報
を入れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者
が持っている杖の先端部を近づけることにより、センサ
が地理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。
そして、当該センサからの出力信号に応じて、杖の柄の
部分に取り付けた凹凸パターンを変化させて点字または
点画として、人間の手または指に伝える。この場合、情
報の内容に応じて、凹凸パターンを変えることにより、
地理情報や歩道の段差等のポイント情報を判断すること
ができる。また、杖の柄または棒の部分に、例えばCC
Dカメラ等の小形の撮像手段を少なくとも1個取り付
け、歩行者前方の映像を検知し、当該撮像手段からの出
力信号を用いて画像処理し、これを音声(または音)に
変えて、人間に伝える。この場合、1個の撮像手段から
の情報を使って画像処理することもできるが、複数個の
撮像手段からの情報を使って画像処理することにより、
障害物の大きさ、障害物までの距離および障害物の移動
速度等を、より一層正確に認識できるようになる。すな
わち、杖の先端部のセンサにより地理情報や歩道段差等
のポイント情報を手や指の感覚を介して把握することが
でき、かつ少なくとも1個の撮像手段の映像を画像処理
することにより、障害物や動いているものを音声(また
は音)で把握することができる。これにより、高齢者や
弱視者等に対して、より一層高度の歩行支援が可能とな
る。
【0074】さらに、請求項31に対応する発明のヒュ
ーマンナビ杖は、杖の先端部付近に取り付けられ、物理
的信号を検出して出力するセンサと、柄または棒の部分
に取り付けられた少なくとも1個の撮像手段と、撮像手
段からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画
像処理手段と、センサまたは画像処理手段からの出力信
号に応じて凹凸のパターンを変化させて点字または点画
として指または手に伝達する手段とを備えている。 従って、請求項31に対応する発明のヒューマンナビ杖
においては、例えば路上に設置された無線タグや磁気ネ
イル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入れてお
き、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持ってい
る杖の先端部を近づけることにより、センサが地理情報
や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。また、杖の
柄または棒の部分に、例えばCCDカメラ等の小形の撮
像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方の映像を
検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて画像処理
する。この場合、1個の撮像手段からの情報を使って画
像処理することもできるが、複数個の撮像手段からの情
報を使って画像処理することにより、障害物の大きさ、
障害物までの距離および障害物の移動速度等を、より一
層正確に認識できるようになる。また、センサまたは画
像処理手段からの出力信号に応じて、杖の柄の部分に取
り付けた凹凸パターンを変化させて点字または点画とし
て、人間の手または指に伝える。この場合、情報の内容
に応じて、凹凸パターンを変えることにより、地理情報
や歩道の段差等のポイント情報および障害物の種類や大
きさ、距離等を識別することができる。すなわち、杖の
先端部のセンサで地理情報や歩道段差等のポイント情報
を、また撮像手段の映像の画像処理信号で障害物や動い
ているものを、杖の柄の部分の凹凸パターンとして手や
指の感覚を介して素早く把握することができる。これに
より、高齢者や弱視者等に対して、より一層高度の歩行
支援が可能となる。
【0075】さらにまた、請求項32に対応する発明の
ヒューマンナビ・システムは、杖の先端部付近に取り付
けられ、物理的信号を検出して出力するセンサ、柄また
は棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮像手
段、撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
出力する画像処理手段、およびセンサおよび画像処理手
段からの出力信号を無線で送信する送信手段とを有する
杖と、杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する
受信手段と、受信手段からの出力信号に応じて音または
音声信号を発生する手段とを備えている。 従って、請求項32に対応する発明のヒューマンナビ・
システムにおいては、例えば路上に設置された無線タグ
や磁気ネイル等に、地理情報や歩道の段差等の情報を入
れておき、当該無線タグや磁気ネイル等に、歩行者が持
っている杖の先端部を近づけることにより、センサが地
理情報や歩道の段差等のポイント情報を読み取る。ま
た、杖の柄または棒の部分に、例えばCCDカメラ等の
小形の撮像手段を少なくとも1個取り付け、歩行者前方
の映像を検知し、当該撮像手段からの出力信号を用いて
画像処理する。この場合、1個の撮像手段からの情報を
使って画像処理することもできるが、複数個の撮像手段
からの情報を使って画像処理することにより、障害物の
大きさ、障害物までの距離および障害物の移動速度等
が、より一層正確に認識できるようになる。また、セン
サまたは画像処理手段からの出力信号を、内蔵された送
信手段により無線で送り、これを歩行者が別に持ってい
る受信手段で受信する。そして、受信した信号(情報)
を音声(または音)に変えて、人間に伝える。すなわ
ち、杖の先端部のセンサで地理情報や歩道段差等のポイ
ント情報を音声(または音)で把握することができ、か
つ少なくとも1個の撮像手段により障害物や動いている
ものを音声(または音)で把握することができる。ま
た、受信手段および音または音声信号を発生する手段を
杖から切り離すことにより、杖の軽量化を図ることがで
きる。また、受信手段として例えば携帯電話を流用する
ことも可能となり、経済的な歩行支援システムを提供す
ることができる。さらに、受信手段側に移動型PC(パ
ーソナルコンピュータ)を組み合わせることにより、サ
ービスや機能の向上を図ることができる。これにより、
高齢者や弱視者等に対して、高度の歩行支援を行なうこ
とができる。
【0076】ここで、例えば請求項33に記載したよう
に、上記請求項1乃至請求項4、請求項6乃至請求項
8、請求項10乃至請求項13、請求項15乃至請求項
18、請求項20乃至請求項31のいずれか1項に対応
する発明のヒューマンナビ杖において、物理的信号とし
ては、光、磁気あるいは電気的信号のいずれかの信号を
用いるようにしている。
【0077】また、例えば請求項34に記載したよう
に、上記請求項5、請求項9、請求項14、請求項1
9、請求項32のいずれか1項に対応する発明のヒュー
マンナビ・システムにおいて、物理的信号としては、
光、磁気あるいは電気的信号のいずれかの信号を用いる
ようにしている。
【0078】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0079】(第1の実施の形態:請求項1に対応)図
1は、本実施の形態を説明するための概念図である。
【0080】図1において、1は歩行者、2は歩行者1
が持つ杖、21は杖2の柄、3は杖2の先端部付近に取
り付けられ、物理的信号を検出して出力するセンサ、3
1は無線タグをそれぞれ示している。
【0081】ここで、物理的信号としては、光、磁気あ
るいは電気的信号のいずれかの信号を用いることが好ま
しい。
【0082】また、無線タグ31は、歩道に埋め込ま
れ、付近の地理案内や歩道の段差や障害物等についての
情報を発信する。
【0083】なお、無線タグ31からの情報発信は、常
時行なってもよいが、歩行者1が近づいたことを検知し
て発信するようにすると、電力消費を節約することがで
きる。または、杖2の先端部を感知して発信するように
してもよい。
【0084】図2(a)は、本実施の形態によるヒュー
マンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図である。
【0085】図2(a)において、杖2の先端部付近に
は、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検出
して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0086】また、杖2の柄21の部分には、音または
音声信号を発生する小形のスピーカ6が備えられてい
る。
【0087】図2(b)は、本実施の形態によるヒュー
マンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック線
図である。
【0088】図2(b)において、32はセンサ3が受
信した信号を処理する信号処理器、61は信号処理器3
2からの信号を音または音声信号に変換する音声合成
器、6は音または音声信号を発生する小形のスピーカ
(またはイヤーホーン)をそれぞれ示している。
【0089】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0090】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0091】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0092】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0093】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0094】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0095】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、図2(b)の信号処理器32により、情報内容を解
読する。
【0096】次に、これを音または音声に変えて、スピ
ーカ6から歩行者に情報内容を伝える。
【0097】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0098】これにより、高齢者や弱視者等に対して歩
行を支援することが可能となる。
【0099】(変形例1)図3は、本実施の形態の変形
例によるヒューマンナビ杖の構成例を示す概要図であ
る。
【0100】本実施の形態では、歩道に磁気ネイル33
を埋め込んだ場合を例として示している。
【0101】磁気ネイル33は、磁気的な信号として情
報を伝えるものであり、N極とS極の違い、あるいはこ
の並べ方を変えることによって、情報内容を区別するこ
とができる。
【0102】これは、無線タグのように多くの情報を伝
えることは難しいが、安価で、電力を必要としないとい
う利点がある。この場合のセンサ3としては、磁気セン
サが使われる。
【0103】センサ3を磁気ネイル33に近づけると、
N極またはS極を判別し、これを信号処理して音に変換
する。
【0104】例えば、杖2の先端が磁気ネイル33に近
づくと、杖2に取り付けたスピーカ6から「ピー」と音
が鳴り、この音をたよりに歩行することにより、歩道を
外れることなく歩くことができる。
【0105】N極は右側、S極は左側というように区別
し、音を違えることにより、他の歩行者との接触を避け
ることも可能となる。
【0106】また、段差や交差点等の重要なポイントに
は、前述の無線タグ31が敷設してあり、より詳細な情
報を得ることが可能となる。
【0107】(変形例2)図4は、本実施の形態の変形
例による構成例を示す概要図である。
【0108】本実施の形態では、磁気ネイル33と無線
タグ31の敷設例を示している。
【0109】図4において、100は歩道、200は車
道、201は自動車をそれぞれ示している。
【0110】歩行者1は、歩道の磁気ネイル33に沿っ
て歩行することにより、歩道を外れることなく歩くこと
ができ、交差点等主要な地点では、この手前に敷設した
無線タグ31から、より詳細な情報を得ることができ
る。
【0111】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等のポイン
ト情報を入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル3
3等に、歩行者1が持っている杖2の先端部を近づける
ことにより、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイ
ント情報を読み取り、これを音声(または音)に変え
て、歩行者1に伝えることができるため、初めての道で
も安心して容易に歩けるように高齢者や弱視者等の歩行
支援を行なうことが可能となる。
【0112】(第2の実施の形態:請求項2に対応)図
5(a)は、本実施の形態によるヒューマンナビ杖の具
体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の形態と同
一要素には同一符号を付してこの説明を省略し、ここで
は異なる部分についてのみ述べる。
【0113】図5(a)において、杖2の先端部付近に
は、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検出
して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0114】また、杖2の柄21の部分には、センサ3
からの出力信号に応じて振動する1つの振動子7が備え
られている。
【0115】図5(b)は、本実施の形態によるヒュー
マンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック線
図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付
してこの説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0116】図5(b)において、71は前記信号処理
器32からの信号を振動子7の振動に変換する振動パタ
ーン発生器、7は振動パターン発生器71からの出力信
号に応じて振動する振動子をそれぞれ示している。
【0117】すなわち、センサ3が受信した信号を振動
子7の振動に変換して、振動子7から歩行者1の手また
は指の感覚を介して情報内容を伝えるようにしている。
【0118】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0119】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0120】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0121】センサ3は、このデジタル信号を無線で受
信し、図5(b)の信号処理器32により、情報内容を
解読する。
【0122】次に、これを振動パターンに変えて、振動
子7から歩行者1の手または指を介して情報内容を伝え
る。
【0123】図5(c)は、振動パターンの一例を示す
図である。
【0124】歩行者1は、あらかじめこの振動パターン
とこれが何を意味するかを修得しておき、段差や交差点
等が近づいたことを知る。
【0125】この場合、前述した音声での伝達に比較し
て情報内容が少なくなるが、歩行者1の手や指の感覚で
素早く伝わるという利点がある。
【0126】また、音を聞くことが困難な難聴者等に対
しても、歩行を支援することが可能となる。特に、磁気
ネイル等の単純な情報を得るには最適である。
【0127】(変形例)図6(a)は、本実施の形態の
変形例によるヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す
概要図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号
を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0128】図6(a)において、杖2の先端部付近に
は、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検出
して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0129】また、杖2の柄21の部分には、センサ3
からの出力信号に応じて振動する複数(本例では2つ)
の振動子7が備えられている。
【0130】図6(b)は、本実施の形態によるヒュー
マンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック線
図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付
してこの説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0131】図6(b)において、71は前記信号処理
器32からの信号を複数の振動子7a,7bの振動に変
換する振動パターン発生器、7a,7bは振動パターン
発生器71からの出力信号に応じて振動する複数の振動
子をそれぞれ示している。
【0132】すなわち、センサ3が受信した信号を振動
子7a,7bの振動パターンに変換して、歩行者1の手
または指の感覚を介して情報内容を伝えるようにしてい
る。
【0133】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0134】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0135】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0136】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0137】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0138】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0139】センサ3は、このデジタル信号を無線で受
信し、図6(b)の信号処理器32により、情報内容を
解読する。
【0140】次に、これを振動パターンに変えて、2つ
の振動子7a,7bから歩行者の手または指を介して情
報内容を伝える。
【0141】例えば、振動子7aだけを振動させた場合
には右側、振動子7bだけを振動させた場合は左側、各
振動子7a,7bを同時に振動させた場合は前方、各振
動子7a,7bを交互に振動させた場合には後方に、そ
れぞれ対象物があることを知らせる。
【0142】これに加えて、振動パターンを変えること
により、より詳細な情報内容を区別することが可能とな
り、高齢者や弱視者および難聴者等に対する高度な歩行
支援を行なうことが可能となる。
【0143】また、杖2は片手で握るが、この手の指に
合わせて振動子7を用意することもできる。
【0144】すなわち、人差し指、中指、薬指、小指に
合わせて振動子7を用意し、それぞれの振動パターンを
変えることにより、無線タグ31からの情報をより詳細
に把握することが可能となる。
【0145】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差や障害物等
のポイント情報を入れておき、当該無線タグ31や磁気
ネイル33等に、歩行者1が持っている杖2の先端部を
近づけることにより、センサ3が地理情報や歩道の段差
や障害物等のポイント情報を読み取り、これに応じて、
杖2の柄21の部分に取り付けた少なくとも1つの振動
子7を振動させて、歩行者1の手または指に伝えること
ができるため、初めての道でも安心して容易に歩けるよ
うに高齢者や弱視者等の歩行支援を行なうことが可能と
なる。
【0146】また、複数の振動子7を使うことにより、
より一層詳しい情報を伝えることが可能となる。
【0147】さらに、複数の振動子7は、例えば人差し
指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けら
れ、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択するこ
とにより、障害物等のポイント情報を手や指の感覚を介
してより一層詳細に把握することができ、高齢者や弱視
者や難聴者等の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0148】(第3の実施の形態:請求項3に対応)本
実施の形態によるヒューマンナビ杖は、前述した第2の
実施の形態によるヒューマンナビ杖において、前記セン
サ3からの出力信号に応じて、振動子7の振動周波数ま
たは振動振幅を変化させるようにしている。
【0149】以上のように構成した本実施の形態による
ヒューマンナビ杖においては、信号処理器32の出力信
号に応じて、少なくとも1つの振動子7の振動周波数や
振動振幅を変えることにより、さらに情報内容を細かく
区別できるようになり、地理案内等も歩行者が把握する
ことができるようになる。
【0150】(第4の実施の形態:請求項4に対応)図
7(a)は、本実施の形態によるヒューマンナビ杖の具
体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の形態と同
一要素には同一符号を付してこの説明を省略し、ここで
は異なる部分についてのみ述べる。
【0151】図7(a)において、杖2の先端部付近に
は、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検出
して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0152】また、杖2の柄21の部分には、センサ3
が受信した信号を凹凸パターンに変換する凹凸パネル8
が備えられている。
【0153】図7(b)は、本実施の形態によるヒュー
マンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック線
図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付
してこの説明を省略し、ここでは異なる部分についての
み述べる。
【0154】図7(b)において、81は前記信号処理
器32からの信号を凹凸パターンに変換する凹凸パター
ン発生器、8は凹凸パターン発生器81からの出力信号
を点字または点画の凹凸パターンとして表示する凹凸パ
ネルをそれぞれ示している。
【0155】すなわち、センサ3が受信した信号を凹凸
パネル8の凹凸パターンに変換して、凹凸パネル8から
歩行者1の手または指の感覚を介して情報内容を伝える
ようにしている。
【0156】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0157】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0158】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0159】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0160】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0161】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0162】センサ3は、このデジタル信号を無線で受
信し、図7(b)の信号処理器32により、情報内容を
解読する。
【0163】次に、これを凹凸パターン発生器81で凹
凸パネル8の凹凸パターンに変えて、凹凸パネル8から
歩行者1の手または指を介して情報内容を伝える。
【0164】図8は、凹凸パネル8の構成例を示す概要
図でおる。
【0165】図8において、801,802,803,
……は凹凸素子を示している。
【0166】凹凸素子801は、バネ801b、小電磁
石801c、鉄片801dおよび小突起部片801aか
らなり、小電磁石801cを励磁することにより、鉄片
801dを吸着し、小突起部片801aを下にさげる。
【0167】励磁を切れば、バネ801bの力により、
小突起部片801aは上に持ち上げられる。
【0168】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を、凹凸パターン発生器81からの信号に応じて
上げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0169】この場合、点字モードで使えば、無線タグ
31から送られた段差等のポイント情報や地理案内情報
を、点字列として把握することができる。
【0170】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、段差や交差点は言うに及ばず、郵便局や
魚屋等も理解することができる。
【0171】これにより、高齢者や弱視者および難聴者
等に対する高度な歩行支援を行なうことが可能となる。
【0172】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差や障害物等
の情報を入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル3
3等に、歩行者が持っている杖2の先端部を近づけるこ
とにより、センサ3が地理情報や歩道の段差や障害物等
の情報を読み取り、これに応じて、杖2の柄21の部分
に取り付けた凹凸パネル8の凹凸パターンを変化させて
点字または点画として、歩行者1の手または指に伝える
ことができるため、障害物等のポイント情報を手や指の
感覚を介して把握することができ、初めての道でも安心
して容易に歩けるように高齢者や弱視者等の歩行支援を
行なうことが可能となる。
【0173】(第5の実施の形態:請求項5に対応)図
9は、本実施の形態を説明するための概念図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0174】図9において、10はセンサ3が受信した
信号を受信する携帯受信機、13は音または音声信号を
発生するイヤーホーンをそれぞれ示している。
【0175】図10(a)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図で
あり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付して
この説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
【0176】図10(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0177】また、杖2の柄21の部分には、前記セン
サ3からの出力信号を無線で送信する送信器9が備えら
れている。
【0178】図10(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す信号処理
ブロック線図であり、前記実施の形態と同一要素には同
一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0179】図10(b)において、9は前記信号処理
器32からの信号を無線で送信する送信器、携帯受信機
10において、10aは送信器9からの無線信号を受信
する受信器本体、11は受信器本体10aからの信号を
音または音声信号に変換する音声合成器、12は音声合
成器11の出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る小形のスピーカ(またはイヤーホーン)をそれぞれ示
している。
【0180】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ・システムの作用について説明す
る。
【0181】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0182】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0183】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0184】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0185】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0186】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、図10(b)の信号処理器32により、情報内容を
解読する。
【0187】次に、これを杖2に内蔵した送信器9で無
線信号として送信する。
【0188】受信器10aでこの無線信号を受信し、こ
れを音声合成器11を介して音または音声に変え、スピ
ーカ12から歩行者1に情報内容を伝える。
【0189】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0190】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
歩行を支援することが可能となる。
【0191】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ・システムでは、携帯受信機10および音または
音声信号を発生する手段を杖2から切り離すことによ
り、杖2の軽量化を図ることが可能となる。
【0192】また、携帯受信機10として携帯電話等を
流用することが可能となり、経済的な歩行支援システム
を提供することが可能となる。
【0193】さらに、携帯受信機10側に移動型PC
(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、さらなる機能の向上を図ることが可能となる。
【0194】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
高度の歩行支援を行なうことができると同時に、情報通
信サービスを利用することが可能となる。
【0195】(第6の実施の形態:請求項6に対応)図
11は、本実施の形態を説明するための概念図であり、
前記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0196】図11において、4は杖2の柄21または
棒の部分に取り付けられ、障害物41を検知して信号を
出力する障害物センサを示している。
【0197】図12(a)および(b)は、本実施の形
態によるヒューマンナビ杖の具体的な構造例を示す正面
図および側面図であり、前記実施の形態と同一要素には
同一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部
分についてのみ述べる。
【0198】図12において、7は障害物センサ4から
の出力信号に応じて振動する1つの振動子を示してい
る。
【0199】ここで、障害物センサ4は、杖2の柄21
の中央部分に取り付けられ、歩行者1が当該障害物セン
サ4を前方または左右方向に向けることにより、歩行に
障害となる物体の大きさや距離等を知ることができる。
【0200】振動子7は、杖2の柄21の部分に取り付
けられ、障害物41の大きさや距離および移動速度等に
応じてある決められたパターンで振動し、手または指の
感覚を介して歩行者1に情報を伝える。
【0201】図13(a)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付しての説明を
省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0202】図13(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、障害物41を検知して信号を出力する
障害物センサ4と、この障害物センサ4からの出力信号
に応じて振動する1つの振動子7が備えられている。
【0203】図13(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0204】図13(b)において、42は障害物セン
サ4からの出力信号を処理する信号処理器、71は信号
処理器42からの信号を振動子7の振動に変換する振動
パターン発生器、7は振動パターン発生器71からの出
力信号に応じて振動する振動子をそれぞれ示している。
【0205】すなわち、障害物センサ4が受信した信号
を振動パターンに変換して、振動子7から、歩行者1の
手または指の感覚を介して障害物情報を伝えるようにし
ている。
【0206】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0207】超音波等を利用した障害物検知センサ4
を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者1
の前方の障害物41を検知する。
【0208】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号の大きさや位相を測定する
ことにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0209】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかの判断をすることができ
る。
【0210】障害物センサ4の出力信号を、信号処理器
42を介して信号処理し、振動パターン発生器71によ
り、障害物41の大きさや距離および移動速度等に応じ
て、決められたパターンで振動子7を振動させ、歩行者
1の手や指の感覚を介して情報を伝える。
【0211】例えば、大きいものは振動時間を長く、小
さいものは振動時間を短く、遠いものは弱い振動、近く
のものは強い振動、等のパターンが用意される。
【0212】これにより、歩行中の障害物41が歩行者
1の手や指の感覚を通じて素早く伝えられ、高齢者や弱
視者および難聴者等に対して歩行を支援することが可能
となる。
【0213】(変形例1)図14(a)は、本実施の形
態の変形例によるヒューマンナビ杖の具体的な構成例を
示す概要図であり、前記実施の形態と同一要素には同一
符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分に
ついてのみ述べる。
【0214】図14(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、障害物41を検知して信号を出力する
障害物センサ4と、この障害物センサ4からの出力信号
に応じて振動する複数(本例では2つ)の振動子7が備
えられている。
【0215】図14(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0216】図14(b)において、71は前記信号処
理器42からの信号を複数の振動子7a,7bの振動に
変換する振動パターン発生器、7a,7bは振動パター
ン発生器71からの出力信号に応じて振動する複数の振
動子をそれぞれ示している。
【0217】すなわち、障害物センサ4により検知した
信号を複数の振動子7a,7bの振動パターンに変換し
て、歩行者1の手または指の感覚を介して情報内容を伝
えるようにしている。
【0218】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0219】障害物センサ4により障害物41を検知
し、信号処理器42により情報内容を解読する。
【0220】次に、これを振動パターンに変えて、2つ
の振動子7a,7bから歩行者1の手または指を介して
情報内容を伝える。
【0221】例えば、振動子7aだけを振動させた場合
は右側、振動子7bだけを振動させた場合は左側、各振
動子7a,7bを同時に振動させた場合は前方、各振動
子7a,7bを交互に振動させた場合は後方に、それぞ
れ対象物があることを知らせる。
【0222】これに加えて、振動パターンを変えること
により、より詳細な情報内容を区別することが可能とな
り、高齢者や弱視者および難聴者等に対する高度な歩行
支援を行なうことが可能となる。
【0223】(変形例2)図15は、本実施の形態の変
形例によるヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概
要図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0224】なお、図15(a)は杖全体を、図15
(b)は杖の柄の部分をそれぞれ示している。
【0225】図15において、7a,7b,7c,7d
は前記障害物センサ4からの出力信号に応じて振動する
複数(本例では4つ)の振動子を示している。
【0226】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0227】複数の振動子7a,7b,7c,7dは、
例えば人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して
取り付けられ、情報の内容に応じて振動させる振動子を
選択することにより、障害物41等の情報を歩行者1の
手や指の感覚を介して把握することができる。
【0228】また、複数の振動子7a,7b,7c,7
dのそれぞれの振動周波数や振幅を、障害物センサ4か
ら送られてくる情報の内容に応じて変化させることによ
り、障害物41の大きさや種類および距離等を歩行者1
の手や指の感覚を介してより詳細に判断することができ
る。
【0229】これにより、高齢者や弱視者や難聴者等に
対して、高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0230】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば超音波等を利用した障害物センサ
4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者
1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を検知
し、これに応じて、杖2の柄21の部分に取り付けた少
なくとも1つの振動子7を振動させて、歩行者1の手ま
たは指に伝えることができるため、初めての道でも安心
して容易に歩けるように高齢者や弱視者等の歩行支援を
行なうことが可能となる。
【0231】また、複数の振動子7を使うことにより、
より一層詳しい情報を伝えることが可能となる。
【0232】さらに、複数の振動子7は、例えば人差し
指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けら
れ、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択するこ
とにより、障害物等のポイント情報を手や指の感覚を介
してより一層詳細に把握することができ、高齢者や弱視
者や難聴者等の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0233】さらにまた、少なくとも1つの振動子7の
振動周波数や振幅を、障害物センサ4から送られてくる
情報の内容に応じて変化させることにより、障害物41
の大きさや種類および距離等を歩行者1の手や指の感覚
を介してより一層詳細に判断することが可能となる。
【0234】これにより、高齢者や弱視者や難聴者等に
対して、高度の歩行支援を行なうことができる。
【0235】(第7の実施の形態:請求項7に対応)図
16(a)は、本実施の形態によるヒューマンナビ杖の
具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の形態と
同一要素には同一符号を付してこの説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0236】図16(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、障害物41を検知して信号を出力する
障害物センサ4と、障害物センサ4が受信した信号を凹
凸パターンに変換する凹凸パネル8とが備えられてい
る。
【0237】図16(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0238】図16(b)において、42は障害物セン
サ4からの出力信号を処理する信号処理器、81は信号
処理器42からの信号を凹凸パターンに変換する凹凸パ
ターン発生器、8は凹凸パターン発生器81からの出力
信号を点字または点画の凹凸パターンとして表示する凹
凸パネルをそれぞれ示している。
【0239】すなわち、障害物センサ4が受信した信号
を凹凸パネル8の凹凸パターンに変換して、歩行者1の
手または指の感覚を介して障害物情報を伝えるようにし
ている。
【0240】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0241】障害物センサ4は、杖2の柄21(または
棒)の部分に取り付けられ、歩行者1が障害物センサ4
を前方または左右方向に向けることにより、歩行に障害
となる物体の大きさや距離等を知ることができる。
【0242】例えば、超音波等を利用した障害物センサ
4は、前方の障害物41に超音波を当て、返ってくる信
号の大きさや位相を測定することにより、障害物41の
大きさや距離を検知する。
【0243】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかの判断をすることができ
る。
【0244】また、凹凸パネル81は杖2の柄21の部
分に取り付けられ、障害物41の大きさや距離および移
動速度等に応じて点字あるいは点画として、歩行者1の
手または指の感覚を介して歩行者1に情報を伝える。
【0245】障害物センサ4により検知した信号を信号
処理器42に入力し、障害物41の大きさ、障害物41
までの距離あるいは移動の速度等の情報内容を解読す
る。
【0246】次に、これを凹凸パターン発生器81で凹
凸パネル8の凹凸パターンに変えて、凹凸パネル8から
歩行者1の手または指を介して情報内容を伝える。
【0247】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を凹凸パターン発生器81からの信号に応じて上
げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0248】この場合、点字モードで使えば、障害物セ
ンサ4が検知した情報を、点字列として把握することが
できる。
【0249】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、障害物41の大略の形等も理解すること
ができる。
【0250】これにより、高齢者や弱視者および難聴者
等に対する高度な歩行支援を行なうことが可能となる。
【0251】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば超音波等を利用した障害物センサ
4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者
1の前方の障害物の大きさ、種類、距離等を検知し、こ
れに応じて、杖2の柄21の部分に取り付けた凹凸パネ
ル8の凹凸パターンを変化させて点字または点画とし
て、歩行者1の手または指に伝えるができるため、障害
物等のポイント情報を手や指の感覚を介して把握するこ
とができ、初めての道でも安心して容易に歩けるように
高齢者や弱視者や難聴者等の歩行支援を行なうことが可
能となる。
【0252】(第8の実施の形態:請求項8に対応)図
17(a)は、本実施の形態によるヒューマンナビ杖の
具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の形態と
同一要素には同一符号を付してこの説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。
【0253】図17(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、障害物41を検知して信号を出力する
障害物センサ4と、音または音声信号を発生する小形の
スピーカ6とが備えられている。
【0254】図17(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0255】図17(b)において、42は障害物セン
サ4からの出力信号を処理する信号処理器を示してい
る。
【0256】すなわち、障害物センサ4が受信した信号
を音または音声に変換して、歩行者1に情報内容を伝え
るようにしている。
【0257】ここで、障害物センサ4は、杖2の柄21
(または棒)の部分に取り付けられ、歩行者1が当該障
害物センサ4を前方または左右方向に向けることによ
り、歩行に障害となる物体の大きさや距離等を知ること
ができる。
【0258】例えば、超音波等を利用した障害物センサ
4は、前方の障害物に超音波を当て、返ってくる信号の
大きさや位相を測定することにより、障害物41の大き
さや距離を検知する。
【0259】また、動いている物に対しては、障害物と
の距離の時間変化を求めることにより、近づいてくるの
か、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0260】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0261】障害物センサ4により検知した信号を信号
処理器42に入力し、障害物41の大きさ、障害物41
までの距離あるいは移動の速度等の情報内容を解読す
る。
【0262】次に、これを音声合成器61により、音ま
たは音声に変えて歩行者1に伝える。
【0263】例えば、「前方に障害物あり」、「自動車
が接近中」、「人がいます」、「段差があります」等の
情報が歩行者1に伝わり、これにより、高齢者や弱視者
等に歩行支援を行なうことができる。
【0264】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば超音波等を利用した障害物センサ
4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者
1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を検知
し、これに応じて、これを音声(または音)に変えて、
歩行者1に伝えるため、初めての道でも安心して容易に
歩けるように高齢者や弱視者等の歩行支援を行なうこと
が可能となる。
【0265】(第9の実施の形態:請求項9に対応)図
18は、本実施の形態を説明するための概念図であり、
前記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説
明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0266】図18において、10は障害物センサ4が
受信した信号を受信する携帯受信機、13は音または音
声信号を発生するイヤーホーンをそれぞれ示している。
【0267】図19(a)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図で
あり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付して
この説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
【0268】図19(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、障害物41を検知して信号を出力する
障害物センサ4と、この障害物センサ4からの出力信号
を無線で送信する送信器9とが備えられている。
【0269】図19(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す信号処理
ブロック線図であり、前記実施の形態と同一要素には同
一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0270】図19(b)において、9は前記信号処理
器42からの信号を無線で送信する送信器、携帯受信機
10において、10aは送信器9からの無線信号を受信
する受信器本体、11は受信器本体10aからの信号を
音または音声信号に変換する音声合成器、12は音声合
成器11の出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る小形のスピーカ(またはイヤーホーン)をそれぞれ示
している。
【0271】ここで、障害物センサ4は、杖2の柄21
(または棒)の部分に取り付けられ、歩行者が当該障害
物センサ4を前方または左右方向に向けることにより、
歩行に障害となる物体の大きさや距離等を知ることがで
きる。
【0272】例えば、超音波等を利用した障害物センサ
4は、前方の障害物41に超音波を当て、返ってくる信
号の大きさや位相を測定することにより、障害物41の
大きさや距離を検知する。
【0273】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0274】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ・システムの作用について説明す
る。
【0275】障害物センサ4により検知した信号を信号
処理器42に入力し、障害物41の大きさ、障害物41
までの距離あるいは移動の速度等の情報内容を解読す
る。
【0276】次に、これを送信器9により無線で送信
し、歩行者1が携帯している携帯受信機10で受信す
る。
【0277】携帯受信機10には、受信器本体10aと
音声合成器11およびスピーカ(またはイヤーホーン)
端子が備えられており、受信器10aで受信した信号
を、音声合成器61により音または音声に変えて歩行者
1に伝える。
【0278】例えば、「前方に障害物あり」、「自動車
が接近中」、「人がいます」、「段差があります」等の
情報が歩行者1に伝わり、これにより、高齢者や弱視者
等に歩行支援を行なうことができる。
【0279】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ・システムでは、携帯受信機10および音または
音声信号を発生する手段を杖2から切り離すことによ
り、杖2の軽量化を図ることが可能となる。
【0280】また、携帯受信機10として携帯電話等を
流用することが可能となり、経済的な歩行支援システム
を提供することが可能となる。
【0281】さらに、携帯受信機10側に移動型PC
(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、さらなる機能の向上を図ることが可能となる。
【0282】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
高度の歩行支援を行なうことができると同時に、情報通
信サービスを利用することが可能となる。
【0283】(第10の実施の形態:請求項10および
11に対応)図20は、本実施の形態を説明するための
概念図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号
を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分につい
てのみ述べる。
【0284】図20において、5は撮像手段である小形
カメラ(CCDカメラ等)、51は障害物をそれぞれ示
している。
【0285】カメラ5は、杖2の柄21または棒の部分
に取り付けられ、歩行者1が当該カメラ5を前方または
左右方向に向けることにより、歩行に障害となる物体5
1等の画像を取り込む。
【0286】図21(a)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0287】図21(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、撮像手段である小形カメラ5と、この
小形カメラ5からの出力信号に応じて振動する1つの振
動子7とが備えられている。
【0288】図21(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0289】図21(b)において、52は小形カメラ
5からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画
像処理器、71は画像処理器52からの信号を振動子7
の振動に変換する振動パターン発生器、7は振動パター
ン発生器71からの出力信号に応じて振動する振動子を
それぞれ示している。
【0290】すなわち、小形カメラ5が捕らえた画像信
号を画像処理し、さらに振動子7の振動パターンに変換
して、振動子7から歩行者1の手または指の感覚を介し
て障害物情報等を伝えるようにしている。
【0291】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0292】小形カメラ5を杖2の柄21または棒の部
分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0293】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるかを判
断する。
【0294】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0295】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0296】振動パターン発生器71は、画像処理器5
2の出力信号に応じて、あらかじめ決められた振動パタ
ーンで振動子7を振動させ、歩行者1の手や指の感覚を
介して情報を伝える。
【0297】例えば、大きいものは振動時間を長く、小
さいものは振動時間を短く、遠いものは弱い振動、近く
のものは強い振動、等のパターンが用意される。
【0298】これにより、歩行中の障害物51が歩行者
1の手や指の感覚を通じて素早く伝えられ、高齢者や弱
視者および難聴者等に対して歩行支援を行なうことがで
きる。
【0299】(変形例)図22(a)および(b)は、
本実施の形態によるヒューマンナビ杖の具体的な構造例
を示す正面図および側面図であり、前記実施の形態と同
一要素には同一符号を付してこの説明を省略し、ここで
は異なる部分についてのみ述べる。
【0300】図22において、7a,7bは複数(本例
では2個)の小形カメラ5a,5bからの出力信号に応
じて振動する振動子を示している。
【0301】図23は、本実施の形態によるヒューマン
ナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施
の形態と同一要素には同一符号を付しての説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0302】図23において、52は小形カメラ5a,
5bからの出力信号を画像処理して出力する画像処理
器、71は画像処理器52からの信号を振動子7の振動
に変換する振動パターン発生器、7a,7bは振動パタ
ーン発生器71からの出力信号に応じて振動する振動子
をそれぞれ示している。
【0303】すなわち、小形カメラ5a,5bが取り込
んだ信号を振動パターンに変換して、振動子7から歩行
者1の手または指の感覚を介して障害物情報を伝えるよ
うにしている。
【0304】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0305】複数の振動子7a,7bを使うことによ
り、より詳しい情報を伝えることができる。
【0306】複数の振動子7a,7bは、例えば人差し
指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けら
れ、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択するこ
とにより、障害物51等の情報を歩行者1の手や指の感
覚を介して把握することができる。
【0307】また、複数の振動子7a,7bのそれぞれ
の振動周波数や振幅を、小形カメラ5a,5bから送ら
れてくる情報の内容に応じて変化させることにより、障
害物51の大きさや種類および距離等を、歩行者1の手
や指の感覚を介してより詳細に判断することができる。
【0308】これにより、高齢者や弱視者や難聴者等に
対して、高度の歩行支援を行なうことができるさらに、
複数の小形カメラ5a,5bを使うことにより、立体的
な画像処理をすることができ、対象物の特定が容易にな
るばかりでなく、対象物との距離把握を正確に行なうこ
とができる。
【0309】これにより、歩行者1により正確な情報が
伝えられ、高度な歩行支援を行なうことが可能となる。
【0310】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の柄21または棒の部分に、CCD
カメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付け、歩
行者1前方の映像を検知して画像処理し、これに応じ
て、柄21の部分に取り付けた少なくとも1つの振動子
7を振動させて、歩行者1の手または指に伝えるため、
初めての道でも安心して容易に歩けるように高齢者や弱
視者等の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0311】また、複数の振動子7を使うことにより、
より一層詳しい情報を伝えることが可能となる。
【0312】さらに、複数の振動子7は、例えば人差し
指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付けら
れ、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択するこ
とにより、障害物51等の大きさや種類および距離等
を、歩行者1の手や指の感覚を介してより一層詳細に把
握することができ、高齢者や弱視者や難聴者等の歩行支
援を行なうことができる。
【0313】さらにまた、少なくとも1つの振動子7の
振動周波数や振幅を、画像処理器52から送られてくる
情報の内容に応じて変化させることにより、障害物51
の大きさや種類および距離等を、歩行者1の手や指の感
覚を介してより一層詳細に判断することができ、高齢者
や弱視者や難聴者等に対して、高度の歩行支援を行なう
ことが可能となる。
【0314】(第11の実施の形態:請求項12に対
応)図24(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0315】図24(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、撮像手段である小形カメラ5と、この
小形カメラ5が取り込んだ信号を凹凸パターンに変換す
る凹凸パネル8とが備えられている。
【0316】図24(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0317】図24(b)において、81は前記画像処
理器52からの信号を凹凸パターンに変換する凹凸パタ
ーン発生器、8は凹凸パターン発生器81からの出力信
号を点字または点画の凹凸パターンとして表示する凹凸
パネルをそれぞれ示している。
【0318】すなわち、小形カメラ5が取り込んだ信号
を画像処理し、さらに凹凸パターンに変換して、凹凸パ
ネル8から歩行者1の手または指の感覚を介して障害物
情報等を伝えるようにしている。
【0319】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0320】小形カメラ5を、杖2の柄21または棒の
部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0321】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0322】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0323】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0324】凹凸パターン発生器81は、画像処理器5
2の出力信号に応じて、凹凸パネル8の凹凸パターンに
変えて、凹凸パネル8から歩行者1の手または指を介し
て情報内容を伝える。
【0325】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を凹凸パターン発生器81からの信号に応じて上
げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0326】この場合、点字モードで使えば、小形カメ
ラ5が検知した情報を点字列として把握することができ
る。
【0327】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、障害物51等の大略の形を理解すること
ができる。
【0328】これにより、高齢者や弱視者および難聴者
等に対する高度な歩行支援を行なうことが可能となる。
【0329】(変形例)図25は、本実施の形態による
ヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であ
り、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付しての
説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0330】図25において、52は複数の小形カメラ
5a,5bからの出力信号を画像処理して出力する画像
処理器、81は画像処理器52からの信号を凹凸パター
ンに変換する凹凸パターン発生器、8は凹凸パターン発
生器81からの出力信号を点字または点画の凹凸パター
ンとして表示する凹凸パネルをそれぞれ示している。
【0331】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0332】複数の小形カメラ5a,5bを使うことに
より、立体的な画像処理をすることができ、対象物の特
定が容易になるばかりでなく、対象物との距離把握を正
確に行なうことができる。
【0333】これにより、歩行者1により正確な情報が
伝えられ、高度な歩行支援を行なうことが可能となる。
【0334】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の柄21または棒の部分に、小形カ
メラ5を少なくとも1個取り付け、歩行者1前方の映像
を検知して画像処理し、これに応じて、杖2の柄21の
部分に取り付けた凹凸パネル8の凹凸パターンを変化さ
せて点字または点画として、歩行者1の手または指に伝
えることができるため、障害物51等のポイント情報を
手や指の感覚を介して把握することができ、初めての道
でも安心して容易に歩けるように高齢者や弱視者等の歩
行支援を行なうことが可能となる。
【0335】また、複数個の小形カメラ5からの情報を
使って画像処理することにより、障害物51の大きさ、
障害物51までの距離および障害物51の移動速度等
を、より一層正確に認識することが可能となる。
【0336】さらに、画像処理器52からの情報の内容
に応じて凹凸パネル8の凹凸パターンを変えることによ
り、障害物51の種類や大きさ、距離等を手や指の感覚
を介して素早く判断することができ、高齢者や弱視者や
難聴者等への歩行支援を行なうことが可能となる。
【0337】(第12の実施の形態:請求項13に対
応)図26(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0338】図26(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、撮像手段である小形カメラ5と、この
小形カメラ5が取り込んだ信号に応じて音または音声信
号を発生するスピーカ6とが備えられている。
【0339】図26(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0340】図26(b)において、52は小形カメラ
5が取り込んだ映像信号を画像処理して出力する画像処
理器、61は画像処理器52からの出力信号を音または
音声に変換する音声合成器、6は音声合成器61の出力
信号に応じて音または音声信号を発生するスピーカをそ
れぞれ示している。
【0341】すなわち、小形カメラ5で取り込んだ映像
信号を画像処理し、この出力信号に応じて音または音声
を合成し、スピーカ6から歩行者1に前方の障害物51
等の情報を伝えるようにしている。
【0342】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0343】小形カメラ5を杖2の柄21または棒の部
分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0344】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0345】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0346】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0347】音声合成器61は、画像処理器52からの
出力信号に応じて、音声を合成し、スピーカ6から歩行
者1に情報内容を伝える。
【0348】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「右前方
から自転車が近づいて来ます」等を伝える。
【0349】これにより、高齢者や弱視者等に対して歩
行支援を行なうことが可能となる。
【0350】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の柄21または棒の部分に、小形カ
メラ5を少なくとも1個取り付け、歩行者1前方の映像
を検知して画像処理し、これに応じて、これを音声(ま
たは音)に変えて、歩行者1に伝えることができるた
め、障害物51等のポイント情報を手や指の感覚を介し
て把握することができ、初めての道でも安心して容易に
歩けるように高齢者や弱視者等の歩行支援を行なうこと
が可能となる。
【0351】また、複数個の小形カメラ5からの情報を
使って画像処理することにより、障害物51の大きさ、
障害物51までの距離および障害物51の移動速度等
を、より一層正確に認識することが可能となる。
【0352】さらに、画像処理器52からの出力信号に
応じて、これを音声(または音)に変えることにより、
障害物51の種類や大きさおよび障害物51までの距離
等を手や指の感覚を介して素早く判断することができ、
高齢者や弱視者や難聴者等への歩行支援を行なうことが
可能となる。
【0353】(第13の実施の形態:請求項14に対
応)図27(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ・システムの具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0354】図27(a)において、杖2の柄21また
は棒の部分には、撮像手段である小形カメラ5と、この
小形カメラ5からの出力信号を無線で送信する送信器9
とが備えられている。
【0355】図27(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す信号処理
ブロック線図であり、前記実施の形態と同一要素には同
一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0356】図27(b)において、9は前記画像処理
器52からの信号を無線で送信する送信器、携帯受信機
10において、10aは送信器9からの無線信号を受信
する受信器本体、11は受信器本体10aからの信号を
音または音声信号に変換する音声合成器、12は音声合
成器11の出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る小形のスピーカ(またはイヤーホーン)をそれぞれ示
している。
【0357】すなわち、小形カメラ5で取り込んだ映像
信号を画像処理し、杖2に設置された送信器9から画像
処理信号を送信し、携帯受信機10でこの信号を受信し
て、この受信信号に応じて音または音声を合成し、携帯
受信機10のスピーカ6から歩行者1に前方の障害物5
1等の情報を伝えるようにしている。
【0358】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ・システムの作用について説明す
る。
【0359】小形カメラ5を、杖2の柄21または棒の
部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0360】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0361】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0362】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0363】杖2に設置された送信器9から当該画像処
理信号を送信し、携帯受信機10の受信器本体10aで
この信号を受信する。
【0364】音声合成器11は、受信器本体10aから
の出力信号に応じて、音声を合成し、スピーカ(または
イヤーホーン)12から、音または音声に変えて歩行者
1に情報内容を伝える。
【0365】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「右前方
から自転車が近づいて来ます」等を伝える。
【0366】これにより、高齢者や弱視者等に対して歩
行支援を行なうことが可能となる。
【0367】また、複数個の小形カメラ5の情報を使っ
て画像処理することにより、障害物51の大きさ、障害
物51までの距離および障害物51の移動速度等をより
正確に認識することができる。
【0368】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ・システムでは、携帯受信機10および音または
音声信号を発生する手段を杖2から切り離すことによ
り、杖2の軽量化を図ることが可能となる。
【0369】また、携帯受信機10として携帯電話等を
流用することが可能となり、経済的な歩行支援システム
を提供することが可能となる。
【0370】さらに、携帯受信機10側に移動型PC
(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、さらなる機能の向上を図ることが可能となる。
【0371】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
高度の歩行支援を行なうことができると同時に、情報通
信サービスを利用することが可能となる。
【0372】(第14の実施の形態:請求項15に対
応)図28は、本実施の形態を説明するための概念図で
あり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付して
この説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。
【0373】図28において、1は歩行者、2は歩行者
1が持つ杖、21は杖2の柄、3は杖2の先端部付近に
取り付けられ、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的
信号を検出して出力するセンサ、31は無線タグ、4は
杖2の柄21または棒の部分に取り付けられ、障害物4
1を検知して信号を出力する障害物センサをそれぞれ示
している。
【0374】図29(a)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0375】図29(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0376】また、杖2の柄21または棒の部分には、
障害物41を検知して信号を出力する障害物センサ4
と、音または音声信号を発生する小形のスピーカ6と、
障害物センサ4からの出力信号に応じて振動する1つの
振動子7とが備えられている。
【0377】図29(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0378】図29(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、61は信号処理器
32からの信号を音または音声信号に変換する音声合成
器、6は音または音声信号を発生する小形のスピーカ
(またはイヤーホーン)、42は障害物センサ4からの
出力信号を処理する信号処理器、71は信号処理器42
からの信号を振動子7の振動パターンに変換する振動パ
ターン発生器、7は振動パターン発生器71からの出力
信号に応じて振動する振動子をそれぞれ示している。
【0379】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を音または音声に変えて伝達し、かつ
障害物センサ4が受信した信号を振動パターンに変換し
て、歩行者1の手または指の感覚を介して障害物情報等
を伝えるようにしている。
【0380】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0381】路上に設置された無線タグ31に、地理情
報や歩道の段差等の情報を入れておき、当該無線タグ3
1や磁気ネイル33等に、歩行者1が持っている杖2の
先端部を近づけることにより、センサ3が地理情報や歩
道の段差等のポイント情報を読み取る。そして、これを
音声(または音)に変えて、歩行者1に伝える。
【0382】また、超音波センサ等の障害物検知センサ
4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者
1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を検知す
る。
【0383】この障害物センサ4の出力信号に応じて、
杖2の柄21の部分に取り付けた少なくとも1つの振動
子7を振動させ、歩行者1の手または指に伝える。
【0384】障害物センサ4の出力信号に応じて、少な
くとも1つの振動子7の振動周波数や振幅を変えること
により、障害物41の大きさや種類および距離等を判断
することができる。
【0385】一方、無線タグ31から発信する信号を、
例えば段差や障害物41等の対象物に対してあらかじめ
デジタル値として決めておき、センサ3によってこの無
線電波を受信する。
【0386】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0387】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0388】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0389】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0390】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、信号処理器32により情報内容を解読する。
【0391】次に、これを音声合成器61により音また
は音声に変えて、スピーカ6から歩行者1に情報内容を
伝える。
【0392】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0393】また、超音波等を利用した障害物検知セン
サ4を杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行者
1の前方の障害物41を検知する。
【0394】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号の大きさや位相を測定する
ことにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0395】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0396】障害物センサ4の出力信号を信号処理器4
2を介して信号処理し、振動パターン発生器71によ
り、障害物41の大きさや距離および移動速度等に応じ
て、決められたパターンで振動子7を振動させ、歩行者
1の手や指の感覚を介して情報を伝える。
【0397】例えば、大きいものは振動時間を長く、小
さいものは振動時間を短く、遠いものは弱い振動、近く
のものは強い振動、等のパターンが用意される。
【0398】これにより、歩行中の障害物41が歩行者
1の手や指の感覚を通じて素早く伝えられ、高齢者や弱
視者および難聴者等に対して歩行を支援することが可能
となる。
【0399】また、複数の振動子7を使うことにより、
より詳しい情報を伝えることが可能となる。
【0400】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の先端部のセンサ3により、地理情
報や歩道段差等のポイント情報を音声(または音)で把
握することができ、かつ障害物センサ4により、障害物
41や動いているものを歩行者1の手や指の感覚を介し
て素早く把握することが可能となる。
【0401】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0402】(第15の実施の形態:請求項16に対
応)図30(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0403】図30(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0404】また、杖2の柄21または棒の部分には、
障害物41を検知して信号を出力する障害物センサ4
と、音または音声信号を発生する小形のスピーカ6と、
センサ3からの出力信号に応じて振動する1つの振動子
7とが備えられている。
【0405】図30(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0406】図30(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、71は信号処理器
32からの信号を振動子7の振動に変換する振動パター
ン発生器、7は振動パターン発生器71からの出力信号
に応じて振動する振動子、42は障害物センサ4からの
出力信号を処理する信号処理器、61は信号処理器42
からの信号を音または音声信号に変換する音声合成器、
6は音または音声信号を発生する小形のスピーカ(また
はイヤーホーン)をそれぞれ示している。
【0407】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を振動パターンに変換し、歩行者1の
手または指の感覚を介して伝え、かつ障害物センサ4が
受信した信号を音または音声に変えて、障害物情報等を
伝達するようにしている。
【0408】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0409】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0410】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0411】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0412】次に、これを振動パターン発生器71によ
り、ある決められた振動パターンに直して振動子7を振
動させ、歩行者1の手や指の感覚を介して上記情報内容
を歩行者1に伝える。
【0413】また、超音波等を利用した障害物検知セン
サ4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行
者1の前方の障害物41を検知する。
【0414】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号の大きさや位相を測定する
ことにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0415】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0416】障害物センサ4の出力信号を信号処理器4
2を介して信号処理し、これを音声合成器61により音
または音声に変えて、スピーカ6から歩行者1に情報内
容を伝える。
【0417】例えば、「前方に障害物が有ります」、
「5m先に段差が有ります」等を伝える。
【0418】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、これに応じて、杖2の柄21の部分に取り
付けた少なくとも1つの振動子7を振動させて、歩行者
1の手または指に伝えることが可能となる。
【0419】また、少なくとも1つの振動子7の振動周
波数や振幅を変えることにより、段差情報や現在位置等
の情報内容を識別することが可能となる。
【0420】さらに、杖2の柄21または棒の部分に取
り付けた超音波センサ等の障害物検知センサ4により、
歩行者1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を
検知し、これを音声(または音)に変えて、歩行者1に
伝えることが可能となる。
【0421】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を歩行者1の
手や指の感覚を介して把握することができ、かつ障害物
センサ4により、障害物41や動いているものを音声
(または音)で把握することができる。
【0422】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0423】(第16の実施の形態:請求項17に対
応)図31(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0424】図31(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0425】また、杖2の柄21または棒の部分には、
障害物41を検知して信号を出力する障害物センサ4
と、センサ3または障害物センサ4からの出力信号に応
じて振動する振動子7とが備えられている。
【0426】図31(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0427】図31(b)において、34はセンサ3が
受信した信号と障害物センサ4からの出力信号を処理す
る信号処理器、71は信号処理器34からの信号を振動
子7a,7bの振動に変換する振動パターン発生器、7
a,7bは振動パターン発生器71からの出力信号に応
じて振動する複数の(本例では2つ)振動子をそれぞれ
示している。
【0428】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と障害物センサ4が受信した信号を、
振動子7a,7bの振動パターンに変換し、歩行者1の
手または指の感覚を介して障害物情報等を伝達するよう
にしている。
【0429】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0430】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0431】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0432】また、超音波等を利用した障害物検知セン
サ4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行
者1の前方の障害物41を検知する。
【0433】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号の大きさや位相を測定する
ことにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0434】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0435】センサ3により受信したデジタル無線信号
と、障害物センサ4の出力信号とを、信号処理器34に
よって信号処理し、情報内容を解読する。
【0436】次に、これを振動パターン発生器71によ
り、ある決められた振動パターンに変換して、振動子7
a,7bを振動させ、歩行者1の手や指の感覚を介して
上記情報内容を歩行者1に伝える。
【0437】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分に取り付
けた超音波等を利用した障害物検知センサ4により、歩
行者1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を検
知し、これらに応じて、杖2の柄21の部分に取り付け
られた少なくとも1つの振動子7を振動させて、歩行者
1の手または指に伝えることが可能となる。
【0438】また、少なくとも1つの振動子7の振動周
波数や振幅を変えることにより、段差情報や現在位置等
の情報内容を識別することが可能となる。
【0439】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を把握するこ
とができ、かつ障害物センサ4により、障害物41や動
いているものを歩行者1の手や指の感覚を介して素早く
把握することができる。
【0440】これにより、高齢者や弱視者や難聴者等に
対し、より高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0441】(第17の実施の形態:請求項18に対
応)図32(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0442】図32(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0443】また、杖2の柄21または棒の部分には、
障害物41を検知して信号を出力する障害物センサ4
と、センサ3または障害物センサ4からの出力信号に応
じて音または音声信号を発生する小形のスピーカ6とが
備えられている。
【0444】図32(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0445】図32(b)において、34はセンサ3が
受信した信号と障害物センサ4からの出力信号を処理す
る信号処理器、61は信号処理器34からの信号を音ま
たは音声信号に変換する音声合成器、6は音または音声
信号を発生する小形のスピーカをそれぞれ示している。
【0446】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と障害物センサ4が受信した信号を、
音または音声信号に変換し、この情報内容を歩行者1に
伝えるようにしている。
【0447】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0448】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0449】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0450】また、超音波等を利用した障害物検知セン
サ4を、杖2の柄21または棒の部分に取り付け、歩行
者1の前方の障害物41を検知する。
【0451】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号の大きさや位相を測定する
ことにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0452】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0453】センサ3により受信したデジタル無線信号
と、障害物センサ4の出力信号とを、信号処理器34に
よって信号処理し、情報内容を解読する。
【0454】次に、これを音声合成器61により、音ま
たは音声信号に変換し、スピーカ(あるいはイヤーホー
ン)6を介して上記情報内容を歩行者1に伝える。
【0455】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分に取り付
けた超音波等を利用した障害物検知センサ4により、歩
行者1の前方の障害物41の大きさ、種類、距離等を検
知し、これらに応じて、必要な情報を音声(または音)
に変えて、歩行者1に伝えることが可能となる。
【0456】すなわち、杖2の先端部のセンサ3により
地理情報や歩道段差等のポイント情報を把握することが
でき、かつ障害物センサ4により、障害物41や動いて
いるものを音声(または音)で把握することができる。
【0457】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0458】(第18の実施の形態:請求項19に対
応)図33(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ・システムの具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0459】図33(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0460】また、杖2の柄21または棒の部分には、
障害物41を検知して信号を出力する障害物センサ4
と、センサ3または障害物センサ4からの出力信号を無
線で送信する送信器9が備えられている。
【0461】図33(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す信号処理
ブロック線図であり、前記実施の形態と同一要素には同
一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0462】図33(b)において、9は前記信号処理
器34からの信号を無線で送信する送信器、携帯受信機
10において、10aは送信器9からの無線信号を受信
する受信器本体、11は受信器本体10aからの信号を
音または音声信号に変換する音声合成器、12は音声合
成器11の出力信号に応じて音または音声信号を発生す
る小形のスピーカ(またはイヤーホーン)をそれぞれ示
している。
【0463】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と障害物センサ4が受信した信号とを
処理して送信し、この信号を携帯受信機10で受信し
て、音または音声信号に変換し、この情報内容を携帯受
信機10のスピーカ6から歩行者1に伝えるようにして
いる。
【0464】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ・システムの作用について説明す
る。
【0465】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0466】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0467】また、超音波等を利用した障害物検知セン
サ4を、杖2の柄または棒の部分に取り付け、歩行者の
前方の障害物41を検知する。
【0468】障害物センサ4は、前方の障害物41に超
音波を当て、返ってくる信号大きさや位相を測定するこ
とにより、障害物41の大きさや距離を検知する。
【0469】また、動いている物に対しては、障害物4
1との距離の時間変化を求めることにより、近づいてく
るのか、遠ざかっていくのかを判断することができる。
【0470】センサ3により受信したデジタル無線信号
と、障害物センサ4の出力信号とを、信号処理器34に
よって信号処理して情報内容を解読し、送信器9により
送信する。
【0471】携帯受信機10の受信器本体10aにより
上記信号を受信し、音声合成器11により音または音声
信号に変換し、スピーカ(あるいはイヤーホーン)12
を介して情報内容を歩行者1に伝える。
【0472】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ・システムでは、例えば路上に設置された無線タ
グ31や磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等
の情報を入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル3
3等に、歩行者1が持っている杖2の先端部を近づける
ことにより、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイ
ント情報を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分
に取り付けた超音波等を利用した障害物検知センサ4に
より、歩行者1の前方の障害物41の大きさ、種類、距
離等を検知し、これらの出力信号を杖2に内蔵された送
信器9により無線で送り、これを歩行者1が別に持って
いる携帯受信機10で受信し、この信号(情報)を音声
(または音)に変えて、歩行者1に伝えることができる
ため、杖2の先端部のセンサ3により地、理情報や歩道
段差等のポイント情報を音声(または音)で把握するこ
とができ、かつ障害物センサ4により、障害物41が動
いているものを音声(または音)で把握することが可能
となる。
【0473】また、携帯受信機10および音または音声
信号を発生する手段を杖2から切り離すことにより、杖
2の軽量化を図ることが可能となる。
【0474】さらに、携帯受信機10として携帯電話等
を流用することが可能となり、経済的な歩行支援システ
ムを提供することが可能となる。
【0475】さらにまた、携帯受信機10側に移動型P
C(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、さらなる機能の向上を図ることが可能となる。
【0476】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0477】(第19の実施の形態:請求項20に対
応)図34(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0478】図34(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0479】杖2の柄21または棒の部分には、撮像手
段である小形カメラ5と、音または音声信号を発生する
小形のスピーカ6と、小形カメラ5からの出力信号に応
じて振動する1つの振動子7とが備えられている。
【0480】図34(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0481】図34(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、61は信号処理器
32からの信号を音または音声信号に変換する音声合成
器、6は音または音声信号を発生する小形のスピーカ
(またはイヤーホーン)、52は小形カメラ5が取り込
んだ映像信号を画像処理して出力する画像処理器、71
は画像処理器52からの出力信号を振動子7の振動パタ
ーンに変換する振動パターン発生器、7は振動パターン
発生器71からの出力信号に応じて振動する振動子をそ
れぞれ示している。
【0482】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を音または音声に変えて伝達し、かつ
小形カメラ5が検知した画像信号を振動パターンに変換
して、歩行者1の手または指の感覚を介して伝えるよう
にしている。
【0483】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0484】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0485】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0486】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0487】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0488】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0489】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、信号処理器32により情報内容を解読する。
【0490】次に、これを音声合成器61により音また
は音声に変えて、スピーカ6から歩行者1に情報内容を
伝える。
【0491】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0492】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0493】この検知した画像信号を画像処理器52に
より処理し、対象物が何であるか認識する。
【0494】次の振動パターン発生器71により、この
認識された対象物に応じてある決められた振動パターン
に変換し、振動子7を振動させて、歩行者1の手や指の
感覚を介して情報を伝える。
【0495】この場合、複数の振動子7を使うことによ
り、より詳しい情報を伝えることが可能となる。
【0496】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の先端部のセンサ3により、地理情
報や歩道段差等のポイント情報を音声(または音)で把
握することができ、かつ小形カメラ5により、障害物5
1や動いているものを歩行者1の手や指の感覚を介して
素早く把握することが可能となる。
【0497】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0498】(第20の実施の形態:請求項21に対
応)図35(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0499】図35(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0500】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6と、小形カメラ5からの出力信
号に応じて振動する1つの振動子7とが備えられてい
る。
【0501】図35(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0502】図35(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、71は信号処理器
32からの出力信号を振動子7の振動パターンに変換す
る振動パターン発生器、7は振動パターン発生器71か
らの出力信号に応じて振動する振動子、52は小形カメ
ラ5が取り込んだ映像信号を画像処理して出力する画像
処理器、61は画像処理器52からの出力信号を音また
は音声信号に変換する音声合成器、6は音または音声信
号を発生する小形のスピーカをそれぞれ示している。
【0503】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を振動パターンに変換して、歩行者1
の手または指の感覚を介して伝達し、かつ小形カメラ5
が取り込んだ映像信号を音または音声に変えて伝えるよ
うにしている。
【0504】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0505】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0506】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号で対象物までの距離を、というよう
に、情報内容をデジタル値として受信する。
【0507】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0508】次に、これを振動パターン発生器71によ
り、ある決められた振動パターンに変換して振動子7を
振動させ、歩行者1の手や指の感覚を介して上記情報内
容を歩行者1に伝える。
【0509】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0510】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0511】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0512】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0513】音声合成器61は、画像処理器52からの
出力信号に応じて、音声を合成し、スピーカ6から歩行
者1に情報内容を伝える。
【0514】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「右前方
から自転車が近づいて来ます」等を伝える。
【0515】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、これに応じて、杖2の柄21の部分に取り
付けた振動子7を振動させ、歩行者1の手または指に伝
えることが可能となる。
【0516】この場合、振動子7の振動周波数や振幅を
変えることにより、情報内容を判別することが可能とな
る。
【0517】また、杖2の柄21または棒の部分に、C
CDカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付
け、歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の
出力信号を用いて画像処理し、これを音声(または音)
に変えて、障害物51の大きさや種類および距離等の情
報を歩行者1に伝えることが可能となる。
【0518】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を歩行者1の
手や指の感覚で把握することができ、かつ少なくとも1
個の小形カメラ5の映像を画像処理することにより、障
害物51や動いているものを音声(または音)で把握す
ることができる。
【0519】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0520】(第21の実施の形態:請求項22,2
3,27に対応)図36(a)は、本実施の形態による
ヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図であ
り、前記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこ
の説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べ
る。
【0521】図36(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0522】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、センサ3または小形カ
メラ5からの出力信号に応じて振動する複数(本例では
2つ)の振動子7とが備えられている。
【0523】図36(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0524】図36(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、52は小形カメラ
5が取り込んだ映像信号を画像処理して出力する画像処
理器、71は信号処理器32からの出力信号または画像
処理器52からの出力信号を振動子7a,7bの振動パ
ターンに変換する振動パターン発生器、7a,7bは振
動パターン発生器71からの出力信号に応じて振動する
振動子をそれぞれ示している。
【0525】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と小形カメラ5が取り込んだ映像信号
を振動子7a,7bの振動パターンに変換し、歩行者1
の手または指の感覚を介して歩行者1に障害物情報等を
伝達するようにしている。
【0526】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0527】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対して予めデジタル値として
決めておき、センサ3によってこの無線電波を受信す
る。
【0528】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0529】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0530】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0531】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0532】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0533】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0534】振動パターン発生器71は、信号処理器3
2および画像処理器52の出力信号に応じて、決められ
た振動パターンに変換し、複数の振動子7a,7bを振
動させ、歩行者1の手や指の感覚を介して上記情報内容
を歩行者1に伝える。
【0535】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分に、CC
Dカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付け、
歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の出力
信号を用いて画像処理し、これらに応じて、杖2の柄2
1の部分に取り付けた複数の振動子7a,7bを振動さ
せ、歩行者1の手または指に伝えることが可能となる。
【0536】この場合、センサ3や画像処理器52の出
力信号に応じて、振動子7a,7bの振動周波数や振幅
を変えることにより、情報内容を識別することが可能と
なる。
【0537】また、複数の振動子7a,7bを、例えば
人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取り付
け、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択するこ
とにより、歩行者1の手や指の感覚を介して地理情報や
ポイント情報の内容および障害物等を把握することが可
能となる。
【0538】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を把握するこ
とができ、かつ少なくとも1個の小形カメラ5の映像を
画像処理することにより、障害物51や動いているもの
を歩行者1の手や指の感覚で把握することができる。
【0539】これにより、高齢者や弱視者および難聴者
等に対し、より高度の歩行支援を行なうことが可能とな
る。
【0540】(第22の実施の形態:請求項24に対
応)図37(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0541】図37(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0542】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6とが備えられている。
【0543】図37(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0544】図37(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、52は小形カメラ
5が取り込んだ映像信号を画像処理して出力する画像処
理器、61は信号処理器32または画像処理器52から
の出力信号を音または音声信号に変換する音声合成器、
6は音または音声信号を発生する小形のスピーカをそれ
ぞれ示している。
【0545】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と小形カメラ5が取り込んだ映像信号
を、音または音声信号に変換し、この情報内容を歩行者
1に伝えるようにしている。
【0546】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0547】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0548】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というようにね
情報内容をデジタル値として受信する。
【0549】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0550】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0551】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0552】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0553】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0554】音声合成器61により、信号処理器32の
出力信号および画像処理器52の出力信号を音または音
声に変換し、スピーカ(あるいはイヤーホーン)6を介
して情報内容を歩行者1に伝える。
【0555】例えば、前方から自動車が近づいて来た場
合は「危険です。前方から自動車が近づいてきます」、
また地理情報として「ここは、○○町△番地です」等が
歩行者1に伝えられる。
【0556】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分に、CC
Dカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付け、
歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の出力
信号を用いて画像処理し、これらを音声(または音)に
変えて、地理情報やポイント情報および障害物51の大
きさや種類や距離等の情報を歩行者1に伝えることが可
能となる。
【0557】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(また
は音)で把握することができ、かつ少なくとも1個の小
形カメラ5の映像を画像処理することにより、障害物5
1や動いているものを音声(または音)で把握すること
ができる。
【0558】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0559】(第23の実施の形態:請求項25に対
応)図38(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0560】図38(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0561】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6と、小形カメラ5からの出力信
号に応じて振動する1つの振動子7とが備えられてい
る。
【0562】図38(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0563】図38(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、61は信号処理器
32からの出力信号を音または音声信号に変換する音声
合成器、6は音または音声信号を発生する小形のスピー
カ、52は小形カメラ5が取り込んだ映像信号を画像処
理して出力する画像処理器、71は画像処理器52から
の出力信号を振動子7の振動パターンに変換する振動パ
ターン発生器、7a,7bは振動パターン発生器71か
らの出力信号に応じて振動する複数(本例では2つ)の
振動子をそれぞれ示している。
【0564】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を音または音声に変えて伝達し、かつ
小形カメラ5が取り込んだ映像信号を振動パターンに変
換し、歩行者1の手または指の感覚を介して障害物情報
等を伝えるようにしている。
【0565】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0566】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0567】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0568】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0569】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0570】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0571】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、信号処理器32により情報内容を解読する。
【0572】次に、これを音声合成器61により音また
は音声に変えて、スピーカ6から歩行者1に情報内容を
伝える。
【0573】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0574】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0575】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0576】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0577】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0578】振動パターン発生器71により、画像処理
器52の出力信号に応じて、決められたパターンで複数
の振動子7a,7bを振動させ、歩行者1の手や指の感
覚を介して情報を伝える。
【0579】この場合、複数の振動子7a,7bを使う
ことにより、より詳しい情報を伝えることが可能とな
る。
【0580】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、杖2の先端部のセンサ3により、地理情
報や歩道段差等のポイント情報を音声(または音)で把
握することができ、かつ小形カメラ5からの信号によ
り、障害物51や動いているものを歩行者1の手や指の
感覚を介して素早く把握することができる。
【0581】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0582】(第24の実施の形態:請求項26に対
応)図39(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0583】図39(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0584】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6と、小形カメラ5からの出力信
号に応じて振動する振動子7とが備えられている。
【0585】図39(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0586】図39(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、71は信号処理器
32からの出力信号を振動子7の振動パターンに変換す
る振動パターン発生器、7a,7bは振動パターン発生
器71からの出力信号に応じて振動する複数(本例では
2つ)振動子、52は小形カメラ5が取り込んだ映像信
号を画像処理して出力する画像処理器、61は画像処理
器52からの出力信号を音または音声信号に変換する音
声合成器、6は音または音声信号を発生する小形のスピ
ーカをそれぞれ示している。
【0587】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を振動パターンに変換して、歩行者1
の手または指の感覚を介して伝達し、かつ小形カメラ5
が取り込んだ映像信号を音または音声に変えて伝えるよ
うにしている。
【0588】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0589】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0590】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0591】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0592】次に、これを振動パターン発生器71によ
り、ある決められた振動パターンに変換して複数の振動
子7a,7bを振動させ、歩行者1の手や指の感覚を介
して上記情報内容を歩行者1に伝える。
【0593】この場合、複数の振動子7a,7bは、例
えば人差し指、中指、薬指、小指にそれぞれ対応して取
り付け、情報の内容に応じて振動させる振動子を選択す
ることにより、歩行者1の手や指の感覚を介して地理情
報やポイント情報の内容をより詳細に把握することがで
きる。
【0594】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0595】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0596】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0597】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0598】この画像処理器52の出力信号を、音声合
成器61により音または音声に変えて、スピーカ6から
歩行者1に情報内容を伝える。
【0599】例えば、「前方に障害物が有ります」、
「5m先に段差が有ります」等を伝える。
【0600】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、これに応じて、杖2の柄21の部分に取り
付けた複数の振動子7a,7bを振動させ、歩行者1の
人間の手または指に伝えることが可能となる。
【0601】また、杖2の柄21または棒の部分に、C
CDカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付
け、歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の
出力信号を用いて画像処理し、これを音声(または音)
に変えて、歩行者1に伝えることが可能となる。
【0602】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を手や指の感
覚で認識することができ、かつ少なくとも1個の小形カ
メラ5の映像を画像処理することにより、障害物51等
を音声や音で認識することができる。
【0603】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0604】(第25の実施の形態:請求項29に対
応)図40(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0605】図40(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0606】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6と、小形カメラ5が取り込んだ
信号を凹凸パターンに変換する凹凸パネル8とが備えら
れている。
【0607】図40(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0608】図40(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、61は信号処理器
32からの出力信号を音または音声信号に変換する音声
合成器、6は音または音声信号を発生する小形のスピー
カ、52は小形カメラ5が取り込んだ映像信号を画像処
理して出力する画像処理器、81は前記画像処理器52
からの信号を凹凸パターンに変換する凹凸パターン発生
器、8は凹凸パターン発生器81からの出力信号を点字
または点画の凹凸パターンとして表示する凹凸パネルを
それぞれ示している。
【0609】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を音または音声に変えて伝達し、かつ
小形カメラ5が取り込んだ映像信号を凹凸パターンに変
換し、歩行者1の手または指の感覚を介して障害物情報
等を伝えるようにしている。
【0610】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0611】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0612】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0613】8ビットの場合、16進数表示で、00〜
FFまで256通りの対象物を決めることができる。
【0614】例えば、00は段差、01は階段、03は
横断歩道、04は歩道橋、……、10は郵便局、11は
銀行、12は市役所、……、20は駅、21はバス停、
22はタクシー乗り場、……、30はコンビニ、31は
スーパー、32は八百屋、33は魚屋、34はパン屋等
のように取り決めておく。
【0615】次の距離情報は、まず、前後・左右・上下
の区別と、近い(1m以内)か、遠い(100m以上)
か、この中間かの区別を行ない、さらに詳細な距離を知
らせる。
【0616】センサ3は、このデジタル無線信号を受信
し、信号処理器32により情報内容を解読する。
【0617】次に、これを音声合成器61により音また
は音声に変えて、スピーカ6から歩行者1に情報内容を
伝える。
【0618】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「駅は次
の交差点を左に曲がって、50m先です」等を伝える。
【0619】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0620】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0621】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0622】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0623】凹凸パターン発生器81は、画像処理器5
2の出力信号に応じて、凹凸パネル8の凹凸パターンに
変えて、凹凸パネル8から歩行者1の手または指を介し
て情報内容を伝える。
【0624】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を凹凸パターン発生器81からの信号に応じて上
げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0625】この場合、点字モードで使えば、小形カメ
ラ5が検知した情報を点字列として把握することができ
る。
【0626】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、障害物51等の大略の形を理解すること
ができる。
【0627】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、これを音声(または音)に変えて、歩行者
1に伝え、また杖2の柄21または棒の部分に、CCD
カメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付け、歩
行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の出力信
号を用いて画像処理することが可能となる。
【0628】この場合、1個の小形カメラ5の情報を使
って画像処理することもできるが、複数個の小形カメラ
5の情報を使って画像処理することにより、障害物51
の大きさ、障害物51までの距離および障害物51の移
動速度等をより正確に認識することが可能となる。
【0629】また、画像処理器52の出力信号に応じ
て、杖2の柄21の部分に取り付けた凹凸パターンを変
化させて点字または点画として、歩行者1の手または指
に伝えることが可能となる。
【0630】この場合、情報の内容に応じて、凹凸パタ
ーンを変えることにより、障害物51の種類や大きさ、
距離等を識別することが可能となる。
【0631】さらに、杖2の先端部のセンサ3により、
地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(または
音)で把握することができ、かつ少なくとも1個の小形
カメラ5の映像を画像処理することにより、障害物51
や動いているものを点字や点画として、歩行者1の手や
指の感覚で素早く把握することができる。
【0632】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0633】(第26の実施の形態:請求項30に対
応)図41(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0634】図41(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0635】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、音または音声信号を発
生する小形のスピーカ6と、小形カメラ5が取り込んだ
信号を凹凸パターンに変換する凹凸パネル8とが備えら
れている。
【0636】図41(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0637】図41(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、81は信号処理器
32からの信号を凹凸パターンに変換する凹凸パターン
発生器、8は凹凸パターン発生器81からの出力信号を
点字または点画の凹凸パターンとして表示する凹凸パネ
ル、52は小形カメラ5が取り込んだ映像信号を画像処
理して出力する画像処理器、61は画像処理器52から
の出力信号を音または音声信号に変換する音声合成器、
6は音または音声信号を発生する小形のスピーカをそれ
ぞれ示している。
【0638】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号を凹凸パターンに変換し、歩行者1の
手または指の感覚を介して伝達し、かつ小形カメラ5が
取り込んだ映像信号を音または音声に変えて伝えるよう
にしている。
【0639】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0640】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0641】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号で対象物までの距離を、というよう
に、情報内容をデジタル値として受信する。
【0642】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0643】凹凸パターン発生器81は、信号処理器3
2の出力信号に応じて、凹凸パネル8の凹凸パターンに
変えて、凹凸パネル8から歩行者1の手または指を介し
て情報内容を伝える。
【0644】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を凹凸パターン発生器81からの信号に応じて上
げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0645】この場合、点字モードで使えば、小形カメ
ラ5が検知した情報を点字列として把握することができ
る。
【0646】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、対象物等の大略の形を理解することがで
きる。
【0647】また、小形カメラ5を杖2の柄または棒の
部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0648】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0649】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0650】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0651】音声合成器61は、画像処理器52からの
出力信号に応じて、音声を合成し、スピーカ6から歩行
者1に情報内容を伝える。
【0652】例えば、「5m先に段差が有ります」、
「2m右側に公衆電話ボックスがあります」、「右前方
から自転車が近づいて来ます」等を伝える。
【0653】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、これに応じて、杖2の柄21の部分に取り
付けた凹凸パターンを変化させて点字または点画とし
て、歩行者1の手または指に伝えることが可能となる。
【0654】この場合、情報の内容に応じて、凹凸パタ
ーンを変えることにより、地理情報や歩道の段差等のポ
イント情報を判断することが可能となる。
【0655】また、杖2の柄21または棒の部分に、C
CDカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付
け、歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の
出力信号を用いて画像処理し、これを音声(または音)
に変えて、歩行者1に伝えることが可能となる。
【0656】この場合、1個の小形カメラ5の情報を使
って画像処理することもできるが、複数個の小形カメラ
5の情報を使って画像処理することにより、障害物51
の大きさ、障害物51までの距離および障害物51の移
動速度等をより正確に認識することが可能となる。
【0657】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を、歩行者1
の手や指の感覚を介して把握することができ、かつ少な
くとも1個の小形カメラ5の映像を画像処理することに
より、障害物51や動いているものを音声(または音)
で把握することができる。
【0658】これにより、高齢者や弱視者等に対し、よ
り高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0659】(第27の実施の形態:請求項31に対
応)図42(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図であり、前記実施の
形態と同一要素には同一符号を付してこの説明を省略
し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0660】図42(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0661】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、センサ3が受信した信
号または小形カメラ5が取り込んだ信号を凹凸パターン
に変換する凹凸パネル8とが備えられている。
【0662】図42(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ杖の具体的な構成例を示す信号処理ブロック
線図であり、前記実施の形態と同一要素には同一符号を
付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分について
のみ述べる。
【0663】図42(b)において、32はセンサ3が
受信した信号を処理する信号処理器、52は小形カメラ
5が取り込んだ映像信号を画像処理して出力する画像処
理器、81は信号処理器32からの信号と小形カメラ5
が取り込んだ映像信号を凹凸パターンに変換する凹凸パ
ターン発生器、8は凹凸パターン発生器81からの出力
信号を点字または点画の凹凸パターンとして表示する凹
凸パネルをそれぞれ示している。
【0664】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と小形カメラ5が取り込んだ映像信号
を凹凸パターンに変換し、歩行者1の手または指の感覚
を介して歩行者1に障害物情報等を伝達するようにして
いる。
【0665】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ杖の作用について説明する。
【0666】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0667】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0668】センサ3により受信したデジタル無線信号
を、信号処理器32によって信号処理し、情報内容を解
読する。
【0669】また、小形カメラ5を杖2の柄21または
棒の部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検
知する。
【0670】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0671】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0672】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0673】凹凸パターン発生器81は、信号処理器3
2および画像処理器52の出力信号に応じて、凹凸パネ
ル8の凹凸パターンに変えて、凹凸パネル8から歩行者
1の手または指を介して情報内容を伝える。
【0674】凹凸パネル8は、上げ下げ可能な小突起物
を、例えば横20列、縦10列に配置し、それぞれの小
突起物を凹凸パターン発生器81からの信号に応じて上
げ下げし、点字や点画として情報内容を表示する。
【0675】この場合、点字モードで使えば、小形カメ
ラ5が検知した情報を点字列として把握することができ
る。
【0676】また、点画モードで使えば、点字を理解で
きない人でも、対象物の大略の形を理解することができ
る。
【0677】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ杖では、例えば路上に設置された無線タグ31や
磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等の情報を
入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル33等に、
歩行者1が持っている杖2の先端部を近づけることによ
り、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイント情報
を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分に、CC
Dカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取り付け、
歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ5の出力
信号を用いて画像処理することが可能となる。
【0678】この場合、1個の小形カメラ5の情報を使
って画像処理することもできるが、複数個の小形カメラ
5の情報を使って画像処理することにより、障害物51
の大きさ、障害物51までの距離および障害物51の移
動速度等をより正確に認識することが可能となる。
【0679】また、センサ3または画像処理器52の出
力信号に応じて、杖2の柄21の部分に取り付けた凹凸
パターンを変化させて点字または点画として、歩行者1
の手または指に伝えることが可能となる。
【0680】この場合、情報の内容に応じて、凹凸パタ
ーンを変えることにより、地理情報や歩道の段差等のポ
イント情報および障害物51の種類や大きさ、距離等を
識別することが可能となる。
【0681】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を、また小形
カメラ5の映像を画像処理することにより、障害物51
や動いているものを、杖2の柄21の部分の凹凸パター
ンとして歩行者1の手や指の感覚を介して素早く把握す
ることができる。
【0682】これにより、高齢者や弱視者および難聴者
等に対し、より高度の歩行支援を行なうことが可能とな
る。
【0683】(第28の実施の形態:請求項32に対
応)図43(a)は、本実施の形態によるヒューマンナ
ビ・システムの具体的な構成例を示す概要図であり、前
記実施の形態と同一要素には同一符号を付してこの説明
を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述べる。
【0684】図43(a)において、杖2の先端部付近
には、光、磁気あるいは電気的信号等の物理的信号を検
出して出力するセンサ3が取り付けられている。
【0685】また、杖2の柄21または棒の部分には、
撮像手段である小形カメラ5と、センサ3または小形カ
メラ5からの出力信号を、無線で送信する送信器9とが
備えられている。
【0686】図43(b)は、本実施の形態によるヒュ
ーマンナビ・システムの具体的な構成例を示す信号処理
ブロック線図であり、前記実施の形態と同一要素には同
一符号を付してこの説明を省略し、ここでは異なる部分
についてのみ述べる。
【0687】図43(b)において、9は前記信号処理
器32および画像処理器52からの信号を無線で送信す
る送信器、携帯受信機10において、10aは送信器9
からの無線信号を受信する受信器本体、11は受信器本
体10aからの信号を音または音声信号に変換する音声
合成器、12は音声合成器11の出力信号に応じて音ま
たは音声信号を発生する小形のスピーカ(またはイヤー
ホーン)をそれぞれ示している。
【0688】すなわち、センサ3が検知した無線タグ3
1からの情報信号と小形カメラ5が取り込んだ映像信号
を処理して送信し、この信号を携帯受信機10で受信し
て、音または音声信号に変換し、この情報内容を携帯受
信機10のスピーカ6から歩行者1に伝えるようにして
いる。
【0689】次に、以上のように構成した本実施の形態
によるヒューマンナビ・システムの作用について説明す
る。
【0690】無線タグ31から発信する信号を、例えば
段差や障害物等の対象物に対してあらかじめデジタル値
として決めておき、センサ3によってこの無線電波を受
信する。
【0691】例えば、最初の8ビット信号で対象物を、
次の8ビット信号でそこまでの距離を、というように、
情報内容をデジタル値として受信する。
【0692】センサ3により受信したデジタル無線信
号、信号処理器32によって信号処理して情報内容を解
読する。
【0693】また、小形カメラ5を杖2の柄または棒の
部分に取り付け、歩行者1の前方の障害物51を検知す
る。
【0694】小形カメラ5は、前方の画像を写し出し、
これを画像処理することにより、対象が何であるか判断
する。
【0695】画像処理器52では、自動車や自転車や人
および段差や固定障害物等の形や特徴を記録しておき、
取り込んだ画像と比較して対象物を特定する。
【0696】また、動いている物に対しては、この対象
物が小さくなっていくか、大きくなっていくかで、遠ざ
かるか近づくかを判断する。
【0697】信号処理器32および画像処理器52の出
力信号を、送信器9により無線で送信する。
【0698】この無線信号を、携帯受信機10の受信器
本体10aにより受信し、音声合成器11により音また
は音声信号に変換し、スピーカ(あるいはイヤーホー
ン)12を介して情報内容を歩行者1に伝える。
【0699】上述したように、本実施の形態のヒューマ
ンナビ・システムでは、例えば路上に設置された無線タ
グ31や磁気ネイル33等に、地理情報や歩道の段差等
の情報を入れておき、当該無線タグ31や磁気ネイル3
3等に、歩行者1が持っている杖2の先端部を近づける
ことにより、センサ3が地理情報や歩道の段差等のポイ
ント情報を読み取り、また杖2の柄21または棒の部分
に、CCDカメラ等の小形カメラ5を少なくとも1個取
り付け、歩行者1前方の映像を検知し、当該小形カメラ
5の出力信号を用いて画像処理することが可能となる。
【0700】この場合、1個の小形カメラ5の情報を使
って画像処理することもできるが、複数個の小形カメラ
5の情報を使って画像処理することにより、障害物51
の大きさ、障害物51までの距離および障害物51の移
動速度等をより正確に認識することが可能となる。
【0701】また、センサ3または画像処理器52の出
力信号を杖2に内蔵された送信器9により無線で送り、
これを歩行者1が別に持っている携帯受信機10で受信
し、この信号(情報)を音声(または音)に変えて、歩
行者1に伝えることが可能となる。
【0702】すなわち、杖2の先端部のセンサ3によ
り、地理情報や歩道段差等のポイント情報を音声(また
は音)で把握することができ、かつ少なくとも1個の小
形カメラ5により、障害物51や動いているものを音声
(または音)で把握することが可能となる。
【0703】さらに、携帯受信機10および音または音
声信号を発生する手段を杖2から切り離すことにより、
杖2の軽量化を図ることが可能となる。
【0704】また、携帯受信機10として携帯電話を流
用することが可能となり、経済的な歩行支援システムを
提供することが可能となる。
【0705】さらに、携帯受信機10側に移動型PC
(パーソナルコンピュータ)を組み合わせることによ
り、さらなる機能の向上を図ることが可能となる。
【0706】これにより、高齢者や弱視者等に対して、
高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0707】(第29の実施の形態:請求項28に対
応)本実施の形態によるヒューマンナビ杖では、前述し
た第21、第23、第24の各実施の形態によるヒュー
マンナビ杖において、センサ3または画像処理器52か
らの出力信号に応じて、複数の振動子7a,7bの振動
周波数または振動振幅を変化させるようにする。
【0708】以上のように構成した本実施の形態による
ヒューマンナビ杖においては、センサ3または画像処理
器52からの出力信号に応じて、杖2の柄21の部分に
取り付けた複数の振動子7a,7bを振動させて、歩行
者1の手または指に伝えることが可能となる。
【0709】この場合、センサ3や画像処理器52から
の出力信号に応じて、複数の振動子7a,7bのそれぞ
れの振動周波数や振幅を変えることにより、障害物51
の大きさや種類および距離および地理情報等の内容をよ
り一層詳細に識別することができる。
【0710】これにより、高齢者や弱視者や難聴者等に
対して、高度の歩行支援を行なうことが可能となる。
【0711】(その他の実施の形態)尚、本発明は、上
記各実施の形態に限定されるものではなく、実施段階で
はその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形して実施す
ることが可能である。また、各実施の形態は可能な限り
適宜組合わせて実施してもよく、その場合には組合わせ
た作用効果を得ることができる。さらに、上記各実施の
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組合わせにより、種々の
発明を抽出することができる。例えば、実施の形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されて
も、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題(の
少なくとも一つ)が解決でき、発明の効果の欄で述べら
れている効果(の少なくとも一つ)が得られる場合に
は、この構成要件が削除された構成を発明として抽出す
ることができる。
【0712】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のヒューマ
ンナビ杖およびヒューマンナビ・システムによれば、高
齢者や弱視者等が普段使っている杖にセンサ技術と情報
通信技術を採り入れて使い易くし、かつ歩行時の障害物
や地理情報をより正確に伝え、初めての道でも安心して
歩けるように歩行支援を行なうことが可能となる。
【0713】また、デパートや商店街および駅周辺の案
内やサービス情報収集等にも利用することができ、高齢
者等の活動範囲の拡大にも寄与することが可能となる。
【0714】さらに、盲導犬不足の問題解決にも役立つ
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明するための概
念図。
【図2】本発明の第1の実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブロ
ック線図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の一変形例によるヒ
ューマンナビ杖の構成例を示す概要図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の他の変形例による
ヒューマンナビ杖の構成例を示す概要図。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブロ
ック線図。
【図6】本発明の第2の実施の形態の一変形例によるヒ
ューマンナビ杖の構成例を示す概要図。
【図7】本発明の第4の実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブロ
ック線図。
【図8】本発明の第4の実施の形態によるヒューマンナ
ビ杖における凹凸パネルの構成例を示す概要図。
【図9】本発明の第5の実施の形態を説明するための概
念図。
【図10】本発明の第5の実施の形態によるヒューマン
ナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図および信
号処理ブロック線図。
【図11】本発明の第6の実施の形態を説明するための
概念図。
【図12】本発明の第6の実施の形態によるヒューマン
ナビ杖における杖の具体的な構造例を示す正面図および
側面図。
【図13】本発明の第6の実施の形態によるヒューマン
ナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブ
ロック線図。
【図14】本発明の第6の実施の形態の一変形例による
ヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および
信号処理ブロック線図。
【図15】本発明の第6の実施の形態の他の変形例によ
るヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図。
【図16】本発明の第7の実施の形態によるヒューマン
ナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブ
ロック線図。
【図17】本発明の第8の実施の形態によるヒューマン
ナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理ブ
ロック線図。
【図18】本発明の第9の実施の形態を説明するための
概念図。
【図19】本発明の第9の実施の形態によるヒューマン
ナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図および信
号処理ブロック線図。
【図20】本発明の第10の実施の形態を説明するため
の概念図。
【図21】本発明の第10の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図22】本発明の第10の実施の形態の変形例による
ヒューマンナビ杖の具体的な構造例を示す正面図および
側面図。
【図23】本発明の第10の実施の形態の変形例による
ヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図。
【図24】本発明の第11の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図25】本発明の第11の実施の形態の変形例による
ヒューマンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図。
【図26】本発明の第12の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図27】本発明の第13の実施の形態によるヒューマ
ンナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図および
信号処理ブロック線図。
【図28】本発明の第14の実施の形態を説明するため
の概念図。
【図29】本発明の第14の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図30】本発明の第15の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図31】本発明の第16の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図32】本発明の第17の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図33】本発明の第18の実施の形態によるヒューマ
ンナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図および
信号処理ブロック線図。
【図34】本発明の第19の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図35】本発明の第20の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図36】本発明の第21の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図37】本発明の第22の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図38】本発明の第23の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図39】本発明の第24の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図40】本発明の第25の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図41】本発明の第26の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図42】本発明の第27の実施の形態によるヒューマ
ンナビ杖の具体的な構成例を示す概要図および信号処理
ブロック線図。
【図43】本発明の第28の実施の形態によるヒューマ
ンナビ・システムの具体的な構成例を示す概要図および
信号処理ブロック線図。
【符号の説明】
1…歩行者、 100…歩道、 200…車道、 201…自動車、 2…杖、 21…柄、 3…センサ、 31…無線タグ、 32,34…信号処理器、 33…磁気ネイル、 4…障害物センサ、 41…障害物、 42…信号処理器、 5,5a,5b…小形カメラ、 51…障害物、 52…画像処理器、 6…スピーカ、 61…音声合成器、 7,7a,7b,7c,7d…振動子、 71…振動パターン発生器、 8…凹凸パネル、 81…凹凸パターン発生器、 801,802,803…凹凸素子、 801a…小突起部片、 801b…バネ、 801c…小電磁石、 801d…鉄片、 9…送信器、 10…携帯受信機、 10a…受信器本体、 11…音声合成器、 12…スピーカ、 13…イヤーホーン。

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
    信号を検出して信号を出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて音または音声信号を
    発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  2. 【請求項2】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
    信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて振動する少なくとも
    1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載のヒューマンナビ杖
    において、 前記センサからの出力信号に応じて、前記振動手段の振
    動周波数または振動振幅を変化させるようにしたことを
    特徴とするヒューマンナビ杖。
  4. 【請求項4】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
    信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて凹凸のパターンを変
    化させて点字または点画として指または手に伝達する手
    段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  5. 【請求項5】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理的
    信号を検出して出力するセンサ、および前記センサから
    の出力信号を無線で送信する送信手段を有する杖と、 前記杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する受
    信手段と、 前記受信手段からの出力信号に応じて音または音声信号
    を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ・システ
    ム。
  6. 【請求項6】 柄または棒の部分に取り付けられ、障害
    物を検知して信号を出力する障害物センサと、 前記障害物センサからの出力信号に応じて振動する少な
    くとも1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  7. 【請求項7】 柄または棒の部分に取り付けられ、障害
    物を検知して信号を出力する障害物センサと、 前記障害物センサからの出力信号に応じて凹凸のパター
    ンを変化させて点字または点画として指または手に伝達
    する手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  8. 【請求項8】 柄または棒の部分に取り付けられ、障害
    物を検知して信号を出力する障害物センサと、 前記障害物センサからの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  9. 【請求項9】 柄または棒の部分に取り付けられ、障害
    物を検知して信号を出力する障害物センサ、および前記
    障害物センサからの出力信号を無線で送信する送信手段
    を有する杖と、 前記杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する受
    信手段と、 前記受信手段からの出力信号に応じて音または音声信号
    を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ・システ
    ム。
  10. 【請求項10】 柄または棒の部分に取り付けられた少
    なくとも1個の撮像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて振動する少な
    くとも1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  11. 【請求項11】 前記請求項10に記載のヒューマンナ
    ビ杖において、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて、前記振動手
    段の振動周波数または振動振幅を変化させるようにした
    ことを特徴とするヒューマンナビ杖。
  12. 【請求項12】 柄または棒の部分に取り付けられた少
    なくとも1個の撮像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて凹凸のパター
    ンを変化させて点字または点画として指または手に伝達
    する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  13. 【請求項13】 柄または棒の部分に取り付けられた少
    なくとも1個の撮像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  14. 【請求項14】 柄または棒の部分に取り付けられた少
    なくとも1個の撮像手段、前記撮像手段からの出力信号
    を用いて画像処理を行ない出力する画像処理手段、およ
    び前記画像処理手段からの出力信号を無線で送信する送
    信手段を有する杖と、 前記杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する受
    信手段と、 前記受信手段からの出力信号に応じて音または音声信号
    を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ・システ
    ム。
  15. 【請求項15】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて音または音声信号を
    発生する手段と、 柄または棒の部分に取り付けられ、障害物を検知して信
    号を出力する障害物センサと、 前記障害物センサからの出力信号に応じて振動する少な
    くとも1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  16. 【請求項16】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて振動する少なくとも
    1つの振動手段を有する柄と、 柄または棒の部分に取り付けられ、障害物を検知して信
    号を出力する障害物センサと、 前記障害物センサからの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  17. 【請求項17】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられ、障害物を検知して信
    号を出力する障害物センサと、 前記センサまたは前記障害物センサからの出力信号に応
    じて振動する少なくとも1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  18. 【請求項18】 杖の先端部付近に取り付けられた、物
    理的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられ、障害物を検知して信
    号を出力する障害物センサと、 前記センサまたは前記障害物センサからの出力信号に応
    じて音または音声信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  19. 【請求項19】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサ、柄または棒の部分に
    取り付けられ、障害物を検知して信号を出力する障害物
    センサ、および前記センサおよび前記障害物センサから
    の出力信号を無線で送信する送信手段を有する杖と、 前記杖の送信手段からの無線信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段からの出力信号に応じて音または音声信号
    を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ・システ
    ム。
  20. 【請求項20】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて音または音声信号を
    発生する手段と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて振動する少な
    くとも1つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  21. 【請求項21】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて振動する振動手段を
    有する柄と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  22. 【請求項22】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて振動する少なくとも一つの振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  23. 【請求項23】 前記請求項20乃至請求項22のいず
    れか1項に記載のヒューマンナビ杖において、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて前記振動手段の振動周波数または振動振幅を変化さ
    せるようにしたことを特徴とするヒューマンナビ杖。
  24. 【請求項24】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて音または音声信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  25. 【請求項25】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて音または音声信号を
    発生する手段と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて振動する複数
    の振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  26. 【請求項26】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて振動する複数の振動
    手段を有する柄と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  27. 【請求項27】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて振動する複数の振動手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  28. 【請求項28】 前記請求項25乃至請求項27のいず
    れか1項に記載のヒューマンナビ杖において、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて、前記複数の振動手段の振動周波数または振動振幅
    を変化させるようにしたことを特徴とするヒューマンナ
    ビ杖。
  29. 【請求項29】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて音または音声信号を
    発生する手段と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて凹凸のパター
    ンを変化させて点字または点画として指または手に伝達
    する手段を有する柄と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  30. 【請求項30】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 前記センサからの出力信号に応じて凹凸のパターンを変
    化させて点字または点画として指または手に伝達する手
    段を有する柄と、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記画像処理手段からの出力信号に応じて音または音声
    信号を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  31. 【請求項31】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサと、 柄または棒の部分に取り付けられた少なくとも1個の撮
    像手段と、 前記撮像手段からの出力信号を用いて画像処理を行ない
    出力する画像処理手段と、 前記センサまたは前記画像処理手段からの出力信号に応
    じて凹凸のパターンを変化させて点字または点画として
    指または手に伝達する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ杖。
  32. 【請求項32】 杖の先端部付近に取り付けられ、物理
    的信号を検出して出力するセンサ、柄または棒の部分に
    取り付けられた少なくとも1個の撮像手段、前記撮像手
    段からの出力信号を用いて画像処理を行ない出力する画
    像処理手段、および前記センサおよび前記画像処理手段
    からの出力信号を無線で送信する送信手段とを有する杖
    と、 前記杖の送信手段からの無線信号を受信して出力する受
    信手段と、 前記受信手段からの出力信号に応じて音または音声信号
    を発生する手段と、 を備えて成ることを特徴とするヒューマンナビ・システ
    ム。
  33. 【請求項33】 前記請求項1乃至請求項4、請求項6
    乃至請求項8、請求項10乃至請求項13、請求項15
    乃至請求項18、請求項20乃至請求項31のいずれか
    1項に記載のヒューマンナビ杖において、 前記物理的信号としては、光、磁気あるいは電気的信号
    のいずれかの信号であることを特徴とするヒューマンナ
    ビ杖。
  34. 【請求項34】 前記請求項5、請求項9、請求項1
    4、請求項19、請求項32のいずれか1項に記載のヒ
    ューマンナビ・システムにおいて、 前記物理的信号としては、光、磁気あるいは電気的信号
    のいずれかの信号であることを特徴とするヒューマンナ
    ビ・システム。
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