JPH10118595A - 既設管路のクリーニング工法 - Google Patents
既設管路のクリーニング工法Info
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- JPH10118595A JPH10118595A JP8273342A JP27334296A JPH10118595A JP H10118595 A JPH10118595 A JP H10118595A JP 8273342 A JP8273342 A JP 8273342A JP 27334296 A JP27334296 A JP 27334296A JP H10118595 A JPH10118595 A JP H10118595A
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- hammer
- gear hammer
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Cleaning In General (AREA)
Abstract
を防止することができる既設管路のクリーニング工法を
得る。 【解決手段】 管路1の一端開口より、該管路1内にギ
ヤハンマー6を牽引可能に導入し、ギヤハンマー6の牽
引方向と逆方向に向けて管内空気流を生成し、管内空気
流を生成しながらギヤハンマー6を管路1の一端開口か
ら他端開口へ牽引移動させるように施工する。
Description
ニング工法に関し、さらに詳しくは、管路内面に付着し
ている錆を研削することにより除去するクリーニング工
法に関する。
や水道管の他に、通信ケーブルや送電ケーブルを挿通す
るための通信用管路や電力用管路がある。これら管路
は、敷設期間が長期にわたると、経年変劣化等によって
管内に漏洩孔等の欠損部が生じ、その欠損部から侵入し
た雨水により管路内面に錆や錆コブが発生する場合があ
る。このような錆や錆コブは、管路内におけるケーブル
の挿通を不可能にしてしまったり、あるいは、通信用管
路や電力用管路の場合、その内部に挿通される通信ケー
ブルや送電ケーブルの外皮であるチューブを破損してし
まうことがあるので、ケーブルの挿通前に除去する必要
がある。
ブを除去するクリーニング工法の一つとして、ギヤハン
マーを用いた工法がある。この工法は、エア駆動によっ
て回転するロータとロータの周方向に複数設けられてい
るピニオンとを備えたギヤハンマーを用い、ロータを回
転させた際の遠心力によりピニオンを管路内面に叩き付
けて管路内面の錆や錆コブを叩き落として施工される工
法である。
は、次のような問題があった。つまり、管路内に水が侵
入することによって管路内面に付着している錆に水分が
含まれていると、ギヤハンマーに水分を含む錆が付着し
てしまい、その錆粉がギヤハンマーの研削面を覆うこと
になり、研削が行い難くなることによって除錆効率が低
下してしまう。特に、錆粉がギヤハンマーに大量に付着
して集積するとギヤハンマーの研削面が錆に対面しにく
くなることによって研削効率の低下が顕著となる。
工法における問題に鑑み、ギヤハンマーを用いた場合の
除錆効率の低下を防止することができる既設管路のクリ
ーニング工法を提供することにある。
発明は、既設管路内面に付着する錆を回転可能なロータ
およびそのロータの周方向に複数のギヤを備えたギヤハ
ンマーにより叩き落とすことで除去する既設管路のクリ
ーニング工法において、上記管路の一端開口より、該管
路内に上記ギヤハンマーを牽引可能に導入し、上記ギヤ
ハンマーの牽引方向と逆方向に向けて管内空気流を生成
し、管内空気流を生成しながら上記ギヤハンマーを上記
管路の一端開口から他端開口へ牽引移動させるように施
工することを特徴としている。
設管路のクリーニング工法において、上記管内空気流を
生成するために、上記管路の一端開口に吸引装置を連結
し、該吸引装置を稼働させながら上記ギヤハンマーを上
記管路の一端開口から他端開口へ牽引移動させるように
施工することを特徴としている。
設管路のクリーニング工法において、上記ギヤハンマー
をエアモータに連結して連動可能に設け、上記管内空気
流を上記エアモータの排気によって生成することを特徴
としている。
に牽引部材を連結し、該牽引部材を、上記管路の他端開
口部側でウインチにより牽引することを特徴としてい
る。
設管路のクリーニング工法において、上記管内空気流
は、管路内の水分乾燥および錆の吸引排除ができるに必
要な流量が設定されていることを特徴としている。
き落とされた錆粉を管内空気流によって気流搬送するこ
とにより管内から排除することができる。特に、ギヤハ
ンマーの移動方向と逆方向に管内空気流が生成されるの
で、管内面から除去された錆やスラグが研磨ピグが進行
する側の管内面に溜まることがなく、これにより、研磨
ピグの進行を妨げないようにして錆の除去効率の低下が
防止できる。しかも、管内に流れる管内空気流によって
管内が乾燥されるので、ギヤハンマーにより管内面から
叩き落とされる錆に含まれている水分および管内面の水
分が除去されて容易に剥離されるので、ギヤハンマーを
用いた場合の除錆効率を低下させないようにすることが
できる。
明する。図1は、本発明によるクリーニング工法を説明
するための模式図であり、図2は、図1に示したクリー
ニング工法に用いられるギヤハンマーの構造を示す斜視
図である。図1において、本発明によるクリーニング工
法は、錆を除去する研削対象となる管路1の延長方向両
端に地面を掘削開口したマンホール2、3を設け、管路
の両端部を開口させてマンホール2内に露出させること
がクリーニングの前準備として実施される。なお、マン
ホール2は、後述するマンホール3とともに、既設のも
のを用い、そのマンホール間に位置する管路1を研削対
象とすることも可能である。管路1の延長方向一端開口
が位置する一方のマンホール2の地上には、コンプレッ
サー等の駆動装置4およびウインチ5が設置されてお
り、駆動装置4には後述するギヤハンマー6に連通する
パイプ7が、そしてウインチ5にはワイヤ等の牽引部材
8の一端が連結されている。
のマンホール3の地上には、今一つのウインチ9が設置
されており、そのウインチ9には今一つのワイヤ等の牽
引部材10の一端が連結されている。牽引部材8および
10は、その他端がギヤハンマー6に連結されており、
いずれかが牽引されることにより、ギヤハンマー6を牽
引することができるようになっている。本実施例では、
牽引部材8側が牽引され、図1において左側に向け移動
するようになっている。
ンプレッサー等の駆動装置4にパイプ7を介して連結さ
れたエアモータ11を備え、エアモータ11の出力軸に
は可撓軸12を介してギヤハンマー本体13が連動可能
に設けられている。エアモータ11の端部には、図示さ
れないアンカー部材が設けられており、牽引部材8(図
1参照)の一端が掛け止められるようになっている。ギ
ヤハンマー本体13は、エアモータ11により回転駆動
されるロータ13aとロータ13aの周方向に複数植設
された回転軸13bによって回転自在に支持されている
ピニオンギヤ13cを備えて構成されている。ロータ1
3aの外表面中心位置にはアンカー部材14が固定され
ており、このアンカー部材13には、牽引部材10(図
1参照)の一端が掛け止めされるようになっている。
に示すように、ダクト15を介して吸引装置16に連結
されている。吸引装置16は、ギヤハンマー6が牽引さ
れる際に管内空気流を生成するために用いられる。つま
り、ギヤハンマー6は、図1において左側に移動するの
で、ギヤハンマー6を境にして右側を負圧に設定すれば
ギヤハンマー6の牽引方向下流側に向け管内空気流が生
成される。このため、吸引装置16は、管内空気流とし
て、5〜20m3/minの流量で、かつ、ギヤハンマー6
を境にした牽引方向上流側と下流側との圧力差が略0.
1〜0.3Kg/cm2となるように設定されている。
この値は、管内に含まれている水分の乾燥を促し、管内
面に付着している錆をギヤハンマー6により叩き落とす
効率を低下させないことを考慮した値である。
のようなギヤハンマー6を用いて次の手順により実行さ
れる。まず、マンホール3側からギヤハンマー6の両端
に連結された牽引部材8、10のうち、牽引部材8の端
部を管路1内に挿通し、その端部をウインチ5に連結す
る。さらに、ギヤハンマー6を駆動装置4に連結して給
気可能な状態とする。また、ギヤハンマー6に掛け止め
られている牽引部材8と反対側に一端が掛け止められて
いる牽引部材10をウインチ10に連結することでクリ
ーニングの前準備が行われる。
気流を生成し、この状態でウインチ5および駆動装置4
を介してギヤハンマー6を牽引移動する。吸引装置16
によって管路1の内部には、5〜20m3/minの流量
で、かつ、ギヤハンマー6を境にした牽引方向上流側と
下流側との圧力差が略0.1〜0.3Kg/cm2とな
る空気流が生成され、管路1内の水分が乾燥される。
1の内面に付着している錆コブや土砂はギヤハンマー本
体13によって叩き落とされ除去される。除去された錆
コブや土砂は、管内空気流によってギヤハンマー6の牽
引移動方向とは逆方向に搬送され、ダクト15を介して
吸引装置16側に吸引除去され、吸引装置16に付設さ
れているホッパ(図示されず)により気流分離されて収
容される。
ると、管路1内の水分が乾燥するので、ギヤハンマー6
に集積する錆コブや土砂は水分が除かれるので、管路内
面から剥離されやすくなるとともに、ギヤハンマー6に
付着した場合でも滑落しやすくされる。
成する方法としては、ギヤハンマー6に用いられている
エアモータ11を用いることも可能である。図3は、こ
の場合を説明するための模式図であり、同図において、
ギヤハンマー6は、図1に示した例と同様に図3におい
て左側に移動する。ギヤハンマー6を境にして左側を正
圧に設定すればギヤハンマー6の牽引方向下流側に向け
管内空気流が生成される。このため、ギヤハンマー6を
回転駆動するために用いられるエアモータ11は、コン
プレッサー等の駆動装置4から供給された空気をギヤハ
ンマー6の牽引方向上流側に排気するようになっている
(図3では、矢印にて排気方向が示されている)。この
場合の空気流は、上述した吸引装置16の場合と同様な
特性とされていること勿論である。エアモータ11に
は、ギヤハンマー本体13と対向する箇所に複数の排気
口11aが形成されており、この排気口13aから上述
した排気が行われる。このような錆コブや土砂の除去に
用いられる機器を除去された錆コブや土砂の気流搬送に
兼用することで、クリーニングに要する装置の規模を小
さくすることができる。
の発明によれば、管内面から叩き落とされた錆粉を管内
空気流によって気流搬送することにより管内から排除す
ることができる。特に、ギヤハンマーの移動方向と逆方
向に管内空気流が生成されるので、管内面から除去され
た錆やスラグが研磨ピグが進行する側の管内面に溜まる
ことがなく、これにより、研磨ピグの進行を妨げないよ
うにして錆の除去効率の低下が防止できる。しかも、管
内に流れる管内空気流によって管内が乾燥されるので、
ギヤハンマーにより管内面から叩き落とされる錆に含ま
れている水分および管内面の水分が除去されて容易に剥
離されるので、ギヤハンマーを用いた場合の除錆効率を
低下させないようにすることが可能になる。
るための模式図である。
ヤハンマーの構造を説明するための斜視図である。
模式図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 既設管路内面に付着する錆を回転可能な
ロータおよびそのロータの周方向に複数のギヤを備えた
ギヤハンマーにより叩き落とすことで除去する既設管路
のクリーニング工法において、 上記管路の一端開口より、該管路内に上記ギヤハンマー
を牽引可能に導入し、 上記ギヤハンマーの牽引方向と逆方向に向けて管内空気
流を生成し、管内空気流を生成しながら上記ギヤハンマ
ーを上記管路の一端開口から他端開口へ牽引移動させる
ように施工することを特徴とする既設管路のクリーニン
グ工法。 - 【請求項2】 請求項1記載の既設管路のクリーニング
工法において、 上記管内空気流を生成するために、上記管路の一端開口
に吸引装置を連結し、該吸引装置を稼働させながら上記
ギヤハンマーを上記管路の一端開口から他端開口へ牽引
移動させるように施工することを特徴とする既設管路の
クリーニング工法。 - 【請求項3】 請求項1記載の既設管路のクリーニング
工法において、 上記ギヤハンマーをエアモータに連結して連動可能に設
け、上記管内空気流を上記エアモータの排気によって生
成することを特徴とする既設管路のクリーニング工法。 - 【請求項4】 上記ギヤハンマーに牽引部材を連結し、
該牽引部材を、上記管路の他端開口部側でウインチによ
り牽引することを特徴とする既設管路のクリーニング工
法。 - 【請求項5】 請求項1記載の既設管路のクリーニング
工法において、 上記管内空気流は、管路内の水分乾燥および錆の吸引排
除ができるに必要な流量が設定されていることを特徴と
する既設管路のクリーニング工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273342A JPH10118595A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 既設管路のクリーニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8273342A JPH10118595A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 既設管路のクリーニング工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10118595A true JPH10118595A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17526566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8273342A Pending JPH10118595A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 既設管路のクリーニング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10118595A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002068134A1 (en) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Enter Global Ltd | Apparatus for cleaning a conduit interior and method therefor |
KR101071284B1 (ko) * | 2011-03-24 | 2011-10-07 | (주)종합건축사사무소 온고당 | 공동주택의 누수방지용 드레인라인 |
CN108580451A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-09-28 | 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 | 一种新型线管疏通器 |
CN108580451B (zh) * | 2018-04-10 | 2024-06-04 | 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 | 一种新型线管疏通器 |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP8273342A patent/JPH10118595A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002068134A1 (en) * | 2001-02-26 | 2002-09-06 | Enter Global Ltd | Apparatus for cleaning a conduit interior and method therefor |
KR101071284B1 (ko) * | 2011-03-24 | 2011-10-07 | (주)종합건축사사무소 온고당 | 공동주택의 누수방지용 드레인라인 |
CN108580451A (zh) * | 2018-04-10 | 2018-09-28 | 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 | 一种新型线管疏通器 |
CN108580451B (zh) * | 2018-04-10 | 2024-06-04 | 国网甘肃省电力公司经济技术研究院 | 一种新型线管疏通器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050616 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060915 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060922 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061121 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070227 |