JPH10118025A - 眼科装置 - Google Patents
眼科装置Info
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- JPH10118025A JPH10118025A JP8273393A JP27339396A JPH10118025A JP H10118025 A JPH10118025 A JP H10118025A JP 8273393 A JP8273393 A JP 8273393A JP 27339396 A JP27339396 A JP 27339396A JP H10118025 A JPH10118025 A JP H10118025A
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Abstract
付位置がずれてしまっても、測定結果の精度が低下する
ことのない信頼性の高い眼科装置を提供する。 【解決手段】 眼科装置は、測定光学系の光軸がCCD
上の中心位置に一致するように設計され、この中心位置
を中心とした円内(アライメント完了信号エリア)に、
アライメント指標像が入り、かつアライメント指標像の
光量が規定の光量に達した場合に、アライメントが完了
したものと判断される。このような眼科装置において、
装置本体の電源投入時に、CCD上に投影される照準マ
ーク像の中心位置が当初の中心位置からどの位ずれたか
を検出し、そのずれ量が所定値以上のときは、アライメ
ント完了信号エリアを、その中心位置が移動した照準マ
ークの中心位置と一致するような位置に設定し直す。ず
れ量が所定値未満である場合は、予め設定されていたア
ライメント完了信号エリアのままで測定する。
Description
に被検眼と装置本体とのアライメント調整が可能な眼科
装置に関する。
イメント指標光を被検眼に投影するアライメント指標投
影光学系と、アライメント指標光の角膜からの反射光を
光軸上に配置された検出素子(通常、CCDが用いられ
る)に導くアライメント検出光学系とが設けられてい
る。
に配置されたCCDを示している。図9に示すように、
アライメント検出光学系の光軸はCCD上の中心位置に
一致するように設定されており、この中心位置を中心と
した直径dの円内(アライメント完了信号エリアとい
う)に、角膜からの反射光によるアライメント指標像が
入りかつ反射光が規定の光量に達した場合に、アライメ
ントは完了したものと判断される。
が設けられ、この照準マーク投影光学系からCCD上
に、アライメント調整のための照準マークが投影され
る。これにより、CCD上には、図9に示すように直径
D(D>d)の円からなる照準マークの投影像が形成さ
れる。なお、照準マーク投影光学系は、アライメント検
出光学系と光学系の一部を共有している。すなわち、投
影される照準マークの中心位置はアライメント検出光学
系の光軸と一致している。
眼科装置では、振動、温度変化の影響等により、CCD
の位置が最初の位置からずれてしまう場合がある。例え
ば、図9に示すように、4:3の縦横比を有するCCD
上の位置を、左上部分を原点(0,0)、右下部分の座
標を(400,300)とするXY座標で表現した場
合、CCDが当初の位置から、左上方に座標(20,2
0)分だけ移動したとすると、照準マークの中心位置
は、もとの(200,150)の位置から、右下方向の
(220,170)の位置に移動する。一方、このよう
なCCDの位置の変化があったとしても、アライメント
完了信号エリアの位置は変化しない。すなわち、座標
(200,150)を中心とした直径dの円内のままで
ある。
ライメントは適正であるにもかかわらず、アライメント
完了信号が出力されなかったり、逆にアライメントが完
了していないにもかかわらず、アライメント完了と判断
されたりすることになり、アライメント調整を高精度に
行うことができないという欠点がある。
により検出素子の位置がずれてしまっても、アライメン
ト調整を高精度に行うことのできる眼科装置を提供する
ことである。
に、請求項1に記載の発明は、アライメント指標光を被
検眼に投影するアライメント指標投影手段と、前記指標
光の角膜からの反射光を光軸上に配置された検出素子に
導き、前記反射光が該検出素子の所定の位置に到達し、
かつ反射光が規定の光量に達した場合に、アライメント
が完了したと判断するアライメント検出手段と、前記検
出素子に向けてアライメントの照準のための照準マーク
を投影する照準マーク投影手段とを備え、被検眼と装置
本体とのアライメントを行う眼科装置において、前記照
準マークが投影された位置を検出する検出手段と、前記
検出手段の出力に基づき、前記検出素子のずれ量を算出
すると共に、アライメント完了信号が出力される条件を
変更する変更手段と、を備えたことを特徴としている。
う際に、検出素子上に投影された照準マークの位置が検
出手段によって検出され、その検出結果は変更手段に入
力される。変更手段では、検出手段からの検出結果に基
づき検出素子のずれ量を算出する。この場合、照準マー
クの当初の位置は予め設定されており、その当初の位置
と検出手段からの結果結果とを比較すれば、検出素子の
ずれ量は容易に算出できる。そして変更手段は、算出し
たずれ量に基づいてアライメント完了信号が出力される
条件を変更する。
記検出手段による検出及び前記変更手段による変更は、
装置本体の電源の投入時に行われるようにすると好都合
である。
に従って説明する。図1は本発明に係る眼科装置の光学
系を示した説明図である。図1において、10は被検眼
Eを固視・雲霧させるために視標を眼底Erに投影する
視標投影光学系、20は被検眼Eの前眼部Efを観察す
る観察光学系、30は照準マークを受光素子Sに投影す
る照準マーク投影光学系、40は被検眼Eの屈折力を測
定するためのパターン光束を眼底Erに投影するパター
ン光束投影光学系、50は眼底Erから反射された光束
を受光素子Sに受光させる受光光学系である。
ータレンズ12、視標板13、リレーレンズ14、ミラ
ー15、リレーレンズ16、ダイクロイックミラー1
7、ダイクロイックミラー18、対物レンズ19を備え
ている。
ータレンズ12によって平行光束とされた後、視標板1
3を透過する。視標板13には被検眼Eを固視・雲霧さ
せるためのターゲットが設けられている。そのターゲッ
ト光束は、リレーレンズ14を透過してミラー15で反
射され、リレーレンズ16を経てダイクロイックミラー
17に導かれる。そしてターゲット光束は、ダイクロイ
ックミラー17で反射されて装置本体の主光軸O1に沿
って進み、ダイクロイックミラー18を透過した後、対
物レンズ19を経て被検眼Eに導かれる。
視標板13は、被検眼Eを固視・雲霧させるために、視
標投影光学系10の光軸O2に沿って移動可能となるよ
うにユニット化されている。
19、ダイクロイックミラー18、リレーレンズ22、
絞り23、ミラー24、リレーレンズ25、ダイクロイ
ックミラー26、結像レンズ27、受光素子Sを有す
る。
の前眼部Efをダイレクトに照明する。前眼部Efで反
射された光束は、対物レンズ19を経てダイクロイック
ミラー18で反射され、リレーレンズ22を透過すると
同時に絞り23を通過し、ミラー24に導かれる。さら
に、その光束はミラー24で反射された後、リレーレン
ズ25およびダイクロイックミラー26を透過して、結
像レンズ27により受光素子Sに結像される。ここで
は、光源21はアライメント指標投影手段を、対物レン
ズ19、ダイクロイックミラー18、リレーレンズ2
2、絞り23、ミラー24、リレーレンズ25、ダイク
ロイックミラー26、結像レンズ27および受光素子S
は、アライメント検出手段をそれぞれ構成している。
照準マークを設けたコリメータレンズ32、リレーレン
ズ33、ダイクロイックミラー18、リレーレンズ2
2、絞り23、ミラー24、リレーレンズ25、ダイク
ロイックミラー26、結像レンズ27、受光素子Sを有
する。ここでは、照準マーク投影光学系30が照準マー
ク投影手段を構成している。
タレンズ32を透過する際に照準光束(平行光束)とさ
れ、その後、リレーレンズ33、ダイクロイックミラー
18、リレーレンズ22、絞り23を経てミラー24に
導かれる。さらに、その光束はミラー24で反射され、
リレーレンズ25、ダイクロイックミラー26を経て、
結像レンズ27によって受光素子Sに結像される。
CCD等が用いられ、図示しないモニタ画面上に、観察
光学系20によって導かれた前眼部像が表示されると共
に照準マークに基づく像が表示される。検者は、このモ
ニタ画面に表示された前眼部像が照準マーク像に近付く
ように被検眼Eと装置本体との上下左右方向のアライメ
ント操作を行う。また、同時に前後方向のアライメント
操作も行う。なお、アライメント操作終了後の屈折力測
定時には、光源21,31を消灯するか、ダイクロイッ
クミラー18からダイクロイックミラー26に至る光路
中にシャッター等を設けて受光素子Sへの受光が阻止さ
れる。
1、コリメータレンズ42、円錐プリズム43、リング
指標板44、リレーレンズ45、ミラー46、リレーレ
ンズ47、穴空きプリズム48、ダイクロイックミラー
17、ダイクロイックミラー18、対物レンズ19を備
えている。なお、光源41とリング指標板44とは光学
的に共役であり、リング指標板44と被検眼Eの瞳孔E
pとは共役な位置に配置されている。
タレンズ42によって平行光束とされ、円錐プリズム4
3を透過してリング指標板44に導かれ、このリング指
標板44に形成されたリング上のパターン部分を透過し
てパターン光束となる。そしてパターン光束は、リレー
レンズ45を透過した後、ミラー46で反射されリレー
レンズ47を透過して、穴空きプリズム48によって主
光軸O1に沿った方向に反射される。反射後のパターン
光束は、ダイクロイックミラー17,18を透過して、
対物レンズ19により眼底Erに結像される。
クロイックミラー18,17、穴空きプリズム48の穴
部48a、リレーレンズ51、ミラー52、リレーレン
ズ53、ミラー54、合焦レンズ55、ミラー56、ダ
イクロイックミラー26、結像レンズ27、受光素子S
を有する。
メータレンズ42、円錐プリズム43、リング指標板4
4と一体に各光学系40,50の光軸O3,O4に沿っ
て移動可能となっている。
Erに導かれ、この眼底Erで反射された反射光束は、
対物レンズ19に集光され、ダイクロイックミラー1
8,17を透過して穴空きプリズム48の穴部48aへ
と導かれ、この穴部48aを通過する。
は、リレーレンズ51を透過してミラー52で反射さ
れ、更にリレーレンズ53を透過してミラー54で反射
された後、合焦レンズ55に導かれる。さらにパターン
反射光束は、合焦レンズ55を透過してミラー56並び
にダイクロイックミラー26で反射され、結像レンズ2
7によって受光素子Sにパターン像が結像される。
1,21,31を点灯させて被検眼Eを固視させると共
に被検眼Eと装置本体とのアライメント操作を行い、ア
ライメントが完了した時点で各光源11,21,31を
消灯すると共に光源41を点灯する。
グ指標板44を透過することによりリング状のパターン
光束となり、眼底Erにパターン像を結像させる。そし
て、眼底Erで反射された反射光束は、図2に示すよう
に、光軸O1を中心としたパターン像44’として受光
素子Sに結像される。そして、受光素子S上に結像され
たパターン像44’の像幅中心位置P1,P2をピーク
値によって検出し、この検出したピーク値に対応する受
光素子S上の座標値に基づいてパターン像44’の中心
間距離L(P1,P2間距離)を算出することで屈折力
等を求めるここで、本発明に係る眼科装置の外観を図3
に示す。図3において、70はあご受け部、71はパタ
ーン象44’等が表示されるモニタ画面、72は被検者
の眼の位置合わせのためのジョイスティックである。
者がモニタ画面71を見ながらジョイスティック72を
操作して、被検眼と装置本体とのアライメント調整を行
う。このアライメント調整は、図4に示すように、自動
測定モード(モニタ画面71上に自動測定モード用アラ
イメントマーク75が表示されている)の場合は、照準
マーク76内に輝点77をもっていき、更にその輝点7
7のピントを合わせることにより、自動的に測定が開始
される。そして、本実施の形態では、自動的に測定を行
うために、装置本体の電源投入時に、図5に示すよう
に、CCD上に投影された照準マーク76の中心座標
(X,Y)を求め、その結果からCCDのずれ量を算出
する。
時におけるアライメント調整の処理手順を示している。
図6において、まず装置本体の電源を投入し(ステップ
100)、さらに照準マーク投影光学系の光源を点灯さ
せて、照準マーク像をCCD上に形成させる(ステップ
101)。CCD上に形成された照準マーク像の画像デ
ータを一旦メモリに取り込み、その画像データから照準
マークの中心位置の投影位置を検出する(ステップ10
2)。一方、照準マークの当初の中心位置は予め設定さ
れており、その中心位置のデータとステップ102での
検出結果とを比較し、2点(照準マークの当初の中心位
置とCCD上に形成された中心位置)間の距離を算出す
る(ステップ103)。
10以上)であるか否かを判断する(ステップ10
4)。そして2点間の距離が、図7に示すように所定値
以上である場合、つまりアライメント完了信号エリアの
中心位置(X0,Y0)が判定エリア外の場合は、該中心
位置(X0,Y0)を、移動したアライメント照準マーク
の中心位置(X,Y)と一致させる。すなわち、この場
合には、アライメント完了信号エリアを、その中心位置
が移動した照準マークの中心位置(X,Y)と一致する
ような位置に設定し直す(ステップ105)。
所定値未満である場合、つまりアライメント完了信号エ
リアの中心位置(X0,Y0)が判定エリア内に入ってい
る場合は、予め設定されていた値のままで、すなわち、
アライメント完了信号エリアの中心位置を(X0,Y0)
として測定する。
振動や温度変化等の影響で、CCD等の検出素子の位置
が大きく変位したときは、その変位量を考慮したアライ
メント調整が行われるため、測定の精度が良くなり、信
頼性の高い眼科装置を実現できる。
きは、装置本体に予め設定されている、照準マークの中
心位置のデータがそのまま用いられるので、アライメン
ト完了信号エリアの中心位置を設定し直す処理が省略さ
れ、自動測定開始までの時間が長くなるのを回避でき
る。
の説明図である。
との関係を示す説明図である。
である。
図である。
である。
所定値以上ずれた場合の一例を示した図である。
ずれたが、そのずれが所定値未満である場合の一例を示
した図である。
と照準マークの投影像を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 アライメント指標光を被検眼に投影する
アライメント指標投影手段と、 前記指標光の角膜からの反射光を光軸上に配置された検
出素子に導き、前記反射光が該検出素子の所定の位置に
到達し、かつ反射光が規定の光量に達した場合に、アラ
イメントが完了したと判断するアライメント検出手段
と、 前記検出素子に向けてアライメントの照準のための照準
マークを投影する照準マーク投影手段とを備え、被検眼
と装置本体とのアライメントを行う眼科装置において、 前記照準マークが投影された位置を検出する検出手段
と、 前記検出手段の出力に基づき、前記検出素子のずれ量を
算出すると共に、アライメント完了信号が出力される条
件を変更する変更手段と、を備えたことを特徴とする眼
科装置。 - 【請求項2】 前記検出手段による検出及び前記変更手
段による変更は、装置本体の電源の投入時に行われるよ
う構成されていることを特徴とする請求項1に記載の眼
科装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27339396A JP3708251B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27339396A JP3708251B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 眼科装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10118025A true JPH10118025A (ja) | 1998-05-12 |
JP3708251B2 JP3708251B2 (ja) | 2005-10-19 |
Family
ID=17527281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27339396A Expired - Fee Related JP3708251B2 (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 眼科装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3708251B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023074579A1 (ja) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 株式会社ニデック | 眼屈折測定装置、および眼屈折測定プログラム |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP27339396A patent/JP3708251B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023074579A1 (ja) * | 2021-10-27 | 2023-05-04 | 株式会社ニデック | 眼屈折測定装置、および眼屈折測定プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3708251B2 (ja) | 2005-10-19 |
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