JPH10121965A - エンジン冷却液交換装置 - Google Patents

エンジン冷却液交換装置

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JPH10121965A
JPH10121965A JP29724496A JP29724496A JPH10121965A JP H10121965 A JPH10121965 A JP H10121965A JP 29724496 A JP29724496 A JP 29724496A JP 29724496 A JP29724496 A JP 29724496A JP H10121965 A JPH10121965 A JP H10121965A
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JP
Japan
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engine coolant
engine
thermostat
liquid
inlet
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JP29724496A
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English (en)
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Yasumasa Akazawa
廉正 赤澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジン冷却液系のサーモスタットを強制的に
開弁させる負圧もしくは正圧または双方の圧力付勢手段
を設け、この圧力を利用して排液を抜取ると共に新液を
供給することで、エンジンを駆動することなく冷却液の
交換を行なうことができて、エンジン側のエネルギ消
費、燃料消費がなく、またエンジン音の発生や排気ガス
放出がない状態で円滑に冷却液の交換ができ、しかもエ
ンジン冷却液が低温であっても交換ができるエンジン冷
却液交換装置の提供を目的とする。 【解決手段】エンジンの非駆動状態を維持してエンジン
冷却液A,Bを交換するエンジン冷却液交換装値であっ
て、エンジン冷却液系1のサーモスタット11を強制的
に開弁させる負圧もしくは正圧または双方の圧力付勢手
段24,25を設け、上記圧力を利用して、排液Bを抜
取ると共に新液Aを供給することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ラジエータを含
むエンジン冷却液系路内のLLC(ロング・ライフ・ク
ーラント)などのエンジン冷却液を交換するようなエン
ジン冷却液交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン冷却液を交換するにはラ
ジエータのアッパタンクにおけるインレットポートに新
液供給ホースを接続する一方、このインレットポートか
ら取外したインレットホースに排液抜取りホースを接続
し、エンジンを駆動してウォータポンプを回わし、エン
ジン冷却液を所定温度(一般的に70〜83℃程度)に
昇温させて、サーモスタットを開いて、ウォータホンプ
の駆動力により上述の排液抜取りホースから排液を抜取
ると共に、上述の新液供給ホースから新液を供給する装
置がある。このような装置では、エンジンを駆動して、
サーモスタットの全開温度まで冷却液温を上昇させる必
要があり、エンジン側のエネルギ消費、燃料消費が不可
欠なうえ、エンジン回転によりエンジン音の発生および
排気ガスが放出される問題点がある。加えて、一旦サー
モスタットが開いてもラジエータ側の低温の冷却液がサ
ーモスタットに至ると、このサーモスタットは閉弁する
ので、エンジン駆動により冷却液がサーモ開弁温度に上
昇するまで待つ必要がるので、抜取り作業に時間がかか
り、円滑な冷却液交換が阻害される問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、エンジン冷却液系のサーモスタットを強制
的に開弁させる負圧もしくは正圧または双方の圧力付勢
手段を設け、この圧力を利用して排液を抜取ると共に新
液を供給することで、エンジンを駆動することなく冷却
液の交換を行なうことができて、エンジン側のエネルギ
消費、燃料消費がなく、またエンジン音の発生や排気ガ
ス放出がない状態で円滑に冷却液の交換ができ、しかも
エンジン冷却液が低温であっても交換ができるエンジン
冷却液交換装置の提供を目的とする。
【0004】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、出口制御タイプのサ
ーモスタットを備えたエンジン冷却液系に対して確実に
エンジン冷却液の交換を行なうことができるエンジン冷
却液交換装置の提供を目的とする。
【0005】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、入口制御タイプのサ
ーモスタットを備えたエンジン冷却液系に対して確実に
エンジン冷却液の交換を行なうことができるエンジン冷
却液交換装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、エンジンの非駆動状態を維持してエンジン冷
却液を交換するエンジン冷却液交換装値であって、エン
ジン冷却液系のサーモスタットを強制的に開弁させる負
圧もしくは正圧または双方の圧力付勢手段を設け、上記
圧力を利用して、排液を抜取ると共に新液を供給するエ
ンジン冷却液交換装置であることを特徴とする。
【0007】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、出口制御タイプのサ
ーモスタットを備えたエンジン冷却液系において、ラジ
エータアッパタンクのフィラポートもしくはインレット
ポートから排液を抜取ると共に、上記インレットポート
から取外されたインレットラインから新液を供給するエ
ンジン冷却液交換装置であることを特徴とする。
【0008】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、入口制御タイプのサ
ーモスタットを備えたエンジン冷却液系において、ラジ
エータアッパタンクのインレットポートから取外された
インレットラインから排液を抜取ると共に、ラジエータ
アッパタンクのフィラポートもしくはインレットポート
から新液を供給するエンジン冷却液交換装置であること
を特徴とする。
【0009】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の圧力付勢手段の負圧もしくは正圧また
は双方によりエンジン冷却液系のサーモスタットを強制
的に開弁させるので、この圧力を有効利用して排液を抜
取ると共に新液を供給することができる。このためエン
ジンを駆動することなく冷却液の交換を行なうことがで
きて、エンジン側のエネルギ消費、燃料消費がなく、ま
たエンジン音の発生や排気ガス放出がない状態で円滑に
冷却液の交換ができ、しかもエンジン冷却液が70〜8
3℃未満のような低温(サーモ開弁温度以下)であって
も交換ができる効果がある。
【0010】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、ラジエータア
ッパタンクのフィラポートもしくはインレットポートか
ら排液を抜取ると共に、上述のインレットポートから取
外されたインレットラインから新液を供給するので、圧
力付勢手段の圧力付勢方向と出口制御タイプのサーモス
タットの開弁方向とが一致して、この出口制御タイプの
サーモスタットを備えたエンジン冷却液系に対して確実
にエンジン冷却液の交換を行なうことができる効果があ
る。
【0011】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、ラジエータア
ッパタンクのインレットポートから取外されたインレッ
トラインから排液を抜取ると共に、ラジエータアッパタ
ンクのフィラポートもしくはインレットポートから新液
を供給するので、圧力付勢手段の圧力付勢方向と入口制
御タイプのサーモスタットの開弁方向とが一致して、こ
の入口制御タイプのサーモスタットを備えたエンジン冷
却液系に対して確実にエンジン冷却液の交換を行なうこ
とができる効果がある。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はエンジン冷却液交換装置を示し、まず図
1を参照してエンジン冷却液系1の構成について述べる
と、上端にフィラポート2を有するアッパタンク3、ラ
ジエータコア4、ロアタンク5を備えた放熱手段として
のラジエータ6を設け、このラジエータ6のロアタンク
5と、エンジン側の各種ウオータジャケット7との間を
アウトレットホース等のアウトレットライン8で連通接
続し、上述のウオータジャケット7とラジエータ6のア
ッパタンク3との間をインレットホース等のインレット
ライン9で連通接続(但し、図1においてはインレット
ライン9をインレットポート10から取外した状態で示
している)すると共に、ウオータジャケット7には連通
路を介して空調用ヒータコア(図示せず)を連通接続
し、さらに上述のインレットライン9に出口制御タイプ
のサーモスタット11(サーモスタット弁)を配設し
て、エンジン冷却液系1を構成している。
【0013】なお、図1において12はオイルパン、1
3はシリンダヘッドカバーを示す。ここで、上述のウオ
ータジャケット7は本来、シリンダブロック、シリンダ
ヘッドに対して複雑に形成されているが、図1において
は簡略化して示している。またサーモスタット11は本
来、エンジン冷却液の温度が低いとラジエータ6に至る
水路を止めるためのもので、サーモスタットケース、弁
座、ワックスケース、メイン弁、コイルスプリング等を
有するが図面では簡略的に示している。
【0014】上述のエンジン冷却液系1の冷却液(冷却
水、不凍液、LLCなど)を交換するエンジン冷却液交
換装置は次に示すように構成している。すなわち、この
エンジン冷却液交換液は、図1に示す如く、上部に負圧
作用ポート14を有し、下部に排液Bの入口15を有す
る排液貯溜手段としての透明もしくは半透明の排液タン
ク16と、上部に正圧作用ポート17を有し、下部に新
液Aの出口18を有する新液貯溜手段としての透明もし
くは半透明の新液タンク19と、上述の排液タンク16
の入口15に連続接続された透明もしくは半透明の可撓
性チューブやホースにより構成される排液抜取りライン
20と、この排液抜取りライン20の先端に取付けられ
て排液抜取り部に液密状かつ着脱可能に装着されるコネ
クト手段(着脱手段)として内部に通路を有し、外形が
テーパコーン状に形成されたゴム栓21と、上述の新液
タンク19の出口18に連通接続された透明もしくは半
透明の可撓性チューブやホースにより構成される新液供
給ライン22と、この新液供給ライン22の先端に取付
けられて新液供給部に液密状かつ着脱可能に装着される
コネクト手段(着脱手段)として内部に通路を有し、外
形がテーパコーン状に形成されたゴム栓23と、圧力付
勢手段を構成するエアコンプレッサ24(空気圧縮手
段)および空気エゼクタ25(圧力切換手段)とを備え
ている。
【0015】ここで、上述の各タンク16,19の上端
開口部は蓋部材26,27で気密状かつ着脱可能に閉塞
されている。なお、これら各タンク16,19には必要
に応じて圧力メータおよび安全手段としてのプレッシャ
バルブを設けてもよい。
【0016】また上述の空気エゼクタ25は図2に示す
如くノズル28先端に噴流口29を有するインナパイプ
30と、二次流形成管31および混合流出口部32を有
するアウタパイプ33とを備え、上述の二次流形成管3
1を排液タンク16の負圧作用ポート14に連通させる
一方、インナパイプ30の駆動流入口30aを可撓性ホ
ース等の圧縮空気流路34(図1参照)を介してエアコ
ンプレッサ24の圧縮空気吐出部に連通している。
【0017】而して、エアンコプレッサ24からの高速
流を一次流aとして噴流口29から噴出させると、二次
流bを混合室に吸い込むので、上述の負圧作用ポート1
4にはサーモスタット11を開弁するに充分な200〜
600mm/Hg以上の負圧が作用するものである。
【0018】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下作用を説明する。エンジン冷却液系1内のLL
C系等の冷却液を交換する場合、まず図1に示す如くラ
ジエータ6のアッパタンク3におけるインレットポート
10からインレットライン9を取外し、このインレット
ライン9の開口端に新液タンク19側のゴム栓23を液
密状に取付ける一方、インレットポート10には排液タ
ンク16側のゴム栓21を液密状に取付ける。
【0019】次にエアコンプレッサ24を駆動し、空気
エゼクタ25の二次流形成管31に二次流bを形成する
と、排液タンク16の負圧作用ポート14には負圧が作
用し、この負圧が各要素15,20,21,10,3,
4,5,8,7を介して出口制御タイプのサーモスタッ
ト11に付勢されて該サーモスタット11を強制的に開
弁するので、エンジン冷却液系1内の排液Bは各要素
7,8,5,4,3,10,21,20,15を介して
排液タンク16内に抜き取られ、この排液Bが抜き取ら
れるのに従って新液Aが各要素18,22,23,9お
よび開弁されたサーモスタット11を介してエンジン冷
却液1内に供給され、エンジンを駆動することなく、し
かも冷却液が低温条件下であっても冷却液交換を行なう
ことができる。
【0020】このように、上述の圧力付勢手段(エアコ
ンプレッサ24、空気エゼクタ25参照)の負圧により
エンジン冷却液系1のサーモスタット11を強制的に開
弁させるので、この圧力を有効利用して排液Bを抜取る
と共に新液Aを供給することができる。このためエンジ
ンを駆動することなく冷却液の交換を行なうことができ
て、エンジン側のエネルギ消費、燃料消費がなく、また
エンジン音の発生や排気ガス放出がない状態で円滑に冷
却液の交換ができ、しかもエンジン冷却液が70〜83
℃未満のような低温(サーモ開弁温度以下)であっても
交換ができる効果がある。
【0021】また、ラジエータアッパタンク3のインレ
ットポート10から排液Bを抜取ると共に、上述のイン
レットポート10から取外されたインレットライン9か
ら新液Aを供給するので、圧力付勢手段(エアコンプレ
ッサ24、空気エゼクタ25参照)の圧力付勢方向(負
圧により吸引する方向もしくは正圧により加圧する方
向)と出口制御タイプのサーモスタット11の開弁方向
(サーモスタットのメイン弁がコイルスプリングに抗し
て開弁する方向)とが一致して、この出口制御タイプの
サーモスタット11を備えたエンジン冷却液系1に対し
て確実にエンジン冷却液の交換を行なうことができる効
果がある。
【0022】ここで、上述の排液タンク16側のゴム栓
21をインレットポート10に取付ける手段(図1参
照)に代えて、図3に示すようにフィラキャップ除去後
のフィラポート2にゴム栓21を取付け、インレットポ
ート10を止め栓などのプラグ部材35を閉止しても、
上述同様にエンジン冷却液の交換を完全に行なうことが
できる。
【0023】また図1、図3に仮想線で示すように、前
述の圧縮空気流路34から分岐した加圧空気流路36を
新液タンク19の正圧作用ポート17に接続し、ラジエ
ータ6のインレットポート10(図1参照)もしくはフ
ィラポート2(図3参照)に作用させる非液吸引用負圧
と併せて、新液タンク19の新液A液面乃至インレット
ライン9に対して新液供給用正圧を(加圧力)を作用さ
せると、より一層短時間でエンジン冷却液の交換を行な
うことができる。
【0024】要するに、排液吸引側の負圧(減圧)、新
液供給側の正圧(加圧)の何れか一方または双方によ
り、エンジン冷却液の交換を円滑に行なうことができる
効果がある。また実施例で示したように各タンク16,
19および各ライン20,22を透明もしくは半透明に
構成するとエンジン冷却液交換状況(排液Bと新液Aの
流動挙動)を外方から良好に目視判断することができる
ので、使用上有効である。
【0025】さらに上述のラジエータ6のインレットポ
ート10、フィラポート2、インレットライン9はエン
ジンルーム内の比較的上部に配設されており、ゴム栓2
1,23等の接続作業も容易に行なうことができる。一
方、エンジン冷却液交換後においては一旦取外したイン
レットライン9をインレットポート10に対して元の状
態に連通接続する。上述のようにインレットライン9を
一旦取外すので新液A中へエア混入が懸念されるが、イ
ンレットライン9の元状態への接続後において負圧作用
ポート14に作用する負圧力によりエア抜きを行なうこ
とができる。
【0026】図4、図5は入口制御タイプのサーモスタ
ット37を備えたエンジン冷却液系1を示し、この場合
においても図1乃至図3で示したエンジン冷却液交換装
置で冷却液交換を行なうことができる。但し、この場合
には図4、図5に示す如く排液タンク16側のゴム栓2
1を、インレットポート10から取外されたインレット
ライン9の開口端に液密状に取付けると共に、新液タン
ク19側のゴム栓23をインレットポート10(図4参
照)もしくはフィラポート2(図5参照)に液密状に取
付ける。
【0027】而してエアコンプレッサ24を駆動し、空
気エゼクタ25の二次流形成管31(図2参照)に二次
流bを形成すると、排液タンク16の負圧作用ポート1
4には負圧が作用し、この負圧が各要素15,20,2
1,9,7を介して入口制御タイプのサーモスタット3
7に付勢されて該サーモスタット37を強制的に開弁す
るので、エンジン冷却系1内の排液Bは各要素9,2
1,20,15を介して排液タンク16内に抜き取ら
れ、この排液Bが抜き取られるのに従って新液Aが各要
素18,22,23,3,4,5,8および開弁された
サーモスタット37を介してエンジン冷却液系1内に供
給され、エンジンを駆動することなく、しかも冷却液が
低温条件下であっても冷却液交換を行なうことができ
る。この場合においても図4、図5に仮想線で示す加圧
空気流路36からの正圧を併用してもよく、或は正圧の
みであってもよいことは先の実施例と同様である。
【0028】このように図4、図5で示す実施例におい
ても、上述の圧力付勢手段(エアコンプレッサ24、空
気エゼクタ25参照)の負圧もしくは正圧または双方に
よりエンジン冷却液系1のサーモスタット37を強制的
に開弁させるので、この圧力を有効利用して排液Bを抜
取ると共に新液Aを供給することができる。このためエ
ンジンを駆動することなく冷却液の交換を行なうことが
できて、エンジン側のエネルギ消費、燃料消費がなく、
またエンジン音の発生や排気ガス放出がない状態で円滑
に冷却液の交換ができ、しかもエンジン冷却液が(サー
モ開弁温度以下)であっても交換ができる効果がある。
【0029】また、ラジエータアッパタンク3のインレ
ットポート10から取外されたインレットライン9から
排液Bを抜取ると共に、ラジエータアッパタンク3のフ
ィラポート2もしくはインレットポート10から新液A
を供給するので、圧力付勢手段(エアコンコンプレッサ
24、空気エゼクタ25参照)の圧力付勢方向(負圧に
より吸引する方向もしくは正圧より加圧する方向)と入
口制御タイプのサーモスタット37の開弁方向(サーモ
スタットのメイン弁がコイルスプリングに抗して開弁す
る方向)とが一致して、この入口制御タイプのサーモス
タット37を備えたエンジン冷却液系1に対して確実に
エンジン冷却液の交換を行なうことができる効果があ
る。
【0030】なお、その他の点については先の実施例と
ほぼ同様の作用、効果を奏するので、図4、図5におい
て前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい
説明を省略する。
【0031】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明のサーモスタットは、実施例の出口
制御タイプのサーモスタット11、入口制御タイプのサ
ーモスタット37に対応し、以下同様に、圧力付勢手段
は、エアコンプレッサ24、空気エゼクタ25に対応す
るもこの発明は、上述の実施例の構成のみに限定される
ものではない。例えば上記実施例においてはサーモスタ
ット11,37としてペレット型のものを例示したが、
これはベローズ型のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のエンジン冷却液交換装置を示す系
統図。
【図2】 空気エゼクタの説明図。
【図3】 フィラポートからの排液抜取りを示す系統
図。
【図4】 入口制御タイプのサーモスタットを備えた装
置の冷却液交換時の系統図。
【図5】 フィラポートからの新液配給を示す系統図。
【符号の説明】
A…新液 B…排液 1…エンジン冷却系 2…フィラポート 3…アッパタンク 9…インレットライン 10…インレットポート 11,37…サーモスタット 24…エアコンプレッサ 25…空気エゼクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの非駆動状態を維持してエンジン
    冷却液を交換するエンジン冷却液交換装値であって、エ
    ンジン冷却液系のサーモスタットを強制的に開弁させる
    負圧もしくは正圧または双方の圧力付勢手段を設け、上
    記圧力を利用して、排液を抜取ると共に新液を供給する
    エンジン冷却液交換装置。
  2. 【請求項2】出口制御タイプのサーモスタットを備えた
    エンジン冷却液系において、ラジエータアッパタンクの
    フィラポートもしくはインレットポートから排液を抜取
    ると共に、上記インレットポートから取外されたインレ
    ットラインから新液を供給する請求項1記載のエンジン
    冷却液交換装置。
  3. 【請求項3】入口制御タイプのサーモスタットを備えた
    エンジン冷却液系において、ラジエータアッパタンクの
    インレットポートから取外されたインレットラインから
    排液を抜取ると共に、ラジエータアッパタンクのフィラ
    ポートもしくはインレットポートから新液を供給する請
    求項1記載のエンジン冷却液交換装置。
JP29724496A 1996-10-17 1996-10-17 エンジン冷却液交換装置 Pending JPH10121965A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112049719A (zh) * 2019-06-05 2020-12-08 现代自动车株式会社 具有一体式喷射器的储液箱

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112049719A (zh) * 2019-06-05 2020-12-08 现代自动车株式会社 具有一体式喷射器的储液箱

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