JPH10122619A - 排気装置 - Google Patents
排気装置Info
- Publication number
- JPH10122619A JPH10122619A JP8279055A JP27905596A JPH10122619A JP H10122619 A JPH10122619 A JP H10122619A JP 8279055 A JP8279055 A JP 8279055A JP 27905596 A JP27905596 A JP 27905596A JP H10122619 A JPH10122619 A JP H10122619A
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- Japan
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- exhaust
- air
- exhaust fan
- swirling flow
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 調理時等に発生する熱気、煙、蒸気を効率よ
く排気することができ、且つ、騒音を低減できる排気装
置を提供すること。 【解決手段】 レンジフード13に排気ファン11が内
蔵されているとともに、この排気ファン11よりも下方
位置に旋回流発生手段16が配置されている。旋回流発
生手段16は複数の送風口18Aを備えており、各送風
口18Aは仮想円周方向に旋回する空気の流れを形成す
るように配置されている。排気ファン11の回転によっ
て一定の空気吸い込み力と、調理に伴う熱、煙の上昇作
用とを受けて前記旋回流が螺旋状に上昇する空気の流れ
となり、この空気の流れに熱気等を巻き込んで外乱を受
けることなく効率良く排気することができる。
く排気することができ、且つ、騒音を低減できる排気装
置を提供すること。 【解決手段】 レンジフード13に排気ファン11が内
蔵されているとともに、この排気ファン11よりも下方
位置に旋回流発生手段16が配置されている。旋回流発
生手段16は複数の送風口18Aを備えており、各送風
口18Aは仮想円周方向に旋回する空気の流れを形成す
るように配置されている。排気ファン11の回転によっ
て一定の空気吸い込み力と、調理に伴う熱、煙の上昇作
用とを受けて前記旋回流が螺旋状に上昇する空気の流れ
となり、この空気の流れに熱気等を巻き込んで外乱を受
けることなく効率良く排気することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排気装置に係り、更
に詳しくは、例えば、ガスレンジ等の調理用機器を使用
して調理を行う際に発生する熱気、煙若しくは蒸気等を
外部へ排気する排気装置に関する。
に詳しくは、例えば、ガスレンジ等の調理用機器を使用
して調理を行う際に発生する熱気、煙若しくは蒸気等を
外部へ排気する排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、レンジを使用して調理を行う
際に発生する熱気、煙等を排気するための排気装置が知
られている。この種の排気装置としては、例えば、図5
に示されるように、レンジ50の上部位置に排気ファン
53を内蔵したレンジフード51を配置し、このレンジ
フード51の一部を排気口54に開放させるという構成
が採用されている。
際に発生する熱気、煙等を排気するための排気装置が知
られている。この種の排気装置としては、例えば、図5
に示されるように、レンジ50の上部位置に排気ファン
53を内蔵したレンジフード51を配置し、このレンジ
フード51の一部を排気口54に開放させるという構成
が採用されている。
【0003】このような排気装置によれば、レンジ50
を用いて調理を行った際に発生する熱気、煙等は無風状
態で自然に上昇するとともに、排気ファン53によって
生じる負圧で吸い込まれて排気口54を通じて屋外に排
出可能となる。
を用いて調理を行った際に発生する熱気、煙等は無風状
態で自然に上昇するとともに、排気ファン53によって
生じる負圧で吸い込まれて排気口54を通じて屋外に排
出可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的
なレンジフード51の排気効率は然程高くない。すなわ
ち、近時の住宅は気密性が高くなっており、窓を閉めて
いる状態では室内が負圧傾向となって空気の対流が起こ
り難くなっている。そのため、排気ファン53を回転さ
せてもレンジ50上で強い上昇流を発生させて効率のよ
い排気を行うには、排気ファン53の回転を高速にする
必要がある。この場合、排気ファン53の高速回転に伴
う騒音が不可避となり、特に、小型タイプの排気ファン
53を用いた場合には、より大きな騒音を発生するとい
う不都合がある。この一方、大型タイプの排気ファン5
3を用いた場合には、高速回転時の騒音は幾分抑制可能
となるが、反射的に電力の消費量が増大するという不利
益を招来する。
なレンジフード51の排気効率は然程高くない。すなわ
ち、近時の住宅は気密性が高くなっており、窓を閉めて
いる状態では室内が負圧傾向となって空気の対流が起こ
り難くなっている。そのため、排気ファン53を回転さ
せてもレンジ50上で強い上昇流を発生させて効率のよ
い排気を行うには、排気ファン53の回転を高速にする
必要がある。この場合、排気ファン53の高速回転に伴
う騒音が不可避となり、特に、小型タイプの排気ファン
53を用いた場合には、より大きな騒音を発生するとい
う不都合がある。この一方、大型タイプの排気ファン5
3を用いた場合には、高速回転時の騒音は幾分抑制可能
となるが、反射的に電力の消費量が増大するという不利
益を招来する。
【0005】ところで、排気に際して、窓の一部を開け
たり、あるいは排気ファンの回転と連動して住宅の一部
を自動的に開閉する構造を設けることも行われている
が、これは単に室内の負圧傾向を避ける程度のものであ
って、前記レンジ50上で発生し得る熱気や煙等の直接
的且つ積極的な排出効果をもたらすには至っていない。
しかも、レンジ50の近傍で人が移動したりすると、こ
れに伴う空気流の変化が外乱となってレンジ50上の上
昇流に影響を与えてしまうので、少なくとも、一定時間
の間に亘って厨房内に熱気や煙が残る傾向がある。その
ため、特に、夏期の厨房室内は、非常に蒸暑い雰囲気温
度となり、他の部屋との温度差が激しく相違することと
なり、快適な居住性にも少なからず悪影響をもたらすと
いう不都合がある。
たり、あるいは排気ファンの回転と連動して住宅の一部
を自動的に開閉する構造を設けることも行われている
が、これは単に室内の負圧傾向を避ける程度のものであ
って、前記レンジ50上で発生し得る熱気や煙等の直接
的且つ積極的な排出効果をもたらすには至っていない。
しかも、レンジ50の近傍で人が移動したりすると、こ
れに伴う空気流の変化が外乱となってレンジ50上の上
昇流に影響を与えてしまうので、少なくとも、一定時間
の間に亘って厨房内に熱気や煙が残る傾向がある。その
ため、特に、夏期の厨房室内は、非常に蒸暑い雰囲気温
度となり、他の部屋との温度差が激しく相違することと
なり、快適な居住性にも少なからず悪影響をもたらすと
いう不都合がある。
【0006】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の不都合に着目
して案出されたものであり、その目的は、例えば、レン
ジ上に発生し得る熱気、煙等を効率よく排気することが
できるとともに、排気動作時の騒音も抑制可能な排気装
置を提供することにある。
して案出されたものであり、その目的は、例えば、レン
ジ上に発生し得る熱気、煙等を効率よく排気することが
できるとともに、排気動作時の騒音も抑制可能な排気装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、排気ファンと、当該排気ファンから外部
へ連通する排気口とを含む排気装置において、前記排気
ファンの近傍に気流発生手段を配置し、この気流発生手
段は、所定の送風口から空気流を吹き出して前記排気フ
ァンに向かう気流形成を促進する、という構成を採って
いる。このような構成を採用することにより、気流発生
手段と排気ファンによる上昇流との相乗効果で、排気フ
ァンに向かう強制的な空気の流れを与え、排気ファンの
回転だけでは不十分になりがちな吸引力若しくは送風力
をバックアップすることとなる。従って、気流発生手段
の近傍でレンジ等を使用した場合、熱気や煙等の排気効
率を飛躍的に向上させることができる。
め、本発明は、排気ファンと、当該排気ファンから外部
へ連通する排気口とを含む排気装置において、前記排気
ファンの近傍に気流発生手段を配置し、この気流発生手
段は、所定の送風口から空気流を吹き出して前記排気フ
ァンに向かう気流形成を促進する、という構成を採って
いる。このような構成を採用することにより、気流発生
手段と排気ファンによる上昇流との相乗効果で、排気フ
ァンに向かう強制的な空気の流れを与え、排気ファンの
回転だけでは不十分になりがちな吸引力若しくは送風力
をバックアップすることとなる。従って、気流発生手段
の近傍でレンジ等を使用した場合、熱気や煙等の排気効
率を飛躍的に向上させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】また、本発明は、レンジフードに
内蔵された排気ファンと、当該排気ファンから外部へ連
通する排気口とを含む排気装置において、前記排気ファ
ンよりも下方位置となるレンジフード内に旋回流発生手
段を配置し、この旋回流発生手段は、少なくとも二以上
の送風口から空気流を吹き出して、前記排気ファンによ
る上昇流との相乗効果で当該排気ファンに向かう旋回流
を形成する、という構成も採用される。これにより、調
理時に発生する熱気、煙等を、旋回流によって生じる局
所的な空気の渦巻きに巻き込むことができ、排気ファン
による吸い込み力を補いつつ迅速にレンジフード内に吸
引して排気することができる。しかも、排気ファンに向
かう旋回流に熱気等を巻き込むことで、レンジ近くを人
が通った場合、或いは窓の開放に伴って室内で不規則な
空気の流れが生じても、これが熱気等の上昇流に外乱と
して作用することを防止できる。
内蔵された排気ファンと、当該排気ファンから外部へ連
通する排気口とを含む排気装置において、前記排気ファ
ンよりも下方位置となるレンジフード内に旋回流発生手
段を配置し、この旋回流発生手段は、少なくとも二以上
の送風口から空気流を吹き出して、前記排気ファンによ
る上昇流との相乗効果で当該排気ファンに向かう旋回流
を形成する、という構成も採用される。これにより、調
理時に発生する熱気、煙等を、旋回流によって生じる局
所的な空気の渦巻きに巻き込むことができ、排気ファン
による吸い込み力を補いつつ迅速にレンジフード内に吸
引して排気することができる。しかも、排気ファンに向
かう旋回流に熱気等を巻き込むことで、レンジ近くを人
が通った場合、或いは窓の開放に伴って室内で不規則な
空気の流れが生じても、これが熱気等の上昇流に外乱と
して作用することを防止できる。
【0009】なお、前記排気装置における旋回流発生手
段は、仮想円周方向又は対角方向に複数の送風口を配置
することによって構成できる。そして、各送風口から吹
き出される空気流によって、送風口の内側領域に旋回流
を発生させることが可能となる。
段は、仮想円周方向又は対角方向に複数の送風口を配置
することによって構成できる。そして、各送風口から吹
き出される空気流によって、送風口の内側領域に旋回流
を発生させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る排気装置が厨房室に適用
された実施例を図面を参照しながら説明する。
された実施例を図面を参照しながら説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る排気装置の概略
側面図が示され、図2には旋回流発生手段の概略構成図
が示されている。これらの図において、壁面10の上部
位置には、排気ファン11を内蔵したレンジフード13
が取り付けられている。レンジフード13の下端側は開
放した吸入口14とされる一方、当該レンジフード13
の後端側すなわち壁面10側には、図示しないダクトに
連通する排気口15が形成されている。
側面図が示され、図2には旋回流発生手段の概略構成図
が示されている。これらの図において、壁面10の上部
位置には、排気ファン11を内蔵したレンジフード13
が取り付けられている。レンジフード13の下端側は開
放した吸入口14とされる一方、当該レンジフード13
の後端側すなわち壁面10側には、図示しないダクトに
連通する排気口15が形成されている。
【0012】前記レンジフード13内において、排気フ
ァン11よりも若干下方位置には旋回流発生手段16が
設けられている。この旋回流発生手段16は、図2に示
されるように、仮想直方体の周囲に沿って配置された四
つの送風ファン18を備えて構成されている。各送風フ
ァン18は図示しない取り付け部材を介して対角状に配
置されており、それらの送風口18Aが略水平方向に向
けられている。従って、各送風ファン18は、矢印A方
向にエアを吹き出すことによって、図2中上方から見て
反時計方向となる矢印B方向に沿う旋回流を形成する。
ここで、排気ファン11、旋回流を形成するための送風
ファン18は、図示しないスイッチのON操作により同
時に回転駆動される。なお、レンジフード13の下方に
配置されたレンジ台20上にはレンジ22が配置されて
いる。
ァン11よりも若干下方位置には旋回流発生手段16が
設けられている。この旋回流発生手段16は、図2に示
されるように、仮想直方体の周囲に沿って配置された四
つの送風ファン18を備えて構成されている。各送風フ
ァン18は図示しない取り付け部材を介して対角状に配
置されており、それらの送風口18Aが略水平方向に向
けられている。従って、各送風ファン18は、矢印A方
向にエアを吹き出すことによって、図2中上方から見て
反時計方向となる矢印B方向に沿う旋回流を形成する。
ここで、排気ファン11、旋回流を形成するための送風
ファン18は、図示しないスイッチのON操作により同
時に回転駆動される。なお、レンジフード13の下方に
配置されたレンジ台20上にはレンジ22が配置されて
いる。
【0013】次に、本実施例の作用について説明する。
【0014】調理に際し、所定のスイッチをON操作し
て排気ファン11及び送風ファン18を回転駆動させる
と、先ず、排気ファン11の回転に伴って厨房室内の空
気が吸引作用を受けることとなる。この一方、送風ファ
ン18の回転によって、それらの内側領域で反時計方向
へ向けられた旋回流Bが生ずることとなる。この旋回流
Bは、排気ファン11の前記吸引作用と、調理によって
発生する熱等の上昇作用に追従してレンジ20位置から
上昇する螺旋状の旋回流Cを形成する。従って、調理に
伴う熱気、煙若しくは蒸気は螺旋状の旋回流Cに巻き込
まれて迅速に上昇し、レンジフード13内に漏れなく吸
引されて外部へ排気可能となる。
て排気ファン11及び送風ファン18を回転駆動させる
と、先ず、排気ファン11の回転に伴って厨房室内の空
気が吸引作用を受けることとなる。この一方、送風ファ
ン18の回転によって、それらの内側領域で反時計方向
へ向けられた旋回流Bが生ずることとなる。この旋回流
Bは、排気ファン11の前記吸引作用と、調理によって
発生する熱等の上昇作用に追従してレンジ20位置から
上昇する螺旋状の旋回流Cを形成する。従って、調理に
伴う熱気、煙若しくは蒸気は螺旋状の旋回流Cに巻き込
まれて迅速に上昇し、レンジフード13内に漏れなく吸
引されて外部へ排気可能となる。
【0015】従って、このような実施例によれば、調理
時に発生する熱気、煙等は、排気ファン11の下方位置
で発生する旋回流Cによって強制的に巻き込みながら吸
引されるため、厨房室内で人が動いた場合に生ずる空気
に不規則な流れが生じても、これによる影響を受けるこ
となく効率的な排気を行うことができる。この結果、排
気ファン11の排気容量が小さくても期待する排気効果
を得ることが可能となる。従って、排気ファン11の小
型化を通じた省電力化を図ることができる他、排気ファ
ン11の回転に伴う騒音も抑制することが可能となる。
時に発生する熱気、煙等は、排気ファン11の下方位置
で発生する旋回流Cによって強制的に巻き込みながら吸
引されるため、厨房室内で人が動いた場合に生ずる空気
に不規則な流れが生じても、これによる影響を受けるこ
となく効率的な排気を行うことができる。この結果、排
気ファン11の排気容量が小さくても期待する排気効果
を得ることが可能となる。従って、排気ファン11の小
型化を通じた省電力化を図ることができる他、排気ファ
ン11の回転に伴う騒音も抑制することが可能となる。
【0016】なお、前記実施例では、旋回流発生手段1
6を構成する送風ファン18の数が四個である場合を図
示、説明したが、本発明における送風ファン18の数は
特に限定されるものではない。例えば、図3に示される
ように、仮想円周方向の接線に沿って、周方向に等間隔
を隔てて配置された三個の送風ファン18を配置して構
成することもできる。そして、これらの各送風ファン1
8の送風口18Aを同一の接線方向に向けて空気を吹き
出しできるようしても旋回流を形成することができる。
また、送風ファン18の数を一個とし、この送風ファン
18の空気吹き出し口に単一の空気ガイド部材を設け、
この空気ガイド部材の内周側に複数の送風口を形成して
当該送風口から吹き出される空気で旋回流を形成するこ
ともできる。
6を構成する送風ファン18の数が四個である場合を図
示、説明したが、本発明における送風ファン18の数は
特に限定されるものではない。例えば、図3に示される
ように、仮想円周方向の接線に沿って、周方向に等間隔
を隔てて配置された三個の送風ファン18を配置して構
成することもできる。そして、これらの各送風ファン1
8の送風口18Aを同一の接線方向に向けて空気を吹き
出しできるようしても旋回流を形成することができる。
また、送風ファン18の数を一個とし、この送風ファン
18の空気吹き出し口に単一の空気ガイド部材を設け、
この空気ガイド部材の内周側に複数の送風口を形成して
当該送風口から吹き出される空気で旋回流を形成するこ
ともできる。
【0017】更に、前記実施例は、レンジフード13に
旋回流発生手段16が内蔵される場合を示したが、図4
に示されるように、レンジ22側に旋回流発生手段16
を配置してもよい。但し、前記実施例のように構成した
場合には、既存レンジへの適用が容易になるとともに、
レンジ回りをすっきりさせて使い勝手に何ら支障がない
という格別の効果を得る。
旋回流発生手段16が内蔵される場合を示したが、図4
に示されるように、レンジ22側に旋回流発生手段16
を配置してもよい。但し、前記実施例のように構成した
場合には、既存レンジへの適用が容易になるとともに、
レンジ回りをすっきりさせて使い勝手に何ら支障がない
という格別の効果を得る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排気ファンの近傍に気流発生手段を配置するとともに、
この気流発生手段が所定の送風口から空気流を吹き出し
て前記排気ファンに向かう気流形成を促進するように構
成したから、排気ファンに向かう強制的な空気の流れを
与えることが可能となり、排気ファンの回転だけでは不
十分になりがちな吸引力若しくは送風力をバックアップ
することができる。従って、気流発生手段の近傍でレン
ジ等を使用した場合の熱気や煙等の排気効率を飛躍的に
向上させることができる他、排気ファンの小型化を通じ
た省電力化を図り、更に、排気ファンの回転に伴う騒音
も抑制することができる。
排気ファンの近傍に気流発生手段を配置するとともに、
この気流発生手段が所定の送風口から空気流を吹き出し
て前記排気ファンに向かう気流形成を促進するように構
成したから、排気ファンに向かう強制的な空気の流れを
与えることが可能となり、排気ファンの回転だけでは不
十分になりがちな吸引力若しくは送風力をバックアップ
することができる。従って、気流発生手段の近傍でレン
ジ等を使用した場合の熱気や煙等の排気効率を飛躍的に
向上させることができる他、排気ファンの小型化を通じ
た省電力化を図り、更に、排気ファンの回転に伴う騒音
も抑制することができる。
【0019】特に、本発明では、気流発生手段が旋回流
を発生するように構成されているため、調理時に発生す
る熱気、煙等を、旋回流によって生じる局所的な空気の
渦巻きに巻き込むことができ、排気ファンによる吸い込
み力を補いつつ迅速にレンジフード内に吸引して排気す
ることができる。しかも、排気ファンに向かう旋回流に
熱気等を巻き込むことで、レンジ近くを人が通った場
合、或いは窓の開放に伴って室内で不規則な空気の流れ
が生じても、これが熱気等の上昇流に外乱として作用す
ることを防止できる。
を発生するように構成されているため、調理時に発生す
る熱気、煙等を、旋回流によって生じる局所的な空気の
渦巻きに巻き込むことができ、排気ファンによる吸い込
み力を補いつつ迅速にレンジフード内に吸引して排気す
ることができる。しかも、排気ファンに向かう旋回流に
熱気等を巻き込むことで、レンジ近くを人が通った場
合、或いは窓の開放に伴って室内で不規則な空気の流れ
が生じても、これが熱気等の上昇流に外乱として作用す
ることを防止できる。
【0020】更に、旋回流発生手段は、特定の方向に向
けられた複数の送風口を配置することによって構成でき
るので、簡単な構造によって構成することができ、コス
ト的な負担も少なくすることが期待できる。
けられた複数の送風口を配置することによって構成でき
るので、簡単な構造によって構成することができ、コス
ト的な負担も少なくすることが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す概略側面図。
【図2】 旋回流発生手段の概略構成図。
【図3】 他の旋回流発生手段を示す概略構成図。
【図4】 前記実施例の変形例を示す図1と同様の概略
側面図。
側面図。
【図5】 従来の排気装置の適用例を示す概略側面図。
11・・・排気ファン、13・・・レンジフード、16
・・・旋回流発生手段、18・・・送風ファン、18A
・・・送風口、20・・・レンジ台、22・・・レンジ
・・・旋回流発生手段、18・・・送風ファン、18A
・・・送風口、20・・・レンジ台、22・・・レンジ
Claims (4)
- 【請求項1】 排気ファンと、当該排気ファンから外部
へ連通する排気口とを含む排気装置において、 前記排気ファンの近傍に気流発生手段を配置し、この気
流発生手段は、所定の送風口から空気流を吹き出して前
記排気ファンに向かう気流形成を促進することを特徴と
する排気装置。 - 【請求項2】 レンジフードに内蔵された排気ファン
と、当該排気ファンから外部へ連通する排気口とを含む
排気装置において、 前記排気ファンよりも下方位置となるレンジフード内に
旋回流発生手段を配置し、この旋回流発生手段は、少な
くとも二以上の送風口から空気流を吹き出して、前記排
気ファンによる上昇流との相乗効果で当該排気ファンに
向かう旋回流を形成することを特徴とする排気装置。 - 【請求項3】 前記旋回流発生手段は、仮想円周方向に
旋回流を発生させるように配置された複数の送風口を含
んで構成されていることを特徴とする請求項2記載の排
気装置。 - 【請求項4】 前記旋回流発生手段は、対角方向に配置
された複数の送風口を含み、前記送風口から吹き出され
る空気流によって旋回流を発生させることを特徴とする
請求項2記載の排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8279055A JPH10122619A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8279055A JPH10122619A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10122619A true JPH10122619A (ja) | 1998-05-15 |
Family
ID=17605778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8279055A Pending JPH10122619A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10122619A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002300967A (ja) * | 2001-04-04 | 2002-10-15 | Kamusa Shoji:Kk | 煮釜のフード装置 |
JP2005321112A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Fujio Hori | 吸引装置 |
WO2007013187A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-01 | Watanabe Manufactory Company Limited | レンジフードファン及び調理ガス捕集排気方法 |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP8279055A patent/JPH10122619A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002300967A (ja) * | 2001-04-04 | 2002-10-15 | Kamusa Shoji:Kk | 煮釜のフード装置 |
JP2005321112A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Fujio Hori | 吸引装置 |
WO2007013187A1 (ja) * | 2005-07-26 | 2007-02-01 | Watanabe Manufactory Company Limited | レンジフードファン及び調理ガス捕集排気方法 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041124 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |