JP2019209131A - 視覚障害者用杖 - Google Patents

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英子 渡邉
Eiko Watanabe
英子 渡邉
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【課題】携行性が良く、車輪周辺の状況を安全に使用者に知らせることができる視覚障害者用杖を提供する。【解決手段】視覚障害者用杖100は、グリップ2と、第1棒状部材3と、ストラップ4と、ヒンジ5と、第2棒状部材6と、一対の車輪7a、7bとを有し、棒状部材3、6の先端に設けられた車輪7bの周囲の物を検知する非接触センサ8bと、非接触センサ8bが周囲の物を検知した際に音声を出力する音声出力器21又は振動を発する振動発生器を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、視覚障害者の歩行を補助する杖に関するものである。
従来、先端に車輪が設けられ、車輪近傍で左右に延びる棒状の部材によって、使用者が車輪の周囲の状況を把握可能な杖が提案されている(下記特許文献参照)。
実開平5−58132号公報 特開平6−30965号公報
上記特許文献に記載の杖においては、車輪周辺の状況を把握するための部材が車輪の左右に延びているため、携行性が悪く、使用しにくいという問題がある。
また、車輪周辺の状況を把握するための部材が周囲の物に接触することで、使用者が初めてその物の存在を知ることとなるため、特に、歩行速度が速い場合に、他の歩行者の脚や自転車の車輪等に衝突するおそれがある。また、車輪周辺の状況を把握するための部材が周囲の物に衝突した衝撃で使用者が杖を落としてしまうおそれもある。
視覚障害者用杖において、
棒状部材と、
前記棒状部材の先端に設けられた車輪と、
前記車輪の周囲の物を検知する非接触センサと、
前記非接触センサが周囲の物を検知した際に音声を出力する音声出力器又は振動を発する振動発生器を備えるものとする。
本発明によれば、携行性が良く、車輪周辺の状況を安全に使用者に知らせることができる視覚障害者用杖を提供することができる。
図1は本願の第1実施形態に係る視覚障害者用杖の側面図である。 図2は本願の第1実施形態に係る視覚障害者用杖の正面図である。 図3は本願の第1実施形態に係る視覚障害者用杖のブロック図である。 図4は本願の第2実施形態に係る視覚障害者用杖の側面図である。
(第1実施形態)
以下、図1から図3を参照しながら本願の第1実施形態に係る視覚障害者用杖100について説明する。
視覚障害者用杖100は、グリップ2と、第1棒状部材3と、ストラップ4と、ヒンジ5と、第2棒状部材6と、一対の車輪7a、7bとを有している。グリップ2は、第1棒状部材3の使用者側端部に取り付けられており、視覚障害者用杖100の使用時に使用者によって握られる。グリップ2には、環状のストラップ4が取り付けられている。使用者は、視覚障害者用杖100の使用の際、ストラップ4を手首に巻き付けることにより、視覚障害者用杖100を落とすのを防ぐことができる。
第1棒状部材3は、使用時に使用者の手元から使用者の前方の地面近傍まで延びる長さを有し、ヒンジ5を介して第2棒状部材6と連結されている。第1棒状部材3と第2棒状部材6の角度は、ヒンジ5を中心として、使用者の身長などに応じて調整することができる。これにより、後述する太陽電池モジュール10及び点字ブロックセンサ11の角度を、使用者の身長に合わせて最適な角度とすることができる。第1棒状部材3と第2棒状部材6はアルミ製とすることが好ましいが、他の金属、プラスチック、木などの材料から形成することもできる。また、第1棒状部材3と第2棒状部材6は白杖と同様の彩色とすることが好ましい。
第2棒状部材6は、ヒンジ5から更に下方(地面側)に延び、正面から見た左右両側に一対の車輪7a、7bを回転可能に支持している。車輪7a、7bは、使用者が視覚障害者用杖100の先端を地面に接触させながら歩行することを可能にする。これにより、白杖よりも早い速度で歩行可能とする。車輪7a、7bは、径方向外側に突出した突部を複数有している。突部により車輪7a、7bは、地面の凹凸や小石などの異物の存在に関わらず、地面上をスムーズに回転することができる。
第2棒状部材6の前部には周囲の物を検知する第1非接触センサ8aが設けられている。また、一対の車輪7a、7bの外側側面には、それぞれ、周囲の物を検知する一対の第2非接触センサ8bが設けられている。第2非接触センサ8bは図1において車輪7b側のもののみ示しているが、車輪7a側にも車輪7b側と同様に設けられている。第1、第2非接触センサ8a、8bが周囲の物を検知すると、第2棒状部材6に固定された制御ユニット9に電気信号を送る。第1、第2非接触センサ8a、8bから電気信号を受信した制御ユニット9は、所定の装置を介して使用者に警告を発する。本第1実施形態においては、グリップ2の使用者側端部に音声出力端子を設け、音声出力端子に接続されたヘッドセット20から音声により使用者に警告を発する構成としている。第1、第2の非接触センサ8a、8bを周囲の物体との距離も検知するものとして、ヘッドセット20が距離に応じて異なる音声を発するものとしても良い。
ヘッドセット20は、音声出力器21と、ヘッドバンド22と、マイク23と、接続コード24とを有している。視覚障害者用杖100のグリップ2の使用者側端面には、制御ユニット9に接続された音声入出力用の端子(不図示)が設けられている。ヘッドセット20の接続コード24を当該端子に接続することで、ヘッドセット20と制御ユニット9との間で音声の入出力が可能となる。
ヘッドセット20は、ヘッドバンド22により使用者の頭部に取り付けることができる。ヘッドセット20は、音声出力器21から使用者の口元に延びるマイク23を備えている。使用者は、マイク23を通じて、制御ユニット9に指示を出すことができる。具体的には、マイク23に入力された声を制御ユニット9に電気信号として送り、制御ユニット9は音声認識機能により、当該電気信号から使用者が意図する機能を判断し、実行する。
なお、ヘッドセット20と制御ユニット9は、無線により通信するものとしても良い。また、ヘッドセット20の代わりにスピーカを設け、スピーカから音声を発するものとしても良い。また、マイク23をヘッドセット20に設けるのではなく、視覚障害者用杖100のグリップ2近傍に設けても良い。また、警告は音声に限らず、振動によるものとしてもよい。この場合、グリップ2の内側に制御ユニット9からの指示に応じて駆動する振動発生器を設けても良い。
制御ユニット9の上部には、太陽電池モジュール10が取り付けられている。太陽電池モジュール10は制御ユニット9などに電力を供給する。なお、視覚障害者用杖100は、太陽電池モジュール10とバッテリーを備えるものとすることもでき、また、太陽電池モジュール10を設けずにバッテリーのみから電力を供給するものとしてもよい。
制御ユニット9の使用者側(背面側)には、点字ブロックを読み取るための点字ブロックセンサ11が設けられている。点字ブロックセンサ11は、点字ブロックがあることを検知すると、制御ユニット9に信号を送る。点字ブロックセンサ11から信号を受信した制御ユニット9は、ヘッドセット20の音声出力器21から所定の音声を出力するようにヘッドセット20に電気信号を送る。ヘッドセット20以外の手段により使用者に知らせても良い点は上記警告と同様である。
第1棒状部材3側のグリップ2の正面側には電源ボタン12が設けられている。電源ボタン12は制御ユニット9と接続されている。使用者は電源ボタン12により視覚障害者用杖100の電源のオンとオフを切り替えることができる。
制御ユニット9は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)を利用して使用者を目的地まで案内するナビゲーション機能を備えている。制御ユニット9はヘッドセット20のマイク23から入力された使用者の声から、音声認識機能により、使用者の目的地やルートを半別し、ヘッドセット20の音声出力器21から音声を出力することにより、使用者に進むべき方向、距離、現在地などを知らせる。ヘッドセット20以外の手段により使用者に知らせても良い点は上記警告と同様である。なお、視覚障害者用杖100が電気通信回線を通じた通信手段を有するものとして、使用者はヘッドセット20等から別の場所にいるオペレータに指示を出し、オペレータが通信手段を介して目的地などの視覚障害者用杖100の設定を行っても良い。
(第2実施形態)
次に、図4を参照しながら本願の第2実施形態に係る視覚障害者用杖200について説明する。本第2実施形態に係る視覚障害者用杖200は、上記第1実施形態に係る視覚障害者用杖100と多くの点で共通する。したがって、視覚障害者用杖100と対応する視覚障害者用杖200の部分には、上記第1実施形態の説明で使用した参照符号に「200」を足した数字からなる符合を付し、重複する説明は省略する。例えば、第1実施形態のグリップ2に対応する本第2実施形態のグリップには「202」の参照符号を付し、グリップの説明は省略する。
図4に示すように、視覚障害者用杖200は、上記第1実施形態とは異なり、第1棒状部材203の長手方向の略中央に反射材231を有している。これにより、夜間でも視覚障害者用杖200の存在を他者に知らせることができる。
また、視覚障害者用杖200は、上記第1実施形態とは異なり、車輪207bが、ホイール232と、ホイール232に外嵌したタイヤ233と、ホイール232に取り付けられた反射材234とを有している。ホイール232は、回転中心部から放射状に延びる放射状部分を有する。これにより、ホイール232を軽量化し、また、風が強い状況でもホイール232が受ける風圧を減らすことで、視覚障害者用杖200の操作を容易にすることができる。
反射材234は、車輪207bの径方向において、ホイール232の放射状部分の最も外側に取り付けられている。これにより、視覚障害者用杖200の使用中に反射材234が大きく回転し、夜間において他者に視覚障害者用杖200の存在を更に知らせ易くなる。なお、図4に示す車輪207bについて説明したが、もう一方の車輪についても車輪207bと同様の構成とすることができる。
以上に説明した本実施形態によれば、携行性が良く、車輪周辺の状況を安全に使用者に知らせることができる視覚障害者用杖を提供することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、各構成要素間の信号のやり取りは有線に限らず、無線によるものとすることができる。また、第1、第2非接触センサ8a、8b、太陽電池モジュール10、電源ボタン12などの各構成要素の配置は上記実施形態のものに限られず、適宜変更することができる。
100 視覚障害者用杖
2 グリップ
3 第1棒状部材
4 ストラップ
5 ヒンジ
6 第2棒状部材
7a、7b 車輪
8a 第1非接触センサ
8b 第2非接触センサ
9 制御ユニット
10 太陽電池モジュール
11 点字ブロックセンサ
12 電源ボタン
20 ヘッドセット
21 音声出力器
22 ヘッドバンド
23 マイク
24 接続コード

Claims (8)

  1. 棒状部材と、
    前記棒状部材の先端に設けられた車輪と、
    前記車輪の周囲の物を検知する非接触センサと、
    前記非接触センサが周囲の物を検知した際に音声を出力する音声出力器又は振動を発する振動発生器を備える視覚障害者用杖。
  2. 更に、点字ブロックを検知する点字ブロックセンサを備え、
    前記点字ブロックセンサが点字ブロックを検知した際に前記音声出力器又は前記振動発生器が音声又は振動を発する請求項1に記載の視覚障害者用杖。
  3. 更に、電力を供給する太陽電池モジュールを備える請求項1又は2に記載の視覚障害者用杖。
  4. 前記棒状部材は、第1棒状部材と第2棒状部材からなり、
    前記第1棒状部材と前記第2棒状部材は、前記第1棒状部材と前記第2棒状部材の角度を調整可能なヒンジにより連結されている請求項1から3のいずれか一項に記載の視覚障害者用杖。
  5. ナビゲーション機能を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の視覚障害者用杖。
  6. 前記棒状部材に反射材が取り付けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の視覚障害者用杖。
  7. 前記車輪が、回転中心部から放射状に延びる放射状部分を備えたホイールと、前記ホイールに外嵌したタイヤとを有する請求項1から6のいずれか一項に記載の視覚障害者用杖。
  8. 前記ホイールに反射材が取り付けられている請求項7に記載の視覚障害者用杖。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10124758A (ja) * 1996-10-18 1998-05-15 Yasuyoshi Ochiai 視力障害者用安全行動システム
JP2005258515A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Koito Ind Ltd 移動体感知装置
US20080251110A1 (en) * 2007-04-12 2008-10-16 Giuseppe Pede Walking Aid for a Visually Disabled Person

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