JPH0133979Y2 - - Google Patents

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JPH0133979Y2
JPH0133979Y2 JP17490684U JP17490684U JPH0133979Y2 JP H0133979 Y2 JPH0133979 Y2 JP H0133979Y2 JP 17490684 U JP17490684 U JP 17490684U JP 17490684 U JP17490684 U JP 17490684U JP H0133979 Y2 JPH0133979 Y2 JP H0133979Y2
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  • Control Of Combustion (AREA)
  • Spray-Type Burners (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、気化器内の付着物を加熱除去するた
めのクリーニング装置を具えた液体燃料気化式燃
焼器に関するものである。
(従来技術) 液体燃料を気化器で気化し、バーナー炎孔上で
燃焼させる気化式燃焼器において、質の悪い燃料
(変質灯油等)を使用した場合や、正常な燃料で
も長時間燃焼(約1シーズン以上)させた場合に
気化器内面、気化素子及びノズル等にタールが付
着蓄積し、燃焼状態の変化(本来青炎燃焼のもの
が赤火燃焼になる)や発熱量の減少といつた不具
合が生じていた。
この不具合を防止するには気化器をクリーニン
グすれば良い。クリーニングとは、気化器を高温
(約400℃以上、通常の燃焼制御温度T2よりも高
い)に保持し、燃料の流入を停止し、代わりに気
化器中に空気を送り込み、付着蓄積したタールを
焼き切つてしまうことである。このクリーニング
に要する時間は気化器の温度や、気化器内部のタ
ール等による汚れ具合等によつて異なるが、1シ
ーズン終了時に行なうには1〜2時間程度で充分
である。しかし、変質灯油の使用等でタールの量
が多いものは2時間以上行なう必要がある。
従来ではクリーニング終了時に気化器の加熱終
了(ヒータへの通電停止)をもつてクリーニング
完了の表示を出していた。ところがこの時点では
気化器の温度は非常に高く、通常の燃焼制御温度
T2よりも100℃〜200℃も高くなつており、すぐ
に給油し点火させれば気化温度が以上に高く、気
化器の内圧が高くなり、ノズルよりの噴出速度が
大きくなるため、一次空気の吸込量が増え、バー
ナー炎孔上でリフトしたりしていた。
また通常時(クリーニング時を除く)にヒータ
制御部の故障等で気化器の温度が異常に上昇した
場合、運転を停止し故障表示が出る様にした気化
式燃焼器においては、クリーニング完了表示が出
るのと同時に燃焼モードにすると、気化器温度は
故障表示が出る到達温度T1より高いため、実際
には故障もしていないのに故障表示が出てしまい
サービスコールの原因となることが考えられる。
第3図は従来のクリーニングのタイムチヤート
である。従来のクリーニングでは、クリーニング
開始と同時にヒータに通電され、またポンプより
気化器内に空気を送り込むことにより気化素子や
ノズルに付着したタールを焼失させていた。クリ
ーニング開始後、気化器の温度は上昇し、その後
一定温度になる。そして、クリーニング終了t1
後はヒータへの通電が停止されるため、気化器の
温度は徐々に下がつていく。ところがクリーニン
グ終了後t1しばらくはまだ気化器の温度が故障
表示設定温度T1よりも高いため、この間に燃焼
モードにすると故障表示が出る。
(目的) 本考案は、上記に鑑み、気化器のクリーニング
終了後に気化器温度が所定温度に達したときクリ
ーニング完了表示を行なうことにより、燃焼開始
の安全性が向上し得る液体燃料気化式燃焼器を提
供をしようとするものである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を第1,2図に基づいて
説明すると、本考案に係る液体燃料気化式燃焼器
は、石油等の液体燃料を気化してノズル1より噴
出させるための気化器2と、該気化器2内の付着
物を加熱して除去するためのクリーニング装置3
と、付着物の除去完了を表示する表示装置4と、
付着物の除去完了を検知するクリーニング終了検
知手段5と、前記気化器2の加熱温度を検出する
温度検出器10と、該クリーニング終了検知手段
5及び温度検出器10の出力信号により前記表示
装置4に表示信号を出力する制御装置6とを具
え、該制御装置6は、前記検知手段5からのクリ
ーニング終了信号が入力されかつ前記気化器2が
所定温度に達したときに前記表示装置4にクリー
ニング終了表示信号を出力するよう構成されたも
のである。
前記クリーニング装置3は、気化器本体7に配
されたヒータ8と、該気化器本体7に内嵌された
気化素子9やノズル1に付着したタールを焼失さ
せるために気化器本体7内に空気を送り込むポン
プ12とから構成されている。また前記検知手段
5は、第3図の如く、ヒータ8のON−OFF信号
を入力してクリーニング時間をカウントするタイ
マー5Aから成る。また気化器本体7の胴部には
前記温度検出器10としての温度サーミスタ10
が配され、該サーミスタ10Aの抵抗が温度によ
つて変化することにより発生する電位差を信号と
して前記制御装置6に出力するよう構成されてい
る。そして前記制御装置6は、主にマイクロコン
ピユータから成り、制御装置6に入力されたデー
タを演算処理して前記表示装置4に出力し、また
前記ヒータ8にクリーニング時と通常燃焼時に
夫々別々の信号を出力するものである。即ち、ヒ
ータ8は、通常燃焼時には、燃料の気化がスムー
ズに行なえるよう気化器本体7を予熱(約270℃)
し、クリーニング時には気化器本体7を高温に加
熱(400℃)するもので、制御装置6はヒータ8
のON−OFF及び通常燃焼時とクリーニング時の
切換制御を行なえるよう構成される。また表示装
置4は、第3図の如く、クリーニング表示4A及
びクリーニング終了表示4Bを行なう液晶表示部
を有するものである。なおポンプ12は、通常は
タンク13から燃料を送油パイプ14を介して気
化器本体7へ送るために供されるもので、クリー
ニング時にタンク13から外して空気を気化器本
体7へ送り込む送風用として使用するものであ
る。なお、送風用のポンプは前記送油ポンプ12
とは別に設けてもよい。また図中15はバーナ
ー、16はノズル1を開閉する掃除棒、17は掃
除棒を駆動するソレノイドである。
第1図は本考案の制御を示すタイムチヤート
で、この図に従つて制御方法を説明すると、クリ
ーニング装置3の開始操作により、まずヒータ8
が導通され、気化器本体7を加熱し始め、約400
℃以上の高温で所定時間気化器2が加熱される。
そして検知手段5であるタイマー5Aにより所定
時間をカウントし、その時間経過後にヒータ8の
運転を停止して加熱を完了する(図中t1)。し
かし、この時点ではクリーニング表示4Aをクリ
ーニング完了表示4Bに切換る信号を制御装置6
から出力せず、温度検出器10で検出された温度
が燃焼制御温度T2になつたときにはじめてクリ
ーニング表示4Aをクリーニング完了表示4Bに
切換え信号を出力する(図中t2)。なお、ポン
プ12の運転は、ヒータ8の通電停止と同時に停
止させても良いし、また気化器2の冷却をはやめ
るためにクリーニング完了表示4Bがでるまで運
転させてもよい。
なお、本考案では、温度検出器10を、上記実
施例の如く温度を感知する温度サーミスタ10A
の代わりに、制御装置6に組込んだタイマーによ
つて構成してもよい。即ち、該タイマーは、気化
器2の加熱停止から時間をカウントして設定時間
経過後、つまり予め気化器温度が燃焼制御温度T
2より下回る時間を実験値として求めておいてそ
の時間に合せて制御装置6に信号を出力するよう
構成させてもよい。また前記検知手段5としての
タイマーも制御装置6に内蔵してもよい。
(効果) 以上の説明から明らかな通り、本考案は、液体
燃料を気化してノズルより噴出させるための気化
器と、該気化器内の付着物を加熱して除去するた
めのクリーニング装置と、付着物の除去完了を表
示する表示装置と、付着物の除去完了を検知する
クリーニング終了検知手段と、前記気化器の加熱
温度を検出する温度検出器と、該クリーニング終
了検知手段及び温度検出器の出力信号により前記
表示装置に表示信号を出力する制御装置とを具
え、該制御装置は、前記検知手段からのクリーニ
ング終了信号が入力されかつ前記気化器が所定温
度に達したときに前記表示装置にクリーニング終
了表示信号を出力するよう構成されたことを特徴
とする液体燃料気化式燃焼器に関するものであ
る。
したがつて本考案によると、クリーニング完了
表示が出て直に燃焼モードにしても気化器の温度
はすでに燃焼制御温度程度まで下がつているた
め、故障表示を出すことはなく、また燃焼時にリ
フト等を起こすことも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す液体燃料気化
式燃焼器の制御タイムチヤート、第2図は同じく
気化式燃焼器の構成図、第3図は同制御ブロツク
図、第4図は従来の気化式燃焼器の制御タイムチ
ヤートである。 1……ノズル、2……気化器、3……クリーニ
ング装置、4……表示装置、5……検知手段、6
……制御装置、10……温度検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液体燃料を気化してノズルより噴出させるため
    の気化器と、該気化器内の付着物を加熱して除去
    するためのクリーニング装置と、付着物の除去完
    了を表示する表示装置と、付着物の除去完了を検
    知するクリーニング終了検知手段と、前記気化器
    の加熱温度を検出する温度検出器と、該クリーニ
    ング終了検知手段及び温度検出器の出力信号によ
    り前記表示装置に表示信号を出力する制御装置と
    を具え、該制御装置は、前記検知手段からのクリ
    ーニング終了信号が入力されかつ前記気化器が所
    定温度に達したときに前記表示装置にクリーニン
    グ終了表示信号を出力するよう構成されたことを
    特徴とする液体燃料気化式燃焼器。
JP17490684U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0133979Y2 (ja)

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JP17490684U JPH0133979Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

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Publication Number Publication Date
JPS6189660U JPS6189660U (ja) 1986-06-11
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