JPH0999089A - カテーテル - Google Patents
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- JPH0999089A JPH0999089A JP7259991A JP25999195A JPH0999089A JP H0999089 A JPH0999089 A JP H0999089A JP 7259991 A JP7259991 A JP 7259991A JP 25999195 A JP25999195 A JP 25999195A JP H0999089 A JPH0999089 A JP H0999089A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0067—Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
- A61M25/0068—Static characteristics of the catheter tip, e.g. shape, atraumatic tip, curved tip or tip structure
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61M25/00—Catheters; Hollow probes
- A61M25/0067—Catheters; Hollow probes characterised by the distal end, e.g. tips
- A61M25/0074—Dynamic characteristics of the catheter tip, e.g. openable, closable, expandable or deformable
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、前方へ造影剤を容易に噴出できる機
能を損なうこと無く、先端部の外周を細くし、かつ先端
縁部を大きな半径で丸めることができ、そのため、胆管
のような細い管腔に挿入する際の挿入性を向上し、患者
の苦痛を軽減できる一方、容易にガイドワイヤを挿通で
きる造影チューブを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、内視鏡３５の挿通用チャンネル
を通して体腔内に誘導される可撓性シース１５を有し、
そのシースを通じて体腔内に薬液等の液体を注入する造
影チューブ１１において、前記シースの先端部１７には
前記シースの内径より小さい先端開口部１９と、前記シ
ースの肉厚より大きな半径で丸められた最先端部分１８
と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個のスリッ
ト２１を設けたものである。
能を損なうこと無く、先端部の外周を細くし、かつ先端
縁部を大きな半径で丸めることができ、そのため、胆管
のような細い管腔に挿入する際の挿入性を向上し、患者
の苦痛を軽減できる一方、容易にガイドワイヤを挿通で
きる造影チューブを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、内視鏡３５の挿通用チャンネル
を通して体腔内に誘導される可撓性シース１５を有し、
そのシースを通じて体腔内に薬液等の液体を注入する造
影チューブ１１において、前記シースの先端部１７には
前記シースの内径より小さい先端開口部１９と、前記シ
ースの肉厚より大きな半径で丸められた最先端部分１８
と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個のスリッ
ト２１を設けたものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば内視鏡の挿通
用チャンネルに挿通して使用される造影剤等を送液する
カテーテルに関する。
用チャンネルに挿通して使用される造影剤等を送液する
カテーテルに関する。
【０００２】
【従来の技術】十二指腸内視鏡のチャンネルを通じて体
腔内に造影剤注入チューブを挿入し、その造影剤チュー
ブの先端を十二指腸乳頭から膵・胆管に挿入し、その膵
・胆管に造影剤を注入し、膵・胆管の造影を行う検査法
が知られている。この種の造影剤注入チューブとしては
例えば実開昭５７−１１３１５２号公報に開示される。
この種の造影剤注入チューブとしては十二指腸乳頭への
挿入性を向上させるため、そのチューブ先端部を極力細
く絞った形状のものが一般的である。
腔内に造影剤注入チューブを挿入し、その造影剤チュー
ブの先端を十二指腸乳頭から膵・胆管に挿入し、その膵
・胆管に造影剤を注入し、膵・胆管の造影を行う検査法
が知られている。この種の造影剤注入チューブとしては
例えば実開昭５７−１１３１５２号公報に開示される。
この種の造影剤注入チューブとしては十二指腸乳頭への
挿入性を向上させるため、そのチューブ先端部を極力細
く絞った形状のものが一般的である。
【０００３】図６はその造影剤注入チューブの一般的な
構造を示すものである。すなわち、造影剤注入チューブ
１はその挿入チューブ部２の先端部３が体内管腔に挿入
し易いように先細りに絞られたテーパ状の形状に形成さ
れており、さらに、その先端部３の先端縁は鋭いエッジ
となって体腔内組織を傷付けないように、アールの面取
り部４が形成されている。また、造影剤注入チューブ１
の先端は造影剤を放出させるための開口５が形成されて
いる。
構造を示すものである。すなわち、造影剤注入チューブ
１はその挿入チューブ部２の先端部３が体内管腔に挿入
し易いように先細りに絞られたテーパ状の形状に形成さ
れており、さらに、その先端部３の先端縁は鋭いエッジ
となって体腔内組織を傷付けないように、アールの面取
り部４が形成されている。また、造影剤注入チューブ１
の先端は造影剤を放出させるための開口５が形成されて
いる。
【０００４】一方、近年では体腔内の狭搾部を超えるた
めや、その後の処置を簡便に行うために手元側より、チ
ューブ等のカテーテルにガイドワイヤを挿入して処置を
行うことが多い。また、実公平３−１３１５７号公報に
開示のカテーテルはその先端を閉塞し、かつスリットを
設けて体液の逆流を防止する弁として構成したものであ
る。
めや、その後の処置を簡便に行うために手元側より、チ
ューブ等のカテーテルにガイドワイヤを挿入して処置を
行うことが多い。また、実公平３−１３１５７号公報に
開示のカテーテルはその先端を閉塞し、かつスリットを
設けて体液の逆流を防止する弁として構成したものであ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の造影剤
注入チューブ１ではその先端に造影剤を放出させるため
の開口５を形成している。この開口５はガイドワイヤを
挿通可能とするため、少なくともガイドワイヤの外径よ
り大きな孔径が必要であるとされてきた。このようなこ
とから造影剤注入チューブ１の先端部３を挿入し易いよ
うに先端をテーパ状に大きく絞ることができない事情が
あった。さらに、先端部３の先端縁に形成する面取り部
４も大きな半径で丸めることができなかった。このた
め、造影剤注入チューブ１の先端部３を例えば十二指腸
乳頭からの胆管等の細い管腔へ挿入しようとした場合、
その細い管腔へ入りにくく、また、体腔内組織を比較的
傷め易いというものであった。
注入チューブ１ではその先端に造影剤を放出させるため
の開口５を形成している。この開口５はガイドワイヤを
挿通可能とするため、少なくともガイドワイヤの外径よ
り大きな孔径が必要であるとされてきた。このようなこ
とから造影剤注入チューブ１の先端部３を挿入し易いよ
うに先端をテーパ状に大きく絞ることができない事情が
あった。さらに、先端部３の先端縁に形成する面取り部
４も大きな半径で丸めることができなかった。このた
め、造影剤注入チューブ１の先端部３を例えば十二指腸
乳頭からの胆管等の細い管腔へ挿入しようとした場合、
その細い管腔へ入りにくく、また、体腔内組織を比較的
傷め易いというものであった。
【０００６】一方、実公平３−１３１５７号公報に記載
されているカテーテルはその先端を閉塞し、かつ体液の
逆流を防止する弁として先端部分にスリットを設けた構
造であるが、仮に、このように先端が閉塞されたカテー
テルを胆管造影剤等に用いた場合、造影剤のように粘度
の高い液体を先端より噴出されることは極めて困難であ
る。また、カテーテルの先端を閉塞させているため、先
端壁の肉厚を厚く、また、これに形成するスリットを小
さくしている。その結果、カテーテルの内部にガイドワ
イヤを通し、貫通させる際には多大な力を要し、操作性
が悪いとともにガイドワイヤを座屈させてしまう等の虞
がある。
されているカテーテルはその先端を閉塞し、かつ体液の
逆流を防止する弁として先端部分にスリットを設けた構
造であるが、仮に、このように先端が閉塞されたカテー
テルを胆管造影剤等に用いた場合、造影剤のように粘度
の高い液体を先端より噴出されることは極めて困難であ
る。また、カテーテルの先端を閉塞させているため、先
端壁の肉厚を厚く、また、これに形成するスリットを小
さくしている。その結果、カテーテルの内部にガイドワ
イヤを通し、貫通させる際には多大な力を要し、操作性
が悪いとともにガイドワイヤを座屈させてしまう等の虞
がある。
【０００７】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、前方へ造影剤を容易に噴
出できる機能を損なうこと無く、先端部の外周を細く
し、かつ先端縁部を大きな半径で丸めることができ、そ
のため、胆管のような細い管腔に挿入する際の挿入性を
向上し、患者の苦痛を軽減できる一方、容易にガイドワ
イヤを挿通できるカテーテルを提供することにある。
で、その目的とするところは、前方へ造影剤を容易に噴
出できる機能を損なうこと無く、先端部の外周を細く
し、かつ先端縁部を大きな半径で丸めることができ、そ
のため、胆管のような細い管腔に挿入する際の挿入性を
向上し、患者の苦痛を軽減できる一方、容易にガイドワ
イヤを挿通できるカテーテルを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡の挿通
用チャンネルを通して体腔内に誘導される可撓性シース
を有し、そのシースを通じて体腔内に薬液等の液体を注
入するカテーテルにおいて、前記シースの先端部には前
記シースの内径より小さい先端開口部と、前記シースの
肉厚より大きな半径で丸められた最先端部分と、前記先
端開口部まで達する少なくとも１個のスリットを設けた
ことを特徴とするものである。
用チャンネルを通して体腔内に誘導される可撓性シース
を有し、そのシースを通じて体腔内に薬液等の液体を注
入するカテーテルにおいて、前記シースの先端部には前
記シースの内径より小さい先端開口部と、前記シースの
肉厚より大きな半径で丸められた最先端部分と、前記先
端開口部まで達する少なくとも１個のスリットを設けた
ことを特徴とするものである。
【０００９】
＜第１実施形態＞図１〜図３を参照して本発明の第１の
実施形態を説明する。図１（ａ）はカテーテルである造
影チューブの先端部の一部断面図、図１（ｂ）はその先
端部の正面図、図２は造影チューブの手元側操作部の断
面図である。図３は造影チューブの作用を示す説明図で
ある。 （構成）この実施形態のカテーテルは膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であって、これは後述する如く十
二指腸内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入される挿入
チューブ部１２と術者が手元側で送液等の操作を行う操
作部１３とを備えて構成されている。さらに、内視鏡挿
通時に挿入チューブ部１２が座屈することを防止するた
めのスタイレット１４が付設されている。
実施形態を説明する。図１（ａ）はカテーテルである造
影チューブの先端部の一部断面図、図１（ｂ）はその先
端部の正面図、図２は造影チューブの手元側操作部の断
面図である。図３は造影チューブの作用を示す説明図で
ある。 （構成）この実施形態のカテーテルは膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であって、これは後述する如く十
二指腸内視鏡の処置具挿通チャンネルに挿入される挿入
チューブ部１２と術者が手元側で送液等の操作を行う操
作部１３とを備えて構成されている。さらに、内視鏡挿
通時に挿入チューブ部１２が座屈することを防止するた
めのスタイレット１４が付設されている。
【００１０】まず、図１を用いて造影チューブ１１の挿
入チューブ部１２を説明する。この挿入チューブ部１２
は可撓性シース１５によって構成される。可撓性シース
１５は膵・胆管造影の際、十二指腸内視鏡の処置具挿通
チャンネルを通して膵・胆管に挿入でき、その膵・胆管
に造影剤を注入するようになっている。
入チューブ部１２を説明する。この挿入チューブ部１２
は可撓性シース１５によって構成される。可撓性シース
１５は膵・胆管造影の際、十二指腸内視鏡の処置具挿通
チャンネルを通して膵・胆管に挿入でき、その膵・胆管
に造影剤を注入するようになっている。
【００１１】また、可撓性シース１５は前記スタイレッ
ト１４の他、ガイドワイヤ１６を挿入できる内径、外径
及び材質より成る。具体的には、外径はφ１．５mm〜φ
２．５mm、内径はφ０．７mm〜φ１．７mm、材質は熱可
塑性樹脂、例えば、ＰＴＦＥ（polytetrafluorethylen
e）、ＦＥＰ（fluorinated ethylene propylene）等の
表面摩擦抵抗の小さく、かつ十二指腸内視鏡の鉗子台を
座屈することなく通過できるように柔軟で潰れくい材質
を持つふっ素樹脂から成る。
ト１４の他、ガイドワイヤ１６を挿入できる内径、外径
及び材質より成る。具体的には、外径はφ１．５mm〜φ
２．５mm、内径はφ０．７mm〜φ１．７mm、材質は熱可
塑性樹脂、例えば、ＰＴＦＥ（polytetrafluorethylen
e）、ＦＥＰ（fluorinated ethylene propylene）等の
表面摩擦抵抗の小さく、かつ十二指腸内視鏡の鉗子台を
座屈することなく通過できるように柔軟で潰れくい材質
を持つふっ素樹脂から成る。
【００１２】また、可撓性シース１５の先端部１７は十
二指腸乳頭への挿入を容易にするため、熱成形で先端側
が細いテーパー状に形成されており、また、その最先端
部分１８は半径Ｒの球状に丸められていて、これにより
体腔内組織を傷付けないようになっている。最先端部分
１８の半径Ｒは、後述する先端開口部１９を考慮して例
えば略（シース外径−先端開口部直径）／２の値に設定
する。
二指腸乳頭への挿入を容易にするため、熱成形で先端側
が細いテーパー状に形成されており、また、その最先端
部分１８は半径Ｒの球状に丸められていて、これにより
体腔内組織を傷付けないようになっている。最先端部分
１８の半径Ｒは、後述する先端開口部１９を考慮して例
えば略（シース外径−先端開口部直径）／２の値に設定
する。
【００１３】可撓性シース１５の最先端部分１８の中央
にはその可撓性シース１５内を通じて導かれた造影剤を
無理なく先端から前方に噴出でき、かつ可撓性シース１
５の先端部１７を細くできるように、φ０．１mm〜シー
ス内径の１／２の直径の先端開口部１９を有している。
にはその可撓性シース１５内を通じて導かれた造影剤を
無理なく先端から前方に噴出でき、かつ可撓性シース１
５の先端部１７を細くできるように、φ０．１mm〜シー
ス内径の１／２の直径の先端開口部１９を有している。
【００１４】さらに、先端部１７の特に最先端部分１８
の壁部には図１（ａ）で示す如く互いに直交するスリッ
ト２１が設けられている。このスリット２１は通常、閉
鎖されており、その先端からガイドワイヤ１６を突出さ
せようとしたときに割れ、シース１５の先端部１７、特
に最先端部分１８が外側へ広がることで、開口部１９よ
り大きな径のガイドワイヤ１６を挿通可能にしている。
また、スリット２１はガイドワイヤ１６を軽い力で先端
より突出できるよう、４本以上であることが望ましく、
可撓性シース１５の最先端部分１８から先端部１７のテ
ーパ外周部に達するまで切り込まれている。またスリッ
ト２１の部分の肉厚は可撓性シース１５の肉厚より薄く
なっている。
の壁部には図１（ａ）で示す如く互いに直交するスリッ
ト２１が設けられている。このスリット２１は通常、閉
鎖されており、その先端からガイドワイヤ１６を突出さ
せようとしたときに割れ、シース１５の先端部１７、特
に最先端部分１８が外側へ広がることで、開口部１９よ
り大きな径のガイドワイヤ１６を挿通可能にしている。
また、スリット２１はガイドワイヤ１６を軽い力で先端
より突出できるよう、４本以上であることが望ましく、
可撓性シース１５の最先端部分１８から先端部１７のテ
ーパ外周部に達するまで切り込まれている。またスリッ
ト２１の部分の肉厚は可撓性シース１５の肉厚より薄く
なっている。
【００１５】可撓性シース１５の先端部１７の外表面に
は十二指腸乳頭へ挿入する際、挿入長を内視鏡の観察下
で確認できるように、一定間隔で黒マーキング２２が施
されている。さらに膵胆造影を行う際は内視鏡を通して
Ｘ線透視下で行うことが多いため、Ｘ線不透過チップな
どを設けてもよいものである。
は十二指腸乳頭へ挿入する際、挿入長を内視鏡の観察下
で確認できるように、一定間隔で黒マーキング２２が施
されている。さらに膵胆造影を行う際は内視鏡を通して
Ｘ線透視下で行うことが多いため、Ｘ線不透過チップな
どを設けてもよいものである。
【００１６】次に、図２を用いて造影チューブ１１の手
元側操作部１３の構造を説明する。この手元側操作部１
３は全体として筒状の本体２５を備えてなり、この本体
２５は前記挿入チューブ部１２と同軸に直線な状態で配
置されている。本体２５の先端にはパイプ２６を介して
挿入チューブ部１２の手元端が接続されている。パイプ
２６は挿入チューブ部１２の基端内部と本体２５の先端
内部の両者にわたり挿入されてそれぞれ接着固定されて
いる。
元側操作部１３の構造を説明する。この手元側操作部１
３は全体として筒状の本体２５を備えてなり、この本体
２５は前記挿入チューブ部１２と同軸に直線な状態で配
置されている。本体２５の先端にはパイプ２６を介して
挿入チューブ部１２の手元端が接続されている。パイプ
２６は挿入チューブ部１２の基端内部と本体２５の先端
内部の両者にわたり挿入されてそれぞれ接着固定されて
いる。
【００１７】本体２５の途中部分には送液用コック２７
が設けられており、これには送液や送水を行うための注
射筒を取り付けることができるルアーロック口金２７ａ
が設けられている。また、本体２５の後端部には別のコ
ック２８が設けられており、これにもルアーロック口金
２８ａが設けられている。後方のコック２８のルアーロ
ック口金２８ａには注射筒を取り付けることもできる
が、通常は造影チューブ１１に挿入されたスタイレット
１４のつまみ３１のルアーテーパー部３１ａと嵌合して
いる。スタイレット１４はつまみ３１と接着あるいは溶
着によって固定的に連結されたチューブ座屈防止用のワ
イヤ３２を備える。 （作用）上述のように構成した造影チューブ１１の作用
を図３を参照して説明する。まず、十二指腸３４内に挿
入される内視鏡３５の処置具挿通用チャンネルに造影チ
ューブ１１の挿入チューブ部１２を挿入し、内視鏡３５
の先端から造影チューブ１１の先端を突出させる。
が設けられており、これには送液や送水を行うための注
射筒を取り付けることができるルアーロック口金２７ａ
が設けられている。また、本体２５の後端部には別のコ
ック２８が設けられており、これにもルアーロック口金
２８ａが設けられている。後方のコック２８のルアーロ
ック口金２８ａには注射筒を取り付けることもできる
が、通常は造影チューブ１１に挿入されたスタイレット
１４のつまみ３１のルアーテーパー部３１ａと嵌合して
いる。スタイレット１４はつまみ３１と接着あるいは溶
着によって固定的に連結されたチューブ座屈防止用のワ
イヤ３２を備える。 （作用）上述のように構成した造影チューブ１１の作用
を図３を参照して説明する。まず、十二指腸３４内に挿
入される内視鏡３５の処置具挿通用チャンネルに造影チ
ューブ１１の挿入チューブ部１２を挿入し、内視鏡３５
の先端から造影チューブ１１の先端を突出させる。
【００１８】次に、内視鏡３５の湾曲操作や処置具起上
装置の起上操作等により、造影チューブ１１の先端部１
７を十二指腸乳頭３６から胆管３７または膵管３８内へ
挿入する。さらに送液用コック２７のルアーロック口金
２７ａに注射筒を取り付け、可撓性シース１５の中空内
部を通して、造影剤を胆管３７または膵管３８に送る込
む。Ｘ線透視下で胆管３７または膵管３８の形態や結石
の有無等を確認後、造影チューブ１１を内視鏡３５の処
置具挿通用チャンネルから抜去する。
装置の起上操作等により、造影チューブ１１の先端部１
７を十二指腸乳頭３６から胆管３７または膵管３８内へ
挿入する。さらに送液用コック２７のルアーロック口金
２７ａに注射筒を取り付け、可撓性シース１５の中空内
部を通して、造影剤を胆管３７または膵管３８に送る込
む。Ｘ線透視下で胆管３７または膵管３８の形態や結石
の有無等を確認後、造影チューブ１１を内視鏡３５の処
置具挿通用チャンネルから抜去する。
【００１９】また、必要に応じてガイドワイヤ１６を使
用する。例えば、胆管３７または膵管３８に狭搾があ
り、造影チューブ１１をさらに進めることが困難な場
合、まず、スタイレット１４を造影チューブ１１から抜
去し、後方のコック２８のルアーロック口金２８ａから
ガイドワイヤ１６を挿入する。さらにガイドワイヤ１６
を造影チューブ１１の中空内部を貫通させ、胆管２７ま
たは膵管２８の狭搾部を越えるまで進めていく。ガイド
ワイヤ１６が狭搾部を越えたことを確認した後、造影チ
ューブ１１をガイドワイヤ１６に沿わせて押し進め、狭
搾部を越えさせる。
用する。例えば、胆管３７または膵管３８に狭搾があ
り、造影チューブ１１をさらに進めることが困難な場
合、まず、スタイレット１４を造影チューブ１１から抜
去し、後方のコック２８のルアーロック口金２８ａから
ガイドワイヤ１６を挿入する。さらにガイドワイヤ１６
を造影チューブ１１の中空内部を貫通させ、胆管２７ま
たは膵管２８の狭搾部を越えるまで進めていく。ガイド
ワイヤ１６が狭搾部を越えたことを確認した後、造影チ
ューブ１１をガイドワイヤ１６に沿わせて押し進め、狭
搾部を越えさせる。
【００２０】この他、造影完了後、ガイドワイヤ１６を
留置し、造影チューブ１１のみ抜去することで、その後
の膵胆管に対する処置が容易となる。例えば十二指腸切
開術を行うために切開具などを留置したガイドワイヤ１
６に沿わせて挿入することで、簡単に切開具を十二指腸
乳頭３６から胆管３８に挿入することができる。 （効果）十二指腸乳頭３６から胆管３７あるいは膵管３
８といった細い管腔へ造影チューブ１１を挿入する場
合、挿入チューブ部１２の先端部１７を細くすることが
必要であり、また、体腔内組織を傷付けないためにはな
るべく大きな半径で最先端部分１８を丸めることが必要
である。前記造影チューブ１１はその内径より小さい先
端開口部１９とその先端開口部１９まで達する少なくと
も１個のスリット２１を設けたから、挿入チューブ部１
２の先端を細く、かつ丸くできるので、胆管３８のよう
な細い管腔に挿入する際の挿入性が向上し、生体組織に
負担をかけることなく、また患者の苦痛を軽減できる。
留置し、造影チューブ１１のみ抜去することで、その後
の膵胆管に対する処置が容易となる。例えば十二指腸切
開術を行うために切開具などを留置したガイドワイヤ１
６に沿わせて挿入することで、簡単に切開具を十二指腸
乳頭３６から胆管３８に挿入することができる。 （効果）十二指腸乳頭３６から胆管３７あるいは膵管３
８といった細い管腔へ造影チューブ１１を挿入する場
合、挿入チューブ部１２の先端部１７を細くすることが
必要であり、また、体腔内組織を傷付けないためにはな
るべく大きな半径で最先端部分１８を丸めることが必要
である。前記造影チューブ１１はその内径より小さい先
端開口部１９とその先端開口部１９まで達する少なくと
も１個のスリット２１を設けたから、挿入チューブ部１
２の先端を細く、かつ丸くできるので、胆管３８のよう
な細い管腔に挿入する際の挿入性が向上し、生体組織に
負担をかけることなく、また患者の苦痛を軽減できる。
【００２１】一方、容易にガイドワイヤ１６を挿通でき
る。また、スリット２１によって可撓性シース１５の先
端部１７が外側へ広がることができるので、先端の開口
部１９より大きなガイドワイヤ１６を挿通させることが
できる。しかも、造影剤注入時にはスリット２１の隙間
からも前方へ造影剤を噴出可能であるので、開口部１９
の径を通常の造影チューブより小さくしても、送液が重
くなることがない。また、造影剤噴出用の孔は先端だけ
でなく側孔として複数設けてもよいものである。
る。また、スリット２１によって可撓性シース１５の先
端部１７が外側へ広がることができるので、先端の開口
部１９より大きなガイドワイヤ１６を挿通させることが
できる。しかも、造影剤注入時にはスリット２１の隙間
からも前方へ造影剤を噴出可能であるので、開口部１９
の径を通常の造影チューブより小さくしても、送液が重
くなることがない。また、造影剤噴出用の孔は先端だけ
でなく側孔として複数設けてもよいものである。
【００２２】なお、本発明ではスリット２１の数は必ず
しも４本必要というわけではなく、１本のスリット２１
でも同様の効果は得られる。 ＜第２実施形態＞図４を参照して本発明の第２実施形態
を説明する。図４（ａ）はカテーテルである造影チュー
ブの先端部の断面図、図４（ｂ）はその先端部の正面図
である。 （構成）この実施形態のカテーテルも膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であって、これは挿入チューブ部
１２の先端部１７に形成される先端開口部１９が可撓性
シース１５の中心軸に対して偏心しており、先端部１７
には３本のスリット２１が設けられている。また、最先
端部分１８の曲面は図４（ａ）で示すように、挿入チュ
ーブ部１２の外面位置から偏心した先端開口部１９に達
し、挿入チューブ部１２の肉厚部分にわたる略半球状に
丸められている。最先端部分１８の丸みの中心は開口部
１９側に位置し、例えば挿入チューブ部１２の内面に略
位置している。
しも４本必要というわけではなく、１本のスリット２１
でも同様の効果は得られる。 ＜第２実施形態＞図４を参照して本発明の第２実施形態
を説明する。図４（ａ）はカテーテルである造影チュー
ブの先端部の断面図、図４（ｂ）はその先端部の正面図
である。 （構成）この実施形態のカテーテルも膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であって、これは挿入チューブ部
１２の先端部１７に形成される先端開口部１９が可撓性
シース１５の中心軸に対して偏心しており、先端部１７
には３本のスリット２１が設けられている。また、最先
端部分１８の曲面は図４（ａ）で示すように、挿入チュ
ーブ部１２の外面位置から偏心した先端開口部１９に達
し、挿入チューブ部１２の肉厚部分にわたる略半球状に
丸められている。最先端部分１８の丸みの中心は開口部
１９側に位置し、例えば挿入チューブ部１２の内面に略
位置している。
【００２３】３本のスリット２１は、その２本が図４
（ｂ）で示すように開口部１９から始まり、水平同一直
線上で左右に配置され、残る１本のスリット２１は垂直
に配置されている。その他の部分は前述した第１の実施
形態に同じである。 （作用）第１の実施形態の場合と同様に使用される。 （効果）第１の実施形態と同じ効果に加えて可撓性シー
ス１５の先端がより大きな半径で丸めることができるた
め、挿入する最に体腔内組織を傷付ける可能性がさらに
低くなる。 ＜第３実施形態＞図５を参照して、本発明の第３の実施
形態を説明する。図５は造影チューブの先端部の断面図
である。 （構成）この実施形態のカテーテルも膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であり、これの可撓性シース１５
の先端近傍にはステンレス、プラチナ、タングステンと
いったＸ線不透過性の材質のパイプ４１が圧入されてい
る。また、可撓性シース１５の先端部１７には例えば前
述した第１の実施形態と同じように４本のスリット２１
が設けられているが、各スリット２１にはポリウレタン
やシリコン等の伸縮自在な熱可塑性樹脂の膜４２が張ら
れており、スリット２１が割れたときにはその割れ目に
膜４２が展開し、先端部１７の外周上には隙間ができな
い構造になっている。 （作用）前述した第１の実施形態と同じように使用され
る。 （効果）第１の実施形態での効果に加えて、先端にＸ線
不透過部材のパイプ４１が埋め込まれているので、Ｘ線
透視下で処置を行っている間でも造影チューブ１１の先
端位置を確認できる。また、スリット２１間に張られた
膜４２により、スリット２１が割れても、スリット２１
内に生体内組織が入り込むことがないので、生体粘膜を
引っかけて傷付けることがない。
（ｂ）で示すように開口部１９から始まり、水平同一直
線上で左右に配置され、残る１本のスリット２１は垂直
に配置されている。その他の部分は前述した第１の実施
形態に同じである。 （作用）第１の実施形態の場合と同様に使用される。 （効果）第１の実施形態と同じ効果に加えて可撓性シー
ス１５の先端がより大きな半径で丸めることができるた
め、挿入する最に体腔内組織を傷付ける可能性がさらに
低くなる。 ＜第３実施形態＞図５を参照して、本発明の第３の実施
形態を説明する。図５は造影チューブの先端部の断面図
である。 （構成）この実施形態のカテーテルも膵・胆管造影等を
行う造影チューブ１１であり、これの可撓性シース１５
の先端近傍にはステンレス、プラチナ、タングステンと
いったＸ線不透過性の材質のパイプ４１が圧入されてい
る。また、可撓性シース１５の先端部１７には例えば前
述した第１の実施形態と同じように４本のスリット２１
が設けられているが、各スリット２１にはポリウレタン
やシリコン等の伸縮自在な熱可塑性樹脂の膜４２が張ら
れており、スリット２１が割れたときにはその割れ目に
膜４２が展開し、先端部１７の外周上には隙間ができな
い構造になっている。 （作用）前述した第１の実施形態と同じように使用され
る。 （効果）第１の実施形態での効果に加えて、先端にＸ線
不透過部材のパイプ４１が埋め込まれているので、Ｘ線
透視下で処置を行っている間でも造影チューブ１１の先
端位置を確認できる。また、スリット２１間に張られた
膜４２により、スリット２１が割れても、スリット２１
内に生体内組織が入り込むことがないので、生体粘膜を
引っかけて傷付けることがない。
【００２４】なお、本発明は、造影チューブに限らず、
バルーンカテーテルや切開具等にも、またガイドワイヤ
を利用できるすべての十二指腸内視鏡用処置具にも適用
できる。 ［付記］ (1)内視鏡の挿通用チャンネルを通して体腔内に誘導さ
れる可撓性シースを有し、そのシースを通じて体腔内に
薬液等の液体を注入するカテーテルにおいて、前記シー
スの先端部には前記シースの内径より小さい先端開口部
と、前記シースの肉厚より大きな半径で丸められた最先
端部分と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個の
スリットを設けたことを特徴とするカテーテル。
バルーンカテーテルや切開具等にも、またガイドワイヤ
を利用できるすべての十二指腸内視鏡用処置具にも適用
できる。 ［付記］ (1)内視鏡の挿通用チャンネルを通して体腔内に誘導さ
れる可撓性シースを有し、そのシースを通じて体腔内に
薬液等の液体を注入するカテーテルにおいて、前記シー
スの先端部には前記シースの内径より小さい先端開口部
と、前記シースの肉厚より大きな半径で丸められた最先
端部分と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個の
スリットを設けたことを特徴とするカテーテル。
【００２５】(2)十二指腸内視鏡の挿通用チャンネルを
通して膵胆管内に誘導される可撓性シースを有し、その
シースを通じて膵胆管内に造影剤を注入するカテーテル
であって、前記シースの内径より小さい先端開口部と、
前記シースの肉厚より大きな半径で丸められた最先端部
分と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個のスリ
ットを設けたことを特徴とする造影剤注入用カテーテ
ル。
通して膵胆管内に誘導される可撓性シースを有し、その
シースを通じて膵胆管内に造影剤を注入するカテーテル
であって、前記シースの内径より小さい先端開口部と、
前記シースの肉厚より大きな半径で丸められた最先端部
分と、前記先端開口部まで達する少なくとも１個のスリ
ットを設けたことを特徴とする造影剤注入用カテーテ
ル。
【００２６】(3)前記先端開口部はφ０．１mm以上でか
つ前記シース内径の１／２以下であることを特徴とする
付記第１，２項に記載のカテーテル。 (4)前記スリットを形成する先端部の肉厚は前記シース
の肉厚以下であることを特徴とする付記第１，２項に記
載のカテーテル。 (5)前記スリットは前記シースの先端からシース外周部
まで達することを特徴とする付記第１，２項に記載のカ
テーテル。
つ前記シース内径の１／２以下であることを特徴とする
付記第１，２項に記載のカテーテル。 (4)前記スリットを形成する先端部の肉厚は前記シース
の肉厚以下であることを特徴とする付記第１，２項に記
載のカテーテル。 (5)前記スリットは前記シースの先端からシース外周部
まで達することを特徴とする付記第１，２項に記載のカ
テーテル。
【００２７】(6)前記先端部の最先端部分は略（シース
外径−先端開口部径）／２の半径で丸められていること
を特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (7)前記シースの外径はφ１．５mm〜φ２．５mmである
ことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (8)前記シースの内径はφ０．７mm〜φ１．７mmである
ことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (8)前記シースの材質は熱可塑性樹脂からなることを特
徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。
外径−先端開口部径）／２の半径で丸められていること
を特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (7)前記シースの外径はφ１．５mm〜φ２．５mmである
ことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (8)前記シースの内径はφ０．７mm〜φ１．７mmである
ことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (8)前記シースの材質は熱可塑性樹脂からなることを特
徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。
【００２８】(10) 熱可塑性樹脂はＰＴＦＥまたはＦＥ
Ｐのふっ素樹脂であることを特徴とする付記第１，２項
に記載のカテーテル。 (11）前記スリットは４本以上であることを特徴とする
付記第１，２項に記載のカテーテル。 (12）前記シースの先端部近傍の外周にマーカーを設け
たことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (13）前記先端開口部はシースの中心軸に対し偏心して
配置されていることを特徴とする付記第１，２項に記載
のカテーテル。
Ｐのふっ素樹脂であることを特徴とする付記第１，２項
に記載のカテーテル。 (11）前記スリットは４本以上であることを特徴とする
付記第１，２項に記載のカテーテル。 (12）前記シースの先端部近傍の外周にマーカーを設け
たことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (13）前記先端開口部はシースの中心軸に対し偏心して
配置されていることを特徴とする付記第１，２項に記載
のカテーテル。
【００２９】(14）前記シースの最先端部分はそのシー
スの外面位置から偏心した開口部１９に達し、シースの
肉厚部分にわたってシースの略半径で丸められているこ
とを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (15）前記シースの先端部近傍にＸ線不透過部材を設け
たことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (16）前記Ｘ線不透過部材はステンレス、プラチナまた
はタングステンからなることを特徴とする付記第１５項
に記載のカテーテル。
スの外面位置から偏心した開口部１９に達し、シースの
肉厚部分にわたってシースの略半径で丸められているこ
とを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテル。 (15）前記シースの先端部近傍にＸ線不透過部材を設け
たことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (16）前記Ｘ線不透過部材はステンレス、プラチナまた
はタングステンからなることを特徴とする付記第１５項
に記載のカテーテル。
【００３０】(17）前記スリット間に伸縮自在な膜を張
ったことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (18）前記膜は熱可塑性樹脂からなることを特徴とする
付記第１７項に記載のカテーテル。 (19）前記膜の熱可塑性樹脂はポリウレタンまたはシリ
コンからなることを特徴とする付記第１８項に記載のカ
テーテル。
ったことを特徴とする付記第１，２項に記載のカテーテ
ル。 (18）前記膜は熱可塑性樹脂からなることを特徴とする
付記第１７項に記載のカテーテル。 (19）前記膜の熱可塑性樹脂はポリウレタンまたはシリ
コンからなることを特徴とする付記第１８項に記載のカ
テーテル。
【００３１】
【発明の効果】本発明によれば、前方へ造影剤を容易に
噴出できる機能を損なうこと無く、先端部の外径を細く
しかつ大きな半径で丸めることができるため、十二指腸
内視鏡を通して、胆管のような細い管腔挿入する際の挿
入性と安全性を向上できるとともに、容易にガイドワイ
ヤを挿通できるカテーテルを提供することができる。
噴出できる機能を損なうこと無く、先端部の外径を細く
しかつ大きな半径で丸めることができるため、十二指腸
内視鏡を通して、胆管のような細い管腔挿入する際の挿
入性と安全性を向上できるとともに、容易にガイドワイ
ヤを挿通できるカテーテルを提供することができる。
【図１】（ａ）は第１実施形態の造影チューブの先端部
の一部断面図、（ｂ）はその造影チューブの先端部の正
面図。
の一部断面図、（ｂ）はその造影チューブの先端部の正
面図。
【図２】前記造影チューブの手元側操作部の断面図。
【図３】前記造影チューブの作用を示す説明図。
【図４】（ａ）は第２実施形態の造影チューブの先端部
の断面図、（ｂ）はその造影チューブの先端部の正面
図。
の断面図、（ｂ）はその造影チューブの先端部の正面
図。
【図５】第３実施形態の造影チューブの先端部の断面
図。
図。
【図６】従来の造影チューブの先端部の断面図。
１１…造影チューブ、１２…挿入チューブ部、１３…操
作部、１４…スタイレット、１５…可撓性シース、１６
…ガイドワイヤ、１８…最先端部分、１７…先端部、１
９…先端開口部、２１…スリット、３４…十二指腸、３
５…内視鏡、３６…十二指腸乳頭、３７…胆管、３８…
膵管。
作部、１４…スタイレット、１５…可撓性シース、１６
…ガイドワイヤ、１８…最先端部分、１７…先端部、１
９…先端開口部、２１…スリット、３４…十二指腸、３
５…内視鏡、３６…十二指腸乳頭、３７…胆管、３８…
膵管。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成８年７月１９日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】一方、近年では体腔内の狭搾部を超えるた
めや、その後の処置を簡便に行うために手元側より、チ
ューブ等のカテーテルにガイドワイヤを挿入して処置を
行うことが多い。また、実開平３−１３１５７号公報に
開示のカテーテルはその先端を閉塞し、かつスリットを
設けて体液の逆流を防止する弁として構成したものであ
る。
めや、その後の処置を簡便に行うために手元側より、チ
ューブ等のカテーテルにガイドワイヤを挿入して処置を
行うことが多い。また、実開平３−１３１５７号公報に
開示のカテーテルはその先端を閉塞し、かつスリットを
設けて体液の逆流を防止する弁として構成したものであ
る。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００６
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００６】一方、実開平３−１３１５７号公報に記載
されているカテーテルはその先端を閉塞し、かつ体液の
逆流を防止する弁として先端部分にスリットを設けた構
造であるが、仮に、このように先端が閉塞されたカテー
テルを胆管造影剤等に用いた場合、造影剤のように粘度
の高い液体を先端より噴出されることは極めて困難であ
る。また、カテーテルの先端を閉塞させているため、先
端壁の肉厚を厚く、また、これに形成するスリットを小
さくしている。その結果、カテーテルの内部にガイドワ
イヤを通し、貫通させる際には多大な力を要し、操作性
が悪いとともにガイドワイヤを座屈させてしまう等の虞
がある。
されているカテーテルはその先端を閉塞し、かつ体液の
逆流を防止する弁として先端部分にスリットを設けた構
造であるが、仮に、このように先端が閉塞されたカテー
テルを胆管造影剤等に用いた場合、造影剤のように粘度
の高い液体を先端より噴出されることは極めて困難であ
る。また、カテーテルの先端を閉塞させているため、先
端壁の肉厚を厚く、また、これに形成するスリットを小
さくしている。その結果、カテーテルの内部にガイドワ
イヤを通し、貫通させる際には多大な力を要し、操作性
が悪いとともにガイドワイヤを座屈させてしまう等の虞
がある。
Claims (1)
- 【請求項１】内視鏡の挿通用チャンネルを通して体腔内
に誘導される可撓性シースを有し、そのシースを通じて
体腔内に薬液等の液体を注入するカテーテルにおいて、
前記シースの先端部には前記シースの内径より小さい先
端開口部と、前記シースの肉厚より大きな半径で丸めら
れた最先端部分と、前記先端開口部まで達する少なくと
も１個のスリットを設けたことを特徴とするカテーテ
ル。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07259991A JP3081778B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | カテーテル |
| US08/709,065 US5800411A (en) | 1995-10-06 | 1996-09-06 | Catheter |
| DE69630350T DE69630350T2 (de) | 1995-10-06 | 1996-09-17 | Katheter |
| AT96114871T ATE251926T1 (de) | 1995-10-06 | 1996-09-17 | Katheter |
| EP96114871A EP0766977B1 (en) | 1995-10-06 | 1996-09-17 | Catheter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07259991A JP3081778B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | カテーテル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999089A true JPH0999089A (ja) | 1997-04-15 |
| JP3081778B2 JP3081778B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=17341776
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07259991A Expired - Fee Related JP3081778B2 (ja) | 1995-10-06 | 1995-10-06 | カテーテル |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5800411A (ja) |
| EP (1) | EP0766977B1 (ja) |
| JP (1) | JP3081778B2 (ja) |
| AT (1) | ATE251926T1 (ja) |
| DE (1) | DE69630350T2 (ja) |
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| JP2002078804A (ja) * | 2000-09-07 | 2002-03-19 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用造影チューブ |
| US6413228B1 (en) | 1998-12-28 | 2002-07-02 | Pro Duct Health, Inc. | Devices, methods and systems for collecting material from a breast duct |
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| US6432091B1 (en) * | 1999-12-16 | 2002-08-13 | Sci Med Life Systems, Inc. | Valved over-the-wire catheter |
| US6669679B1 (en) | 2000-01-07 | 2003-12-30 | Acist Medical Systems, Inc. | Anti-recoil catheter |
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| US6663596B2 (en) * | 2001-08-13 | 2003-12-16 | Scimed Life Systems, Inc. | Delivering material to a patient |
| US20060235269A1 (en) * | 2005-04-15 | 2006-10-19 | The University Of Chicago | Method, apparatus and kit for bile or pancreatic duct endoscopy |
| EP1951101A4 (en) * | 2005-11-08 | 2011-09-28 | Univ Columbia | DEVICES AND METHOD FOR DISTRIBUTING ONE OR MULTIPLE SUBSTANCES AND THE LIKE INTO A BODY |
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| US8323178B2 (en) * | 2006-04-28 | 2012-12-04 | Ainley Jr Frank | Animal insemination sheath and methods of use |
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| PL234546B1 (pl) * | 2015-02-25 | 2020-03-31 | Innovations For Heart And Vessels Spolka Z Ograniczona Odpowiedzialnoscia | Wewnątrznaczyniowy cewnik do diagnostyki inwazyjnej naczyń obwodowych |
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| CN105107077A (zh) * | 2015-09-15 | 2015-12-02 | 仇汉诚 | 一种微导管 |
| US11103336B2 (en) | 2016-03-08 | 2021-08-31 | Frank Ainley | Animal insemination and in-vitro fertilization sheath, cap and methods of use |
| US10182896B2 (en) | 2016-03-08 | 2019-01-22 | Frank Ainley | Animal insemination sheath and methods of use |
Family Cites Families (6)
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|---|---|---|---|---|
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| DE8710340U1 (de) * | 1987-07-28 | 1987-10-01 | CYTOMED Medizintechnik GmbH, 8750 Aschaffenburg | Katheter für die Dauerapplikation von Pharmaka |
| DE58903472D1 (de) * | 1989-08-09 | 1993-03-18 | Siemens Ag | Implantierbarer injektionskoerper. |
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