JPH10123566A - 液晶パネルの検査方法 - Google Patents

液晶パネルの検査方法

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JPH10123566A
JPH10123566A JP27432496A JP27432496A JPH10123566A JP H10123566 A JPH10123566 A JP H10123566A JP 27432496 A JP27432496 A JP 27432496A JP 27432496 A JP27432496 A JP 27432496A JP H10123566 A JPH10123566 A JP H10123566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブ基板に形成された画素電極が隣接
する画素電極とリークした場合に、これを検出するため
の液晶パネルの検査方法を提供する。 【解決手段】 走査線に入力する走査信号は、書き込み
期間のタイミングのみずれた2種類の信号1および2と
し、前記走査信号1を前記走査線の偶数ラインに、前記
走査信号2を奇数ラインに入力する。一方、データ線に
入力する検査信号3は、書き込み期間毎に極性の反転す
る信号とする。これにより、走査線を挟んで隣接する画
素電極がリークした場合であっても、これを容易に検出
することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライバ実装前の
液晶パネルに対して行う検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、電極の形成された2枚
の基板によって液晶を挟持し、両基板上の電極間に電気
信号を印加することによって、外部より入射する光の透
過率を変化させて情報を表示させるものである。この液
晶表示装置は、ブラウン管方式と比較して、薄型、軽
量、低消費電力であることを特徴としており、既に数多
くの分野において実用化されている。
【0003】図8に従来の一般的な液晶表示装置のスイ
ッチング素子や画素電極等が形成された基板(以下アク
ティブ基板という)の平面図を示す。図8において、1
1は走査線、12はデータ線、13は画素電極、14は
スイッチング素子である。同図においては、前記スイッ
チング素子14として、前記走査線11から延設された
ゲート電極15と、前記データ線12から延設されたソ
ース電極16と、前記ゲート電極15と前記画素電極1
3とを接続するドレイン電極17とを有する薄膜トラン
ジスタが形成されている。
【0004】ところで、前記液晶表示装置は、その製造
工程において高度な薄膜形成技術や微細加工技術が必要
であるため、スイッチング素子の特性不良や画素電極と
対向電極とのリーク等、数種類の欠陥が発生してしま
い、これらを完全に抑えることは困難であった。そこで
従来においては、前記欠陥を早期に発見するために、前
記液晶表示装置を駆動させるドライバを実装する前の液
晶パネル段階において点灯検査を行っていた。この点灯
検査を行うことによって、後工程に不良品を流すことが
防げるのでコスト削減等の効果が得られるため、該点灯
検査は液晶表示装置を製造する上で非常に重要な工程で
ある。この従来の点灯検査について以下に説明する。
【0005】図9において、18は液晶パネルの走査線
に入力される走査信号であり、19〜21は液晶パネル
のデータ線に入力される検査信号である。このように、
検査信号を数種類用意し、これらの信号を組み合わせて
検査を行うことによって、欠陥の種類を判別することが
可能となっている。なお、液晶パネルの対向電極に入力
される対向信号は、図示しない直流電圧を用いている。
【0006】前記液晶パネルの各端子への走査信号及び
検査信号の入力方法としては、図10に示されるように
液晶パネル自体にショートリング22等で端子をまとめ
ておき検査後に切断する方法や、図11に示されるよう
に端子部に大きな検査用電極23を接触させる方法等が
ある。なお、図10、図11において、24は対向電極
端子、25はアクティブ基板、26は対向基板である。
また、図10、図11において、走査線11がアクティ
ブ基板25の右側及び左側に引き出されているのは、例
えば偶数ラインを右側、奇数ラインを左側というよう
に、各走査線を1本おきに右側、左側に引き出している
ためである。このように、走査線を1本おきに左右に引
き出すことによって、高精細化に伴ない端子ピッチが小
さくなっても駆動回路との接続箇所における端子ピッチ
を大きくとることが可能となる。
【0007】このような構成により、必要に応じて検査
信号の波形を複数種入力することによって、スイッチン
グ素子の特性不良や画素電極と対向電極とのリーク等の
欠陥を判別し検出していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年液晶パ
ネルの開口率を向上させるために、図12に示されるよ
うに、走査線11、データ線12、及びスイッチング素
子14の上に図示しない絶縁膜を設け、該絶縁膜上に画
素電極13を形成した構造を有する液晶パネルが開発さ
れている。なお、同図中27は、ドレイン電極17と画
素電極13とを図示しない絶縁膜を介して接続させるた
めに設けられたコンタクトホールである。このような液
晶パネルにおいては、開口率を大きくさせるために画素
電極13を走査線11及びデータ線12に僅かに重ね合
わせる構成を有している。
【0009】しかしながら、図12に示した構造の液晶
パネルにおいては、図13に示されるように前記走査線
11を挟んで隣接する画素電極13がリークし、欠陥が
発生してしまうことが考えられる。このように、隣接す
る画素電極13間のリークによる欠陥は、該リーク箇所
にレーザを照射する等の方法によって修正することが可
能であるため、早期に発見し修正しておく必要がある。
【0010】これに対し、図8に示した従来の液晶パネ
ルは、前記走査線11、データ線12、及び画素電極1
3が同一平面上に形成されていたため、隣接する画素電
極13間には走査線11またはデータ線12の何れかの
信号線が介在することとなるので、画素電極13間でリ
ークする可能性は極めて低かった。したがって、従来の
液晶パネルの検査方法においては、画素電極間のリーク
による欠陥を検出することができないという問題点があ
った。
【0011】また、上述したような信号一括入力の簡易
検査に替えて、電極端子1本1本に対応するプローブを
用いて実駆動検査を行うことによって上述した画素電極
13間のリークを検出することも可能であるが、該検査
方法ではコストが高く、且つ微細ピッチのパネルや額縁
縮小による短端子のパネルにおいては、電極端子とプロ
ーブとのコンタクトが非常に困難であるという問題点が
あった。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、画素電極間のリークを検出する
ことを可能とする液晶パネルの検査方法を提供するもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
液晶パネルの検査方法は、絶縁性基板上に、走査線、デ
ータ線、スイッチング素子、及び画素電極が形成された
アクティブ基板と、絶縁性基板上に透明電極が形成され
た対向基板とを対向配置させ、該基板間には配向層及び
液晶層が挟持されてなる液晶パネルの検査方法におい
て、前記走査線には、一定期間中に一つの書き込み期間
を有する第1の走査信号と、該走査信号に対して書き込
み期間だけタイミングをずらした第2の走査信号とが1
本おきに入力されるとともに、前記データ線には第1の
走査信号による書き込み期間と第2の走査信号による書
き込み期間とにおいて、対向電極の電位を中心として極
性の異なる検査信号が入力されることを特徴とするもの
である。
【0014】本発明の請求項2記載の液晶パネルの検査
方法は、請求項1記載の液晶パネルの検査方法におい
て、前記第1及び第2の走査信号の最大電圧Vgを、ス
イッチング素子を十分動作させるために必要な電圧より
も小さくすることを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項3記載の液晶パネルの検査
方法は、請求項2記載の液晶パネルの検査方法におい
て、前記検査信号の振幅値を、検査時の液晶パネルのコ
ントラストが10:1以上となるように大きくすること
を特徴とするものである。
【0016】本発明の請求項4記載の液晶パネルの検査
方法は、請求項1乃至3記載の液晶パネルの検査方法に
おいて、前記走査線を、その電極端子が前記アクティブ
基板の片側から取り出され、該電極端子が1本おきに絶
縁膜を介して第1群と第2群とに分離され、これら分離
された電極端子が一括されるように形成する工程と、前
記第1群の電極端子には一定期間中に一つの書き込み期
間を有する第1の走査信号を、前記第2群の電極端子に
は前記走査信号に対して書き込み期間だけタイミングを
ずらした第2の走査信号を入力する工程と、を少なくと
も有することを特徴とするものである。
【0017】以下、上記構成による作用について説明す
る。
【0018】本発明の液晶パネルの検査方法において
は、画素電極間でリークした場合、リークした画素電極
の電位を対向電極の電位と等しくすることができるの
で、従来検出することが困難であった画素電極間のリー
クを容易に検出することが可能となる。
【0019】また、該検査方法において走査信号の最大
電圧Vgを小さくすることによって画素電極間のリーク
を顕在化させることができる。
【0020】また、走査信号の最大電圧Vgを小さくす
ることによって液晶パネルのコントラストが低下した場
合には、検査信号の振幅を大きくすることによってコン
トラストの低下を防ぐことができる。
【0021】また、前記走査線の電極端子はアクティブ
基板の片側から取り出され、該電極端子が1本おきに絶
縁膜を介して第1群と第2群とに分離され、これら分離
された電極端子を一括し、前記第1群の電極端子には一
定期間中に一つの書き込み期間を有する第1の走査信号
を、前記第2群の電極端子には前記走査信号に対して書
き込み期間だけタイミングをずらした第2の走査信号を
入力することによって、例えば額縁縮小とするため走査
線を片側に取り出した液晶パネルに対しても請求項1乃
至3記載の液晶パネルの検査方法を容易に行うことがで
きる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1乃至図7を用いて以下に説明する。なお、以下の実施
の形態では、電圧無印加状態で白表示となるノーマリー
ホワイトの液晶パネルについて説明するが、電圧無印加
状態で黒表示となるノーマリーブラックの液晶パネルに
ついても表示状態が反転するだけであり、本発明による
作用及び効果に変わりはない。また、以下に説明するよ
うに、本発明の液晶パネルの検査方法においては、画素
電極間のリークを容易に検出することが可能であるが、
データ線に入力する検査信号として、従来用いていた信
号も用意しておくことによって、各種の欠陥を同時に検
出し、これらを判別することも可能である。
【0023】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態について、図1を用いて説明する。図1において、
1、2は液晶パネルの走査線に入力される走査信号であ
り、1は偶数ライン、2は奇数ラインに入力されるもの
である。前記走査信号1、2は、書き込み期間だけタイ
ミングがずれている。以下、前記走査信号1のタイミン
グを第1の書き込み期間とし、前記走査信号2のタイミ
ングを第2の書き込み期間とする。前記走査信号1、2
の入力は、例えば図10に示されるように走査線の偶数
ラインを右側に、奇数ラインを左側に引き出した液晶パ
ネルにおいては、右側のショートリング22に走査信号
1を、左側のショートリング22に走査信号2を入力す
ることによって達成される。また、3は液晶パネルのデ
ータ線に入力される検査信号であり、該信号は書き込み
期間毎に極性が反転している。また、液晶パネルの対向
電極に入力される対向信号は、図示しない直流電圧を用
いており、一定の電圧に設定されている。
【0024】このような構成において、前記走査信号
1、2及び検査信号3によって、偶数ラインの画素には
第1の書き込み期間に、奇数ラインの画素には第2の書
き込み期間にそれぞれ検査信号3が書き込まれ、これを
一定時間保持することを繰り返す。例えばデータ信号3
の振幅を4V、対向電極の電位を0Vとした場合、正常
な画素電極と対向電極との間には、前記第1または第2
の書き込み期間に書き込まれた検査信号が保持されてい
る間、常に4Vの電位差が生じているので黒表示とな
る。しかし、図13に示したように、走査線11を挟ん
で隣接する画素電極13間でリークが生じている場合
は、これらの画素電極には第1の書き込み期間及び第2
の書き込み期間において極性の異なる検査信号が入力さ
れることとなるので、前記第1の書き込み期間中に書き
込まれた信号は次の第2の書き込み期間中でキャンセル
され、前記検査信号は0Vとして保持されるので、これ
らの画素電極の電位は0Vとなり対向電極との間に電位
差が生じなくなる。したがって、このような画素電極間
のリーク部は白表示となり、容易に画素電極間のリーク
を検出することが可能となる。
【0025】また、場合によっては画素電極が3つ以上
連なってリークする場合があるが、この場合もこれらリ
ークして連なった画素電極には第1の書き込み期間及び
第2の書き込み期間において極性の異なる検査信号が入
力されるので、このリークして連なった画素電極の電位
は正常な画素電極に印加される電位よりも極めて小さく
なり、殆ど白に近い灰色の表示となるため、容易に検出
することが可能となる。
【0026】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態について以下に説明する。
【0027】本実施の形態においては、図2に示される
ように走査信号1、2の最大電圧(以下Vgという)を
小さくし、画素電極間のリークをより顕在化させたもの
である。これは、図3に示されるように、Vgを小さく
することによって、TFTのV−I特性に従って液晶層
に充電される電荷量が小さくなることを利用したもので
ある。つまり、液晶層に充電される電荷量が小さくなれ
ばなるほど、逆極性の信号が入力された際に、既に充電
されている電荷量がキャンセルされやすくなり、画素電
極間のリークがより顕在化する。
【0028】本実施の形態においては、図3に示したよ
うなV−I特性を有するTFTに対し、通常14Vであ
ったVgを6Vとすることによって、第1の実施の形態
よりも画素電極間のリークによる欠陥を顕在化させるこ
とができた。
【0029】なお、前記Vgは小さすぎると書き込み期
間中に画素電極へ検査信号を十分書き込むことができな
くなってしまうため、TFTを介して画素電極に充電さ
れる電荷の充電率が80%以上となる範囲内でVgを小
さくすることが望ましい。
【0030】また、液晶の材料やTFTの特性によって
は、Vgを小さくしたことによって、図4に示されるよ
うに液晶パネルのV−T特性が変化する場合がある。こ
の場合、液晶パネルのコントラストが低下し、前記画素
電極間のリークが検出されにくくなることがあるが、前
記検査信号3の振幅(以下Vsという)を、液晶パネル
のコントラストが10:1以上となるように大きくする
ことによってこれを解消することができる。例えば、図
4に示したようなV−T特性の変化に対し、図5に示す
ようにVsを6Vとすることによって、液晶パネルのコ
ントラストの低下を防止することができ、画素電極13
間のリークによる欠陥をより顕在化させることができ
る。
【0031】(実施の形態3)実施の形態1及び2にお
いては、1本おきに走査線に書き込み期間のタイミング
がずれた信号を入力させるために、走査線11が1本お
きに左右に取り出された液晶パネルの検査を行う方法に
ついて説明したが、前記走査線11は必ず1本おきに左
右に引き出される必要はなく、例えば図6に示されるよ
うに液晶パネルの片側で2つのグループに分かれるよう
にしても良い。なお、図6において24は対向電極端
子、25はアクティブ基板、26は対向基板であり、7
はデータ線用電極端子、8は走査線の奇数ライン用電極
端子、9は走査線の偶数ライン用電極端子、11は走査
線、12はデータ線である。図6に示すような液晶パネ
ルのアクティブ基板25は、例えば以下のように作製す
ることができる。
【0032】まず、図7(a)に示されるように、アク
ティブ基板25上に走査線11を形成しパターニングす
る際に、該走査線11の電極端子を1本おきに長さを変
えて形成する。ここでは奇数ラインの走査線の電極端子
を長く形成し、偶数ラインの走査線の電極端子を短く形
成した場合について説明する。長く形成した奇数ライン
の走査線には、これらを一括する奇数ライン取り出しパ
ターン5も同時に形成する。
【0033】次に、走査線11とデータ線12との交差
部におけるリークを防ぐために設けられる図示しない絶
縁膜を形成する際に、前記走査線11の電極端子の表面
にも前記絶縁膜を形成しておく。この後、図7(b)に
示されるように、前記絶縁膜のうち、前記偶数ラインの
走査線の電極端子上、及び前記奇数ライン取り出しパタ
ーン5の一端にコンタクトホール6を形成しておく。
【0034】続いて、図7(c)に示されるように、デ
ータ線12をパターニングする際に、前記コンタクトホ
ール6を結んで前記偶数ラインの走査線の電極端子を一
括する偶数ライン取り出しパターン4、及び一括された
偶数ラインの走査線に走査信号を入力させるための偶数
ライン用電極端子7を同時に形成するとともに、前記奇
数ライン取り出しパターン5の一端に形成したコンタク
トホール6上に奇数ライン用電極端子8を形成してお
く。また、前記データ線12は図7(c)に示されてい
るように電極端子をショートリング10により一括して
おき、データ線用電極端子9も形成しておく。
【0035】これにより、走査線の電極端子をアクティ
ブ基板の片側のみに取り出した液晶パネルであっても、
前記偶数ライン用電極端子7及び奇数ライン用電極端子
8にそれぞれ独立して図1に示す走査信号を入力するこ
とができるので、画素間リークを検出することが可能と
なる。
【0036】なお、前記偶数ライン取り出しパターン4
及び奇数ライン取り出しパターン5は、該検査を行わな
い時にはショートリングとして機能させることも可能で
あり、該検査の終了後、ショートリングが不要となった
時点で不要部分を分断すれば良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶パネ
ルの検査方法においては、絶縁性基板上に、走査線、デ
ータ線、スイッチング素子、及び画素電極が形成された
アクティブ基板と、絶縁性基板上に透明電極が形成され
た対向基板とを対向配置させ、該基板間には配向層及び
液晶層が挟持されてなる液晶パネルの検査方法におい
て、前記走査線には、一定期間中に一つの書き込み期間
を有する第1の走査信号と、該走査信号に対して書き込
み期間だけタイミングをずらした第2の走査信号とを1
本おきに入力し、前記データ線には第1の走査信号によ
る書き込み期間と第2の走査信号による書き込み期間と
において、対向電極の電位を中心として極性の異なる検
査信号を入力することによって、画素電極間でリークし
た場合、リークした画素電極の電位を対向電極の電位と
等しくすることができるので、従来検出することが困難
であった画素電極間のリークを容易に検出することが可
能となるという効果を奏する。
【0038】また、前記第1及び第2の走査信号の最大
電圧Vgを、スイッチング素子を十分動作させるために
必要な電圧よりも小さくすることによって、画素電極間
のリークを顕在化させることができるという効果を奏す
る。
【0039】また、前記検査信号の振幅値を、検査時の
液晶パネルのコントラストが10:1以上となるように
大きくすることによって、液晶パネルのコントラストが
低下した場合には、検査信号の振幅を大きくすることに
よってコントラストの低下を防ぐことができるという効
果を奏する。
【0040】また、前記走査線を、その電極端子が前記
アクティブ基板の片側から取り出され、該電極端子が1
本おきに絶縁膜を介して第1群と第2群とに分離され、
これら分離された電極端子が一括されるように形成する
工程と、前記第1群の電極端子には一定期間中に一つの
書き込み期間を有する第1の走査信号を、前記第2群の
電極端子には前記走査信号に対して書き込み期間だけタ
イミングをずらした第2の走査信号を入力する工程と、
を少なくとも有することによって、走査線の電極端子を
片側に取り出した液晶パネルであっても、容易に上記検
査方法を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における液晶パネル
の検査に用いられる走査信号及び検査信号を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態における液晶パネル
の検査に用いられる走査信号及び検査信号を示す図であ
る。
【図3】TFTのV−I特性を示す図である。
【図4】TFTのV−T特性を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における液晶パネル
の検査に用いられる走査信号及び検査信号を示す図であ
る。
【図6】本発明の液晶パネルの検査を行うための液晶パ
ネルにおけるアクティブ基板の平面図である。
【図7】図6に示すアクティブ基板の製造工程を示す図
である。
【図8】従来の液晶表示装置におけるアクティブ基板の
平面図である。
【図9】従来の液晶パネルの検査に用いられる走査信号
及び検査信号を示す図である。
【図10】液晶パネルの走査線及びデータ線に、走査信
号及び検査信号を一括して入力するためのパネル構造を
示す図である。
【図11】液晶パネルの走査線及びデータ線に、走査信
号及び検査信号を一括して入力するためのパネル構造を
示す図である。
【図12】開口率を高めた構造のアクティブ基板の平面
図である。
【図13】図12に示すアクティブ基板において、隣接
する画素電極がリークした様子を示す図である。
【符号の説明】
1 走査信号 2 走査信号 3 検査信号 4 偶数ライン取り出しパターン 5 奇数ライン取り出しパターン 6 コンタクトホール 7 偶数ライン用電極端子 8 奇数ライン用電極端子 9 データ線用電極端子 10 ショートリング 11 走査線 12 データ線 13 画素電極 14 スイッチング素子 15 ゲート電極 16 ソース電極 17 ドレイン電極 18 走査信号 19 検査信号 20 検査信号 21 検査信号 22 ショートリング 23 検査用電極 24 対向電極端子 25 アクティブ基板 26 対向基板 27 コンタクトホール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板上に、走査線、データ線、ス
    イッチング素子、及び画素電極が形成されたアクティブ
    基板と、絶縁性基板上に透明電極が形成された対向基板
    とを対向配置させ、該基板間には配向層及び液晶層が挟
    持されてなる液晶パネルの検査方法において、 前記走査線には、一定期間中に一つの書き込み期間を有
    する第1の走査信号と、該走査信号に対して書き込み期
    間だけタイミングをずらした第2の走査信号とが1本お
    きに入力されるとともに、前記データ線には第1の走査
    信号による書き込み期間と第2の走査信号による書き込
    み期間とにおいて、対向電極の電位を中心として極性の
    異なる検査信号が入力されることを特徴とする液晶パネ
    ルの検査方法。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の走査信号の最大電圧
    Vgを、スイッチング素子を十分動作させるために必要
    な電圧よりも小さくすることを特徴とする請求項1記載
    の液晶パネルの検査方法。
  3. 【請求項3】 前記検査信号の振幅値を、検査時の液晶
    パネルのコントラストが10:1以上となるように大き
    くすることを特徴とする請求項2記載の液晶パネルの検
    査方法。
  4. 【請求項4】 前記走査線を、その電極端子が前記アク
    ティブ基板の片側から取り出され、該電極端子が1本お
    きに絶縁膜を介して第1群と第2群とに分離され、これ
    ら分離された電極端子が一括されるように形成する工程
    と、 前記第1群の電極端子には一定期間中に一つの書き込み
    期間を有する第1の走査信号を、前記第2群の電極端子
    には前記走査信号に対して書き込み期間だけタイミング
    をずらした第2の走査信号を入力する工程と、 を少なくとも有することを特徴とする請求項1乃至3記
    載の液晶パネルの検査方法。
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