JPH10119714A - エアバッグ制御装置 - Google Patents

エアバッグ制御装置

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JPH10119714A
JPH10119714A JP8275084A JP27508496A JPH10119714A JP H10119714 A JPH10119714 A JP H10119714A JP 8275084 A JP8275084 A JP 8275084A JP 27508496 A JP27508496 A JP 27508496A JP H10119714 A JPH10119714 A JP H10119714A
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seat
webbing
weight
vehicle
airbag device
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JP8275084A
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Hisahiro Ando
久弘 安藤
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Tokai Rika Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/40Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight
    • G01G19/413Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means
    • G01G19/414Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means using electronic computing means only
    • G01G19/4142Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups with provisions for indicating, recording, or computing price or other quantities dependent on the weight using electromechanical or electronic computing means using electronic computing means only for controlling activation of safety devices, e.g. airbag systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確にエアバッグ装置の作動を制御する。 【解決手段】 車両の助手席のシートクッションに設け
られた重量検出センサによって助手席上の重量を検出す
る。また、シートベルトリトラクタには引出量検出セン
サが設けられ、これによってウェビングの引出量を検出
する。さらに、シートベルトスイッチによってウェビン
グの装着、非装着を検出する。これらの検出結果から、
助手席上の重量が所定重量以下(100、 Y)であり、かつ、
ウェビングの引出量が所定量以上(102、 Y)であると共に
シートベルトスイッチがオンである(104、 Y)と判定され
た場合には、助手席のシートクッション上に子供用拘束
装置が固定されている可能性が高いのでエアバッグ装置
の作動を禁止する(106) 。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアバッグ制御装
置に係り、特に助手席側に備えられたエアバッグ装置の
作動を制御するエアバッグ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、乗用車等の車両の運転席側及
び助手席側等には着座している乗員を車両急減速状態時
に保護するためのエアバッグ装置等の乗員保護装置が搭
載されている。この乗員保護装置には機械着火式のも
の、電気着火式のものなどが存在しているが、いずれの
乗員保護装置においても万一の車両急減速状態時には確
実に作動し、乗員を保護しなければならない。以下、電
気着火式の乗員保護装置であるエアバッグ装置を対象に
して説明する。
【0003】電気着火式のエアバッグ装置は、車両に取
り付けられた加速度センサによって検出された加速度が
所定値以上である場合に車両が急減速状態であると判断
し、インフレータを作動させ、このインフレータから噴
出されるガスによって袋体を乗員側に膨張させる。これ
によって、車両急減速状態時における乗員の安全性の向
上を図ることができる。
【0004】ところで、子供を同乗させる場合には助手
席のシートクッション上に子供用拘束装置(CRS)を
固定し、この子供用拘束装置に子供を着座させることが
ある。子供用拘束装置は、運転席から子供の様子を伺う
ため、車両に対して後向きに固定するものもある。子供
用拘束装置を後向きに固定した場合には、エアバッグ装
置から子供用拘束装置までの距離が接近する。この場
合、助手席のシートクッション上の重量が少なく、エア
バッグ装置と乗員(対象物)までの距離が短いときにエ
アバッグ装置の作動を禁止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェビ
ングを装着したときの拘束感を低減することや装着時の
ウェビングの引出量を少なくすること等の目的でウェビ
ングの所望の位置にストッパを取り付けることがある。
このストッパによってウェビングは所望の長さで引き出
されたままの状態で維持される。このため、シートクッ
ション上に子供用拘束装置を固定するのに必要な長さの
ウェビングが引き出されたままの状態で維持された場合
には、助手席のシートクッション上に子供用拘束装置が
固定されていないにも拘らず、子供用拘束装置が固定さ
れていると判定され、エアバッグ装置の作動が禁止され
ることがある。
【0006】本発明は上記事実を鑑みて成されたもので
あり、シート上の重量やウェビングの引出量を考慮して
正確にエアバッグ装置の作動を制御することができるエ
アバッグ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、急減速状態が検出されると
袋体が膨張するエアバッグ装置が装備された車両の該エ
アバッグ装置の作動を制御するエアバッグ制御装置であ
って、前記車両に備えられたシート上の重量を検出する
重量検出手段と、前記車両に備えられたウェビングの引
出量を検出する引出量検出手段と、前記ウェビングの装
着を検出する装着検出手段と、前記重量検出手段、引出
量検出手段及び装着検出手段による検出結果に基づいて
前記エアバッグ装置の作動を制御する制御手段と、を有
している。
【0008】乗用車等の車両には、急減速状態が検出さ
れると袋体が膨張するエアバッグ装置が備えられてい
る。このエアバッグ装置は、必要に応じて作動が制御さ
れる。請求項1に記載の発明によれば、重量検出手段に
よって車両のシート上の重量を検出する。例えば、重量
検出手段には重量センサや荷重センサがあり、これらを
シートのシートクッションの内部や表面などに取り付け
る。重量検出手段として、例えば荷重センサを取り付け
た場合には、この荷重センサに加わる荷重を検出した
後、重量を求めるための所定の演算処理を施すことによ
って、シート上の重量を求めることができる。これによ
り、シート上に着座している乗員の体格などを判定する
ことができる。また、引出量検出手段はウェビングの引
出量を検出する。例えば、引出量検出手段はシートベル
トリトラクタに設けられる。この引出量検出手段は、例
えばウェビングが引き出し、または巻き取られることに
よって回転するカムの一部に形成された突起部の位置を
検出し、検出された突起部の位置に基づくカムの回転量
からウェビングの引出量を求めることができる。これに
より、車両のシート上に子供用拘束装置が固定されてい
る可能性を判定することができる。すなわち、子供用拘
束装置を固定した場合にはウェビングが長く引き出さ
れ、かつ、その重量は軽量である。従って、ウェビング
の引出量と重量から子供用拘束装置が固定されている可
能性を判定できる。
【0009】このウェビングの装着は、装着検出手段で
検出される。例えば、この装着検出手段にはウェビング
に取り付けられたタングプレートがバックルに係合した
ときにオンするオンオフスイッチがある。このオンオフ
スイッチがオンのとき、ウェビングが装着されていると
判定できる。制御手段では、上述した重量検出手段、引
出量検出手段及び装着検出手段における検出結果に基づ
いてエアバッグ装置の作動を制御する。例えば、シート
上の重量が成人の最小重量の平均値などによる所定重量
を越えており、かつウェビングの引出量が成人に対して
ウェビングを装着させたときの最大長さの平均値などの
所定量未満であると共にウェビングが装着されていると
判定された場合には、標準的に乗員が着座していること
が予想されるので、エアバッグ装置が作動可能となるよ
うに制御する。例えば、ウェビングの引出量は子供用拘
束装置を固定するとき、大幅に長くされる。ところが、
乗員は意図的にストッパをウェビングの所望の位置に取
り付けて、ウェビングを引き出したままの状態で維持さ
せることがある。これによって、子供用拘束装置が固定
されていないにも拘らず、ウェビングの引出量は子供用
拘束装置を固定するのに充分な長さとなることがある。
この場合には、ウェビングが装着されていないことが殆
どである。このため、装着検出手段によってウェビング
が装着されていないと検出されたときは、ウェビングの
引出量が長くても、子供用拘束装置が固定されていない
可能性が高い。従って、エアバッグ装置を作動可能とな
るように制御する。このように、重量検出手段、引出量
検出手段及び装着検出手段によって子供用拘束装置が固
定されている可能性を容易に判定できるので、正確にエ
アバッグ装置の作動を制御することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、前記制御手段
は、前記重量検出手段によって検出されたシート上の重
量が所定重量以下であり、かつ前記引出量検出手段によ
って検出されたウェビングの引出量が所定量以上である
と共に前記装着検出手段によってウェビングが装着され
ていることが検出された場合に前記エアバッグ装置の作
動を禁止することを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、重量検出
手段によって検出されたシート上の重量が所定重量以下
であれば、所定以下の体格の乗員、所謂子供がシートに
着座していると判定する。このときの所定重量は、例え
ば子供用拘束装置の重量と子供用拘束装置に着座する子
供の体重を合計した重量を用いることができる。また、
引出量検出手段によって所定量以上のウェビングが引き
出されている場合には子供用拘束装置が車両のシートに
固定されている可能性があると判定する。この所定量
は、例えばシート上に子供用拘束装置を固定するために
必要とされるウェビングの引出量である。従って、車両
のシート上の重量が所定重量以下であり、かつウェビン
グの引出量が所定量以上である場合には、車両のシート
上に子供用拘束装置が固定されている可能性がある。さ
らに、装着検出手段によってウェビングが装着されてい
ることが検出された場合には車両のシート上に子供用拘
束装置が固定されていると判定される。すなわち、シー
ト上の重量が所定重量以下であり、かつウェビングの引
出量が所定量以上であると共にウェビングが装着されて
いると判定された場合には、車両のシート上に子供用拘
束装置が固定されている可能性が高いため、制御手段は
エアバッグ装置の作動を禁止する。従って、正確にエア
バッグ装置の作動を制御することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。なお、図中の矢印FRは車両前方
方向を、矢印UPは車両上方方向を示している。
【0013】図1に示されるように、必要に応じて作動
が制御されるエアバッグ装置16は車両10の車室内1
2の助手席14の車両前方に搭載されている。また、運
転席側にも図示しないエアバッグ装置が搭載されてい
る。
【0014】助手席14の車両前方には、インストルメ
ントパネル18が配置され、このインストルメントパネ
ル18の裏側にエアバッグ装置16が搭載されている。
このエアバッグ装置16は、車幅方向に長手状とされて
おり、インストルメントパネル18のエアバッグ装置1
6と対向する部分は、車幅方向に対して長手状とされた
矩形状のエアバッグカバー部20とされている。このエ
アバッグ装置16は、車両10の急減速状態が検出され
ると、インフレータ28(図3及び図4参照)の作動に
よって噴出されるガスによって図2に示されるように袋
体26が乗員40側に向けて所定容量まで膨張する。
【0015】図3及び図4に示されるように、車両10
の車室内12のエアバッグ装置16のケース22は、車
幅方向から見た断面形状が略U字状とされている。ま
た、このケース22には車両後方斜め上方に向けて開口
部24が形成されている。この開口部24の内周部には
エアバッグ袋体26の開口縁部が固定されている。ケー
ス22内の底部22Aの近傍には、円筒状のインフレー
タ28が車幅方向に沿って配設されている。このインフ
レータ28にはガス発生物質が充填されている。
【0016】インフレータ28は、インストルメントパ
ネル20の裏側下部に配設された制御回路32に接続さ
れている。また、制御回路32には車両10の加速度を
検出する加速度センサ30が接続され、検出された加速
度が所定値以上である場合に車両10が急減速状態であ
ると判定する。この場合に、インフレータ28からガス
が噴出し、ケース22の開口部24近傍に折り畳まれた
状態で収納されたエアバッグ袋体26内にガスが充填さ
れ、膨張してインストルメントパネル18のエアバッグ
カバー部20を破って車室内12へ展開する。
【0017】センターピラー34の下部には、シートベ
ルトリトラクタ36が配設され、ウェビング38が引き
出し、巻き取り可能に収容されている。また、シートベ
ルトリトラクタ36には引出量検出センサ44が設けら
れている。ウェビング38は図示しないスプールに巻き
取られて収容され、ウェビング38を引き出すことによ
ってスプールが回転する。また、ウェビング38が巻き
取られるときには、引き出す場合と逆方向にスプールが
回転する。このスプールには図示しない複数のカムが接
続され、最外部に接続されたカムはウェビング38が全
巻取状態から全引出状態となるまでに1回転する。最外
部のカムの一部には半径方向に突起部が設けられ、引出
量検出センサ44によって突起部の位置を検出する。さ
らに、突起部の位置に基づくカムの回転量からウェビン
グ38の引出量を求めることができる。
【0018】また、助手席14の側面下部にはシートベ
ルトスイッチ48が設けられている。このシートベルト
スイッチ48は、バックル46にタングプレート50が
係合した場合にオンとなるオンオフスイッチであり、こ
れによってウェビング38の装着、または非装着を検出
することができる。すなわち、バックル46にタングプ
レート50が係合し、シートベルトスイッチ48がオン
のとき、ウェビング38が装着されており、シートベル
トスイッチ48がオフのとき、非装着であると判定でき
る。
【0019】さらに、助手席14のシートクッション1
4Aの内部であってかつ後部方向の所定位置には重量検
出センサ52が設けられ、助手席14のシートクッショ
ン14Aの内部でかつ前部方向の所定位置には重量検出
センサ53が設けられている。重量検出センサ52は、
乗員40が助手席14の背もたれ14Bに寄り掛かった
状態で着座したときに乗員40の重量が集中する付近の
位置に設けられ、重量検出センサ53は乗員40が上体
を車両10の前方に乗り出してシートクッション14A
の前方付近に腰掛けたときなどに乗員40の重量が集中
する位置に設けられている。このように、助手席14の
シートクッション14Aの内部の後部方向に重量検出セ
ンサ52、前部方向に重量検出センサ53を設けて、重
量検出センサ52と重量検出センサ53とのセンサ出力
を合計した値を検出値とすることによって、乗員40が
助手席14にどのような着座状態で着座しても確実に助
手席14上の重量を検出することができる。なお、これ
らの重量検出センサ52、53に加わる荷重を測定し、
重量を求めるための演算処理を施すことによって助手席
14のシートクッション14A上の重量を求めるように
してもよい。
【0020】これらの引出量検出センサ44、シートベ
ルトスイッチ48及び重量検出センサ52、53の出力
端は、車両10のインストルメントパネル18の裏側下
部に配設された制御回路32に接続されている。制御回
路32は、CPU、ROM、RAMを備えたマイクロコ
ンピュータで構成されており(図示省略)、後述するフ
ローチャートが予め記憶されている。従って、制御回路
32では重量検出センサ52、53、引出量検出センサ
44及びシートベルトスイッチ48による検出結果に基
づいてエアバッグ装置16の作動を制御する。
【0021】また、助手席14のシートクッション14
A上に子供用拘束装置(以下、チャイルドシートとい
う)42を固定する場合には、図3に示されるようにウ
ェビング38をチャイルドシート42の背面に設けられ
たベルトホルダ43に通した後、タングプレート50を
バックル46に係合させる。これにより、チャイルドシ
ート42が固定されたときのウェビング38の引出量
は、通常の引出量よりも長い。
【0022】次に、本実施の形態の作用を図6に示され
るフローチャートに従って説明する。このフローチャー
トは制御回路32に予め記憶されており、車両10を運
転するにあたってエンジンをかけたときに実行され、エ
ンジンをきるまで所定時間毎に繰り返し実行される。
【0023】まず、ステップ100では、助手席14の
重量が所定重量以下であるか否かを判定する。このとき
の所定重量は、チャイルドシート42の重量及びチャイ
ルドシート42に着座する乗員(子供)40の体重を考
慮して予め定められた値であり、10〜35kgの間で
定めることができる。本実施の形態では、20kgに定
めている。すなわち、助手席14のシートクッション1
4Aに設けられた重量検出センサ52、53によって検
出された重量の総和が20kg以下であるか否かを判定
する。このステップ100において、否定判定された場
合には、助手席14に所定以上の体格の乗員40、所謂
大人が着座していると判定し、ステップ108に移行し
てエアバッグ装置16を作動可能に設定する(フラグF
=1)。
【0024】一方、ステップ100において肯定判定さ
れた場合には、例えば助手席14に着座している乗員4
0が子供である、または助手席14のシートクッション
14A上にチャイルドシート42が固定されている可能
性があると考えられる。従って、ステップ102に移行
して引出量検出センサ44によって検出されたウェビン
グ38の引出量が所定量以上であるか否かを判定する。
この所定量は、助手席14のシートクッション14A上
にチャイルドシート42を車両10に対して後向きに固
定する場合に必要とされるウェビング38の引出量であ
り、本実施の形態では95cmに定めている。ステップ
102において否定判定された場合には、チャイルドシ
ート42を必要としない体格の乗員(子供)40が助手
席14に着座していると考えられるため、ステップ10
8に移行してエアバッグ装置16を作動可能に設定する
(フラグF=1)。
【0025】これに対して、ステップ102において肯
定判定された場合には、ステップ104に移行する。こ
のステップ104では、シートベルトスイッチ48によ
ってウェビング38の装着、または非装着を検出する。
バックル46にタングプレート50が係合し、シートベ
ルトスイッチ48がオンのとき、ウェビング38が装着
されていると判定できる。
【0026】ここで、ウェビング38の引出量が所定量
以上であると判定された後におけるウェビング38の装
着検出について説明する。
【0027】通常、図5(A)に示されるようにウェビ
ング38が非装着であれば、ウェビング38はシートベ
ルトリトラクタ36に巻き取られた状態になる。しか
し、乗員40が意図的にウェビング38を引き出したま
まの状態で維持させるストッパ39をウェビング38に
取り付けることがある。このとき、ストッパ39の取付
位置によって図5(B)に示されるように、前述した所
定量以上のウェビング38が引き出されたままの状態に
なることがある。このため、助手席14上の重量が所定
重量以下であり、かつウェビング38の引出量が所定量
以上であると判定されるのは、助手席14にチャイルド
シート42が後向きに固定されている場合の他、ストッ
パ39を取り付けたことによってウェビング38が大幅
に長く引き出された状態で維持されている場合が考えら
れる。すなわち、助手席14のシートクッション14A
上にチャイルドシート42が固定されていないにも拘ら
ず、ストッパ39によって所定量以上のウェビング38
が引き出された状態で維持されていることがある。従っ
て、ステップ102においてウェビング38の引出量を
検出した後、さらにシートベルトスイッチ48によって
ウェビング38の装着を検出する。
【0028】従って、ステップ104においてシートベ
ルトスイッチ48がオンであると判定された場合には、
助手席14のシートクッション14A上にチャイルドシ
ート42が後向きに固定されているため、ステップ10
6に移行してエアバッグ装置16を作動禁止に設定する
(フラグF=0)。
【0029】一方、ステップ104においてシートベル
トスイッチ48がオフであると判定された場合には、ウ
ェビング38にストッパ39が取り付けられて所定量以
上のウェビング38が引き出された状態になっているこ
とが考えられる。この場合には、ステップ108に移行
してエアバッグ装置16を作動可能に設定する(フラグ
F=1)。
【0030】車両10の急減速状態が検出された場合に
は、ステップ106及びステップ108において設定さ
れたフラグFの値に基づいてエアバッグ装置16の作動
を制御する。
【0031】以上述べたように、ステップ100におい
て助手席14のシートクッション14A上の重量が20
kg以下であると判定され、かつステップ102におい
てウェビング38の引出量が95cm以上であると共に
ステップ104においてシートベルトスイッチ108が
オンであると判定された場合には助手席14のシートク
ッション14A上にチャイルドシート42が固定されて
いるので、エアバッグ装置16を作動禁止に設定する。
【0032】従って、本実施の形態では助手席14上の
重量、ウェビング38の引出量を検出すると共にウェビ
ング38の装着を検出するので、ストッパ39によって
ウェビング38が大幅に長く引き出された状態で維持さ
れている場合にでも正確にエアバッグ装置16の作動を
制御することができる。
【0033】また、本実施の形態においては助手席14
のシートクッション14Aの内部の後部方向に重量検出
センサ52を設け、前部方向に重量検出センサ53を設
けているので、乗員40が助手席14の背もたれ14B
に寄り掛かって着座している場合や上体を車両10の前
方に乗り出して着座している場合などのように、どのよ
うな着座状態であっても確実に助手席14上の重量を検
出することができる。このように、乗員40の助手席1
4に対する着座状態に拘らず確実に重量を検出すること
ができ、正確にエアバッグ装置16の作動を制御するこ
とができる。
【0034】さらに、体格の良い乗員40が助手席14
に着座したときのウェビング38の引出量は、チャイル
ドシート42を車両10に対して後向きに固定する場合
に必要とされるウェビング38の引出量と同等になる可
能性があるが、本実施の形態では、体格の良い乗員40
が着座している場合には助手席14上の重量が所定重量
以上であると判定されるため、エアバッグ装置16は作
動可能に制御される。また、所定重量以下の乗員(子
供)40がウェビング38を装着して助手席14に着座
している場合、例えば座高の低い乗員40に対してウェ
ビング38が乗員40の肩の最適拘束位置になるように
調整する所謂ジュニアシート(図示省略)を助手席14
のシートクッション14A上に固定し、これに乗員40
を着座させた場合には、助手席14上の重量が所定重量
以下である。このため、重量のみによってエアバッグ装
置16の作動を制御した場合には、乗員40が助手席1
4に着座しているにも拘らずエアバッグ装置16は作動
禁止に制御される。これに対して、本実施の形態では助
手席14上の重量に加えて、ウェビング38の引出量が
所定量以上であるか否かを判定するので、エアバック装
置16を作動可能に制御することができる。従って、本
実施の形態では助手席14上の重量及びウェビング38
の引出量などを検出するので、エアバッグ装置16の作
動を正確に制御することができる。
【0035】なお、図7のフローチャートに示されるよ
うに、ステップ100において肯定判定された後、ステ
ップ110において助手席14のシートクッション14
A上の重量が0であるか否かを判定するようにしてもよ
い。すなわち、助手席14上の重量が0であると判定さ
れた場合には、助手席14に乗員40が着座していない
と考えられる。従って、このような場合にエアバッグ装
置16の作動を禁止するように制御することによって、
エアバッグ装置を交換する可能性を低くし、修理コスト
を低減できる。
【0036】また、本実施の形態では助手席14のシー
トクッション14Aの内部に重量検出センサ52、53
を設けた例について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、例えばシートクッション14Aの全面に面感
圧センサを設けてもよい。この面感圧センサは、圧力に
反比例した抵抗となるものであり、助手席14のシート
クッション14Aの全面に設けたときは助手席14上の
重量に応じた抵抗値となる。この抵抗値からシートクッ
ション14A上の重量の合計を検出することができる。
【0037】さらに、本実施の形態では助手席14上の
重量、ウェビング38の引出量に加え、シートベルトス
イッチ48によってウェビング38の装着を検出して助
手席14にチャイルドシート42が固定されていること
を検出する構成としたが、これに限るものではない。例
えば、超音波などによる距離センサをインストルメント
パネル18に取り付け、これによってエアバッグ装置1
6から乗員40または対象物(チャイルドシート42)
までの距離を検出し、助手席14にチャイルドシート4
2が固定されていることを検出する構成としてもよい。
但し、超音波などによる距離センサを設けることによっ
て装置本体の構成が複雑になることは否めない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエアバッグ
制御装置は、シート上の重量、ウェビングの引出量及び
ウェビングの装着を検出するので、正確にエアバッグ装
置の作動を制御することができるという優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアバッグ装置が装備された車両を示す概略斜
視図である。
【図2】助手席に備えられたエアバッグ装置が作動した
状態を示す概略斜視図である。
【図3】エアバッグ装置が備えられた助手席に子供用拘
束装置を固定した状態を示す概略側面図である。
【図4】エアバッグ装置が備えられた助手席にウェビン
グを装着した子供が着座した状態を示す概略側面図であ
る。
【図5】未装着時のウェビングを示す概略図である。
(A)はシートベルトリトラクタが正常に作動する場合
のウェビングを示しており、(B)はシートベルトリト
ラクタが故障し、引き出されたままの状態のウェビング
を示している。
【図6】本発明の実施の形態に係るエアバッグ制御装置
の制御ルーチンを示すフローチャートである。
【図7】その他の実施の形態としてのエアバッグ制御装
置の制御ルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 車両 32 制御回路(制御手段) 38 ウェビング 42 子供用拘束装置 44 引出量検出センサ(引出量検出手段) 46 バックル 48 シートベルトスイッチ(装着検出手段) 50 タングプレート 52、53 重量検出センサ(重量検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急減速状態が検出されると袋体が膨張す
    るエアバッグ装置が装備された車両の該エアバッグ装置
    の作動を制御するエアバッグ制御装置であって、 前記車両に備えられたシート上の重量を検出する重量検
    出手段と、 前記車両に備えられたウェビングの引出量を検出する引
    出量検出手段と、 前記ウェビングの装着を検出する装着検出手段と、 前記重量検出手段、引出量検出手段及び装着検出手段に
    よる検出結果に基づいて前記エアバッグ装置の作動を制
    御する制御手段と、 を有するエアバッグ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記重量検出手段によ
    って検出されたシート上の重量が所定重量以下であり、
    かつ前記引出量検出手段によって検出されたウェビング
    の引出量が所定量以上であると共に前記装着検出手段に
    よってウェビングが装着されていることが検出された場
    合に前記エアバッグ装置の作動を禁止することを特徴と
    する請求項1記載のエアバッグ制御装置。
JP8275084A 1996-10-17 1996-10-17 エアバッグ制御装置 Pending JPH10119714A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2369472A (en) * 2000-08-18 2002-05-29 Ford Global Tech Inc Vehicle airbag restraint system having an indicator to alert driver when airbag is disarmed and seat belt is fastened
JP2016124437A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 株式会社東海理化電機製作所 ウェビング巻取装置

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