JPH10118192A - ガイドワイヤー挿入具 - Google Patents

ガイドワイヤー挿入具

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JPH10118192A
JPH10118192A JP8273213A JP27321396A JPH10118192A JP H10118192 A JPH10118192 A JP H10118192A JP 8273213 A JP8273213 A JP 8273213A JP 27321396 A JP27321396 A JP 27321396A JP H10118192 A JPH10118192 A JP H10118192A
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JP
Japan
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guide wire
tip
guide
puncture needle
needle
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JP8273213A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Abe
一博 阿部
Susumu Miyasaka
進 宮坂
Eisuke Makino
英介 牧野
Nobuatsu Kanie
信篤 蟹江
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Nippon Covidien Ltd
Original Assignee
Nippon Covidien Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドワイヤーを容易かつ円滑に挿入できる
操作性及び安全性の高いガイドワイヤー挿入具を提供す
る。 【解決手段】 一端側に注射筒3が嵌合され他端側が金
属製穿刺針18と嵌着可能な接続部を有する筒状体と、
筒状体の側面の開口部に斜設されたサイドポート4と、
サイドポートの先端部に装着された気液密な止血弁5
と、筒状体の軸方向先端部にガイドワイヤー類が挿通さ
れる貫通穴とからなる筒状体が構成する取付部1b及び
止血弁に着脱可能に挿着されるスライダーチップを有
し、開口部近傍からガイドワイヤーをスライダーチップ
を介して接続部へ導入するガイド16を装着後の接続部
に穿刺針を嵌着した状態でガイドの先端を接続部より突
出させ、穿刺針ハブ13の内腔の奥まった部分とガイド
の先端とが接触もしくはこれに近い状態で装着されてい
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガイドワイヤー挿入
具に関し、さらに詳しくは、人体等の血管内にガイドワ
イヤー等の細長棒状物を挿入する際に用いる注射針等を
備えたガイドワイヤー挿入具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のガイドワイヤー挿入具の従来技
術として、文献1:実願平3−114251号公報及び
本出願人と同一出願人の発明による文献2:特開平7−
303704号公報に開示されたものがある。なお、文
献2は、同文献中に説明されているように文献1の考案
の改良発明を提示したものとなっているので、ここでは
主として文献2及び関連する2つの比較例(文献1の内
容を含む)の構造について、簡単に説明する。
【0003】図7は文献2に記載されたガイドワイヤー
挿入具の模式断面図である。図において、1は取付部、
2は針部、3は注射筒、4は筒状のサイドポート、5は
サイドポート4の入り口に取り付けられた止血弁であ
り、16は注射針Aのサイドポート4の止血弁5が設け
られた端部の内側近傍から針部2が取り付けられている
取付部1の先端付近まで延設したガイドワイヤー(後
述)等の細長棒状物を針部2に導くチューブ状のガイド
(インナーチューブとも言う)である。
【0004】最近では、図7の従来例の特に取付部1の
部分を改善して、取付部1と針部2とをテーパージョイ
ントで着脱自在に分離したものが使用されている。この
例を図8の比較例1及び図9の比較例2として示した。
この場合、図8の比較例1は文献1の構成に近く、取付
部1bと金属製穿刺針18とが分離可能で、図9の比較
例2は文献2の構成に近いもので同様に取付部1bと金
属製穿刺針18とが分離可能となっている。つまり、い
ずれもテーパージョイントBを介して取付部1bと針1
2を有する針ハブ13とを分離可能に結合させたものと
なっている。また、図10は図8の比較例1にガイドワ
イヤー6を挿入した場合、図11は図9の比較例2にガ
イドワイヤー6を挿入した場合を示している。
【0005】そして、文献2の発明は、次の(a)〜
(c)に示すような文献1の考案の持つ問題点を解決す
るためになされたもので、一応の成果を挙げたものとな
っている。すなわち、 (a)J型のガイドワイヤー6を挿入しようとする際、
J端が内部の空間6a(図10)や空間6c(図11)
でとぐろを巻いてしまい、それ以上の挿入ができない。 (b)止血弁5の抵抗によって、血管(図示せず)内で
の微妙なガイドワイヤー6の感触が判然としない。 (c)可撓性を有するガイドワイヤー6が、円滑に止血
弁5を通過できず血管に到達しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来のガイドワイヤー挿入具特に文献1に示され
るものについて言えば、下記〜のような問題点があ
る。 べベルの向きを任意に変えることができない。…実
際の製品では、図7の取り付け部とサイドポートを平面
上に置いたとき、垂直方向にべベルの向きを設定してい
る。一般に、臨床では、皮膚の面に対しべベルを上向き
にして穿刺する。殆どの症例に対し、製品のべベルの設
定において問題はないが、通常と異なる角度で穿刺した
い時や、医師が左利きの場合などでは、べベルの向きを
任意に変えたいという要望が生じてきている。 穿刺の繰り返しにより、針先の切れが悪くなる。…
針の外径を極力細くするコンセプトのため、針は通常用
いるものより肉薄に作ってあるため、穿刺針耐久性が問
題となり易い。また、一般に穿刺を繰り返すのは、血管
の確保が難しい症例であり、このような時に切れの悪く
なった針で穿刺を繰り返すのは、益々もって血管確保を
難しくすることに他ならず、いたずらに患者の血管を傷
つけ侵襲を深めることになる。
【0007】 穿刺を繰り返すと逆流した血液が針の
内腔で凝固してしまうことがある。…製品の特徴から、
細い針を使用しているので、内腔の血液凝固が問題とな
りやすくなる。 針の長さを任意に変えることができない。…本製品
を広く普及させるためには、例えば成人の内頸静脈穿刺
においては、32mm程度の針長が理想的であり、鎖骨
下静脈穿刺においては、65mm程度の長さが望ましい
し、小児を対象とした時にはまた異なった理想的針長が
存在するように、針長を一律に設定することはできない
ため、任意に針の長さを変えられることが要望されてい
る。
【0008】すなわち、上述のように、医療器具の接続
部位に汎用性を持たせるために、広くルアー接続(テー
パージョイント)という方法が採られているが、このよ
うにガイドワイヤー挿入具の取付部が分離可能になった
ことで、前述の〜のような4つの問題点が解決され
たのである。すなわち、前記の各丸数字に対応して書け
ば、「べベルの向きを任意に変えられる。穿刺を繰
り返し針先の切れが悪くなったら金属製穿刺針を交換す
ればよい。逆流した血液が針の内腔で凝固してしまっ
た場合も金属製穿刺針を交換すればよい。任意の長さ
の金属製穿刺針を容易に装着できる。」ようになったの
である。
【0009】しかしながら、比較例1(図8)及び比較
例2(図9)は、元来文献2の発明によるガイドワイヤ
ー挿入具が有していた優れた特徴の1つであるところの
機能の1つを分離可能とならしめる過程で失ってしまっ
ている。すなわち、図10及び図11で示したように、
ガイドワイヤー挿入具の内部に空間6aや6bが存在す
るために、ガイドワイヤーのJ型先端が針の先端方向に
正しく導けない、もしくは内部で引っかかってしまうと
いう問題が発生した。つまり、文献2の発明は、元々J
型の先端を正しく針の先端方向へ導くことを目的の1つ
としているのにも拘わらず、上述の2つの比較例ではこ
の目的が達成されない。
【0010】つまるところ、ガイドワイヤーは主に血管
内にカテーテル等を留置する手技の中で、カテーテルを
目的とする位置に誘導するガイドの役目をになうもので
あるから、ガイドワイヤー自体の先端が目的とする血管
内の位置に送り込まれなくてはならない。血管には無数
の分岐があり、ガイドワイヤーが送り込まれる経路の途
中の分岐部で選択的に目的の血管にガイドワイヤーを送
り込むためには、ガイドワイヤーの先端はJ型の形状を
していることが好都合である。
【0011】また、ガイドワイヤーの先端が誤って血管
壁を貫通すると重大な合併症となるので、この安全性の
点からもJ型の先端形状は望ましい。このような訳で今
日では、ガイドワイヤーの先端はJ型形状が一般的であ
り、J型の先端を有するガイドワイヤーをスムーズに挿
入できないガイドワイヤー挿入具ではその適用が著しく
限定されてしまい、広く普及することができないように
なっている。
【0012】本発明は前述の(a)〜(c)に示すよう
な文献1の考案の持つ問題点を解決した文献2の発明の
特徴をそのまま生かしながら、さらに、文献2の発明に
残された問題点として指摘されていた上述の〜の問
題点を解決することのできるガイドワイヤー挿入具を提
供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガイドワイ
ヤー挿入具は、一端側に注射筒が嵌合され他端側が穿刺
針と嵌着可能な接続部を有する筒状体と、筒状体の側面
の開口部に斜設された筒状のサイドポートと、サイドポ
ートの先端部に装着された気液密な弁体と、筒状体の軸
方向先端部にガイドワイヤー類の細長棒状物が挿通され
る貫通穴とからなる筒状体が構成する取付部及び弁体に
着脱可能に挿着されるスライダーチップを有し、開口部
近傍から細長棒状物をスライダーチップを介して接続部
へ導入するガイドとして使用するインナーチューブを装
着後接続部に穿刺針を嵌着した状態では、ガイドの先端
を接続部より突出させ、穿刺針ハブの内腔の奥まった部
分の壁とガイドの先端とが接触もしくはこれに近い状態
で装着されているものである。
【0014】ここで、インナーチューブの先端部内径は
使用するガイドワイヤーの外径の1〜5倍に設定し、か
つ、インナーチューブの長さを選択しガイドの先端と穿
刺針ハブの内腔の奥まった部分の壁との距離を0〜5m
m望ましくは0〜1mmとなるように設定するのがよ
い。
【0015】また、インナーチューブを柔らかい材料例
えばポリプロピレン,ポリウレタン等で構成し、接続部
に穿刺針を嵌着した状態で、インナーチューブの先端が
穿刺針ハブの内腔の奥まった部分の壁に突き当たり、イ
ンナーチューブ自身が少しく撓む程度にその長さを設定
するのが好適である。そして、嵌着可能な接続部は、取
付部側がオスルアーテーパー形状、穿刺針側がメスルア
ーテーパー形状であることが好ましい。
【0016】本発明においては、ガイドワイヤー挿入具
が接続部によって分離可能な構造でありながら、ガイド
ワイヤーのJ型の先端が真っ直ぐに強制されるようイン
ナーチューブの内径特に先端の内径を充分狭くしてあ
り、ガイドワイヤー挿入具内部の空間でガイドワイヤー
の先端がとぐろを巻いたり、引っかかったりしないよう
インナーチューブ先端と相手側のハブの奥まった部分と
の距離を充分近づけてあるので、 (1)スライダーチップによって弁体の抵抗が遮断さ
れ、血管内での微妙なガイドワイヤーの感触が判り、正
確かつスムースなガイドワイヤーの挿入操作が実現でき
る。 (2)スライダーチップを所定の位置に確実に挿入でき
る。 (3)容易に細長棒状物の挿入が行える。 (4)スライダーチップ及び細長棒状物の挿入を確実に
する。 (5)ガイドワイヤーの挿入操作を一層容易とし、操作
性の高いガイドワイヤー挿入具が得られる。という文献
2発明の作用はそのままに、ガイドワイヤー挿入具が分
離できるという特徴を生かし、下記(イ)〜(ニ)のよ
うな作用の拡張が実現する。
【0017】すなわち、臨床での使用時に、次のような
効果的作用が得られる。 (イ)べベルの向きを任意に変えられるため、左利きの
医師が使用する際や通常と異なる角度・方向で穿刺した
い時にも使用できる。 (ロ)穿刺を繰り返し針先の切れが悪くなったら金属製
穿刺針を交換できるので、機械的強度や工作技術の許す
範囲内で限界まで金属穿刺針を薄肉にできることから、
さらに侵襲の少ないガイドワイヤー挿入具が得られる。
また、一般に針先を鋭利に研げば切れは良くなる反面、
耐久性が落ちるのであるが、本発明によれば、耐久性は
重要ではなくなり、針先はより鋭利にできる。従って、
いわゆる刺したとき痛くない針のついたガイドワイヤー
挿入具が得られる。
【0018】(ハ)逆流した血液が針の内腔で凝固して
しまった際も金属製穿刺針を交換することができるか
ら、内腔での血液凝固を考慮に入れなくてもガイドワイ
ヤーの挿通に支障のない範囲で内腔径をより小さくする
ことができる。従って、この点からも針の外径を細くす
ることができ、侵襲の少ないガイドワイヤー挿入具が得
られる。 (ニ)任意の長さの金属製穿刺針を装着できる。あるい
は、医師が現場で任意の長さの金属製穿刺針を選択でき
る。
【0019】また、ルアー接続部のオスルアー及びメス
ルアーの形状は、薬事法により定められた医療用具の基
準の中の 1.ディスポーザブル注射針基準(メスルアーを規格) 2.ディスポーザブル注射筒基準(オスルアーを規格) に規格されてはいるが、厳密には公差が存在し、常に同
じ勘合具合となるとは限らない。
【0020】しかしながら、本発明では、例えば図5に
示すように、インナーチューブを柔らかい材料で構成
し、その撓みによってルアー接続部に生ずる公差やばら
つきを吸収することができるため、公差やばらつきによ
ってガイドワイヤー通過経路のガイドワイヤーのJ型先
端の引っかかりや挿入不可となる原因となっている不要
な空間が生ずることを防止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]図1は本発明によるガイドワイヤ
ー挿入具の第1の実施の形態を示す要部模式断面図であ
り、図2は図1に示したガイドワイヤー挿入具の分離状
態を示す模式断面図である。また、図6はガイドワイヤ
ー挿入補助具の外観図で、図中のスライダーチップ17
を図1のガイドワイヤー挿入具と等縮尺で示した断面図
は図7の下側図に示している。
【0022】図において、16はガイドワイヤー等の細
長棒状物を取り付け部1bのルアー接続部1cへ導くガ
イド(インナーチューブ)で、ガイドワイヤー挿入具の
取付部1bのオスルアー接続部より針先端側へ飛び出し
ており、インナーチューブ先端16bの内径は、先端が
J型のガイドワイヤーのJ形状を真っ直ぐにさせるべく
使用するガイドワイヤーの外形の2〜3倍に設定されて
いる。
【0023】そして、図1に示すように、取付部1bと
金属製穿刺針18をルアー接続部1cで組み立てた場合
に、インナーチューブ先端16bが相手側のハブの奥ま
った部分13dに接触するか、もしくはインナーチュー
ブ先端16bと相手側のハブの奥まった部分13dとの
距離が0〜1mmの距離となるようにインナーチューブ
の長さを設定した。インナーチューブ先端16b付近の
外径D2は、取付部1bのルアー接続部1cの内径D1
よりも小さく、D1>D2に形成されていて、針12の
先端から逆流した血液がその隙間を通って注射筒3側へ
流れるように構成されている。
【0024】17(図7参照)は円錐状に形成され、軸
方向の中心部にガイドワイヤー6等の細長棒状物が挿通
される貫通穴17aが設けられたスライダーチップであ
る。例えば、J型ガイドワイヤー6を貫通穴17aに挿
入することによってその曲がった先端J型部を真っ直ぐ
に伸ばすと共に、スライダーチップ17の縮径された先
端部側を止血弁5に挿入して装着することにより、止血
弁5にガイドワイヤー6等が通過する挿通路を確保し、
止血弁5とガイドワイヤー6との間に本来生ずるであろ
うはずの摩擦抵抗を遮断できるようになっている。
【0025】スライダーチップ17の貫通穴17aの縮
径された先端部付近の内径は、使用するガイドワイヤー
6の外径より大きく1〜2倍の範囲にあるのが、ガイド
ワイヤーの曲がった先端J型部を真っ直ぐに伸ばす目的
からいって望ましい。また、スライダーチップ17は、
図6に示すようにガイドワイヤー挿入具10のガイドワ
イヤー支持部であるスライダー15の先端に着脱可能に
なっている。スライダーチップ17は、ポリプロピレ
ン、ポリカーボネート等のプラスチックからなるものが
よく、使用上からは透明性を備えていることが望まし
い。また、止血弁5はシリコーンゴム等の柔軟な材料か
ら選択される。
【0026】上述のように構成したガイドワイヤー挿入
具を用いて血管内にJ型ガイドワイヤーを挿入する場
合、まず、注射筒3の先端取り付け部3aに注射針Aの
取付部1bを嵌合した状態で、注射筒3のプランジャー
(図示しない)を引いて陰圧をかけながら、針部12を
体内に挿入し、針部12の先端が血管内に位置したこと
を取り付け部1bもしくは注射筒3の内部に血液が逆流
してくることを確認する。この時、穿刺針18と取付部
1bはメスルアー13cとオスルアー1cで嵌合してお
り、血液が漏れたり、陰圧をかけたときに外部の空気を
吸い込んだりすることはない。また、止血弁5の作用に
よってサイドポート4から血液が漏れたり、陰圧をかけ
たときに外部の空気を吸い込んだりすることもない。こ
こで、注射筒3は一般に使用されているものでよく、穿
刺針のハブ13は、ポリプロピレン、ポリカーボネート
等のプラスチックからなるものが望ましいが、機能上差
し支えなければその材料を限定するものではない。
【0027】上述の動作中、例えば諸般の事情で当初目
的としていた血管の確保に失敗し、予定より深い部分の
血管への穿刺を余儀なくされた場合には、より長い穿刺
針に交換できる。また、小児やショック状態の患者等で
血管の確保が難しく、穿刺を繰り返し針先の切れが悪く
なったり、針の内腔に血液が凝固してしまった場合も、
穿刺針を交換できる。交換したいずれの穿刺針でも飛び
出したインナーチューブ16の作用によりガイドワイヤ
ーの挿通がスムースに実施できる。
【0028】これを確認した後、ガイドワイヤー挿入補
助具10に装着されたスライダーチップ17のみを止血
弁5に挿入装着し、ガイドワイヤー6が通過する挿通路
を確保する。ついで、ガイドワイヤー6をスライダーチ
ップ17を介してサイドポート4内に挿入し、インナー
チューブ16を通りさらに穿刺針18を通り血管内に挿
入する。この時、インナーチューブ先端16bと穿刺針
ハブ13の奥まった部分13dの距離が適正に保持され
ている作用でガイドワイヤーが内部で引っかかったり挿
通不能となることがない。そして挿入が終了すると、注
射筒3及びスライダーチップ17を結合された注射針A
に取り付けた状態のまま注射針Aを体内から引き抜くよ
うになっている。
【0029】[第2の実施の形態]図3は本発明による
ガイドワイヤー挿入具の第2の実施の形態を示す模式断
面図である。また、図4は図3のガイドワイヤー挿入具
で使用するプラスチック製外套針を備えた留置針を示す
要部断面図である。なお、図4の(a)は、金属製内針
を抜いてプラスチック製外套針のみを残した状態を示
し、図4の(b)は、プラスチック製外套針の組立状態
を示す模式断面図である。第2の実施の形態のプラスチ
ック製外套針を備えた留置針19は、第1の実施の形態
の図1の針12を有する金属製穿刺針18の代わりに、
プラスチック製外套針7を有するプラスチック製外套針
ハブ8を装着した場合に相当するものとなっている。
【0030】本実施の形態のガイドワイヤー挿入具を用
いてJ型先端形状のガイドワイヤーを血管内に留置する
場合は、まず、図4の(b)のようにプラスチック製外
套針を備えた留置針19を組み立てた状態で目的とする
血管を目指して穿刺を行い、金属製内針11の後端から
血液が逆流することを見て、金属製内針11の先端が血
管内に位置したことを確認する。次いで、プラスチック
製外套針7を押し進めながら金属製内針11を抜き、図
4の(a)の状態として血管(図示せず)内に留置す
る。
【0031】この時、プラスチック製外套針7の先端は
血管内に位置し、プラスチック製外套針ハブ8に血液の
逆流が確認される。ここまでの操作の中で、血管確保に
手間取り金属製内針11の切れが悪くなったり、プラス
チック製外套針7の先端がめくれてしまったりした場
合、別のプラスチック製外套針を備えた留置針でやり直
せばよい。プラスチック製外套針を備えた留置針は、一
般のプラスチック製外套針を備えた静脈留置針又は末梢
用静脈カテーテル等医師が使い慣れたものを使っても良
い。
【0032】その後図3に示すように、プラスチック製
外套針ハブ8のメスルアー部8cと取り付け部bのオス
ルアー部1cとを嵌合させ、再度プランジャー(図示せ
ず)を引いて血液の逆流プラスチック製外套針の先端が
血管内に位置することを確認する。この後、スライダー
チップのついたガイドワイヤー挿入補助具(図6参照)
を用いてガイドワイヤーを体内に挿入する操作は、前記
の第1の実施の形態の場合と同様である。本実施の形態
の場合も、プラスチック製外套針ハブ8の奥まった部分
8dとインナーチューブ先端16bの距離が適正なた
め、ガイドワイヤーがプラスチック製外套針や取付部1
bの内部で引っかかったり挿通不能となることはない。
【0033】プラスチック製外套針を備えた留置針を用
いる本実施の形態のようなガイドワイヤーの挿入方法
は、じっとしていることができない小児や、血管が細く
僅かなぶれで針先が血管から外れてしまうような症例に
は、プラスチック製外套針を血管内に奥深く挿入できる
ので、好適である。その他、点滴や血液採取等、他の目
的で既にプラスチック製外套針が血管内に留置されてい
る場合に、直ちにガイドワイヤー挿入具の取り付け部を
ルアー接続してガイドワイヤーが挿入できるので便利で
ある。
【0034】以上のように第1及び第2の実施の形態に
よれば、特に前記文献2の従来発明が残した課題を解決
することによって、以下に述べるような優れた改良が得
られる。本発明の構成においては、文献2の発明のガイ
ドワイヤー挿入具を分離可能な形状としながら、図2に
示したようなガイドワイヤーの走行を強制するガイド1
6の先端が、インナーチューブ先端16bのオスルアー
接続部より針先端側へ飛び出しており(突出してお
り)、インナーチューブ先端16bの内径は、先端がJ
型のガイドワイヤーのJ形状を真っ直ぐに強制させるよ
うに使用するガイドワイヤーの外径の1〜5倍、望まし
くは1〜2倍に設定されている。
【0035】そして図1に見られるように、取付部1b
と金属製穿刺針18を組み立てた際に、インナーチュー
ブ先端16bが相手側のハブの奥まった部分13dに接
触、もしくは相手側のハブの奥まった部分13dとの距
離が0〜5mm望ましくは0〜1mmの距離となるよう
インナーチューブ(ガイド)の長さを設定したことが特
徴となっている。
【0036】あるいは、図5に示したように、インナー
チューブ(ガイド16)を柔らかい材料例えばポリプロ
ピレン、ポリウレタン等で構成し、取付部1bと金属製
穿刺針18を組み立てた際に、インナーチューブ先端1
6bが相手側のハブの奥まった部分13dに突き当た
り、インナーチューブ自身がいくらか撓むようにインナ
ーチューブの長さを設定しても良い。この場合には、イ
ンナーチューブの撓みを利用して、取付部1bと金属製
穿刺針18のルアー接続部に生ずる公差やばらつきを吸
収させ得るという効果も付加される。
【0037】いずれにせよ、ガイドワイヤーのJ型の先
端が真っ直ぐに強制されるようにインナーチューブの先
端の内径を充分狭くし、ガイドワイヤー挿入具内部の空
間でガイドワイヤーの先端がとぐろを巻いたり、引っか
かったりしないようにインナーチューブ先端と相手側の
ハブの奥まった部分とのきょりを充分に近づけることに
より、より短時間でのガイドワイヤーの挿入を実現し
患者への侵襲を低減できる効果が得られるのである。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、本発明の
構成になるガイドワイヤー挿入具は、 (イ)スライダーチップによって弁体の抵抗が遮断さ
れ、スムーズなガイドワイヤーの挿入操作が実現できる
ので、血管内での微妙な感触が医師の指先に伝わり、ガ
イドワイヤーの迷走や血管壁貫通等の合併症を低減でき
るし、また、分岐を越えてガイドワイヤーを送り込むに
際し、より短時間での挿入を実現し、患者への侵襲を低
減できる。 (ロ)スライダーチップを所定の位置に確実に挿入でき
るので、医師は針先に注意を集中でき、一度確保した血
管から針先が外れてしまいやり直しを余儀なくされた
り、血管から針先が外れていることに気がつかず、無理
にガイドワイヤーを送り込むことによる血管内壁の剥離
などといった重篤な合併症を招いたり、ガイドワイヤー
の血管外への迷走によるガイドワイヤーのキンクをおこ
すことがなくなる。
【0039】(ハ)スライダーチップの作用により、容
易に細長棒状物の挿入を行うことができる。 (ニ)インナーチューブの作用によりスライダーチップ
及び細長棒状物の挿入を確実にする。例えば広く使用さ
れている先端J型ガイドワイヤーの挿入に際してもJ型
の先端がガイドワイヤー挿入具の内部で引っかかり、ガ
イドワイヤーの最も重要な先端が損傷したり、J型の先
端がガイドワイヤー挿入具の内部でとぐろを巻いて挿入
不可となったりすることがない (ホ)ガイドワイヤーの挿入操作を一層容易とし、操作
性の高いガイドワイヤー挿入具が得られる。というよう
な上記(イ)〜(ホ)で述べた文献2の発明が達成した
機能はそのままに保持しながら、ガイドワイヤー挿入具
が分離できるという特徴を生かし、以下(ヘ)〜(リ)
で述べるような機能・効果の拡張が実現する。
【0040】すなわち、本発明によるガイドワイヤー挿
入具を臨床で使用する場合、下記のような優れた効果が
得られる。 (ヘ)べベルの向きを任意に変えられるので、例えば左
利きの医師が使用する場合や、通常と異なる角度・方向
で穿刺したい場合にも使用できる。従って、安全・確実
なガイドワイヤー挿入具のさらなる普及が可能となる。 (ト)穿刺を繰り返し針先の切れが悪くなったら金属製
穿刺針と交換できるので、機械的強度や工作技術の許す
範囲内で限界まで金属穿刺針を肉薄にできるから、さら
に侵襲の少ないガイドワイヤー挿入具が提供できる。ま
た、一般に針先を鋭利に研げば切れは良くなる反面、耐
久性が落ちるのであるが、本発明の場合耐久性は重要で
はなくなり、針先は鋭利にすることができる。従ってい
わゆる刺したとき痛くない針を持ったガイドワイヤー挿
入具を提供できる。
【0041】(チ)逆流した血液が針の内腔で凝固して
しまった場合も金属製穿刺針を交換することができるの
で、内腔での血液凝固を考慮することなく、ガイドワイ
ヤーの挿通に支障のない範囲で内腔径をより小さくする
ことができる。従って、この点からも針の外径を細くで
き、侵襲の少ないガイドワイヤー挿入具を定期要でき
る。 (リ)任意の長さの穿刺針を装着できる、あるいは、医
師が臨床現場でその長さのものを選択すれば、金属穿刺
針のみを交換できる。
【0042】いま少し具体的に上記発明の効果について
付言すれば、例えば、文献2の発明によるガイドワイヤ
ー挿入具を用いて内頸静脈穿刺を試みた場合に、何らか
の理由で鎖骨下静脈に穿刺位置を変更せざるを得なかっ
たり、針の切れが悪くなったり、逆流した血液で針の内
腔が詰まってしまったりといった状況になつても、ガイ
ドワイヤー挿入具全体を廃棄することなく金属穿刺針の
みを交換できるので、医療用廃棄物の減少や医療費の削
減といったグローバルな効果も得られる。
【0043】さらに、第2の実施の形態で示したよう
に、プラスチック製外套針とルアー接続してガイドワイ
ヤーの挿入を容易にすることもできるので、小児の場合
や細い血管にガイドワイヤーを挿入する際に金属針を使
って血管を縦方向に切ってしまうような滅多に起こらな
くても、万一起きたときは重篤な合併症となる危険性を
回避できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガイドワイヤー挿入具の第1の実
施の形態を示す要部模式断面図である。
【図2】図1に示したガイドワイヤー挿入具の分離状態
を示す模式断面図である。
【図3】本発明によるガイドワイヤー挿入具の第2の実
施の形態を示す模式断面図である。
【図4】図3のガイドワイヤー挿入具で使用するプラス
チック製外套針を備えた留置針を示す要部断面図であ
る。
【図5】本発明によるガイドワイヤー挿入具に柔らかい
インナーチューブ使用時の撓み状態を示す模式断面図で
ある。
【図6】一般的に使用されているガイドワイヤー挿入補
助具を示す外観図である。
【図7】特開平3−373074の発明による従来のガ
イドワイヤー挿入具を示す断面図である。
【図8】従来のガイドワイヤー挿入具の比較例1を示す
断面図である。
【図9】従来のガイドワイヤー挿入具の比較例2を示す
断面図である。
【図10】比較例1の場合に起こる不具合を説明する模
式断面図である。
【図11】比較例2の場合に起こる不具合を説明する模
式断面図である。
【符号の説明】
1,1b 取付部 1c オスルアー 2 針部 3 注射筒 3a 注射筒の取付部 4 サイドポート 5 止血弁 6 ガイドワイヤー 6a,6b,6c 空間 7 プラスチック製外套針 8 プラスチック製外套針ハブ 8c,13c メスルアー部 8d,13d ハブの奥まった部分 9 金属製内針ハブ 10 ガイドワイヤー挿入補助具 11 金属製内針 12 針 13 針ハブ 14 ディスペンサー 15 スライダー 16 ガイド(インナーチューブ) 16b インナーチューブ先端 17 スライダーチップ 18 金属製穿刺針 19 プラスチック製外套針を備えた留置針
フロントページの続き (72)発明者 牧野 英介 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビルディング5階 日 本シャーウッド株式会社内 (72)発明者 蟹江 信篤 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目27番7号 日 本ブランズウイックビルディング5階 日 本シャーウッド株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端側に注射筒が嵌合され他端側が穿刺
    針と嵌着可能な接続部を有する筒状体と、この筒状体の
    側面の開口部に斜設された筒状のサイドポートと、この
    サイドポートの先端部に装着された気液密な弁体と、前
    記筒状体の軸方向先端部にガイドワイヤー類の細長棒状
    物が挿通される貫通穴とからなる前記筒状体が構成する
    取付部及び前記弁体に着脱可能に挿着されるスライダー
    チップを有し、 前記開口部近傍から前記細長棒状物を前記スライダーチ
    ップを介して前記接続部へ導入するガイドとして使用す
    るインナーチューブを装着後前記接続部に前記穿刺針を
    嵌着した状態では、前記ガイドの先端を前記接続部より
    突出させ、穿刺針ハブの内腔の奥まった部分の壁と前記
    ガイドの先端とが接触もしくはこれに近い状態で装着さ
    れていることを特徴とするガイドワイヤー挿入具。
  2. 【請求項2】 インナーチューブの先端部内径は使用す
    るガイドワイヤーの外径の1〜5倍に設定し、かつ、前
    記インナーチューブの長さを選択しガイドの先端と穿刺
    針ハブの内腔の奥まった部分の壁との距離を0〜5mm
    となるように設定することを特徴とする請求項1記載の
    ガイドワイヤー挿入具。
  3. 【請求項3】 インナーチューブを柔らかい材料で構成
    し、接続部に穿刺針を嵌着した状態で、前記インナーチ
    ューブの先端が穿刺針ハブの内腔の奥まった部分の壁に
    突き当たり、前記インナーチューブ自身が少しく撓む程
    度にその長さを設定したことを特徴とする請求項1記載
    のガイドワイヤー挿入具。
  4. 【請求項4】 嵌着可能な接続部は、取付部側がオスル
    アーテーパー形状、穿刺針側がメスルアーテーパー形状
    であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のガイ
    ドワイヤー挿入具。
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