JPH10122557A - 液体燃料燃焼制御装置 - Google Patents

液体燃料燃焼制御装置

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JPH10122557A
JPH10122557A JP28048896A JP28048896A JPH10122557A JP H10122557 A JPH10122557 A JP H10122557A JP 28048896 A JP28048896 A JP 28048896A JP 28048896 A JP28048896 A JP 28048896A JP H10122557 A JPH10122557 A JP H10122557A
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vaporizer
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Takashi Nishikawa
隆 西川
Hideji Sano
秀治 佐野
Shingo Fujibayashi
新五 藤林
Taiji Ueyama
泰至 植山
Motoatsu Shintani
元淳 新谷
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は液体燃料燃焼装置の制御装置に関す
るもので、気化器温度が安定燃焼時よりも低くなりやす
い着火直後にタールが付着するのを防ぐとともに、気化
器内に付着したタールを高温で消滅させる。 【解決手段】 燃焼制御部2は運転スイッチ1をONに
して着火直後の一定期間は気化ヒータ3のON/OFF
温度が通常のON/OFF温度より高く設定される構成
としているため、バーナの燃焼開始時に燃焼熱を十分に
回収できずに気化器11の温度が安定燃焼時よりも低く
なりやすいため発生する着火直後にタールが付着するの
を防ぐとともに、気化器1内に付着したタールを高温で
消滅させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体燃料燃焼制御装
置の気化ヒータのON/OFF温度制御に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液体燃料燃焼制御装置は
図8に示すように運転スイッチ51を投入すると燃焼制
御部52が気化器温度制御部53を介して気化ヒータ5
4に通電を開始し、気化器の温度が所定の着火温度に達
したとの信号が気化温度検出部55から気化器温度制御
部53へ入力されると前記燃焼制御部52がバーナファ
ン56と電磁ポンプ57を駆動して着火動作に入り、燃
焼を開始するようになっている。その後、燃焼中に気化
器温度検出部55からの入力信号が気化ヒータ54のO
N温度を下回った場合は気化器温度制御部53が気化ヒ
ータ54に通電指示を出し、気化器の温度が気化ヒータ
54のOFF温度以上になると通電を停止して気化器の
温度が所定の温度以下にならないように制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液体燃料燃焼制御装置では、高沸点の揮発分を多く含有
する変質油および異種油等の不良油を使用すると気化器
内にタールが付着し、気化不良をおこして正常な燃焼状
態を維持することができなくなる。また、上記のような
不良油でなくても外気等の影響で気化器温度が低い状態
で長時間使用されると同様に気化器内にタールが付着す
ることがあった。通常の気化ヒータON/OFF温度を
上げて気化器温度を高く保持することで気化器内へのタ
ールの付着は防止できるが、この場合気化器の耐久性が
気化器温度の上昇に伴い極端に劣るようになるとともに
常に気化ヒータがON/OFFを繰り返す状態となり消
費電力量が多くなるという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、運転スイッチをONにして着火した後の一定
期間は気化ヒータのON/OFF温度が通常の前記ON
/OFF温度より高く設定される構成としている。
【0005】上記発明によれば、着火直後に燃焼熱を十
分に回収できずに気化器温度が安定燃焼時よりも低くな
りやすくそのためのタールが付着するのを防ぐととも
に、気化器内に付着したタールを高温で消滅させる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、液体燃料の気化器を加
熱する気化ヒータと、前記気化器へ液体燃料を供給する
電磁ポンプと、運転スイッチの操作によって前記気化ヒ
ータに通電して前記気化器を加熱するとともにあらかじ
め設定されている着火温度に達すると前記電磁ポンプを
駆動してバーナの燃焼を開始させる燃焼制御部とを備
え、前記運転スイッチをONにして着火した後の一定期
間は前記気化ヒータのON/OFF温度が通常の前記O
N/OFF温度より高く設定されている。
【0007】そして、着火直後に燃焼熱を十分に回収で
きずに気化器温度が安定燃焼時よりも低くなりやすくタ
ールが付着するのを防ぐとともに、気化器内に付着した
タールを高温で消滅させるクリーニング作用もある。
【0008】さらに、書き換え可能な不揮発性メモリー
を有し、設定モードにより運転スイッチをONにして着
火した後の一定期間を使用条件等により自由に設定変更
できるものである。
【0009】そして、書き換え可能な不揮発性メモリー
を有することで、設定モードで運転スイッチをONして
着火した後の気化ヒータON/OFF温度を通常のON
/OFF温度よりも高く設定する一定期間を自由に設定
変更できるので、使用条件によりバーナに付着したター
ルを効率よく除去できる。
【0010】また、燃焼時間の累計を保存することがで
きる不揮発性メモリーを有し、定期的に気化ヒータのO
N/OFF温度が通常の前記ON/OFF温度より高く
設定されることで、定期的に気化器内に堆積したタール
を除去するものである。
【0011】さらに、設定モードにより定期的に気化ヒ
ータのON/OFF温度が通常の前記ON/OFF温度
より高く設定される間隔を使用条件等により自由に設定
変更できるものである。
【0012】そして使用条件などによりバーナに付着し
たタールを効率よく除去できる。以下、本発明の実施例
について図面を参照して説明する。
【0013】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける液体燃料燃焼制御装置のブロック図である。図1に
おいて1は運転スイッチ、2はこの運転スイッチ1から
の信号に基づいて燃焼を制御する燃焼制御部で、あらか
じめ定められたシーケンスにしたがって気化ヒータ3へ
通電し気化器の予熱を開始するとともに、その温度があ
らかじめ定められている着火温度に達するとバーナファ
ン4を駆動し、所定時間後に電磁ポンプ5を駆動してバ
ーナに着火させ、温度設定部6と室温検出部7からの信
号に基づいて燃焼制御するようになっている。8は気化
ヒータ3への通電を制御する気化器温度制御部で、燃焼
制御部2および気化温度検出部9からの出力によって制
御するようになっている。10はタイマー制御部であ
る。
【0014】図2は本発明の実施例1に用いたバーナの
要部断面図である。図2において、11が気化器、12
は気化器11からの気化ガスを燃焼させるバーナ部、1
3は電磁ポンプ5からの燃料を供給するノズルで、気化
器11内にその先端部を臨ませている。14は気化温度
検出部9のセンサである。
【0015】図3は本発明の実施例1における液体燃料
燃焼制御装置の動作を表すフローチャートである。上記
構成における制御装置の動作を図3を用いて説明する。
まず、運転スイッチ1をONすると、燃焼制御部2が気
化器温度制御部8を介して気化ヒータ3に通電を開始
し、気化器11の温度が所定の着火温度に達したとの信
号が気化温度検出部8から入力されると燃焼制御部2は
バーナファン4と電磁ポンプ5に出力して燃焼を行う。
着火が確認されるとタイマー制御部10へ信号が送られ
タイマーが起動すると同時に気化ヒータ3のON/OF
F温度が通常のON/OFF温度より高く設定され、タ
イマーがカウントアップされると気化ヒータ3のON/
OFF温度は通常の温度設定に戻る。従って、着火直後
の燃焼熱を十分に回収できずに気化器11温度が安定燃
焼時よりも低くなりやすい一定期間に気化ヒータ3に通
電することで気化器11温度を強制的に上昇させ、気化
器11内にタールが付着するのを防ぐとともに、すでに
付着しているタールを高温で消滅させるクリーニングす
る。
【0016】(実施例2)図4は本発明の実施例2にお
ける液体燃料燃焼制御装置のブロック図である。実施例
1と異なる点は、書き換え可能な不揮発性メモリー15
を有し、この不揮発性メモリー15の内容を書き換える
モードにするモード設定部16があるところである。
【0017】図5は本発明の実施例2の液体燃料燃焼制
御装置の動作を表すフローチャートである。上記構成に
おける制御装置の動作を図5を用いて説明する。着火動
作後の一定期間のみ気化ヒータ3のON/OFF温度を
通常の温度設定より高く設定する点は実施例1と同じで
あるが、この実施例2ではモード設定部16で運転スイ
ッチ1をONにして着火した後の気化器11温度を高温
に保持する期間を自由に設定変更することができる点が
異なる。これにより、液体燃料中に不純物等が比較的多
く含まれている燃料油を使用したり、外気温度等の周囲
温度が低く気化器11内にタールが付着しやすい条件下
では、着火後の気化器11温度を高温に保持する期間を
長く設定し気化器11内へのタールの付着を防止する。
反対にタールが付着しにくい条件下での使用においては
保持期間を短く設定することで、気化器11への通電を
抑えて気化器11の耐久性向上と省エネ効果が図れる。
【0018】(実施例3)図6は本発明の実施例3にお
ける液体燃料燃焼制御装置のブロック図である。実施例
1と異なる点は、書き換え可能な不揮発性メモリー15
と、この不揮発性メモリー15の内容を書き換えるモー
ドにするモード設定部16と、燃焼動作時間をカウント
するカウンター17を有することで、カウンター17の
内容は常に不揮発性メモリー15へ加算され燃焼時間の
累計を記憶している。
【0019】図7は本発明の実施例3の液体燃料燃焼制
御装置の動作を表すフローチャートである。上記構成に
おける制御装置の動作を図7を用いて説明する。まず、
運転スイッチ1をONすると、燃焼制御部2が気化器温
度制御部8を介して気化ヒータ3に通電を開始し、気化
器11の温度が所定の着火温度に達したとの信号が気化
温度検出部8から入力されると燃焼制御部2はバーナフ
ァン4と電磁ポンプ5に出力して燃焼を行う。着火が確
認されると不揮発性メモリー15にカウントされた時間
を読みとり、モード設定部16で設定された時間に達し
ていればタイマー制御部10へ信号が送られタイマーが
起動すると同時に気化ヒータ3のON/OFF温度が通
常のON/OFF温度より高く設定され、気化器11の
クリーニングが行われる。タイマーがカウントアップさ
れると気化ヒータ3のON/OFF温度は通常の温度設
定に戻る。ここで、モード設定部16で設定される時間
は所定の時間毎であっても初期からの所定の経過時間で
あってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の液体燃料燃
焼制御装置は運転スイッチをONにして着火した後の一
定期間は気化ヒータのON/OFF温度が通常のON/
OFF温度より高く設定されていることにより、着火直
後にタールが付着するのを防ぐとともに、気化器内に付
着したタールを高温で消滅させるクリーニング作用があ
る。
【0021】また、書き換え可能な不揮発性メモリーを
有することで、設定モードで運転スイッチをONにして
着火した後の気化ヒータON/OFF温度を通常のON
/OFF温度よりも高く設定する一定期間を自由に設定
変更できるので、使用条件等によりバーナに付着したタ
ールを効率よく除去できる。
【0022】また、燃焼時間の累計を保存することがで
きる不揮発性メモリーを有することで、定期的に気化ヒ
ータのON/OFF温度が通常のON/OFF温度より
高く設定でき、気化器内に堆積したタールを定期的に除
去できる。
【0023】更に、設定モードにより定期的に気化ヒー
タのON/OFF温度が通常のON/OFF温度より高
く設定される間隔を使用条件等により自由に設定変更で
きるので、使用条件によりバーナに付着したタールを効
率よく除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液体燃料燃焼制御装
置のブロック図
【図2】同装置に用いたバーナの要部断面図
【図3】同装置の動作を表すフローチャート
【図4】本発明の実施例2における液体燃料燃焼制御装
置のブロック図
【図5】同装置の動作を表すフローチャート
【図6】本発明の実施例3における液体燃料燃焼制御装
置のブロック図
【図7】同装置の動作を表すフローチャート
【図8】従来の液体燃料燃焼制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 運転スイッチ 2 燃焼制御部 3 気化ヒータ 5 電磁ポンプ 11 気化器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植山 泰至 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 新谷 元淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料の気化器を加熱する気化ヒータ
    と、前記気化器へ液体燃料を供給する電磁ポンプと、運
    転スイッチの操作によって前記気化ヒータに通電して前
    記気化器を加熱するとともにあらかじめ設定されている
    着火温度に達すると前記電磁ポンプを駆動してバーナの
    燃焼を開始させる燃焼制御部とを備え、前記運転スイッ
    チをONにして着火した後の一定期間は前記気化ヒータ
    のON/OFF温度が通常の前記ON/OFF温度より
    高く設定することを特徴とした液体燃料燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】書き換え可能な不揮発性メモリーを有し、
    設定モードにより運転スイッチをONにして着火した後
    の一定期間を使用条件等により自由に設定変更できるこ
    とを特徴とした請求項1記載の液体燃料燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】燃焼時間の累計を保存することができる不
    揮発性メモリーを有し、定期的に気化ヒータのON/O
    FF温度が通常の前記ON/OFF温度より高く設定す
    ることを特徴とした請求項1記載の液体燃料燃焼制御装
    置。
  4. 【請求項4】設定モードにより定期的に気化ヒータのO
    N/OFF温度が通常のON/OFF温度より高く設定
    される間隔を使用条件等により自由に設定変更できるこ
    とを特徴とした請求項3記載の液体燃料燃焼制御装置。
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