JPH10121498A - 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁 - Google Patents

石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁

Info

Publication number
JPH10121498A
JPH10121498A JP28193196A JP28193196A JPH10121498A JP H10121498 A JPH10121498 A JP H10121498A JP 28193196 A JP28193196 A JP 28193196A JP 28193196 A JP28193196 A JP 28193196A JP H10121498 A JPH10121498 A JP H10121498A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
retaining wall
masonry
groove
scaffold plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28193196A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Yamauchi
重一 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO
NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO
NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO, NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO KK filed Critical NIPPON SHINSHIYUKU SOCHI KOGYO
Priority to JP28193196A priority Critical patent/JPH10121498A/ja
Publication of JPH10121498A publication Critical patent/JPH10121498A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retaining Walls (AREA)
  • Revetment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ブロック積護岸を水生昆虫等の繁殖を阻害しな
いものにする。 【解決手段】面が長方形の石積工用ブロック16に、水
生昆虫等が該ブロック壁を登り降りするための滑り止め
を有する足場プレート22を張る。また、ブロック16
及び足場プレート22に昆虫等が休息又は避難をするた
めの穴27を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石積工用ブロッ
ク、石積工護岸及び道路の擁壁に関する。
【0002】
【従来の技術】土木工事に用いられる石積工は、主とし
て土留壁であるが、河川等の護岸にも用いられている。
石積工に用いられる石材として間知石や角石等があり、
近年はこれらにコンクリートのプレキャストブロックも
用いられている。そのような石積工用ブロックとして、
面が長方形になった長方形ブロックが知られている。こ
の長方形ブロックは谷積や布積に利用されている。谷積
にされる間知ブロックには、その面の中央部や控えの部
分に凹部を設けたものがあるが、これは主として軽量化
をねらいとするものであり、また、デザイン的な意味も
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の長方形
ブロックを石積工によって護岸に用いた場合、水生昆虫
等はこの護岸壁を登って堤防上の草むらに行くことが難
しくなる。これは、石積工の場合は護岸壁の角度が急に
なり、しかもコンクリートブロックの場合はその面の凹
凸が小さいため、虫が護岸壁を登るための足掛かりが得
られないためである。
【0004】護岸の主たる目的は、洪水時に堤防が崩壊
することを防止し、人命を守ることにあるが、人は自然
の中で虫その他の動物及び植物と共生することが本来の
在り方であると言われている。従って、護岸にあって
も、人命だけを考えるのではなく、水生昆虫その他の小
動物のことを考慮したものにすることが望まれる。
【0005】例えば、カゲロウ類、カワゲラ類、トビケ
ラ類、トンボ類、ヘビトンボなどはいずれも卵性であ
り、成虫は飛翔しながら水中や水面の突起物に産卵した
り、水に潜って卵を生みつけたりする。孵化した幼虫は
いずれも水中で幼虫期を過ごす。また、ホタル類やゲン
ゴロウ類は岸辺の苔や植物に卵塊を産みつける。幼虫は
水中生活の後、川岸に這い上がり、川岸の土中に蛹室を
作って蛹化する。
【0006】従って、これらの虫が護岸壁を登ることが
できなければ、そのような護岸が施工された河川では、
たとえ水がきれいでそこに幼虫の餌になる植物や貝類等
があり、堤防上が蛹化に適した環境であっても、昆虫類
の繁殖は望めない。また、そのような昆虫を餌にする魚
類もそこでは生息することができず、ひいては、人と昆
虫類や魚類との共生が図れないことになり、自然環境が
破壊されていく結果となる。
【0007】そこで、本発明は、水辺を多様な生物の生
息空間の核として位置付け、できるだけ自然に近い川づ
くり、言わば多自然型川づくりを目指すものであり、す
なわち、自然の川の姿を手本とし、治水上の安全性を確
保したうえで、自然豊かな水辺の創造を図ろうとするも
のである。
【0008】また、上記護岸に限らず、道路に面した擁
壁(土留め壁)においても、その緑化を行なうことが人
と自然との共生を図るうえで有意義である。すなわち、
ブロック擁壁の場合は、その擁壁面がコンクリートによ
って形成されているため、植生が難しく昆虫類の繁殖に
は適さない。擁壁の下端に沿って植生を行ない昆虫類の
生育環境を整えても、擁壁面が直射日光によって熱くな
っていたり、昆虫の足掛かりになるものがなければ、昆
虫類が擁壁を登り降りできない。これでは、昆虫類の繁
殖は望めない。従って、道路のブロック擁壁において
も、昆虫その他の小動物が繁殖する環境を整えることが
望まれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような多
自然型川づくりの理念に基づき、長方形ブロックを用い
石積工によって護岸を施工する場合において、その護岸
壁を昆虫類等がよじ登ることができるように工夫したも
のであり、また、道路のブロック擁壁に関しても、昆虫
類等の繁殖に適した環境を提供することができるように
したものである。
【0010】すなわち、この出願の発明は、面が長方形
の石積工用ブロックに関し、その長方形の面に所定の溝
を形成し、該溝に、水生昆虫等が石積されたブロック壁
を登り降りするための滑り止めを有する足場プレートを
張ることができるようにしている。その溝は、石積され
た上下のブロックの当該溝同士が連続するように、上記
面の短辺と長辺とを結ぶように又は向合う長辺同士もし
くは短辺同士を結ぶように延びていることを特徴とす
る。
【0011】従って、このようなブロックを用い谷積又
は布積によって護岸を形成して、それらの溝が上下のブ
ロックで連続するようにし、これらの溝に上記足場プレ
ートを張れば、昆虫類は足場プレートを伝って当該ブロ
ック積護岸壁を登り降りすることができる。
【0012】足場プレートは、プラスチック、ゴム、ア
ルミニウムなど耐候性の高い材料で形成することが好適
であり、木材であってもよい。プラスチックプレートや
ゴムプレートの場合は、昆虫の足掛かりとなる滑り止め
を表面に付与するために、多数の微小凹凸、例えば微小
穴又は突起を設けるようにすればよい。木材その他の表
面が滑り止め効果を有する材質の場合は、上述の微小凹
凸を形成する必要はない。
【0013】上記溝の幅は、昆虫類の移動を円滑に行な
わしめる観点から10〜100mm程度に、好ましくは
20〜50mm程度にすることができる。この溝の深さ
は、3〜10mm程度が好適であり、あるいは50mm
程度まで、あるいはそれ以上に深くすることもできる。
【0014】深さ3〜10mmは足場プレートの厚みを
考慮したものである。すなわち、足場プレートが滑り止
めのために多数の微小穴を設けたものである場合、その
穴が貫通孔であっても深さとして3mm程度を確保する
方が足場の形成に有利である。よって、足場プレートの
厚みとして3mm程度が必要になり、これを溝に嵌める
場合にはその溝を足場プレートの厚みに匹敵する深さと
して、足場プレートとブロックの面とを面一にする方が
良い。面一になると、溝の縁が欠けることを足場プレー
トによって防止するうえで有利になり、また、足場プレ
ート自体が流水によって摩滅したり、あるいは脱落した
りすることを防止するうえでも有利になるからである。
【0015】もちろん、足場プレートとブロックの面と
は必ずしも面一にすることを要さず、足場プレートがブ
ロックの面より低くなってもよい。
【0016】上記溝を50mmまで、あるいはそれ以上
に深くしたときは、足場プレートを溝の内面に張り、昆
虫類が溝の中を移動するようにすることができる。
【0017】この出願の他の発明は、上述の如き石積工
用ブロックに関し、上記溝を、一方の短辺における中央
部位と、長辺における他方の短辺から短辺長さの1/2
離れた部位とを結ぶようにブロックの面を横切って延ば
していることを特徴とする。
【0018】谷積の場合は、上側のブロックに加わる荷
重を下側の2つのブロックに効率よく分散させることが
でき、強固な護岸を作るうえで有利である。このような
谷積においては、上下のブロックは互いの短辺と長辺と
が相接することになるが、当該ブロックでは溝が上記の
ように構成されているため、この上下のブロックの溝を
連続させたものにすることができるようになる。また、
布積においても当該ブロツクによれば、上下のブロック
の溝を連続させることができるようになる。
【0019】この出願のさらに他の発明は、上述の如き
石積工用のブロックに関するものであり、上記溝を、一
方の短辺における中央部位と他方の短辺における中央部
位とを結んで上記面の長手方向に延びる長手溝と、該長
手溝から枝分かれして一方の長辺における上記一方の短
辺から短辺長さの1/2離れた部位に延びる枝溝と、該
長手溝から枝分かれして他方の長辺における上記他方の
短辺から短辺長さの1/2離れた部位に延びる枝溝とに
よって構成していることを特徴とする(図8参照)。
【0020】このように構成した場合、谷積でっても布
積であっても、一つのブロックの溝を、その上側にある
左右2つのブロックの各溝に、又は下側にある左右2つ
のブロックの各溝に連続させることができるようにな
る。従って、このようなブロックの溝に足場プレートを
嵌めて固定すると、ブロック積護岸壁に昆虫類の足場を
網目状に形成することができるようになり、昆虫類の登
り降りの便が図れる。
【0021】この出願のさらに他の発明は、上述の如き
石積工用ブロックの上記溝の途中に穴が開口しているこ
とを特徴とする。
【0022】上記穴は、昆虫が上記溝の足場プレートを
伝ってブロック積護岸壁を登り降りする途中の休息場所
になり、又は他の昆虫と出会ったときの難を逃れる場所
になる。また、この穴に小石や土を詰めておけば、植物
が自生するし、枝葉のある草木を積極的に植生すること
もできる。よって、このような草木によってブロック積
護岸壁の足場プレート部分に陰を作ってそこが日光によ
って熱せられることを避け、昆虫類の登り降りを容易な
らしめることができるとともに、この草木が昆虫類の羽
化の場所にもなる。
【0023】また、上記穴が水中にある場合には、小魚
の逃げ場所やすみかになり、該穴から植物が生えている
場合には、川の流れにその植物の背部でよどみができる
ため小魚等の生息場所となり、洪水時においては上記よ
どみによって小魚は流されてしまうことを免れる。
【0024】上記穴の開口径は昆虫の休息や植生を考慮
した場合、30〜70mm程度とすることが好適であ
り、深さは当該ブロックの控え長の1/7〜1/2程度
とすることができる。穴の断面形状は円形であっても角
形であってもよい。
【0025】この出願のさらに他の発明は、上述の如く
石積工用ブロックに穴を形成する場合において、該穴に
その開口縁を補強する補強パイプを嵌めていることを特
徴とする。
【0026】コンクリートブロックの場合は一般に角欠
けを生じ易いが、当該発明の場合は補強パイプによって
穴の開口縁が欠けることを防止することができ、また、
穴を形成したことによってブロック自体の強度が低下す
ることを防止することもできる。
【0027】この出願のさらに他の発明は、同じく石積
工用ブロックに穴を形成する場合において、該穴を囲む
ように補強鉄筋を埋設していることを特徴とする。
【0028】この発明の場合も、補強鉄筋によって上記
穴を補強し、ブロック自体の強度が低下することを防止
することができる。
【0029】この出願のさらに他の発明は、上述の如き
石積工用ブロックの溝に足場プレートが張られているこ
とを特徴とする。
【0030】このようなブロックであれば、施工現場に
おいて足場プレートを張る手間を省くことができる。
【0031】この出願のさらに他の発明は、ブロックが
石積された石積工護岸に関するものであり、護岸を構成
する一部のブロックの面に、水生昆虫等が護岸を登り降
りするための滑り止めを有する足場プレートが、該護岸
の下部より天端まで続くように張られていることを特徴
とする。
【0032】従って、昆虫類は上記足場プレートを伝っ
て水中から護岸の上に登ることができる。
【0033】この出願のさらに他の発明は、上述の如き
石積工護岸をブロックの谷積によって形成するようにし
たものにおいて、上記足場プレートが張られるブロック
として、先に説明した石積工用ブロックを用いる点に特
徴があり、しかも、長方形の面が右上がりに設けられる
ブロックと左上がりに設けられるブロックとについて
は、各々の面の溝を互いに面対称の関係に形成し、互い
の短辺と長辺とで上下に相接するブロックの溝同士を、
一方のブロックの短辺に延びた部分と他方のブロックの
長辺に延びた部分とを会合させることによって、上下に
連なったものにしていることを特徴とする。
【0034】この出願のさらに他の発明は、ブロックに
よって擁壁が形成され、該擁壁に網が張られている道路
の擁壁に関するものであり、この擁壁を構成する複数の
ブロックの各面に穴が開口し該穴に支柱が差し込まれて
おり、上記網がこれらの支柱に支持されて該網と擁壁の
面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
【0035】このようなブロック擁壁であれば、上記網
に蔦等のつる性植物をはわせることができ、該擁壁の緑
化に有利になる。そして、この緑化によって擁壁面に陰
ができるため、直射日光によって表面温度が上昇するこ
とが防止され、昆虫類は網と擁壁面との隙間を移動する
ことが容易になる。
【0036】網としては、魚網のような天然繊維あるい
は合成繊維によって作られたもの、金網など種々のもの
を適用することができる。
【0037】この出願のさらに他の発明は、上述の如き
道路の擁壁において、この擁壁を構成するブロックの面
に、昆虫等が擁壁を登り降りするための滑り止めを有す
る足場プレートが、該擁壁の下部より天端まで続くよう
に張られていることを特徴とする。
【0038】従って、擁壁の傾斜が急であっても、昆虫
等は足場プレートを利用して該擁壁を容易に登り降りす
ることができる。
【0039】この出願のさらに他の発明は、擁壁を構成
するブロックの面に、昆虫等が擁壁を登り降りするため
の滑り止めを有する足場プレートが、該擁壁の下部より
天端まで続くように張られているブロック擁壁であっ
て、色が異なる複数種類の足場プレートが組み合わされ
て擁壁に図形又は文字が描かれていることを特徴とす
る。
【0040】当該発明の場合は、色が異なる複数種類の
足場プレートを組み合わせるようにしたから、護岸のた
めの擁壁や道路の擁壁に図形や文字を描くことができる
ものである。そして、このように擁壁に図形又は文字
(図形と文字との組み合わせを排除するものではない)
が描かれているから、昆虫等の繁殖を促しながら、景観
の向上を図ることが可能になる。従来は現場において絵
の具ないしは塗料を用いてブロック擁壁に図形や文字が
描かれているが、当該発明の場合は、現場での着色は不
要であり、特に、足場プレートをプラスチック等で成形
する際に、その原料に顔料を混ぜておいて足場プレート
自体が材質として色付きのものにすれば、あるいは足場
プレートに焼付け塗装によって着色するようにすれば、
色落ちを防ぐうえで有利になる。
【0041】
【発明の実施の形態】図1に示す河川において、1は堤
防敷であり、その低水護岸2が間知ブロックの谷積によ
って形成されている。3は低水護岸2に描かれた文字、
Wは水面である。低水護岸2の文字3については後述す
る。図2に示す低水護岸2において、5は基礎材、6は
基礎コンクリート、7はコンクリートのプレキャストに
よる間知ブロック、8は天端コンクリートである。間知
ブロック7の背部には裏込め材11、裏込めコンクリー
ト12及び胴込めコンクリート13が打設されている。
なお、このような護岸構造その他の例は本発明を説明す
るためのものであり、本発明を限定するものと解釈して
はならない。
【0042】図3に示すように、上記間知ブロック7
は、根石15、積石(並石)16、側石17、隅石18
及び天端石19の各ブロックよりなる。20は目地であ
る。この例では一部の根石ブロック15、一部の積石ブ
ロック16及び一部の天端石ブロック19の各面、並び
に天端コンクリート8の一部に、昆虫のための足場プレ
ート21〜24を張り、これらの足場プレート21〜2
4が護岸壁の下端から上端(天端)まで連続したものに
なるようにしている。
【0043】足場プレート22は、厚さ3mm程度のプ
ラスチック製のプレートであって、図4に示すように、
昆虫が護岸壁を登り降りするための滑り止め(足掛か
り)を形成するために、多数の微小穴(この例では貫通
孔)22bが開口している。この微小穴22bの径は3
〜5mmであり、相隣る微小穴22b,22bの間隔は
3〜10mmである。この足場プレート22は積石ブロ
ック16に対してコンクリート釘33で打ち付けられて
いる。他の足場プレート21,23,24も上記足場プ
レート22と同様の構成である。
【0044】図5は上記足場プレート22(又は21,
23,24)の滑り止めの他の例を示すものである。す
なわち、この例では、多数の突起31を設けることによ
って昆虫に足掛かりを与えるようにしている。図6は足
場プレート22の滑り止めのさらに他の例を示す。すな
わち、この例では、足場プレート22の表面に多数の溝
30を一定間隔で平行に形成したものである。溝30の
断面形状は鋸歯(三角波)状に形成され、護岸に張った
ときに溝30の一方の斜面が略水平になるようにしてい
る。溝30の幅は3〜5mm、溝間隔は3〜10mmで
ある。この図6の足場プレート22の場合は、溝30が
平行に形成されているから、プラスチック材の押出し成
形によって溝30を有するプレートを形成し、これを所
定の形状に切断することによって得ることができる。
【0045】また、図3に示すように、足場プレート2
2を張った積石ブロック16のうちの護岸の中間に配置
された一部のものには穴27が形成されている。この積
石ブロック16の具体的な構造は図7に示されている。
【0046】穴27は、開口径が50mm程度のもので
あり、奥にいくにしたがって径が小さくなるようにテー
パが付けられている。このテーパは、ブロック16を製
作する際の型抜きを容易にするためである。穴27の深
さは、植生しない場合には50〜100mm程度でよい
が、図2に示すように植生4をする場合には150mm
程度、あるいはそれ以上に深くする。
【0047】穴27にはプラスチック製の補強パイプ2
8が圧入されている。また、積石ブロック16の穴27
の周囲には補強鉄筋29が埋設されている。この例の補
強鉄筋29は、螺旋状の鉄筋と、該螺旋鉄筋の外周側に
周方向に間隔をおいて配置された複数本の棒状鉄筋とを
結合してなるものである。
【0048】上記穴27を有する積石ブロック16に張
られている足場プレート22にも、当該穴27に対応す
る孔22aが形成されている。
【0049】図8及び図9は、積石ブロック16、足場
プレート22等の他の例を示す。すなわち、この例で
は、積石ブロック16に関しては、その面の一部に該面
を横切る足場プレート22を張っている。
【0050】図9には積石ブロック16及び足場プレー
ト22が示されている。積石ブロック16は面25が長
方形であり、該面25に足場プレート22を嵌めて固定
するための溝26が形成されている。
【0051】溝26は、面25の相対する短辺の中央部
位を結んで該面25の長手方向に延びる長手溝26a
と、該長手溝26aから枝分かれして一方の長辺におけ
る上記一方の短辺から短辺長さの1/2離れた部位に延
びる枝溝26bと、該長手溝から枝分かれして他方の長
辺における上記他方の短辺から短辺長さの1/2離れた
部位に延びる枝溝26cとによって構成されている。長
手溝26aの中央部は幅広に形成されていて、その中央
に穴27が開口している。
【0052】溝26の幅は30mm程度であり、穴27
の部分ではこの溝幅で該穴27を周回している。溝の深
さは5mm程度であり、溝26の側面には底部にいくほ
ど幅狭になるようにテーパが付けられている。このテー
パは成形の際の型抜きを容易にするためであり、また、
溝26の側面と面25とのなす角度を鈍角にして該溝2
6の縁の欠けを防止するためである。穴27は先に説明
した図6に示すブロックと同様に構成されている。
【0053】足場プレート22は、厚さ3mm程度のプ
ラスチック製のプレートであって、上記積石ブロック1
6の溝26の形状に対応する外形状に形成され、中央に
は上記穴27に対応する孔22aが開口している。足場
プレート22には滑り止め(図4に示す微小穴又は図5
に示す突起又は図6に示す溝)が設けられている。この
足場プレート22は積石ブロック16の溝26に嵌めら
れ、接着剤によって該ブロック16に固着している(コ
ンクリート釘で打ち付けてもよい)。
【0054】図8から明らかなように、長方形の面が右
上がりに設けられる積石ブロック16と左上がりに設け
られる積石ブロック16とは、各々の面に張られている
足場プレート22,22が互いに面対称の関係になって
いる。従って、互いの短辺と長辺とで上下に相接するブ
ロック16,16の足場プレート22,22同士は、一
方のブロック16の短辺に延びた部分と他方のブロック
16の長辺に延びた部分とが会合して、上下に連なった
ものになっている。
【0055】この場合、右上がりの積石ブロック16と
左上がりの積石ブロック16とでは、互いの溝26を面
対称の関係になるように形成する必要があるが、足場プ
レート22に関しては、微小穴(貫通孔)によって滑り
止めが形成されている場合には、その表裏を反転させる
ことにより、上記2種類の積石ブロック16,16に共
用することができる。
【0056】図10は、積石ブロック16に対して、足
場プレート22と共に擬似草32をコンクリート釘33
によって取り付けるようにした例を示す。擬似草32に
はプラスチックフィルム、プラスチック糸によって織成
した織布等を用いることができる。昆虫類、魚類、その
他の水辺の小動物(カエル等)はこの擬似草32に卵を
産みつけることができる。
【0057】図11は、積石ブロック16に深い溝35
を形成し、そこに該溝35の内面形状に倣った足場プレ
ート36を張りつけるようにした例を示す。この例の場
合、昆虫類は足場プレート36の側面、底面を伝って移
動することになるが、上向きになった側面部36aで
は、昆虫類の体重が下から支えられることになるため、
該昆虫類の休息場所となる。
【0058】図12は、積石ブロック16における溝及
び足場プレートの変形例を示す。すなわち、この例の足
場プレート37は穴27を完全には周回しておらず、該
穴27の片側のみを迂回する形に形成されている。
【0059】なお、以上の実施形態は河川の護岸に関す
るが、本発明は海岸にも適用することができ、また、本
発明の石積工用ブロックは一般の土留擁壁にも利用する
ことができる。
【0060】図13は別の積石ブロック16を示す。こ
の積石ブロック16では、その面25の一方の長辺側の
縁に一段低くなった段下げ部41が形成され、該段下げ
部41に足場プレート42が張られるものである。この
積石ブロック16を用いた護岸構造が図14に示されて
いる。すなわち、下段積石ブロック16の足場プレート
42の端面が上段積石ブロック16の足場プレート42
の端部側面に当るように石積を行なうことによって、さ
らに最上段の相隣る積石ブロック16,16の足場プレ
ート42,42同士が隣接するようにすることによっ
て、足場プレート42が護岸の下部より天端まで続くよ
うに設けられている。
【0061】なお、図例では、根石ブロック15及び天
端石ブロック19にも上記積石ブロック16と同様にし
て足場プレート42を張ることによって、これらを積石
ブロック16の足場プレート42と連続させている。ま
た、一部の積石ブロック16には穴27が形成されてい
て、該穴27に向かって延びる足場プレート43が設け
られている。
【0062】図15は、積石ブロック16の面の全周辺
に段下げ部を設けて足場プレート42を張ったものによ
って護岸を形成した例を示す。
【0063】なお、図示は省略するが、積石ブロックの
相隣る長辺と短辺とに段下げ部を設けて足場プレートを
張った場合でも、上下の積石ブロックの足場プレートを
連続させて所期の効果を得ることができる。
【0064】図16は、ブロック15,16,19の面
周縁の面取りを利用して足場プレート44を張り付けた
例を示す。すなわち、図17に積石ブロック16の例を
示すように、その面25の周縁部には角かけを防止する
ための面取り45が形成されている。足場プレート44
は、この相隣る積石ブロック16,16の面取りに跨が
るように張られている。従って、この足場プレート44
は断面形状が略二等辺三角形状であるが、三つの角が切
り落とされた状態になっていて、野球のホームベースに
近い形になっている。この足場プレート44の表面には
昆虫類の足掛かりのための多数の微小穴44aが開口し
ている。
【0065】この図16の例は、ブロックの面取りが大
きい場合に特に有効になるが、面取りが小さく足場プレ
ートの必要幅を確保することができない場合には、相隣
るブロックのうちの一方に幅狭の段下げ部を形成し、足
場プレートを該段下げ部と他方のブロックの面取り部と
に跨がって張るようにすることができる。
【0066】図18は、ブロック7の石積によって形成
された道路の擁壁を示す。すなわち、擁壁を構成する少
なくとも一部のブロック7には擁壁下端部より天端まで
続くように足場プレート22が張られている。また、そ
のうちの一部のブロック7には穴27が形成されてい
て、該穴27に支柱46が差し込まれて支持されてい
る。そして、上下に間隔をおいて設けらた複数の支柱4
6の先端に網47が該網47と擁壁面との間に隙間がで
きるように張られている。この網47は、つる性植物4
8をはわせるためのものであり、つる性植物48は道路
49の脇の植生部50に植えられている。
【0067】従って、当該擁壁においては、足場プレー
ト22の上につる性植物48による日陰ができることに
なり、昆虫等は直射日光を受けることなく、足場プレー
ト22を伝って当該擁壁を登り降りすることができるよ
うになる。また、つる性植物は道路の緑化に寄与する。
【0068】最後に図1に示す低水護岸2の文字3につ
いて説明する。この文字3は、コンクリートブロック7
と実質的に同一の白色足場プレートと、青色その他の色
付き足場プレートとを組み合わせ、文字部分に色付き足
場プレートを用いて描かれている。この色付き足場プレ
ートとしては図3に示すようなブロックの面と同じ大き
さのものであっても、これよりも小さいものであっても
よく、さらに色の異なる多数の色付きプレートを組み合
わせるようにしてもよい。
【0069】大きな図形や文字を描く場合にはブロック
の面と同じ大きさの足場プレートを用いることができる
が、比較的細かい図形になる場合には、ブロックの面を
細分化して、この一つの面に複数の足場プレートを張る
ようにし、この細分化された複数の足場プレートの一部
を他の色と異なるプレートによって形成することにな
る。
【0070】細分化された小さな色付き足場プレートを
用いると、切り絵状の図形ないしは文字を描くことがで
きる。護岸の例えば30mぐらいの長さの範囲に全面的
に足場プレートを張る場合は、そのうちの一部の足場プ
レートを、図形(文字も同様。以下、同じ)を描くため
の色付きプレートとし、他の足場プレートを地の色(コ
ンクリートブロックと同じ白色)のプレートすればよ
い。足場プレートを張る面積を必要最小限に抑える場合
には、図形部分のための足場プレートだけを護岸に張る
ようにすることができるが、その図形の一部に足場プレ
ートが上下に連続しない部分ができる場合や、図形部分
の上端が天端に達しない場合、図形部分の下端が必要な
位置まで低くならない場合には、当該不連続部分や図形
の上側・下側に図形を構成しない地の色の足場プレート
を張ることによって、足場プレートを護岸の下部から天
端まで上下に連続させることができる。
【0071】
【発明の効果】従って、本発明によれば、石積工用ブロ
ックの面に水生昆虫等のための足場プレートを張り、該
足場プレートがブロック積護岸壁の下部より天端まで続
くようにようにしたから、昆虫類は足場プレートを伝っ
て当該ブロック積護岸壁を登り降りすることができ、こ
のため、昆虫類の繁殖が促され、多自然型川づくりに有
利になる。
【0072】また、石積工用ブロックの面に該面を横切
る溝を形成し、該溝に足場プレートを張るようにしたも
のによれば、上述の足場プレートが護岸壁の下部より天
端まで続くブロック積護岸壁を形成することに有利にな
る。
【0073】また、上記溝の途中に穴を設けるようにし
たブロックによれば、該穴が昆虫類の休息場所、あるい
は避難場所になって、昆虫類の保護に有利になり、ま
た、植生をすることが可能になって、護岸の緑化及び昆
虫その他の小動物の保護に有利になる。
【0074】また、道路のブロック擁壁に網を張るよう
にしたものによれば、該網につる性植物をはわせて擁壁
面に日陰をつくることができ、道路の緑化、昆虫等の保
護に有利になる。
【0075】さらに、ブロック擁壁に色付きの足場プレ
ートによって図形や文字を描くようにしたものによれ
ば、昆虫等の保護と景観の向上とを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】河川を一部断面にして示す斜視図。
【図2】ブロック積護岸の縱断面図。
【図3】ブロック積護岸の正面図。
【図4】足場プレートの一部を拡大して示す斜視図。
【図5】足場プレートの他の例を示す斜視図。
【図6】足場プレートのさらに他の例を示す斜視図。
【図7】積石ブロックの縦断面図。
【図8】ブロック積護岸の他の例を示す正面図。
【図9】同例の積石ブロックと足場プレートとを示す斜
視図。
【図10】積石ブロックと足場プレートとの他の例を示
す斜視図。
【図11】積石ブロックと足場プレートとのさらに他の
例を示す斜視図。
【図12】ブロック積護岸のさらに他の例を示す正面
図。
【図13】積石ブロックと足場プレートとのさらに他の
例を示す斜視図。
【図14】同例のブロック積護岸を示す正面図。
【図15】ブロック積護岸の他の例を示す正面図。
【図16】ブロック積護岸のさらに他の例を示す正面
図。
【図17】同例の護岸の一部の縱断面図。
【図18】道路の擁壁を示す縱断面図。
【符号の説明】
1 堤防敷 2 低水護岸 3 文字 4 植生 5 基礎材 6 基礎コンクリート 7 間知ブロック 8 天端コンクリート 11 裏込め材 12 裏込めコンクリート 13 胴込めコンクリート 15 根石ブロック 16 積石ブロック 17 側石ブロック 18 隅石ブロック 19 天端石ブロック 20 目地 21〜24 足場プレート 22a 孔 22b 微小穴 25 面 26 溝 26a 長手溝 26b 枝溝 26c 枝溝 27 穴 28 補強パイプ 29 補強鉄筋 30 溝 31 突起 32 擬似草 33 コンクリート釘 35 深溝 36 足場プレート 36a 上向き側面部 37 足場プレート 41 段下げ部 42〜44 足場プレート 44a 微小穴 45 面取り 46 支柱 47 網 48 つる性植物 49 道路 50 植生部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面が長方形の石積工用ブロックであっ
    て、 その面には、水生昆虫等が石積されたブロック壁を登り
    降りするための滑り止めを有する足場プレートを張る溝
    が形成されていて、 その溝は、石積された上下のブロックの当該溝同士を連
    続させるために、上記面の短辺と長辺とを結ぶように又
    は向合う長辺同士もしくは短辺同士を結ぶように延びて
    いることを特徴とする石積工用ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されている石積工用ブロ
    ックにおいて、 上記溝が、一方の短辺における中央部位と、長辺におけ
    る他方の短辺から短辺長さの1/2離れた部位とを結ぶ
    ように上記面を横切って延びていることを特徴とする石
    積工用ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されている石積工用ブロ
    ックにおいて、 上記溝が、一方の短辺における中央部位と他方の短辺に
    おける中央部位とを結んで上記面の長手方向に延びる長
    手溝と、該長手溝から枝分かれして一方の長辺における
    上記一方の短辺から短辺長さの1/2離れた部位に延び
    る枝溝と、該長手溝から枝分かれして他方の長辺におけ
    る上記他方の短辺から短辺長さの1/2離れた部位に延
    びる枝溝とによって構成されていることを特徴とする石
    積工用ブロック。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3に記載されている
    石積工用ブロックにおいて、 上記溝の途中に穴が開口していることを特徴とする石積
    工用ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されている石積工用ブロ
    ックにおいて、 上記穴に該穴の開口縁を補強する補強パイプが嵌められ
    ていることを特徴とする石積工用ブロック。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されている石積工用ブロ
    ックにおいて、 上記穴を囲むように補強鉄筋が埋設されていることを特
    徴とする石積工用ブロック。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一に記
    載されている石積工用ブロックにおいて、 上記溝に足場プレートが張られていることを特徴とする
    石積工用ブロック。
  8. 【請求項8】 ブロックが石積された石積工護岸におい
    て、 護岸を構成するブロックの面に、水生昆虫等が護岸を登
    り降りするための滑り止めを有する足場プレートが、該
    護岸の下部より天端まで続くように張られていることを
    特徴とする石積工護岸。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載されている石積工護岸に
    おいて、 ブロックが谷積されて護岸が形成されていて、 上記足場プレートが張られるブロックは、請求項2乃至
    請求項6のいずれか一に記載されている石積工用ブロッ
    クであり、且つ長方形の面が右上がりに設けられるブロ
    ックと左上がりに設けられるブロックとは、各々の面の
    溝が互いに面対称の関係に形成されており、 互いの短辺と長辺とで上下に相接するブロックの溝同士
    は、一方のブロックの短辺に延びた部分と他方のブロッ
    クの長辺に延びた部分とが会合して、上下に連なってい
    ることを特徴とする石積工護岸。
  10. 【請求項10】 ブロックによって擁壁が形成され、該
    擁壁に網が張られている道路の擁壁であって、 擁壁を構成する複数のブロックの各面に穴が開口し該穴
    に支柱が差し込まれており、上記網がこれらの支柱に支
    持されて該網と擁壁の面との間に隙間が形成されている
    ことを特徴とする道路の擁壁。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載されている道路の擁
    壁において、 上記擁壁を構成するブロックの面に、昆虫等が擁壁を登
    り降りするための滑り止めを有する足場プレートが、該
    擁壁の下部より天端まで続くように張られていることを
    特徴とする道路の擁壁。
  12. 【請求項12】 擁壁を構成するブロックの面に、昆虫
    等が擁壁を登り降りするための滑り止めを有する足場プ
    レートが、該擁壁の下部より天端まで続くように張られ
    ているブロック擁壁であって、 色が異なる複数種類の足場プレートが組み合わされて擁
    壁に図形又は文字が描かれていることを特徴とするブロ
    ック擁壁。
JP28193196A 1996-10-24 1996-10-24 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁 Pending JPH10121498A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28193196A JPH10121498A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28193196A JPH10121498A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10121498A true JPH10121498A (ja) 1998-05-12

Family

ID=17645942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28193196A Pending JPH10121498A (ja) 1996-10-24 1996-10-24 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10121498A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038105A1 (ja) * 2002-10-25 2004-05-06 Landes Co., Ltd. 誘導路形成用ブロック、誘導路を備えた壁体構築用パネル材及び型枠
CN100430558C (zh) * 2002-10-25 2008-11-05 蓝德株式会社 引导路径形成用块材
JP2013221371A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 East Japan Railway Co 石積壁補強構造及び石積壁補強方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004038105A1 (ja) * 2002-10-25 2004-05-06 Landes Co., Ltd. 誘導路形成用ブロック、誘導路を備えた壁体構築用パネル材及び型枠
CN100430558C (zh) * 2002-10-25 2008-11-05 蓝德株式会社 引导路径形成用块材
JP2013221371A (ja) * 2012-04-19 2013-10-28 East Japan Railway Co 石積壁補強構造及び石積壁補強方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20050032088A (ko) 다기능성 고층어초
JPH10121498A (ja) 石積工用ブロック、石積工護岸及び道路の石積工擁壁
KR100876579B1 (ko) 하천 호안용 삼각방틀 및 이의 시공방법
KR100891738B1 (ko) 어도 시설 기능을 겸한 방틀형 식생 및 호안 블록
JP2002112626A (ja) 植物育成ブロック構築構造
JPH11100849A (ja) 擁壁および法面の構築方法
KR100392506B1 (ko) 생태블록
JP2001152428A (ja) 生態系全体を考慮した環境護岸及び水路の構築方法
KR20120072581A (ko) 여울?수제 등에 적용 가능한 지하 매립형 인공 어초
JPH08199531A (ja) 魚巣と植生に共用し得る護岸コンクリートブロックおよびコンクリートブロック護岸壁
KR200247931Y1 (ko) 식생식물활착안정과 구조유지를 가능하게하는 호안블록
JP2852879B2 (ja) 河川用覆土ブロックおよびコンクリート覆土ブロック護岸
JPH08260471A (ja) 法面の生態系保全型植生工法
JP4013210B2 (ja) 河川用コンクリートブロックおよびコンクリートブロック工
JPH10114927A (ja) 人の歩行や生態系に配慮した護床ブロックおよび護床工
JPH07268837A (ja) 河川用根固めブロックおよび根固めブロック工
JP3910470B2 (ja) 護床根固めブロック、護床ブロック及び根固めブロック
JP4065442B2 (ja) 生態系配慮型水路構造
JP3921013B2 (ja) 親水用護岸の形成方法、およびそれに使用する親水用護岸ブロック
JPH09221733A (ja) 護岸コンクリートブロックおよび護岸工
KR100919614B1 (ko) 어도 시설 기능을 겸한 방틀형 식생 및 호안 블록
KR102170194B1 (ko) 참나무 돔형 인공어초
JP3012201U (ja) ホタル幼虫昇降段重ね植栽ブロック
JP3013406U (ja) 多自然型河川護岸ブロック
KR200234134Y1 (ko) 생태블록

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990316