JPH05245743A - 加工具の刃先位置検出装置 - Google Patents

加工具の刃先位置検出装置

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JPH05245743A
JPH05245743A JP5856091A JP5856091A JPH05245743A JP H05245743 A JPH05245743 A JP H05245743A JP 5856091 A JP5856091 A JP 5856091A JP 5856091 A JP5856091 A JP 5856091A JP H05245743 A JPH05245743 A JP H05245743A
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JP
Japan
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grinding wheel
working tool
distance
cutting edge
axis
Prior art date
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Pending
Application number
JP5856091A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Shinno
康生 新野
Tetsuo Shibukawa
哲郎 渋川
Minoru Hirano
稔 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工具の刃先位置を非接触で自動的に検出す
る。 【構成】 非接触の計測手段120が基準点120aと
加工具110の刃先間を通過する光の位置を検出するこ
とで距離xを計測する。制御手段130は、距離xが最
小の値になるように移動体100を移動制御する。これ
によって、加工具110の刃先位置が検出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研削加工に使用される
砥石車の刃先位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】研削加工においては、加工開始位置を決
定するために、被加工用ワークと砥石車先端との接触位
置を知る必要がある。従来、このような砥石車先端の接
触位置を求める方法としては、図7に示すように、砥石
台1をZ軸方向に送り、これに軸承された砥石車2の先
端がある程度ワーク3に近接したことが目視により確認
されたならば、砥石車2を手動で回転させながら砥石台
1をZ軸方向に微小量(1μm程度)ずつ移動させてい
き、砥石車2がワーク3と接触して回転しなくなった時
の砥石ヘッドのZ軸方向の座標位置を接触位置、すなわ
ち加工開始位置としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の位置決め方法では、砥石車がほとんど静止に
近い状態で行われる。これに対し、加工時は砥石車が砥
石台内蔵の高周波モータにより高速回転されるから、高
周波モータが加熱されると、砥石軸に伸びが生じる。こ
のため、図8の実線に示す位置に位置決めされていた砥
石車2が破線に示す位置へ変化し、せっかく位置決めし
たZ軸座標位置P0 がP1 の位置へ変位してしまい、砥
石のZ軸座標位置が信頼できなくなる。
【0004】また、ワーク3に砥石車2の先端を接触さ
せて加工開始位置を決定する方法では、位置決め時に砥
石車がワークを削ってしまうため、正確な砥石の先端位
置がつかみにくいという問題があった。また、接触検知
ピンを使用する方法もあるが、振動検知タイプであるた
め、誤動作し易く、正確性に欠ける問題がある。
【0005】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
で、砥石車などの加工具の刃先位置を非接触で検出でき
るようにした刃先位置検出装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1にしたがって本発明を説明すると、本発明は、移動体
100上のワークWに対し切り込み方向に移動する加工
具110と、移動体100上に設置され、加工具110
に対し光を照射することにより基準点120aから加工
具110の刃先までの距離xを計測する非接触の計測手
段120と、非接触の計測手段120に計測された距離
xが最小になるように移動体100を移動制御する制御
手段130とを備えてなるものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、非接触の計測手段120が
基準点120aと加工具110の刃先間を通過する光の
位置を検出することで距離xを計測し、そして、制御手
段130は、距離xが最小の値になるように移動体10
0を移動制御する。これによって、加工具110の刃先
位置が検出できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図2〜図6に基づ
いて説明する。図2は、本発明の砥石車の刃先検出装置
を備えた研削盤の概略構成図であり、図3はその右側面
図である。同図において、研削盤10は、Y軸テーブル
11およびY軸テーブル11をY軸方向に移動するサー
ボモータ12と、Y軸テーブル11上に設置されたX軸
テーブル13およびX軸テーブル13をX軸方向に移動
するサーボモータ14と、砥石車15を軸承する砥石台
16および砥石台16をZ軸方向に移動するサーボモー
タ17を備える。そして、X軸テーブル13上にはワー
ク取付治具18を介してワーク19が載置されている。
【0009】X軸テーブル13上には、X軸テーブル1
3からの砥石車15の先端位置を計測するためのレーザ
発生部20aおよびこれに所定間隔離して正対させた光
検出素子20bとからなるレーザスキャンマイクロメー
タ20と、レーザ発生部20aと光検出素子20b間に
配置され、光検出素子20bへのレーザビーム21の照
射位置を規定する長さBの基準片22がそれぞれ設置さ
れている。また、光検出素子20bには、光点の位置を
1次元的に検出するシリコンホトダイオードが使用さ
れ、そして、レーザ発生部20aからのレーザビーム2
1は光検出素子20bに対し上下方向にスキャンされ
る。
【0010】図4は、砥石先端位置の検出を可能にした
研削盤の送り制御装置を構成するブロック図である。図
において、数値制御装置23は、全体を制御する中央処
理装置(以下CPUという)24,記憶装置25,X軸
パルス発生回路26,Y軸パルス発生回路27,Z軸パ
ルス発生回路28およびインターフェース29から構成
され、各パルス発生回路26〜28から送出される指令
パルスは対応するそれぞれのX軸駆動回路30,Y軸駆
動回路31およびZ軸駆動回路32に供給される。そし
て、それぞれの駆動回路30〜32には、X軸用サーボ
モータ14,Y軸用サーボモータ12,Z軸用サーボモ
ータ17がそれぞれ接続されている。
【0011】記憶装置25には、砥石車の高さを検出す
るプログラムおよびワークの加工プログラム格納するエ
リアと、レーザスキャンマイクロメータ20により計測
される基準片22の先端と砥石車15の先端間の距離x
の最小値を格納するエリアおよび砥石車15の現在位置
データ(Z=B+x)格納するエリア等が設けられてい
る。また、インターフェース29には、レーザスキャン
マイクロメータ20が接続されている。
【0012】なお、上記実施例において、X,Y軸テー
ブル11,13が移動体100を、砥石車15が加工具
110を、レーザスキャンマイクロメータ20が計測手
段120を、基準片22が基準点120aを、CPU2
4および記憶装置25が制御手段130をそれぞれ構成
する。次に、本実施例の動作を図5および図6を参照し
て説明する。
【0013】砥石車の先端位置検出に際し、そのプログ
ラムがスタートすると、まず、図2の破線に示す加工原
位置にある砥石台16にレーザ発生部20aと光検出素
子20b間が対向するように、Y軸テーブル11,X軸
テーブル13を動かす(ステップS1)。すなわち、C
PU24からの指令値にしたがって、X軸パルス発生回
路26およびY軸パルス発生回路27を動作させ、これ
らパルス発生回路26,27から発生する指令パルスを
それぞれの駆動回路30,31に加えることにより、そ
れぞれのサーボモータ12,14を駆動してY軸テーブ
ル11およびX軸テーブル13を指令パルス数分だけY
軸方向およびX軸方向に移動させる。
【0014】レーザ発生部20aと光検出素子20b間
が砥石台16と対向する位置まで移動されると、次のス
テップS2に進み、砥石台16をZ軸方向に移動して砥
石車15をレーザ発生部20aと光検出素子20b間に
達するまで下降させる。すなわち、CPU24から送出
される指令値にしたがってZ軸パルス発生回路28を動
作させ、このパルス発生回路28から発生するパルスを
駆動回路32に加えることにより、サーボモータ17を
駆動して砥石台16を指令パルス数分だけレーザスキャ
ンマイクロメータ20側へ移動させる。これにより、砥
石車15は図2の実線に示す状態におかれる。この時、
砥石車15は加工時と同じ高速度で回転されている。
【0015】次のステップS3では、Y軸テーブル11
をX軸方向に往復動させながら、砥石車15の先端と基
準片22間の距離xを検出する。そして、次のステップ
S4において、xの最小値を検出する。以下、砥石車1
5の最下点(研削点)の最小値を検出するための動作に
ついて詳述する。
【0016】まず、図6に示すように基準片22と砥石
車15間の距離xi が小さくなる方向にY軸テーブル1
1をY軸方向にある間隔で移動させる。この時、レーザ
発生部20aのレーザビーム21は上下方向にスキャン
されているから、このレーザビーム21は砥石車15の
先端と基準片22の先端間を通過して光検出素子20b
に達する。そしてレーザビーム21の入射位置で発生し
た光電流は、光検出素子20bの出力端子T1,T2ま
での抵抗値に逆比例する形に分割されて各出力端子T
1,T2から取り出される。したがって、この各出力端
子T1,T2から取り出される電流値をCPU24に取
り込むことによって、距離xi をY軸テーブル11があ
る間隔移動される毎に演算し、かつ前回の演算結果と今
回の演算結果とを順次比較する。これにより今回求めた
距離xi が前回求めた距離xi より大きいと判定された
ときは、図6に示すようにY軸テーブル11を前の移動
方向と反対の方向に前より小さい間隔で移動させる。
【0017】同様にして、距離xi の最小値を通り過ぎ
たならば、移動間隔をさらに小さくして、距離xi を小
さくする方向に移動させる。これにより砥石車15の最
下点を精密に検出する。その後、次のステップS5にお
いて、予め判明している基準片22の長さBに最小距離
xを加算したB+xを砥石車15の現在位置データとし
て記憶装置25に記憶する。
【0018】したがって、X軸テーブル13からワーク
19までの位置は、治具18の高さA、ワーク19の高
さCによって判明しているから、このワークの位置(A
+C)と検出された砥石車15の位置(B+x)とから
加工開始位置を決定することができる。このような本実
施例にあっては、レーザスキャンマイクロメータ20を
用いることにより、砥石車15を研削時と同じ回転数で
回転させた状態で、しかも無接触で砥石先端の位置を正
確にかつ自動的に検出することができ、研削時の加工開
始位置も正確に決定し得る。
【0019】また、砥石車の先端位置検出時は、レーザ
ビームがスキャンしている範囲内に砥石車の先端部を挿
入するだけで検出可能となるため、その位置検出を短時
間で簡便に行うことができる。さらにまた、従来のよう
に砥石車をワークなどに接触させて位置決めする方法に
比べ砥石車を破損させる危険も少なくなるという利点が
ある。
【0020】なお、本発明は、上記実施例に示す構成の
ものに限定されず、請求項に記載した範囲を逸脱しない
限り種々変形し得る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、非
接触の計測手段により加工具の先端と基準点間の距離を
計測し、計測手段側を移動することにより計測距離が最
小となる値を求め、これにより加工具の刃先位置を検出
するようにしたので、加工具の刃先位置を加工条件下で
かつ非接触で自動的に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における加工具の刃先位置検出装置のク
レーム対応図である。
【図2】本発明の刃先検出装置を適用した一実施例を示
す研削盤の概略構成図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】本実施例における送り制御装置のブロック図で
ある。
【図5】本実施例における動作手順を示すフローチャー
トである。
【図6】本実施例における動作説明図である。
【図7】従来の砥石先端の位置決め方法を示す説明図で
ある。
【図8】従来の砥石位置決めの説明図である。
【符号の説明】
10 研削盤 11 Y軸テーブル 12 サーボモータ 13 X軸テーブル 14 サーボモータ 15 砥石車 16 砥石台 17 サーボモータ 19 ワーク 20 レーザスキャンマイクロメータ 20a レーザ発生部 20b 光検出素子 22 基準片 23 数値制御装置 24 CPU 25 記憶装置 100 移動体 110 加工具 120 計測手段 130 制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の技術分野】本発明は、特に研削加工に使用さ
れる加工具の刃先位置検出装置に関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】次のステップS3では、Y軸テーブル11
軸方向に往復動させながら、砥石車15の先端と基
準片22間の距離xを検出する。そして、次のステップ
S4において、xの最小値を検出する。以下、砥石車1
5の最下点(研削点)の最小値を検出するための動作に
ついて詳述する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体上のワークに対し切り込み方向に
    移動する加工具と、前記移動体上に設置され、前記加工
    具に対し光を照射することにより基準点から加工具の刃
    先までの距離を計測する非接触計測手段と、前記非接触
    計測手段に計測された距離が最小になるように前記移動
    体を移動制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    加工具の刃先位置検出装置。
JP5856091A 1991-03-22 1991-03-22 加工具の刃先位置検出装置 Pending JPH05245743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5856091A JPH05245743A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 加工具の刃先位置検出装置

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JP5856091A JPH05245743A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 加工具の刃先位置検出装置

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JPH05245743A true JPH05245743A (ja) 1993-09-24

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JP5856091A Pending JPH05245743A (ja) 1991-03-22 1991-03-22 加工具の刃先位置検出装置

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JP (1) JPH05245743A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09253979A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Okuma Mach Works Ltd 刃先位置計測装置
JP2000135656A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Seibu Electric & Mach Co Ltd 旋削工作機械の工作物取付け確認機構
JP2011131355A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Jtekt Corp ワークの研削方法及び研削盤

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