JPH10120665A - 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物 - Google Patents

2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物

Info

Publication number
JPH10120665A
JPH10120665A JP24483497A JP24483497A JPH10120665A JP H10120665 A JPH10120665 A JP H10120665A JP 24483497 A JP24483497 A JP 24483497A JP 24483497 A JP24483497 A JP 24483497A JP H10120665 A JPH10120665 A JP H10120665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methoxyphenyl
substituent
compound
atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP24483497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4152002B2 (ja
Inventor
Shinji Ine
真嗣 稲
Kenshirou Yamana
研司郎 山名
Kyoji Noda
恭二 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikken Chemicals Co Ltd
Original Assignee
Nikken Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikken Chemicals Co Ltd filed Critical Nikken Chemicals Co Ltd
Priority to JP24483497A priority Critical patent/JP4152002B2/ja
Publication of JPH10120665A publication Critical patent/JPH10120665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4152002B2 publication Critical patent/JP4152002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホスホジエステラーゼIV阻害作用を有する新
規化合物の提供。 【解決手段】 下記一般式(I) 【化1】 〔式中、R1はC1〜C8のアルキル基、C3〜C7のシク
ロアルキル基、インダニル基を、R2はC1〜C4のアル
キル基を、R3はH;C1〜C5のアルキル基等を、R4
H、C1〜C6のアルキル基等を、R5、R6はH、C1
5のアルキル基等を表す。〕で表される2−フェニル
モルホリン−5−オン誘導体、その光学異性体、それら
の医薬上許容される塩、これらの水和物、溶媒和物およ
びそれらを含む医薬組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホスホジエステラー
ゼ(PDE)IV阻害作用を有する新規な2−フェニルモ
ルホリン−5−オン誘導体及びそれを含む医薬組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】気道
平滑筋の弛緩および炎症細胞の機能の調節には、細胞内
セカンドメッセンジャーであるcAMPが関与してお
り、このcAMPはホスホジエステラーゼ(PDE)に
よって分解され不活性な5’−AMPとなる。PDEに
よる分解を抑制することによりcAMPの濃度を上昇さ
せれば、気管支拡張作用および抗炎症作用が得られ、喘
息のごとき炎症性疾患に対する治療効果を示すものと考
えられる[Eur.Respir.J.,7,579
(1994)]。現在までに、PDEは5種類のアイソ
ザイム(PDEI〜V)に分類されており、それらの分
布状態は組織に応じて異なっている[Trends P
harm.,Sci.,12,19(1991)]。こ
れは、PDEの各アイソザイムに対する特異的な阻害剤
が、様々な組織中において相異なるcAMPの上昇をも
たらす可能性を示唆している。
【0003】PDEアイソザイムのうちIV型の特異的な
阻害剤は、炎症細胞の機能を抑制することが報告され
[Thorax,46,512(1991)]、喘息
[J.Pharmacol.Exp.Ther.,26
6,306(1993)]、皮膚炎[Br.J.Pha
rmacol.,112,332(1994)]などの
炎症性疾患、多発性硬化症[Nature Medic
ine,1,244(1994)]やリューマチ[Cl
in.Exp.Immunol.,100,126(1
995)]などの自己免疫疾患に有用と考えられてい
る。
【0004】また、PDEのうちIV型のみを阻害するこ
とによってテオフィリン等の非選択的PDE阻害剤でみ
られる心臓等の副作用を低減することができると考えら
れる。PDEIVに特異的な阻害作用を有する化合物とし
ては、下記式のロリプラム(特開昭50−157360
号公報)が知られている。
【0005】
【化2】
【0006】これ以外にも、PDEIVに特異的な阻害を
示す化合物が公知(特開昭62−281864号公報、
米国特許5128358号公報、WO94/10118
号公報、WO94/12461号公報、特開平5−11
7259号公報、特開平7−101861号公報、WO
95/03794号公報、WO95/08534号公報
等)であるが、現在までに臨床上適用されるには至って
おらず、更に有用な化合物の開発が望まれている。ま
た、特開昭64−6262号公報には、下記一般式(I
I)
【0007】
【化3】
【0008】(上記式中、Wは任意に置換されてもよい
フェニル基を示し、R1は第二級または第三級C3〜C6
のアルキル基を表す。)で表される化合物が、家畜の体
重増加の増大および/または飼料利用効果の改善などを
行う作用を有する化合物の合成中間体として記載されて
いる。特開昭59−116288号公報には、下記一般
式(III)
【0009】
【化4】
【0010】(上記式中、RおよびR1は同一または相
異なることができ、水素原子、C1〜C18のアルキル基
またはフェニル基を表し、これらの基は置換基を有して
もよく、R2は水素原子、C1〜C6のアルキル基、随時
5個までのフッ素原子、塩素原子、臭素原子で置換され
ていてもよいC8〜C18のアリールアルキル基等を表
す。)で表される化合物が、リポキシゲナーゼ抑制作用
を有する化合物の合成中間体として記載されている。米
国特許3308121号公報には、下記一般式(IV)
【0011】
【化5】
【0012】(上記式中、R1は水素原子、低ヒドロキ
シアルキル基を表し、R2は水素原子、低アルキル基、
アシル基等を表し、R3およびR4は独立して水素原子、
低アルキル基、アリール基を表し、Arはフェニル基及
び置換されたフェニル基、置換基としてはハロゲン原
子、ヒドロキシ基、低級アルコキシ基、ベンジルオキ
シ、ハロゲン化低級アルキル基を表し、Xは酸素原子ま
たは硫黄原子を表す。)で表される化合物が、筋弛緩剤
およびトランキライザーとして記載されている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、PDEIV
阻害作用を有する新規な化合物の探索を行った結果、本
発明の2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体が強い
PDEIV阻害作用を有し、気管支拡張作用および抗炎症
作用を有することを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0014】即ち、本発明の要旨は、下記一般式(I)
【0015】
【化6】
【0016】〔上記式中、R1は置換基を有してもよい
1〜C8のアルキル基、置換基を有してもよいC3〜C7
のシクロアルキル基;またはインダニル基を表し、R2
はC1〜C4のアルキル基を表し、R3は水素原子;置換
基を有してもよいC1〜C5のアルキル基;置換基を有し
てもよいC3〜C7のシクロアルキル基;置換基を有して
もよく、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれ
た少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよいアリー
ル基;またはアシル基を表し、R4は水素原子;置換基
を有してもよいC1〜C6のアルキル基;または置換基を
有してもよく、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から
選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を有してもよいア
リール基を表し、R5およびR6は、それぞれ独立して水
素原子;置換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基;
置換基を有してもよいC3〜C7のシクロアルキル基;ま
たは置換基を有してもよく、酸素原子、窒素原子および
硫黄原子から選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を含
有してもよいアリール基を表す。〕で表される2−フェ
ニルモルホリン−5−オン誘導体、その光学異性体また
はそれらの医薬上許容される塩もしくはこれらの水和物
または溶媒和物およびこれらの化合物を有効成分とする
医薬組成物に存する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
上記一般式(I)の化合物のR1のC1〜C8の直鎖また
は分岐鎖アルキル基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、2−メチル
プロピル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペ
ンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル
基、1−メチルペンチル基、1,1−ジメチルブチル
基、2−エチルブチル基、n−ヘプチル基、n−オクチ
ル基等が挙げられ、これらは置換基としてハロゲン原
子;水酸基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;カルボキ
シル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基、ピリジル
基、チアゾリル基、チエニル基、フリル基、キノリル基
等のアリール基;シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;ハロアルキル基;カルバモイル基;アルコキシ
基;アルキルカルボニル基等を有していてもよく、具体
的に置換基を有するC1〜C8のアルキル基としては、シ
クロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、シクロ
ペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、1−メチ
ルシクロプロピルメチル基、1−フェニルシクロプロピ
ルメチル基、1−メチルシクロブチルメチル基、1−メ
チルシクロペンチルメチル基、1−メチルシクロヘキシ
ルメチル基、2−インダニルメチル基、ベンジル基、フ
ェネチル基、4−フルオロフェネチル基、3−フェニル
プロピル基、4−フェニルブチル基、5−フェニルペン
チル基、2−(1−ナフチル)エチル基、2−(2−ピ
リジル)エチル基、2−(ベンジルオキシ)エチル基、
2−(フェネチルオキシ)エチル基、2−(メトキシ)
エチル基、3−(メトキシ)プロピル基、4−(メトキ
シ)ブチル基、2−(シクロプロピルメトキシ)エチル
基、2−(シクロペンチルオキシ)エチル基、2−(2
−インダニル)エチル基等が挙げられる。
【0018】R1のC3〜C7のシクロアルキル基として
は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチ
ル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等が挙げら
れ、これらは置換基として、ハロゲン原子;アルキル
基;水酸基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;カルボキ
シル基;フェニル基、トリル基、ナフチル基、ピリジル
基、チアゾリル基、チエニル基、フリル基、キノリル基
等のアリール基;シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;ハロアルキル基;カルバモイル基;アルコキシ
基;アルキルカルボニル基等を有していてもよく、具体
的に置換基を有するC3〜C7のシクロアルキル基として
は、4−フェニルシクロヘキシル基、1−メチルシクロ
ペンチル基等が挙げられる。更にR1としてはインダニ
ル基が挙げられる。
【0019】R1として好ましくは、C1〜C6のアルキ
ル基;置換基として、置換基を有してもよいアリール
基、置換基を有してもよいアルコキシ基および置換基を
有してもよいC3〜C7のシクロアルキル基からなる群か
ら選ばれた少なくとも1個の基を有するC1〜C5のアル
キル基;置換基を有してもよいC4〜C6のシクロアルキ
ル基;またはインダニル基が挙げられ、更に好ましくは
メチル基;n−ブチル基;2−メチルプロピル基;シク
ロプロピルメチル基;シクロブチルメチル基;シクロペ
ンチルメチル基;置換基として、フェニル基、ナフチル
基、ベンジルオキシ基、4−フルオロフェニル基、フェ
ニルシクロプロピル基、メチルシクロプロピル基または
インダニル基を有するC1〜C5のアルキル基;シクロペ
ンチル基;シクロヘキシル基;4−フェニルシクロヘキ
シル基もしくは2−インダニル基が挙げられる。
【0020】R2のC1〜C4の直鎖または分岐鎖アルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、t
−ブチル基等が挙げられ、好ましくはメチル基またはエ
チル基、更に好ましくはメチル基が挙げられる。
【0021】R3としては水素原子が挙げられ、R3のC
1〜C5の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基としては、メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペ
ンチル基等が挙げられ、これらはC1〜C5の直鎖もしく
は分岐鎖アルキル基は、置換基としてハロゲン原子;水
酸基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;カルボニル基;
酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれた少なく
とも1個のヘテロ原子を含有してもよいアリール基(フ
ェニル基、トリル基、ナフチル基、ピリジル基、チアゾ
リル基、フリル基、チエニル基等)またはアルコキシカ
ルボニル基等を有していてもよく、具体的に置換基を有
するC1〜C5のアルキル基としては、エトキシカルボニ
ルメチル基、ベンジル基、4−ブロモベンジル基、フェ
ネチル基、3−フェニルプロピル基、4−フェニルブチ
ル基、5−フェニルペンチル基、ピリジルメチル基、フ
リルメチル基、チアゾリルメチル基、2−キノリンメチ
ル基、1−ナフタレンメチル基、2−ナフタレンメチル
基等が挙げられる。更にR3のC3〜C7のシクロアルキ
ル基としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基
等が挙げられ、R3の酸素原子、窒素原子および硫黄原
子から選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を含有して
もよいアリール基としてはフェニル基、トリル基、ナフ
チル基、ピリジル基、チアゾリル基、フリル基、チエニ
ル基等が挙げられ、R3のアシル基としてはホルミル
基、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基、2−
ナフトイル基、3−フロイル基、2−テノイル基、ニコ
チノイル基、イソニコチノイル基等が挙げられる。
【0022】R3として好ましくは、水素原子;C1〜C
4のアルキル基;ハロゲン原子を置換基として有しても
よい、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれた
少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよいアリール
基またはエトキシカルボニル基を置換基として有するC
1〜C3のアルキル基;またはアセチル基が挙げられ、更
に好ましくは水素原子、メチル基、エチル基、ベンジル
基、2−ピリジルメチル基または4−ピリジルメチル基
が挙げられる。
【0023】R4としては水素原子が挙げられ、R4のC
1〜C6の直鎖または分岐鎖アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、sec−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘ
キシル基等が挙げられ、R4の置換基を有していてもよ
いアリール基としてはフェニル基、4−メチルフェニル
基、4−クロロフェニル基、ピリジル基、チアゾリル
基、チエニル基、フリル基等が挙げられる。R4として
好ましくは、水素原子、C1〜C3のアルキル基またはフ
ェニル基が挙げられる。
【0024】R5およびR6はそれぞれ独立して水素原子
が挙げられ、R5およびR6のそれぞれ独立したC1〜C6
の直鎖または分岐鎖アルキル基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、se
c−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基
等が挙げられ、これらは置換基としてハロゲン原子;水
酸基;シアノ基;アミノ基;カルボキシル基;シクロル
キル基;ハロアルキル基;カルバモイル基;アルコキシ
基;アルキルカルボニル基;酸素原子、窒素原子および
硫黄原子から選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を含
有してもよいアリール基を有してもよい。R5およびR6
のそれぞれ独立したアリール基としては、フェニル基、
トリル基、ナフチル基、4−メチルフェニル基、4−ク
ロロフェニル基、ピリジル基、チアゾリル基、チエニル
基、フリル基等が挙げられ、これらは置換基としてハロ
ゲン原子;水酸基;シアノ基;アミノ基;カルボキシル
基;アルキル基;シクロルキル基;ハロアルキル基;カ
ルバモイル基;アルコキシ基;アルキルカルボニル基等
を有してもよい。R5およびR6として好ましくは、水素
原子が挙げられる。
【0025】上記一般式(I)の化合物は不斉炭素原子
を有しており、光学異性体が存在する。この光学異性体
も本発明に含まれる。また、上記一般式(I)の化合物
およびその光学異性体の塩も本発明に含まれ、その塩と
しては、薬理学的に許容され得る塩が好ましく、例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩等の
無機酸塩、およびシュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、安息
香酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸
塩等の有機酸塩が挙げられる。
【0026】さらに、本発明には、上記一般式(I)の
化合物、その光学異性体およびそれらの塩の水和物およ
び溶媒和物も含まれ、溶媒和物の溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ア
セトン、酢酸エチル、クロロホルム等が挙げられる。
【0027】上記一般式(I)の化合物は公知の反応を
組み合わせて、下記のような方法で製造できる。製造方
法の例を下記の反応図にて説明する。
【0028】
【化7】
【0029】上記反応図中の化合物(X)および(XII)
は、いずれも上記一般式(I)の化合物に相当する。
【0030】工程(1):公知の方法[Philip
Boudjouk et al.,J.Chem.So
c.Chem.Comm.,54(1973)]に従
い、ケトン誘導体(R4が水素原子の場合はアルデヒド
誘導体)(V)に触媒量のヨウ化亜鉛の存在下、トリメ
チルシリルシアネートを反応させ、ニトリル誘導体(V
I)を合成する。
【0031】工程(2):ニトリル誘導体(VI)を公知
の方法[W.E.Parham et al.,Tet
rahedron Letters,923(197
1)]に従い、水素化リチウムアルミニウム等の還元剤
により、アミノアルコール誘導体(VII)へと変換す
る。
【0032】工程(3):アミノアルコール誘導体(VI
I)にトリエチルアミン、ピリジン等の塩基の存在下、
アセチルハライド類(VIII)(式中、X,Yはハロゲン
原子を示す。)を反応させ、化合物(IX)を合成する。
【0033】工程(4):化合物(IX)を水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、ナトリウムメトキシド、カリウ
ムtブトキシド、水素化ナトリウム等の塩基により分子
内縮合させ、閉環化合物(X)へと変換する。
【0034】工程(5):化合物(X)にさらに水素化
ナトリウム等の塩基存在下、アルキルハライド(XI)
(式中、Zはハロゲン原子を示す。)を反応させると、
化合物(XII)が得られる。
【0035】各工程で得られた化合物は公知の方法(結
晶化、再結晶、クロマトグラフィー等)で単離される
が、合成中間体に関しては、更なる精製は行わずに次の
工程に用いる場合もある。
【0036】上記反応工程において用いられる出発物質
は、市販品または既知の化合物から公知の方法に基づい
て合成でき、例えばケトン誘導体(V)は、公知の方法
(WO94/10118号公報)により製造できる。
【0037】本発明の化合物を治療剤として用いる場
合、単独または薬学的に可能な担体と複合して投与す
る。その組成は、化合物の溶解度、化学的性質、投与経
路、投与計画等によって決定される。
【0038】例えば、顆粒剤、散剤、錠剤、丸剤、硬カ
プセル剤、軟カプセル剤、シロップ剤、乳剤、懸濁剤ま
たは液剤等の剤型にして、経口投与してもよいし、注射
剤(静脈内、筋肉内、皮下)、軟膏剤、坐剤、エアゾー
ル剤等の非経口投与してもよい。また、注射用の粉末に
して用時調製して使用してもよい。経口、経腸、非経口
もしくは局所投与に適した医薬用の有機または無機の固
体または液体の担体若しくは希釈剤を本発明の化合物と
共に用いることができる。例えば、経口剤の場合には乳
糖、ブドウ糖、コーンスターチ、ショ糖などの賦形剤、
カルボキシメチルセルロースカルシウム、ヒドロキシプ
ロピルセルロースなどの崩壊剤、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレン
グリコール、硬化油などの滑沢剤、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ゼ
ラチン、アラビアゴムなどの湿潤剤、その他必要に応じ
て界面活性剤、矯味剤などを使用して所望の投与剤型に
調製することができる。
【0039】また、非経口剤の場合には、水、エタノー
ル、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、寒天、トラガントガムなどの希釈剤を用い
て、必要に応じて溶解補助剤、緩衝剤、保存剤、香料、
着色剤などを使用することができる。製剤の調製法は常
法によればよい。
【0040】臨床投与量は、経口投与により用いる場合
には、成人に対し本発明の化合物として、一般には、1
日量0.01〜1000mgであり、好ましくは0.0
1〜100mgであるが、年令、病状、症状、同時投与
の有無等により適宜増減することが更に好ましい。前記
1日量の薬剤(本発明の化合物)は、1日1回、または
適当間隔をおいて1日に2回もしくは3回に分けて投与
してもよいし、間欠投与してもよい。また、注射剤とし
て用いる場合には、成人に対し本発明の化合物として、
1回量0.001〜100mgを連続投与または間欠投
与することが好ましい。
【0041】以下に、本発明を実施例および試験例によ
り具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限
り以下の実施例および試験例に限定されるものではな
い。
【0042】
【実施例】
<実施例1> 2−(3,4−ジメトキシフェニル)モルホリン−5−
オン(表1の化合物No.1)の合成 (1)2−アミノ−1−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)エタノール 3,4−ジメトキシベンズアルデヒド2.00g(1
2.04mM)及びトリメチルシリルシアネート1.5
7g(15.04mM)を乾燥塩化メチレン1mlに溶
解し、室温で攪拌しながら、ヨウ化亜鉛8.5mgを注
意深く加え、2時間攪拌する。次いでこの溶液を0℃に
冷却した水素化リチウムアルミニウム1.10g(2
8.88mM)の乾燥テトラヒドロフラン120ml溶
液に滴下し、その後反応温度を室温まで徐々に戻し、1
時間攪拌する。反応溶液を氷浴中で冷却しながら水2m
lを注意深く加え、1時間攪拌した後、この溶液をセラ
イト濾過する。濾液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
減圧下溶媒を除去し、黄色固体の粗生成物2.37gを
得る。ここで得られた粗生成物は精製せずとも十分な純
度であるため、このまま次反応に用いることができる。
【0043】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.81(1H,dd,J=12.70,7.8
1Hz)、2.98(1H,dd,J=12.70,
4.39Hz)、3.87(3H,s)、3.89(3
H,s)、4.58(1H,dd,J=7.81,4.
39Hz)、6.84(1H,d,J=7.81H
z)、6.87−6.92(2H,m)
【0044】(2)2−(2−クロロアセトアミド)−
1−(3,4−ジメトキシフェニル)エタノール 2−アミノ−1−(3,4−ジメトキシフェニル)エタ
ノール2.38g(12.07mM)及びトリエチルア
ミン1.83g(18.10mM)を乾燥テトラヒドロ
フラン95mlに溶解し、0℃に冷却しながらクロロア
セチルクロライド1.50g(13.27mM)を加
え、徐々に室温に戻す。一晩攪拌した後、反応溶液を氷
水に注ぎ、塩化メチレンで抽出する。抽出液を無水硫酸
ナトリウムで乾燥し、減圧下溶媒を除去し、褐色油状の
標記化合物の粗生成物3.30gを得る。ここで得られ
る粗生成物もこのまま次反応に用いることができる。
【0045】(3)2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)モルホリン−5−オン 2−(2−クロロアセトアミド)−1−(3,4−ジメ
トキシフェニル)エタノール3.30g(12.06m
M)及び水酸化カリウム2.98g(45.21mM)
をエタノール300ml溶液中で一晩還流する。反応溶
液に水を加え、塩化メチレンで抽出し、抽出液を無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を除去し、褐色固
体の粗生成物を得る。この粗生成物をフラッシュクロマ
トグラフィー(SiO2;酢酸エチルから4%メタノー
ル/酢酸エチルの範囲のグラジェントで溶出)により精
製し、淡黄色固体の標記化合物1.47g(収率51.
4%)を得る。
【0046】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.48(1H,ddd,J=12.21,2.
93,2.93Hz)、3.57(1H,dd,J=1
2.21,10.26Hz)、3.89(3H,s)、
3.91(3H,s)、4.35(1H,d,J=1
6.60Hz)、4.45(1H,d,J=16.60
Hz)、4.72(1H,dd,J=10.26,2.
93Hz)、6.19(1H,broad s)、6.
86(1H,d,J=8.30Hz)、6.90(1
H,dd,J=8.30,1.96Hz)、6.94
(1H,d,J=1.96Hz)
【0047】<実施例2> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)モルホリン−5−オン(表1の化合物No.2)の
合成 (1)2−アミノ−1−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−シクロペンチルオキ
シ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、無色油状
の2−アミノ−1−(3−シクロペンチルオキシ−4−
メトキシフェニル)エタノールを得る。
【0048】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.57−1.64(2H,m)、1.79−
1.96(6H,m)、2.80(1H,dd,J=1
2.21,7.81Hz)、2.97(1H,dd,J
=12.21,3.90Hz)、3.84(3H,
s)、4.56(1H,dd,J=7.81,3.90
Hz)、4.79(1H,m)、6.83(1H,d,
J=8.30Hz)、6.86(1H,dd,J=8.
30,1.47Hz)、6.91(1H,d,J=1.
47Hz)
【0049】(2)2−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例1(2)〜(3)と同様の手法を用い、2−アミ
ノ−1−(3,4−ジメトキシフェニル)エタノールの
かわりに、2−アミノ−1−(3−シクロペンチルオキ
シ−4−メトキシフェニル)エタノールを使用し、無色
固体の標記化合物(収率42.7%)を得る。
【0050】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.56−1.65(2H,m)、1.81−
1.98(6H,m)、3.46(1H,ddd,J=
12.20,3.42,3.42Hz)、3.55(1
H,dd,J=12.20,10.26Hz)、3.8
4(3H,s)、4.34(1H,d,J=17.09
Hz)、4.44(1H,d,J=17.09Hz)、
4.69(1H,dd,J=10.26,3.42H
z)、4.80(1H,m)、6.19(1H,bro
ad s)、6.85(1H,d,J=8.30H
z)、6.88(1H,dd,J=8.30,1.95
Hz)、6.93(1H,d,J=1.95Hz)
【0051】<実施例3> 2−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)モ
ルホリン−5−オン(表1の化合物No.3)の合成 (1)2−アミノ−1−(3−ベンジルオキシ−4−メ
トキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−ベンジルオキシ−4
−メトキシベンズアルデヒドを使用し、黄色油状の2−
アミノ−1−(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェ
ニル)エタノールを得る。
【0052】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.71(1H,dd,J=12.70,7.8
1Hz)、2.85(1H,dd,J=12.70,
3.90Hz)、3.86(3H,s)、4.49(1
H,dd,J=7.81,3.90Hz)、5.14
(2H,s)、6.83−6.92(3H,m)、7.
28−7.44(5H,m)
【0053】(2)2−(3−ベンジルオキシ−4−メ
トキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例1(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3,4−ジメトキシフェニル)エタノールのかわり
に、2−アミノ−1−(3−ベンジルオキシ−4−メト
キシフェニル)エタノールを使用し、2−[(クロロア
セチル)アミノ]−1−(3−ベンジルオキシ−4−メ
トキシフェニル)エタノールの粗生成物を得る。この粗
生成物とカリウムtブトキシドをtブタノール中、一晩
還流する。次いで反応溶液を室温に戻した後、氷水に注
ぎ、塩化メチレンで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、減圧下溶媒を除去し、粗生成物を得
る。得られた粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー
(SiO2;90%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)で精
製し、淡黄色固体の標記化合物(収率31.0%)を得
る。
【0054】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.41−3.51(2H,m)、3.89(3
H,s)、4.32(1H,d,J=16.60H
z)、4.41(1H,d,J=16.60Hz)、
4.66(1H,dd,J=9.76,3.41H
z)、5.16(2H,s)、6.35(1H,s)、
6.89(1H,d,J=8.30Hz)、6.92
(1H,dd,J=8.30,1.96Hz)、6.9
6(1H,d,J=1.96Hz)、7.28−7.3
9(3H,m)、7.45(2H,d,J=7.33H
z)
【0055】<実施例4> 2−(4−メトキシ−3−フェネチルオキシフェニル)
モルホリン−5−オン(表1の化合物No.4)の合成 (1)4−メトキシ−3−フェネチルオキシベンズアル
デヒド イソバニリン2.00g(13.14mM)、フェネチ
ルアルコール1.61g(13.14mM)及びトリフ
ェニルホスフィン4.14g(15.77mM)を乾燥
テトラヒドロフラン50mlに溶解し、この溶液にジエ
チル アゾジカルボキシレート2.75g(15.77
mM)を室温にて注意深く滴下する。室温で一晩攪拌し
た後、この溶液をジエチルエーテル100mlを加えて
希釈し、水酸化ナトリウム水溶液、水で順次洗浄する。
有機溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶
媒を除去し、淡黄色油状の残渣を得る。この残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(SiO2:25%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶出)により精製する。真空下にて溶媒
を除去、乾燥し、淡黄色油状の4−メトキシ−3−フェ
ネチルオキシベンズアルデヒド2.88g(収率85.
5%)を得る。
【0056】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.19(2H,t,J=7.33Hz)、4.
28(2H,t,J=7.33Hz)、6.98(1
H,d,J=8.30Hz)、7.23−7.35(5
H,m)、7.40(1H,d,J=1.96Hz)、
7.46(1H,dd,J=8.30,1.96H
z)、9.83(1H,s)
【0057】(2)2−アミノ−1−(4−メトキシ−
3−フェネチルオキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに4−メトキシ−3−フェ
ネチルオキシベンズアルデヒドを使用し、黄色油状の2
−アミノ−1−(4−メトキシ−3−フェネチルオキシ
フェニル)エタノールを得る。
【0058】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.77(1H,dd,J=12.70,7.8
1Hz)、2.95(1H,dd,J=12.70,
3.90Hz)、3.17(2H,t,J=7.32H
z)、3.86(3H,s)、4.22(2H,t,J
=7.32Hz)、4.54(1H,dd,J=7.8
1,3.90Hz)、6.84−6.90(3H,
m)、7.22−7.34(5H,m)
【0059】(3)2−(4−メトキシ−3−フェネチ
ルオキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(4−メトキシ−3
−フェネチルオキシフェニル)エタノールを使用し、淡
黄色固体の標記化合物(収率25.7%)を得る。
【0060】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.17(2H,t,J=7.32Hz)、3.
43(1H,ddd,J=12.20,3.42,3.
42Hz)、3.51(1H,dd,J=12.20,
10.25Hz)、3.87(3H,s)、4.22
(2H,t,J=7.32Hz)、4.32(1H,
d,J=17.09Hz)、4.41(1H,d,J=
17.09Hz)、4.66(1H,dd,J=10.
25,3.42Hz)、6.49(1H,broad
s)、6.85−6.91(3H,m)、7.23−
7.34(5H,m)
【0061】<実施例5> 2−(3−ブトキシ−4−メトキシフェニル)モルホリ
ン−5−オン(表1の化合物No.5)の合成 (1)3−ブトキシ−4−メトキシベンズアルデヒド イソバニリン6.00g(39.4mM)、ヨウ化ブタ
ン5.7ml(49.3mM)及び無水炭酸カリウム
6.8g(49.3mM)を乾燥ジメチルホルムアミド
50mlに溶解し、室温で一晩攪拌した後、この溶液を
酢酸エチル300mlを加えて希釈し、水で洗浄する。
有機溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶
媒を除去し、淡黄色油状の残渣を得る。この残渣をフラ
ッシュクロマトグラフィー(SiO2:20%酢酸エチ
ル/ヘキサンで溶出)により精製する。真空下にて溶媒
を除去、乾燥し、淡黄色油状の3−ブトキシ−4−メト
キシベンズアルデヒド8.09g(収率99.0%)を
得る。
【0062】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.99(3H,t,J=7.32Hz)、1.
46−1.55(2H,m)、1.82−1.89(2
H,m)、3.95(3H,s)、4.08(2H,
t,J=6.83Hz)、6.98(1H,d,J=
7.81Hz)、7.40−7.46(2H,m)、
9.84(1H,s)
【0063】(2)2−アミノ−1−(3−ブトキシ−
4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−ブトキシ−4−メト
キシベンズアルデヒドを使用し、黄色油状の2−アミノ
−1−(3−ブトキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールを得る。
【0064】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.98(3H,t,J=7.32Hz)、1.
49(2H,m)、1.82(2H,m)、2.93−
3.01(2H,m)、3.85(3H,s)、4.0
4(2H,t,J=7.32Hz)、4.71(1H,
m)、6.84−6.98(3H,m)
【0065】(3)2−(3−ブトキシ−4−メトキシ
フェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−ブトキシ−4
−メトキシフェニル)エタノールを使用し、淡黄色固体
の標記化合物(収率51.2%)を得る。
【0066】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.98(3H,t,J=7.32Hz)、1.
50(2H,m)、1.84(2H,m)、3.47
(1H,ddd,J=12.21,3.42,3.42
Hz)、3.56(1H,dd,J=12.21,1
0.25Hz)、3.86(3H,s)、4.03(1
H,t,J=6.83Hz)、4.34(1H,d,J
=17.09Hz)、4.44(1H,d,J=17.
09Hz)、4.70(1H,dd,J=10.25,
3.42Hz)、6.34(1H,broad s)、
6.86(1H,d,J=8.30Hz)、6.89
(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、6.9
4(1H,d,J=1.95Hz)
【0067】<実施例6> 2−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシフ
ェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合物No.
6)の合成 (1)3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシベ
ンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、2−インダノールを使用し、淡黄色固
体の3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシベン
ズアルデヒド(収率62.6%)を得る。
【0068】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.25(2H,dd,J=16.60,3.4
2Hz)、3.46(2H,dd,J=16.60,
6.35Hz)、3.90(3H,s)、5.26(1
H,m)、6.98(1H,d,J=8.30Hz)、
7.17−7.21(2H,m)、7.22−7.25
(2H,m)、7.46−7.49(2H,m)、9.
87(1H,s)
【0069】(2)2−アミノ−1−[3−(2−イン
ダニルオキシ)−4−メトキシフェニル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−(2−インダニル
オキシ)−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、黄
色固体の2−アミノ−1−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]エタノールを得る。
【0070】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.81(1H,dd,J=12.70,7.8
2Hz)、3.00(1H,dd,J=12.70,
3.91Hz)、3.24(2H,dd,J=16.6
0,4.40Hz)、3.38(2H,dd,J=1
6.60,6.83Hz)、3.81(3H,s)、
4.58(1H,dd,J=7.82,3.91H
z)、5.21(1H,m)、6.86(1H,d,J
=8.30Hz)、6.91(1H,dd,J=8.3
0,1.95Hz)、6.98(1H,d,J=1.9
5Hz)、7.16−7.21(2H,m)、7.22
−7.24(2H,m)
【0071】(3)2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−(2−インダ
ニルオキシ)−4−メトキシフェニル]エタノールを使
用し、淡褐色固体の標記化合物(収率74.7%)を得
る。
【0072】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.24(2H,dd,J=16.60,3.9
1Hz)、3.39(2H,dd,J=16.60,
6.35Hz)、3.48(1H,dm,J=12.2
0Hz)、3.57(1H,dd,J=12.20,1
0.25Hz)、3.82(3H,s)、4.36(1
H,d,J=16.60Hz)、4.45(1H,d,
J=16.60Hz)、4.72(1H,dd,J=1
0.25,2.93Hz)、5.21(1H,m)、
6.08(1H,broad s)、6.87(1H,
d,J=8.30Hz)、6.93(1H,d,J=
8.30,1.47Hz)、6.99(1H,d,J=
1.47Hz)、7.17−7.25(4H,m)
【0073】<実施例7> 2−(3−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)モルホリン−5−オン(表1の化合物No.7)の
合成 (1)3−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシベンズ
アルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、シクロヘキサノールを使用し、淡黄色
油状の3−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシベンズ
アルデヒド(収率42.3%)を得る。
【0074】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.23−1.43(3H,m)、1.53−
1.62(3H,m)、1.81−1.85(2H,
m)、2.03−2.07(2H,m)、3.93(3
H,s)、4.28−4.35(1H,m)、6.97
(1H,d,J=8.79Hz)、7.31−7.45
(2H,m)、9.84(1H,s)
【0075】(2)2−アミノ−1−[3−シクロヘキ
シルオキシ−4−メトキシフェニル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−シクロヘキシルオ
キシ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、黄色油
状の2−アミノ−1−(3−シクロヘキシルオキシ−4
−メトキシフェニル)エタノールを得る。
【0076】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.25−1.41(2H,m)、1.43−
1.64(4H,m)、1.80−1.82(2H,
m)、2.00−2.03(2H,m)、2.79(1
H,dd,J=12.20,7.81Hz)、2.96
(1H,dd,J=12.20,3.42Hz)、3.
84(3H,s)、4.20(1H,m)、4.55
(1H,dd,J=7.81,3.42Hz)、6.8
3−6.98(3H,m)
【0077】(3)2−(3−シクロヘキシルオキシ−
4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−シクロヘキシ
ルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノールを使用
し、淡褐色固体の標記化合物(収率31.9%)を得
る。
【0078】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.26−1.40(3H,m)、1.52−
1.61(3H,m)、1.81−1.84(2H,
m)、2.00−2.04(2H,m)、3.46(1
H,ddd,J=11.72,3.90,3.90H
z)、3.55(1H,dd,J=12.21,10.
25Hz)、3.85(3H,s)、4.20(1H,
m)、4.34(1H,d,J=17.09Hz)、
4.43(1H,d,J=17.09Hz)、4.68
(1H,dd,J=10.25,3.90Hz)、6.
54(1H,broads)、6.87(1H,d,J
=8.30Hz)、6.91(1H,dd,J=8.3
0,1.95Hz)、6.95(1H,d,J=1.9
5Hz)
【0079】<実施例8> 2−(3−シクロプロピルメトキシ−4−メトキシフェ
ニル)モルホリン−5−オン(表1の化合物No.8)
の合成 (1)3−シクロプロピルメトキシ−4−メトキシベン
ズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、シクロプロピルメチルアルコールを使
用し、無色固体の3−シクロプロピルメトキシ−4−メ
トキシベンズアルデヒド(収率77.4%)を得る。
【0080】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.36−0.40(2H,m)、0.65−
0.70(2H,m)、1.34−1.38(1H,
m)、3.92(2H,d,J=6.84Hz)、3.
97(3H,s)、6.98(1H,d,J=8.30
Hz)、7.39(1H,d,J=1.95Hz)、
7.45(1H,dd,J=8.30,1.95H
z)、9.84(1H,s)
【0081】(2)2−アミノ−1−(3−シクロプロ
ピルメトキシ−4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−シクロプロピルメ
トキシ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、淡褐
色固体の2−アミノ−1−[3−シクロプロピルメトキ
シ−4−メトキシフェニル]エタノールを得る。
【0082】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.33−0.37(2H,m)、0.61−
0.66(2H,m)、1.34(1H,m)、2.7
9(1H,dd,J=12.69,7.81Hz)、
2.95(1H,dd,J=12.69,3.91H
z)、3.86(2H,d,J=6.84Hz)、3.
87(3H、s)、4.55(1H,dd,J=7.8
1,3.91Hz)、6.85−6.91(3H,m)
【0083】(3)2−(3−シクロプロピルメトキシ
−4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−シクロプロピ
ルメトキシ−4−メトキシフェニル]エタノールを使用
し、無色固体の標記化合物(収率52.0%)を得る。
【0084】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.36(2H,m)、0.65(2H,m)、
1.34(1H,m)、3.46(1H,dt,J=1
2.20,3.42Hz)、3.54(1H,dd,J
=12.20,9.77Hz)、3.86(2H,d,
J=7.82Hz)、3.88(3H,s)、4.33
(1H,d,J=17.09Hz)、4.42(1H,
d,J=17.09Hz)、4.68(1H,dd,J
=9.77,3.42Hz)、6.86(1H,d,J
=8.30Hz)、6.89(1H,dd,J=8.3
0,1.46Hz)、6.92(1H,d,J=1.4
6Hz)、6.99(1H,broads)
【0085】<実施例9> 2−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチルモル
ホリン−5−オン(表1の化合物No.9)の合成 (1)2−アミノ−1−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−1−メチルエタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3,4−ジメトキシアセ
トフェノンを使用し、黄色油状の2−アミノ−1−
(3,4−ジメトキシフェニル)−1−メチルエタノー
ルを得る。
【0086】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.47(3H,s)、2.78(1H,d,J
=12.20Hz)、3.06(1H,d,J=12.
20Hz)、3.87(3H,s)、3.90(3H,
s)、6.85(1H,d,J=8.30Hz)、6.
91(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、
7.05(1H,d,J=1.95Hz)
【0087】(2)2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−メチルモルホリン−5−オン実施例3(2)
と同様の手法を用い、2−アミノ−1−(3−ベンジル
オキシ−4−メトキシフェニル)エタノールのかわり
に、2−アミノ−1−(3,4−ジメトキシフェニル)
−1−メチルエタノールを使用し、淡黄色固体の標記化
合物(収率32.4%)を得る。
【0088】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.56(3H,s)、3.61(1H,dd,
J=12.70,1.96Hz)、3.84(1H,d
d,J=12.70,3.90Hz)、3.88(3
H,s)、3.90(3H,s)、4.01(1H,
d,J=17.09Hz)、4.20(1H,d,J=
17.09Hz)、6.14(1H,broad)、
6.84(1H,d,J=8.30Hz)、6.90
(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、6.9
9(1H,d,J=1.95Hz)
【0089】<実施例10> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−2−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合物
No.10)の合成 (1)3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアセト
フェノン 3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデ
ヒド10.00g(45.40mM)の乾燥テトラヒド
ロフラン100ml溶液を0℃に冷却し、この溶液にメ
チルマグネシウムブロミドのテトラヒドロフラン溶液
(136.20mM)を滴加し、そのままの温度で2時
間攪拌する。得られた溶液に飽和塩化アンモニウム水溶
液を加え、室温まで戻し、酢酸エチルで抽出し、この抽
出液を飽和食塩水、水で順次洗浄する。有機溶液を無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒を除去し、淡
黄色油状の1−(3−シクロペンチルオキシ−4−メト
キシフェニル)エタノールの粗生成物10.67gを得
る。ここで得られた1−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)エタノールの粗生成物10.6
7gを乾燥塩化メチレン200mlに溶解し、この溶液
に二酸化マンガン39.2gを加え、室温で16時間激
しく攪拌する。得られた溶液中の不溶物をセライト濾過
により除去し、濾液を減圧下濃縮し、黄色油状の残渣を
得る。この残渣をフラッシュクロマトグラフィー(Si
2:25%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)により精製
する。真空下にて溶媒を除去、乾燥し、黄色油状の3−
シクロペンチルオキシ−4−メトキシアセトフェノン1
0.00g(収率94.4%)を得る。
【0090】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.61−1.64(2H,m)、1.81−
1.90(4H,m)、1.97−2.00(2H,
m)、2.56(3H,s)、3.91(3H,s)、
4.86(1H,m)、6.87(1H,d,J=8.
30Hz)、7.52(1H,d,J=1.95H
z)、7.55(1H,dd,J=8.30、1.95
Hz)
【0091】(2)2−アミノ−1−(3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−メチルエタ
ノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−シクロペンチルオキ
シ−4−メトキシアセトフェノンを使用し、褐色油状の
2−アミノ−1−(3−シクロペンチルオキシ−4−メ
トキシフェニル)−1−メチルエタノールを得る。
【0092】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.47(3H,s)、1.56−1.66(2
H,m)、1.79−1.97(6H,m)、2.75
(1H,d,J=12.20Hz)、3.05(1H,
d,J=12.20Hz)、3.84(3H,s)、
4.79−4.83(1H,m)、6.83(1H,
d,J=8.30Hz)、6.90(1H,dd,J=
8.30,2.44Hz)、7.02(1H,d,J=
2.44Hz)
【0093】(3)2−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)−2−メチルモルホリン−5−
オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−シクロペンチ
ルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−メチルエタノ
ールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収率36.7
%)を得る。
【0094】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.53(3H,s)、1.60−1.64(2
H,m)、1.81−1.94(6H,m)、3.60
(1H,dd,J=12.70,1.47Hz)、3.
81−3.86(1H,m)、3.84(3H,s)、
3.98(1H,d,J=17.58Hz)、4.18
(1H,d,J=17.58Hz)、4.79(1H,
m)、6.46(1H,broad s)、6.83
(1H,d,J=8.30Hz)、6.88(1H,d
d,J=8.30,1.95Hz)、6.98(1H,
d,J=1.95Hz)
【0095】<実施例11> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−2−フェニルモルホリン−5−オン(表1の化合物
No.11)の合成 (1)3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン 3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシベンズアルデ
ヒド10.00g(45.40mM)の乾燥テトラヒド
ロフラン50ml溶液を、−78℃に冷却し、この溶液
にフェニルリチウムのトルエン溶液(49.94mM)
を滴加し、そのままの温度で5時間攪拌する。得られた
溶液に水を加え、室温まで戻し、ジエチルエーテルで抽
出し、この抽出液を無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、減圧下で溶媒を除去し、黄色油状のα−(3−シク
ロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)ベンジルア
ルコールの粗生成物13.56gを得る。ここで得られ
たα−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェ
ニル)ベンジルアルコールの粗生成物10.00gを乾
燥塩化メチレン110mlに溶解し、この溶液に二酸化
マンガン16.00gを加え、室温で2日間激しく攪拌
する。得られた溶液中の不溶物をセライト濾過により除
去し、濾液を減圧下濃縮し、黄色固体の残渣を得る。こ
の残渣をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2:2
0%酢酸エチル/ヘキサンで溶出)により精製する。真
空下にて溶媒を除去、乾燥し、淡黄色固体の3−シクロ
ペンチルオキシ−4−メトキシベンゾフェノン9.20
g(収率92.6%)を得る。
【0096】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.60−1.65(2H,m)、1.82−
2.00(6H,m)、3.93(3H,s)、4.8
4(1H,m)、6.89(1H,d,J=8.30H
z)、7.38(1H,dd,J=8.30,1.95
Hz)、7.46(1H,d,J=1.95Hz)、
7.49(2H,d,J=7.81Hz)、7.55−
7.59(1H,m)、7.75−7.77(2H,
m)
【0097】(2)2−アミノ−1−(3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−フェニルエ
タノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−シクロペンチルオキ
シ−4−メトキシベンゾフェノンを使用し、黄色固体の
2−アミノ−1−(3−シクロペンチルオキシ−4−メ
トキシフェニル)−1−フェニルエタノールを得る。
【0098】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.54−1.61(2H,m)、1.78−
1.86(6H,m)、3.33−3.38(2H,
m)、3.82(3H,s)、4.73(1H,m)、
6.80(1H,d,J=8.30Hz)、6.90
(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、7.0
1(1H,d,J=1.95Hz)、7.21−7.2
4(1H,m)、7.32(2H,t,J=7.33H
z)、7.42−7.44(2H,m)
【0099】(3)2−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)−2−フェニルモルホリン−5
−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−シクロペンチ
ルオキシ−4−メトキシフェニル)−1−フェニルエタ
ノールを使用し、淡黄色固体の標記化合物(収率32.
8%)を得る。
【0100】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.56−1.60(2H,m)、1.74−
1.88(6H,m)、3.83(3H,s)、3.8
9(1H,dd,J=12.69,1.95Hz)、
3.94(1H,dd,J=12.69,1.95H
z)、4.10(1H,d,J=17.09Hz)、
4.16(1H,d,J=17.09Hz)、4.68
(1H,m)、6.57(1H,broad s)、
6.80(1H,d,J=8.79Hz)、6.83−
6.86(2H,m)、7.26−7.34(5H,
m)
【0101】<実施例12> 2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−メチルモル
ホリン−5−オン(表1の化合物No.12)の合成 実施例1で製造される2−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)モルホリン−5−オン0.10g(0.42m
M)、水素化ナトリウム(60%)0.02g(0.4
6mM)及びヨウ化メチル0.07g(0.51mM)
を乾燥N,N−ジメチルホルムアミド2mlに溶解し、
室温で一晩攪拌する。反応溶液に水を加え、塩化メチレ
ンで抽出し、抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧下溶媒を除去し、黄色油状の粗生成物を得る。この粗
生成物をフラッシュクロマトグラフィー(SiO2:3
%メタノール/塩化メチレンで溶出)で精製し、無色固
体の標記化合物(収率96.9%)を得る。
【0102】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.02(3H,s)、3.33(1H,dd,
J=12.20,2.93Hz)、3.57(1H,d
d,J=12.20,10.75Hz)、3.89(3
H,s)、3.91(3H,s)、4.32(1H,
d,J=16.60Hz)、4.42(1H,d,J=
16.60Hz)、4.77(1H,d,J=10.7
5,2.93Hz)、6.86(1H,d,J=8.3
0Hz)、6.90(1H,dd,J=8.30,1.
46Hz)、6.94(1H,d,J=1.46Hz)
【0103】<実施例13> 4−(4−ブロモベンジル)−2−(3−シクロペンチ
ルオキシ−4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オ
ン(表1の化合物No.13)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
2で製造される2−(3−シクロペンチルオキシ−4−
メトキシフェニル)モルホリン−5−オンを、また、ヨ
ウ化メチルのかわりに4−ブロモベンジルブロミドを使
用し、褐色油状の標記化合物(収率96.5%)を得
る。
【0104】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.56−1.66(2H,m)、1.77−
1.95(6H,m)、3.22(1H,dd,J=1
2.21,2.93Hz)、3.41(1H,dd,J
=12.21,10.26Hz)、3.82(3H,
s)、4.37(1H,d,J=16.60Hz)、
4.48(1H,d,J=16.60Hz)、4.48
(1H,d,J=15.14Hz)、4.67(1H,
d,J=15.14Hz)、4.68(1H,dd,J
=10.26,2.93Hz)、4.76(1H,
m)、6.78−6.87(3H,m)、7.17(2
H,d,J=8.30Hz)、7.47(2H,d,J
=8.30Hz)
【0105】<実施例14> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合物N
o.14)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりにヨウ化メチルを使用し、淡褐色固体の
標記化合物(収率92.5%)を得る。
【0106】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.58−1.67(2H,m)、1.72−
2.00(6H,m)、3.02(3H,s)、3.3
2(1H,dd,J=12.21,3.42Hz)、
3.55(1H,dd,J=12.21,10.74H
z)、3.84(1H,s)、4.30(1H,d,J
=16.60Hz)、4.40(1H,d,J=16.
60Hz)、4.74(1H,dd,J=10.74,
3.42Hz)、4.80(1H,m)、6.84−
6.93(3H,m)
【0107】<実施例15> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−エトキシカルボニルメチルモルホリン−5−
オン(表1の化合物No.15)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりにブロモ酢酸エチルを使用し、淡褐色固
体の標記化合物(収率74.5%)を得る。
【0108】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.30(3H,t,J=7.33Hz)、1.
60−1.67(2H,m)、1.81−1.96(6
H,m)、3.38(1H,dd,J=11.74,
2.93Hz)、3.67(1H,dd,J=11.7
4,10.74Hz)、3.84(3H,s)、4.0
8(1H,d,J=17.09Hz)、4.22(2
H,q,J=7.33Hz)、4.27(1H,d,J
=17.09Hz)、4.38(1H,d,J=17.
09Hz)、4.47(1H,d,J=17.09H
z)、4.80(1H,m)、4.83(1H,dd,
J=10.74,2.93Hz)、6.84(1H,
d,J=8.30Hz)、6.90(1H,dd,J=
8.30,1.95Hz)、6.94(1H,d,J=
1.95Hz)
【0109】<実施例16> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−(4−ピリジルメチル)モルホリン−5−オ
ン(表1の化合物No.16)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりに4−クロロメチルピリジン塩酸塩を使
用し、褐色油状の標記化合物(収率73.3%)を得
る。
【0110】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.58−1.64(2H,m)、1.73−
1.96(6H,m)、3.24(1H,dd,J=1
2.21,3.42Hz)、3.48(1H,dd,J
=12.21,11.23Hz)、3.83(3H,
s)、4.41(1H,d,J=16.60Hz)、
4.53(1H,d,J=16.60Hz)、4.54
(1H,d,J=14.65Hz)、4.73(1H,
d,J=14.65Hz)、4.73(1H,dd,J
=11.23,3.42Hz)、4.77(1H,
m)、6.82−6.93(3H,m)、7.22(2
H,d,J=5.37Hz)、8.60(2H,d,J
=5.37Hz)
【0111】<実施例17> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−エチルモルホリン−5−オン(表1の化合物N
o.17)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりにヨウ化エチルを使用し、淡褐色油状の
標記化合物(収率44.2%)を得る。
【0112】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.19(3H,t,J=7.32Hz)、1.
60−1.64(2H,m)、1.82−1.96(6
H,m)、3.30(1H,dd,J=12.21,
2.93Hz)、3.42(1H,dq,J=14.6
5,7.32Hz)、3.53(1H,dd,J=1
2.21,10.26Hz)、3.56(1H,dq,
J=14.65,7.32Hz)、3.85(3H,
s)、4.30(1H,d,J=16.60Hz)、
4.40(1H,d,J=16.60Hz)、4.72
(1H,dd,J=10.26,2.93Hz)、4.
81(1H,m)、6.85(1H,d,J=8.30
Hz)、6.89(1H,dd,J=8.30,1.9
6Hz)、6.93(1H,d,J=1.96Hz)
【0113】<実施例18> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−(2−キノリンメチル)モルホリン−5−オ
ン(表1の化合物No.18)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりに2−クロロメチルキノリン塩酸塩を使
用し、黄色油状の標記化合物(収率27.4%)を得
る。
【0114】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.52−1.63(2H,m)、1.73−
1.96(6H,m)、3.51(1H,dd,J=1
2.70,3.42Hz)、3.61(1H,dd,J
=12.70,10.25Hz)、3.80(3H,
s)、4.43(1H,d,J=16.60Hz)、
4.54(1H,d,J=16.60Hz)、4.74
(1H,m)、4.77(1H,dd,J=10.2
5,3.42Hz)、4.87(1H,d,J=15.
14Hz)、5.04(1H,d,J=15.14H
z)、6.78(1H,d,J=8.30Hz)、6.
81(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、
6.88(1H,d,J=1.95Hz)、7.50
(1H,d,J=8.30Hz)、7.55(1H,
d,J=7.32Hz)、7.72(1H,m)、7.
82(1H,d,J=8.30Hz)、8.03(1
H,d,J=8.31Hz)、8.17(1H,d,J
=8.30Hz)
【0115】<実施例19> 4−ブチル−2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メ
トキシフェニル)モルホリン−5−オン(表1の化合物
No.19)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりにヨウ化ブチルを使用し、黄色油状の標
記化合物(収率58.1%)を得る。
【0116】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.95(3H,t,J=7.32Hz)、1.
36(2H,q,J=7.32Hz)、1.53−1.
64(4H,m)、1.80−1.97(6H,m)、
3.30(1H,dd,J=12.21,3.42H
z)、3.34−3.38(1H,m)、3.51(1
H,dd,J=12.21,10.26Hz)、3.4
7−3.53(1H,m)、3.85(3H,s)、
4.30(1H,d,J=16.61Hz)、4.41
(1H,d,J=16.61Hz)、4.71(1H,
dd,J=10.26,3.42Hz)、4.81(1
H,m)、6.85(1H,d,J=8.30Hz)、
6.88(1H,dd,J=8.30,1.95H
z)、6.93(1H,d,J=1.95Hz)
【0117】<実施例20> 4−アセチル−2−(3−シクロペンチルオキシ−4−
メトキシフェニル)モルホリン−5−オン(表1の化合物
No.20)の合成 実施例13と同様の手法を用い、4−ブロモベンジルブ
ロミドのかわりにアセチルブロミドを使用し、無色固体
の標記化合物(収率33.5%)を得る。
【0118】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.57−1.63(2H,m)、1.81−
1.95(6H,m)、2.62(3H,s)、3.5
3(1H,dd,J=13.68,10.74Hz)、
3.85(3H,s)、4.18(1H,dd,J=1
3.68,2.93Hz)、4.38(1H,d,J=
17.58Hz)、4.53(1H,d,J=17.5
8Hz)、4.70(1H,dd,J=10.74,
2.93Hz)、4.78(1H,m)、6.85(1
H,d,J=8.30Hz)、6.88(1H,dd,
J=8.30,1.95Hz)、6.91(1H,d,
J=1.95Hz)
【0119】<実施例21> 2−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシフ
ェニル]−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合
物No.21)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
6で製造される2−[3−(2−インダニルオキシ)−
4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オンを使用
し、淡黄色固体の標記化合物(収率100%)を得る。
【0120】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.03(3H,s)、3.24(2H,dd,
J=16.60,3.90Hz)、3.34(1H,d
d,J=12.69,3.42Hz)、3.39(2
H,dd,J=16.60,6.84Hz)、3.57
(1H,dd,J=12.69,10.74Hz)、
3.82(3H,s)、4.32(1H,d,J=1
6.60Hz)、4.42(1H,d,J=16.60
Hz)、4.77(1H,dd,J=10.74,3.
42Hz)、5.22(1H,m)、6.87(1H,
d,J=8.30Hz)、6.93(1H,dd,J=
8.30,1.95Hz)、7.00(1H,d,J=
1.95Hz)、7.16−7.20(2H,m)、
7.22−7.25(2H,m)
【0121】<実施例22> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−メチル−2−フェニルモルホリン−5−オン
(表1の化合物No.22)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに、実施
例11で製造される2−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)−2−フェニルモルホリン−5
−オンを使用し、黄色油状の標記化合物(収率64.7
%)を得る。
【0122】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.52−1.60(2H,m)、1.80−
1.81(6H,m)、3.08(3H,s)、3.8
3(3H,s)、3.85(2H,s)、4.06(1
H,d,J=17.09Hz)、4.12(1H,d,
J=17.09Hz)、4.68(1H,m)、6.7
5(1H,dd,J=8.79,1.95Hz)、6.
80(1H,d,J=8.79Hz)、6.83(1
H,d,J=1.95Hz)、7.27−7.35(5
H,m)
【0123】<実施例23> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−2−フェニル−4−(4−ピリジルメチル)モル
ホリン−5−オン(表1の化合物No.23)の合成 実施例22と同様の手法を用い、ヨウ化メチルのかわり
に4−クロロメチルピリジン塩酸塩を使用し、淡黄色固
体の標記化合物(収率89.8%)を得る。
【0124】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.55−1.65(2H,m)、1.78(6
H,m)、3.76(1H,d,J=12.69H
z)、3.79(1H,d,J=12.69Hz)、
3.81(3H,s)、4.21(1H,d,J=1
7.09Hz)、4.25(1H,d,J=17.09
Hz)、4.61(1H,m)、4.62(1H,d,
J=15.13Hz)、4.68(1H,d,J=1
5.13Hz)、6.53(1H,dd,J=8.3
0,1.95Hz)、6.69(1H,d,J=8.3
0Hz)、6.76(1H,d,J=1.95Hz)、
7.15−7.17(2H,m)、7.24−7.30
(5H,m)、8.62−8.63(2H,m)
【0125】<実施例24> 2−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシフ
ェニル]−2−フェニルモルホリン−5−オン(表1の化
合物No.24)の合成 (1)3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシベ
ンゾフェノン 実施例11(1)と同様の手法を用い、3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドのかわりに
実施例6(1)で製造される3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、淡黄色
固体の3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシベ
ンゾフェノン(収率87.3%)を得る。
【0126】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.26(2H,dd,J=16.60,3.4
2Hz)、3.43(2H,dd,J=16.60,
6.34Hz)、3.89(3H,s)、5.26(1
H,m)、6.90(1H,d,J=8.30Hz)、
7.17−7.20(2H,m)、7.22−7.26
(2H,m)、7.42(1H,dd,J=8.30,
1.95Hz)、7.47−7.51(2H,m)、
7.54(1H,d,J=1.95Hz)、7.56−
7.60(1H,m)、7.77−7.79(2H,
m)
【0127】(2)2−アミノ−1−[3−(2−イン
ダニルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−フェニ
ルエタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−(2−インダニル
オキシ)−4−メトキシベンゾフェノンを使用し、黄色
固体の2−アミノ−1−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−1−フェニルエタノー
ルを得る。
【0128】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.17(1H,dd,J=16.60,3.9
1Hz)、3.18(1H,dd,J=16.60,
3.91Hz)、3.30(1H,dd,J=16.6
0,6.84Hz)、3.31(1H,dd,J=1
6.60,6.84Hz)、3.36(2H,broa
d)、3.79(3H,s)、5.15(1H,m)、
6.82(1H,d,J=8.30Hz)、6.96
(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、7.0
7(1H,d,J=1.95Hz)、7.15−7.2
5(5H,m)、7.32−7.36(2H,m)、
7.45(2H,d,J=7.33Hz)
【0129】(3)2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−2−フェニルモルホリ
ン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−(2−インダ
ニルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−フェニル
エタノールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収率6
8.0%)を得る。
【0130】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.14(2H,dm,J=16.60Hz)、
3.25(1H,dd,J=16.60,6.35H
z)、3.28(1H,dd,J=16.60,6.3
5Hz)、3.80(3H,s)、3.91(1H,d
d,J=13.18,2.93Hz)、3.95(1
H,dd,J=13.18,2.93Hz)、4.13
(1H,d,J=17.09Hz)、4.17(1H,
d,J=17.09Hz)、5.11(1H,m)、
6.51(1H,broad s)、6.82(1H,
d,J=8.30Hz)、6.89−6.91(2H,
m)、7.15−7.22(2H,m)、7.27−
7.33(1H,m)、7.36(2H,d,J=4.
39Hz)
【0131】<実施例25> 2−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシフ
ェニル]−4−メチル−2−フェニルモルホリン−5−
オン(表1の化合物No.25)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに、実施
例24で製造される2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−2−フェニルモルホリ
ン−5−オンを使用し、無色固体の標記化合物(収率7
5.5%)を得る。
【0132】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.09(3H,s)、3.14(2H,dd,
J=16.60,3.91Hz)、3.25(1H,d
d,J=16.60,6.83Hz)、3.27(1
H,dd,J=16.60,6.83Hz)、3.80
(3H,s)、3.86(2H,s)、4.09(1
H,d,J=16.60Hz)、4.15(1H,d,
J=16.60Hz)、5.08−5.12(1H,
m)、6.82(1H,s)、6.82(1H,s)、
6.88(1H,s)、7.15−7.34(6H,
m)
【0133】<実施例26> 2−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキ
シ)フェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合物N
o.26)の合成 (1)4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキ
シ)ベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、5−フェニルペンタノールを使用し、
淡黄色固体の4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチ
ルオキシ)ベンズアルデヒド(収率81.4%)を得
る。
【0134】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.47−1.59(2H,m)、1.67−
1.75(2H,m)、1.87−1.94(2H,
m)、2.65(2H,t,J=7.81Hz)、3.
94(3H,s)、4.07(2H,t,J=6.83
Hz)、6.96−7.56(8H,m)、9.84
(1H,s)
【0135】(2)2−アミノ−1−(5−フェニルペ
ンチルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、4−メトキシ−3−
(5−フェニルペンチルオキシ)ベンズアルデヒドを使
用し、淡黄色固体の2−アミノ−1−(5−フェニルペ
ンチルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノールを得
る。
【0136】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.48−1.55(2H,m)、1.66−
1.74(2H,m)、1.84−1.92(2H,
m)、2.64(2H,t,J=6.84Hz)、2.
79(1H,dd,J=12.70,7.32Hz)、
2.98(1H,dd,J=12.70,3.90H
z)、3.85(3H,s)、4.02(2H,t,J
=6.84Hz)、4.56(1H,dd,J=7.3
2,3.90Hz)、6.81−6.98(3H,
m)、7.16−7.30(5H,m)
【0137】(3)2−(5−フェニルペンチルオキシ
−4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(5−フェニルペン
チルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノールを使用
し、淡黄色固体の標記化合物(収率45.6%)を得
る。
【0138】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.50−1.55(2H,m)、1.66−
1.73(2H,m)、1.87−1.91(2H,
m)、2.65(2H,t,J=7.81Hz)、3.
45−3.48(1H,m)、3.53−3.58(1
H,m)、3.86(3H,s)、4.02(2H,
t,J=6.83Hz)、4.34(1H,d,J=1
6.60Hz)、4.44(1H,d,J=16.60
Hz)、4.69(2H,dd,J=10.25,2.
93Hz)、6.14(1H,broad s)、6.
84−6.92(3H,m)、7.17−7.30(5
H,m)
【0139】<実施例27> 2−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシフ
ェニル]−2−メチルモルホリン−5−オン(表1の化
合物No.27)の合成 (1)3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシア
セトフェノン 実施例10(1)と同様の手法を用い、3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドのかわり
に、実施例6(1)で製造される3−(2−インダニル
オキシ)−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、淡
黄色固体の3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキ
シアセトフェノン(収率85.9%)を得る。
【0140】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.25(2H,dd,J=16.60,3.4
2Hz)、3.46(2H,dd,J=16.60,
6.35Hz)、3.90(3H,s)、5.26(1
H,m)、6.98(1H,d,J=8.30Hz)、
7.17−7.21(2H,m)、7.22−7.25
(2H,m)、7.46−7.49(2H,m)、9.
87(1H,s)
【0141】(2)2−アミノ−1−[3−(2−イン
ダニルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−メチル
エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−(2−インダニルオ
キシ)−4−メトキシアセトフェノンを使用し、淡黄色
固体の2−アミノ−1−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−1−メチルエタノール
を得る。
【0142】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.47(3H,s)、2.76−2.79(1
H,m)、3.04−3.07(1H、m)、3.24
(2H,dd,J=16.60,4.39Hz)、3.
38(2H,dd,J=16.60,6.34Hz)、
3.81(3H,s)、5.23(1H,m)、6.8
5(1H,d,J=8.30Hz)、6.96(1H,
dd,J=8.30,1.95Hz)、7.10(1
H,d,J=1.95Hz)、7.16−7.19(2
H,m)、7.22−7.24(2H,m)
【0143】(3)2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−2−メチルモルホリン
−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−(2−インダ
ニルオキシ)−4−メトキシフェニル]−1−メチルエ
タノールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収率5
4.9%)を得る。
【0144】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.53(3H,s)、3.22(1H,dd,
J=16.60,2.93Hz)、3.22(1H,d
d,J=16.60,2.93Hz)、3.36(2
H,dd,J=16.60,6.83Hz)、3.57
(1H,dd,J=12.70,1.47Hz)、3.
81(1H,dd,J=12.70,3.91Hz)、
3.81(3H,s)、3.98(1H,d,J=1
7.09Hz)、4.18(1H,d,J=17.09
Hz)、5.21(1H,m)、6.85(1H,d,
J=8.30Hz)、6.93(1H,dd,J=8.
30,1.95Hz)、7.04(1H,d,J=1.
95Hz)、7.16−7.20(2H,m)、7.2
1−7.25(2H,m)、7.29(1H,broa
d s)
【0145】<実施例28> 2,4−ジメチル−2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン
(表1の化合物No.28)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに、実施
例27で製造される2−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシフェニル]−2−メチルモルホリン
−5−オンを使用し、無色固体の標記化合物(収率9
2.9%)を得る。
【0146】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.54(3H,s)、3.04(3H,s)、
3.21(1H,dd,J=16.60,3.90H
z)、3.23(1H,dd,J=16.60,3.9
0Hz)、3.35(1H,dd,J=16.60,
2.44Hz)、3.36(1H,dd,J=16.6
0,2.93Hz)、3.61(1H,d,J=12.
70Hz)、3.73(1H,d,J=12.70H
z)、3.82(3H,s)、3.96(1H,d,J
=17.09Hz)、4.18(1H,d,J=17.
09Hz)、5.21(1H,m)、6.85(1H,
s)、6.85(1H,s)、7.00(1H,s)、
7.17−7.20(2H,m)、7.23−7.26
(2H,m)
【0147】<実施例29> 2−[4−メトキシ−3−(5−フェニルペンチルオキ
シ)フェニル]−4−メチルモルホリン−5−オン(表1
の化合物No.29)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに、実施
例26で製造される2−[4−メトキシ−3−(5−フ
ェニルペンチルオキシ)フェニル]モルホリン−5−オ
ンを使用し、淡黄色油状の標記化合物(収率84.9
%)を得る。
【0148】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.50−1.56(2H,m)、1.67−
1.73(2H,m)、1.86−1.91(2H,
m)、2.65(2H,t,J=7.81Hz)、3.
02(3H,s)、3.32(1H,dd,J=12.
21,2.93Hz)、3.55(1H,dd,J=1
2.21,10.25Hz)、3.86(3H,s)、
4.02(2H,t,J=6.83Hz)、4.31
(1H,d,J=16.60Hz)、4.41(1H,
d,J=16.60Hz)、4.74(1H,dd,J
=10.25,2.93Hz)、6.84−6.92
(3H,m)、7.16−7.30(5H,m)
【0149】<実施例30> 2−[3−[2−(ベンジルオキシ)エトキシ]−4−
メトキシフェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合
物No.30)の合成 (1)3−[2−(ベンジルオキシ)エトキシ]−4−
メトキシベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、2−ベンジルオキシエタノールを使用
し、淡黄色油状の3−[2−(ベンジルオキシ)エトキ
シ]−4−メトキシベンズアルデヒド(収率83.4
%)を得る。
【0150】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.89(2H,t,J=4.88Hz)、3.
95(3H,s)、4.27(2H,t,J=4.88
Hz)、4.65(2H,s)、6.97(1H,d,
J=8.30Hz)、7.27−7.48(7H,m
)、9.83(1H,s)
【0151】(2)2−アミノ−1−[3−[2−(ベ
ンジルオキシ)エトキシ]−4−メトキシフェニル]エ
タノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−[3−[2−(ベン
ジルオキシ)エトキシ]−4−メトキシアセトフェノン
を使用し、黒色油状の2−アミノ−1−[3−[2−
(ベンジルオキシ)エトキシ]−4−メトキシフェニ
ル]エタノールを得る。
【0152】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.76(1H,dd,J=12.70,7.8
1Hz)、2.94(1H,dd,J=12.70,
3.91Hz)、3.85(3H,s)、3.87(2
H,t,J=5.37Hz)、4.23(2H,t,J
=5.37Hz)、4.53(1H,dd,J=7.8
1,3.91Hz)、4.64(2H,s)、6.85
(1H,d,J=8.30Hz)、6.89(1H,d
d,J=8.30,1.95Hz)、6.97(1H,
d,J=1.95Hz)、7.28−7.39(5H,
m)
【0153】(2)2−[3−[2−(ベンジルオキ
シ)エトキシ]−4−メトキシフェニル]−2−メチル
モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−[2−(ベン
ジルオキシ)エトキシ]−4−メトキシフェニル]エタ
ノールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収率32.
0%)を得る。
【0154】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.39(1H,ddd,J=12.21,3.
42,3.42Hz)、3.47(1H,dd,J=1
2.21,10.25Hz)、3.86(3H,s)、
3.87(2H,t,J=5.37Hz)、4.24
(2H,t,J=5.37Hz)、4.31(1H,
d,J=17.09Hz)、4.41(1H,d,J=
17.09Hz)、4.63(2H,s)、4.65
(1H,dd,J=10.25,3.42Hz)、6.
61(1H,broad)、6.86(1H,d,J=
8.30Hz)、6.91(1H,dd,J=8.3
0,1.95Hz)、6.99(1H,d,J=1.9
5Hz)、7.27−7.38(5H,m)
【0155】<実施例31> 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−6,6−ジメチルモルホリン−5−オン(表1の
化合物No.31)の合成 (1)2−(2−ブロモ−2−メチルプロピオナミド)
−1−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェ
ニル)エタノール 実施例2(2)と同様の手法を用い、クロロアセチルク
ロライドのかわりに2−ブロモ−2−メチルプロピオニ
ルブロミドを使用し、2−(2−ブロモ−2−メチルプ
ロピオナミド)−1−(3−シクロペンチルオキシ−4
−メトキシフェニル)エタノールを得る。
【0156】(2)2−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシフェニル)−6,6−ジメチルモルホリン
−5−オン 2−(2−ブロモ−2−メチルプロピオナミド)−1−
(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニル)
エタノールの粗生成物1.03gと水素化ナトリウム
(60%)0.23gを乾燥ジメチルホルムアミド40
ml中室温で一晩攪拌する。得られた反応液に水を加え
酢酸エチルで抽出し、次いで抽出液を数回水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下溶媒を除去
し、粗生成物を得る。得られた粗生成物をフラッシュク
ロマトグラフィー(SiO2:33%酢酸エチル/ヘキ
サンから75%酢酸エチル/ヘキサンの範囲のグラジェ
ントで溶出)で精製し、淡黄色固体の標記化合物0.1
7g(収率21.1%)を得る。
【0157】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.30(3H,s)、1.36(3H,s)、
1.61−1.64(2H,m)、1.85−2.05
(4H,m)、3.55(1H,dd,J=14.6
5,6.84Hz)、3.66(1H,dd,J=1
4.65,2.93Hz)、3.84(3H,s)、
4.45(1H,broad)、4.79(1H,
m)、4.93(1H,m)、6.84(1H,d,J
=8.30Hz)、6.90−6.94(2H,m)
【0158】<実施例32> 2−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エトキシ]
−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン(表1
の化合物No.32)の合成 (1)3−[2−(4−フルオロフェニル)エトキシ]
−4−メトキシベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、2−(4−フルオロフェニル)エタノ
ールを使用し、淡黄色油状の3−[2−(4−フルオロ
フェニル)エトキシ]−4−メトキシベンズアルデヒド
(収率91.6%)を得る。
【0159】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.15(2H,t,J=7.32Hz)、3.
96(3H,s)、4.25(2H,t,J=7.32
Hz)、6.98(1H,d,J=8.30Hz)、
6.98−7.03(2H,m)、7.24−7.28
(2H,m)、7.39(1H,d,J=1.47H
z)、7.46(1H,dd,J=8.30,1.47
Hz)、9.83(1H,s)
【0160】(2)2−アミノ−1−[3−[2−(4
−フルオロフェニル)エトキシ]−4−メトキシフェニ
ル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに3−[3−[2−(4−
フルオロフェニル)エトキシ]−4−メトキシアセトフ
ェノンを使用し、橙色固体の2−アミノ−1−[3−
[2−(4−フルオロフェニル)エトキシ]−4−メト
キシフェニル]エタノールを得る。
【0161】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.24(2H,broad)、2.76(1
H,dd,J=12.70,7.82Hz)、2.96
(1H,dd,J=12.70,3.90Hz)、3.
12(2H,t,J=7.32Hz)、3.85(3
H,s)、4.19(2H,t,J=7.32Hz)、
4.54(1H,dd,J=7.82,3.90H
z)、6.84−6.90(3H,m)、6.97−
7.01(2H,m)、7.23−7.27(2H,
m)
【0162】(3)2−[3−[2−(4−フルオロフ
ェニル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]−2−メ
チルモルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−[2−(4−
フルオロフェニル)エトキシ]−4−メトキシフェニ
ル]エタノールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収
率51.5%)を得る。
【0163】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.13(2H,t,J=7.32Hz)、3.
44(1H,ddd,J=12.21,3.42,3.
42Hz)、3.50(1H,dd,J=12.21,
10.25Hz)、3.86(3H,s)、4.19
(2H,t,J=7.32Hz)、4.32(1H,
d,J=17.09Hz)、4.42(1H,d,J=
17.09Hz)、4.67(1H,dd,J=10.
25,3.42Hz)、6.40(1H,broa
d)、6.85−6.90(3H,m)、6.98−
7.02(2H,m)、7.24−7.27(2H,
m)
【0164】<実施例33> 2−[4−メトキシ−3−(trans−4−フェニル
シクロヘキシルオキシ)フェニル]モルホリン−5−オ
ン(表1の化合物No.33)の合成 (1)4−メトキシ−3−(trans−4−フェニル
シクロヘキシルオキシ)ベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、cis−1−ヒドロキシ−4−フェニ
ルシクロヘキサンを使用し、無色固体の4−メトキシ−
3−(trans−4−フェニルシクロヘキシルオキ
シ)ベンズアルデヒド(収率37.5%)を得る。
【0165】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.59−1.76(4H,m)、2.01−
2.04(2H,m)、2.30−2.33(2H,
m)、2.60(1H,m)、3.96(3H,s)、
4.35−4.41(1H,m)、7.00(1H,
d,J=7.81Hz)、7.19−7.33(5H,
m)、7.46−7.48(2H,m)、9.86(1
H,s)
【0166】(2)2−アミノ−1−[4−メトキシ−
3−(trans−4−フェニルシクロヘキシルオキ
シ)フェニル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに4−メトキシ−3−(t
rans−4−フェニルシクロヘキシルオキシ)ベンズ
アルデヒドを使用し、淡黄色油状の2−アミノ−1−
[4−メトキシ−3−(trans−4−フェニルシク
ロヘキシルオキシ)フェニル]エタノールを得る。
【0167】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.19(2H,broad)、1.54−1.
74(4H,m)、1.98−2.01(2H,m)、
2.27−2.30(2H,m)、2.58(1H,d
ddd,J=11.72,11.72,3.42,3.
42Hz)、2.81(1H,dd,J=12.70,
7.81Hz)、2.99(1H,dd,J=12.7
0,3.91Hz)、3.17(1H,broad)、
3.86(3H,s)、4.25(1H,m,J=4.
39Hz)、4.57(1H,dd,J=7.81,
3.90Hz)、6.87(1H,d,J=8.30H
z)、6.92(1H,dd,J=8.30,1.96
Hz)、7.00(1H,d,J=1.96Hz)、
7.18−7.23(3H,m)、7.28−7.32
(2H,m)
【0168】(3)2−[4−メトキシ−3−(tra
ns−4−フェニルシクロヘキシルオキシ)フェニル]
モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[4−メトキシ−3
−(trans−4−フェニルシクロヘキシルオキシ)
フェニル]エタノールを使用し、淡褐色油状の標記化合
物(収率57.5%)を得る。
【0169】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.54−1.74(4H,m)、1.99−
2.02(2H,m)、2.26−2.29(2H,
m)、2.58(1H,m)、3.48(1H,dd
d,J=12.21,3.41,3.41Hz)、3.
57(1H,dd,J=12.21,10.25H
z)、3.87(3H,s)、4.23−4.28(1
H,m)、4.35(1H,d,J=17.09H
z)、4.45(1H,d,J=17.09Hz)、
4.70(1H,dd,J=10.25,3.41H
z)、6.13(1H,broad)、6.89(1
H,d,J=8.30Hz)、6.94(1H,dd,
J=8.30,1.47Hz)、7.01(1H,d,
J=1.47Hz)、7.18−7.32(5H,m)
【0170】<実施例34> 2−[4−メトキシ−3−[(1−フェニルシクロプロ
ピル)メトキシ]フェニル]モルホリン−5−オン(表
1の化合物No.34)の合成 (1)4−メトキシ−3−[(1−フェニルシクロプロ
ピル)メトキシ]ベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、1―フェニルシクロプロピルメタノー
ルを使用し、黄色油状の4−メトキシ−3−[(1−フ
ェニルシクロプロピル)メトキシ]ベンズアルデヒド
(収率74.8%)を得る。
【0171】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.00−1.02(2H,m)、1.04−
1.07(2H,m)、3.90(3H,s)、4.1
3(2H,s)、6.93(1H,d,J=7.81H
z)、7.19−7.23(1H,m)、7.28−
7.31(3H,m)、7.41−7.45(3H,
m)、9.79(1H,s)
【0172】(2)2−[4−メトキシ−3−[(1−
フェニルシクロプロピル)メトキシ]フェニル]モルホ
リン−5−オン 実施例3(1)〜(2)と同様の手法を用い、3−ベン
ジルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒドのかわりに
4−メトキシ−3−[(1−フェニルシクロプロピル)
メトキシ]ベンズアルデヒドを使用し、黄色油状の標記
化合物(収率22.1%)を得る。
【0173】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.96−1.00(2H,m)、1.04−
1.06(2H,m)、3.39(1H,ddd,J=
12.21,3.42,3.42Hz)、3.47(1
H,dd,J=12.21,10.25Hz)、3.8
0(3H,s)、4.10(2H,s)、4.30(1
H,d,J=17.09Hz)、4.40(1H,d,
J=17.09Hz)、4.62(1H,dd,J=1
0.25,3.42Hz)、6.56(1H,broa
d)、6.80(1H,d,J=1.95Hz)、6.
83(1H,d,J=8.30Hz)、6.87(1
H,dd,J=8.30,1.95Hz)、7.20
(1H,t,J=7.33Hz)、7.29(2H,
t,J=7.33Hz)、7.44(2H,d,J=
7.33Hz)
【0174】<実施例35> 2−[3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]
−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン(表1
の化合物No.35)の合成 (1)3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]
−4−メトキシベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、1−メチルシクロプロピルメタノール
を使用し、黄色油状の3−[1−(メチルシクロプロピ
ル)メトキシ]−4−メトキシベンズアルデヒド(収率
65.0%)を得る。
【0175】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.45−0.47(2H,m)、0.56−
0.57(2H,m)、1.27(3H,s)、3.8
4(2H,s)、3.95(3H,s)、6.97(1
H,d,J=8.30Hz)、7.37(1H,bro
ad)、7.45(1H,dd,J=8.30,1.4
6Hz)、9.83(1H,s)
【0176】(2)2−アミノ−1−[3−[(1−メ
チルシクロプロピル)メトキシ]−4−メトキシフェニ
ル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−[(1−メチルシ
クロプロピル)メトキシ]−4−メトキシベンズアルデ
ヒドを使用し、桃色固体の2−アミノ−1−[3−
[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−メト
キシフェニル]エタノールを得る。
【0177】1H−NMR(400MHz,CDCl3
0.39−0.42(2H,m)、0.43−0.5
4(2H,m)、1.23(3H,s)、2.80−
2.86(1H,m)、2.98−3.01(1H,
m)、3.74(2H,s)、3.82(3H,s)、
4.60(1H,m)、6.79−6.88(3H,
m)
【0178】(3)2−[3−[(1−メチルシクロプ
ロピル)メトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリ
ン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−[(1−メチ
ルシクロプロピル)メトキシ]−4−メトキシフェニ
ル]エタノールを使用し、淡褐色固体の標記化合物(収
率20.8%)を得る。
【0179】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.42−0.45(2H,m)、0.54−
0.56(2H,m)、1.26(3H,s)、3.4
5(1H,ddd,J=12.20,3.90,3.9
0Hz)、3.53(1H,dd,J=12.20,1
0.26Hz)、3.79(2H,s)、3.86(3
H,s)、4.33(1H,d,J=17.09H
z)、4.42(1H,d,J=17.09Hz)、
4.67(1H,dd,J=10.26,3.90H
z)、6.85−6.91(4H,m)
【0180】<実施例36> 2−(3−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシフェ
ニル)モルホリン−5−オン(表1の化合物No.3
6)の合成 (1)3−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシベン
ズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、シクロペンチルメタノールを使用し、
黄色油状の3−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシ
ベンズアルデヒド(収率80.6%)を得る。
【0181】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.36−1.42(2H,m)、1.56−
1.66(4H,m)、1.83−1.92(2H,
m)、2.46(1H,m)、3.94(2H,d,J
=7.32Hz)、3.95(3H,s)、6.97
(1H,d,J=7.81Hz)、7.41(1H,
d,J=1.95Hz)、7.44(1H,dd,J=
7.81,1.95Hz)、9.84(1H,s)
【0182】(2)2−アミノ−1−(3−シクロペン
チルメトキシ−4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−シクロペンチルメ
トキシ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、淡黄
色固体の2−アミノ−1−(3−シクロペンチルメトキ
シ−4−メトキシフェニル)エタノールを得る。
【0183】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.36−1.39(2H,m)、1.58−
1.64(4H,m)、1.84−1.87(2H,
m)、2.44(1H,m)、2.81(1H,dd,
J=12.70,7.82Hz)、2.98(1H,d
d,J=12.70,3.90Hz)、3.85(3
H,s)、3.88(2H,d,J=7.32Hz)、
4.56(1H,dd,J=7.82,3.90H
z)、6.85(2H,s)、6.93(1H,s)
【0184】(3)2−(3−シクロペンチルメトキシ
−4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−シクロペンチ
ルメトキシ−4−メトキシフェニル)エタノールを使用
し、淡黄色固体の標記化合物(収率25.2%)を得
る。
【0185】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.35−1.39(2H,m)、1.56−
1.67(4H,m)、1.83−1.90(2H,
m)、2.44(1H,m,J=7.33Hz)、3.
47(1H,ddd,J=12.21,3.42,3.
42Hz)、3.57(1H,dd,J=12.21,
10.25Hz)、3.86(3H,s)、3.89
(2H,d,J=7.33Hz)、4.35(1H,
d,J=17.09Hz)、4.46(1H,d,J=
17.09Hz)、4.70(1H,dd,J=10.
25,3.42Hz)、6.22(1H,broa
d)、6.86(1H,d,J=8.30Hz)、6.
87(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、
6.94(1H,d,J=1.95Hz)
【0186】<実施例37> 2−[4−メトキシ−3−[2−(1−ナフチル)エト
キシ]フェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合物
No.37)の合成 (1)4−メトキシ−3−[2−(1−ナフチル)エト
キシ]ベンズアルデヒド実施例4(1)と同様の手法を
用い、フェネチルアルコールのかわりに、2−(1−ナ
フチル)エタノールを使用し、無色固体の4−メトキシ
−3−[2−(1−ナフチル)エトキシ]ベンズアルデ
ヒド(収率54.1%)を得る。
【0187】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.67(2H,t,J=7.81Hz)、3.
96(3H,s)、4.41(2H,t,J=7.81
Hz)、6.98(1H,d,J=8.30Hz)、
7.37(1H,d,J=1.47Hz)、7.41−
7.46(2H,m)、7.48(1H,dd,J=
7.82,0.97Hz)、7.51(1H,dd,J
=3.42,1.47Hz)、7.55(1H,dd,
J=6.84,1.47Hz)、7.77(1H,d
d,J=6.84,2.45Hz)、7.87(1H,
dd,J=8.30,0.97Hz)、8.11(1
H,d,J=8.30Hz)、9.80(1H,s)
【0188】(2)2−アミノ−1−[4−メトキシ−
3−[2−(1−ナフチル)エトキシ]フェニル]エタ
ノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、4−メトキシ−3−
[2−(1−ナフチル)エトキシ]ベンズアルデヒドを
使用し、淡黄色油状の2−アミノ−1−[4−メトキシ
−3−[2−(1−ナフチル)エトキシ]フェニル]エ
タノールを得る。
【0189】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.13(2H,broad)、2.73(1
H,dd,J=12.21,7.81Hz)、2.93
(1H,dd,J=12.21,3.90Hz)、3.
13(1H,broad)、3.66(2H,t,J=
7.81Hz)、3.87(3H,s)、4.35(2
H,t,J=7.81Hz)、4.50(1H,m)、
6.84−6.91(3H,m)、7.40−7.55
(4H,m)、7.77(1H,dd,J=9.28,
1.95Hz)、7.87(1H,d,J=7.33H
z)、8.12(1H,d,J=7.81Hz)
【0190】(3)2−[4−メトキシ−3−[2−
(1−ナフチル)エトキシ]フェニル]モルホリン−5
−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[4−メトキシ−3
−[2−(1−ナフチル)エトキシ]フェニル]エタノ
ールを使用し、無色固体の標記化合物(収率53.2
%)を得る。
【0191】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.39(1H,ddd,J=11.72,3.
42,3.42Hz)、3.47(1H,dd,J=1
1.72,10.25Hz)、3.67(2H,t,J
=7.81Hz)、3.89(3H,s)、4.29
(1H,d,J=17.09Hz)、4.35(2H,
t,J=7.81Hz)、4.39(1H,d,J=1
7.09Hz)、4.63(1H,dd,J=10.2
5,3.42Hz)、6.06(1H,broad)、
6.87−6.88(3H,m)、7.41−7.46
(2H,m)、7.48−7.55(2H,m)、7.
78(1H,dd,J=6.35,2.45Hz)、
7.87−7.89(1H,m)、8.12(1H,
d,J=7.81Hz)
【0192】<実施例38> 2−(3−シクロブチルメトキシ−4−メトキシフェニ
ル)モルホリン−5−オン(表1の化合物No.38)
の合成 (1)3−シクロブチルメトキシ−4−メトキシベンズ
アルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、シクロブチルメタノールを使用し、淡
黄色油状の3−シクロブチルメトキシ−4−メトキシベ
ンズアルデヒド(収率77.1%)を得る。
【0193】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.84−2.01(4H,m)、2.14−
2.22(2H,m)、2.86(1H,m)、3.9
4(3H,s)、4.06(2H,d,J=6.83H
z)、6.97(1H,d,J=8.30Hz)、7.
41(1H,d,J=1.95Hz)、7.44(1
H,dd,J=8.30,1.95Hz)、9.85
(1H,s)
【0194】(2)2−アミノ−1−(3−シクロブチ
ルメトキシ−4−メトキシフェニル)エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−シクロブチルメト
キシ−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、黄色固
体の2−アミノ−1−(3−シクロブチルメトキシ−4
−メトキシフェニル)エタノールを得る。
【0195】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.18(2H,broad)、1.83−1.
99(4H,m)、2.12−2.19(2H,m)、
2.78−2.87(2H,m)、2.98(1H,d
d,J=12.70,3.90Hz)、3.15(1
H,broad)、3.84(3H,s)、4.01
(2H,d,J=6.84Hz)、4.56(1H,d
d,J=7.82,3.90Hz)、6.84(1H,
d,J=8.30Hz)、6.87(1H,dd,J=
8.30,1.95Hz)、6.93(1H,d,J=
1.95Hz)
【0196】(3)2−(3−シクロブチルメトキシ−
4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−(3−シクロブチル
メトキシ−4−メトキシフェニル)エタノールを使用
し、無色固体の標記化合物(収率48.8%)を得る。
【0197】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.82−2.01(4H,m)、2.13−
2.21(2H,m)、2.84(1H,m)、3.4
7(1H,ddd,J=12.21,3.41,3.4
1Hz)、3.57(1H,dd,J=12.21,1
0.25Hz)、3.86(3H,s)、4.01(2
H,d,J=7.33Hz)、4.35(1H,d,J
=16.60Hz)、4.45(1H,d,J=16.
60Hz)、4.70(1H,dd,J=10.25,
3.41Hz)、6.23(1H,broad)、6.
85(1H,d,J=8.30Hz)、6.89(1
H,dd,J=8.30,1.95Hz)、6.94
(1H,d,J=1.95Hz)
【0198】<実施例39> 2−[3−(2−メチルプロポキシ)−4−メトキシフ
ェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合物No.3
9)の合成 (1)3−(2−メチルプロポキシ)−4−メトキシベ
ンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、イソブタノールを使用し、黄色油状の
3−(2−メチルプロポキシ)−4−メトキシベンズア
ルデヒド(収率75.8%)を得る。
【0199】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.05(6H,d,J=6.83Hz)、2.
19(1H,m,J=6.83Hz)、3.83(2
H,d,J=6.83Hz)、3.95(3H,s)、
6.97(1H,d,J=7.81Hz)、7.40
(1H,d,J=1.46Hz)、7.44(1H,d
d,J=7.81,1.46Hz)、9.84(1H,
s)
【0200】(2)2−アミノ−1−[3−(2−メチ
ルプロポキシ)−4−メトキシフェニル]エタノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−(2−メチルプロ
ポキシ)−4−メトキシベンズアルデヒドを使用し、淡
黄色固体の2−アミノ−1−[3−(2−メチルプロポ
キシ)−4−メトキシフェニル]エタノールを得る。
【0201】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.03(6H,d,J=6.83Hz)、1.
18(2H,broad)、2.17(1H,m)、
2.81(1H,dd,J=12.69,7.81H
z)、2.98(1H,dd,J=12.69,4.3
9Hz)、3.17(1H,broad)、3.78
(2H,d,J=6.83Hz)、3.85(3H,
s)、4.56(1H,dd,J=7.81,4.39
Hz)、6.85−6.92(3H,m)
【0202】(3)2−[3−(2−メチルプロポキ
シ)−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−(2−メチル
プロポキシ)−4−メトキシフェニル]エタノールを使
用し、無色固体の標記化合物(収率50.7%)を得
る。
【0203】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.04(6H,d,J=6.83Hz)、2.
17(1H,m,J=6.83Hz)、3.47(1
H,ddd,J=12.21,3.42,3.42H
z)、3.56(1H,dd,J=12.21,10.
25Hz)、3.78(2H,d,J=6.83H
z)、3.86(3H,s)、4.34(1H,d,J
=17.09Hz)、4.44(1H,d,J=17.
09Hz)、4.69(1H,dd,J=10.25,
3.42Hz)、6.36(1H,broad)、6.
86(1H,d,J=8.30Hz)、6.89(1
H,dd,J=8.30,1.95Hz)、6.93
(1H,d,J=1.95Hz)
【0204】<実施例40> 4−エチル−2−[3−(2−インダニルオキシ)−4
−メトキシフェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合
物No.40)の合成 実施例21と同様の手法を用い、ヨウ化メチルのかわり
にヨウ化エチルを使用し、淡黄緑色固体の標記化合物
(収率99.0%)を得る。
【0205】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.20(3H,t,J=7.33Hz)、3.
24(2H,dd,J=16.60,3.91Hz)、
3.32(1H,dd,J=12.20,3.42H
z)、3.36−3.46(3H,m)、3.52−
3.59(1H,m)、3.54(1H,dd,J=1
2.20,10.25Hz)、3.82(3H,s)、
4.31(1H,d,J=16.60Hz)、4.42
(1H,d,J=16.60Hz)、4.74(1H,
dd,J=10.25,3.42Hz)、5.22(1
H,m)、6.88(1H,d,J=8.30Hz)、
6.94(1H,dd,J=8.30,1.96H
z)、7.00(1H,d,J=1.96Hz)、7.
17−7.20(2H,m)、7.22−7.25(2
H,m)
【0206】<実施例41> 2−[3−[2−(4−フルオロフェニル)エトキシ]
−4−メトキシフェニル]−4−メチルモルホリン−5
−オン(表1の化合物No.41)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
32で製造される2−[3−[2−(4−フルオロフェ
ニル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリン
−5−オンを使用し、淡黄色油状の標記化合物(収率9
2.5%)を得る。
【0207】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 3.00(3H,s)、3.13(2H,t,J
=7.32Hz)、3.29(1H,dd,J=12.
21,3.42Hz)、3.52(1H,dd,J=1
2.21,10.74Hz)、3.86(3H,s)、
4.20(2H,t,J=7.32Hz)、4.29
(1H,d,J=16.60Hz)、4.39(1H,
d,J=16.60Hz)、4.72(1H,dd,J
=10.74,3.42Hz)、6.86−6.91
(3H,m)、6.98−7.02(2H,m)、7.
24−7.27(2H,m)
【0208】<実施例42> 2−[3−[(1−フェニルシクロプロピル)メトキ
シ]−4−メトキシフェニル]−4−メチルモルホリン
−5−オン(表1の化合物No.42)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
34で製造される2−[3−[(1−フェニルシクロプ
ロピル)メトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリ
ン−5−オンを使用し、淡黄色固体の標記化合物(収率
100%)を得る。
【0209】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.98−1.00(2H,m)、1.04−
1.07(2H,m)、3.00(3H,s)、3.2
5(1H,dd,J=12.70,3.42Hz)、
3.47(1H,dd,J=12.70,10.74H
z)、3.80(3H,s)、4.11(2H,s)、
4.28(1H,d,J=16.60Hz)、4.38
(1H,d,J=16.60Hz)、4.67(1H,
dd,J=10.74,3.42Hz)、6.79(1
H,d,J=1.47Hz)、6.83(1H,d,J
=8.30Hz)、6.86(1H,dd,J=8.3
0,1.47Hz)、7.19−7.22(1H,
m)、7.28−7.31(2H,m)、7.43−
7.45(2H,m)
【0210】<実施例43> 2−[3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]
−4−メトキシフェニル]−4−メチルモルホリン−5
−オン(表1の化合物No.43)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
35で製造される2−[3−[(1−メチルシクロプロ
ピル)メトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリン
−5−オンを使用し、淡黄色油状の標記化合物(収率1
00%)を得る。
【0211】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.42−0.45(2H,m)、0.54−
0.56(2H,m)、1.27(3H,s)、3.0
1(3H,s)、3.31(1H,dd,J=12.2
0,2.93Hz)、3.55(1H,dd,J=1
2.20,10.25Hz)、3.79(2H,s)、
3.86(3H,s)、4.30(1H,d,J=1
6.60Hz)、4.40(1H,d,J=16.60
Hz)、4.73(1H,dd,J=10.25,2.
93Hz)、6.86(1H,d,J=8.30H
z)、6.89(1H,dd,J=8.30,1.95
Hz)、6.92(1H,d,J=1.95Hz)
【0212】<実施例44> 2−(3−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシフェ
ニル)−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合物
No.44)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
36で製造される2−(3−シクロペンチルメトキシ−
4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オンを使用
し、黄色油状の標記化合物(収率100%)を得る。
【0213】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.32−1.42(2H,m)、1.54−
1.68(4H,m)、1.83−1.92(2H,
m)、2.44(1H,m)、3.02(3H,s)、
3.32(1H,dd,J=12.21,2.93H
z)、3.56(1H,dd,J=12.21,10.
75Hz)、3.86(3H,s)、3.89(2H,
d,J=7.33Hz)、4.31(1H,d,J=1
6.60Hz)、4.41(1H,d,J=16,60
Hz)、4.75(1H,dd,J=10.75,2.
93Hz)、6.85(1H,d,J=8.30H
z)、6.88(1H,dd,J=8.30,1.46
Hz)、6.94(1H,d,J=1.46Hz)
【0214】<実施例45> 2−[4−メトキシ−3−(trans−4−フェニル
シクロヘキシルオキシ)フェニル]−4−メチルモルホ
リン−5−オン(表1の化合物No.45)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
33で製造される2−[4−メトキシ−3−(tran
s−4−フェニルシクロヘキシルオキシ)フェニル]モ
ルホリン−5−オンを使用し、無色固体の標記化合物
(収率85.1%)を得る。
【0215】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.55−1.74(4H,m)、2.00−
2.03(2H,m)、2.27−2.29(2H,
m)、2.56−2.61(1H,m)、3.02(3
H,s)、3.33(1H,dd,J=12.21,
3.41Hz)、3.56(1H,dd,J=12.2
1,10.75Hz)、3.87(3H,s)、4.2
3−4.28(1H,m)、4.32(1H,d,J=
16.60Hz)、4.42(1H,d,J=16.6
0Hz)、4.75(1H,dd,J=10.74,
3.41Hz)、6.89(1H,d,J=8.30H
z)、6.93(1H,dd,J=8.30,1.95
Hz)、7.01(1H,d,J=1.95Hz)、
7.18−7.32(5H,m)
【0216】<実施例46> 2−[4−メトキシ−3−(2−ベンジルオキシエトキ
シ)フェニル]−4−メチルモルホリン−5−オン(表1
の化合物No.46)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
30で製造される2−[4−メトキシ−3−(2−ベン
ジルオキシエトキシ)フェニル]モルホリン−5−オン
を使用し、淡褐色固体の標記化合物(収率93.1%)
を得る。
【0217】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.99(3H,s)、3.27(1H,dd,
J=12.21,3.42Hz)、3.50(1H,d
d,J=12.21,10.74Hz)、3.87(3
H,s)、3.88(2H,t,J=4.88Hz)、
4.24(2H,t,J=4.88Hz)、4.29
(1H,d,J=16.60Hz)、4.39(1H,
d,J=16.60Hz)、4.64(2H,s)、
4.71(1H,dd,J=10.74,3.42H
z)、6.86(1H,d,J=8.30Hz)、6.
91(1H,dd,J=8.30,1.95Hz)、
7.00(1H,d,J=1.95Hz)、7.28−
7.40(5H,m)
【0218】<実施例47> 2−[4−メトキシ−3−[2−(1−ナフチル)エト
キシ]フェニル]−4−メチル モルホリン−5−オン(表1の化合物No.47)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
37で製造される2−[4−メトキシ−3−[2−(1
−ナフチル)エトキシ]フェニル]モルホリン−5−オ
ンを使用し、無色固体の標記化合物(収率88.2%)
を得る。
【0219】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.98(3H,s)、3.25(1H,dd,
J=12.20,2.93Hz)、3.47(1H,d
d,J=12.20,10.74Hz)、3.67(2
H,t,J=7.81Hz)、3.89(3H,s)、
4.26(1H,d,J=16.60Hz)、4.35
(2H,t,J=7.81Hz)、4.36(1H,
d,J=16.60Hz)、4.68(1H,dd,J
=10.74,2.93Hz)、6.86−6.88
(3H,m)、7.41−7.45(2H,m)、7.
48−7.55(2H,m)、7.77(1H,dd,
J=6.83,2.93Hz)、7.88(1H,d
d,J=7.82,1.46Hz)、8.12(1H,
d,J=8.30Hz)
【0220】<実施例48> 2−(3−シクロブチルメトキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合物N
o.48)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
38で製造される2−(3−シクロブチルメトキシ−4
−メトキシフェニル)モルホリン−5−オンを使用し、
淡黄色油状の標記化合物(収率99.9%)を得る。
【0221】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.82−2.01(4H,m)、2.13−
2.21(2H,m)、2.84(1H,m)、3.0
2(3H,s)、3.32(1H,dd,J=12.2
1,3.42Hz)、3.56(1H,dd,J=1
2.21,10.74Hz)、3.85(3H,s)、
4.01(2H,d,J=6.84Hz)、4.31
(1H,d,J=16.60Hz)、4.42(1H,
d,J=16.60Hz)、4.75(1H,dd,J
=10.74,3.42Hz)、6.85(1H,d,
J=8.30Hz)、6.89(1H,dd,J=8.
30,1.95Hz)、6.94(1H,d,J=1.
95Hz)
【0222】<実施例49> 2−[3−(2−メチルプロポキシ)−4−メトキシフ
ェニル]−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合
物No.49)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
39で製造される2−[3−(2−メチルプロポキシ)
−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−オンを使用
し、淡黄色油状の標記化合物(収率99.8%)を得
る。
【0223】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 1.04(6H,d,J=6.84Hz)、2.
17(1H,m,J=6.84Hz)、3.02(3
H,s)、3.32(1H,dd,J=12.21,
3.42Hz)、3.56(1H,dd,J=12.2
1,10.74Hz)、3.78(2H,d,J=6.
84Hz)、3.86(3H,s)、4.31(1H,
d,J=16.60Hz)、4.41(1H,d,J=
16.60Hz)、4.75(1H,dd,J=10.
74,3.42Hz)、6.85−6.89(2H,
m)、6.93(1H,d,J=1.47Hz)
【0224】<実施例50> 2−[3−[2−(2−インダニル)エトキシ]−4−
メトキシフェニル]モルホリン−5−オン(表1の化合
物No.50)の合成 (1)3−[2−(2−インダニル)エトキシ]−4−
メトキシベンズアルデヒド 実施例4(1)と同様の手法を用い、フェネチルアルコ
ールのかわりに、2−(2−インダニル)エタノールを
使用し、無色固体の3−[2−(2−インダニル)エト
キシ]−4−メトキシベンズアルデヒド(収率75.4
%)を得る。
【0225】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.10(2H,q,J=6.84Hz)、2.
66−2.72(3H,m)、3.09−3.16(2
H,m)、3.95(3H,s)、4.17(2H,
t,J=6.84Hz)、6.98(1H,d,J=
8.30Hz)、7.11−7.15(2H,m)、
7.18−7.21(2H,m)、7.43(1H,
d,J=1.95Hz)、7.46(1H,dd,J=
8.30,1.95Hz)、9.86(1H,s)
【0226】(2)2−アミノ−1−[3−[2−(2
−インダニル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]エ
タノール 実施例1(1)と同様の手法を用い、3,4−ジメトキ
シベンズアルデヒドのかわりに、3−[2−(2−イン
ダニル)エトキシ]−4−メトキシベンズアルデヒドを
使用し、褐色油状の2−アミノ−1−[3−[2−(2
−インダニル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]エ
タノールを得る。
【0227】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.05−2.10(2H,m)、2.65−
2.74(3H,m)、2.81(1H,dd,J=1
2.70,7.81Hz)、2.98(1H,dd,J
=12.70,3.91Hz)、3.08−3.15
(2H,m)、3.85(3H,s)、4.11(2
H,t,J=6.84Hz)、4.57(1H,dd,
J=7.81,3,91Hz)、6.84(1H,d,
J=8.30Hz)、6.88(1H,dd,J=8.
30,1.47Hz)、6.95(1H,d,J=1.
47Hz)、7.10−7.15(2H,m)、7.1
7−7.20(2H,m)
【0228】(3)2−[3−[2−(2−インダニ
ル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリン−
5−オン 実施例3(2)と同様の手法を用い、2−アミノ−1−
(3−ベンジルオキシ−4−メトキシフェニル)エタノ
ールのかわりに、2−アミノ−1−[3−[2−(2−
インダニル)エトキシ]−4−メトキシフェニル]エタ
ノールを使用し、無色固体の標記化合物(収率64.6
%)を得る。
【0229】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.08(2H,q,J=6.84Hz)、2.
66−2.73(3H,m)、3.09−3.16(2
H,m)、3.48(1H,ddd,J=12.21,
3.42,3.42Hz)、3.57(1H,dd,J
=12.21,10.26Hz)、3.86(3H,
s)、4.12(2H,t,J=6.84Hz)、4.
35(1H,d,J=16.60Hz)、4.45(1
H,d,J=16.60Hz)、4.71(1H,d
d,J=10.26,3.42Hz)、6.11(1
H,broad)、6.87(1H,d,J=8.30
Hz)、6.90(1H,dd,J=8.30,1.4
7Hz)、6.96(1H,d,J=1.47Hz)、
7.12−7.15(2H,m)、7.17−7.22
(2H,m)
【0230】<実施例51> 2−[3−[2−(2−インダニル)エトキシ]−4−
メトキシフェニル]−4−メチルモルホリン−5−オン
(表1の化合物No.51)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに実施例
50で製造される2−[3−[2−(2−インダニル)
エトキシ]−4−メトキシフェニル]モルホリン−5−
オンを使用し、淡褐色油状の標記化合物(収率81.9
%)を得る。
【0231】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 2.06−2.11(2H,m)、2.66−
2.73(3H,m)、3.02(3H,s)、3.0
9−3.15(2H,m)、3.33(1H,dd,J
=12.21,2.93Hz)、3.57(1H,d
d,J=12.21,10.74Hz)、3.86(3
H,s)、4.12(2H,t,J=6.84Hz)、
4.32(1H,d,J=16.60Hz)、4.42
(1H,d,J=16.60Hz)、4.76(1H,
dd,J=10.74,2.93Hz)、6.86(1
H,d,J=8.30Hz)、6.90(1H,dd,
J=8.30,1.95Hz)、6.96(1H,d,
J=1.95Hz)、7.11−7.15(2H,
m)、7.16−7.22(2H,m)
【0232】<実施例52> 2−(3−シクロプロピルメトキシ−4−メトキシフェ
ニル)−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合
物No.52)の合成 実施例12と同様の手法を用い、2−(3,4−ジメト
キシフェニル)モルホリン−5−オンのかわりに、実施
例8で製造される2−(3−シクロプロピルメトキシ−
4−メトキシフェニル)モルホリン−5−オンを使用
し、黄色油状の標記化合物(収率76.2%)を得る。
【0233】1H−NMR(400MHz,CDCl3
δ 0.34−0.38(2H,m)、0.63−
0.68(2H,m)、1.31−1.38(1H,
m)、3.02(3H,S)、3.32(1H,dd,
J=12.69,3.42Hz)、3.55(1H,d
d,J=12.69,10.74Hz)、3.87(2
H,d,J=7.81Hz)、3.88(3H,s)、
4.30(1H,d,J=16.60Hz)、4.41
(1H,d,J=16.60Hz)、4.74(1H,
dd,J=10.74,3.42Hz)、6.86(1
H,d,J=8.30Hz)、6.89(1H,dd,
J=8.30,1.95Hz)、6.93(1H,d,
J=1.95Hz)
【0234】
【表1】
【0235】
【表2】
【0236】
【表3】
【0237】
【表4】
【0238】
【表5】 <実施例53> 錠剤の製造 30gの2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキ
シフェニル)モルホリン−5−オン(表1の化合物N
o.2)、乳糖253g、トウモロコシデンプン63
g、低置換ヒドロキシプロピルセルロース40g、ステ
アリン酸カルシウム4gを混和し、通常の方法で圧縮し
て各錠剤が前記化合物10mgを含むようにする。
【0239】<実施例54> カプセル剤の製造 30gの2−(3−ブトキシ−4−メトキシフェニル)
モルホリン−5−オン(表1の化合物No.5)、乳糖
260g、トウモロコシデンプン66g、ステアリン酸
カルシウム4gを混和した後、通常の方法でゼラチンカ
プセルに充填し、各カプセルが前記化合物10mgを含
むようにする。
【0240】<実施例55> 吸入剤の製造 2−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシフェニ
ル)−4−メチルモルホリン−5−オン(表1の化合物
No.14)をよく粉砕し、粒子径を1〜5μmとした
もの0.15gと乳糖(325メッシュ、ディー.エ
ム.ブイ.社製)60gを混和する。通常の方法でカプ
セルに充填し、各カプセルが前記化合物50μgを含む
ようにする。吸入は粉末吸入容器にカプセルを装填して
行う。
【0241】<試験例1> フォスフォジエステラーゼ(PDE)の分離及びPDE
阻害活性の測定 化合物のPDE阻害活性および選択性を調べるためにI
型、III型、IV型およびV型の、4種類のPDEアイソ
ザイムを準備した[Trends Pharmaco
l.Sci.,12,19−27(1992)]。I型
PDEはシグマ社より購入したものを用いた。また、II
I型、IV型およびV型のPDEアイソザイムはラットよ
り採取した血小板(III型およびV型)または好中球(I
V型)から部分精製した。各酵素源を20mMビストリ
ス、EDTA(エチレンジアミン4酢酸)2mM、PM
SF(フェニルメチルスルフォニルフルオライド)0.
1mM、2−メルカプトエタノール5mM、ペプスタチ
ン0.001mM、ロイペプチン0.01mMを含む緩
衝液(pH6.5)中でホモジナイズし、30000×
Gで30分間遠心して得られた遠心上清をイオン交換カ
ラム(Qセファロースファーストフロー、ファルマシア
社製)にかけ、0〜1Mの酢酸ナトリウムで溶離した。
部分精製したアイソザイムは各々既知の選択的阻害剤の
効果を調べることによって同定した。
【0242】被検物質はDMSO(ジメチルスルホキシ
ド)中に溶解し、5mMの塩化マグネシウムを含む50
mMトリス塩酸緩衝液中に添加した。この反応液に上記
のPDEアイソザイムおよび3H−cAMP(III型、IV
型PDEのとき)または3H−cGMP(I型、V型P
DEのとき)を基質として加え、30度で30分間反応
させた。反応は100度の沸騰液中に5分間つけること
によって停止した。PDEによって生成したヌクレオチ
ドは5’−ヌクレオチダーゼで3H−アデノシンまたは3
H−グアノシンに分解し、未反応の基質と反応生成物は
イオン交換カラム(QAEセファデックス、ファルマシ
ア社製)を通して分離した。溶出した3H−ヌクレオシ
ドの放射活性を液体シンチレーションカウンターで測定
した。各被検物質の阻害活性はIC50値(M)で表し、
IV型に対する阻害活性を表2に示した。また、各被検物
質のI型、III型、V型に対する阻害活性はIV型に対す
る阻害活性の10分の1以下であった。
【0243】
【表6】
【0244】
【表7】
【0245】
【表8】
【0246】<試験例2> ラット好中球の活性化抑制作用 本発明の化合物による炎症性白血球である好中球の活性
化抑制作用を調べるためにスーパーオキサイドアニオン
の放出量を測定した。
【0247】エーテル麻酔下のウィスター系ラットから
採血し、得られた血液を血球分離液(ポリモルフォプレ
ップ1.113、ナイコメッドファーム社製)に重層し
て好中球を遠心分離した。好中球はハンクス液中で0.
5×104cells/mlに調整し、この細胞浮遊液
2mlにルシゲニン0.1mMおよびDMSOに溶解し
た被検物質を添加した。カルシウムイオノフォアーA2
3187 0.3μMの刺激によって発生する化学発光
をケモルミネッセンスリーダーで測定し、スーパーオキ
サイドアニオン放出量を算出した。本発明の化合物によ
るスーパーオキサイドアニオン放出抑制作用の効果をI
50値で表し、表3に示す。
【0248】
【表9】
【0249】<試験例3> 抗原誘発気道収縮抑制作用(抗喘息作用) ハートレイ系雄性モルモットに卵白アルブミン(OA)
を35mg筋肉内投与して感作し、4日後に同様に追加
感作を行った。初回感作から25〜29日後、ペントバ
ルビタール麻酔したモルモットに気管カニューレを挿入
して人工呼吸を施した。Konzett−Roessl
er法により気道抵抗をモニターし、OA0.2mg/
kg静脈内投与で惹起される気道抵抗の増加を調べた。
被検物質はポリエチレングリコール400に溶解して抗
原投与の10分前に静脈内投与した。本発明の化合物の
効果をED50値で表し、表4に示す。
【0250】
【表10】
【0251】<試験例4> 急性毒性 表1に示すNo.1〜No.52の本発明の化合物を、
0.5%カルボキシメチルセルロース−ナトリウムを含
む生理食塩水に懸濁してddY系雄性マウスの腹腔内に
投与し、翌日生死を観察した。30mg/kgの投与量
で死亡例が認められた被検物質はなかった。
【0252】
【発明の効果】本発明の化合物は優れたPDEIV阻害作
用を有しており、喘息、皮膚炎等の炎症性疾患;多発性
硬化症;リューマチ等の自己免疫疾患などの治療に有用
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/535 ACF A61K 31/535 ACF ADA ADA AED AED C07D 413/06 213 C07D 413/06 213 215 215 // C07M 7:00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 〔上記式中、R1は置換基を有してもよいC1〜C8のア
    ルキル基、置換基を有してもよいC3〜C7のシクロアル
    キル基;またはインダニル基を表し、R2はC1〜C4
    アルキル基を表し、R3は水素原子;置換基を有しても
    よいC1〜C5のアルキル基;置換基を有してもよいC3
    〜C7のシクロアルキル基;置換基を有してもよく、酸
    素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれた少なくと
    も1個のヘテロ原子を含有してもよいアリール基;また
    はアシル基を表し、R4は水素原子;置換基を有しても
    よいC1〜C6のアルキル基;または置換基を有してもよ
    く、酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選ばれた少
    なくとも1個のヘテロ原子を有してもよいアリール基を
    表し、R5およびR6は、それぞれ独立して水素原子;置
    換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基;置換基を有
    してもよいC3〜C7のシクロアルキル基;または置換基
    を有してもよく、酸素原子、窒素原子および硫黄原子か
    ら選ばれた少なくとも1個のヘテロ原子を含有してもよ
    いアリール基を表す。〕で表される2−フェニルモルホ
    リン−5−オン誘導体、その光学異性体またはそれらの
    医薬上許容される塩もしくはこれらの水和物または溶媒
    和物である化合物。
  2. 【請求項2】 R1がC1〜C6のアルキル基;置換基と
    して、置換基を有してもよいアリール基、置換基を有し
    てもよいアルコキシ基および置換基を有してもよいC3
    〜C7のシクロアルキル基からなる群から選ばれた少な
    くとも1個の基を有するC1〜C5のアルキル基;置換基
    を有してもよいC4〜C6のシクロアルキル基;またはイ
    ンダニル基であることを特徴とする請求項1記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】 R1がメチル基;n−ブチル基;2−メ
    チルプロピル基;シクロプロピルメチル基;シクロブチ
    ルメチル基;シクロペンチルメチル基;置換基として、
    フェニル基、ナフチル基、ベンジルオキシ基、4−フル
    オロフェニル基、フェニルシクロプロピル基、メチルシ
    クロプロピル基またはインダニル基を有するC1〜C5
    アルキル基;シクロペンチル基;シクロヘキシル基;4
    −フェニルシクロヘキシル基もしくは2−インダニル基
    であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R2がメチル基であることを特徴とする
    請求項1〜請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R3が水素原子;C1〜C4のアルキル
    基;ハロゲン原子を置換基として有してもよく、酸素原
    子、窒素原子および硫黄原子から選ばれた少なくとも1
    個のヘテロ原子を含有してもよいアリール基またはエト
    キシカルボニル基を置換基として有するC1〜C3のアル
    キル基;またはアセチル基であることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか一つに記載の化合物。
  6. 【請求項6】 R4が水素原子、C1〜C3のアルキル基
    またはフェニル基であることを特徴とする請求項1〜請
    求項5のいずれか一つに記載の化合物。
  7. 【請求項7】 R5およびR6が水素原子であることを特
    徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載の化
    合物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれか一つに記
    載の化合物および薬理学的に許容される担体を含有して
    なることを特徴とする医薬組成物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項7のいずれか一つに記
    載の化合物を含有してなることを特徴とする炎症性疾患
    の予防または治療薬。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項7のいずれか一つに
    記載の化合物を含有してなることを特徴とする抗喘息
    薬。
JP24483497A 1996-08-27 1997-08-27 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物 Expired - Fee Related JP4152002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24483497A JP4152002B2 (ja) 1996-08-27 1997-08-27 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24254296 1996-08-27
JP8-242542 1996-08-27
JP24483497A JP4152002B2 (ja) 1996-08-27 1997-08-27 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10120665A true JPH10120665A (ja) 1998-05-12
JP4152002B2 JP4152002B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=26535809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24483497A Expired - Fee Related JP4152002B2 (ja) 1996-08-27 1997-08-27 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4152002B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503141A (ja) * 2009-08-31 2013-01-31 アボツト・ヘルスケア・プロダクツ・ベー・ブイ S1pモジュレーターとしての(チオ)モルホリン誘導体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013503141A (ja) * 2009-08-31 2013-01-31 アボツト・ヘルスケア・プロダクツ・ベー・ブイ S1pモジュレーターとしての(チオ)モルホリン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP4152002B2 (ja) 2008-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0918514B9 (en) Triaryl methane compounds for the treatment of cancer, actinic keratosis and kaposi's sarcoma
JP3192662B2 (ja) 6―フェニルテトラヒドロ―1,3―オキサジン―2―オン誘導体及びそれを含む医薬組成物
FI73666B (fi) Foerfarande foer framstaellning av terapeutiskt aktiva 1-(dihydroxifenyl)-2-amino-etanolderivat och mellanprodukter foer framstaellning av dessa.
JPH01139565A (ja) フェネタノールアミン誘導体
JP3542482B2 (ja) 3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘導体
LU86002A1 (fr) Composes d'aminophenol
CH646954A5 (fr) Procede pour preparer des methylenecycloamines.
EP0482183A1 (fr) Nouveaux composes agonistes du recepteur h 3? de l'histamine a usage therapeutique, compositions pharmaceutiques agissant comme agonistes dudit recepteur et procede de preparation.
FR2541275A1 (fr) Nouveaux derives de la piperazine et leurs sels, leur procede de preparation et leur application en therapeutique
CH647233A5 (fr) Composes de methylene-3-azetidine utiles comme medicaments et compositions therapeutiques les contenant.
JPH1072415A (ja) 3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘導体
JP4152002B2 (ja) 2−フェニルモルホリン−5−オン誘導体およびそれを含む医薬組成物
CH646425A5 (fr) Composes heterocycliques azotes therapeutiquement actifs, et medicament les contenant.
US6265402B1 (en) Use of 2-phenylmorpholin-5-one derivatives
FR2460294A1 (fr) Nouveaux oxime-ethers, leur procede de preparation et compositions pharmaceutiques les contenant
JP4434362B2 (ja) ホスホジエステラーゼ阻害剤
JP4017214B2 (ja) 5−フェニル−3−ピリダジノン誘導体
US6800658B2 (en) Substituted diphenyl indanone, indane and indole compounds and analogues thereof useful for the treatment of prevention of diseases characterized by abnormal cell proliferation
US4727074A (en) 2-(phenylmethylene)-1-(diaminoalkoxy) cycloalkanes and their pharmaceutical uses
JPH10511391A (ja) 3,3−(二置換)シクロヘキサン−1−オール二量体および関連化合物
EP1047411B1 (en) Substituted diphenyl indanone, indane and indole compounds and analogues thereof useful for the treatment or prevention of diseases characterized by abnormal cell proliferation
WO1995018092A1 (fr) Derive de l'aminocetone
FR2465733A1 (fr) Nouveaux derives imidazolylethoxymethyliques de 1,3-dioxoloquinoleines utiles notamment comme medicaments antibacteriens et antifongiques, leur procede de preparation et compositions therapeutiques et formes pharmaceutiques les contenant
US4042584A (en) Ethynylaryl phenyl cyclopropyl thiazines and morpholines
JP2758041B2 (ja) シクロヘキサジエノン誘導体

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040713

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040713

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080701

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees