JPH10118862A - 複合板金加工機における座標系設定方法および装置 - Google Patents

複合板金加工機における座標系設定方法および装置

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JPH10118862A
JPH10118862A JP8284305A JP28430596A JPH10118862A JP H10118862 A JPH10118862 A JP H10118862A JP 8284305 A JP8284305 A JP 8284305A JP 28430596 A JP28430596 A JP 28430596A JP H10118862 A JPH10118862 A JP H10118862A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワ―クの座標系が3次元加工に対応するよう
に変換され、3次元レ―ザ加工機と2基のロボットとの
各座標系の間に相互の関係が保持され、加工時の位置決
めが正確に行うことが可能となる。 【解決手段】 ワ―クシャトルに基準部材としての基準
球85を設け、ロボット5,7に把持された感知部材と
しての基準ツール66を設け、基準部材85とワ―クの
基準穴79およびワ―クの基準面87とをそれぞれ感知
させ、レ―ザ加工機11とロボット5,7との3次元加
工に対する座標系を設定し、各座標系の間に相互関係を
持たせてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、従来の2次元に対
応するワ―ク座標を3次元加工に対応するように変換
し、1基のレ―ザ加工機と2基のロボットの各座標系の
間に、相互の関係を持たせる複合板金加工機における座
標系設定方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板金加工機は、ワ―クから例えば
箱状の製品を得る加工工程として、切断、成形、曲げ、
溶接、研磨の順に行うのが一般的であった。しかも、こ
れらの加工工程ごとに加工機が存在し、工程間に中間製
品が存在している。このために、多くの加工機と中間製
品との保管場所が大きくなるので、切断、溶接等をレ―
ザ加工機により行い、成形、曲げ、研磨等をロボットに
より行う複合板金加工機が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の複合
板金加工機は、ワ―クの座標系が主として2次元加工に
対応しており、レ―ザと2基のロボットとはそれぞれ別
の座標系を持つものであった。
【0004】従って、ワ―クが90度ずつ回転すること
によって、4個のワ―ク座標系(3次元)が必要となる
加工機には従来のままでは対応することができなかっ
た。また、レ―ザとロボットとの各座標系の間には、相
互の関係がないために加工時の位置合せが不正確となる
等の問題があった。
【0005】本発明の目的は、上記問題点を改善するた
めに、ワ―クの座標系が3次元加工に対応するように変
換され、1基のレ―ザと2基のロボットとの各座標系の
間に相互の関係が保持され、加工時の位置決めが正確に
行われる複合板金加工機における座標系設定方法および
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ワ―クを切断し溶接するレ―ザ加工機
と、対向して設けられ前記ワ―クを曲げ及び成形する2
基のロボットと、4箇所のワ―ク加工位置を設けるワ―
クシャトルとを有する複合板金加工機であって、前記レ
―ザ加工機とロボットとの3次元加工に対する座標系を
設定し、各座標系の間に相互関係を持たせることを特徴
とする複合板金加工機における座標系設定方法である。
【0007】また、本発明は、ワ―クを切断し溶接する
レ―ザ加工機と、対向して設けられ前記ワ―クを曲げ及
び成形する2基のロボットと、4箇所のワ―ク加工位置
を設けるワ―クシャトルとを有する複合板金加工機であ
って、前記ワ―クシャトルに設けられた基準部材と、前
記ロボットに把持され前記基準部材と前記ワ―クにレ―
ザ加工機で加工された4個の基準穴および前記ワ―クを
取付けた基準面とをそれぞれ感知する感知部材とを備
え、前記レ―ザ加工機とロボットとの3次元加工に対す
る座標系を設定し、各座標系の間に相互関係を持たせる
ことを特徴とする複合板金加工機における座標系設定装
置である。
【0008】これにより、本発明のワ―クの座標系が3
次元加工に対応するように変換され、レ―ザ加工機と2
基のロボットとの各座標系の間に相互の関係が保持さ
れ、加工時の位置決めが正確に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0010】図9および図10に示すように、複合板金
加工機1は、ほぼ半球状のカバ―3内に装着されてい
る。カバ―3には図示省略された天井に開閉自在な開閉
式天井が設けられ、内部を監視し得る。また、ワ―クW
を搬入する図示省略のワ―ク搬入口と製品搬出口が設け
られている。
【0011】カバ―3内には図11に示すように、搬送
路の両側に対向して左手ロボット5、右手ロボット7が
配置されていると共に、この左手ロボット5、右手ロボ
ット7に装着された工具を交換するツ―ルマガジン9が
設けられている。また、搬送路に近接してレ―ザ加工機
11が配置されている。
【0012】このレ―ザ加工機11は、X1 ,Y1 ,Z
1 の直線3軸と、A1 ,B1 の回転2軸およびCのギャ
ップセンサ1軸を備えている。また、左手、右手ロボッ
ト5、7も同様に×2 ,×3 ;Y2 ,Y3 ;Z2 ,Z3
の直線3軸、A2 ,A3 の回転1軸とを備えている。A
2 ,A3 の回転軸にはグリッパG1 とG2 が設けられて
いる。なお、ワ―クシャトル13にはX5 の直線軸とA
Q との回転軸を備え、ツ―ルマガジン9にはYT の直線
軸が備えられ、機械全体では合計17軸で構成させてい
る。
【0013】上述の図11に示す軸構成を具体化したも
のが図9および図10に示されている。すなわち、板金
加工機1は、コモンベ―ス15上に四角枠状に形成され
た本体フレ―ム17によって構成され、コモンペ―ス1
5上にはX軸方向(図1に示す図面に直交する方向、図
2において左右方向)へ移動自在なワ―クシャトル13
が設けられている。
【0014】コモンベ―ス15上にX軸方向へ延伸して
敷設されたレ―ル19上に、車輪21を解してワ―クシ
ャトル13が駆動モ―タ23の駆動によりX軸方向へ移
動自在に設けられ、ワ―クシャルトル13に立設された
支柱25にワ―クWを把持するワ―クホルダ26(図
7)が装着され、このワ―クホルダ26にてワ―クWが
保持され、ワ―クWは水平あるいは垂直状態に保持され
ることになる。
【0015】コモンベ―ス15上に立設された本体フレ
―ム17は4本の支柱17Aと、この支柱17Aの上面
に四角枠状の上部梁17Bが一体的に設けられている。
かつ、上部梁17Bの上面に例えばLMガイド27のレ
―ル27A上にLMガイド27等を介して、レ―ザ加工
機用X軸キャレッジ29が架設され、このレ―ザ加工機
用X軸キャレッジ29は、図示省略されたモ―タ等の駆
動源によりX軸方向へ延伸して設けられたネジ部材31
を回転し、このネジ部材31に螺合するナット部材(図
示省略)がレ―ザ加工機用X軸キャレッジ29に装着さ
れる。
【0016】上記構成により、図示省略の駆動源を駆動
せしめることにより、ネジ部材31は回転し、ナット部
材を介してX軸方向へ移動して、レ―ザ加工機用X軸キ
ャレッジ29がX軸方向へ移動されることになる。
【0017】レ―ザ加工機用X軸キャレッジ29の側面
には、レ―ザ加工ヘッド33がY軸方向(図9において
左右方向、図10において図面に直交する方向)および
Z軸方向(図9および図10において上下方向)へ移動
自在に設けられている。従って、レ―ザ加工機用X軸キ
ャレッジ29の側面に複数の案内部材である、例えばL
Mガイド35のレ―ル35AがY軸方向へ延伸して設け
られ、このLMガイド35を介してレ―ザ加工ヘッド3
3が設けられている。かつ、図示省略のモ―タ等の駆動
源よりY軸方向へ延伸して設けられたネジ部材37を回
転し、このネジ部材に螺合するナット部材(図示省略)
がレ―ザ加工ヘッド33に装着される。
【0018】また、レ―ザ加工ヘッド33に設けられた
ノズル39は、図示省略された駆動モ―タあるいはシリ
ンダ等によりZ軸方向へ移動し位置決め自在に設けられ
ている。
【0019】なお、上述のレ―ザ加工機11は、既に延
べたようにX1 ,Y1 ,Z1 の直線3軸、A1 ,B1
回転2軸およびCのギャップセンサ1軸を備えている
が、その具体的な構成および動作はすでに公知であるか
らその説明を省略する。
【0020】本体フレ―ム17の片側には、レ―ザ発振
器41を支持する支持台41Aが立設されている。この
支持台41Aに支持されたレ―ザ発振器41から発振さ
れたレ―ザビ―ムLBをレ―ザ加工機11へ通すため
に、一部図示省略のレ―ザビ―ムガイド43がレ―ザ発
振器41とレ―ザ加工機11との間に設けられている。
かつ、レ―ザ発振器41より発振されたレ―ザビ―ムL
Bをノズル39よりワ―クWに照射して、所望の切断あ
るいは溶接加工が行われることになる。
【0021】左手、右手ロボット5,7は左右対象に配
置されているだけで、ほぼ同一構成であるから総称して
説明する。なお、既に述べたように×2 ,X3 ;Y2
3;Z2 、Z3 の直線3軸と、A 2,A3 の回転軸に
はグリッパG1 ,G2 が設けられているが、その具体的
な構成ならびに動作は、すでに公知であるから概略的に
説明する。
【0022】左手、右手ロボット5,7を支承する左右
のフレ―ム45の下部は、コモンペ―ス15の側面に設
けられたX軸方向へ延伸した案内部材である例えばLM
ガイド47のレ―ル47Aに、LMガイド47を介して
装着されいる。また、左右のフレ―ム45の上部は、本
体フレ―ム17の上部梁17Bの側面に設けられたX軸
方向へ延伸した案内部材である例えばLMガイド47の
レ―ル47Aに、LMガイド47を介して装着されてい
る。
【0023】なお、本体フレ―ム17の上部梁17Bの
側面には、X軸方向へ延伸したネジ部材49が設けられ
ていて、このネジ部材49に図示省略されたフレ―ム4
5に内蔵されたナット部材が螺合し、フレ―ム45はX
軸方向へ移動自在となっている。この駆動手段として
は、ネジ部材49の片側に回転伝達部材51が設けら
れ、上部梁17Bの側面に設けられた駆動モ―タ53に
連結されている。
【0024】上記構成により、駆動モ―タを駆動させる
と、回転伝達部材51を介してネジ部材49が回転し、
ナット部材(図示省略)を介して左手、右手ロボット
5,7のフレ―ム45はX軸方向へ移動されることにな
り、所望の加工位置に左手、右手ロボット5,7を位置
決めすることができる。
【0025】左手、右手ロボット5,7のロボット本体
55は、フレ―ム45にZ軸方向へ延伸して設けられた
ネジ部材57にZ軸キャレッジ59が螺合し、Z軸方向
へ移動自在となっている。また、Z軸キャレッジ59に
はY軸方向へ移動自在なY軸キャレッジ61が設けられ
ていると共に、A2 ,A3 の回転1軸を備え、この回転
軸にグリッパ63が設けられて、グリッパ63にはワ―
クWを曲げ成形する工具65、例えばパンチとダイとを
把持するものである。
【0026】ところで、本実施例では複合板金加工機1
は、ワ―クWの座標系を3次元加工に対応するように変
換することにより、1基のレ―ザ加工機11と2基のロ
ボット5,7との各座標系の間に相互の関係が保持さ
れ、加工時の位置決めが正確に行われることを目的とす
る。
【0027】図1に示すように、左手、右手ロボット
5,7には基準部材、本実施例では基準ツ―ル66がグ
リッパ63に把持されている。ツ―ルバ―67は測定面
69が四角形で、ツ―ルプレ―ト71には端子73が設
けられ、このツ―ルプレ―ト71がグリッパ63によっ
て把持されるものである。
【0028】また、図2に示すようにワ―クシャトル1
3は、回転軸(回転中心)75によりワ―クホルダ26
を回転自在とし、このワ―クホルダ26はワ―ククリッ
プ77(図7)によりワ―クWを把持するものとする。
なお、ワ―クシャトル13には基準球85が立設されて
いる。
【0029】図3に示すように基準球85と基準ツ―ル
66との接触位置の座標を求めるために、ワ―クシャト
ル13のワ―クホルダ26をホルダA(図4)の水平状
態に位置し、左手、右手ロボット5,7をそれぞれ移動
して、基準ツ―ル66を基準球85にX,Y,Z方向か
ら接近して接触感知を行う。同時に、正確な座標を得る
ために基準ツ―ル66の測定面69の水平・垂直を出す
ものとする。
【0030】図4に示すようにワ―クホルダ26を回転
させ水平にした位置がホルダ位置Aで、この状態のワ―
クWにレ―ザ加工機11により1個の測定用基準穴79
Aを加工するものとする。なお、図5に示すようにワ―
クホルダ26を90度回転させて垂直にし、同様な測定
用基準穴79Bを1個加工する。この位置をホルダ位置
Bとする。
【0031】さらに90度回転させたホルダ位置Cで測
定用基準穴79Cを1個加工し、さらに90度回転させ
たホルダ位置Dで測定用基準穴79Dを1個加工して、
合計4個の測定用基準穴79A,79B,79C,79
Dができる。
【0032】次に、図6に示すように各基準穴79A,
79B,79C,79Dの中心座標を求めるために、例
えばホルダ位置Bにしてワ―クWの基準穴79Bに、左
手ロボット5の基準ツ―ル66の先端を挿入する。この
状態において基準ツ―ル66を僅かにX,Z方向へ移動
させて基準穴79Bの4個の半円状部83に接触感知さ
せる。
【0033】同様に、基準ツ―ル66にて、基準穴79
A,79C,79Dの接触感知を行うことにより、基準
穴79Aと79Cおよび基準穴79Bと79Dはワ―ク
ホルダ26を180度回転させて、同一座標で加工して
いるために、穴の中心のZ座標からワ―クホルダ26の
回転軸75の位置を求めることができる。
【0034】次に、図7に示すようにワ―クホルダ26
の基準面(ワ―クWをワ―クホルダ26に載せる面)8
7と回転軸75の中心とのオフセットは、ホルダ位置B
およびホルダ位置Dの垂直状態で、左手ロボット5がワ
―クWに基準ツ―ル66を近接させて接触感知を行い、
その座標と板厚tとから求めるものである。
【0035】図8はワ―クのホルダ位置における座標系
原点の説明図を示す。図(A)はホルダ位置Aを示し、
斜線部分はワ―クホルダ26の基準面87である。その
各原点は、 (1) レ―ザ X:X方向加工限界位置 Y:ワ―クホルダ26の回転中心75と一致する位置 Z:ワ―クホルダ26の基準面87と一致する位置 (2) ロボット X:ロボット5,7の回転軸A2 ,A3 の中心がレ―ザ
のX方向加工限界位置と一致する位置 Y:基準ツ―ル65の先端がワ―クホルダ26の回転中
心75と一致する位置 Z:A軸回転中心がワ―クホルダ26の基準面87と一
致する位置 で、ホルダ位置Cにおいても同様である。
【0036】また、図(B)はホルダ位置Bを示し、そ
の各原点は、 (1) レ―ザ X:X方向加工限界位置 Y:ワ―クホルダ26の基準面87と一致する位置 Z:ワ―クホルダ26の回転中心75と一致する位置 (2) ロボット X:A軸回転中心がレ―ザのX方向加工限界位置と一致
する位置 Y:基準ツ―ル66の先端がワ―クホルダ26の基準面
と一致する位置 Z:A軸回転中心がワ―クホルダ26の回転中心75と
一致する位置 で、ホルダ位置Dにおいても同様である。
【0037】以上の工程を経て得られたデ―タよって、
基準穴79Aと79Cおよび基準穴79Bと79Dと
は、ワ―クホルダ26を180度回転させて、同一座標
で加工しているために、基準穴中心のZ座標からワ―ク
ホルダ26の回転軸(回転中心)75の位置を求めるこ
とができる。
【0038】また、左手、右手ロボット5,7で測定し
た基準球85との接触位置と、基準球85の直径および
基準ツ―ル66の寸法より、左手、右手ロボット5,7
の間の位置のX,Y,Z方向のオフセットを求めること
ができる。
【0039】このようにして、3次元レ―ザ加工機11
で加工した基準穴79と、ワ―クホルダ26の基準面8
7およびワ―クシャトル13の基準球85とを、左手、
右手ロボット5,7の基準ツ―ル66で測定することに
よって、ワ―クホルダ26の回転軸75と基準面87と
のオフセットおよび左手、右手ロボット5,7の位置の
オフセットが求められ、3次元レ―ザ加工機11と左
手、右手ロボット5,7の座標系が求められる。3次元
レ―ザ加工機11と左手、右手ロボット5,7との各座
標系の間に、相互関係が生じ、加工時の位置合せが確実
になる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定するも
のではなく、適宜の設計的変更を行うことにより、他の
態様においても実施することが可能で、例えばレ―ザ加
工機11をプラズマ加工機とするも同様である。
【0041】また、ワ―クホルダ26の位置は水平・垂
直のみとは限らない。なお、基準ツ―ル66は左手、右
手ロボット5,7と一体的に構成するも同様である。さ
らに左手、右手ロボット5,7の位置のオフセットまた
は基準ツ―ル66の水平・垂直を求めるために、ピック
等を用いることも可能であるから、基準球85に限るも
のではない。
【0042】さらにまた、基準穴79、基準球85およ
び基準面87の測定は、電気的な接触感知の方法に限ら
ず、非接触式CCDカメラ、静電容量センサまたは物理
的に測定する方法等によるも同様である。
【0043】
【発明の効果】上記説明ですでに明らかなように、本発
明の複合板金加工機における座標系設定方法および装置
は、ワ―クシャトルに基準部材を設け、ロボットに把持
された感知部材を設け、基準部材とワ―クの基準穴およ
びワ―クの基準面とをそれぞれ感知させ、レ―ザ加工機
とロボットとの3次元加工に対する座標系を設定し、各
座標系の間に相互関係を持たせることによって、従来技
術の問題点が容易に解決され、ワ―クの座標系が3次元
加工に対応するように変換され、3次元レ―ザ加工機と
2基のロボットとの各座標系の間に相互の関係が保持さ
れ、加工時の位置決めが正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である基準ツ―ルの概略構
成図を示し、同図(A)はその正面図、同図(B)はそ
の側面図である。
【図2】ワ―クシャトルのワ―クホルダおよび基準球の
取付け状態図である。
【図3】基準球の測定説明図を示し、同図(A)はX,
Z方向からの測定、同図(B)はY方向からの測定状態
である。
【図4】ワ―クのホルダ位置Aの説明図である。
【図5】ワ―クのホルダ位置Bにおける基準穴位置説明
図である。
【図6】基準穴の測定説明図である。
【図7】基準面の測定説明図を示し、同図(A)はホル
ダ位置Bの状態、同図(B)はホルダ位置Dの状態であ
る。
【図8】ワ―クの座標系の原点説明図を示し、同図
(A)はホルダ位置A、同図(B)はホルダ位置Bであ
る。
【図9】本発明が実施された複合板金加工機の概略構成
図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】図9の各加工機の軸構成図である。
【符号の説明】
1 複合板金加工機 5 左手ロボット 7 右手ロボット 11 レ―ザ加工機 13 ワ―クシャトル 26 ワ―クホルダ 66 基準ツ―ル 67 ツ―ルバ― 79,79A,79B,79C,79D 基準穴 87 基準面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワ―クを切断し溶接するレ―ザ加工機
    と、対向して設けられ前記ワ―クを曲げ及び成形する2
    基のロボットと、4箇所のワ―ク加工位置を設けるワ―
    クシャトルとを有する複合板金加工機であって、前記レ
    ―ザ加工機とロボットとの3次元加工に対する座標系を
    設定し、各座標系の間に相互関係を持たせることを特徴
    とする複合板金加工機における座標系設定方法。
  2. 【請求項2】 ワ―クを切断し溶接するレ―ザ加工機
    と、対向して設けられ前記ワ―クを曲げ及び成形する2
    基のロボットと、4箇所のワ―ク加工位置を設けるワ―
    クシャトルとを有する複合板金加工機であって、前記ワ
    ―クシャトルに設けられた基準部材と、前記ロボットに
    把持され前記基準部材と前記ワ―クに前記レ―ザ加工機
    で加工された4個の基準穴および前記ワ―クを取付けた
    基準面とをそれぞれ感知する感知部材とを備え、前記レ
    ―ザ加工機とロボットとの3次元加工に対する座標系を
    設定し、各座標系の間に相互関係を持たせることを特徴
    とする複合板金加工機における座標系設定装置。
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Cited By (2)

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CN110851919B (zh) * 2018-07-26 2024-01-26 中国商用飞机有限责任公司 一种斜孔的加工方法

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