JPH10120307A - 連続する金属製圧着端子等の巻取り具 - Google Patents
連続する金属製圧着端子等の巻取り具Info
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- JPH10120307A JPH10120307A JP31539396A JP31539396A JPH10120307A JP H10120307 A JPH10120307 A JP H10120307A JP 31539396 A JP31539396 A JP 31539396A JP 31539396 A JP31539396 A JP 31539396A JP H10120307 A JPH10120307 A JP H10120307A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、鍔体に形成した巻取り体嵌合用で
環状凹溝の円周に見合う長さの厚紙等の板体を丸めて巻
取り体を形成する組立てが製作容易で、安価に提供でき
る連続する金属製圧着端子等の巻取り具に係る。 【構成】 両鍔体の内側に設けた巻取り体嵌合用の環状
凹溝の円周の長さに見合う長さで、所定の巾寸法を有す
る厚紙等の板体を筒状に丸め、その一方端部を前記一方
の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着して巻取り体を形成し、該
巻取り体の他方端部に、他方鍔体の環状凹溝を嵌合接着
させた構成にある、又、前記板体の端部を鋸歯形で凹凸
状の切込みを設ける場合と、鍔体を段ボールにて形成
し、且つ鍔体は、内外両面ライナーと中間ライナーと、
波状フルートとより構成し、且つ内面に中間ライナーに
達しない深さで溝内面に圧潰する波状フルートと内面ラ
イナーにより弾性が付与される切込み等による環状凹溝
を形成する場合とがある。
環状凹溝の円周に見合う長さの厚紙等の板体を丸めて巻
取り体を形成する組立てが製作容易で、安価に提供でき
る連続する金属製圧着端子等の巻取り具に係る。 【構成】 両鍔体の内側に設けた巻取り体嵌合用の環状
凹溝の円周の長さに見合う長さで、所定の巾寸法を有す
る厚紙等の板体を筒状に丸め、その一方端部を前記一方
の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着して巻取り体を形成し、該
巻取り体の他方端部に、他方鍔体の環状凹溝を嵌合接着
させた構成にある、又、前記板体の端部を鋸歯形で凹凸
状の切込みを設ける場合と、鍔体を段ボールにて形成
し、且つ鍔体は、内外両面ライナーと中間ライナーと、
波状フルートとより構成し、且つ内面に中間ライナーに
達しない深さで溝内面に圧潰する波状フルートと内面ラ
イナーにより弾性が付与される切込み等による環状凹溝
を形成する場合とがある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍔体に形成した巻取り
体嵌合用で環状凹溝の円周に見合う長さの厚紙等の板体
を丸めて巻取り体を形成する組立てが製作容易で、安価
に提供できる連続する金属製圧着端子等の巻取り具に係
る。
体嵌合用で環状凹溝の円周に見合う長さの厚紙等の板体
を丸めて巻取り体を形成する組立てが製作容易で、安価
に提供できる連続する金属製圧着端子等の巻取り具に係
る。
【0002】
【従来の技術】従来、実公平4−39236号公報に開
示されているように、長尺で連続する金属製圧着端子等
の巻取り具として、左右一対の鍔体と、この鍔体間に設
ける巻取り筒とよりなる連続する圧着端子等の巻取り具
に於いて、内外両面ライナーと中間ライナーと波状フル
ートとより形成される段ボール製の鍔体の内面ライナー
に、紙管製の巻取り筒の肉厚に見合う溝巾で、前記中間
ライナーへ達しない深さとし、且つ溝内面に圧潰する波
状フルートと内面ライナーによる弾性が付与された環状
凹溝を設け、該環状凹溝へ、所定径で長尺の紙管を一定
巾に裁断し、且つ両端に接着剤を付けた巻取り筒を嵌合
して環状凹溝の溝底を前記弾性の復帰力により巻取り筒
の端部へ圧接させたことを特徴とする構成のものが考案
された。
示されているように、長尺で連続する金属製圧着端子等
の巻取り具として、左右一対の鍔体と、この鍔体間に設
ける巻取り筒とよりなる連続する圧着端子等の巻取り具
に於いて、内外両面ライナーと中間ライナーと波状フル
ートとより形成される段ボール製の鍔体の内面ライナー
に、紙管製の巻取り筒の肉厚に見合う溝巾で、前記中間
ライナーへ達しない深さとし、且つ溝内面に圧潰する波
状フルートと内面ライナーによる弾性が付与された環状
凹溝を設け、該環状凹溝へ、所定径で長尺の紙管を一定
巾に裁断し、且つ両端に接着剤を付けた巻取り筒を嵌合
して環状凹溝の溝底を前記弾性の復帰力により巻取り筒
の端部へ圧接させたことを特徴とする構成のものが考案
された。
【0003】前記構成による巻取り具の組立てに際して
は、内面ライナーに巻取り筒の肉厚に見合う溝巾を形成
する環状凹溝を形成した段ボール製で一対の鍔体と、端
部に接着剤を塗布した巻取り筒とを用いて形成し、巻取
り筒は、所定径で長尺の紙管を一定巾に裁断し、且つ前
記環状凹溝の圧潰形成に伴って生ずる内面ライナー及び
波状フルートの弾性復帰力の利用と、環状凹溝への嵌込
みと接着剤による接合とにより鍔体へ間隙を生ずること
なく固定して巻取り具を形成するもので、使用に際して
は、巻取り筒へ長尺で連続する金属製圧着端子等を巻き
付けて、左右の鍔体により巻いた被巻取り材の巻崩れを
防止するものである。
は、内面ライナーに巻取り筒の肉厚に見合う溝巾を形成
する環状凹溝を形成した段ボール製で一対の鍔体と、端
部に接着剤を塗布した巻取り筒とを用いて形成し、巻取
り筒は、所定径で長尺の紙管を一定巾に裁断し、且つ前
記環状凹溝の圧潰形成に伴って生ずる内面ライナー及び
波状フルートの弾性復帰力の利用と、環状凹溝への嵌込
みと接着剤による接合とにより鍔体へ間隙を生ずること
なく固定して巻取り具を形成するもので、使用に際して
は、巻取り筒へ長尺で連続する金属製圧着端子等を巻き
付けて、左右の鍔体により巻いた被巻取り材の巻崩れを
防止するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記構成によ
る巻取り筒は、予め所定径で長尺の紙管を製作してこれ
を一定巾に裁断したものを使用し、その裁断した紙管の
端部に接着剤を塗布して鍔体に嵌合接着させる構成であ
るため、前記長尺の紙管を製作する場合、高価で特殊な
紙管製作用の装置を必要とし、特に巻取り筒が大径によ
る場合は、長尺で大径の紙管製作に設備費がかかるし、
その断もきわめて不便を来し、巻取り具の製作の作業能
率も悪く、又、前記装置も大形となって巻取り具を安価
に提供することのできない課題を有すると共に、前記紙
管によるときは、巻取り筒の径の異るものを種々製作す
ることのできない問題点もあった
る巻取り筒は、予め所定径で長尺の紙管を製作してこれ
を一定巾に裁断したものを使用し、その裁断した紙管の
端部に接着剤を塗布して鍔体に嵌合接着させる構成であ
るため、前記長尺の紙管を製作する場合、高価で特殊な
紙管製作用の装置を必要とし、特に巻取り筒が大径によ
る場合は、長尺で大径の紙管製作に設備費がかかるし、
その断もきわめて不便を来し、巻取り具の製作の作業能
率も悪く、又、前記装置も大形となって巻取り具を安価
に提供することのできない課題を有すると共に、前記紙
管によるときは、巻取り筒の径の異るものを種々製作す
ることのできない問題点もあった
【0005】本発明は、前記した従来の課題を解消しよ
うとするものでその目的とするところは、両鍔体の内側
に設けた巻取り体嵌合用の環状凹溝の円周の長さに見合
う長さで、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体を筒状に
丸め、その一方端部を一方の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着
して筒状の巻取り体を形成し、更に巻取り体の他方端部
に、他方鍔体の環状凹溝を嵌合接着させた紙管製作用の
特殊に装置を必要とせず、又、巻取り筒の径の異るもの
を種々容易に製作することのできる作業能率が良好で安
価な連続する金属製圧着端子等の巻取り具の提供にあ
る。
うとするものでその目的とするところは、両鍔体の内側
に設けた巻取り体嵌合用の環状凹溝の円周の長さに見合
う長さで、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体を筒状に
丸め、その一方端部を一方の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着
して筒状の巻取り体を形成し、更に巻取り体の他方端部
に、他方鍔体の環状凹溝を嵌合接着させた紙管製作用の
特殊に装置を必要とせず、又、巻取り筒の径の異るもの
を種々容易に製作することのできる作業能率が良好で安
価な連続する金属製圧着端子等の巻取り具の提供にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】叙上のように本発明に係
る連続する金属製圧着端子等の巻取り具の手段は、左右
一対の鍔体1、2と、この鍔体1、2間に介在させる巻
取り体3とより構成する連続する金属製圧着端子等の巻
取り具Aに於いて、両鍔体1、2の内側に設けた巻取り
体嵌合用の環状凹溝4、5の円周の長さに見合う長さ
で、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体3aを筒状に丸
め、その一方端部を前記一方の鍔体1の環状凹溝4へ嵌
合接着して巻取り体3を形成し、該巻取り体3の他方端
部に、他方鍔体2の環状凹溝5を嵌合接着させたことを
特徴とする構成にある。又、本発明は、前記板体3aの
端部を鋸歯形で凹凸状の切込みを設ける場合と、鍔体
1、2を段ボールにて形成し、且つ鍔体1、2は、内外
両面ライナー6、7と中間ライナー8と、波状フルート
9とより構成し、且つ内面に中間ライナー8に達しない
深さで溝内面に圧潰する波状フルート9と内面ライナー
6により弾性が付与される切込み等による環状凹溝4、
5を形成する場合とがある。
る連続する金属製圧着端子等の巻取り具の手段は、左右
一対の鍔体1、2と、この鍔体1、2間に介在させる巻
取り体3とより構成する連続する金属製圧着端子等の巻
取り具Aに於いて、両鍔体1、2の内側に設けた巻取り
体嵌合用の環状凹溝4、5の円周の長さに見合う長さ
で、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体3aを筒状に丸
め、その一方端部を前記一方の鍔体1の環状凹溝4へ嵌
合接着して巻取り体3を形成し、該巻取り体3の他方端
部に、他方鍔体2の環状凹溝5を嵌合接着させたことを
特徴とする構成にある。又、本発明は、前記板体3aの
端部を鋸歯形で凹凸状の切込みを設ける場合と、鍔体
1、2を段ボールにて形成し、且つ鍔体1、2は、内外
両面ライナー6、7と中間ライナー8と、波状フルート
9とより構成し、且つ内面に中間ライナー8に達しない
深さで溝内面に圧潰する波状フルート9と内面ライナー
6により弾性が付与される切込み等による環状凹溝4、
5を形成する場合とがある。
【0007】
【作用】次に本発明に係る巻取り具を組立て、これに車
輌部品等の連続する長尺の金属製圧着端子を巻き付ける
場合は、予め一方の鍔体1の環状凹溝4に、接着剤を塗
布した巻取り体3を構成する厚紙などの板体3aを丸め
て、これを溝4内に嵌め込みながら接合して、筒状の巻
取り体3を形成し、更にこの巻取り体3の他方端部に別
の鍔体2を対応させ、環状凹溝5を嵌合接着させてリー
ル状の巻取り具Aを形成するもので、使用に際しては、
車輌部品の連続する金属製の圧着端子等を巻取り体3を
巻き付けるもので、前記巻取り体3の端部に設けた一対
の鍔体1、2によって巻き付けた連続する圧着端子の巻
き崩れの防止しと、中隙きのない捲回を得ることができ
る。
輌部品等の連続する長尺の金属製圧着端子を巻き付ける
場合は、予め一方の鍔体1の環状凹溝4に、接着剤を塗
布した巻取り体3を構成する厚紙などの板体3aを丸め
て、これを溝4内に嵌め込みながら接合して、筒状の巻
取り体3を形成し、更にこの巻取り体3の他方端部に別
の鍔体2を対応させ、環状凹溝5を嵌合接着させてリー
ル状の巻取り具Aを形成するもので、使用に際しては、
車輌部品の連続する金属製の圧着端子等を巻取り体3を
巻き付けるもので、前記巻取り体3の端部に設けた一対
の鍔体1、2によって巻き付けた連続する圧着端子の巻
き崩れの防止しと、中隙きのない捲回を得ることができ
る。
【0008】更に、前記板体3aの端部を鋸歯形で凹凸
状の切込みを設けたものの場合も前記と同様に、一方の
鍔体1の環状凹溝4に、接着剤を塗布した巻取り体3を
構成する板体3aを丸め、これを溝4内へ嵌め込みなが
ら接合して、筒状の巻取り体3を形成し、更にこの巻取
り体3の他方端部に別の鍔体2を対応させ、環状凹溝5
を嵌合接着させてリール状の巻取り具Aを形成するもの
で、使用に当っては、車輌部品の連続する金属製の圧着
端子等を巻取り体3を巻き付けるもので、前記巻取り体
3の端部に設けた一対の鍔体1、2によって巻き付けた
圧着端子の巻き崩れの防止しと、中隙きのない捲回を得
ることができる。更に、巻取り体3に於いて、前記鋸歯
形で凸凹状の切込み形成により接着剤の塗布量が増え、
鍔体1、2との接合がより強固となる。
状の切込みを設けたものの場合も前記と同様に、一方の
鍔体1の環状凹溝4に、接着剤を塗布した巻取り体3を
構成する板体3aを丸め、これを溝4内へ嵌め込みなが
ら接合して、筒状の巻取り体3を形成し、更にこの巻取
り体3の他方端部に別の鍔体2を対応させ、環状凹溝5
を嵌合接着させてリール状の巻取り具Aを形成するもの
で、使用に当っては、車輌部品の連続する金属製の圧着
端子等を巻取り体3を巻き付けるもので、前記巻取り体
3の端部に設けた一対の鍔体1、2によって巻き付けた
圧着端子の巻き崩れの防止しと、中隙きのない捲回を得
ることができる。更に、巻取り体3に於いて、前記鋸歯
形で凸凹状の切込み形成により接着剤の塗布量が増え、
鍔体1、2との接合がより強固となる。
【0009】更に又、鍔体1、2を段ボールにて形成す
ると共に、この鍔体1、2は、内外両面ライナー6、7
と中間ライナー8と、波状フルート9とより構成し、且
つ内面に中間ライナー8に達しない深さで溝内面に圧潰
する波状フルート9と内面ライナー6により弾性が付与
される切込み等による環状凹溝4、5を形成したものの
場合も、組立てに際しては、前記と同様であって巻取り
体3は、環状凹溝4、5の圧潰形成に伴って生ずる内面
ライナー6及び波状フルート9の弾性復帰力の利用と、
環状凹溝4、5への嵌込みと接着による接合とにより鍔
体1、2へ間隙を生ずることなく強固な止着を得ること
ができる。
ると共に、この鍔体1、2は、内外両面ライナー6、7
と中間ライナー8と、波状フルート9とより構成し、且
つ内面に中間ライナー8に達しない深さで溝内面に圧潰
する波状フルート9と内面ライナー6により弾性が付与
される切込み等による環状凹溝4、5を形成したものの
場合も、組立てに際しては、前記と同様であって巻取り
体3は、環状凹溝4、5の圧潰形成に伴って生ずる内面
ライナー6及び波状フルート9の弾性復帰力の利用と、
環状凹溝4、5への嵌込みと接着による接合とにより鍔
体1、2へ間隙を生ずることなく強固な止着を得ること
ができる。
【0010】
【実施例】次に本発明に係る連続する金属製圧着端子等
の巻取り具の実施例を図面に基づいて説明すると、この
実施例による巻取り具Aは、両鍔体1、2に両面段ボー
ルを使用したもので、図1は要部構成を示す拡大断面
図、図2は巻取り具Aの正面図、図3は巻取り体を構成
する厚紙製板体の斜面図、図4は内側面側からによる鍔
体の側面図、図5は、前記厚紙製板体の他の実施例を示
す斜面図であって巻取り具Aは、左右一対の鍔体1、2
と、この鍔体1、2間に介在させる巻取り体3とより構
成する連続する金属製圧着端子等の巻取り具Aに於い
て、両鍔体1、2の内側に設けた巻取り体嵌合用の環状
凹溝4、5の円周の長さに見合う長さで、所定の巾寸法
を有する厚紙等の板体3aを筒状に丸め、その一方端部
を前記一方の鍔体1の環状凹溝4へ嵌合接着して巻取り
体3を形成し、該巻取り体3の他方端部に、他方鍔体2
の環状凹溝5を嵌合接着させる構成にある。
の巻取り具の実施例を図面に基づいて説明すると、この
実施例による巻取り具Aは、両鍔体1、2に両面段ボー
ルを使用したもので、図1は要部構成を示す拡大断面
図、図2は巻取り具Aの正面図、図3は巻取り体を構成
する厚紙製板体の斜面図、図4は内側面側からによる鍔
体の側面図、図5は、前記厚紙製板体の他の実施例を示
す斜面図であって巻取り具Aは、左右一対の鍔体1、2
と、この鍔体1、2間に介在させる巻取り体3とより構
成する連続する金属製圧着端子等の巻取り具Aに於い
て、両鍔体1、2の内側に設けた巻取り体嵌合用の環状
凹溝4、5の円周の長さに見合う長さで、所定の巾寸法
を有する厚紙等の板体3aを筒状に丸め、その一方端部
を前記一方の鍔体1の環状凹溝4へ嵌合接着して巻取り
体3を形成し、該巻取り体3の他方端部に、他方鍔体2
の環状凹溝5を嵌合接着させる構成にある。
【0011】前記の両鍔体1、2は、内外両面ライナー
6、7と中間ライナー8と、波状フルート9とよりなる
段ボールで構成し、且つ内面には、中間ライナー8に達
しない深さで溝内面に圧潰する波状フルート9と内面ラ
イナー6により弾性が付与される切込みと凹設加工によ
る巻取り体3用の環状凹溝4、5が形成されている。こ
の環状凹溝4、5は、巻取り体3を嵌合し得る径の環状
とし、溝巾は巻取り体3を形成する板体3aの肉厚より
僅か巾広とし、且つ深さは、中間ライナー8に達しない
深さとし、これに巻取り体3の板体3aを嵌合したとき
圧潰形成により変形する内面ライナー6と波状フルート
9とによって溝底イに弾性復帰力による弾性が付与され
る。なお、この環状凹溝4、5は、鍔体1、2の型抜き
と同時に切込みが刻設されて、巻取り体3の押込みによ
る嵌合によって形成される。
6、7と中間ライナー8と、波状フルート9とよりなる
段ボールで構成し、且つ内面には、中間ライナー8に達
しない深さで溝内面に圧潰する波状フルート9と内面ラ
イナー6により弾性が付与される切込みと凹設加工によ
る巻取り体3用の環状凹溝4、5が形成されている。こ
の環状凹溝4、5は、巻取り体3を嵌合し得る径の環状
とし、溝巾は巻取り体3を形成する板体3aの肉厚より
僅か巾広とし、且つ深さは、中間ライナー8に達しない
深さとし、これに巻取り体3の板体3aを嵌合したとき
圧潰形成により変形する内面ライナー6と波状フルート
9とによって溝底イに弾性復帰力による弾性が付与され
る。なお、この環状凹溝4、5は、鍔体1、2の型抜き
と同時に切込みが刻設されて、巻取り体3の押込みによ
る嵌合によって形成される。
【0012】次に巻取り体3は、所定の肉厚を有する大
形の厚紙を裁断し、その裁断寸法は両鍔体1、2の内側
に設けた巻取り体嵌合用の環状凹溝4、5の円周の長さ
に見合う長さで、所定の巾寸法を有する板体3aを筒状
に丸めた構成によるもので、丸めた巻取り体3の端側に
接着剤10を塗布して鍔体1、2の環状凹溝4、5へ嵌
合接着する。この巻取り体3は図5に示すように、両端
部に鋸歯形で凸凹状の切込み11を形成する場合があっ
て、この切込み11を設けることにより接着剤10の塗
布量が増大して、鍔体1、2の取付け強化を図ることが
できる。
形の厚紙を裁断し、その裁断寸法は両鍔体1、2の内側
に設けた巻取り体嵌合用の環状凹溝4、5の円周の長さ
に見合う長さで、所定の巾寸法を有する板体3aを筒状
に丸めた構成によるもので、丸めた巻取り体3の端側に
接着剤10を塗布して鍔体1、2の環状凹溝4、5へ嵌
合接着する。この巻取り体3は図5に示すように、両端
部に鋸歯形で凸凹状の切込み11を形成する場合があっ
て、この切込み11を設けることにより接着剤10の塗
布量が増大して、鍔体1、2の取付け強化を図ることが
できる。
【0013】又、前記鍔体1、2間には、軸杆12が介
在してあって、この軸杆12は紙管を使用し、鍔体1、
2の内面中央部に設けた凹部へ両端を嵌合止着する。
在してあって、この軸杆12は紙管を使用し、鍔体1、
2の内面中央部に設けた凹部へ両端を嵌合止着する。
【0014】この実施例による連続する金属製圧着端子
等の巻取り具Aを使用する場合は、一方の鍔体1に於け
る内面側の環状凹溝4に、端部に接着剤10を塗布した
所定寸法に裁断した板体3aを丸めて嵌めながら接着
し、環状凹溝4の圧潰形成に伴って生ずる内面ライナー
6及び波状フルート9の弾性復帰力と、前記接着剤10
の接合とによって巻取り体3を固着した後、この巻取り
体3に別の鍔体2を対応させて、これの環状凹溝5に巻
取り体3の端部を嵌め、前記と同様に環状凹溝5の圧潰
形成に伴って生ずる内面ライナー6及び波状フルート9
の弾性復帰力と、前記接着剤10の接合とによって固着
し鍔体1、2に巻取り体3を設けた巻取り具Aを形成す
るもので、使用に際しては、前記巻取り筒3に連続する
長尺の圧着端子などからなる被巻取り材13を捲回す
る。
等の巻取り具Aを使用する場合は、一方の鍔体1に於け
る内面側の環状凹溝4に、端部に接着剤10を塗布した
所定寸法に裁断した板体3aを丸めて嵌めながら接着
し、環状凹溝4の圧潰形成に伴って生ずる内面ライナー
6及び波状フルート9の弾性復帰力と、前記接着剤10
の接合とによって巻取り体3を固着した後、この巻取り
体3に別の鍔体2を対応させて、これの環状凹溝5に巻
取り体3の端部を嵌め、前記と同様に環状凹溝5の圧潰
形成に伴って生ずる内面ライナー6及び波状フルート9
の弾性復帰力と、前記接着剤10の接合とによって固着
し鍔体1、2に巻取り体3を設けた巻取り具Aを形成す
るもので、使用に際しては、前記巻取り筒3に連続する
長尺の圧着端子などからなる被巻取り材13を捲回す
る。
【0015】
【発明の効果】叙上のように本発明に係る連続する金属
製圧着端子等の巻取り具は、左右一対の鍔体と、この鍔
体間に介在させる巻取り体とより構成する連続する金属
製圧着端子等の巻取り具に於いて、両鍔体の内側に設け
た巻取り体嵌合用の環状凹溝の円周の長さに見合う長さ
で、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体を筒状に丸め、
その一方端部を前記一方の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着し
て巻取り体を形成し、該巻取り体の他方端部に、他方鍔
体の環状凹溝を嵌合接着させた構成によるものであるか
ら、従来のように、所定径で長尺の紙管を製作してこれ
を一定寸法に裁断したものを使用するものと違って、高
価で特殊な紙管製作用の装置は必要としないので設備費
もかからず、又、巻取り筒体の大径による場合でも、前
記厚紙等の裁断寸法を変ることで容易に巻取り体を形成
できるため、巻取り具製造の作業能率を大巾に向上さら
ることもできる共に、巻取り体の径の異るものを種々容
易に製作することのできる特有の効果を奏する。
製圧着端子等の巻取り具は、左右一対の鍔体と、この鍔
体間に介在させる巻取り体とより構成する連続する金属
製圧着端子等の巻取り具に於いて、両鍔体の内側に設け
た巻取り体嵌合用の環状凹溝の円周の長さに見合う長さ
で、所定の巾寸法を有する厚紙等の板体を筒状に丸め、
その一方端部を前記一方の鍔体の環状凹溝へ嵌合接着し
て巻取り体を形成し、該巻取り体の他方端部に、他方鍔
体の環状凹溝を嵌合接着させた構成によるものであるか
ら、従来のように、所定径で長尺の紙管を製作してこれ
を一定寸法に裁断したものを使用するものと違って、高
価で特殊な紙管製作用の装置は必要としないので設備費
もかからず、又、巻取り筒体の大径による場合でも、前
記厚紙等の裁断寸法を変ることで容易に巻取り体を形成
できるため、巻取り具製造の作業能率を大巾に向上さら
ることもできる共に、巻取り体の径の異るものを種々容
易に製作することのできる特有の効果を奏する。
【0016】本発明に係る連続する金属製圧着端子等の
巻取り具は、前記板体の端部を鋸歯形で凹凸状の切込み
を設けることにより、端部への接着剤の塗布量を増量で
きて鍔体の嵌合接着をより確実とすることのできる実施
上の効果がある。
巻取り具は、前記板体の端部を鋸歯形で凹凸状の切込み
を設けることにより、端部への接着剤の塗布量を増量で
きて鍔体の嵌合接着をより確実とすることのできる実施
上の効果がある。
【0017】更に、本発明に係る鍔体を段ボールにて形
成し、且つ鍔体は、内外両面ライナーと中間ライナー
と、波状フルートとより構成し、且つ内面に中間ライナ
ーに達しない深さで溝内面に圧潰する波状フルートと内
面ライナーにより弾性が付与される切込み等による環状
凹溝を形成することにより、巻取り体の強固な止着と、
鍔体の型抜き工程で前記形成が同時に行うことができ
て、量産性に優れた巻取り具となる実施の効果もある。
成し、且つ鍔体は、内外両面ライナーと中間ライナー
と、波状フルートとより構成し、且つ内面に中間ライナ
ーに達しない深さで溝内面に圧潰する波状フルートと内
面ライナーにより弾性が付与される切込み等による環状
凹溝を形成することにより、巻取り体の強固な止着と、
鍔体の型抜き工程で前記形成が同時に行うことができ
て、量産性に優れた巻取り具となる実施の効果もある。
【図1】本発明の係る連続する金属製圧着端子等の巻取
り具の実施例を示す一部を破断した状態の拡大断面図で
ある。
り具の実施例を示す一部を破断した状態の拡大断面図で
ある。
【図2】同実施例による巻取り其の正面図である。
【図3】同実施例に於ける板体の斜面図である。
【図4】同実施例に於ける鍔体の側面図である。
【図5】本発明に於ける板体の他の実施例を示す斜面図
である。
である。
1、2 鍔体 3 巻取り体 3a 板体 4、5 環状凹溝 6 内面ライナー 7 外面ライナー 8 中間ライナー 9 波状フルート 10 接着剤 11 切込み
Claims (3)
- 【請求項1】 左右一対の鍔体1、2と、この鍔体1、
2間に介在させる巻取り体3とより構成する連続する金
属製圧着端子等の巻取り具Aに於いて、両鍔体1、2の
内側に設けた巻取り体嵌合用の環状凹溝4、5の円周の
長さに見合う長さで、所定の巾寸法を有する厚紙等の板
体3aを筒状に丸め、その一方端部を前記一方の鍔体1
の環状凹溝4へ嵌合接着して巻取り体3を形成し、該巻
取り体3の他方端部に、他方鍔体2の環状凹溝5を嵌合
接着させたことを特徴とする連続する金属製圧着端子等
の巻取り具。 - 【請求項2】 前記板体3aの端部を鋸歯形で凹凸状の
切込みを設けたことを特徴とす請求項1記載の連続する
金属製圧着端子等の巻取り具。 - 【請求項3】 鍔体1、2を段ボールにて形成し、且つ
鍔体1、2は、内外両面ライナー6、7と中間ライナー
8と、波状フルート9とより構成し、且つ内面に中間ラ
イナー8に達しない深さで溝内面に圧潰する波状フルー
ト9と内面ライナー6により弾性が付与される切込み等
による環状凹溝4、5を形成することを特徴とした請求
項1、2、3記載の連続する金属製圧着端子等の巻取り
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31539396A JPH10120307A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 連続する金属製圧着端子等の巻取り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31539396A JPH10120307A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 連続する金属製圧着端子等の巻取り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10120307A true JPH10120307A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=18064861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31539396A Pending JPH10120307A (ja) | 1996-10-22 | 1996-10-22 | 連続する金属製圧着端子等の巻取り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10120307A (ja) |
-
1996
- 1996-10-22 JP JP31539396A patent/JPH10120307A/ja active Pending
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