JPH10123912A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10123912A
JPH10123912A JP8278407A JP27840796A JPH10123912A JP H10123912 A JPH10123912 A JP H10123912A JP 8278407 A JP8278407 A JP 8278407A JP 27840796 A JP27840796 A JP 27840796A JP H10123912 A JPH10123912 A JP H10123912A
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JP
Japan
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cartridge
shutter
groove
drum
image forming
Prior art date
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Application number
JP8278407A
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English (en)
Inventor
Ritsuo Irie
律雄 入江
Hideaki Sakata
英昭 坂田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ開閉空間を省スペース化して、装置
を小型化する。 【解決手段】 感光ドラム14が収納されるカートリッ
ジ42の両側端部にガイド軸46が設けられる。感光ド
ラム14が面するカートリッジ42の前面側に窓部44
Aが形成され、ドラムシャッタ48が閉鎖状態で窓部4
4Aを覆って感光ドラム14を保護するように、カート
リッジ42に配置される。開閉アーム52の基端側がカ
ートリッジ42に回転可能に支持され、開閉アーム52
の先端側がドラムシャッタ48に回動可能に連結され
る。装置本体12内に案内壁62が立設され、直線状に
延びるガイド溝64が形成される。ガイド溝64の上部
に係合フック56が係合し得るシャッタ開閉溝66が形
成される。従って、ガイド溝64及びシャッタ開閉溝6
6が案内部を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用する画像形成装置に係り、特にプリンタ、ファクシミ
リ、複写機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】図14に従来の電子写真方式の画像形成
装置の一例を示す。
【0003】この図に示すように、画像形成装置内で
は、感光ドラム112の表面を図示しない帯電装置によ
り帯電し、露光装置114により光を当てる事により感
光ドラム112上に潜像を形成する。さらに、感光ドラ
ム112上の潜像は現像ローラ116により現像されて
トナー像とされた後、このトナー像が転写ローラ118
によって用紙である転写材Pに転写された後に、定着装
置120により定着される。
【0004】その後、感光ドラム112の表面は図示し
ないクリーニング装置により清掃された後、帯電装置に
より再度帯電される。そして、以下、上記と同様のプロ
セスが繰り返されることにより、連続して画像が転写材
P上に形成される。
【0005】つまり、感光ドラム112は、光の当たら
ない部分で電荷を維持し、光の当たった部分で速やかに
除電されるという機能を有しており、この機能を利用し
て、転写材P上に画像が形成されることになる。
【0006】一方、感光ドラムの材料として、コスト削
減や安全性の面から有利な有機感材が最近では用いられ
ているが、有機感材は、強い外光、特に直射日光等の紫
外線にさらされると電荷を維持できなくなる、という欠
点を持っている。そして、この強い外光にさらされた状
態を感光ドラムの光疲労と呼ぶ。
【0007】さらに、感光ドラムは、一般にカートリッ
ジに収納されているが、このカートリッジは、用紙詰ま
りや画像形成装置のメンテナンスのために、装置本体に
対してしばしば出し入れが行われ、外光にさらされる機
会が多い。従って、感光ドラムを保護して光疲労しない
ようにするための部材として、ドラムシャッタが絶対に
カートリッジに必要となる。
【0008】しかし、カートリッジの前面側に通常配置
されるドラムシャッタは、画像形成装置内では画像の形
成に寄与しない不必要な物である。このため、カートリ
ッジを画像形成装置に挿入した場合、カートリッジの挿
入口に対して奥側に設けられる形となるドラムシャッタ
を、画像形成の邪魔とならない場所に退避させる必要が
ある。
【0009】以上より、従来の画像形成装置では、ドラ
ムシャッタの開閉の為に、ドラムシャッタのシャフトを
利用しあるいは、ドラムシャッタにフックや突起を設け
て、これを利用するものがある。例えば、図15(A)
に示すようにカートリッジ122のドラムシャッタ12
4にフック126を設け、図15(B)に示すようにガ
イド128にこのフック126を引っかけ、カートリッ
ジ122を画像形成装置の装置本体に挿入するのに伴っ
て、図15(C)に示すようにガイド128の斜面で徐
々にドラムシャッタ124を開放し、装置本体の奥まで
カートリッジ122が装填された時点で、ドラムシャッ
タ124が完全に開放される機構が多く採用されてい
る。
【0010】また、別の機構として、図示しないもの
の、カートリッジを装置本体に挿入後に装置本体のカバ
ーを閉めると、装置本体内のアーム等によりカートリッ
ジのドラムシャッタを開放するものもある。
【0011】しかし、画像形成装置の小型化、低コスト
化の要請が年々強まっていて、アーム等を使ってカート
リッジのドラムシャッタを開放する機構では、アーム等
の別機構を設ける為にコストが上昇するといった欠点が
あった。
【0012】他方、カートリッジ自体は感光ドラムの小
径化等により容易に小型化できるものの、図15に示す
機構では、シャッタ開閉の際のドラムシャッタ124の
軌跡のために必要な画像形成装置内の空間が大きく、画
像形成装置の小型化の大きな障害となっていた。
【0013】また、画像形成装置内のレイアウトを考え
た場合でも、装置の小型化の為に各部材を密集して配置
したものでは、シャッタ開閉の空間が露光装置114や
定着装置120の配置に対して障害となっていることも
多い。例えば図15(C)に示す空間Aはデッドスペー
スとなっており、この空間A内には露光装置114や定
着装置120を配置することはできない。
【0014】図14に示す構成の画像形成装置では、カ
ートリッジ122の出し入れの際には、図16に示すよ
うに、露光装置114を上下に移動させてカートリッジ
122の出し入れのための空間を作りだすことで、図1
4に示すようにカートリッジ122と露光装置114を
極限まで接近させた構造としている。しかし、図15の
シャッタ開閉機構を用いた場合、図16に示すように露
光装置114とドラムシャッタ124とが干渉部Bで干
渉して、ドラムシャッタ124の開閉が旨くできない虞
があった。
【0015】以上より、画像形成装置内には、カートリ
ッジのドラムシャッタを開閉するために、相当量の無駄
な空間が存在することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の有する不都合に鑑みてなされたもので、シャッタ
開閉空間を省スペース化して小型化された画像形成装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1による画像形成
装置は、像担持体を収納したカートリッジが装置本体に
着脱可能に装着されて、像担持体から転写材に画像を転
写する画像形成装置であって、カートリッジが、開閉可
能であって閉鎖状態で像担持体を保護する保護部材を有
し、装置本体が、保護部材をカートリッジの挿入位置で
完全に開放すると共に保護部材を完全に開放した状態で
カートリッジの装填位置までカートリッジを案内する案
内部を有した、ことを特徴とする。
【0018】請求項2による画像形成装置は、請求項1
の画像形成装置において、カートリッジが第1の係合凸
部を有すると共に、保護部材が第2の係合凸部を有し、
案内部が、第1の係合凸部と係合してカートリッジを案
内する第1の溝部及び、第2の係合凸部と係合して保護
部材をカートリッジの挿入位置で開放する第2の溝部を
有することを特徴とする。
【0019】請求項1に係る画像形成装置の作用を以下
に説明する。像担持体を収納したカートリッジが装置本
体に着脱可能に装着され、装着された状態で、像担持体
から転写材に画像を転写する。
【0020】また、カートリッジに設けられた保護部材
が、開閉可能であって閉鎖状態で像担持体を保護してい
て、カートリッジを装置本体に装填する際には、装置本
体に設けられた案内部が、この保護部材をカートリッジ
の挿入位置で完全に開放すると共にこの保護部材を完全
に開放した状態でカートリッジの装填位置までカートリ
ッジを案内する。
【0021】従って、装置本体のカートリッジの挿入口
である挿入位置でシャッタを開閉することにより、シャ
ッタの開閉を可能としつつシャッタ開閉空間の省スペー
ス化を図ることができ、画像形成装置の小型化が可能と
なった。
【0022】つまり、一般的にカートリッジの挿入口
は、カートリッジが容易に入るように、カートリッジよ
りもかなり大きく形成されているので、このカートリッ
ジよりも大きく形成された挿入口の空間を利用してシャ
ッタを開放することで、画像形成装置内の装填位置周辺
に、シャッタ開閉空間を設けないで良いこととした。
【0023】請求項2に係る画像形成装置の作用を以下
に説明する。本請求項も請求項1と同様の作用を奏す
る。但し、本請求項は、カートリッジが第1の係合凸部
を有すると共に、保護部材が第2の係合凸部を有し、案
内部が、第1の係合凸部と係合してカートリッジを案内
する第1の溝部及び、第2の係合凸部と係合して保護部
材をカートリッジの挿入位置で開放する第2の溝部を有
する構成とされている。
【0024】従って、第1の係合凸部、第2の係合凸部
等の凸部及び、第1の溝部、第2の溝部等の溝部による
簡易な構造としたので、低コスト化を図りつつ画像形成
装置の小型化をより一層図ることが可能となった。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に係る画像形成装置の第1
の実施の形態を図面に示し、図面に基づき以下に本実施
の形態を説明する。
【0026】図1に示すように、画像形成装置の枠体を
構成する装置本体12内には、像担持体である感光ドラ
ム14が回転可能に配置され、感光ドラム14の表面を
帯電する図示しない帯電ローラ、感光ドラム14にトナ
ーを付着して静電潜像を顕像化する現像ローラ16及
び、トナー像を感光ドラム14に転写する転写ローラ1
8が、それぞれこの感光ドラム14に当接しつつ感光ド
ラム14と平行に配置されている。
【0027】この為、表面にトナー像が形成される感光
ドラム14と、感光ドラム14のトナー像を転写材Pに
静電的に転写する転写ローラ18とで、用紙である転写
材Pが挟持されて、トナー像が転写材Pに転写されるこ
とになる。そして、これら感光ドラム14、帯電ローラ
及び現像ローラ16等は、装置本体12に着脱可能に装
着されるカートリッジ42内に収納されている。
【0028】また、回転多面鏡22及びこの回転多面鏡
22からの光線を反射する複数のミラー24等で、感光
ドラム14に画像信号をレーザービームLで送る露光装
置26が構成され、さらに、感光ドラム14で転写材P
に転写されたトナー像を定着する一対の加熱ローラ28
で定着装置30が構成されており、これら露光装置26
及び定着装置30がそれぞれ画像形成装置内に配置され
ている。
【0029】さらに、感光ドラム14の下側には、転写
材P及び転写材Pを送り出す半月状のローラである紙送
り装置32が、それぞれ設置されている。そして、この
転写材Pの設置された部分から紙送り装置32により送
り出された転写材Pが、矢印Tで示す転写材搬送路に沿
いつつ、感光ドラム14と転写ローラ18との間及び、
定着装置30等を通過して、画像形成装置の外部にまで
搬送されるようになっている。
【0030】次に、画像形成装置による画像形成プロセ
スについて簡単に説明する。まず、感光ドラム14の感
光層となる表面を帯電ローラで均一に帯電し、露光装置
26から感光ドラム14にレーザービームLで示した画
像信号を送り、感光ドラム14の表面に静電潜像を形成
する。次に、この静電潜像を現像ローラ16の作用によ
り顕像化し、感光ドラム14の表面にトナー像を形成す
る。
【0031】これに伴って、ガイド34に案内されて転
写材Pが矢印Tで示された転写材搬送路を通り、転写位
置である感光ドラム14と転写ローラ18との間に送ら
れる。そして、転写ローラ18に転写バイアスを印加す
ることによって、このトナー像を転写材Pに転写させ
る。この後、転写されたトナー像を定着装置30の加熱
ローラ28で加熱して転写材Pに定着させて、画像形成
装置外に転写材Pを排出する。
【0032】尚この際、転写材Pに転移しきれなかった
感光ドラム14上の残トナーは、感光ドラム14に隣り
合って設けられる図示しないクリーニング装置によって
かきとられて清掃され、この後、感光ドラム14は帯電
ローラにより再度帯電されることになる。
【0033】次に、本実施の形態の要部を図2及び図3
に基づき具体的に説明する。感光ドラム14及び現像ロ
ーラ16は、図2に示すカートリッジ42に収納されて
おり、また、このカートリッジ42の外枠を形成するハ
ウジング44の両側端部には、それぞれ第1の係合凸部
であるガイド軸46(図上、一方のみを示す)が突出し
て設けられている。
【0034】この感光ドラム14が面するカートリッジ
42の前面側には、感光ドラム14が露出するように、
窓部44Aが形成されており、保護部材であるドラムシ
ャッタ48が、開閉可能であって、閉鎖状態で窓部44
Aを覆って感光ドラム14を保護するように、カートリ
ッジ42に配置されている。
【0035】さらに、カートリッジ42の両側端部から
それぞれ突出する一対の支持軸50(図上、一方のみを
示す)を介して、一対の開閉アーム52の基端側がカー
トリッジ42に回転可能に支持されており、これら一対
の開閉アーム52の先端側が、ドラムシャッタ48に回
動可能に連結されている。これら支持軸50には、図3
に示すように、ドラムシャッタ48を閉じる方向である
矢印Cで示す方向に回動する力が開閉アーム52に加わ
るように、トーションスプリング54がそれぞれ巻きか
けられている。
【0036】また、ドラムシャッタ48の両端部には、
それぞれ開閉アーム52の先端側を貫通する第2の係合
凸部である係合フック56が形成されている。
【0037】一方、図2に示すように、装置本体12内
には、カートリッジ42の挿入方向に沿って一対の案内
壁62(図上、一方のみを示す)が相互に平行に立設さ
れており、これら案内壁62に直線状に延びる第1の溝
部であるガイド溝64が形成されている。そして、この
ガイド溝64の先端部分は一段低く形成された位置決め
部64Aとされている。つまり、この低く形成された位
置決め部64Aに、カートリッジ42のガイド軸46が
係合されると、カートリッジ42が装置本体12に装填
されたことになり、このようにガイド軸46が位置決め
部64Aに係合されると、感光ドラム14が転写ローラ
18に当接してカートリッジ42が装填位置に配置され
たこととされる。
【0038】また、このガイド溝64の上部には、係合
フック56が係合し得る第2の溝部であるシャッタ開閉
溝66が形成されている。このシャッタ開閉溝66の導
入側寄りを斜め上側に延びる斜溝68が構成していて、
この斜溝68に水平方向に延びる水平溝70が連結され
ている。従って、これらガイド溝64及びシャッタ開閉
溝66が案内部を構成することになる。
【0039】この水平溝70内には、案内壁62の面ま
で突出された凸部74が形成され、この凸部74に片持
ち状に基端側が固定された板ばね76の先端側が、斜溝
68の延びる方向とほぼ同じ方向に伸びるように、配置
されている。そして、これら凸部74及び板ばね76に
より切り換え弁78が構成されることになる。
【0040】さらに、この水平溝70の奥側は、水平溝
70と平行に延びる細溝72に、水平溝70の下部寄り
の部分で連結されており、露光装置26を回動可能に支
持する回動軸80が、この細溝72の先端部の上部側に
位置している。
【0041】以上より、シャッタ開閉溝66は、斜溝6
8、水平溝70及び細溝72により構成されることにな
り、この内の斜溝68及び水平溝70が、カートリッジ
42を装置本体12に挿入する為の挿入口である挿入位
置に配置されることになる。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。ま
ず、カートリッジ42を装置本体12に挿入する時のカ
ートリッジ42と係合フック56の動作を説明する。
【0043】カートリッジ42を装置本体12に装填し
ようとする際には、まず、図4に示すように、カートリ
ッジ42のガイド軸46をガイド溝64に係合すると共
に、ドラムシャッタ48の係合フック56をシャッタ開
閉溝66の斜溝68に係合しつつ、カートリッジ42を
挿入口より装置本体12内に挿入する。
【0044】そして、図5及び図6の矢印Dに示すよう
にガイド溝64に沿ってカートリッジ42を移動するこ
とで、係合フック56が斜溝68に沿って上昇し、さら
に切り換え弁78の板ばね76に沿って上昇する。この
ように斜溝68及び切り換え弁78の板ばね76に沿っ
て係合フック56が上昇するのに伴って、係合フック5
6は、支持軸50を中心として回りに右回りに回転し、
ドラムシャッタ48は徐々に開放されることになる。
【0045】図7に示す状態となると、係合フック56
は切り換え弁78の凸部74から一旦離れる。但しこの
時、係合フック56には、トーションスプリング54に
より常に矢印Cで示す左回り方向の力であるドラムシャ
ッタ48を閉じる方向の力が、開閉アーム52を介して
加わっている為、切り替え弁78から離れた係合フック
56は、水平溝70の端部を形成する垂直壁70Aに当
接することになる。
【0046】この状態からさらにカートリッジ42が矢
印D方向に移動すると、係合フック56は、図8に示す
ように、水平溝70を形成する垂直壁70Aから細溝7
2内に入って、細溝72に係合される。そして、この細
溝72に係合フック56が係合された時点で、ドラムシ
ャッタ48は完全に開いた状態となる。
【0047】この後、カートリッジ42をさらに移動し
て、図9に示す位置である装填位置にカートリッジ42
を配置する。さらに、露光装置26を回動軸80周りに
回動して、図10に示すように閉じることにより、画像
形成装置の装置本体12内に感光ドラム14を収納した
カートリッジ42が装填されて、図1に示すように、感
光ドラム14から転写材Pに画像を転写することが可能
となる。
【0048】一方、カートリッジ42を画像形成装置か
ら取り出す時のカートリッジ42と係合フック56の動
作状態を次に説明する。
【0049】まず、図10に示す状態から回動軸80周
りに露光装置26を回動して、カートリッジ42を移動
する空間を作り、図11に示すようにカートリッジ42
を引き出す。
【0050】この際、図11に示す状態と図12に示す
状態との間にカートリッジ42が位置する時点で、トー
ションスプリング54により係合フック56は、図7に
示す状態と一旦同じ状態となる。但し、この状態からカ
ートリッジ42をさらに引き出すと、係合フック56は
トーションスプリング54により水平溝70の垂直壁7
0Aから、水平溝70の下側壁に押しつけられて、図1
2に示す位置に移動する。
【0051】そして、そのままカートリッジ42を引き
出すと、切り替え弁78の板ばね76が弾性変形して、
この板ばね76の下側を係合フック56は通り抜けて、
カートリッジ42は装置本体12の挿入口から取り出さ
れる。
【0052】従って、本実施の形態では、切り換え弁7
8によりカートリッジ42を挿入する時と取り出す時と
で、別経路を通過することになる。
【0053】以上より、カートリッジ42に設けられた
ドラムシャッタ48が、開閉可能であって閉鎖状態で感
光ドラム14を保護していて、カートリッジ42を装置
本体12に装填する際には、装置本体12に設けられた
ガイド溝64及びシャッタ開閉溝66が、このドラムシ
ャッタ48をカートリッジ42の挿入位置で完全に開放
すると共にこのドラムシャッタ48を完全に開放した状
態でカートリッジ42の装填位置までカートリッジ42
を案内する。
【0054】従って、装置本体12のカートリッジ42
の挿入口である挿入位置でドラムシャッタ48を開閉す
ることにより、ドラムシャッタ48の開閉を可能としつ
つシャッタ開閉空間の省スペース化を図ることができ、
画像形成装置の小型化が可能となった。
【0055】つまり、一般的にカートリッジ42の挿入
口は、カートリッジ42が容易に入るように、カートリ
ッジ42よりもかなり大きく形成されている。この為、
このカートリッジ42よりも大きい挿入口の空間を利用
してドラムシャッタ48を開放することで、カートリッ
ジ42が装填される装填位置の周辺に、シャッタ開閉空
間を設けないで良いこととした。
【0056】また、本実施の形態によると、切り替え弁
78を追加するだけで、シャッタ開閉空間を少なくする
ことができるため、画像形成装置の小型化を実現するだ
けでなく、構成も簡単であるため、低コスト化が図れ
る。
【0057】さらに、本実施の形態は、カートリッジ4
2がガイド軸46を有すると共に、ドラムシャッタ48
が係合フック56を有し、ガイド軸46と係合してカー
トリッジ42を案内するガイド溝64及び、係合フック
56と係合してドラムシャッタ48をカートリッジ42
の挿入位置で開放するシャッタ開閉溝66を装置本体1
2が有する構成とされている。
【0058】従って、ガイド軸46、係合フック56等
の凸部及び、ガイド溝64、シャッタ開閉溝66等の溝
部だけの簡易な構造としたので、低コスト化を図りつつ
画像形成装置の小型化をより一層図ることが可能となっ
た。
【0059】また、本実施例では、案内壁62に斜溝6
8があるが、斜溝68を無くすことも可能である。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態を図13
に示し、この図に基づき本実施の形態を説明する。尚、
第1の実施の形態と同一の部材には同一の符号を付し、
重複した説明を省略する。
【0061】本実施の形態の画像形成装置は第1の実施
の形態とほぼ同一の構造となっていて同様の作用を奏す
るが、本実施の形態では、図13に示すように切り替え
弁78の替わりにラック92とピニオン94を有した構
成とされている。
【0062】つまり、本実施の形態では、シャッタ開閉
溝66にラック92を設け、カートリッジ42に回転可
能にピニオン94を設け、ピニオン94とドラムシャッ
タ48との間をシャフト96で繋ぐ構造とし、ラック9
2との噛み合いでピニオン94を回転させることによっ
て、シャフト96を回転させてドラムシャッタ48を開
放させるようにした。
【0063】このドラムシャッタ48の開放の際、ドラ
ムシャッタ48が、カートリッジ42を装填位置まで挿
入する前までに開ききってしまってこれ以上はドラムシ
ャッタ48を開く必要はない為、本実施の形態では、シ
ャッタ開閉溝66の途中までしかラック92を設けない
構造とした。
【0064】尚、上記実施の形態では、カートリッジ及
びドラムシャッタが係合用の凸部を有し、装置本体側が
これらとそれぞれ係合し得る溝部を有した構造とした
が、この逆、つまりカートリッジ及びドラムシャッタに
溝部を設け、装置本体に凸部を設ける構造としても良
い。他方、本実施の形態と異なって、凸部及び溝部を用
いないでドラムシャッタを開閉する周知な構造を採用し
ても良い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シャッタ開閉空間を省スペース化して画像形成装置を小
型化できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であ
る。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態に適用されるカ
ートリッジ及び案内壁の斜視図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態に適用されるカ
ートリッジの要部拡大斜視図である。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、カートリッジが挿入された状態を示す図である。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、切り換え弁の板ばねに係合フックが案内される状態
を示す図である。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、切り換え弁の凸部に係合フックが案内される状態を
示す図である。
【図7】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、係合フックが水平溝の垂直壁に当接した状態を示す
図である。
【図8】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、係合フックが細溝に係合した状態を示す図である。
【図9】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であっ
て、カートリッジが装填位置に配置された状態を示す図
である。
【図10】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であ
って、露光装置を回動した状態を示す図である。
【図11】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であ
って、係合フックが細溝に係合しつつカートリッジを引
き出す状態を示す図である。
【図12】本発明に係る第1の実施の形態の概略図であ
って、係合フックが切り換え弁の凸部の下側に位置する
状態を示す図である。
【図13】本発明に係る第2の実施の形態の概略図であ
る。
【図14】従来技術に係る画像形成装置の概略図であ
る。
【図15】従来技術に係る画像形成装置によるドラムシ
ャッタの開放の動作を説明する図であり、(A)はドラ
ムシャッタが閉鎖された状態、(B)はドラムシャッタ
が開放される途中の状態、(C)はドラムシャッタがさ
らに開放された状態を示す図である。
【図16】従来技術に係る画像形成装置のドラムシャッ
タと露光装置とが干渉する状態を説明する説明図であ
る。
【符号の説明】
12 装置本体 14 感光ドラム(像担持体) 42 カートリッジ 46 ガイド軸(第1の係合凸部) 48 ドラムシャッタ(保護部材) 56 係合フック(第2の係合凸部) 64 ガイド溝(第1の溝部) 66 シャッタ開閉溝(第2の溝部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体を収納したカートリッジが装置
    本体に着脱可能に装着されて、像担持体から転写材に画
    像を転写する画像形成装置であって、 カートリッジが、開閉可能であって閉鎖状態で像担持体
    を保護する保護部材を有し、 装置本体が、保護部材をカートリッジの挿入位置で完全
    に開放すると共に保護部材を完全に開放した状態でカー
    トリッジの装填位置までカートリッジを案内する案内部
    を有した、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジが第1の係合凸部を有する
    と共に、保護部材が第2の係合凸部を有し、 案内部が、第1の係合凸部と係合してカートリッジを案
    内する第1の溝部及び、第2の係合凸部と係合して保護
    部材をカートリッジの挿入位置で開放する第2の溝部を
    有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP8278407A 1996-10-21 1996-10-21 画像形成装置 Pending JPH10123912A (ja)

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