JPH1012402A - チップ抵抗器とその製造方法 - Google Patents

チップ抵抗器とその製造方法

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Publication number
JPH1012402A
JPH1012402A JP8185558A JP18555896A JPH1012402A JP H1012402 A JPH1012402 A JP H1012402A JP 8185558 A JP8185558 A JP 8185558A JP 18555896 A JP18555896 A JP 18555896A JP H1012402 A JPH1012402 A JP H1012402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resistor
substrate
electrode
chip
overcoat
Prior art date
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Pending
Application number
JP8185558A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Shimada
真人 嶋田
Satoshi Kuwabara
敏 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hokuriku Electric Industry Co Ltd filed Critical Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Priority to TW086108899A priority patent/TW344827B/zh
Priority to CN97190775A priority patent/CN1196820A/zh
Priority to PCT/JP1997/002201 priority patent/WO1997050094A1/ja
Priority to KR1019980701388A priority patent/KR19990044154A/ko
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 温度特性が良好で、回路基板に搭載した際の
抵抗値のばらつきも少なくする。 【解決手段】 絶縁体の基板11の表面の両端部につな
がるように形成された抵抗体13と、この抵抗体13の
両端部に直接に接続し、基板11の端面に形成された端
面電極12cを有する。抵抗体13の両端部近傍まで覆
ったオーバーコート14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チップ状の絶縁
基板の表面に抵抗体が設けられ、この基板の両端部に電
極が形成されたチップ抵抗器とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、チップ抵抗器は、図3、図4に示
すように、セラミックス等の絶縁性の基板1の端部に、
電極2が形成され、この電極2間に抵抗体3が形成さ
れ、抵抗体3を覆うように、オーバーコート4が設けら
れている。この電極2は、表面電極2aと、裏面電極2
b、及び端面電極2cとからなり、表裏面電極2a,2
cは、Ag−Pd等のメタルグレーズペーストを印刷形
成したものであり、端面電極2cはAg−レジン系の導
電性塗料のペーストを塗布したものである。さらに、抵
抗体3も、低抵抗の抵抗体の場合、Ag−Pd等のメタ
ルグレーズペーストを印刷形成したものが用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、表面電極2aと抵抗体3の材料が異なり、この電極
部分にもわずかな抵抗値のばらつきがあり、特に超低抵
抗器の場合、この影響が大きいものであった。さらに、
表面電極2aや抵抗器3に含まれる銀の特性により、抵
抗器の温度特性が悪く、この温度特性を修正することが
難しく、特に抵抗値が1Ω以下の低抵抗器を作る場合、
所望の規格に合致しないものであった。また図示するよ
うに、表面電極2aの露出面積が多くハンダ付けにより
ハンダ5が付着する量が多くなり、特に低抵抗器の場合
ハンダ量による抵抗値のバラツキが性能に大きく影響す
るという問題もあった。
【0004】この発明は、上記従来の問題点に鑑みてな
されたもので、温度特性が良好で、回路基板に搭載した
際の抵抗値のばらつきも少ないチップ抵抗器とその製造
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、絶縁体の基
板表面に電極を形成せずに、基板の両端部につながるよ
うに形成された抵抗体と、この抵抗体の両端部に直接に
接続し上記基板の端面に形成された端面電極と、上記抵
抗体の一部又はほぼ全部を覆ったオーバーコートとを備
えたチップ抵抗器である。上記抵抗体は、Ag−Pdの
メタルグレーズペーストであり、Pdの割合が重量比で
10〜20%である。
【0006】またこの発明は、大形基板を分割して小型
のチップ抵抗器を形成するチップ抵抗器の製造方法にお
いて、大形基板の表面に分割後の基板表面の両端部につ
ながるように抵抗体材料を印刷して焼成し、上記抵抗体
の両端部近傍まで覆ったオーバーコートを印刷して硬化
させ、上記大形基板を分割し、上記抵抗体の両端部に直
接に接続するように上記基板端面に端面電極を塗布する
チップ抵抗器の製造方法である。
【0007】またこの発明は、上記大形基板の分割後に
は基板裏面となる上記大形基板裏面の、上記各チップ抵
抗器の両端部となる位置に各々裏面電極を印刷形成し、
上記大形基板の表面に表面電極を形成せずに抵抗体材料
を印刷して焼成し、上記抵抗体の両端部近傍まで覆った
オーバーコートを印刷して硬化させ、この後上記大形基
板を分割し、上記抵抗体の両端部に直接に接続するよう
に上記基板端面に端面電極を塗布するチップ抵抗器の製
造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面に基づいて説明する。この実施形態のチップ抵
抗器10は抵抗値が1Ω以下の低抵抗器についてのもの
で、図1に示すように、絶縁体の基板11の表面に、そ
の両端部に達するように抵抗体13が形成されている。
この抵抗体13は、Ag−Pdのメタルグレーズペース
トにより形成され、Pdの割合がAgに対して重量比で
10〜20%の範囲で、その用途の抵抗値に合わせて適
宜設定されるものである。また、基板11の裏面には、
Ag−Pdのメタルグレーズペーストによる裏面電極1
2bが形成されている。裏面電極12bは、Pdの割合
が5%程度のものである。
【0009】基板11の抵抗体13の両端部の端面に
は、抵抗体13の端部に直接に接続した端面電極12c
が設けられている。端面電極12cは、ガラス−Ag
や、キシレン又はエポキシフェノール樹脂にAgを混入
したAg−レジン系の導電性塗料のペーストにより形成
されている。
【0010】抵抗体13の表面には、その両端部近傍ま
で覆ったオーバーコート14が設けられている。オーバ
ーコート14は、端面電極12cがわずかに表面側に回
り込んで抵抗体13と接触するように、端面からわずか
に表面の抵抗体13が露出するように設けられている。
端面電極2c及び裏面電極2bは、Niメッキ及びハン
ダメッキが施されている。
【0011】この実施形態のチップ抵抗器の製造方法
は、先ず、図示しないセラミックス等の大形基板の裏面
の、後の分割後の個々の基板11の表面の両端部に位置
する個所に、裏面電極12bを形成するAg−Pdのメ
タルグレーズペーストである電極材料を印刷し、850
〜900℃程度の温度で焼成する。次に、大形基板の表
面に、分割後の個々の基板11の表面の両端部に跨がる
ように、Ag−Pdのメタルグレーズペーストである抵
抗体材料を印刷し、850〜900℃程度の温度で焼成
する。
【0012】次に大形基板上の個々のチップ抵抗器の基
板位置に、マトリクス状に多数の抵抗体13の抵抗体材
料を印刷形成し、平均850℃の温度で焼成する。そし
て、抵抗体13の表面にオーバーコート14を印刷によ
り設ける。オーバーコート14は、ガラスコートの場
合、例えば平均600〜650℃の温度で焼成する。な
お、オーバーコート14として、抵抗体13の表面部分
に、エポキシ樹脂等のコートを施しても良い。そして、
大形基板をスリットに沿って短冊状に分割し、基板11
の端面に導電性塗料の端面電極2cを塗布し、ガラス−
Agの導電性塗料の場合650℃、Agレジン系の場合
200℃程度の温度で焼成する。さらに、端面電極2c
及び裏面電極2bに、Niメッキ、ハンダメッキを各々
順次施し、外部に露出した導電部分をメッキで被覆す
る。このとき、露出した抵抗体13にもメッキが施され
る。これは1Ω以下の低抵抗体の場合、電流がその表面
にも流れ、メッキが可能となるからである。この後、短
冊状の基板を個々のチップ抵抗器に分割する。
【0013】この実施形態のチップ抵抗器によれば、表
面電極が形成されず、比較的銀の割合の少ない抵抗体1
3が直接端面電極2cに接続しているので、温度特性が
良く、特に抵抗値が1Ω以下の低抵抗器について良好な
ものである。また、ハンダ付けした際のハンダが表面側
に多く着かないようにオーバーコート14が端面近傍ま
で位置しているので、ハンダの付着量により抵抗値のば
らつきがなく、超低抵抗器において、高品質のものを得
ることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明のチップ抵抗器とその製造方法
は、抵抗器の温度特性が良く、抵抗値のばらつきも少な
くすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のチップ抵抗器の一実施形態を示す斜
視図である。
【図2】この発明のチップ抵抗器の一実施形態の断面図
である。
【図3】従来のチップ抵抗器の一実施形態を示す斜視図
である。
【図4】従来のチップ抵抗器の一実施形態の断面図であ
る。
【符号の説明】
1,11 基板 2 電極 2c 端面電極 3,13 抵抗体 4,14 オーバーコート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁体の基板表面にその両端部につなが
    るように形成された抵抗体と、この抵抗体の両端部に直
    接に接続し上記基板の端面に形成された端面電極と、上
    記抵抗体の一部または全部を覆ったオーバーコートとを
    備えたチップ抵抗器。
  2. 【請求項2】 上記オーバーコートは、上記抵抗体の両
    端部近傍まで覆っている請求項1記載のチップ抵抗器。
  3. 【請求項3】 上記抵抗体は、Ag−Pdのメタルグレ
    ーズペーストであり、Pdの割合が重量比で10〜20
    %である請求項1又は2記載のチップ抵抗器。
  4. 【請求項4】 大形基板を分割して小型のチップ抵抗器
    を形成するチップ抵抗器の製造方法において、大形基板
    の表面に分割後の基板表面の両端部につながるように抵
    抗体材料を印刷して焼成し、上記抵抗体の表面を覆うオ
    ーバーコートを印刷して硬化させ、この後上記大形基板
    を分割し、上記抵抗体の両端部に直接に接続するように
    上記基板端面に端面電極を塗布するチップ抵抗器の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 上記大形基板の分割後には基板裏面とな
    る上記大形基板裏面の、上記各チップ抵抗器の両端部と
    なる位置に各々裏面電極を印刷形成し、上記大形基板の
    表面に表面電極を形成せずに抵抗体材料を印刷して焼成
    し、上記抵抗体の両端部近傍まで覆ったオーバーコート
    を印刷して硬化させ、この後上記大形基板を分割し、上
    記抵抗体の両端部に直接に接続するように上記基板端面
    に端面電極を塗布する請求項4記載チップ抵抗器の製造
    方法。
JP8185558A 1996-06-25 1996-06-25 チップ抵抗器とその製造方法 Pending JPH1012402A (ja)

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JP8185558A JPH1012402A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 チップ抵抗器とその製造方法
TW086108899A TW344827B (en) 1996-06-25 1997-06-25 Low resistance chip resistor
CN97190775A CN1196820A (zh) 1996-06-25 1997-06-25 低电阻片状电阻器
PCT/JP1997/002201 WO1997050094A1 (fr) 1996-06-25 1997-06-25 Resistance pastille a faible resistance
KR1019980701388A KR19990044154A (ko) 1996-06-25 1997-06-25 저 저항칩 저항기

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JP8185558A JPH1012402A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 チップ抵抗器とその製造方法

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