JP2799303B2 - エンジン冷却水交換装置 - Google Patents
エンジン冷却水交換装置Info
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Description
ンジン冷却水系路内のLLC(ロング・ライフ・クーラ
ント)などのエンジン冷却水を交換するようなエンジン
冷却水交換装置に関する。
は、ラジエータドレンコックを開いて冷却水を抜取る必
要があるが、このラジエータドレンコックはエンジンル
ームの下部に位置するため、ドレンコックの操作性が極
めて悪く、車両をジャッキアップする等の煩雑な操作が
要求される問題点があった。一方、エンジン冷却水の交
換を可及的容易に行なう目的で本出願人は既に次に示す
ような構成のラジエータ洗浄タンクを発明した。
の新液)を収容するタンク本体を設け、上記タンク本体
の上端に注液口を、下部に開閉弁を、下端にラジエータ
アッパタンク上部のフィラポートに着脱可能に取付ける
嵌合キャップをそれぞれ備えると共に、下端を上記開閉
弁近傍に開口し、上端を上記タンク本体上部に開口し、
エアベントパイプを設けたラジエータ洗浄タンクであ
る。
ジエータのロアタンク下部またはロアタンク側部に位置
するドレンポートのドレンコックを開いて、ラジエータ
内の液抜きを行なった後に、ドレンコックを閉塞し、次
にラジエータアッパタンクに設けられたフィラポートの
フィラキャップを取外し、このフィラキャップが除去さ
れたフィラポートにタンク本体下端の嵌合キャップを嵌
着するワンタッチ操作を行ない、次いで上述の開閉弁を
開弁した後に、タンク本体上端の比較的開口面積の広い
注入口から液を注入すると、タンク本体内の液(エンジ
ン冷却水の新液)が自然流下し、この時、ラジエータ内
の空気は上述のエアベントパイプを介してタンク本体の
上部開口から大気に放出されるので、エア抜きを良好に
行ないながら、タンク内の液をラジエータ内に円滑に注
入することができ、ラジエータの洗浄およびエンジン冷
却水の交換を簡単に行なうことができ、斯る洗浄、エン
ジン冷却水の交換の作業性の向上を図ることができると
共に、注液性の大幅な向上を図ることができる効果があ
る反面、次のような問題点があった。
のであるから、液交換に10〜20分程度の長時間を要
し、エンジン冷却水の交換能率が悪い問題点があった。
加えて、ラジエータドレンコックの開閉が必要なため、
上述同様の問題点があった。
載の発明は、ラジエータドレンコックを何等操作する必
要がなく、エンジン冷却水系内を減圧にしてエンジン駆
動による熱で冷却水を低温過熱し所謂人工的にオーバヒ
ート状態を確保して、排液抜取りポンプにて冷却水およ
び気泡を極めて短時間で抜取ることができるうえ、減圧
により内部が負圧に保たれたエンジン冷却水系内に大気
圧状態下の新液を供給することで、圧力差により新液を
極めて短時間で迅速に供給することができ、また少数部
品により装置を構成することができて装置構成の簡略化
とコストダウンとの両立を図ることができ、しかも、排
液抜取りラインの先端に排液回収部を設ける一方、タン
クを新液専用タンクに設定することで、排液および該排
液中に含まれるPb(鉛)、エチレングリコールを排液
回収部に回収して環境保護を図ることができると共に、
タンク内において排液と新液とが混合されることがない
エンジン冷却水交換装置の提供を目的とする。
の発明は、エンジンを駆動しながらエンジン冷却水系路
内のエンジン冷却水を交換するエンジン冷却水交換装置
であって、ラジエータのフィラポートに着脱される着脱
手段と、上記着脱手段に接続された排液抜取りライン
と、上記排液抜取りラインに介設された排液抜取りポン
プと、タンクから新液を上記着脱手段を介してフィラポ
ートに供給する新液供給ラインとを備え、上記排液抜取
りラインの先端に排液回収部を設ける一方、上記タンク
を新液専用タンクに設定したエンジン冷却水交換装置で
あることを特徴とする。
によれば、エンジン冷却水系路内のLLC等の冷却水を
抜取る場合には、まず上述の着脱手段をラジエータのフ
ィラポートに気密状に取付けると共に、エンジンを駆動
する。
いて排液抜取りポンプを駆動して、そのサクション側に
てエンジン冷却水系路内を減圧(例えば500mmHg以上
に減圧)すると、冷却水の沸点が下がるので、このエン
ジン冷却水系路内の冷却水はエンジン熱により低温で加
熱され所謂人工的にオーバヒート状態となって沸き上が
り、発生した気泡により冷却水が加圧されるので、上述
の排液抜取りポンプの駆動により、エンジン冷却水系路
内(ラジエータを含む)の冷却水およびその気泡を、排
液抜取りラインを介して極めて短時間で抜取ることがで
きる効果がある。
供給する場合には、排液抜取りポンプを停止し、タンク
からの新液を新液供給ラインを介して上述の着脱手段に
供給すると、減圧により内部が負圧に保持されたエンジ
ン冷却水系路内に大気圧状態下の新液がラジエータのフ
ィラポートに対して気密状に取付けられた着脱手段を介
して供給されるので、大気圧と負圧との圧力差により新
液を極めて短時間で迅速に供給することができる効果が
ある。
ックを何等操作する必要がなく、また車両をジャッキア
ップする必要もないので、エンジン冷却水交換作業性の
大幅な向上を図ることができる効果がある。また、少数
部品により装置を構成することができるので、装置構成
の簡略化およびコストダウンを図ることができる効果が
ある。
収部を設ける一方、タンクを新液専用タンクに設定した
ので、排液および該排液中に含まれるPb(鉛)、エチ
レングリコールを上述の排液回収部に回収することがで
き、この結果、環境保護を図ることができると共に、上
述のタンク内において排液と新液とが混合されることが
ない。
述する。
ず図1を参照してエンジン冷却水系路1の構成について
述べると、上端にフィラポート2を有するアッパタンク
3、ラジエータコア4、ロアタンク5を備えた放熱手段
としてのラジエータ6を設け、このラジエータ6のロア
タンク5と、エンジン側の各種ウオータジャケット7と
の間をアウトレットホース等のアウトレットライン8で
連通接続し、上述のウオータジャケット7とラジエータ
6のアッパタンク3との間をインレットホース等のイン
レットライン9で連通接続すると共に、ウオータジャケ
ット7には連通路10,11を介して空調用ヒータコア
12を連通接続して、上述のエンジン冷却水系路1を構
成している。
ンジンにあっては上述のインレットライン9にサーモス
タット弁を配設し、エンジン冷却水入口制御タイプのエ
ンジンにあっては上述のアウトレットライン8にサーモ
スタット弁を配設している。また図1において13はオ
イルパン、14はシリンダヘッドカバーを示す。さら
に、上述のウオータジャケット7は本来、シリンダブロ
ック、シリンダヘッドに対して複雑に形成されている
が、図1においては簡略化して示している。上述のエン
ジン冷却水系路1の冷却液(冷却水、不凍液、LLCな
ど)を交換するエンジン冷却水交換装置は次のように構
成している。
ート15a、新液入口15bおよび出入口15cの合計
3つのポートを備え、排液抜取り時に出入口15cとサ
クションポート15aとを連通させる一方、新液供給時
に新液入口15bと出入口15cとを連通させる手動タ
イプもしくは電磁タイプの三方切換弁15と、上述の三
方切換弁15のサクションポート15aに接続された排
液抜取りライン16と、この排液抜取りライン16に介
設された排液抜取りポンプ17と、上述の排液抜取りラ
イン16の先端に設けられた排液回収部としての排液タ
ンク18と、上述の三方切換弁15の新液入口15bに
ゴムホース等の新液供給ライン19を介して連通された
新液専用の供給部としての新液タンク20と、上述の三
方切換弁15の出入口15cにゴムホース等の連通ライ
ン21を介して連通接続され上述のラジエータ6のフィ
ラポート2に着脱自在に取付けられる着脱手段として外
形がテーパコーン状で、内部に連通路をもったゴム栓2
2とを備えている。
ては、駆動歯車と従動歯車とを噛合回転させる歯車ポン
プ、サインカーブ歯車ポンプ、トロコイドポンプ、駆動
ねじと従動ねじとを回転させるポンプ、ベーンポンプ、
回転ピストンポンプ等を任意に選定して用いることがで
きる。
て以下、作用を説明する。エンジン冷却水系路1内のL
LC等の冷却水を抜取る場合には、まず図2に示すよう
に上述のゴム栓22をラジエータ6のフィラポート2に
気密状に取付けると共に、三方切換弁15の出入口15
cとサクションポート15aとを連通させ、かつエンジ
ンの駆動後において排液抜取りポンプ17を駆動する。
なお出口制御タイプのサーモスタット弁を有する場合に
は該弁が開弁する温度(一般的に82〜88℃)以下で
処理し、入口制御タイプのサーモスタット弁を有する場
合には該弁が開弁する温度(一般的に82〜88℃)範
囲で処理するとよい。
いて排液抜取りポンプ17のサクション側にてエンジン
冷却水系路1内を減圧すると、冷却水の沸点が下がるの
で、このエンジン冷却水系路1内の冷却水はエンジン熱
により低温で加熱され所謂人工的にオーバヒート状態と
なって沸き上がり、発生した気泡により冷却水が加圧さ
れるので、エンジン冷却水系路1に作用する負圧によ
り、このエンジン冷却水系路1内のほぼ全量の冷却水お
よびその気泡を図2に矢印で示すように各要素22,2
1,15c,15a,17,16をこの順に介して排液
タンク18内に極めて短時間で抜取ることができ、特
に、冷却水としてLLCを用いる場合には、排液B中に
Pb(鉛)、エチレングリコールを有するので、このP
bおよびエチレングリコールを確実に回収して、環境保
護を図ることができる効果がある。
新液Aを供給する場合には、図3に示すように排液抜取
りポンプ17の駆動を停止すると共に、三方切換弁15
を図2の状態から図3の状態に切換えて、新液入口15
bと出入口15cと連通させる。
に保持されたエンジン冷却水系路1内に大気圧と付勢さ
れた新液Aが図3に矢印で示すように各要素19,15
b,15c,21,22をこの順に介して供給されるの
で、圧力差により新液Aを極めて短時間で迅速に供給す
ることができる効果がある。
クを何等操作する必要がなく、車両をジャッキアップす
る必要もないので、エンジン冷却水交換作業性の大幅な
向上を図ることができる効果がある。
置は主として三方切換弁15、排液抜取りポンプ17、
排液タンク18、新液タンク20、ゴム栓22の少数部
品により装置を構成することができるので、装置構成の
簡略化およびコストダウンを図ることができる効果があ
る。しかも、上述のタンク20を新液専用タンクに設定
したので、このタンク20内において排液Bと新液Aと
が混合されることはない。
において、この発明の着脱手段は、実施例のゴム栓22
に対応し、以下同様に、新液供給ラインは、新液供給ラ
イン19に対応し、排液回収部は、排液タンク18に対
応し、新液専用タンクに設定されたタンクは、図1乃至
図3の新液タンク20に対応するも、この発明は、上述
の実施例の構成のみに限定てされるものではない。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンを駆動しながらエンジン冷却水系
路内のエンジン冷却水を交換するエンジン冷却水交換装
置であって、 ラジエータのフィラポートに着脱される着脱手段と、 上記着脱手段に接続された排液抜取りラインと、 上記排液抜取りラインに介設された排液抜取りポンプ
と、 タンクから新液を上記着脱手段を介してフィラポートに
供給する新液供給ラインとを備え、 上記排液抜取りラインの先端に排液回収部を設ける一
方、 上記タンクを新液専用タンクに設定した エンジン冷却水
交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184638A JP2799303B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | エンジン冷却水交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7184638A JP2799303B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | エンジン冷却水交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0913969A JPH0913969A (ja) | 1997-01-14 |
JP2799303B2 true JP2799303B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=16156740
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7184638A Expired - Lifetime JP2799303B2 (ja) | 1995-06-27 | 1995-06-27 | エンジン冷却水交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799303B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10012133B1 (en) * | 2017-02-13 | 2018-07-03 | Ford Global Technologies, Llc | Method and system for maintaining an engine coolant level |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2648097C3 (de) * | 1976-10-23 | 1984-09-06 | Sihi Gmbh & Co Kg, 2210 Itzehoe | Vorrichtung zum Füllen und Dichtigkeitsprüfen von Flüssigkeitskreisläufen |
-
1995
- 1995-06-27 JP JP7184638A patent/JP2799303B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0913969A (ja) | 1997-01-14 |
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