JP3889136B2 - 燃焼装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子を備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の燃焼装置は、通常、一酸化炭素(CO)の濃度を検知するCOセンサを備え、これを燃焼運転中に作動させて不完全燃焼の有無等を監視するようになっている。COセンサとしては、素子表面を一酸化炭素と反応する触媒で覆い、内部に配置された抵抗器の抵抗値が当該触媒の発する反応熱によって変化することを利用してCO濃度を検知する接触燃焼式のものが一般に用いられている。
【0003】
このようなCOセンサでは、検知精度を確保するため、常にその表面をきれいな状態にしておく必要がある。そこで、従来の燃焼装置では、燃焼運転の開始時あるいは燃焼運転の終了時に汚れの除去を行うようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
COセンサのクリーニングを開始してから、一酸化炭素の濃度を正常に検知できる状態に戻るまでに要する時間は、接触燃焼式の場合、概ね40秒程度である。したがって、燃焼開始時にクリーニングを行うものでは、不完全燃焼の起こりやすい燃焼開始時の排気状態を監視することができないという問題があった。
【0005】
ところで、燃焼装置の有するCOセンサを、燃焼運転が停止しているとき、室内空気の監視用に流用することが考えられるが、この場合、燃焼運転の行われないままCOセンサを長時間駆動し続ける状態が発生し得る。このため、燃焼の開始あるいは燃焼の終了を条件にCOセンサのクリーニングを行う従来の技術では、COセンサがよごれた状態のままになり、室内の空気に含まれる一酸化炭素濃度等を適切に監視し続けることができないという問題が生じる。
【0006】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、クリーニング動作によって燃焼運転中の検知動作が妨げられず、かつ燃焼運転の有無にかかわらず定期的に検知素子のクリーニングを行うことができる燃焼装置およびその制御方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子(40)を備えた燃焼装置において、
前記検知素子(40)に付着した汚れを除去するクリーニング手段(54)と、低使用頻度期間判別手段(55、57)とを備え、
前記低使用頻度期間判別手段(55、57)は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段(54)は、前記低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記検知素子(40)の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置。
【0008】
[2]排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子(40)を備えた燃焼装置において、
前記検知素子(40)に付着した汚れを除去するクリーニング手段(54)と、低使用頻度期間判別手段(55、57)と、燃焼状態監視手段(52)と、室内環境監視手段(53)とを備え、
前記燃焼状態監視手段(52)は、前記燃焼装置が燃焼運転しているとき前記検知素子(40)を作動させて排気に含まれる所定のガスの濃度を監視し、
前記室内環境監視手段(53)は、前記燃焼装置が燃焼運転していないとき室内の空気の状態を前記検知素子(40)を作動させて監視し、
前記低使用頻度期間判別手段(55、57)は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段(54)は、前記低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記室内環境監視手段(53)の動作に優先して前記検知素子(40)の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置。
【0009】
[3]排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子(40)を備えた燃焼装置において、
前記検知素子(40)に付着した汚れを除去するクリーニング手段(54)と、低使用頻度期間判別手段(55、57)と、燃焼状態監視手段(52)と、室内環境監視手段(53)とを備え、
前記燃焼状態監視手段(52)は、前記燃焼装置が燃焼運転しているとき前記検知素子(40)を作動させて排気に含まれる所定のガスの濃度を監視し、
前記室内環境監視手段(53)は、前記燃焼装置が燃焼運転していないとき室内の空気の状態を前記検知素子(40)を作動させて監視し、
前記低使用頻度期間判別手段(55、57)は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段(54)は、前記検知素子(40)の汚れの除去を前記周期ごとに少なくとも1回行うとともに、これを前記低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記室内環境監視手段(53)の動作に優先して行うことを特徴とする燃焼装置。
【0011】
[4]排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子(40)を備えた燃焼装置の制御方法において、
予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、当該燃焼運転される確率の低い期間に前記検知素子(40)の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置の制御方法。
【0012】
前記本発明は次のように作用する。
低使用頻度期間判別手段(55、57)によって、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、クリーニング手段(54)は、低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に検知素子(40)の汚れを除去する。
【0013】
たとえば、1日を周期として時間帯別に燃焼運転される回数を累積記憶し、燃焼運転される頻度の少ない期間に検知素子(40)のクリーニングを行う。このように過去の運転履歴を基にして見い出した燃焼運転される確率の低い期間に検知素子(40)のクリーニングを行うので、燃焼運転の開始時点から排気中に含まれる一酸化炭素等の濃度を検知することができる。なお、1週間あるいは1ヶ月等を周期として低使用頻度期間を見い出すようにしてもよい。
【0014】
また燃焼状態監視手段(52)は、燃焼装置が燃焼運転しているとき検知素子(40)を作動させて排気に含まれる所定のガスの濃度を監視し、室内環境監視手段(53)は、燃焼装置が燃焼運転していないとき室内の空気の状態を検知素子(40)を作動させて監視する。クリーニング手段(54)は、低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に室内環境監視手段(53)の動作に優先して検知素子(40)の汚れを除去する。
【0015】
このように、非燃焼運転中に検知素子(40)を室内環境の監視用に作動させる場合でも、燃焼運転される可能性の低い期間(当該期間は、通常、室内環境の監視動作を行うべき期間になる)に、検知素子(40)のクリーニングを室内環境の監視動作に優先して行うので、検知素子(40)を室内環境の監視用に兼用しても、燃焼運転の開始時点から排気中に含まれる一酸化炭素等の濃度を検知することができる。また室内環境は、燃焼運転中のように急激に一酸化炭素等の濃度が変化しないので、室内環境の監視動作に優先してクリーニング動作を行っても、監視動作にほとんど影響を与えることがない。
【0016】
さらにクリーニング手段(54)は、検知素子(40)の汚れの除去を予め定めた周期ごとに少なくとも1回行うとともにこれを低使用頻度期間判別手段(55、57)によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に行う。このように各周期に最低1回のクリーニング動作を行うので、長期間燃焼運転の行われない場合でも、検知素子(40)に汚れが付着したままの状態に放置されることがない。
【0017】
このほか、予約された時刻にクリーニング動作を行うものでは、たとえば、夜間など燃焼運転を行う可能性のほとんど無い時刻を予約しておけば、燃焼運転と競合することなく、クリーニング動作を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
本実施の形態に係る燃焼装置としての給湯器10は、室内に設置され、当該室内の空気を器具内に取り入れてバーナー22に給気し、排気を排気筒を通じて屋外へ排出する、強制排気(FE)式を採用している。
【0019】
図2に示すように、給湯器10の本体であるハウジング11は箱型形状を成しており、その右側面に、室内の空気を器具内に取り入れるための給気口12が開設されている。
【0020】
ハウジング11内の略中央部分には燃焼室21が設けられ、その下部にはバーナー22が、また上部には、給気口12からの熱によって給水を加熱するための熱交換器23が配置されている。
【0021】
燃焼室21の下部左端には、給気口12から取り入れた空気をバーナー22へ送り込むための燃焼ファン24が、また燃焼室21の上面中央部には排気口25が設けられている。排気口25には図示しない屋外に連通する排気筒が接続されるようになっている。燃焼室21の上部右端には、一酸化炭素(CO)濃度等を検出するためのCOセンサ40が取り付けられている。COセンサ40の配置箇所は、燃焼ファン24からの風が直接当たらず、かつ排気が停留することのない場所になっている。
【0022】
COセンサ40は、バーナー22を燃焼させる燃焼運転の際には、排気中に含まれる一酸化炭素濃度を検知するように、また燃焼運転の行われていない間は燃焼ファン24を低速回転させて室内の空気を器具内部に取り入れ、COセンサ40を室内の空気中に含まれる一酸化炭素濃度やメタンの濃度を監視する室内環境監視用として用いるようになっている。
【0023】
バーナー22へ通じるガス供給路26には 元ガス電磁27、ガス電磁弁28、ガス比例弁29、ガス能力切替弁30など各種の弁が取り付けられている。またバーナー22に隣接して、イグナイター電極31およびフレームロッド電極32が配置されている。
【0024】
熱交換器23の入側に通じる給水パイプ33の途中には、給水温度を検知する入水サーミスタ34や出湯時の流量を検知する水量センサ35等が設けられている。熱交換器23の出側から延びる給湯パイプ36には出湯される湯の総流量制御を行うための流量制御弁37が、また熱交換器23をバイパスして給水パイプ33と給湯パイプ36とを結ぶバイパス通路38の途中には、バイパス比を制御するための流量制御弁39がそれぞれ設けられている。
【0025】
ハウジング11の正面下部には、出湯する湯の温度設定など各種の操作を受け付ける操作スイッチや小型の液晶ディスプレイ等を備えた操作部13が設けられている。操作部13は、室内の空気に含まれる一酸化炭素やメタンの濃度が許容上限値を越えたときに、その旨を報知するための警報ランプ15および警報ブザー16を備えている。
【0026】
ハウジング11内の上部右端には、給湯器10における各種の制御を司る制御基板50が配置されている。制御基板50は、図示しないCPU(中央処理装置)と、プログラムや各種の固定的データを記憶するROMと、プログラムを実行する上で一時的に必要になるデータを記憶するためのRAM等を主要部とする回路により構成されている。
【0027】
図3は、COセンサ40の構成を示している。COセンサ40は接触燃焼式の検知素子41と、温度補償用の比較素子42とを直列接続したものであり、検知素子41および比較素子42は互いに近接して配置されている。
【0028】
接触燃焼式の検知素子41は、抵抗器43をセラミック44で包み、その表面を一酸化炭素などの可燃性ガスに反応して発熱する触媒45で覆った構造を成している。表面の触媒45が雰囲気中の可燃性ガスと反応して生じる熱によって内部の抵抗器43の抵抗値が変化するようになっている。比較素子42は、抵抗器46をセラミック47で覆った構造を成している。一酸化炭素等の濃度の検知は、検知素子41と比較素子42を定電流駆動し、検知素子41の両端電圧(Vsns)を基にして行うようになっている。なお、実際には、検知素子41の両端電圧は、比較素子42の両端電圧(Vref)によって温度補償され、当該温度補償後における検知素子41の両端電圧が一酸化炭素等の濃度を表している。
【0029】
COセンサ40は、一酸化炭素を検知する場合には、約170ミリアンペアで定電流駆動され、メタンの濃度を検知する場合には200〜220ミリアンペアで定電流駆動される。また、検知素子41の表面に付着する汚れを除去する場合には、COセンサ40に約240ミリアンペアの電流を流して素子表面を高温にし、汚れを除去するようになっている。このようなヒートクリーニングは、それを開始してから一酸化炭素濃度等を再び検知できる状態、すなわち、素子表面の温度が一酸化炭素等に反応する温度に低下するまでに、約40秒かかるものである。
【0030】
図1は、給湯器10の有する制御基板50の機能構成を表している。制御基板50には、図示省略してあるが燃焼ファン24、ガス電磁弁28など給湯器10の制御に関連する各種部品が電気的に接続されている。
【0031】
制御基板50は、バーナー22の点火、消火および供給ガス量の調整など給湯動作に関する制御を統括的に行う給湯動作制御部51を備えている。燃焼状態監視部52は、給湯器10が燃焼運転しているとき、COセンサ40を作動させて排気に含まれる一酸化炭素の監視する回路部分である。室内環境監視部53は、給湯器10が燃焼運転していないとき、室内の空気の状態をCOセンサ40を作動させて監視する回路部分である。燃焼状態監視部52および室内環境監視部53は、給湯動作制御部51からの状態情報を基にして、給湯器10が燃焼中か否かを識別するようになっている。
【0032】
クリーニング制御部54は、COセンサ40を数十秒間、240ミリアンペアで定電流駆動して素子表面に付着している汚れを除去する回路部分である。低頻度期間判別部55は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で給湯器10が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出す機能を果たす部分である。ここでは、1日を周期とし、1日の中で燃焼運転される確率の低い時間帯を見い出すよう動作する。
【0033】
時計部56は、現在の日付、曜日、時刻を刻む回路部分であり、運転履歴記憶部57は、燃焼運転された履歴を記憶する部分である。予約部58は、COセンサ40の汚れの除去動作を行う時刻としての予約時刻を登録する回路部分である。
【0034】
給湯動作制御部51は、給湯器10が燃焼運転中か否かを示す信号を出力し、運転履歴記憶部57は、当該信号と時計部56からの時刻情報とから、燃焼運転を開始した時刻および終了した時刻を記憶するようになっている。具体的には、1日を30分ごとの48個の時間帯に区分けし、各時間帯ごとに給湯器10が燃焼運転された回数を累積して記憶するようになっている。
【0035】
なお、クリーニング制御部54は、予約部58に設定された時刻が到来するごとにCOセンサ40のヒートクリーニングを行う予約時刻優先モードと、低頻度期間判別部55から指定された時刻にCOセンサ40のヒートクリーニングを行う低頻度期間優先モードとを備えている。予約時刻の初期値は予め夜間の2時等に設定されており、操作部13を通じて当該時刻を好みの時刻に設定変更できるようになっている。
【0036】
また、器具設置当初は予約時刻優先モードで動作し、低頻度期間判別部55に所定量のデータ(たとえば設置後の通電開始から1週間分のデータ)が蓄積された時点で、低頻度期間優先モードに切り替わるようになっている。なお、予約時刻優先モードと低頻度期間優先モードは操作部13から任意に切り替え可能になっている。
【0037】
次に作用を説明する。
給湯器10は、バーナー22を点火してから当該バーナー22を消火し、その後燃焼室21内の排気を屋外に排出するポストファン動作を終了するまでの間、燃焼状態監視部52によってCOセンサ40を駆動し、排気中に含まれる一酸化炭素濃度の監視を行う。一方、上述のような燃焼運転中でないときは、室内環境監視部53によって室内の空気の状態を監視する。
【0038】
室内環境監視部53は、室内の空気の状態を監視するとき、燃焼ファン24を低回転で駆動して室内の空気を器具内に取り入れ、COセンサ40を用いて一酸化炭素濃度とメタンの濃度とを所定時間ごとに交互に監視する。すなわち、COセンサ40を170ミリアンペアで定電流駆動する期間と、COセンサ40を200〜220ミリアンペアで定電流駆動する期間とを交互に設ける。
【0039】
ここでは、検知された一酸化炭素濃度が200ppmを越えたとき、およびメタンの濃度が1.25%に越えたとき、警報ランプ15、警報ブザー16を通じて室内環境に異常が生じていることを報知する。さらにこのような警報状態になったとき、燃焼ファン24を高回転で駆動して、室内の空気を屋外に排気して換気を行う。
【0040】
運転履歴記憶部57は、給湯動作制御部51からの燃焼運転中か否かを示す状態情報と時計部56からの時刻情報とに基づいて、燃焼運転を開始した時刻および終了した時刻を内部のメモリに記憶する。運転履歴記憶部57は、1日を30分ごとに区分けした48個の記憶領域を備え、各時間帯ごとに燃焼運転の行われた回数を累積記憶する。
【0041】
図4は、運転履歴記憶部57の記憶内容を表している。この例では、6時30分から8時までの時間帯61と、11時から12時30分までの時間帯62と、16時30分から19時30分までの時間帯63に集中して燃焼運転が行われている。そして8時30分から11時までの時間帯64と、12時30分から16時30分までの時間帯65と、19時30分から翌日の6時30分までの時間帯66には、燃焼運転が行われていない。なお、ここでは、過去1週間における燃焼運転の履歴を基にして、図4に示すような使用頻度の時間帯別分布を作成している。
【0042】
低頻度期間判別部55は、運転履歴記憶部57の記憶している燃焼運転の履歴を基にして、燃焼運転が行われる確率の低い、低使用頻度期間を見い出す。図4に示した例では、時間帯64〜66がそれぞれ低使用頻度期間になる。さらに低頻度期間判別部55は、これら低使用頻度期間64〜66の中で、COセンサ40をヒートクリーニングすべき時刻を決定する。たとえば、使用されない期間の長い順に低使用頻度期間を優先して選択し、その選択された時間帯の中心となる時刻をヒートクリーニング開始時刻として決定する。図4の例では夜間の低使用頻度期間66が最も長いので、その中心の時刻である夜の1時をヒートクリーニング開始時刻として設定する。
【0043】
あるいは、最も頻繁に燃焼運転の行われた時間帯63の次に現れる低使用頻度期間66を選択し、その中心の時刻あるいは当該低使用頻度期間66の先頭から所定時間(たとえば1時間)経過した時刻をヒートクリーニング開始時刻に設定する。低使用頻度期間に突入してからある程度の余裕を確保しつつ、できるだけ早期にヒートクリーニングを実行することで、COセンサ40がきれいな状態を長く確保できる。
【0044】
このほか、1日の燃焼運転時間の長さに応じて、ヒートクリーニングを行う回数を増加させてもよい。この際、ヒートクリーニング開始時刻を先の基準に従って複数選択する。または各低使用頻度期間に複数のヒートクリーニング開始時刻が均等に分散されるように開始時刻を選択してもよい。
【0045】
1日あるいは数日に渡って全く燃焼運転が行われず、どの時間帯も低使用頻度期間に相当する場合であっても、低頻度期間判別部55は1日に少なくとも1回のヒートクリーニングが行われるように開始時刻を設定する。逆に1日中、燃焼運転が行われている場合であっても、その中で相対的に使用頻度の少ない時間帯を選択する。
【0046】
クリーニング制御部54は、低頻度期間判別部55によって決定されたヒートクリーニング開始時刻が到来したとき、室内環境監視部53による室内空気の監視動作を一時的に中断させ、COセンサ40に流す電流を240ミリアンペアに増加して、ヒートクリーニング動作を行う。このように、燃焼運転の行われる確率の低い時間帯にCOセンサ40のヒートクリーニングを行うので、燃焼開始時からすぐに一酸化炭素等の濃度を検知することができる。また、燃焼動作が行われ無くても少なくとも1日に1回のヒートクリーニングを行うので、COセンサ40が室内環境の監視動作のみに使用される期間が長く継続しても、常にCOセンサ40の表面をきれいな状態に保つことができる。
【0047】
なお、ヒートクリーニング開始時刻が到来した時点で、燃焼運転が行われている場合には、当該燃焼運転の終了後に、ヒートクリーニング動作を行う。一方、ヒートクリーニング動作中に燃焼運転が開始したときは、そのままヒートクリーニング動作を継続して行う。あるいは、ヒートクリーニング動作がどの程度進行した時点で燃焼運転が開始されたかに応じて、ヒートクリーニングを中断するか否かを選択するようにしてもよい。
【0048】
なお、クリーニング制御部54は、予約部58に設定された時刻が到来するごとにCOセンサ40のヒートクリーニングを行う予約時刻優先モードと、低頻度期間判別部55から指定された時刻にCOセンサ40のヒートクリーニングを行う低頻度期間優先モードとを備えている。予約時刻の初期値は予め夜間の2時に設定されており、操作部13を通じて当該予約時刻を好みの時刻に設定変更できるようになっている。
【0049】
また、ここでは、器具設置当初は予約時刻優先モードで動作し、低頻度期間判別部55に所定量のデータ(たとえば設置後の通電開始から1週間分のデータ)が蓄積された時点で、低頻度期間優先モードに切り替わるようになっている。なお、予約時刻優先モードと低頻度期間優先モードは操作部13から任意に切り替え可能になっている。
【0050】
以上説明した実施の形態では、1日を周期として燃焼運転の履歴をとって低使用頻度期間を見い出すようにしたが、図5に示すように1週間を周期71として燃焼運転の履歴をとり、各曜日ごとの使用頻度分布を基にしてヒートクリーニング開始時刻を決定するようにしてもよい。
【0051】
たとえば、図4に示した1日における時間帯別使用頻度を、各曜日ごとに個別に累積し、それぞれの曜日の運転履歴に応じて、その曜日におけるヒートクリーニング開始時刻やヒートクリーニング回数を設定するようにする。すなわち、飲食店などで業務用に用いられる場合、平日、土日、休業日等に応じて燃焼運転の頻度状況が変動するので、曜日ごとあるいは平日、土日、休業日等別に使用頻度を管理すれば、より適切なタイミングおよび回数でヒートクリーニングを行うことができる。
【0052】
このほか実施の形態では、予約時刻優先モードでの動作と低頻度期間優先モードでの動作の双方を備えるようにしたが、これらのうちいずれか一方のモードのみで動作するようにしてもよい。たとえば、予約時刻に従ってヒートクリーニングを行う機能のみを設け、毎日、夜間の2時等にヒートクリーニングを行うようにしてもよい。
【0053】
また運転履歴の記憶形式は、実施の形態に例示したものに限られない。さらに、ヒートクリーニング開始時刻は、ファジー理論や各種の学習機能に基づいて決定するようにしてもよい。
【0054】
【発明の効果】
本発明にかかる燃焼装置およびその制御方法によれば、過去の運転履歴を基に燃焼運転される確率の低い期間を見い出し、当該低使用頻度期間に検知素子のクリーニングを行うので、燃焼運転の開始時点から排気中に含まれる一酸化炭素等の濃度を検知することができる。
【0055】
また、非燃焼運転中に検知素子を室内環境の監視用に作動させる場合でも、燃焼運転される確率の低い期間に室内環境の監視動作に優先して検知素子のクリーニングを行うので、検知素子を室内環境の監視用に兼用しても、燃焼運転の開始時点から排気中に含まれる一酸化炭素等の濃度を検知することができる。
【0056】
さらに予め定めた周期ごとに少なくとも1回は検知素子のクリーニングを行うようにしたので、燃焼運転が行われず、室内環境の監視のみに長い間検知素子が使用された場合でも、汚れが付着した状態のまま放置されることがなく、室内環境の監視を的確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る燃焼装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る燃焼装置を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る接触燃焼式の検知素子を示す説明図である。
【図4】燃焼運転の行われる頻度の時間帯別分布の一例を示す説明図である。
【図5】燃焼運転の行われる頻度の曜日別分布の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…給湯器
12…給気口
13…操作部
15…警報ランプ
16…警報ブザー
21…燃焼室
22…バーナー
23…熱交換器
24…燃焼ファン
25…排気口
40…COセンサ
50…制御基板
51…給湯動作制御部
52…燃焼状態監視部
53…室内環境監視部
54…クリーニング制御部
55…低頻度期間判別部
56…時計部
57…運転履歴記憶部
58…予約部
Claims (4)
- 排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子を備えた燃焼装置において、
前記検知素子に付着した汚れを除去するクリーニング手段と、低使用頻度期間判別手段とを備え、
前記低使用頻度期間判別手段は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段は、前記低使用頻度期間判別手段によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記検知素子の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置。 - 排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子を備えた燃焼装置において、
前記検知素子に付着した汚れを除去するクリーニング手段と、低使用頻度期間判別手段と、燃焼状態監視手段と、室内環境監視手段とを備え、
前記燃焼状態監視手段は、前記燃焼装置が燃焼運転しているとき前記検知素子を作動させて排気に含まれる所定のガスの濃度を監視し、
前記室内環境監視手段は、前記燃焼装置が燃焼運転していないとき室内の空気の状態を前記検知素子を作動させて監視し、
前記低使用頻度期間判別手段は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段は、前記低使用頻度期間判別手段によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記室内環境監視手段の動作に優先して前記検知素子の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置。 - 排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子を備えた燃焼装置において、
前記検知素子に付着した汚れを除去するクリーニング手段と、低使用頻度期間判別手段と、燃焼状態監視手段と、室内環境監視手段とを備え、
前記燃焼状態監視手段は、前記燃焼装置が燃焼運転しているとき前記検知素子を作動させて排気に含まれる所定のガスの濃度を監視し、
前記室内環境監視手段は、前記燃焼装置が燃焼運転していないとき室内の空気の状態を前記検知素子を作動させて監視し、
前記低使用頻度期間判別手段は、予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で前記燃焼装置が燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、
前記クリーニング手段は、前記検知素子の汚れの除去を前記周期ごとに少なくとも1回行うとともに、これを前記低使用頻度期間判別手段によって見い出された燃焼運転される確率の低い期間に前記室内環境監視手段の動作に優先して行うことを特徴とする燃焼装置。 - 排気中に含まれる所定のガスの濃度を検知する検知素子を備えた燃焼装置の制御方法において、
予め定めた所定の期間を周期として当該周期の中で燃焼運転される確率の低い期間を過去の運転履歴を基にして見い出し、当該燃焼運転される確率の低い期間に前記検知素子の汚れを除去することを特徴とする燃焼装置の制御方法。
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| JP31294197A JP3889136B2 (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 燃焼装置およびその制御方法 |
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| JPH11141866A JPH11141866A (ja) | 1999-05-28 |
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| JPH11141866A (ja) | 1999-05-28 |
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