JPH10118712A - 可変断面押出用ダイスおよび可変断面押出成形方法 - Google Patents

可変断面押出用ダイスおよび可変断面押出成形方法

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JPH10118712A
JPH10118712A JP29578096A JP29578096A JPH10118712A JP H10118712 A JPH10118712 A JP H10118712A JP 29578096 A JP29578096 A JP 29578096A JP 29578096 A JP29578096 A JP 29578096A JP H10118712 A JPH10118712 A JP H10118712A
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JP
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die
hole
extrusion
variable cross
molded body
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JP29578096A
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English (en)
Inventor
Masatsugu Kato
雅嗣 加藤
Masabumi Kaneko
正文 金子
Shinichi Iemori
新一 家森
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MA Aluminum Corp
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の複雑化、大型化を招くことなく、
複数のフランジ部の断面形状が長手方向において関連的
に変化する成形体を押出成形することができる可変断面
押出用ダイスおよび可変断面押出成形方法を得る。 【解決手段】 複数のフランジ部を有する成形体の最大
断面形状に対応する第1のダイス孔11が形成された第
1のダイス10と、その第1のダイス10と相対変位可
能な第2のダイス20を重ねて備え、第1、第2のダイ
ス10、20の相対変位に応じて、第1のダイス孔11
における複数のフランジ部形成孔11B、11Cの押出
成形有効部分を第2のダイス20の壁部22によって同
時に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に沿って
断面形状が変化する部材を押出成形するために用いられ
る可変断面押出用ダイスおよびこれを用いた可変断面押
出成形方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般乗用車やトラック等の各種車
両においては、車体の軽量化、耐久性の向上、あるいは
リサイクル性等において優れていることから、それらの
シャーシー部材、車体部材、バンパー材などの構成部材
として、従来の鉄製のものに代えてアルミニウムまたは
アルミニウム合金製のものが多用されつつある。ところ
で、通常、このような構成部材を製造するに当たって
は、素材であるアルミニウムの融点が低いことから、押
出成形方法が採用されている。この押出成形方法は、成
形すべき構成部材の断面形状に応じた孔部が形成された
ダイスをコンテナの先端部に固定し、このコンテナ内に
加熱した素材(ピレット)を挿入すると共に、このピレ
ットを加圧機(ステム)によってダイスの孔部から押し
出すことにより、その孔部に応じた断面形状の構成部材
を連続的に成形するものである。このような押出成形方
法におけるダイスは、その孔部が一定の断面形状に固定
されているため、成形される構成部材は、その長手方向
において一定の断面形状となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、シ
ャーシー用のサイドフレームのような構成部材にあって
は、作用する曲げ応力分布が長手方向の中央部あるいは
支点となる両端部では大きくなり、その中間部では小さ
くなる。しかし、このようなサイドフレームを上記従来
の押出用ダイスを用いて成形した場合には、そのサイド
フレームが長手方向において一定の断面形状、換言すれ
ば長手方向において一定の断面二次モーメントを有する
形状となるために、その中間部が必要以上の寸法および
強度を有するものとなってしまい、その分、成形材料が
無駄になって不経済となると共に、そのサイドフレーム
の設置スペースのコンパクト化および軽量化が妨げられ
るという問題があった。
【0004】このような問題を解決する方法として、特
開平5−31527号公報に記載の押出成形方法が提案
されている。この押出成形方法の場合は、ウエブの両端
に2つのフランジ部を有する断面コ字状の成形体を押出
成形するために、図6に示すようなダイス1とスライド
コア2からなる押出用ダイスを用い、ダイス1には、成
形体のウエブを形成するためのウエブ形成孔3と、2つ
のフランジ部を形成するためのフランジ部形成孔4、5
が形成されており、一方のフランジ部形成孔5の内部に
組み込まれた上記スライドコア2を図中のX、Y方向に
往復移動させることにより、そのフランジ部形成孔5に
おける押出成形有効部分の形状を変化させるものであ
る。このような押出成形方法によれば、成形体の押出成
形中にスライドコア2をX、Y方向に移動させることに
より、成形体の1つのフランジ部の断面形状を変化させ
て、その長手方向における曲げ強度を変えることができ
る。
【0005】ところで、このような複数のフランジ部を
有する成形体にあっては、その長手方向における曲げ強
度を大幅に変化させる上において、それら複数のフラン
ジ部の断面形状を関連的に変化させることがきわめて有
利であり、さらに、それら複数のフランジ部の断面形状
を変化させることは、それぞれのフランジ部を最適な大
きさに形成できて、不要なフランジ部分を後に切削除去
するなどの手間をなくす上においても有効である。そこ
で、仮に、前述した図6の技術を用いて、成形体におけ
る2つのフランジ部の断面形状を変化させようとした場
合には、必然的に、固定ダイス1における他方のフラン
ジ部形成孔4に対しても、別途スライドコアを組み込ん
で、当該スライドコアを他方のフランジ部形成孔6側の
上記スライドコア2と関連的に制御して移動させる必要
がある。しかし、このように成形体のフランジ部の数に
応じた複数のスライドコアを組み込むこと、およびそれ
ら複数のスライドコアを関連的に移動させるための特別
な連動機構を必要とすることは、押出制御が極めて難し
くなるとともに、装置全体の複雑化および大型化を招く
といった問題を生じることになる。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、装置全体の複雑化や大型化を招くことな
く、複数のフランジ部の断面形状が長手方向において関
連的に変化する成形体を押出成形することができる可変
断面押出用ダイスおよび可変断面押出成形方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る可変断面押出用ダイスは、ウエブに複数のフラン
ジ部を有する成形体を押出成形するために用いられる押
出用ダイスであって、成形材料の押出方向に沿って重ね
て配設され、かつ上記成形材料の押出方向と交差する方
向に相対移動可能な第1のダイスと第2のダイスとを備
えてなり、上記第1のダイスには成形体の最大断面形状
に対応するダイス孔が形成され、このダイス孔におい
て、複数のフランジ部を形成するための複数のフランジ
部形成孔の内の少なくとも2つは第1、第2のダイスの
相対移動方向に沿って穿設されるとともに、上記第2の
ダイスには、第1のダイスとの相対移動に応じて少なく
とも2つのフランジ部形成孔における押出成形有効部分
の長さを同時に変化させる壁部が形成されていることを
特徴とするものである。
【0008】ここで、請求項2に記載の発明は、上記第
1のダイスのダイス孔における少なくとも2つのフラン
ジ部形成孔の端部に、上記成形体のウエブを形成するた
めのウエブ形成孔が連通していることを特徴とするもの
であり、他方請求項3に記載の発明は、上記第1のダイ
スのダイス孔における少なくとも2つのフランジ部形成
孔の中間部に、上記成形体のウエブを形成するためのウ
エブ形成孔が連通していることを特徴とするものであ
る。また、請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜3
のいずれかに記載の第2のダイスに、第1のダイスのダ
イス孔の大きさ以上の第2のダイス孔が形成され、第2
のダイスの壁部は、上記第2のダイス孔の周部に形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0009】次いで、請求項5に記載の本発明に係る可
変断面押出成形方法は、請求項1ないし4のいずれかに
記載の可変断面押出用ダイスを用いて、当該可変断面押
出用ダイスに向けて成形材料を押出しつつ、第1のダイ
スを固定して第2のダイスを移動させることにより、少
なくとも2つのフランジ部形成孔における押出成形有効
部分の形状を同時に変化させることを特徴とするもので
あり、さらに請求項6に記載の発明は、当該成形材料
が、アルミニウムまたはアルミニウム合金であることを
特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態1】図1〜図3は、本発明に係る可
変断面押出用ダイス(以下、押出用ダイスと略称す
る。)を、アルミニウムまたはアルミニウム合金を成形
材料とする断面コ字状の成形体の押出成形用に適用した
第1の実施形態を示すものである。この押出用ダイス
は、図1に示す第1のダイス10と、図2に示す第2の
ダイス20とを備えたものであり、第1のダイス10に
は、成形体の最大断面形状に対応する断面コ字状の第1
のダイス孔11が形成されている。ここで、上記ダイス
孔11は、断面コ字状の成形体の最大断面におけるウエ
ブと2つのフランジ部を形成するためのウエブ形成孔1
1aとフランジ部形成孔11b、11cから構成されて
おり、ウエブ形成孔11aの両端部から、フランジ部形
成孔11b、11cが同方向(図1中の左方)に向けて
穿設されている。他方、第2のダイス20には、第1の
ダイス孔11の全体よりも大きい断面四角形状の第2の
ダイス孔21が形成され、その外周部は、後述するよう
なシャッターとして機能する壁部22とされている。
【0011】これらのダイス10、20は、成形材料の
押出方向に沿って重ねて配置され、かつ成形材料の押出
方向と直交する図3中の左右方向に沿って相対移動自在
に設けられている。この結果、図3中に斜線で示す第1
のダイス孔11と第2のダイス孔21が重複する部分が
押出成形有効部分となり、その部分の形状が成形体の断
面形状となる。
【0012】次に、以上の構成からなる押出用ダイスを
用いた本発明に係る可変断面押出成形方法の一実施形態
について説明する。先ず成形体の押出成形に際して、上
記第1および第2のダイス10、20を図3中の左右方
向に相対変位させる。すると、この相対変位に応じて、
ダイス20の壁部22は、第1のダイス孔11のフラン
ジ部形成孔11b、11cの押出成形有効部分、つまり
図3中の斜線部分の長さを同時に変化させる。したがっ
て、押出成形中に第1および第2のダイス10、20を
相対変位させることにより、フランジ部形成孔11b、
11cによって成形される断面コ字状の成形体の部位、
つまり2つのフランジ部の断面形状が同時に変化するこ
とになる。そして、その成形体における2つのフランジ
部は、壁部22が図3中の位置P1のようにフランジ部
形成孔11b、11cの左方に外れて、第2のダイス孔
21内に第1のダイス孔11の全部が位置したときに最
大の長さとなり、壁部22が図3中の位置P2のように
フランジ部形成孔11b、11cの右端に位置して、第
の2ダイス孔22内にウエブ形成孔11aのみが位置し
たときに最小の長さとなり、これらの間においては、図
7に示すように、押出された成形体において、第1およ
び第2のダイス10、20の相対位置に応じて2つのフ
ランジ部の長さが同時に変化することになる。
【0013】また、成形体における2つのフランジ部の
断面形状を最小にした状態から、さらに第2のダイス2
0を図3中の位置P2から右方に相対変位させることに
よって、壁部22によってウエブ形成孔11aの押出成
形有効部分を変化させることもできる。この結果、断面
コ字状の成形体の2つのフランジ部の長さを変化させる
と共に、その2つのフランジ部をなくしたウエブのみの
断面I型の成形体とした上、そのウエブの厚みをも変化
させることも可能となる。
【0014】ところで、このように成形体の断面形状を
変化させつつ、それを連続的に安定して押出成形する上
においては、第1のダイス10を固定して、第2のダイ
ス20を変位させることが好ましい。すなわち、成形体
のウエブを形成するウエブ形成孔11aの位置を固定す
ることによって、図7に示すように、その成形体のウエ
ブを押出時における基準芯として、押出成形直後の成形
体を安定的に搬送することができて好適だからである。
また、成形材料の押出方向に対しては、ダイス20を上
流側、ダイス10を下流側に位置させるように、それら
を重ねて配置すれば、成形材料が第2のダイス孔21内
に導入された後に、第1のダイス孔11の押出成形有効
部分内にスムーズに導かれることになって好ましい。な
お、これとは逆に、第2のダイス20を固定し、第1の
ダイス10を変移させた場合には、図8に示すような底
部の深さ寸法が変化する樋状の部材を成形することも可
能である。
【0015】
【発明の実施の形態2】図4は、本発明の押出用ダイス
を、断面H字状の成形体の押出成形用に適用した第2の
実施形態を示すもので、図1〜図3に示したものと同一
構成部分については、同一符号を付してその説明を簡略
化する。この押出用ダイスにおいては、第1の実施形態
における第1のダイス孔11のフランジ部形成孔11
b、11cの中間部分がウエブ形成孔11aによって連
通されている。この押出用ダイスによれば、壁部22が
図4中の位置P3のようにフランジ部形成孔11b、1
1cの図4中の左方に外れて、第2のダイス孔21内に
第1のダイス孔11の全部が位置したときに成形体は最
大断面のH型となり、第1のダイス孔11に対して壁部
22が図4中の右方に相対変位するにしたがって、ウエ
ブ形成孔11aから図4中の左方に延在するフランジ部
形成孔11b、11cの押出成形有効部分が同時に小さ
くなって成形体のフランジ部が短くなる。
【0016】また、壁部22が図4中の位置P4に相対
変位して、ウエブ形成孔11aから図4中の左方に延在
するフランジ部形成孔11b、11cの押出成形有効部
分が最小になった状態から、さらに第2のダイス20を
図4中の右方に相対変位させることにより、ウエブ形成
孔11aの押出成形有効部分を小さくして、成形体を断
面コ字状とした上、そのウエブの厚さを変化させること
も可能となる。なお、この押出用ダイスにあっても、押
出成形する上においては、成形体のウエブを形成するウ
エブ形成孔11aの位置を固定して、押出成形されるウ
エブを基準芯として安定的に搬送する観点から、第1の
ダイス10を固定して、第2のダイス20を変位させる
ことが好ましい。なお、第1の実施形態において述べた
ように、逆に第2のダイス20を固定し、第1のダイス
10を変移させた場合には、ウエブの一方の側に底部の
深さ寸法が変化する樋状の部材を成形することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態3】図5は、本発明の第3の実施形
態を示すもので、同様に第1および第2の実施形態と同
一構成部分には同一符号を付してある。この押出用ダイ
スは、断面H型の成形体の押出成形用としての適用例で
あり、前述した第2の実施形態における第2のダイス2
0に代えて、端部に壁部22を形成した板状のダイスを
配設したものである。この押出用ダイスによれば、壁部
22が図5中の位置P5のようにフランジ部形成孔11
b、11cの右方に外れたときに成形体は最大断面のH
型となり、第1のダイス孔11に対して壁部22が図5
中の左方に相対変位するにしたがって、ウエブ形成孔1
1aから図5中の右方に延在するフランジ部形成孔11
b、11cの押出成形有効部分が同時に小さくなって成
形体のフランジ部が漸次短くなる。また、壁部22が図
5中の位置P6に相対変位して、ウエブ形成孔11aか
ら図5中の右方に延在するフランジ部形成孔11b、1
1cの押出成形有効部分が最小になってから、さらに第
2のダイス20を図5中の左方に相対変位させることに
より、ウエブ形成孔11aの押出成形有効部分を小さく
して、成形体を断面コ字状とした上、そのウエブの厚さ
を変化させることも可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4のい
ずれかに記載の可変断面押出用ダイスおよびこれを用い
た請求項5または6に記載の可変断面押出成形方法によ
れば、第1、第2のダイスの相対変位に応じて、第1の
ダイス孔における複数のフランジ部形成孔の押出成形有
効部分を第2のダイスの一の壁部によって同時に変化さ
せることができるため、押出用ダイスの複雑化、大型化
を招くことなく、成形体における複数のフランジ部の断
面形状を関連的に変化させて、その成形体の曲げ強度を
大幅に変化させることができると共に、それぞれのフラ
ンジ部を最適な大きさに形成して、不要なフランジ部分
を後に切削除去するなどの手間をなくすことができる。
この際に、請求項2に記載の発明によれば、断面コ字状
等の成形体を成形するに際し、その複数のフランジ部の
断面形状を同時に変化させることができ、請求項3に記
載の発明によれば、断面H型等の成形体を成形するに際
し、その複数のフランジ部の断面形状を同時に変化させ
ることができる。
【0019】よって、請求項6に記載の発明のように、
成形材料をアルミニウムまたはアルミニウム合金とする
ことにより、一般乗用車やトラック等の各種車両の車体
の軽量化、耐久性の向上、あるいはリサイクル性等にお
いて優れたシャーシー部材、車体部材、バンパー材など
の構成部材を、容易に長手方向に断面形状を自由に変化
させて押出成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における第1のダイス
の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における第2のダイス
の平面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態のダイスによる成形体
の押出成形動作を説明するための平面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のダイスによる成形体
の押出成形動作を説明するための平面図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のダイスによる成形体
の押出成形動作を説明するための平面図である。
【図6】従来の押出用ダイスを示す平面図である。
【図7】第1の実施形態において、第1のダイスを固定
した場合に押出される成形体の形状を示す斜視図であ
る。
【図8】第1の実施形態において、第2のダイスを固定
した場合に押出される成形体の形状を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 第1のダイス 11 第1のダイス孔 11a ウエブ形成孔 11b、11c フランジ部形成孔 20 第2のダイス 21 第2のダイス孔 22 壁部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエブに複数のフランジ部を有する成形
    体を押出成形するために用いられる押出用ダイスであっ
    て、 成形材料の押出方向に沿って重ねて配設され、かつ上記
    成形材料の押出方向と交差する方向に相対移動可能な第
    1のダイスと第2のダイスとを備えてなり、 上記第1のダイスには、上記成形体の最大断面形状に対
    応するダイス孔が形成され、このダイス孔において、上
    記複数のフランジ部を形成するための複数のフランジ部
    形成孔の内の少なくとも2つは、上記第1、第2のダイ
    スの相対移動方向に沿って穿設されるとともに、上記第
    2のダイスには、上記第1のダイスとの相対移動に応じ
    て上記少なくとも2つのフランジ部形成孔における押出
    成形有効部分の長さを同時に変化させる壁部が形成され
    ていることを特徴とする可変断面押出用ダイス。
  2. 【請求項2】 上記第1のダイスのダイス孔における少
    なくとも2つのフランジ部形成孔の端部に、上記成形体
    のウエブを形成するためのウエブ形成孔が連通している
    ことを特徴とする請求項1に記載の可変断面押出用ダイ
    ス。
  3. 【請求項3】 上記第1のダイスのダイス孔における上
    記少なくとも2つのフランジ部形成孔の中間部に、上記
    成形体のウエブを形成するためのウエブ形成孔が連通し
    ていることを特徴とする請求項1に記載の可変断面押出
    用ダイス。
  4. 【請求項4】 上記第2のダイスに、上記第1のダイス
    のダイス孔の大きさ以上の第2のダイス孔が形成され、
    上記第2のダイスの壁部は、上記第2のダイス孔の周部
    に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の可変断面押出用ダイス。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の可
    変断面押出用ダイスを用いた可変断面押出成形方法であ
    って、上記可変断面押出用ダイスに向けて成形材料を押
    出しつつ、上記第1のダイスを固定して上記第2のダイ
    スを移動させることにより、上記少なくとも2つのフラ
    ンジ部形成孔における押出成形有効部分の形状を同時に
    変化させることを特徴とする可変断面押出成形方法。
  6. 【請求項6】 上記成形材料は、アルミニウムまたはア
    ルミニウム合金であることを特徴とする請求項5に記載
    の可変断面押出成形方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104070080A (zh) * 2014-07-10 2014-10-01 南车株洲电力机车有限公司 一种变截面铝合金型材挤压模具
TWI611904B (zh) * 2015-10-13 2018-01-21 財團法人金屬工業研究發展中心 用以製造不等截面擠型件之擠型裝置及擠型方法
CN109396206A (zh) * 2019-01-07 2019-03-01 山东兖矿轻合金有限公司 一种工字铝型材在线水冷挤压成型装置

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