JPH10122918A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH10122918A
JPH10122918A JP31254096A JP31254096A JPH10122918A JP H10122918 A JPH10122918 A JP H10122918A JP 31254096 A JP31254096 A JP 31254096A JP 31254096 A JP31254096 A JP 31254096A JP H10122918 A JPH10122918 A JP H10122918A
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JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
viscosity
liquid
instrumental
rotor
Prior art date
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Pending
Application number
JP31254096A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Adachi
宏 足立
Haruo Yasuda
晴夫 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP31254096A priority Critical patent/JPH10122918A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流量計設置後に流量計内を流れる液体の種類
が変わっても、液体の粘度を入力するだけで器差補正の
必要のない流量計を提供しようとするものである。 【解決手段】器差検定に使用する少なくとも2種類の液
体の粘度とこれに対応した器差とを参照粘度、参照誤差
としてあらかじめ記憶しておき、流量計測前に流量計に
流れる実際の液体の粘度を入力してこの粘度を挟む値を
持つ参照粘度と参照器差とから実際の液体の粘度に対す
る器差を直線補間により算出し、この器差により液体の
流量を算出するように構成しているため、流量計設置
後、流量計内を流れる液体の粘度が変わっても、その液
体の粘度を入力するだけで、液体の粘度に応じた器差を
算出してこの器差により液体の流量を計測することがで
き、液体の粘度が変わっても誤差の少ない流量計測がで
きるばかりか、液体の種類が変わる毎にその流量計の器
差の再検定を行う必要がなくなる等の利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量室内に流入す
る液体の流量に応じて回転するロータの回転を検出して
その回転数から液体の流量を計測する流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体の流量を計測する流量計とし
てはその精度の信頼性からロータリピストン型流量計あ
るいは複数のベーンを備えたロータを持つ翼車型の容積
式流量計(以下、流量計という)がよく利用されてい
る。この種の流量計は液体の流入口と流出口とを備えた
計量室を有し、計量室内壁あるいは中心側隔壁とロータ
とにより囲まれる基準容積ごとに液体の流量を計測し、
正確に液体の計測を行うように構成されている。
【0003】この流量計では、ロータが計量室の内壁あ
るいは隔壁とわずかな間隙をおいて配置されている関係
で、液体の粘度によっては、その間隙から漏れる液体の
量が変化する。そのため、ロータの回転数とその単位流
量パルスあたりの流量とから流量を算出するだけでは、
液体の粘度によって極めて精度の悪い流量計測となる等
の欠点が生じている。この欠点を除去するため、この種
の流量計では、ロータの回転を歯車機構を介して取出す
ようにして、この歯車の歯数の組合せを液体の粘度に応
じて変更し、ロータの回転数を補正して正確な流量計測
を行うように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この流
量計では液体の粘度補正はできるものの、正確な計測を
行うためには実際に流量計に流れる液体で器差検定しな
ければならず、流量計設置後に液体の種類が変わると、
その都度流量計を取り外して器差の再検定を行う必要が
あり、極めて面倒な作業が必要となる等の欠点が生じて
いる。また、この種の流量計では器差検定の際に歯車を
交換するため、液体の種類に応じて歯車を各種保管せね
ばならず、管理維持コストが高くなる等の欠点が生じて
いる。
【0005】本発明は、上記欠点の除去を目的として発
明されたもので、流量計設置後に流量計内を流れる液体
の種類が変わっても、液体の粘度を入力するだけで器差
補正の必要のない流量計を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】液体の流入口と流出口と
を備えた計量室を有し、この計量室内でその内壁とわず
かな間隙を隔てて回転するロータを備え、このロータの
回転にともない出力される流量パルス数から液体の流量
を計測する流量計において、流量計測前に液体の粘度を
入力するデータ入力部と、少なくとも2種類の液体の粘
度とこれに応じてあらかじめ算出された器差とを参照粘
度、参照器差として記憶する器差記憶部と、データ入力
部に入力された粘度とこれを挟む2個の参照粘度とこれ
ら参照粘度に対応する参照器差とからデータ入力部に入
力された粘度に対応する器差を直線補間により算出して
この器差と流量パルス数とロータにより決まる単位パル
スあたりの流量とから液体の流量を算出する制御部とを
備えている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き本発明の一実施
例をロータリピストン型流量計について説明する。図1
および図2において、1はロータリピストン型の流量計
であり、液体の流入口(図示せず)と流出口(図示せ
ず)とこれらを液体が一方向のみ流れるように仕切り壁
(図示せず)で仕切られた環状凹溝様の計量室2aとを
備えた流量計本体2を有している。この流量計本体2に
は、後記するロータ5を収納可能な空隙を持って計量室
2aを塞ぐ離隔板3と、この離隔板3を流量計本体2側
に押圧する計量室蓋4とを有している。また、この流量
計本体2にはその計量室側2aに突出して一端が開放さ
れた筒状の隔壁2bが設けられており、この隔壁2bの
外周と計量室2aの壁面との間には、前記仕切り壁が位
置する切欠(図示せず)を持つ有底筒状のロータ5が配
置されている。このロータ5は、底部を上方にしてしか
もその周壁の外側を計量室の壁面に、その内側を隔壁2
bに接近するように収納されている。前記ロータ5の中
心にはロータ軸5aが植設され、しかもこのロータ軸5
aは前記隔壁2b内で計量室2aの中心上で回転自在に
保持された偏心軸受6に取付けられ、ロータ5の揺動回
転を保持するように構成されている。また、前記偏心軸
受6は中心からの距離がわずかに異なる複数個のロータ
軸取付け穴6aを有しており、前記ロータ軸5aを回転
自在に保持しながらロータ軸5aの計量室2aの中心か
らの位置を変更して計量室2aの内壁とロータ5の外周
との間隙を調整するように構成されている。
【0008】前記ロータ5の底部の中心にはマグネット
7がN極、S極をロータ軸と同方向にして植設されてお
り、ロータ5の回転にともなってマグネット7の回転磁
界が発生するように構成されている。また、前記計量室
2aから離隔された計量室蓋4の内部には前記回転磁界
上に位置する磁性検出素子9aを備えた流量パルス変換
部9が配置されている。この流量パルス変換部9は、ロ
ータ5の回転にともなって移動するマグネット7の通過
を検出するごとに流量パルスを出力し、この流量パルス
が流量計数部10に送られるように構成されている。前
記流量計数部10は、流量パルス数を積算計数するカウ
ンタ部11、制御部12、流量計に流れる実際の液体の
粘度等各種データを入力するデータ入力部13、このデ
ータ入力部13から入力される液体の粘度および計量部
係数すなわちロータ5により決まる単位パルスあたりの
流量を記憶するデータ記憶部14、各種液体の参照器差
を記憶する器差記憶部15および表示部16からなって
いる。前記器差記憶部は器差検定の際に使用された少な
くとも2種類の液体の粘度と、これらに対応してあらか
じめ算出された器差とを参照粘度、参照器差として記憶
するように構成されている。
【0009】前記制御部は、図3に示すように 1)計測開始指令信号を待つ。 2)データ記憶部から流量計に流れる実際の液体の粘度
ηを呼出す。 3)器差記憶部から前記粘度ηを挟む2個の参照粘度η
1,η2およびこれらに対応する参照器差E,E
呼び出す。 4)次式を実行する。 E=E+(E−E)×η(η−η)/η(η
−η) ここで、Eは実際の液体の粘度ηに対する器差 5)データ記憶部から計量部係数を呼出し、これと器差
Eとから流量換算係数を算出し、これをデータ記憶部に
記憶する。 6)カウンタ部の積算値を読み出し、この積算値と流量
換算係数とから、液体の積算流量を算出する。 7)積算流量を表示部で表示する。 8)計測終了指令信号の有無を判断して、これがない
時、所定時間の経過を待って、6)に戻る。 9)エンド。 となるように構成されている。
【0010】上記流量計では、流量計測の前に、計測さ
れる液体の粘度ηがデータ入力部13から入力される。
その後、計測開始指令信号により流量計測が開始され、
液体が流入口から流入して流出口から排出されるにとも
ない、ロータ5が揺動回転して、その回転数が流量パル
スとして、流量計数部10に送られる。この流量パルス
は、カウンタ部11で計数され、積算される。同時に、
器差記憶部15から前記粘度ηを挟む値を持つ2個の参
照粘度η1,ηとこれらに対する参照器差E,E
が呼出され、これらから次式; E=E+(E−E)×η(η−η)/η(η
−η) が実行され、前記粘度ηに対する器差が直線補間により
算出される(図4参照)。さらに、データ記憶部14に
記憶された計量部係数、すなわち単位流量パルスあたり
の流量が呼出され、これと前記器差Eとから流量換算係
数が算出され、データ記憶部14で記憶される。その
後、前記カウンタ部11の計数値が所定制御サイクル毎
に読み出され、その都度前記流量換算係数との積から、
液体の流量が算出され、これが表示部16で表示され
る。
【0011】なお、実施例ではロータリピストン型の流
量計について説明されているが、すべての容積式流量計
についても同様の効果がもたらされる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は器差検定
の際に使用した少なくとも2種類の液体の粘度とこれに
対応した器差とを参照粘度、参照誤差としてあらかじめ
記憶しておき、流量計測前に流量計に流れる実際の液体
の粘度を入力してこの粘度を挟む値を持つ参照粘度と参
照器差とから実際の液体の粘度に対する器差を直線補間
により算出し、この器差により液体の流量を算出するよ
うに構成しているため、流量計設置後、流量計内を流れ
る液体の粘度が変わっても、その液体の粘度を入力する
だけで、液体の粘度に応じた器差を算出してこの器差に
より液体の流量を計測することができ、液体の粘度が変
わっても誤差の少ない流量計測ができるばかりか、液体
の種類が変わる毎にその流量計の器差の再検定を行う必
要がない等の利点がある。また、本発明は器差検定の際
にロータの回転を取出す回転伝達歯車機構の歯車を取り
換える必要がなく、各種液体に応じた歯車の保管も不要
となり、維持管理コストも安価となる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を説明する説明図である。
【図2】本発明に係るロータリピストン型流量計の概略
を説明する断面図である。
【図3】本発明に係る制御部の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明に係る器差算出方法を説明する液体粘度
−器差曲線図である。
【符号の説明】
1 流量計 2 流量計本体 2a 計量室 2b 隔壁 3 離隔板 4 計量室蓋 5 ロータ 5a ロータ軸 6 偏心軸受 6a ロータ軸取付け穴 7 マグネット 9 流量パルス変換部 9a 磁性抵抗素子 10 流量計数部 11 カウンタ部 12 制御部 13 データ入力部 14 データ記憶部 15 器差記憶部 16 表示部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体の流入口と流出口とを備えた計量室を
    有し、この計量室内でその内壁とわずかな間隙を隔てて
    回転するロータを備え、このロータの回転にともない出
    力される流量パルス数から液体の流量を計測する流量計
    において、 流量計測前に液体の粘度を入力するデータ入力部と、少
    なくとも2種類の液体の粘度とこれに応じてあらかじめ
    算出された器差とを参照粘度、参照器差として記憶する
    器差記憶部と、データ入力部に入力された粘度とこれを
    挟む2個の参照粘度とこれら参照粘度に対する参照器差
    とからデータ入力部に入力された粘度に対応する器差を
    直線補間により算出してこの器差と流量パルス数とロー
    タにより決まる単位パルスあたりの流量とから液体の流
    量を算出する制御部とを備えたことを特徴とする流量
    計。
JP31254096A 1996-10-18 1996-10-18 流量計 Pending JPH10122918A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31254096A JPH10122918A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 流量計

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JP31254096A JPH10122918A (ja) 1996-10-18 1996-10-18 流量計

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