JPH10118250A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH10118250A
JPH10118250A JP27974096A JP27974096A JPH10118250A JP H10118250 A JPH10118250 A JP H10118250A JP 27974096 A JP27974096 A JP 27974096A JP 27974096 A JP27974096 A JP 27974096A JP H10118250 A JPH10118250 A JP H10118250A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機種ごとに大当たりの発生確率であったり遊
技設定が異なっているため、遊技台ごとにかかる情報が
分からないと遊技台の選定に面白味がかけていた。 【解決手段】 特別大当たりが生じたときには次回の大
当たりの発生確率が高確率となり、このような特典の継
続回数を最高四回までに制限している遊技機の場合、ゲ
ーム内容が遊技者に分かりにくくなってくるが、コーナ
ー飾り25に対して大当たりの発生確率を具体的に記載
した透明シール26を貼付することによって分かりやす
くなり、遊技者にとって遊技台を選定する面白味が増加
する。また、透明シール26であるがためにコーナー飾
り25の装飾と相乗して分かりやすくしたり、一部の表
示だけを読めるようにするといったことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機に関し、特
に、機種ごとに大当たりの発生確率が異なるような遊技
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機においては、所定の入
賞口への入賞時に可変表示器の表示図柄を変化させ、表
示図柄が大当たりの図柄となったときに入賞口を大きく
開口して入賞しやすくなるというゲーム設定をされたも
のが知られている。
【0003】ここにおいて、ゲームの進行は所定の入賞
口への入賞に基づいて所定の確率で当たりか否かを決定
しており、決定した結果に基づいて可変表示器の図柄を
決めている。このようにしている結果、大当たりの発生
確率は制御可能であり、次回の大当たりの発生確率を高
くしたいわゆる特定遊技状態なるものを設定し、大当た
りの中でも特別大当たりである場合にはこの特定遊技状
態とする特典が付されている。
【0004】このような特典が無制限に継続するとすれ
ばゲームの趣向性は著しく常軌を逸してしまうことにな
りかねない一方、特典が重なり合わないようにすれば遊
技者にとっては著しく損をした気分にさせかねない。こ
のため、特開平8−802号公報には、特定遊技状態の
回数をカウントしつつ必要に応じて適宜更新し、常軌を
逸してしまわない範囲で特典が累積的に与えられるよう
にしている。すなわち、同公報に開示された遊技機にお
いては、特定遊技状態となって遊技を継続するという特
典を保持しながら、特別大当たりが出たら特定遊技状態
が重ねて継続されるという特典を個別に扱かい、その上
で累積回数を制限している。
【0005】ただし、従来の遊技機においては、このよ
うな遊技設定についての何等の情報表示もなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技機
においては、機種ごとに大当たりの発生確率であったり
遊技設定が異なっているため、遊技台ごとにかかる情報
が分からないと遊技台の選定に面白味がかけるといった
課題もあった。また、ゲームの設定側にとっては理解し
やすいものであるものの、実際の遊技者にとっては大当
たりの発生環境がどのようなものであるかを理解しにく
く、また、誤って認識して思った通りに特定遊技状態が
続かない場合には一方的に損をしてしまったように感
じ、不満などが生じやすいという課題があった。
【0007】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、大当たりの発生環境に関わる情報を容易に伝え
ることが可能な遊技機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、機種ごとに大当たりの発
生確率が異なるような遊技機において、大当たりの発生
環境を記載した透明シールをコーナー飾り上に貼付した
構成としてある。
【0009】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、機種ごとに大当たりの発生確率が異なる
ような遊技機においても、その大当たりの発生環境がコ
ーナー飾り上に表示されるため、同コーナー飾りの装飾
効果との相乗作用によってより目に付きやすく、理解を
容易にする。むろん、大当たりを発生しやすくする特別
大当たり状態を備えるとともに、このような特別大当た
りに対するいわゆる連ちゃんの制限を設定した複雑な遊
技設定であっても同様であり、より理解しにくいような
状況においても適切に大当たりの発生環境を伝えること
が可能である。ここにおいて、コーナー飾りは遊技盤の
周縁に装着されるものであればよく、結果的に大当たり
の発生環境を記載した透明シールが遊技盤周縁部分の定
位置に貼付可能なものであればよい。従って、一体のも
のであっても良いし、複数の部品からなるものでも構わ
ない。
【0010】一般的にはコーナー飾り上に機種名のシー
ルを装着する部位があるため、同部位の周縁などに貼付
すればよい。しかしながら、このような機種名のシール
を装着することを前提として、大当たりの発生環境とと
もに機種名をも記載してコーナー飾り上に一体的に表示
するようにしても良い。コーナー飾りは機種依存のない
部品であることが多い一方、機種ごとに大当たりの発生
環境が異なることが多いので、機種名と大当たりの発生
環境を一体的にした透明シールであれば不一致という誤
りもなくなる。
【0011】このような機種名はコーナー飾りの表面上
でも右下部位に貼付されることが多く、当該位置に透明
シールを装着するようにしても良い。また、コーナー飾
りは内部に装飾ランプを備えているものが多く、この装
飾ランプを同透明シールの裏側で点灯するようにしても
良い。このようにすれば、装飾ランプの装飾効果と相乗
的に作用し、表示が見やすくなる。また、必要時に点灯
させるとともに不要時に消灯させることによって必要な
情報を必要なときにだけ表示させるようにしても良い
し、点滅させて目立ちやすくすることも容易である。
【0012】むろん、この透明シールにあわせて装飾ラ
ンプの装着位置を決定しても良いし、同装飾ランプの装
着位置にあわせて透明シールを貼付するようにしても良
い。記載する大当たりの発生環境としては、通常時の大
当たりの発生確率であったり、特別大当たり状態におけ
る大当たりの発生確率であったり、あるいはいわゆる連
ちゃんの回数制限など、適宜変更可能である。むろん、
これらは遊技台の機種ごとに相違するため、各機種ごと
に用意すればよい。むろん、コーナー飾りの装飾ランプ
の点灯に合わせて必要時に必要な情報部分を点灯させる
といったことでも構わない。
【0013】むろん記載する色と点灯する装飾ランプの
色との関係でも、浮き立つように表示させたり、見えに
くく表示させるようなことも可能である。さらに、コー
ナー飾り上に共通の液晶表示器を装着するとともに透明
シールの一部にマスク部分をもうけて液晶表示器の不要
部分をマスクしつつ必要部分だけが透明部分を透過して
見えるようにするといったことも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、いわゆる
連ちゃん機など、大当たりの発生環境が複雑になってい
るような場合でも、遊技者は各機種ごとに容易に大当た
りの発生環境を理解できるし、また、付随的にこの理解
を高めるようにすることにより、遊技台の選定に面白味
を増すことが可能な遊技機を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かる遊技機の正面を概略的に示している。同図におい
て、遊技機10の正面上方には遊技盤20が備えられ、
同遊技盤20上には中央役物21や始動口22及び可変
入賞口23が備えられている。中央役物21のほぼ全体
をしめるのはドットマトリクス状のTFTカラー液晶表
示器にて構成される可変表示器21aであり、その表示
エリアは左方部分と中央部分と右方部分とに分けられ、
それぞれに図2に示す「0〜9、A、B、C、D、E」
という合計15個の図柄を表示可能なっている。また、
同可変表示器21aの上方には所定エリアを通過した遊
技球の個数を表示する記憶個数表示器21bなども備え
られている。中央役物21の下方に配設されている始動
口22は遊技球が入賞したときに後述するようにして上
記可変表示器21aを駆動させる権利を発生させるもの
であり、この始動口22に対して入賞した場合に払い出
される払出玉数は通常の入賞口に比べて少なく設定され
ている。
【0016】この始動口22の下方に配置された可変入
賞口23は通常時には遊技盤20と面一となっている開
閉板23aを備えており、同開閉板23aは所定の開放
信号にて手前側に突き出るように傾斜駆動され、遊技球
が入りやすく開口可能となっている。遊技盤の周縁には
コーナー飾り25が装着されている。このコーナー飾り
は左上角部25aと右半分部25bとからなり、概ね赤
色の半透明樹脂で形成され、内部にはいくつかの装飾ラ
ンプ25cが備えられている。そして、同右半分部25
bの右下隅には機種名と大当たり環境とを記載した透明
シール26を貼付してある。むろん、遊技盤20上には
これら以外にも図示しない風車や入賞口、及び飾りラン
プなどが配設されている。また、遊技機10における遊
技盤20の下方には図示しない発射機構に対して遊技球
を供給するとともに入賞に対して払出球の払い出しを受
ける上皿11や剰余球を取り出す下皿12、及び発射ハ
ンドル13などが備えられている。
【0017】コーナー飾り25と透明シール26につい
て説明する前に、この遊技機10のゲーム内容について
説明する。遊技機10の背面側には図示しない制御基板
ボックスが備えられており、図3は遊技機の当該制御基
板ボックスを中心とした当該遊技機の主要構成要素をブ
ロック図により示している。制御の中枢をなす制御部3
0に対し、上述した可変表示器21aと、上記始動口2
2が連通する入賞経路に介在されて入賞球の有無を検知
する始動口検知センサ22aと、可変入賞口23の開閉
板23aを開閉させる開閉器23bとが接続されるとと
もに、さらに、上記上皿11上に所定球数の遊技球を払
い出す払出機構24とが接続されている。ここにおい
て、始動口検知センサ22aは始動口22への入賞時に
所定の検知信号を制御部に出力し、可変表示器21aは
同制御部30からの駆動制御信号を入力して各種の表示
状態を表現し、開閉器23bは制御部からの駆動制御信
号を入力して開放状態となったり閉口状態となったり
し、払出機構24は制御部30からの所定の払出信号を
入力するなどして所定の球数だけ遊技球を払い出す。同
制御部30は図示しないROMエリアに記録されている
プログラムをCPUが実行して各種の制御処理を実行し
ている。図4〜図6はその主要プログラムをフローチャ
ートにて示している。図4は始動口22に入賞した場合
の始動口処理を示しており、特別大当たりを含む大当た
りか否かなどの判定及びその払い出し処理を実行してい
る。ステップS102にて制御部30は始動口検知セン
サ22aからの検知信号の有無に基づいて始動口22に
入賞球があったか否かを判断し、始動口22への入賞が
なかった場合には当該始動口処理を終了する。
【0018】始動口22への入賞球は可変表示器21a
を駆動させるトリガであり、この遊技機10におけるゲ
ーム設定は次のようになっている。当たり判定は図5に
示す当たり判定カウンタ処理にて逐次更新されている当
たり判定カウンタの値で判断し、「外れ」、「リーチ外
れ」、「大当たり」、「特別大当たり」の四種類に分類
される。すなわち、当たり判定カウンタは「0」〜「2
999」の範囲で「1」ずつ増加されるとともに上限値
max(2999)を越えたときに「0」に戻ってい
る。ここで大当たりが現れる確率を概ね1/200に設
定するべく、入賞時に同当たり判定カウンタの値が
「0」〜「14」であれば大当たりと判断することと
し、可変表示器21aでは図2に示すそれぞれの表示図
柄が一列に並ぶものとする。ここにおいて、当たり判定
カウンタの値が「0」〜「14」の値がそれぞれ同表示
図柄「0〜9、A、B、C、D、E」に対応するものと
する。
【0019】一方、当たり判定カウンタの値が「0」〜
「14」となる大当たりのうち、この値が奇数値であれ
ばさらに特別大当たりとなり、当該大当たり処理の後、
次の当たり判定で大当たりとなる確率を1/20に向上
させる。これが特定遊技状態に該当する。すなわち、大
当たり判定カウンタの値が「0」〜「149」までの値
であれば大当たりとなり、そのときの表示図柄は大当た
り判定カウンタの値が「0」〜「9」なら「0」で、
「10」〜「19」なら「1」というように1/10の
値とする。そして、この表示図柄の根拠となる値が奇数
値である場合には同様に特別大当たりとなる。特別大当
たり以外の場合は、次の当たり判定で大当たりとなる確
率は1/200のままである。
【0020】特別大当たりが際限なく発生するのは通常
の趣向性の常軌を逸しかねないので、累積回数は「4」
回に制限する。すなわち、都合、五回までは大当たりが
比較的短時間の間に継続して発生することを許容するも
のである。当たり判定では、最終的には大当たりと外れ
との二つであるものの、可変表示器21aでの表示態様
に合わせたリーチ状態を表現する場合もある。始動口2
2への入賞によって可変表示器21aの表示エリアでは
表示図柄が回転しているように表示され、これを停止さ
せる場合には左方部分の次に右方部分、最後に中央部分
といった順番で停止させる。このとき、左方部分で停止
させる表示図柄と右方部分で停止させる表示図柄が同一
でなければ大当たりはあり得ないのですぐさま中央部分
も停止させる。しかし、左方部分で停止させる表示図柄
と右方部分で停止させる表示図柄が同一であれば、大当
たりの可能性があるという意味でリーチ状態と呼び、遊
技者の期待感を向上させるために中央部分はしばらく回
転させてから停止させる。むろん、この場合も大当たり
である場合と大当たりでない場合とがあり、後者の場合
をリーチ外れと呼ぶ。
【0021】大当たりでない場合にも停止させる図柄の
組合せを用意する必要があり、可変表示器21aにおけ
る各表示エリアに対して表示する表示図柄を当たり判定
カウンタと同様の方法でランダムに決定する。ただし、
偶然大当たり図柄になってしまうこともあり得るので、
その場合には一つだけ表示図柄を変えるようにする。こ
のようにして停止させる表示図柄が決まった場合に、両
側の表示図柄が同一であればリーチ外れの表示とする。
このような意味で、図柄処理においては、「大当たり表
示」と「外れ表示」と「リーチ表示」と「変動表示」と
の四つを用意してある。
【0022】さて、このようなゲーム設定を実現するた
め、図4に示すフローチャートに戻って説明する。ステ
ップS102にて、始動口検知センサ22aからの検知
信号に基づいて制御部30が始動口22への入賞球があ
ったことが分かると、制御部30は現在の累積カウンタ
の値が「0」であるか否かを判断する。この累積カウン
タの初期値は「0」であるものの、先の大当たりが特別
大当たりであればステップ116にて「1」ずつインク
リメントされているので、この累積カウンタの値が
「0」にセットされているならば、先の大当たりは特別
大当たりでないと判断できる。なお、このように累積カ
ウンタは高確率フラグとしても使用されている。
【0023】先の大当たりが特別大当たりでないなら
ば、大当たりの発生確率は1/200の低い確率を適用
すべきであり、ステップS108にて大当たり判定カウ
ンタの値を読み出して低確率で大当たりか否かを判定す
る。一方、先の大当たりが特別大当たりであるなら、大
当たりの発生確率として1/20の高い確率を適用すべ
きであり、ステップS106にて高確率で大当たりか否
かを判定する。ここにおいて、同大当たり判定カウンタ
については、タイマ割り込みで2msごとに実施される
図5に示す当たり判定カウンタ処理で設定されている。
すなわち、2msごとに実施されるステップS202に
て当たり判定カウンタの値を「1」ずつインクリメント
し、ステップS204にてその最大値max(「299
9」)を越えていないか判定する。越えていなければそ
のまま終了するし、越えていればステップS206にて
当たり判定カウンタの値を「0」に戻す。
【0024】この当たり判定カウンタの値は始動口検知
センサ22aが入賞球を検知したときに割り込み処理で
取り込まれ、所定個数(例えば、4個)までは保持され
ている。従って、当たりか否かは始動口検知センサ22
aが入賞球を検知した時点で決まっていることになる。
このようにするのは、入賞後に遊技者が不正に大当たり
を誘起させ得ないようにするためである。なお、記憶さ
れている個数を記憶個数表示器21bにて表示するよう
にしている。
【0025】当たり判定カウンタの値から大当たりか否
かの判定が行われると同時に、外れの場合であっても表
示図柄を決定し、ステップS110では可変表示器21
aに対する表示を指示すべく駆動制御信号を送出する。
同駆動制御信号を入力した可変表示器21aでは、図6
に示すフローチャートに従って表示を行う。すなわち、
変動中を指示する駆動制御信号であれば、ステップS3
02を経てステップS308にて変動表示するし、外れ
を指示する駆動制御信号であればステップS304を経
てステップS314にて停止する表示を行うし、リーチ
外れを指示する駆動制御信号であればステップS306
を経てステップS312にてリーチ外れの表示を行う
し、大当たりを指示する駆動制御信号であれば同じステ
ップS306を経てステップS310にて大当たりの表
示を実施する。
【0026】可変表示器21aへの表示の指示後、制御
部30はステップS112にて大当たりか否かを判断す
る。大当たりでない場合は問題ないものの大当たりの場
合にはそれが特別大当たりであれば高確率を継続可能と
するし、特別大当たりでなければそれを示すために累積
カウンタの値を「0」にセットし直さなければならな
い。従って、ステップS112にて大当たりでなければ
後述するステップS122にて外れに対応した払い出し
処理を実行すればよいし、大当たりであるならばさらに
ステップS114にて特別大当たりであるか否かを判断
する。そして、特別大当たりでなければ上述した意味の
ためにステップS116にて累積カウンタの値を「0」
にセットし直す(これが高確率フラグのリセットにあた
る)し、特別大当たりであればステップS118にて累
積カウンタの値を「1」だけインクリメントする。な
お、特別大当たりであるか否かは当たり判定カウンタの
値が奇数値であるか否かで判断している。また、累積カ
ウンタを二つ設けて異常処理に対処しても良い。例え
ば、二つの値が違う場合には遊技者に有利なように取り
扱っても良い。さらに、大当たり中は一方をクリアして
大当たりフラグとし、一時的に低確率の状態にさせるこ
ともできる。
【0027】ステップS118で累積カウンタの値を
「1」だけインクリメントする結果、同累積カウンタの
値は高確率で大当たりを生じさせる状態が何回繰り返さ
れているかということを示すことになる。上述したよう
に、この繰り返し回数は「4」回に制限しているため、
続くステップS120でこの制限回数(累積リミット)
と比較し、越えている場合にはステップS116へと飛
んで累積カウンタの値を「0」にセットしてしまう。従
って、次の当たり判定時には低確率で行うことになり、
ゲーム設定に沿うことになる。むろん、低確率ではある
もののさらに大当たりが続く可能性も残っている。
【0028】このような累積カウンタに関する処理の
後、外れの場合も大当たりの場合も、それぞれの場合に
応じた払い出しの処理をステップS122にて実行す
る。大当たりの場合であれば、制御部30は所定回数だ
け開閉器23bを開放せしめて大当たりに対する処理を
実行する。ここにおいては敢えて詳述しないものの、開
閉器23bを開放せしめ回数や停止させる回数およびタ
イミングなど、いわゆる公知の各種の処理を実行すれば
よい。外れであれば、他の入賞口に対する払出球数より
も少なめに設定した球数だけ払い出しを行えばよい。
【0029】なお、上述した説明の中での大当たりが現
れる「1/200」の確率は、説明の簡易化のために区
切りの良い数値で説明しているが、実際の確率は制御部
30に対して図示しないスイッチにて指示可能となって
いる。すなわち、上述した当たり判定カウンタの上限値
max(2999)の値を増減させることにより、大当
たりと判定すべき「0」〜「14」の範囲が現れる確率
を変化させることができ、「3900」とすれば「1/
260」の確率となるし、「4050」とすれば「1/
270」の確率となるし、「4200」とすれば「1/
280」の確率となる。また、特定遊戯状態のときには
上述した上限値maxを「2999」に設定し直すこと
により、大当たりの発生確率を「1/20」に固定す
る。むろん、この場合も累積カウンタの値が「0」であ
るか否かによって変化させればよい。
【0030】以上のようにして始動口22に対する入賞
の処理を繰り返すが、これを要約すれば、次のようにな
る。通常時には低確率のある確率(1/260など)で
大当たりが発生するようになっているが、大当たりのう
ち約1/2の確率で特別大当たりが発生し、その場合に
は次に大当たりが発生する確率が高確率(1/20な
ど)となる。ただし、このように特別大当たりによって
大当たりが連続して発生し得るのは「4」回までであ
り、都合、大当たりは「5」回まで連ちゃんできるとい
うことである。むろん、その途中で一度でも特別大当た
りが発生しなければ大当たりは通常通りの低確率でしか
発生しなくなる。
【0031】以上のようなゲーム内容はかなりの経験者
でなければ知り得るはずもなく、本来であれば分かりに
くい。これに対して本実施形態においては、図7に示す
ように、コーナー飾り25の右半分部25bにおける右
下部分に機種名と大当たりの発生環境を記載した透明シ
ール26を貼付してある。従って、各種の情報が非常に
わかりやすくなっている。より具体的には、この機種に
対して設定されうる三つの低確率時の確率「1/26
0」、「1/270」、「1/280」と、本機種に設
定されている最高継続回数「4」とが記載されている。
なお、このように機種名を一体的に記載することによ
り、機種ごとに異なる発生確率が設定されていても機種
と当たり発生確率が一致しないという誤りが発生するこ
とはない。
【0032】むろん、大当たりの発生環境としてはこれ
ら以外の情報も可能であり、上述したような特定遊技状
態において大当たりが発生する確率「1/20」を記載
しても良い。また、かかる透明シール26を貼付する位
置についても、図8に示すように、右下部分にとらわれ
ることなく、右半分部25bの右上部分や、左上角部2
5aに貼付するものであっても構わない。コーナー飾り
25上の貼付位置については透明シール26であるがた
めに基本的にはどの部分であっても構わないものの、コ
ーナー飾り25は内部にいくつかの装飾ランプ25cを
備えられているため、装飾ランプ25cの装着位置に対
応して貼付しておくと遊技者の目にとまりやすく理解を
助けることができる。
【0033】図9(a)は、変形例にかかる右半分部2
5bの内部を概略的に示している。この右半分部25b
内では、三つの装飾ランプ25c1〜25c3が隔壁2
5b1で隔てられて装着されており、それぞれ個別に点
灯可能となっている。一方、この右半分部25b上に貼
付されている透明シール26を図9(b)に示してお
り、三つの装飾ランプ25c1〜25c3がそれぞれ透
明シール26における各行を個別に裏側から照明できる
ようになっている。従って、上記制御部30が各種の遊
技処理を行う中で低確率の場合には一行目の「大当たり
1/260」という行だけを点灯させ、特別大当たり
の場合であれば二行目の「特別大当たり1/20」を点
灯させ、連ちゃん中については三行目の「連ちゃん中」
を合わせて点灯させる。
【0034】これまでの例では、コーナー飾り25を概
ね赤色の半透明樹脂で形成しているが、図10に示す変
形例では、少なくとも透明シール26の貼付部位を半透
明にし、裏側に黄色のランプ25c4と緑色のランプ2
5c5を択一的に点灯可能としてあるとともに、透明シ
ール26には黄色と緑色と黒色の文字で三つの情報を記
載してある。より具体的には、一行目の「確率 1/2
60」の文字は緑で記載してあり、二行目の「高確率
中」の文字は黄色で記載してあり、三行目の「ファント
ム3」の文字は黒色で記載してある。従って、黄色のラ
ンプ25c4を点灯させれば黄色の文字の二行目の表示
は目立たなくなり、一行目と三行目だけが読めるように
なる。また、緑色のランプ25c5を点灯させれば緑色
の文字の一行目の表示は目立たなくなり、二行目と三行
目だけが読めるようになる。すなわち、隔壁などを使用
しなくても所望の文字だけを表示するといったことが可
能となる。むろん、これらの色の設定などについては適
宜変更可能なことはいうまでもない。
【0035】透明シール26は必ずしも文字部分をのぞ
いて全体的に透明である必要はなく、部分的に非透明な
色を付けるなどして下地が見えないようにすることもで
きる。図11及び図12は透明シール26に非透明のマ
スク部分26aを印刷してあり、コーナー飾り25上に
は液晶表示器25dを形成してある。液晶表示器25d
はゲーム設定に応じた当たり発生確率を三行で表示する
ようになっているが、ホールの設定あるいは遊技台メー
カーの設定によって一行は表示しない方が良い場合もあ
る。例えば、汎用的な制御ボックスを使用している場合
などである。このような場合に透明シール26のマスク
部分26aにて不要な一行を見えないようにしてしまう
ということができる。さらに、液晶表示器25dでは数
値だけを表示し、透明シール26でそれを補う文字を示
すため、液晶表示器25d自体で文字を表示しなければ
ならない場合に比べて安価にできる。
【0036】このように、特別大当たりが生じたときに
は次回の大当たりの発生確率が高確率となり、このよう
な特典の継続回数を最高四回までに制限している遊技機
の場合、ゲーム内容が遊技者に分かりにくくなってくる
が、コーナー飾り25に対して大当たりの発生確率を具
体的に記載した透明シール26を貼付することによって
分かりやすくなり、遊技者にとって遊技台を選定する面
白味が増加する。また、透明シール26であるがために
コーナー飾り25の装飾と相乗して分かりやすくした
り、一部の表示だけを読めるようにするといったことが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遊技機の正面図で
ある。
【図2】同遊技機における可変表示器の表示図柄を示す
図である。
【図3】同遊技機の制御要素を示すブロック図である。
【図4】同遊技機における始動口処理を示すフローチャ
ートである。
【図5】同遊技機における当たり判定カウンタ処理を示
すフローチャートである。
【図6】同遊技機における図柄処理を示すフローチャー
トである。
【図7】コーナー飾り上の透明シールの記載を示す遊技
機の部分拡大正面図である。
【図8】透明シールの貼付位置を示すコーナー飾りの概
略正面図である。
【図9】変形例にかかるコーナー飾りの内部と透明シー
ルの記載を示す図である。
【図10】変形例にかかるコーナー飾りの装飾ランプと
透明シールの記載を示す図である。
【図11】変形例にかかる透明シールと液晶表示器を示
す図である。
【図12】同変形例にかかる透明シールの貼付状態を示
す図である。
【符号の説明】
10…遊技機 20…遊技盤 25…コーナー飾り 25a…左上角部 25b…右半分部 25b1…隔壁 25c…装飾ランプ 25c1〜25c3…装飾ランプ 25c4…黄色のランプ 25c5…緑色のランプ 25d…液晶表示器 26…透明シール 26a…マスク部分 30…制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機種ごとに大当たりの発生確率が異なる
    ような遊技機において、大当たりの発生環境を記載した
    透明シールをコーナー飾り上に貼付したことを特徴とす
    る遊技機。
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