JP3425112B2 - スパイラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法 - Google Patents

スパイラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、スパイラ
ルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法に関する
ものである。さらに詳しくは、この発明は、管路内の滞
留泥水を完全に排出し、管路の診断と、管路内壁の固着
物の除去を簡便に、かつ効率的に行うことのできる、新
しい農業集落排水管路の保全方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来より、農業集落排水管路
においても、長期間にわたる排水路の確保とともに、こ
れを可能とするための管路安全性や農業集落の環境維持
などのために、管路保全の作業がなされてきている。
【0003】通常、その作業には管路診断の障害になる
排水管路内の滞留泥水を排出し診断環境を整える泥水の
排出工程をはじめ、管路内の映像をモニターに電送して
排水管路内を観察する診断工程並びに排水管路内壁に付
着した錆や固体物を除去する固着物の除去工程が含まれ
ている。
【0004】これらの従来工程についてはこれまでにも
各種の方法や装置が工夫され、提案されてきている。だ
が、従来の農業集落排水管路の保全方法には依然として
解決すべき課題が残されていた。
【0005】たとえば泥水の排出工程では、先端にピグ
あるいはプラスチック製のパラシュート体をつけた牽引
用ロープを圧縮空気により送り込み、滞留泥水を排出す
る方法が知られている。この方法においては、配管内に
供給した乱流気流からのパラシュート体に対する膨張と
送通の圧力により、排水管路内での泥水排出を行おうと
している。
【0006】しかしながら、このような従来の方法では
くぼみ部や屈曲部が管路に存在する場合には、パラシュ
ートを構成するプラスチックの形状が不変であるため
に、管内壁とプラスチック製パラシュート体との摩擦が
非常に大きく、結果として、プラスチック製パラシュー
ト体がくぼみ部または屈曲部で閉塞してしまい、滞留泥
水を完全に排出することができない。このようなパラシ
ュートの閉塞を防ぐためには収縮自在な布製のパラシュ
ート体を用いることが考えられるが、通常の乱流気流で
布製パラシュート体を管内搬送しようとすると、直管部
においてその膨張と収縮の運動が激しく起こり、排水管
路途中でパラシュートが折り畳まれてしまい、十分な牽
引力を得ることができない。これは、乱流が流れに対し
直角方向の自励振動を起こし、ロープが流れに対して直
角方向に激しく振動すると共に、布製パラシュート体も
振動してしまうことに由来する。
【0007】したがって、従来の気流による泥水の排出
工程においては、排水管路のくぼみ部や屈曲部に滞留す
る泥水を完全に排出することは困難であり、その後の診
断工程において、その滞留する泥水により、たとえば内
視鏡のレンズ部分が汚れ、クリアな診断情報が得られな
いという問題があった。
【0008】特に農業集落排水管路の場合には、都市部
の排水管路と比較して、管路内診断に先行しての効果的
な泥水排出は極めて重要な作業であることから、従来方
法の上記のような問題点は農業集落排水管路の保全にと
っての障害となっていた。
【0009】それと言うのも、農業集落の排水管路は、
布設部分の地下地盤が軟弱であるため、排水管路の接合
部の離脱や破断が生じやすく破断部等からの外部の泥水
の侵入が問題となるからであった。このため、泥水排出
の作業工程をいかに効果的に、かつ簡便に行うかは排水
管路の保全にとって重要な課題であった。
【0010】また、従来の保全方法では、管路診断にお
いてカメラを管路内で移動させて画像診断することも行
われているが、このような画像診断のためのカメラは、
通常、管路内を走行可能とした小型の移動車に搭載して
いるため、管路内に固着物が堆積している場合や段差が
ある場合、あるいは屈曲部では移動車の走行が難しくな
り、結局のところ画像診断が困難となることが避けられ
なかった。従来では、このような問題を解消するため
に、短い距離での移動車の走行とこれによる画像診断を
行うようにすることも考えられているが、連通する管路
を短く区別することは移動車とカメラの挿入口の確保の
点でも現実的に容易ではなく、また作業負担も大きなも
のとなる。
【0011】そして同様の問題はブラシ体等を用いての
管内の固着物の除去の工程でも避けられなかったのであ
る。またさらに、従来の排水管路の保全方法において
は、管路内の滞留泥水の排出工程、管路の診断工程、そ
して管路内壁の固着物の除去の工程は、すべて別々の作
業者によりなされており、非常に効率が悪く、多くの人
手と多くの作業時間を要していた。
【0012】そこで、この出願の発明は、上記の通りの
従来方法の問題点を解決し、ほぼ完全な排泥水が可能で
あって、簡便、かつ効率的な農業集落排水管路の保全が
可能とされる新しい方法を提供することを課題としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
課題を解決するものとして、第1には、管路内の滞留泥
水の排出工程と、管路の診断工程を含む農業集落排水管
路の保全方法であって、圧縮空気の供給により生成させ
たスパイラルフローにより、第1の滞留泥水の排出工程
では、ロープ体先端に取り付けたパラシュート体を膨張
させた状態で送通させて管路内の滞留泥水を排出し、第
2の管路の診断工程では、膨張送通させたパラシュート
体後方に接続配置した観察部により管路の診断を行うこ
とを特徴とするスパイラルフローを用いた農業集落排水
管路の保全方法を提供する。
【0014】また、この出願の発明は、第2には、管路
内の滞留泥水の排出工程と、管路の診断工程、並びに管
路内壁の固着物の除去工程を含む農業集落排水管路の保
全方法であって、圧縮空気の供給により生成させたスパ
イラルフローにより、第1の滞留泥水の排出工程では、
ロープ体先端に取り付けたパラシュート体を膨張させ
状態で送通させて管路内の滞留泥水を排出し、第2の管
路の診断工程では、膨張送通させたパラシュート体後方
に接続配置した観察部により管路の診断を行い、第3の
固着物の除去工程では、膨張送通させたパラシュート後
方に接続配置した固着物除去部により管路内壁の固着物
を除去することを特徴とするスパイラルフローを用いた
農業集落排水管路の保全方法を提供する。そして、この
出願の発明は、第3には、第1の滞留泥水の排出工程
と、第2の管路の診断工程、もしくはさらに第3の固着
物の除去工程を1回の操作で行うことを特徴とするスパ
イラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法を提
供し、第4には、パラシュート体を布製とすることを特
徴とするスパイラルフローを用いた農業集落排水管路の
保全方法を、第5には、観察部にCCDカメラを用いて
診断することを特徴とするスパイラルフローを用いた農
業集落排水管路の保全方法を、第6には、固着物除去部
に回転ブラシ体を用いることを特徴とするスパイラルフ
ローを用いる農業集落排水管路の保全方法を、第7に
は、パラシュート体の管路内での送通牽引力を管路入口
部で制動することを特徴とするスパイラルフローを用い
た農業集落排水管路の保全方法をも提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】この出願の発明においては、スパ
イラルフローの特徴である常にパラシュート体を膨らん
だ状態に安定維持する効果を利用して、排水管路内滞留
泥水の排出を完全に行うことや、CCDカメラなど観察
部をパラシュート体の後方に接続してパラシュート体の
送通とともにその牽引力によって観察部を移動させて長
距離の管路内診断を可能とすること、さらには、固着物
除去部をパラシュート後方に配置したことにより、排水
管路の作業工程を一回の操作で行うことをも可能とした
ことに大きな特徴がある。このため、排水管路の破断部
分からの泥水流入を考慮し、泥水を排出しながら排水管
路の診断と固着物の除去を行うことができる同時多機能
性を実現してもいる。
【0016】スパイラルフローは管内流として管中心軸
に収れんする流れであることからパラシュート体が布製
であっても、排水管路では布製パラシュート体は、充分
に空気等の気流を含み、膨張して完全に開いた状態でロ
ープ体を牽引していく。布製パラシュート体が牽引する
ロープ体は、スパイラルフローにより排水管路真ん中近
傍に位置決めされ、その結果、ロープ体がスパイラルフ
ローの渦芯に入り、スパイラルフローが強められ、しか
も、そのロープに添いながら流れる気流が布製パラシュ
ートに到達し膨らませるという、相乗効果が起こる。こ
れらの要因から、管路にくぼみ部や屈曲部が存在する場
合でも、膨張したパラシュート体の周縁部は管内壁に接
触、もしくは管内壁近傍にまで開いていることから、パ
ラシュート体の形状抗力によって管路内の泥水を完全に
排出することを可能とする。
【0017】図1はこの発明の排水管路の保全方法にお
ける滞留泥水の排出工程について例示した模式図であ
る。たとえば、この図1に示したように、所定の排水管
路(1)に、フレキシブルホース(2)などを介して、
スパイラルフロー生成ユニット(3)を接続する。この
スパイラルフロー生成ユニット(3)には、環状のコア
ンダスリット(4)を通じて排水管路(1)に向けて、
圧縮気流供給手段(12)より圧縮気流が供給される。
この状態において、スパイラルフロー生成ユニット
(3)の吸引口(6)に所定のロープ体(7)を挿入す
る。ロープ体の先端には布製のパラシュート体(5)が
取付けられている。
【0018】ロープ体(7)はフレキシブルホース
(2)および排水管路(1)内のスパイラルフローによ
って搬送され、このものの管壁との摩擦は抑えられるた
め、長距離でのパラシュート体(5)の管内送通が可能
とされる。
【0019】パラシュート体(5)はスパイラルフロー
の圧力により膨張して開いているため、その抗力によっ
て管路(1)内の滞留泥水(A)が管路(1)内のパラ
シュート体(5)の進行方向に向って排出されることに
なる。
【0020】スパイラルフロー生成ユニット(3)につ
いては、噴出口(8)とロープ体(7)を導入する吸引
口(6)との間に設けた環状のコアンダスリット(4)
と、その近傍の傾斜面(9)、圧縮流体の分配室(1
0)、さらに圧縮流体供給路(11)を有する構造を一
つの典型例として示すことができる。
【0021】傾斜面(9)の角度を例えば5〜70°程
度とすることにより、スパイラルフローが効果的に形成
され、かつ、吸引口(6)に強い負圧吸引力が生じ、そ
の結果この負圧吸引力によってロープ体(7)が導か
れ、このロープ体(7)は排水管路(1)内をスパイラ
ルフローによって送通される。
【0022】また、ロープ体(7)は、スパイラルフロ
ーによって膨張されたその先端のパラシュート体(5)
によって牽引されることにもなる。そして、この発明の
保全方法における滞留泥水の排出工程では、スパイラル
フローによるパラシュート体(5)の進行方向への牽引
力を、排出管路(1)の入口部においてロープ体(7)
を逆方向に引張る力を加えることにより制動(ブレー
キ)しながらパラシュート体(5)およびロープ体
(7)を進行送通させることが肝要である。このことに
よって、パラシュート体(5)の膨張による形状抗力で
滞留泥水の排出がより完全なものとなり、かつ、ロープ
体(7)の管路(1)内壁との接触による摩擦を抑えて
より長距離での管路内排水が可能となる。また、多数の
くぼみ部または屈曲部を持った配管においても、効率の
よい泥水の排出を可能とし、従来の方法に比べてはるか
に優れた有効性を示すことになる。
【0023】そして、この発明の排水管路の保全方法に
おいては、たとえば布製のパラシュート体の後方にCC
Dカメラなどの観察部を取り付け、パラシュート体
(5)の進行とともに連続的に、あるいは所定距離ごと
に断続的に管路診断を行うことができる。観察部には各
種のセンサーを用いてもよく、光センサー、磁気センサ
ー、その他各種のものでよい。たとえば代表的なものと
してはCCDカメラを例示することができる。CCDカ
メラは単数でなく複数設置しても良く、光源なども備え
てもよい。また、反射鏡やプリズムなどを用いることに
より、排水管路側壁映像をクリアに撮れるようにしても
良い。
【0024】図2はこのような管路診断工程の概要を説
明したものであって、たとえばパラシュート体によって
ロープ体と一体化された、もしくは単一のカメラケーブ
ルを管内牽引するようにして、パラシュート体の後方に
は、レンズやカメラヘッドを接続配置する。
【0025】このような構成について、図3(A)
(B)は、円錐プリズムや魚眼レンズを用いた例を、図
4は複数のCCD等のカメラヘッドを用いた例を、また
図5は、円錐鏡を用いた例を示している。
【0026】観察部からのデータは、たとえば画像とし
て、図2に示したモニタ画面においてインプロセスで観
察することも可能となる。管路の破断部、ピンホール部
等が的確に把握されることになる。しかもこの発明の方
法においては、従来の移動小型車にカメラを搭載する方
式とも全く相違しており、パラシュート体の送通にとも
なって長距離観察が可能であり、管路内の段差や固着物
の存在等は何ら支障となることはない。
【0027】さらに、この発明の排水管路の保全方法に
おいては、たとえば布製のパラシュートの後方に固着物
除去部を取り付け、泥水の排出工程と同時に、もしくは
別々に、固着物の除去を行うことができる。
【0028】たとえば図6はその例を示した模式図であ
る。固着物除去部(13)として、スパイラルフローの
気流によって作動する、もしくは電気モータによって作
動する回転ブラシを用いている。たとえば、固着物除去
部(13)には、右回り回転ブラシ(14)と左回り回
転ブラシ(15)とからなるものを用いてもよく、その
回転ブラシ(14)(15)が管壁と接触することによ
り、管壁に固着した錆や泥などの固着物を除去すること
ができる。回転ブラシの回転エネルギーは、その中心部
に配置した電気モータ(16)や、管路内に新たな高速
気流(17)を発生させて回転させてもよい。もちろ
ん、回転ブラシの翼により生じる気流(18)は、パラ
シュートの進行方向となるように、翼の捻れを考慮する
ことが望ましい。
【0029】図7は回転ブラシの例を示したものであ
る。たとえば高圧空気を供給ホースにより供給し、回転
ブラシの中央のシャフトから羽根の内側を通して噴出口
より高速で流れ出すようにする。これによりブラシに反
力を与えて回転させる。また、ブラシの羽構造は、スパ
イラルフローの軸流成分が、ブラシの左回転を促進する
ように捻れを与える。
【0030】たとえばこのような回転ブラシを左回転、
そして右回転の複数個の対となるように配置することに
より、安定して、かつ効果的な固着物除去を可能とす
る。そこで以下、実施例を示し、さらにこの発明につい
て、詳しく説明する。
【0031】
【実施例】実際にこの発明の排水管路の保全方法と装置
を用いて、図8に示したように、排水管路直径が120
mm、長さ250mの配管であって、その配管途中に、
高低差500mm、長さ20mのくぼみ部を配置させ、
そのくぼみ部に滞留水1トンを滞留させた。ロープには
径2mmのロープを用い、そのロープの先端には、直径
120mm、長さ150mmの布製パラシュートが備え
られている。空気圧力は5kg/cm2 、パラシュート
の速度は10m/sとした。予備実験においてパラシュ
ートの速度が10m/s以上であると、滞留水が逆流し
てしまい、完全に排水できないことを確認した。
【0032】この条件の下で、布製パラシュートを先端
に取り付けたロープを、スパイラルフローにより搬送
し、滞留水が完全に排水できるかどうかの実験を行っ
た。その結果、スパイラルフローを用いた場合、空気流
速を15m/sまで落とすと、パラシュートと管壁との
隙間から滞留水が逆流してしまい、滞留水を排出できな
かったが、空気流速が15m/sをこえると、滞留水が
完全に排水されることを確認した。
【0033】一方通常乱流を用いて行った場合、パラシ
ュートは完全に開くことができず、滞留水を排出するこ
とができなかった。さらに、通常乱流を用いて空気流速
を30m/sまで上昇させたが、すべての場合におい
て、パラシュートは完全に開くことができず、滞留水を
完全に排出することはできなかった。
【0034】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明に
より、スパイラルフローが常にパラシュートを膨らん
だ状態に安定維持することにより、管路内にくぼみや屈
曲部が存在する場合でも、膨張したパラシュート体の周
縁部は管内壁に接触、もしくは管内壁近傍にまで開いて
いることからパラシュート体の形状抗力によって、完全
な泥水の排出を可能とし、さらに観察部と固着物除去部
をパラシュート体後方に配置したことにより、管路内に
固着物が堆積している場合でも、管路内の泥水を完全に
排水することを可能にしかつ排水管路の作業工程を一回
の操作で行うことを可能とし、排水管路の破断部からの
泥水流入を考慮し、泥水を排出しながら排水管路診断と
固形物の除去を同時に行う多機能性を実現できるので、
滞留泥水の排出工程、管路診断工程及び固着物の除去工
程からなる農業集落排水管路の保全方法を簡便に、かつ
効果的に行うことを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の泥水排出工程を例示した概略図であ
る。
【図2】この発明の管路診断工程を例示した概略図であ
る。
【図3】観察部の例を示した図である。
【図4】観察部の別の例を示した図である。
【図5】観察部のさらに別の例を示した図である。
【図6】この発明の固着物除去の例を示した図である。
【図7】回転ブラシの例を示した図である。
【図8】この発明の実施例における配管を示した概略図
である。
【符号の説明】
1 排水管路 2 フレキシブルホース 3 スパイラルフローユニット 4 環状スリット 5 布製パラシュート体 6 吸引口 7 ロープ体 8 噴出口 9 傾斜面 10 分配室 11 圧縮流体供給路 12 圧縮流体供給手段 13 固着物除去部 14 右回り回転ブラシ 15 左周り回転ブラシ 16 電気モータ 17 高速気流 18 翼により生じる気流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀井 清之 東京都目黒区上目黒5−8−15−107 (56)参考文献 実開 平2−8591(JP,U) 実開 平6−64782(JP,U) 実開 昭63−72392(JP,U) 松前祐司、他4名,スパイラルフロー を利用した通線におけるパラシュートの 効果,1993年電子情報通信学会秋季大会 講演論文集4,日本,1993年 8月14 日,P.4−14 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03F 9/00 B08B 9/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路内の滞留泥水の排出工程と、管路の
    診断工程を含む農業集落排水管路の保全方法であって、
    圧縮空気の供給により生成させたスパイラルフローによ
    り、第1の滞留泥水の排出工程では、ロープ体先端に取
    り付けたパラシュート体を膨張させた状態で送通させて
    管路内の滞留泥水を排出し、第2の管路の診断工程で
    は、膨張送通させたパラシュート体後方に接続配置した
    観察部により管路の診断を行うことを特徴とするスパイ
    ラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法。
  2. 【請求項2】 管路内の滞留泥水の排出工程と、管路の
    診断工程、並びに管路内壁の固着物の除去工程を含む農
    業集落排水管路の保全方法であって、圧縮空気の供給に
    より生成させたスパイラルフローにより、第1の滞留泥
    水の排出工程では、ロープ体先端に取り付けたパラシュ
    ート体を膨張させた状態で送通させて管路内の滞留泥水
    を排出し、第2の管路の診断工程では、膨張送通させた
    パラシュート体後方に接続配置した観察部により管路の
    診断を行い、第3の固着物の除去工程では、膨張送通さ
    せたパラシュート体後方に接続配置した固着物除去部に
    より管路内壁の固着物を除去することを特徴とするスパ
    イラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、第1の滞留泥
    水の排出工程と、第2の管路の診断工程、もしくはさら
    に第3の固着物の除去工程を1回の操作で行うことを特
    徴とするスパイラルフローを用いた農業集落排水管路
    保全方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    パラシュート体を布製とすることを特徴とするスパイラ
    ルフローを用いた農業集落排水管路の保全方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて
    観察部にCCDカメラを用いて診断することを特徴とす
    るスパイラルフローを用いた農業集落排水管路の保全方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    固着物除去部に回転ブラシ体を用いることを特徴とする
    スパイラルフローを用いる農業集落排水管路の保全方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    パラシュート体の管路内での送通牽引力を管路入口部で
    制動することを特徴とするスパイラルフローを用いた農
    業集落排水管路の保全方法。
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