JPH10122396A - ヒートポンプ式冷凍サイクル用多方切換弁 - Google Patents

ヒートポンプ式冷凍サイクル用多方切換弁

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JPH10122396A
JPH10122396A JP8278427A JP27842796A JPH10122396A JP H10122396 A JPH10122396 A JP H10122396A JP 8278427 A JP8278427 A JP 8278427A JP 27842796 A JP27842796 A JP 27842796A JP H10122396 A JPH10122396 A JP H10122396A
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JP
Japan
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refrigerant
housing
spools
heat exchanger
pressure
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Withdrawn
Application number
JP8278427A
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English (en)
Inventor
Masaru Kadokawa
優 角川
Yukikatsu Ozaki
幸克 尾崎
Takahisa Suzuki
隆久 鈴木
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの多方切換弁にて暖房運転、除湿暖房運
転、除湿/除霜運転、冷房運転の4つのモードを切換可
能とする。 【解決手段】ハウジング102内には、このハウジング
102内に摺動可能で直列に第1〜第3のスプール15
〜17が設けられている。ハウジング102の図中左右
方向における 両端部には第1〜第3のスプール15〜
17に圧力を作用させる第1圧力室19と、第2圧力室
22とが設けられている。ハウジング102内で、第1
のスプール15と第2のスプール16との間には、第1
〜第3のスプール15〜17に圧力を作用させる第3圧
力室20が設けられている。さらにハウジング102内
で、第2のスプール16と第3のスプール17との間に
は、第1〜第3のスプール15〜17に圧力を作用させ
る第4圧力室21が設けられている。そして、これら第
1〜第4圧力室19、22、20、21の圧力を制御す
ることで、第1〜第3のスプール12、13がハウジン
グ102内を摺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプ式冷
凍サイクル用の多方切換弁に関するものであって、特に
電気自動者やハイブリッド車に使用すると好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、ヒートポンプ式冷凍サイクル用の
多方切換弁として、実公平4─14683号公報(以
下、公報装置)に記載されているものがある。この公報
装置は、パイロット式の多方切換弁を使用して冷媒の流
れ方向を切り換え、冷房運転と暖房運転とを切り換える
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報装置においては一つの室内熱交換器しか備えておら
ず、冷房運転、暖房運転、除湿(除霜)運転、除湿暖房
運転の4つの空調モードを切り換えることができない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みて、部品点数を極力
抑え、室内熱交換器を2つ有するヒートポンプサイクル
冷凍サイクルを用い、冷房運転、暖房運転、除湿(除
霜)運転、除湿暖房運転の4つの空調モードを一つの多
方切換弁にて切換可能とすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するた
めに、請求項1ないし5記載の発明では、冷媒流路をな
すハウジング(100、102a)と、ハウジング(1
00、102a)内に直列に配置され、ハウジング(1
00、102a)内を摺動可能に設けれた第1〜第3の
スプール(15、16、17)と、第1〜第3のスプー
ル(15、16、17)の摺動方向におけるハウジング
(102、102a)の両端部に設けられ、第1〜第3
のスプール(15〜17)に圧力を作用させる第1、第
2圧力室(19、22)と、ハウジング(102、10
2a)内で、第1のスプール(15)と第2のスプール
(16)との間に設けられ、第1〜第3のスプール(1
5〜17)に圧力を作用させる第3圧力室(20)と、
ハウジング(102、102a)内で、第2のスプール
(16)と第3のスプール(17)との間に設けられ、
第1〜第3のスプール(15〜17)に圧力を作用させ
る第4圧力室(21)と、第1〜第4圧力室(19、2
2、20、21)の圧力を調整制御することで、第1〜
第3のスプール(15〜17)をハウジング(102、
102a)内で駆動制御する駆動制御機構(300)と
を有し、駆動制御機構(300)にて、第1〜第4圧力
室(19、22、20、21)の圧力を制御すること
で、室外熱交換器(54)にて冷媒を蒸発させるととも
に、室内熱交換器(52、53)のうち一方(52)に
て冷媒を凝縮させるように第1〜第3のスプール(15
〜17)を制御する暖房運転モードと、駆動制御機構
(300)にて、第1〜第4圧力室(19、22、2
0、21)の圧力を制御することで、室内熱交換器の一
方(52)にて冷媒を凝縮し、他方(53)にて冷媒を
蒸発させるとともに、室内熱交換器(54)にて冷媒を
蒸発させるように第1〜第3のスプール(15〜17)
を制御する除湿暖房モードと、駆動制御機構(300)
にて、第1〜第4圧力室(19、22、20、21)の
圧力を制御することで、室内熱交換器の一方(52)に
て冷媒を凝縮し、他方(53)にて冷媒を蒸発させると
ともに、室外熱交換器(54)にて冷媒を凝縮させるよ
うに第1〜第3のスプール(15〜17)を制御する除
湿除霜運転モードと、駆動制御機構(300)にて、第
1〜第4圧力室(19、22、20、21の圧力を制御
することで、室外熱交換器(54)にて冷媒を凝縮させ
るとともに、室内熱交換器のうち一方(53)にて冷媒
を蒸発させるように第1〜第3のスプール(15〜1
7)を制御する冷房運転モードと、が切換可能となって
いることを特徴としている。
【0005】これにより、一つの多方切換弁100で暖
房運転、除湿暖房運転、除湿/除霜運転、冷房運転モー
ドという4つの空調モードを切り換えることができ、こ
の4つのモードを達成するために冷媒流れ方向を切り換
える切換弁を、最も少ない1つにて実施することができ
る。なお、ここで除湿運転と除霜運転は、冷媒の流れ方
が同様であるので、これら2つのモードは、使用状態
(用途)は異なるが除湿除霜運転モードという。
【0006】さらに、上述した4つのモードにおいて、
室内熱交換器の一方は冷媒を凝縮させる凝縮器(コンデ
ンサ)として用い、室内熱交換器の他方は冷媒を蒸発気
化させる蒸発器(エバポレータ)として用いた。つま
り、2つの室内熱交換器は、モードの切換によって例え
ば蒸発器から凝縮器となることが無い。この結果、例え
ば室内熱交換器が蒸発器である場合、室内熱交換器から
は凝縮水が発生しており、この後室内熱交換器が凝縮器
となると、この凝縮水が再蒸発し、高湿な空気を送風し
てしまうという問題がある。
【0007】しかしながら、本発明では、このような再
蒸発を引き起こすことが無く、車室内に高湿な空気を送
風してしまうことを防止できる。また、特に請求項3記
載の発明では、ハウジング(102、102a)内で、
第1〜第3のスプール(15〜17)が摺動する摺動空
間は円柱状に形成されており、ハウジング(102、1
02a)には、摺動空間内での第1〜第3のスプール
(15〜17)の回転を防止する回転防止部材(34)
が設けられていることを特徴としている。
【0008】これにより、第1〜第3のスプールがハウ
ジング内で回転することが防止でき、確実に上記4つの
空調モードを切り換えることができる。また、特に請求
項4記載の発明では、ハウジング(102、102a)
内には、複数の冷媒流路(28〜33)が形成されてお
り、第1〜第3のスプール(15〜17)には、複数の
冷媒流路(28〜33)間をシールするシール部材(5
0)が設けられていることを特徴としている。これによ
り、冷媒流路間での冷媒の漏れを確実に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、例えば電気自動車用空
調装置におけるヒートポンプ式冷凍サイクルに適用した
ものである。 (第1実施形態)図1に本実施形態におけるヒートポン
プ式冷凍サイクル装置を模式的に表した全体構成図を示
す。
【0010】51は、冷媒を高温高圧に圧縮するコンプ
レッサであり、52、53は車両に搭載された空調装置
101内に配置された室内熱交換器であり、54は車室
外に設置された室外熱交換器である。55は、気液2層
冷媒を気相と液相に分離するとともに、液層冷媒を貯留
するレシーバーであり、56は、冷媒を減圧膨張させる
膨張弁である。なお、上記室外熱交換器54、室内熱交
換器52、53は、冷媒循環回路上直列に繋がるように
配置されている。また、室外熱交換器54には、図示し
ない室外ファンによって空気が送風されるようになって
いる。
【0011】室内熱交換器52、53は、図2に示すよ
うに車両に搭載された空調装置400の空調機能部品で
あって、具体的には車室内への空気通路をなす空調ユニ
ット402内に収納配置されている。図2中401は、
車室内へ向かう空気流を発生する送風機である。そし
て、図2に示すように送風機401の下流側で、空気下
流側に向かって室内熱交換器53、52の順に配置され
ている。
【0012】100は、冷媒の流れ方向を切り換えて、
空調装置300にて冷房運転、暖房運転、除湿暖房、除
湿(除霜)運転も4つのモードを切り換えるパイロット
式の多方切換弁である。ここで、先ず多方切換弁100
による上記4つのモードにおける冷媒流れ方を簡単に説
明しておく。
【0013】暖房運転モード 暖房運転モードでは、コンプレッサ51にて高温高圧に
圧縮された冷媒は、室内熱交換器52にて、送風機40
1からの送風空気によって凝縮液化される。つまり、室
内熱交換器52は、凝縮器(コンデンサ)となり、室内
熱交換器52を通過する送風空気は、高温高圧の冷媒を
熱交換することで加熱され、この加熱された送風空気が
車室内に吹き出すことで、車室内の暖房が行われる。
【0014】そして、室内熱交換器52を通過した冷媒
は、レシーバー55→膨張弁56→室外熱交換器54の
順に送られ、最終的にコンプレッサ51に戻る。なお、
室外熱交換器54は、蒸発気化させる蒸発器(エバポレ
ータ)となる。 除湿暖房運転モード 除湿暖房運転モードでは、コンプレッサ51にて高温高
圧に圧縮された冷媒は、室内熱交換器52にて、送風機
401からの送風空気によって凝縮液化される。つま
り、室内熱交換器52は、凝縮器(コンデンサ)とな
る。
【0015】そして、室内熱交換器52を通過した冷媒
は、レシーバー55→膨張弁56→室外熱交換器54→
室内熱交換器53の順に送られ、最終的にコンプレッサ
51に戻る。なお、室外熱交換器54および室内熱交換
器53は、共に蒸発気化させる蒸発器(エバポレータ)
となる。 除湿/除霜運転モード 除湿/除霜運転モードでは、コンプレッサ51にて高温
高圧に圧縮された冷媒は、室内熱交換器52にて、送風
機401からの送風空気によって凝縮液化される。つま
り、室内熱交換器52は、凝縮器(コンデンサ)とな
る。
【0016】そして、室内熱交換器52を通過した冷媒
は、室外熱交換器54→レシーバー55→膨張弁56→
室内熱交換器53の順に送られ、最終的にコンプレッサ
51に戻る。なお、室外熱交換器54は、凝縮器(コン
デンサ)となり、室内熱交換器53は、蒸発器(エバポ
レータ)となる。 冷房運転モード 冷房運転モードでは、コンプレッサ51にて高温高圧に
圧縮された冷媒は、室外熱交換器54にて、図示しない
室外ファンからの送風空気によって凝縮液化される。そ
して、室外熱交換器54を通過した冷媒は、レシーバー
55→膨張弁56→室内熱交換器53の順に送られ、最
終的にコンプレッサ51に戻る。なお、室内熱交換器5
3は、蒸発器(エバポレータ)となり、室内熱交換器5
3を通過する送風空気は、低温低圧の液相冷媒と熱交換
することで冷却され、この冷却された送風空気が車室内
に吹き出すことで、車室内の冷房が行われる。
【0017】次に上記多方切換弁100の詳細について
説明する。図3(a)〜(c)に多方切換弁100の外
観図を示す。なお、図3中(a)は、図1中下方から上
方に向けて見た外観図であり、図3中(b)は、図3
(a)を下方から上方に向かってみた外観図であり、図
3中(c)は、図3(b)を下方から上方に向かって見
た外観図である。また、図4に図3(b)中右側から左
側に向かって見た側面図を示す。
【0018】多方切換弁100は、冷媒流路をなすアル
ミニウム製のハウジング102を有している。このハウ
ジング102には、円筒状に形成されており、この周面
には合計13のポートが形成されている。具体的には、
ハウジング102には、コンプレッサ51の吐出側と連
通する吐出ポート1と、コンプレッサ51の吸入側と連
通する吸入ポート2と、室内熱交換器52の冷媒出入口
と連通するポート3、4が形成されている。
【0019】さらにハウジング102には、室内熱交換
器53の冷媒出入口と連通するポート5、6、膨張弁5
6の冷媒入口と連通するポート7と、膨張弁56の冷媒
出口と連通するポート8が形成されている。さらにハウ
ジング102には、上記暖房運転モードおよび除湿暖房
運転モード、つまり室外熱交換器54が蒸発器となる場
合、室外熱交換器54の冷媒入口と連通するとともに、
上記除湿(除湿)運転モードおよび冷房運転モード、つ
まり室外熱交換器54が凝縮器となる場合、室外熱交換
器54の冷媒出口と連通するポート9が形成されてい
る。
【0020】さらにハウジング102には、上記冷房運
転モードにおいて、室外熱交換器54の冷媒入口と連通
するポート10、上記除湿/除霜運転モードにおいて室
外熱交換器54の冷媒出口と連通するポート11、上記
除湿暖房モードにおいて室外熱交換器54の冷媒出口と
連通するポート12、および暖房運転モードにおいて室
外熱交換器54の冷媒入口と連通するポート13が形成
されている。
【0021】図5に図3(b)中A−A断面図を示し、
図6に図4中B−B断面図を示す。ハウジング102内
は、円柱状の空間となっており、このハウジング102
内には、第1〜第3のスプール15〜17が直列に配置
されている。そして、第1〜第3スプール15〜17
は、図5中左右方向に摺動可能に設けられている。第1
〜第3のスプール15〜17は、例えばナイロン等の樹
脂材にて形成されている。ハウジング102の両端部
(第1〜第3のスプール15〜17の摺動方向における
両端部)には、ハウジング102の側板をなす一対のサ
イドハウジング102aが設けられている。
【0022】サイドハウジング102aは、図6に示す
ように締結部材としてネジ200によってハウジング1
02に取り付けられている。また、図6中201は、ハ
ウジン102とサイドハウジング102aとの間を密封
するOリングである。なお、図6中ネジ200には、ハ
ッチングは入れていない。そして、この図5中左側に位
置するサイドハウジング102aと、第1のスプール1
5とによって、第1〜第3のスプール15〜17に圧力
を作用させる第1圧力室19が形成されている。
【0023】一方、図5中右側に位置するサイドハウジ
ング102aと、第3のスプール17とによって、第1
〜第3のスプール12に圧力を作用させる第2圧力室2
2が形成されている。さらにハウジング102内で、第
1のスプール15と第2のスプール16との間には、上
記第1〜第3のスプール15〜17に圧力を作用させる
第3圧力室20が形成されている。
【0024】また、ハウジング102内で、第2のスプ
ール16と第3のスプール17との間には、上記第1〜
第3のスプール15〜17に圧力を作用させる第4圧力
室21が形成されている。そして、第2圧力室22に
は、上記第1〜第4圧力室19〜22の圧力差がほとん
ど無い場合に、第1〜第3のスプール15〜17を図4
(a)中左方向に押さえつけるスプリング27が設置さ
れている。
【0025】そして、上記第1〜第4圧力室19〜22
は、後述するパイロット回路よりなる駆動制御機構30
0にて圧力が制御されるようになっている。従って、ハ
ウジン102およびサイドハウジング102aには、図
6に示すように第1〜第4圧力室19〜22と駆動制御
機構300との接続口(圧力導入口)として、導入口2
3〜26が形成されている。
【0026】ハウジング102内には、第1〜第3のス
プール15〜17により、6つの冷媒流路28〜33が
形成されている。以下、これら冷媒流路28〜33の詳
細を述べる。第1のスプール15および第3のスプール
17は、図5に示すように略円柱状に形成されており、
この円柱状の外周部が一か所窪むように形成されてい
る。これにより、第1のスプール15とハウジング10
2とによって冷媒流路28が形成され、第3のスプール
17とハウジング102とによって冷媒流路31が形成
される。
【0027】第2のスプール16も、図5に示すように
略円柱状に形成されており、この円柱状の外周部が2か
所窪むように形成されている。これにより、第2のスプ
ール16とハウジング102とによって冷媒流路29、
30が形成される。さらに第2のスプール16は、図5
中左右方向における両端部位に、外周に沿って窪むよう
にして冷媒流路32、33が形成されている。
【0028】そして、以上のような第1〜第3のスプー
ル15〜17がハウジング102内を摺動すると、上記
冷媒流路28〜33も移動するので、上述したポート1
〜13を開閉する。また、図6中34は、回り止め部材
であるピン部材で、ハウジング102を貫通するように
ねじこまれ、上記冷媒流路28〜33に突出するように
設けられている。つまり、第1〜第3のスプール15〜
17がハウジング102内で回転すると、ハウジング1
02に形成されたポート1〜13と冷媒流路28〜33
との位置がずれてしまい、上記4つのモードを達成する
ことができなくなる。そこで、ピン部材34によって、
第1〜第3のスプール15〜17のハウジング102内
での回転を防止している。
【0029】さらに図5、6に示すように第1〜第3の
スプール15〜17の外周面には、例えば、テフロン等
よりなる樹脂材にて形成された環状のシール部材50が
設けられている。また、このシール部材50は、第1〜
第3のスプール15〜17の外周に沿って形成されたシ
ール溝51に設けられている。そして、このシール部材
50は、図5に示すように冷媒流路28〜33のうち、
隣合う流路から流路へ、第1〜第3のスプール15〜1
7とハウジング102の内壁との間から、冷媒が漏れだ
さないようにシールするシール機能を果たす。さらに、
シール部材は、上記冷媒流路28〜33と、上記第1〜
第4圧力室19〜22との間で、冷媒が漏れださないよ
うにシールする。
【0030】ここで、第1圧力室19と冷媒流路28と
は、第1のスプール15に形成された流路断面積が微小
な連通路107にて連通している。また、第4圧力室2
1と冷媒流路31とは第3のスプール17に形成された
流路断面積が微小な連通路108によって連通してい
る。このような第1〜第3のスプール15〜17は、駆
動制御機構300にて第1〜第4圧力室19〜22の圧
力が調整制御されることで移動(駆動)制御される。
【0031】以下、この駆動制御機構300を図7に基
づき説明する。駆動制御機構300は、具体的にはパイ
ロット回路である。そして、図7に示すように導入口2
3、24、26(第1、第2、第3圧力室19、22、
20)は、コンプレッサ51の吸入側に連通されてい
る。つまり、図7中A点が図1中B点に繋がっている。
そして、また、図7中A点と導入口23(第1圧力室1
9)との間には、断続手段である電磁弁104が設置さ
れている。図7中A点と導入口24(第3圧力室20)
との間には、断続手段である電磁弁105が設置されて
いる。また、導入口25(第4圧力室21)は、コンプ
レッサ51の吐出側に連通されており、図7中C点が、
図1中D点に繋がっている。また、図7中C点と導入口
25との間には、断続手段である電磁弁106が設置さ
れている。
【0032】つまり、電磁弁104〜106によって、
第1、3、4圧力室19、20、21は、高圧または低
圧に制御可能となっており、第2圧力室22は、常時低
圧となる。そして、このような電磁弁104〜106
は、空調装置300のコントロールパネル(図示しな
い)にて暖房運転、除湿暖房、除湿/除霜運転、除湿運
転モードのいずれかが設定されると、この設定されたモ
ードに応じてオン、オフされるようになっている。
【0033】以下、多方切換弁100による空調装置3
00の作動を説明する。また、図8に電磁弁104〜1
06のオンオフ状態における第1、3、4圧力室19〜
21の圧力状態を示す。また、図9〜(d)に各運転モ
ードにおける多方切換弁100の作動状態を示す。な
お、図9は、丁度図3(b)中A−A線でハウジン10
2だけを切ったものであるので、第1〜第3スプール1
5〜17には、ハッチングは入っていない。さらに各ポ
ートの連通が分かるように全てのポート1〜13を図示
してある。
【0034】暖房運転モード(図9参照) 暖房運転モードでは、図7に示す電磁弁104、105
をオン(開弁状態)として、電磁弁106をオフ(閉弁
状態)とする。これにより、第1、3、4圧力室19〜
21を全て低圧となるように制御する。なお、第4圧力
室21が低圧となる理由は後で説明する。
【0035】これにより、第1〜第3のスプール15〜
17は、スプリング27により図9に示すようにハウジ
ング102内の最も左側に位置する。この結果、図9に
示すように冷媒流路28にてポート1とポート3とが連
通し、冷媒流路29にてポート4とポート7とが連通
し、冷媒流路30にてポート8とポート9とが連通す
る。さらに第3のスプール17にてポート13とポート
2とが連通する。また、冷媒流路32、33には冷媒は
流れない。さらにポート10は、第1のスプール15に
よって塞がれている。
【0036】従って、暖房運転モードにおける冷媒の流
れ方は、図1に示すようにコンプレッサ51→ポート1
→冷媒流路28→ポート3→室内熱交換器52→ポート
4→冷媒流路29→ポート7→レシーバー55→膨張弁
56→ポート8→冷媒流路30→ポート9→室外熱交換
器54→ポート13→冷媒流路31→ポート2→コンプ
レッサ51の順となる。
【0037】従って、冷媒流路28、29には、高圧冷
媒が流れ、冷媒流路30、31には低圧冷媒が流れるこ
とになる。そして、第4圧力室21は、連通路108に
て冷媒流路31と連通しているので、低圧となる。 除湿暖房運転モード(図10参照) 除湿暖房運転モードでは、図7に示す電磁弁104〜1
06をオン(開弁状態)とする。これにより、第1、3
圧力室19、20は低圧、第4圧力室21は高圧となる
ように制御する。
【0038】これにより、第1、2のスプール15、1
6は、上記暖房運転モードと同様な位置となり、第3の
スプール17は、図9に示すように第2圧力室22と第
4圧力室21との圧力差により、スプリング27を押し
つぶしてハウジング102内の最も右側に位置する。こ
の結果、図10に示すように冷媒流路28にてポート1
とポート3とが連通し、冷媒流路29にてポート4とポ
ート7とが連通し、冷媒流路30にてポート8とポート
9とが連通し、冷媒流路33にてポート12とポート5
とが連通する。さらに第3のスプール17にてポート6
とポート2とが連通する。また、冷媒流路32には冷媒
は流れない。
【0039】従って、除湿暖房運転モードにおける冷媒
の流れ方は、図1に示すようにコンプレッサ51→ポー
ト1→冷媒流路28→ポート3→室内熱交換器52→ポ
ート4→冷媒流路29→ポート7→レシーバー55→膨
張弁56→ポート8→冷媒流路30→ポート9→室外熱
交換器54→ポート12→冷媒流路33→ポート5→室
内熱交換器53→ポート6→冷媒流路31→ポート2→
コンプレッサ51の順となる。
【0040】従って、冷媒流路28、29には、高圧冷
媒が流れ、冷媒流路30、31、33には低圧冷媒が流
れることになる。 除湿(除霜)運転モード(図11参照) 除湿(除霜)運転モードでは、図7に示す電磁弁104
をオン(開弁状態)、電磁弁105、106をオフ(閉
弁状態)とする。これにより、第1、4圧力室19、2
1は低圧、第3圧力室20は高圧となるように制御す
る。
【0041】これにより、第1のスプール15は、上記
除湿暖房モードと同様な位置となり、第2のスプール1
7は、図11に示すように第3圧力室20が高圧、第4
圧力室21が低圧となるので、この圧力差により、第3
のスプール17を図中右側に押しつけて、スプリング2
7を押しつぶす。この結果、第2、第3のスプール1
6、17は、ハウジング102内の右側に位置する。
【0042】この結果、図11に示すように冷媒流路2
8にてポート1とポート3とが連通し、冷媒流路29に
てポート9とポート7とが連通し、冷媒流路30にてポ
ート8とポート5とが連通し、冷媒流路32にてポート
4とポート11とが連通する。また、冷媒流路31に
て、ポート6とポート2とが連通する。また、冷媒流路
33には冷媒は流れない。
【0043】従って、除湿/除霜運転モードにおける冷
媒の流れ方は、図1に示すようにコンプレッサ51→ポ
ート1→冷媒流路28→ポート3→室内熱交換器52→
ポート4→冷媒流路32→ポート11→室外熱交換器5
4→ポート9→冷媒流路29→ポート7→レシーバー5
5→膨張弁56→ポート8→冷媒流路30→ポート5→
室内熱交換器53→ポート6→冷媒流路31→ポート2
→コンプレッサ51の順となる。従って、冷媒流路2
8、29、32には、高圧冷媒が流れ、冷媒流路30、
31には低圧冷媒が流れることになる。
【0044】冷房運転モード(図12参照) 冷房運転モードでは、図7に示す電磁弁105をオン
(開弁状態)、電磁弁104、106をオフ(閉弁状
態)とする。これにより、第1圧力室19が高圧、第
3、第4圧力室20、21が低圧となるように制御す
る。なお、第1圧力室19が高圧となる理由は後述す
る。
【0045】これにより、第2、3のスプール16、1
7は、上記除湿/除霜運転モードと同様な位置となり、
第1のスプール15は、図12に示すように第1圧力室
19が高圧、第3圧力室20が低圧となるので、この圧
力差により、第1のスプール15を図中右側に移動す
る。この結果、図11に示すように冷媒流路28にてポ
ート1とポート10とが連通し、冷媒流路29にてポー
ト9とポート7とが連通し、冷媒流路30にてポート8
とポート5とが連通し、冷媒流路32にてポート4とポ
ート11とが連通する。また、冷媒流路31にて、ポー
ト6とポート2とが連通する。また、冷媒流路33には
冷媒は流れない。
【0046】従って、冷房運転モードにおける冷媒の流
れ方は、図1に示すようにコンプレッサ51→ポート1
→冷媒流路28→ポート10→室外熱交換器54→ポー
ト9→冷媒流路29→ポート7→レシーバー55→膨張
弁56→ポート8→冷媒流路30→ポート5→室内熱交
換器53→ポート6→冷媒流路31→ポート2→コンプ
レッサ51の順となる。
【0047】従って、冷媒流路28、29には、高圧冷
媒が流れ、冷媒流路30、31には低圧冷媒が流れるこ
とになる。これにより、図5に示すように第1圧力室1
9は、連通路107によって冷媒流路28と連通してい
るので、高圧となるのである。以上、説明したように本
実施形態では、多方切換弁100にて暖房運転、除湿暖
房運転、除湿/除霜運転、冷房運転モードという4つの
空調モードを切り換えることができ、この4つのモード
を達成するために冷媒流れ方向を切り換える切換弁を、
最も少ない1つにて実施することができる。なお、上記
4つの運転モードは、図示しない空調操作パネルにて手
動にて切り換えるようにしても良いし、空調空間を自動
的に設定温度に維持するタイプのものでは、空調環境因
子に基づいて自動的に切り換えるようにしても良い。
【0048】また、本実施形態では、上述した4つのモ
ードにおいて、室内熱交換器52は冷媒を凝縮させる凝
縮器(コンデンサ)として用い、室内熱交換器53は冷
媒を蒸発気化させる蒸発器(エバポレータ)として用い
た。つまり、室内熱交換器52、53は、モードの切換
によって例えば蒸発器から凝縮器となることが無い。こ
の結果、例えば室内熱交換器52が蒸発器である場合、
室内熱交換器52からは凝縮水が発生しており、この後
室内熱交換器52が凝縮器となると、この凝縮水が再蒸
発し、車室内に高湿な空気を送風してしまうという問題
がある。
【0049】しかしながら、本実施形態では、このよう
な再蒸発を引き起こすことが無く、車室内に高湿な空気
を送風してしまうことを防止できる。 (他の例)上記実施形態では、ヒートポンプ式冷凍サイ
クルとしてレシーバーサイクルを適用したが、本発明は
上記多方切換弁100の構造を変えずに、図13に示す
ようなアキュムレータサイクルにでも適用できる。な
お、図中60はアキュムレータである。
【0050】また、本発明は、上記多方切換弁100の
構造を変えずに、図14に示すように冷媒を2段階に圧
縮する2段圧縮サイクルや、冷媒を2段階に分けて膨張
する2段膨張サイクルにも適用できる。また、本発明
は、電気自動車用空調装置に限定されるものでもなく、
家庭用等の空調装置に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるヒートポンプ式冷凍
サイクルの全体構成図である。
【図2】上記実施形態における空調装置400の構成図
である。
【図3】(a)は、図1中上方から下方に向けて見た上
面図、(b)は、図2(a)を図中下方から上方向けて
みた下面図、(c)は、図1中下方から上方に向けてみ
た下面図である。
【図4】図3(b)中右側から左側に向けてみた側面図
である。
【図5】図3(b)中A−A断面図を示す図である。
【図6】図4中B─B断面図である。
【図7】上記実施形態における駆動制御装置300の構
成図である。
【図8】上記駆動制御機構300の一構成部である電磁
弁104〜106の開弁状態と、第1〜第4圧力室19
〜22の圧力との関係を表す表図である。
【図9】上記実施形態における暖房運転モードにおける
各ポートの連通状態を示す図である。
【図10】上記実施形態における除湿暖房運転モードに
おける各ポートの連通状態を示す図である。
【図11】上記実施形態における除湿/除霜運転モード
における各ポートの連通状態を示す図である。
【図12】上記実施形態における冷房運転モードにおけ
る各ポートの連通状態を示す図である。
【図13】本発明の他の例を示す図である。
【図14】本発明の他の例を示す図である。
【符号の説明】
15…第1のスプール、16…第2のスプール13 17…第3のスプール、19…第1圧力室、20…第3
圧力室 21…第4圧力室、22…第2圧力室、51…コンプレ
ッサ 52、53…室内熱交換器、54…室外熱交換器、10
0…多方切換弁 102…ハウジング、300…駆動制御機構
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 隆久 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒圧縮機(51)、2つの室内熱交換
    器(52、53)、および室外熱交換器(54)を有す
    るヒートポンプ式冷凍サイクル用多方切換弁(100)
    であって、 冷媒流路をなすハウジング(100、102a)と、 このハウジング(100、102a)内に直列に配置さ
    れ、前記ハウジング(100、102a)内を摺動可能
    に設けれた第1〜第3のスプール(15、16、17)
    と、 前記第1〜第3のスプール(15、16、17)の摺動
    方向における前記ハウジング(102、102a)の両
    端部に設けられ、前記第1〜第3のスプール(15〜1
    7)に圧力を作用させる第1、第2圧力室(19、2
    2)と、 前記ハウジング(102、102a)内で、前記第1の
    スプール(15)と前記第2のスプール(16)との間
    に設けられ、前記第1〜第3のスプール(15〜17)
    に圧力を作用させる第3圧力室(20)と、 前記ハウジング(102、102a)内で、前記第2の
    スプール(16)と前記第3のスプール(17)との間
    に設けられ、前記第1〜第3のスプール(15〜17)
    に圧力を作用させる第4圧力室(21)と、 前記第1〜第4圧力室(19、22、20、21)の圧
    力を調整制御することで、前記第1〜第3のスプール
    (15〜17)を前記ハウジング(102、102a)
    内で駆動制御する駆動制御機構(300)とを有し、 前記駆動制御機構(300)にて、前記第1〜第4圧力
    室(19、22、20、21)の圧力を制御すること
    で、前記室外熱交換器(54)にて冷媒を蒸発させると
    ともに、前記室内熱交換器(52、53)のうち一方
    (52)にて冷媒を凝縮させるように前記第1〜第3の
    スプール(15〜17)を制御する暖房運転モードと、 前記駆動制御機構(300)にて、前記第1〜第4圧力
    室(19、22、20、21)の圧力を制御すること
    で、前記室内熱交換器の一方(52)にて冷媒を凝縮
    し、他方(53)にて冷媒を蒸発させるとともに、前記
    室内熱交換器(54)にて冷媒を蒸発させるように前記
    第1〜第3のスプール(15〜17)を制御する除湿暖
    房モードと、 前記駆動制御機構(300)にて、前記第1〜第4圧力
    室(19、22、20、21)の圧力を制御すること
    で、前記室内熱交換器の一方(52)にて冷媒を凝縮
    し、他方(53)にて冷媒を蒸発させるとともに、前記
    室外熱交換器(54)にて冷媒を凝縮させるように前記
    第1〜第3のスプール(15〜17)を制御する除湿除
    霜運転モードと、 前記駆動制御機構(300)にて、第1〜第4圧力室
    (19、22、20、21の圧力を制御することで、前
    記室外熱交換器(54)にて冷媒を凝縮させるととも
    に、前記室内熱交換器のうち一方(53)にて冷媒を蒸
    発させるように前記第1〜第3のスプール(15〜1
    7)を制御する冷房運転モードと、 が切換可能となっていることを特徴とするヒートポンプ
    式冷凍サイクル用多方切換弁。
  2. 【請求項2】 前記ハウジング(102、102a)内
    には、前記第1〜第3スプール(15〜17)を所定位
    置まで押圧するスプリング(27)が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式冷凍サイ
    クル用多方切換弁。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング(102、102a)内
    で、前記第1〜第3のスプール(15〜17)が摺動す
    る摺動空間は円柱状に形成されており、前記ハウジング
    (102、102a)には、前記摺動空間内での前記第
    1〜第3のスプール(15〜17)の回転を防止する回
    転防止部材(34)が設けられているとを特徴とする請
    求項1または2記載のヒートポンプ式冷凍サイクル用多
    方切換弁。
  4. 【請求項4】 前記ハウジング(102、102a)内
    には、複数の冷媒流路(28〜33)が形成されてお
    り、前記第1〜第3のスプール(15〜17)には、前
    記複数の冷媒流路(28〜33)間をシールするシール
    部材(50)が設けられていることを特徴とする請求項
    1ないし3いずれか1つに記載のヒートポンプ式冷凍サ
    イクル用多方切換弁。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし請求項4いずれか1
    つに記載のヒートポンプ式冷凍サイクル用多方切換弁を
    備えたヒートポンプ式冷凍サイクル装置。
JP8278427A 1996-10-21 1996-10-21 ヒートポンプ式冷凍サイクル用多方切換弁 Withdrawn JPH10122396A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100473711B1 (ko) * 2002-03-14 2005-03-09 진금수 히트 펌프식 냉동 사이클용 밸브장치
KR20130088056A (ko) * 2012-01-30 2013-08-07 시케이디 가부시키가이샤 스풀 밸브

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KR100473711B1 (ko) * 2002-03-14 2005-03-09 진금수 히트 펌프식 냉동 사이클용 밸브장치
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