JP3333681B2 - 刃先位置計測装置 - Google Patents

刃先位置計測装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、NC(数値制御)
旋盤等の工作機械に使用される計測装置に関し、特に、
主軸の軸線上に設けられて数値制御の基準となる加工基
準点と、前記軸線を含む平面内で移動し、前記主軸に保
持される素材を加工する工具の刃先との間で、加工基準
点と刃先との相対位置を計測する刃先位置計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の刃先位置計測装置では、
主軸が設置される主軸台にL字型の旋回アームが軸支さ
れ、この旋回アームの先端にタッチセンサが取り付けら
れる。刃先位置計測装置の作動時には、主軸の軸線を含
む平面内にタッチセンサを回動させ、工具の刃先がこの
タッチセンサに接触するまで工具が軸移動される。工具
が接触した時点での座標値と、予め測定されているタッ
チセンサの機械原点からの座標値とが比較され、それら
座標値のずれが求められる。その結果を利用して主軸軸
線上の加工基準点と工具刃先との相対距離が算出され、
算出された相対距離によって数値制御時の工具位置補正
量が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の刃先位
置計測装置では、切削加工熱や機械周囲環境の温度変化
に基づく主軸台や旋回アームの熱変位に起因して、予め
記憶されたタッチセンサの機械原点からの座標値と熱変
位後の実際の座標値との間にずれが生じ、その結果、計
測された工具位置補正量に誤差が生じてしまうことがあ
る。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、加工熱や環境の温度変化によっても計測誤差が生じ
なく、しかも、工具の刃先形状や摩耗量、加工物の寸法
等をも計測することができる刃先位置計測装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1発明によれば、主軸の軸線上に設けられて数値
制御の基準となる加工基準点と、軸線を含む平面内で移
動し、主軸に保持される素材を加工する工具の刃先との
間で、加工基準点と刃先との相対位置を計測する刃先位
置計測装置において、加工基準点に対して相対位置が決
められ、既知の寸法を有する計測基準面と、計測基準面
および刃先の輪郭を捕らえるイメージセンサと、捕らえ
られた輪郭を格子状に細分化して、細分化された格子ご
とに電気的な画像情報として記憶する画像メモリと、画
像情報に基づいて、計測基準面の既知の寸法を利用し
て、前記画像情報における格子当たりの距離を算出して
計測基準面から刃先の相対位置を演算し、加工基準点お
よび刃先間の相対距離を演算する相対距離演算回路とを
備えることを特徴とする刃先位置計測装置が提供され
る。
【0006】また、第2発明によれば、第1発明に係る
刃先位置計測装置において、前記計測基準面は、前記主
軸に保持された基準ピース、前記素材、前記主軸に設け
られて素材を挟持するチャックおよび前記主軸のいずれ
かによって画成されることを特徴とする。
【0007】さらに、第3発明によれば、第1または第
2発明に係る刃先位置計測装置において、前記画像情報
に基づいて刃先の形状を検出する刃先形状演算回路をさ
らに備えることを特徴とする。
【0008】さらにまた、第4発明によれば、第1〜第
3発明のいずれかに係る刃先位置計測装置において、加
工前の前記形状と加工後の前記形状とを比較することに
よって、刃先の摩耗量を算出する摩耗量演算回路をさら
に備えることを特徴とする。さらにまた、第5発明によ
れば、第1〜第4発明のいずれかに係る刃先位置計測装
置において、前記画像情報に基づいて、加工基準点およ
び刃先間の前記相対距離と前記素材および刃先間の相対
距離とから素材の寸法を算出する寸法演算回路をさらに
備えることを特徴とする。
【0009】さらにまた、第6発明によれば、第1〜第
5発明のいずれかに係る刃先位置計測装置において、前
記画像情報に基づいて、前記刃先および主軸を駆動する
機械の異常を検出する異常検出回路をさらに備えること
を特徴とする。
【0010】さらにまた、第7発明によれば、第1〜第
6発明のいずれかに係る刃先位置計測装置において、前
記イメージセンサには、高分解能で狭視野な画像を送り
込む高倍率な精密光学系と、精密光学系に比べ広視野な
画像を送り込む低倍率な広角光学系とが接続されること
を特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の好適な実施形態を説明する。
【0012】図1は、本発明に係る刃先位置計測装置が
適用されたNC旋盤の構成を示す。このNC旋盤は、旋
盤加工を施したい素材を保持する主軸10と、この主軸
10が保持する素材に接触して主軸10の回転に応じて
素材に加工を施す工具11とを備える。主軸10は、そ
の軸線回りで回転すべく主軸台12に支持される。主軸
10の先端には、素材を挟持するチャック13が装着さ
れている。
【0013】工具11は、タレット刃物台14に着脱自
在に取り付けられ、主軸10の軸線を含む平面内で移動
する。すなわち、第1ボールネジ15を回転させれば、
主軸10の軸線に対して近接/離隔する方向すなわちZ
軸方向に、サドル16に対してタレット刃物台5を相対
移動させることができる。第2ボールネジ17を回転さ
せれば、主軸10の軸線に平行な方向すなわちX軸方向
に、ベッド18に対してサドル16を相対移動させるこ
とができる。第1および第2ボールネジ15、17の回
転は、第1および第2サーボモータ19、20によって
駆動されることとなる。
【0014】数値制御装置21は、第1および第2サー
ボモータ19、20に駆動電力を供給するパワー増幅器
22と、パワー増幅器22の作動を管理して、第1およ
び第2サーボモータ19、20をサーボ制御するサーボ
プロセッサ23とを備える。したがって、数値制御装置
21は、第1および第2サーボモータ19、20の作動
を制御することによって、主軸10の軸線上に設けられ
て数値制御の基準となる加工基準点24に対する工具1
1の相対位置を決定する。加工基準点24として、例え
ば、チャック13によって挟持された素材の最後尾が位
置する点が設定される。
【0015】数値制御装置21には、加工基準点24と
工具11の刃先との間でそれらの相対距離を計測する刃
先位置計測装置が設けられる。この刃先位置計測装置
は、加工基準点24に対する相対位置が予め決められて
いる計測基準面を持つ基準ピース25と、計測基準面お
よび刃先11の輪郭を画像として捕らえるイメージセン
サとしての例えばCCD(電荷結合素子)が組み込まれ
たカメラ26と、数値制御装置21内に設けられて加工
基準点24と工具11の刃先との相対距離を算出し、算
出された相対距離をサーボプロセッサ23に供給するメ
インプロセッサ27とを備える。基準ピース25は主軸
10のチャック13に保持される。
【0016】メインプロセッサ27には、CCDで捕ら
えられた輪郭を電気的な画像情報として画像メモリ28
に記憶させる画像情報記憶回路29と、記憶された画像
情報に基づいて加工基準点24と工具11の刃先との相
対距離を演算する相対距離演算回路としての相対位置演
算回路30とが設けられる。画像情報記憶回路29は、
CCDの画像を格子状に細分化して、細分化された格子
ごとにデータを画像メモリ28に記憶する。この細分化
にあたっては、1個のCCDドットを格子に対応させて
もよく、複数個のドットで格子を構成してもよい。
【0017】次に本実施形態の作用を説明する。まず、
素材の加工にあたっては、加工基準点24と工具11の
刃先との相対位置が刃先位置計測装置によって計測され
る。相対位置が計測されると、工具11の移動平面内
で、加工基準点24を基準として所望の加工に必要とさ
れる工具11のX軸方向およびZ軸方向の移動量が算出
される。実際の素材の加工にあたっては、第1および第
2サーボモータ19、20の作動を通じて、算出された
移動量に従って工具11が移動させられる。その結果、
精度の高い加工完成品を得ることができる。
【0018】図2に示すフローチャートを参照して刃先
位置計測装置の作動を説明する。第1ステップS1で、
主軸10のチャック13に基準ピース25を挟持させ
る。基準ピース25は、例えば先端にフランジを有する
円筒状に形成される。しかも、その円筒の中心線(回転
軸)は主軸10の軸線と重なり合っている(図1参
照)。第2ステップS2では、図3に示すように、基準
ピース25の計測基準面31を含んでいる画像32に工
具11の刃先11aを進入させる。刃先11aの進入
は、第1および第2サーボモータ19、20の駆動を通
じた工具11の移動によって達成される。第3ステップ
S3では、CCDの働きを通じて画像32を画像メモリ
28に取り込む。このとき、CCDは、画像32の色や
明暗を通じて計測基準面31の輪郭および刃先11aの
輪郭を特定することができる画像情報を作成する。画像
32は、画像情報記憶回路29によって、複数個の格子
に細分化された後、格子ごとに画像メモリ28に記憶さ
れる。連続する複数の格子によって輪郭線は画成され
る。
【0019】相対位置演算回路30は、第4ステップS
4で、基準ピース25の既知の寸法に基づいて、画像3
2上での1格子が表す距離を算出する。例えば、フラン
ジのの軸方向長さBやフランジの直径D1、円筒の直径
D2、フランジの段差の高さAの寸法が分かっていれ
ば、容易に格子当たりの距離を知ることができる。この
場合、画像を工具11の移動平面に直交する方向から撮
像すれば、相対位置演算回路30での計算が単純化され
る。
【0020】続いて、第5ステップS5で、相対位置演
算回路30は、求められた格子当たりの距離に基づい
て、基準ピース25と工具11の刃先11aとの相対位
置dXおよびdZを演算する。したがって、加工基準点
24から基準ピース25の基準面31までの距離が予め
分かっていれば、加工基準点24に対する工具11の刃
先11aの相対位置を簡単に割り出すことができる。し
かも、刃先11aの相対位置を非接触で特定するので、
従来の刃先位置計測装置に比べ、熱による影響やその他
の外部影響をできる限り排除することができる。この刃
先位置の計測は、加工に先立って行うだけでなく、加工
が一区切り終了した段階で随時行うことができる。
【0021】なお、場合により、チャック13に把持さ
れた基準ピース25が把持姿勢不良によって振れ回りを
することが考えられるが、その場合には、主軸10回転
により基準ピース25を回転させ、その振れ幅を画像情
報にて演算することによって主軸10の軸線を求めるこ
とができる。
【0022】また、この実施形態では、基準ピース25
を用いて計測基準面31を画成したが、その他、主軸1
0に保持される加工素材の一部に計測基準面を設けた
り、主軸10自体の一部に計測基準面を設けたり、主軸
10先端に取り付けられるチャック13の一部に計測基
準面を設けたりすることもできる(図4参照)。
【0023】さらに、前述の実施形態に係る刃先位置計
測装置に、画像メモリ28に記憶された画像情報を用い
て刃先の形状を検出する刃先形状演算回路(図示せず)
を付加することもできる。この刃先形状演算回路での計
算処理は、前述の相対位置演算回路30に負担させても
よい。すなわち、刃先形状演算回路は、画像32上で表
現される工具11の輪郭を得ることによって刃先11a
の形状を知ることができる。この刃先11aの形状を知
ることによって、工具11の種類を識別したり、工具1
1の破損を知ったりすることができる。
【0024】さらにまた、前述の実施形態に係る刃先位
置計測装置に、画像メモリ28に記憶された画像情報を
用いて刃先11aの摩耗量を算出する摩耗量演算回路
(図示せず)を付加することもできる。この刃先形状演
算回路での計算処理は、前述の相対位置演算回路30に
負担させてもよい。すなわち、摩耗量演算回路は、画像
32上で表現される加工前および加工後の工具11の輪
郭を比較することによって、形状の変化から刃先11a
の摩耗量を検出することができる。加工前の輪郭は画像
情報として画像メモリ28に記憶される。この場合、前
述した1格子当たりの距離に基づいて正確な摩耗量を知
ることができるだけでなく、形状変化による摩耗状況、
摩耗の領域別分布等を知ることもできよう。
【0025】さらにまた、前述の実施形態に係る刃先位
置計測装置に、画像メモリ28に記憶された画像情報を
用いて素材の寸法を算出する寸法演算回路(図示せず)
を付加することもできる。この刃先形状演算回路での計
算処理は、前述の相対位置演算回路30に負担させても
よい。
【0026】この素材寸法の検出には、前述した加工基
準点24および刃先間の相対距離が利用される。図5に
示すように、再度、工具11の刃先11aを画像32内
に進入させ、刃先11aと素材35との相対位置dXお
よびdZを前述と同様の方法によって求める。前述のよ
うに、刃先11aと加工基準点24との相対位置は既知
であるため、素材35の中心からの素材35の寸法Dw
が求められる。
【0027】さらにまた、前述の実施形態では、イメー
ジセンサとしてのCCDに、高い分解能で狭視野な画像
32を送り込む高倍率な精密光学系が組み込まれたカメ
ラ26が用いられている。この場合、作業者が工具11
の刃先11aをカメラ26の画像32内に進入させるこ
とが困難な場合が考えられる。したがって、図6に示す
ように、精密光学系カメラ26aに並列に、広視野な画
像37を送り込む低倍率な広角光学系を用いた位置決め
用カメラ36を設けることができる。この位置決め用カ
メラ36を用いれば、刃先11aを簡単に画像32内に
誘導することができるだけでなく、工具11の移動を自
動制御することも可能である。図6に示すように2つの
カメラ26a、36を用いる他、1つカメラ26で2つ
の光学系を切り替えるようにしてもよい。
【0028】さらにまた、前述の実施形態に係る刃先位
置計測装置に、画像メモリ28に記憶された画像情報を
用いてNC旋盤の異常を検出する異常検出回路(図示せ
ず)を付加することもできる。すなわち、異常検出回路
の採用によって、前述した広い視野の位置決め用カメラ
36からの画像情報を用いて、チャック把持時の姿勢不
良による素材の振れ回りや、素材や工具等への切粉の絡
み付き、切削液の吐出不良等、視覚的に判別できる異常
を画像情報から検出することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、熱やそ
の他の環境の温度変化等に対して影響を受けない正確な
相対位置を計測することができる刃先位置計測装置を提
供することができる。
【0030】また、第2発明によれば、簡単な構成によ
って計測基準面を構成することができる。
【0031】さらに、第3発明によれば、第1発明の効
果に加え、刃先形状を求めることによって、工具の種類
を特定したり、工具の破損状態を観察したりすることが
できる。
【0032】さらにまた、第4発明によれば、第1発明
の効果に加え、工具の摩耗量を求めることができる。
【0033】さらにまた、第5発明によれば、第1発明
に効果に加え、素材の寸法を測定することができる。
【0034】さらにまた、第6発明によれば、第1発明
の効果に加え、刃先位置計測装置が適用される機械の異
常をも知ることができる。
【0035】さらにまた、第7発明によれば、精密光学
系の画像に対する刃先の位置決めを簡単に行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る刃先位置計測装置が適用された
NC旋盤の概略構成図である。
【図2】 刃先および加工基準点間の相対距離を測定す
る手順を示すフローチャートである。
【図3】 相対位置に関する画像情報を説明する画像の
拡大図である。
【図4】 基準ピースの代わりにチャックの一部を用い
た刃先位置計測装置を示す図である。
【図5】 素材寸法に関する画像情報を説明する画像の
拡大図である。
【図6】 位置決め用カメラ追加された刃先位置計測装
置を示す図である。
【符号の説明】
10 主軸、11 工具、11a 刃先、13 チャッ
ク、24 加工基準点、25 基準ピース、26 イメ
ージセンサおよび精密光学系が組み込まれたカメラ、2
8 画像メモリ、30 相対距離演算回路としての相対
位置演算回路、32 画像、35 素材、36 広角光
学系が組み込まれたカメラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−269651(JP,A) 特開 平5−245743(JP,A) 特開 平4−256550(JP,A) 特開 昭56−134155(JP,A) 特開 平1−127255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 17/22,17/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の軸線上に設けられて数値制御の基
    準となる加工基準点と、前記軸線を含む平面内で移動
    し、前記主軸に保持される素材を加工する工具の刃先と
    の間で、加工基準点と刃先との相対位置を計測する刃先
    位置計測装置において、 前記加工基準点に対して相対位置が決められ、既知の寸
    法を有する計測基準面と、計測基準面および前記刃先の
    輪郭を捕らえるイメージセンサと、捕らえられた輪郭を
    格子状に細分化して、細分化された格子ごとに電気的な
    画像情報として記憶する画像メモリと、前記画像情報に
    基づいて、計測基準面の既知の寸法を利用して、前記画
    像情報における格子当たりの距離を算出して計測基準面
    から刃先の相対位置を演算し、加工基準点および刃先間
    の相対距離を演算する相対距離演算回路とを備えること
    を特徴とする刃先位置計測装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の刃先位置計測装置にお
    いて、前記計測基準面は、前記主軸に保持された基準ピ
    ース、前記素材、前記主軸に設けられて素材を挟持する
    チャックおよび前記主軸のいずれかによって画成される
    ことを特徴とする刃先位置計測装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の刃先位置計測
    装置において、前記画像情報に基づいて刃先の形状を検
    出する刃先形状演算回路をさらに備えることを特徴とす
    る刃先位置計測装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の刃先位
    置計測装置において、加工前の前記形状と加工後の前記
    形状とを比較することによって、刃先の摩耗量を算出す
    る摩耗量演算回路をさらに備えることを特徴とする刃先
    位置計測装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の刃先位
    置計測装置において、前記画像情報に基づいて、加工基
    準点および刃先間の前記相対距離と前記素材および刃先
    間の相対距離とから素材の寸法を算出する寸法演算回路
    をさらに備えることを特徴とする刃先位置計測装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の刃先位
    置計測装置において、前記画像情報に基づいて、前記刃
    先および主軸を駆動する機械の異常を検出する異常検出
    回路をさらに備えることを特徴とする刃先位置計測装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の刃先位
    置計測装置において、前記イメージセンサには、高分解
    能で狭視野な画像を送り込む高倍率な精密光学系と、精
    密光学系に比べ広視野な画像を送り込む低倍率な広角光
    学系とが接続されることを特徴とする刃先位置計測装
    置。
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