JP2003325740A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2003325740A JP2002134863A JP2002134863A JP2003325740A JP 2003325740 A JP2003325740 A JP 2003325740A JP 2002134863 A JP2002134863 A JP 2002134863A JP 2002134863 A JP2002134863 A JP 2002134863A JP 2003325740 A JP2003325740 A JP 2003325740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技演出を広範囲に亘って行い、遊技者への
報知効果を十分に確保し得るスロットマシンを提供す
る。 【解決手段】 スロットマシンAは、所定条件が成立し
たとき演出手段30により遊技演出を行うものである。
上記演出手段30は、複数の表示装置31を備え、その
うちの1つの表示装置に表示した特定物33が表示され
なくなるに伴って、この特定物を他の表示装置に表示
し、特定物の連続動作を表現して遊技演出を行う。好ま
しくは、複数の表示装置のうち、少なくとも1つの表示
装置を他の表示装置と種類を異ならせ、その種類の異な
る表示装置間で上記特定物の連続動作を表現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機としてのス
ロットマシンに関し、特に内部抽選によりボーナスフラ
グが成立したときなどに遊技演出を行うものに係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、スロットマシンは、筐体の前扉
などの前面部に始動スイッチ、3つの停止スイッチ及び
リール表示窓などが設けられているとともに、筐体内に
各々外周面に複数の図柄を描いてなる3つのリールが上
記リール表示窓を通して3図柄ずつ見えるように横一列
に配置されており、1回のゲーム毎に遊技者が始動スイ
ッチを操作すると全てのリールが回転し、3つの停止ス
イッチを順次操作して全てのリールが停止したとき所定
の図柄の組み合わせがリール表示窓上に揃うか否かによ
って入賞の有無が決定される。
【0003】近年のコンピュータ制御のスロットマシン
では、この入賞図柄の組み合わせが平均して出現するよ
うにするために、始動スイッチの操作によりリールの回
転を始動させると同時に内部抽選を行い、その抽選に当
選した場合、遊技者によって操作される停止スイッチの
操作タイミングが多少ずれていてもそれが許容範囲内で
あれば当選した役の図柄を出現させるようにリールの停
止位置を制御するいわゆる引き込み制御が行われる。特
に、内部抽選でビッグボーナスなどのボーナスゲームに
当選したときには、ボーナスフラグを立て、遊技者がボ
ーナス図柄をリール表示窓上に揃えるまでゲーム毎に引
き込み制御を繰り返すようになっている。
【0004】そして、この種のスロットマシンにおいて
は、ボーナスフラグが成立してボーナス図柄が出現する
状況にあるとき、その状況を遊技者に分かり易く報知す
るいわゆるフラグ告知が行われており、その中で特に視
覚的に報知するものは、スロットマシンの重要な遊技演
出の一つになっている。この報知手段ないし演出手段と
しては、例えば特開2000−135307号公報に開
示されるように、リールが停止した時にリール表示窓を
通して見えるリールの図柄をリール内側より照らすバッ
クライトなどの発光表示装置が知られている。また、前
扉の上部又は中央操作部などに設けた液晶表示装置等の
画像表示装置の画面上にキャラクターなどの特定物を表
示してなるもの、及び回転板を用いて表示を行う機械式
可動表示装置(特開2001−276310号公報参
照)も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
演出手段では、いずれも遊技演出が1つのリール表示窓
の枠内や画像表示装置の画面内など限られた領域内で行
われるものであるため、遊技者への報知効果を十分に確
保することができないという問題があった。
【0006】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その課題とするところは、複数の表示装置を用い
て遊技演出を広範囲に亘って行い、遊技者への報知効果
を十分に確保し得るスロットマシンを提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、所定条件が成立したとき演
出手段により遊技演出を行うスロットマシンにおいて、
上記演出手段を、複数の表示装置によって構成し、また
そのうちの1つの表示装置に表示した特定物が表示され
なくなるに伴って、この特定物を他の表示装置に表示
し、特定物の連続動作を表現して遊技演出を行うように
構成する。この構成では、表示装置に表示されるキャラ
クターなどの特定物の動作が1つの表示装置内に限定さ
れることなく、連続動作として複数の表示装置に跨って
広範囲に表現されることになり、遊技者にボーナス当選
などの所定条件の成立を確実に知らせることができる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載のス
ロットマシンにおいて、上記複数の表示装置のうち、少
なくとも1つの表示装置を他の表示装置と種類を異なら
せ、その種類の異なる表示装置間で上記特定物の連続動
作を表現する構成とする。この構成では、特定物の連続
動作が、例えば画像表示装置による画像表示から発光表
示装置による発光表示に変換したり、機械式可動表示装
置による可動表示から画像表示装置による画像表示に変
換したりするため、連続動作が変化に富んだものとな
り、遊技者に意外性を与えることができる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項2記載のス
ロットマシンにおいて、複数の表示装置の種類を限定す
るものである。すなわち、上記複数の表示装置を、それ
ぞれ画像表示装置、発光表示装置又は機械式可動表示装
置のいずれかにするものである。
【0010】請求項4〜6に係る発明は、いずれも上記
画像表示装置、発光表示装置又は機械式可動表示装置の
具体的な態様を示すものである。すなわち、請求項4に
係る発明は、機械式可動表示装置を、筐体内に配置し、
かつ筐体の前面部のリール表示窓又はこれに近接して設
けた透視窓を通して遊技者に面するように設ける構成と
する。また、請求項5に係る発明は、画像表示装置によ
って、筐体の前面部の表面パネルを構成する。さらに、
請求項6に係る発明は、発光表示装置を、筐体内に配置
されたリールを内側から照らすバックライトにより構成
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
るスロットマシンAの外観を示す。このスロットマシン
Aの前面部を構成する前扉1は、リール装置20(図2
参照)やメダル払出装置などの装置類を収納する筐体
(図示せず)の前側に開閉可能に取り付けられている。
【0012】上記前扉1の上部には上部ランプ2、上部
パネル3及び左右2つのスピーカ4,4が設けられてい
るとともに、前扉1の中央部には中央パネル5及び中央
操作部6が設けられている。上部パネル3には配当表な
どが印刷されている。中央パネル5は、アクリル板のよ
うな透明な合成樹脂板や強化ガラス板などの裏面にシル
クスクリーン印刷により絵柄や模様などを施してなり、
この中央パネル5には、シルクスクリーン印刷を施さず
透明なままの部分である矩形状のリール表示窓7が形成
されているとともに、このリール表示窓7の左側に5つ
の有効化表示ランプ8a,8b,8c,8d,8eが、
リール表示窓7の下側にクレジット枚数表示器9、役物
当選回数表示器10及び獲得枚数表示器11がそれぞれ
設けられている。中央操作部6上にはメダル投入口1
2、始動スイッチ13、3つの停止スイッチ14,1
4,14及びマックスベットスイッチ15などが設けら
れており、中央操作部6よりも下側の前扉1の下部には
下部パネル16、メダル払出口17及びメダル受け皿1
8が設けられている。
【0013】また、図2に示すように、筐体内には上記
リール表示窓7に対向してリール装置20が配置されて
いる。このリール装置20は、各々ステップモータ21
により独立して回転駆動される3つの回転リール22,
22,22を備え、各回転リール22の外周面にはそれ
ぞれ複数の図柄(図示せず)が円周方向に所定間隔毎に
一列に描かれており、リール停止時には回転リール22
毎に3つずつの図柄がリール表示窓7を通して前方つま
り遊技者側に見えるようになっている。
【0014】上記5つの有効化表示ランプ8a〜8eは
メダル投入口12に投入されたメダルの枚数に応じて点
灯するものであり、投入メダルが1枚のときには中央の
1つの有効化表示ランプ8cのみが点灯しかつその表示
ランプ8cから横に延びる入賞ラインL1が有効化され
る。投入メダルが2枚のときには中央寄りの3つの有効
化表示ランプ8b,8c,8dが点灯しかつこれらの表
示ランプ8b〜8dから横に延びる3本の入賞ラインL
1,L2,L3が有効化され、投入メダルが3枚のとき
には5つの有効化表示ランプ8a〜8e全てが点灯しか
つ横に延びる3本の入賞ラインL1〜L3と斜めに延び
る2本の入賞ラインL4,L5とが有効化される。
【0015】上記始動スイッチ13は3つの回転リール
22,22,22を一斉に又は順次に回転始動させるも
のであり、上記3つの停止ボタン13,13,13はそ
れぞれ対応する回転リール22の回転を個別に停止させ
るものである。そして、上述の如くメダルの投入枚数に
応じて有効化された入賞ラインL1〜L5上に所定の図
柄の組み合わせが揃うとその組み合わせに応じた獲得枚
数が獲得枚数表示器11に表示され、その枚数のメダル
がメダル払出口17からメダル受け皿18に払い出され
るようになっている。
【0016】また、スロットマシンAは複数枚のメダル
を予めメダル投入口12から投入して預けておき、この
預けメダルを消費しつつゲームを行うことができるいわ
ゆるクレジット形式のものであり、クレジット枚数表示
器9には預けメダルの枚数が表示される。そして、始動
スイッチ13の操作に先立ってマックスベットスイッチ
15を押すと3枚のメダルが投入された場合と同様に入
賞ラインL1〜L5が有効化される。
【0017】さらに、スロットマシンAは、所定条件が
成立したときに遊技演出を行うための演出手段30を装
備している。この演出手段30は、前扉1の表面パネル
の一つである下部パネル16を構成する画像表示装置と
しての大型画面の液晶表示装置31と、図2及び図3に
示すように、筐体内でリール装置20と前扉1の中央パ
ネル5との間に配置された機械式可動表示装置32とを
備えている。液晶表示装置31は、通常、下部パネル1
6として装飾模様などを表示し、所定条件が成立したと
き図1に示すような海賊ゲームなどのキャラクター33
を表示するようになっている。
【0018】上記機械式可動表示装置32は、遊技者側
からは見えないリール表示窓7の右下隅角部寄りの位置
で筐体側に取り付けられたモータや減速機などからなる
駆動部35と、この駆動部35の出力軸35aに一端部
が連結された揺動アーム36と、この揺動アーム36の
他端部に取り付けられた表示板37とを有し、駆動部3
5の作動により揺動アーム36がリール表示窓7の下辺
と平行に延びる状態とリール表示窓7の右辺と平行に延
びる状態との間で略90度揺動し、表示板37がリール
表示窓7を通して遊技者側に見えるようになっている。
この表示板37には上記キャラクター33の特定物、例
えば海賊人形38が印刷されている。尚、図3では、リ
ール表示窓7を明確にするためにその周縁の中央パネル
5に斜線を付している。また図3中、39は揺動アーム
36の揺動範囲を規制するストッパである。
【0019】図4はスロットマシンAの制御系のブロッ
ク構成を示す。この図において、40はスロット主制御
基板であって、このスロット主制御基板40は、制御主
体であるCPU41と、データの読み書きなどに用いら
れるRAM42と、プログラム及び固定データなどを格
納するROM43と、ステップモータ制御部44とを備
えている。
【0020】上記ステップモータ制御部44は、CPU
41からの回転制御信号に基づいて、リール装置20の
3つのステップモータ21,21,21の作動を個別に
制御するようになっている。リール装置20の各回転リ
ール22の初期位置は、それぞれリール初期位置検出器
46により検出され、その検出信号は、CPU41に入
力されてステップモータ21の作動制御に供される。
【0021】上記CPU41は、図4には示していない
が、上述した始動スイッチ13、停止スイッチ14及び
マックスベットスイッチ15の操作信号の他、メダル投
入口12へのメダルの投入を検知するメダルセンサなど
からの信号を受ける一方、演出手段30の一構成要素で
ある演出用サブ制御基板50に対し演出制御信号を出力
するようになっている。尚、CPU41は、図示してい
ないが、役物当選回数表示器10や獲得枚数表示器11
などを制御する表示用サブ制御基板及びスピーカ4を制
御する音声用サブ制御基板などに対してもそれぞれ制御
信号を出力するようになっている。
【0022】上記演出用サブ制御基板50は、制御主体
であるCPU51と、データの読み書きなどに用いられ
るRAM52と、プログラム及び固定データなどを格納
するROM53と、液晶表示装置31を制御するLCD
コントローラ54と、このLCDコントローラ54に付
随して設けられた画面情報を記憶するVRAM55及び
ROM56とを備えている。CPU51は、スロット主
制御基板40からの演出制御信号に基づいて、遊技演出
を行うために、LCDコントローラ54に表示信号を出
力するとともに、機械式可動表示装置32の駆動部35
のモータ35bを制御するモータ制御部57にモータ回
転制御信号を出力する。LCDコントローラ54は、C
PU51からの表示信号に基づいて、液晶表示装置31
のLCDドライバ31a,31aに画像表示信号を出力
してLCD画面31b上に所定の画像表示をするように
なっている。
【0023】図5は上記スロット主制御基板40(詳し
くはCPU41)による遊技の制御内容を示すフローチ
ャートであり、以下、このフローチャートに従って制御
内容を説明する。
【0024】図5において、先ず、ステップS1で遊技
開始の操作である始動スイッチ13が操作されるのを待
った後、ステップS2で入賞抽選を行うとともに、ステ
ップS3で報知モード抽選を行う。入賞抽選はビッグボ
ーナス、レギュラーボーナス、小役などの役の当否を決
定するものであり、報知モード抽選は報知の有無及び報
知有りのときの報知モードを決定するものであり、両抽
選は乱数抽選により行われる。
【0025】続いて、ステップS4でビッグボーナス又
はレギュラーボーナスの当選か否かを判定し、その判定
がYESのときには、ステップS5でボーナス当選フラ
グFを1に設定する。また、ステップS6でその他の役
の当選か否かを判定し、その判定がYESのときには、
ステップS7でその他の役の当選フラグを1に設定す
る。ステップS4の判定又はステップS6の判定がNO
のときにはフラグをそのままにして次のステップに移行
する。
【0026】ステップS8では遊技の実行を行う。この
遊技の実行は、図6に示すサブルーチンに従って、先
ず、ステップS21でリール装置20の3つの回転リー
ル22,22,22を回転始動させ、ステップS22で
遊技者により停止スイッチ14の押し操作が行われるの
を待って、ステップS23でその停止スイッチ14に対
応した回転リール22を停止する。しかる後、ステップ
S24で先に行った報知モード抽選の結果は報知有りで
あるか否かを判定し、その判定がYESのときには、ス
テップS25で報知モードに対応して演出手段30の2
種類の演出表示装置つまり液晶表示装置31及び機械式
可動表示装置32を動作させて報知を行い、ステップS
26へ移行する一方、判定がNOのときにはそのままス
テップS26へ移行する。ステップS26ではリール装
置20の3つ全ての回転リール22,22,22が停止
したか否かを判定し、判定がNOのときにはステップS
22に戻る一方、判定がYESのときには、ステップS
27でリール初期位置検出器46の信号に基づいてリー
ル表示窓7の入賞ラインL1〜L5上に入賞図柄が揃っ
ているか否かの入賞判定を行う。
【0027】このような遊技の実行の後、図5に示すフ
ローに戻り、ステップS9でボーナス入賞か否かを判定
する。この判定がYESのときには、ステップS10で
ボーナスフラグFを0に戻した後、ステップS11でボ
ーナスゲーム処理を実行し、ステップS12でその他の
役の当選フラグを0に戻し、リターンする。一方、ステ
ップS9の判定がNOのときには、ステップS13で更
にその他の役入賞か否かを判定し、その判定がYESの
ときにはステップS14でその他の役入賞処理を実行し
た後、ステップS12へ移行するが、判定がNOのとき
にはそのままステップS12へ移行する。
【0028】次に、上記ステップS25で行う報知につ
いて、図7に示す遊技者の遊技操作と演出手段30の2
種類の演出表示装置(液晶表示装置31及び機械式可動
表示装置32)の動作との相関関係を参照しながら説明
する。
【0029】先ず、遊技者がメダル投入又はマックスベ
ットスイッチ15のON操作(押し操作)をした後、始
動スイッチ13のON操作をしてリール装置20の3つ
の回転リール22,22,22を回転させると、図1に示
すように下部パネル16を構成する液晶表示装置31の
LCD画面31b上にキャラクター33として樽、樽の
中から首を出した海賊人形及び樽の周囲に配置した複数
個(図では6個)の剣が出現する。
【0030】続いて、遊技者が第1番目の回転リール2
2を停止させるために停止スイッチ14をON操作する
と上記LCD画面31b上で所定個数、例えば2個の剣
が樽に突き刺さる。また、遊技者が第2番目及び第3番
目の回転リール22,22を順次停止させるために停止
スイッチ14をON操作するとLCD画面31b上では
同様に所定個数の剣が樽に突き刺さる。
【0031】その後、LCD画面31b上で海賊人形が
樽から飛び出して消え、それと略同時に、機械式可動表
示装置32の駆動部35の作動により揺動アーム36が
リール表示窓7の下辺寄りと右辺寄りとの間で揺動し、
表示板37に描かれた海賊人形38がリール表示窓7を
通して遊技者に見えるようになり(図3参照)、これに
より、ボーナス当選の報知が行われる。一方、LCD画
面31b上で海賊人形に変化がなければそれをもってボ
ーナスハズレの報知が行われたことになる。ここで、入
賞抽選(ステップS2)の結果がボーナスゲーム当選で
あるときにボーナス当選の報知を行い、ボーナスゲーム
当選でないときにボーナスハズレの報知を行う場合には
フラグ告知の信頼度は100%となるが、フラグ告知を
用いて遊技性を高めるために、入賞抽選の結果がボーナ
スゲーム当選でないときにもボーナス当選の報知を行う
ことなどによりフラグ告知の信頼度を遊技状況などに応
じて種々変更してもよい。また、ボーナス当選の報知に
際しLCD画面31b上で海賊人形が樽から飛び出して
消えるタイミングとしては、第3番目の停止スイッチ1
4をON操作したときに限らず、第1番目又は第2番目
の停止ボタン14をON操作したときでもよい。
【0032】従って、上記スロットマシンAにおいて
は、入賞抽選の結果を報知するフラグ告知が、海賊人形
の動作として前扉1の下部パネル16を構成する液晶表
示装置31のLCD画面31b上と中央パネル5のリー
ル表示窓7を通して見える機械式可動表示装置32の表
示板37上とに跨って広範囲に変化するため、遊技者に
フラグ告知を確実に知らせる報知効果を高めることがで
きる。しかも、海賊人形の動作は、液晶表示装置31の
LCD画面31b上での画像表示から機械式可動表示装
置32の揺動変化する表示板37上の表示に変化するた
め、遊技者は海賊人形がLCD画面31b上からリール
表示窓7上に飛び出した印象を受けることになり、遊技
者の受ける意外性が大きく、報知効果ないし遊技演出効
果を一層高めることができる。
【0033】尚、上記スロットマシンAにおいて、海賊
人形が液晶表示装置31のLCD画面31b上の中央か
ら機械式可動表示装置32の表示板37の揺動により中
央パネル5の右側に移動するに伴って、左右のスピーカ
4,4の出力を制御して、海賊の叫び声などの効果音が
遊技者に対し右側に移動して聞こえるようにすることが
望ましい。
【0034】(第2の実施形態)図8は本発明の第2の
実施形態に係るスロットマシンBの外観を示す。このス
ロットマシンBは、第1の実施形態に係るスロットマシ
ンAと基本的には同じで、遊技演出を行うための演出手
段60の構成が異なるだけである。尚、スロットマシン
Bの構成でスロットマシンAと同じものについては同一
符号を付してその説明は省略する。
【0035】上記演出手段60は、前扉1の下部パネル
16を構成する画像表示装置としての大型画面の液晶表
示装置61と、筐体内に配置されかつ中央パネル5のリ
ール表示窓7の左側に近接して設けた縦長矩形状の透視
窓62を通して一部が遊技者側に見える機械式可動表示
装置63と、前扉1の上部パネル3を構成する画像表示
装置としての液晶表示装置64とを備えている。液晶表
示装置61は、通常、下部パネル16として装飾模様な
どを表示し、所定条件が成立したとき図8に示すような
ロケット66を表示するようになっている。液晶表示装
置64は、通常、上部パネル3として配当表などを表示
し、所定条件が成立したとき、図8に示すような人工衛
星67と月68とを表示するようになっている。
【0036】また、上記機械式可動表示装置63は、図
9に示すように、中央パネル5の透視窓62に対応して
配置された演出リール71と、この演出リール71をそ
の中心軸71a廻りに回転駆動する駆動部(図示せず)
と、演出リール71の外周面上の中心軸71aを挟む2
箇所にそれぞれ取り付けられた大小2つの模型ロケット
72,73とを備えている。この可動表示装置63の表
示態様は、大小2つの模型ロケット72,73のいずれ
もが透視窓62を通して前方に見えず、演出リール71
の外周面のみが透視窓62を通して見える位置に演出リ
ール71を停止させる停止モードと、2つの模型ロケッ
ト72,73の少なくとも一方が透視窓62の下側から
上側に移動して見えるように演出リール71を回転させ
る作動モードの2種類である。
【0037】そして、上記演出手段60の3つの表示装
置(液晶表示装置61,64と機械式可動表示装置6
3)による遊技演出は、スロットマシンBの内部抽選の
一つである報知モード抽選(図5のステップS3)で報
知有りに決定したとき、3つの回転リール22,22,
22の始動に伴って行われる。この遊技演出の内容を、
図10などを参照しながら以下に説明する。
【0038】先ず、遊技者がメダル投入又はマックスベ
ットスイッチ15のON操作をした後、始動スイッチ1
3のON操作をして3つの回転リール22,22,22を
回転させると、第1の表示装置としての液晶表示装置6
1のLCD画面61b上に図8に示すようなロケット6
6が出現する。この時、第2の表示装置としての機械式
可動表示装置63の表示態様は、大小2つの模型ロケッ
ト72,73のいずれもが透視窓62を通して前方に見
えず、演出リール71の外周面のみが透視窓62を通し
て見える位置に演出リール71を停止させる停止モード
にある。また、第3の表示装置としての液晶表示装置6
4は、通常のまま配当表などを表示し、あるいは人工衛
星67を表示せずに月68のみを表示する。
【0039】続いて、遊技者が第1番目の回転リール2
2を停止させるために停止スイッチ14をON操作する
と上記液晶表示装置61のLCD画面61b上でロケッ
ト66が発射されて消える。次に、遊技者が第2番目の
回転リール22を停止させるために停止スイッチ14を
ON操作したとき、入賞抽選(図5のステップS2)で
ボーナスゲームに当選していれば第2の表示装置として
の機械式可動表示装置63の表示態様が変化し、図8に
示すように模型ロケット72又は73が透視窓62の下
側から上側に移動して見える。この模型ロケット72,
73の出現により、本実施形態の場合ボーナス当選が確
定する。一方、入賞抽選でボーナスゲームに当選してい
なければ第2の表示装置としての機械式可動表示装置6
3の表示態様に変化はなく、第1の表示装置としての液
晶表示装置61のLCD画面61b上にロケット66が
戻る。このロケット66の出現により、本実施形態の場
合ボーナスハズレが確定する。
【0040】ボーナス当選が確定した後、遊技者が第3
番目の回転リール22を停止させるために停止スイッチ
14をON操作すると第3の表示装置としての液晶表示
装置64のLCD画面64b上に月68と人工衛星67
とが出現する。そして、人工衛星67が月68に到達す
ればビーグボーナス当選が確定する一方、人工衛星67
が月68に到達しなければレギャラーボーナス当選が確
定する。
【0041】従って、上記スロットマシンBにおいて
は、入賞抽選の結果を報知するフラグ告知が、月到達人
工衛星打ち上げ用ロケット66の一連動作として前扉1
の下部パネル16を構成する液晶表示装置61のLCD
画面61b上と中央パネル5の透視窓62を通して見え
る機械式可動表示装置63と前扉1の上部パネル3を構
成する液晶表示装置64のLCD画面64b上とに跨っ
て広範囲に変化するため、遊技者にフラグ告知を確実に
知らせる報知効果を高めることができる。しかも、ロケ
ット66の一連動作は、液晶表示装置61のLCD画面
61b上での画像表示から機械式可動表示装置63の模
型ロケット72,73の可動表示に変化したり、機械式
可動表示装置63の模型ロケット72,73の可動表示
から液晶表示装置64のLCD画面64b上での画面表
示に変化したりするため、遊技者に意外性を与えること
になり、報知効果ないし遊技演出効果を一層高めること
ができる。
【0042】尚、本発明は上記第1及び第2の実施形態
に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包
含するものである。例えば上記各実施形態では、演出手
段30,60を構成する表示装置として、いずれも画像
表示装置の一種である液晶表示装置31,61,64と
機械式可動表示装置32,63とを用いたが、本発明
は、これ以外の表示装置を用いて構成してもよい。例え
ば、液晶表示装置の代わりにCRT表示装置、プラズマ
表示装置、エレクトロルミネセンス表示装置などの他の
画像表示装置を用いてもよい。
【0043】また、前扉1の下部パネル16を画像表示
装置で構成し、あるいは前扉1の中央操作部6上に画像
表示装置を設け、リール装置20の回転リール22内側
に発光表示装置としてのバックライトを配置する。そし
て、画面表示装置の画面上に例えば打ち上げ花火が打ち
上げられる情景を画像表示した後、リール表示窓7を通
して見える回転リール22にバックライトの点滅により
花火が開くような情景を表示する演出を行ってもよい。
【0044】さらに、上記各実施形態では、いずれも内
部抽選でボーナスゲームに当選したとき遊技演出を行う
場合について述べたが、本発明は、内部抽選でボーナス
ゲーム以外の役に当選したときに遊技演出を行う場合、
あるいはボーナスゲーム中に遊技演出を行う場合などに
も同様に適用することができるのは勿論である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明のスロットマシン
によれば、キャラクターなどの特定物の動作が1つの表
示装置内に限定されることなく、連続動作として複数の
表示装置に跨って広範囲に表現されるため、遊技者にボ
ーナス当選などの所定条件の成立を確実に知らせること
ができ、報知効果を高めることができる。
【0046】特に、請求項2に係る発明では、特定物の
連続動作が種類の異なる表示装置間で行われ変化に富ん
だものになるため、遊技者に意外性を与えることがで
き、報知効果を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスロットマシン
の外観を示す正面図である。
【図2】上記スロットマシンのリール装置及び演出手段
の機械式可動表示装置の構成を示す概略構成図である。
【図3】上記機械式可動表示装置のスロットマシン正面
側から見た構成図である。
【図4】スロットマシンの制御系のブロック構成図であ
る。
【図5】スロットマシンの遊技の制御内容を示すフロー
チャート図である。
【図6】遊技実行のサブルーチンを示すフローチャート
図である。
【図7】遊技者の遊技操作と演出手段の各表示装置の動
作との相関関係を示す図である。
【図8】第2の実施形態を示す図1相当図である。
【図9】図8のX−X線における断面図である。
【図10】図7相当図である。
【符号の説明】
A,B スロットマシン 1 前扉(筐体の前面部) 3 上部パネル 5 中央パネル 7 リール表示窓 16 下部パネル 30,60 演出手段 31,61,64 液晶表示装置(画像表示装置) 32,63 機械式可動表示装置 33 キャラクター 38 海賊人形 62 透視窓
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A63F 5/04 A63F 5/04 516F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件が成立したとき演出手段により
    遊技演出を行うスロットマシンであって、 上記演出手段は、複数の表示装置を備え、そのうちの1
    つの表示装置に表示した特定物が表示されなくなるに伴
    って、この特定物を他の表示装置に表示し、特定物の連
    続動作を表現して遊技演出を行うように構成されている
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 上記複数の表示装置のうち、少なくとも
    1つの表示装置は他の表示装置と種類が異なり、その種
    類の異なる表示装置間で上記特定物の連続動作を表現す
    るものである請求項1記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 上記複数の表示装置は、それぞれ画像表
    示装置、発光表示装置又は機械式可動表示装置のいずれ
    かである請求項2記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 上記機械式可動表示装置は、筐体内に配
    置され、かつ筐体の前面部のリール表示窓又はこれに近
    接して設けた透視窓を通して遊技者に面するように設け
    られている請求項2又は3記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 上記画像表示装置は、筐体の前面部の表
    面パネルを構成するようになっている請求項2〜4のい
    ずれか一つに記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 上記発光表示装置は、筐体内に配置され
    たリールを内側から照らすバックライトである請求項2
    〜5のいずれか一つに記載のスロットマシン。
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