JPH10117290A - 画像転送システム、画像送信装置、プロファイル情報送信装置、画像受信再生装置、記憶媒体、画像受信装置、プログラム伝送装置および画像色補正装置 - Google Patents

画像転送システム、画像送信装置、プロファイル情報送信装置、画像受信再生装置、記憶媒体、画像受信装置、プログラム伝送装置および画像色補正装置

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JPH10117290A
JPH10117290A JP9172413A JP17241397A JPH10117290A JP H10117290 A JPH10117290 A JP H10117290A JP 9172413 A JP9172413 A JP 9172413A JP 17241397 A JP17241397 A JP 17241397A JP H10117290 A JPH10117290 A JP H10117290A
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color
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JP9172413A
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English (en)
Inventor
Tetsushi Anabuki
哲士 穴吹
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10117290A publication Critical patent/JPH10117290A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークにおいて、特定の送信装置に大
きな負担をかけたり、無駄な通信を行うことなく、カラ
ー画像情報等を転送し、原画像の色を保ったまま受信側
で再生する。 【解決手段】 画像サーバー2は、カラー画像情報等と
ともに、当該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報
に対応したプロファイル情報の所在を特定するロケーシ
ョン情報をネットワークに送出する。画像表示装置3で
は、受信手段30がカラー画像情報等とロケーション情
報を受信し、呼出手段34がロケーション情報に対応し
たプロファイル情報をネットワークを介してプロファイ
ル記憶手段10から呼び出す。色補正手段35は、この
プロファイル情報を用いてカラー画像情報等の色補正を
行い、再生手段36がその再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ネットワークに
おいてカラー画像やカラー画像を生成するオブジェクト
を配布・転送するカラー画像転送技術に係り、特に受信
側で原画像の色を保ったまま画像を表示することを可能
とした画像転送システム、画像送信装置、プロファイル
情報送信装置、画像受信再生装置、記憶媒体、画像受信
装置、プログラム伝送装置および画像色補正装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報処理技術および通信技術の高度化に
より、スキャナ、ファクシミリ、カラープリンタ等のカ
ラー画像情報を取り扱う各種の装置をネットワークに接
続し、これらの各装置間でカラー画像の転送を行う技術
が各種提案されるに至った。
【0003】ところで、転送されたカラー画像は受信側
の表示装置等の再生手段によって再生されることとなる
が、その際に送信側の画像入力装置(例えばスキャナ)
と受信側の再生手段(例えばカラープリンタ)の特性が
必ずしも整合しているとは限らないため、カラー画像の
転送過程において色変換を行うことが必要になってく
る。
【0004】かかる色変換に関する技術として、例えば
特開平7−203175公報および特開平7−3126
94公報は、送信側が色変換機能を持ち、受信側から送
信側にプロファイル情報を転送して送信側が色変換を行
った後で画像を受信側に送信する技術(以下、第1の従
来技術という。)を開示している。ここで、プロファイ
ル情報とは、カラー画像情報で使用される色を記述する
ために使用される色空間の特性を定義する情報であり、
一般的にはCIEXYZ、CIEL***などの人間
の知覚を基にして定められた色空間と、カラー画像情報
の色空間の間の数学的関係を記述した情報が使われる。
また、特開平7−312694公報は、この第1の従来
技術の他、受信側が色変換機能を持ち、送信側から受信
側にプロファイル情報および画像を転送して受信側で色
変換を行う技術(以下、第2の従来技術という。)を開
示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の技術をインターネットのような大規模なネットワー
ク環境を利用した画像転送システムに適用しようとする
場合、通信回線の効率上あるいはシステムの運用上好ま
しくない事態が生じる。すなわち、上記第1の従来技術
を適用したとすると、送信側の色変換機能が多数の受信
装置からの色変換要求に対応しなければならないことか
ら、送信側に大きな処理能力が必要となり、処理能力が
不十分である場合には処理に時間が掛ってしまうという
問題が生じる。一方、上述した第2の従来技術を適用し
たとすると、受信側が複数の送信装置から画像を受信す
る場合、受信した各画像が同じ色空間を有していたとし
ても送信側が変わるたびにプロファイル情報を送信する
必要があるため無駄な通信が必要となり、通信回線容量
を効率的に活用できないという問題が生じる。また、上
記第1および第2の従来技術のいずれを適用したとして
も、1回の画像の転送が行われる毎に送信側および受信
側間でプロファイルの授受を行うことが必要となるた
め、このプロファイルの転送のための通信費用の負担を
避けることができないという問題がある。
【0006】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、特定の送信装置に大きな負担をかけ
たり、無駄な通信を行うことなく、カラー画像情報やカ
ラー画像情報を生成するオブジェクト情報を転送し、原
画像の色を保ったまま受信側で再生することができる画
像転送システム、画像送信装置、プロファイル情報送信
装置および画像受信再生装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の画像転送システムにおいては、ネ
ットワークに接続され、カラー画像情報もしくはオブジ
ェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正のた
めのプロファイル情報を記憶するプロファイル記憶手段
と、前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報
とともに、当該カラー画像情報もしくはオブジェクト情
報に対応した前記プロファイル情報を特定するプロファ
イル特定情報を送信する画像送信手段と、前記画像送信
手段によって送信されるカラー画像情報もしくはオブジ
ェクト情報およびプロファイル特定情報を受信する受信
手段、前記受信手段が受信したプロファイル特定情報に
より特定されるプロファイル情報を前記プロファイル記
憶手段から呼び出す呼出手段、前記プロファイル情報を
用いて前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情
報から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正
手段、並びに前記色補正手段によって色補正のなされた
カラー画像情報を再生する再生手段を有する画像受信再
生手段と、を具備することを特徴とする。
【0008】また、請求項4に記載の画像送信装置にお
いては、カラー画像情報もしくはカラー画像情報を生成
するオブジェクト情報とともに、該カラー画像情報もし
くはオブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の
色補正のためのプロファイル情報を特定するプロファイ
ル特定情報をネットワークを介して送信する送信手段を
具備することを特徴とする。
【0009】また、請求項5に記載のプロファイル情報
送信装置においては、カラー画像情報もしくはオブジェ
クト情報から生成されるカラー画像情報の色補正のため
のプロファイル情報を記憶するプロファイル記憶手段
と、ネットワークを介して、前記プロファイル情報の呼
び出しがあった場合に、呼び出し側へ前記プロファイル
情報を送信する通信制御手段と、を具備することを特徴
とする。
【0010】また、請求項6に記載の画像受信再生装置
においては、ネットワークを介して送られるカラー画像
情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェクト情
報、および該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報
から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロフ
ァイル情報を特定するプロファイル特定情報を受信する
受信手段と、前記受信手段が受信したプロファイル特定
情報に対応したプロファイル情報を前記ネットワークを
介して呼び出す呼出手段と、前記プロファイル情報を用
いて前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報
から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正手
段と、前記色補正手段によって補正されたカラー画像情
報を再生する再生手段と、を具備することを特徴とす
る。
【0011】また、請求項7に記載の画像受信再生装置
においては、ネットワークを介して送られるカラー画像
情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェクト情
報、および該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報
から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロフ
ァイル情報を特定するプロファイル特定情報を受信する
受信手段と、前記ネットワークを介して受信したプロフ
ァイル情報をプロファイル特定情報とともに登録する登
録手段と、前記受信手段によって受信されたプロファイ
ル特定情報と同じ情報が前記登録手段に登録されている
か否かを判定する判定手段と、前記受信手段によって受
信されたプロファイル特定情報と同じ情報が前記登録手
段に登録されているとの判定が前記判定手段から得られ
た場合に、該プロファイル特定情報に対応したプロファ
イル情報を前記登録手段から取得する取得手段と、前記
受信手段によって受信されたプロファイル特定情報と同
じ情報が前記登録手段に登録されていないとの判定が前
記判定手段から得られた場合に、前記ネットワークを介
してプロファイル情報を呼び出す呼出手段と、前記取得
手段もしくは呼出手段により得られたプロファイル情報
を用いて前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト
情報から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補
正手段と、前記色補正手段によって補正されたカラー画
像情報を再生する再生手段と、を具備することを特徴と
する。
【0012】また、請求項8に記載の記憶媒体において
は、コンピュータによって実行されるプログラムにより
アクセスされるデータが所定のデータ構造を有し、前記
コンピュータに入力可能な形式で記憶されている記憶媒
体であって、カラー画像情報もしくはカラー画像情報を
生成するオブジェクト情報と、当該カラー画像情報もし
くは当該オブジェクト情報から生成されるカラー画像情
報の色補正のためのプロファイル情報を特定するプロフ
ァイル特定情報と、を関連付けて記憶することを特徴と
する。
【0013】また、請求項10に記載の画像受信装置に
おいては、カラー画像情報もしくはカラー画像情報を生
成するオブジェクト情報と、当該カラー画像情報もしく
は当該オブジェクト情報から生成されるカラー画像情報
の色補正のためのプロファイル情報を特定するプロファ
イル特定情報と、から成る画像関連情報を受信する受信
手段と、前記受信手段が受信した前記画像関連情報を記
憶する記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】また、請求項11に記載のプログラム伝送
装置においては、ネットワークを介して送られる、カラ
ー画像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェ
クト情報、および当該カラー画像情報もしくは当該オブ
ジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正の
ためのプロファイル情報を特定するプロファイル特定情
報を受信する受信処理と、前記受信処理において受信し
た前記プロファイル特定情報に対応したプロファイル情
報を呼び出す呼出処理と、前記呼出処理において呼び出
された前記プロファイル情報を用いて前記カラー画像も
しくは前記オブジェクト情報から生成されるカラー画像
情報の色補正を行う色補正処理と、
【0015】前記色補正処理によって補正されたカラー
画像情報を再生する再生処理と、をコンピュータに実行
させるプログラムを記憶する記憶手段と、前記記憶手段
により記憶された前記プログラムを読み出して当該プロ
グラムを送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0016】また、請求項12に記載の記憶媒体におい
ては、ネットワークを介して送られるカラー画像情報も
しくはカラー画像情報を生成するオブジェクト情報、お
よび当該カラー画像情報もしくは当該オブジェクト情報
から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロフ
ァイル情報を特定するプロファイル特定情報を受信する
受信処理と、前記受信処理において受信した前記プロフ
ァイル特定情報に対応したプロファイル情報を呼び出す
呼出処理と、前記呼出処理において呼び出された前記プ
ロファイル情報を用いて前記カラー画像情報もしくは前
記オブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色
補正を行う色補正処理と、前記色補正処理によって補正
されたカラー画像情報を再生する再生処理と、をコンピ
ュータに実行させるプログラムを当該コンピュータに入
力可能な形式で記憶したことを特徴とする。
【0017】また、請求項13に記載の画像色補正装置
においては、カラー画像情報もしくはカラー画像情報を
生成するオブジェクト情報を特定するためのオブジェク
ト特定情報と、当該オブジェクト特定情報により特定さ
れるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報から生成
されるカラー画像情報に対する色補正のためのプロファ
イル情報を特定するプロファイル特定情報と、を関連付
けて記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたオ
ブジェクト特定情報に対応したカラー画像情報もしくは
オブジェクト情報を呼び出す第1の呼出手段と、前記第
1の呼出手段において呼び出されるカラー画像情報もし
くはオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶手段に
記憶されている、プロファイル特定情報に対応するプロ
ファイル情報を呼び出す第2の呼出手段と、前記第2の
呼出手段において呼び出されたプロファイル情報を用い
て、前記第1の呼出手段において呼び出された前記カラ
ー画像情報もしくは前記オブジェクト情報から生成され
るカラー画像情報の色補正を行う色補正手段と、を有す
ることを特徴とする。
【0018】また、請求項14に記載の記憶媒体におい
ては、カラー画像情報もしくはカラー画像情報を生成す
るオブジェクト情報を特定するためのオブジェクト特定
情報と、当該オブジェクト特定情報により特定されるカ
ラー画像情報もしくはオブジェクト情報から生成される
カラー画像情報に対する色補正のためのプロファイル情
報を特定するプロファイル特定情報と、を関連付けて記
憶する記憶処理と、前記記憶処理により記憶されたオブ
ジェクト特定情報に対応したカラー画像情報もしくはオ
ブジェクト情報を呼び出す第1の呼出処理と、前記第1
の呼出処理において呼び出されるカラー画像情報もしく
はオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶処理にお
いて記憶された、前記プロファイル特定情報に対応する
プロファイル情報を呼び出す第2の呼出処理と、前記第
2の呼出処理において呼び出されたプロファイル情報を
用いて、前記第1の呼出処理において呼び出された前記
カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報から生成
されるカラー画像情報の色補正を行う色補正処理と、を
コンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュー
タに入力可能な状態で記憶したことを特徴とする。
【0019】また、請求項15に記載のプログラム伝送
装置においては、カラー画像情報もしくはカラー画像情
報を生成するオブジェクト情報を特定するためのオブジ
ェクト特定情報と、当該オブジェクト特定情報により特
定されるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報から
生成されるカラー画像情報についての色補正のためのプ
ロファイル情報を特定するプロファイル特定情報と、を
関連付けて記憶する記憶処理と、前記記憶処理により記
憶されたオブジェクト特定情報に対応したカラー画像情
報もしくはオブジェクト情報を呼び出す第1の呼出処理
と、前記第1の呼出処理において呼び出されるカラー画
像情報もしくはオブジェクト情報に関連付けられて前記
記憶手段に記憶されている、前記プロファイル特定情報
に対応するプロファイル情報を呼び出す第2の呼出処理
と、前記第2の呼出処理において呼び出されたプロファ
イル情報を用いて、前記第1の呼出処理において呼び出
された前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情
報から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正
処理と、をコンピュータに実行させるプログラムを当該
コンピュータに入力可能な状態で記憶する記憶手段と、
前記記憶手段により記憶された前記プログラムを読み出
して、読み出した当該プログラムを送信する送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
(基本的な実施の形態)本願発明の基本的な実施の形態
は以下の通りである。本願発明に係る画像転送システム
は、たとえば、図1に示す構成により具現される。この
例においては、ネットワークに接続され、カラー画像情
報もしくはオブジェクト情報から生成されるカラー画像
情報の色補正のためのプロファイル情報を記憶し、後述
する画像表示装置3からの呼び出しに応じてプロファイ
ル情報を出力するプロファイルサーバー1と、前記カラ
ー画像情報もしくは前記オブジェクト情報とともに、当
該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報に対応した
前記プロファイル情報を特定するプロファイル特定情報
を送信する画像サーバー2(画像送信手段)と、前記画
像送信手段によって送信されるカラー画像情報もしくは
オブジェクト情報およびプロファイル特定情報を受信す
る受信手段30、前記受信手段が受信したプロファイル
特定情報により特定されるプロファイル情報を前記プロ
ファイルサーバーから呼び出す呼出手段34、前記プロ
ファイル情報を用いて前記カラー画像情報もしくは前記
オブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補
正を行う色補正手段35、並びに前記色補正手段によっ
て補正されたカラー画像情報を再生する再生手段36を
有する画像表示装置3(画像受信再生手段)と、を具備
する。かかる画像転送システムによれば、画像サーバー
2は、色補正のための負担の他、プロファイル情報その
ものを転送するための負担から解放されるため、その分
だけ処理効率を高めることができる。また、プロファイ
ル情報そのものを転送することがないため、画像サーバ
ー2に接続される通信回線の混雑を緩和することができ
る。一方、画像表示装置3は、画像サーバー2から提供
されるプロファイル特定情報に基づいて必要なプロファ
イル情報をプロファイルサーバー1から受け取ることが
できるので、画像の色補正に支障を来すことはない。プ
ロファイル情報としては、たとえば、前記カラー画像情
報もしくは前記オブジェクト情報から生成されるカラー
画像情報を記述するために使われる色空間を定義する情
報が挙げられる。また、プロファイル特定情報は、必要
なプロファイル情報を特定することができるものであれ
ばよいが、画像表示装置3が必要なプロファイル情報を
迅速に取得するためには、該当するプロファイル情報が
存在するネットワーク上の記憶手段及び記憶手段内部の
プロファイル情報の記憶位置を指定するロケーション情
報を使用することが好ましい。
【0021】次に、上記画像転送システムを構成する主
要な装置の概略構成について説明する。まず、画像送信
装置は、図1においては画像サーバー2として具現され
るものであり、カラー画像情報もしくはカラー画像情報
を生成するオブジェクト情報とともに、該カラー画像情
報もしくはオブジェクト情報から生成されるカラー画像
情報の色補正のためのプロファイル情報を特定するプロ
ファイル特定情報(図1の例ではロケーション情報)を
ネットワークを介して送信する送信手段20を具備する
ものである。また、プロファイル情報送信装置は、図1
においてはプロファイルサーバー1として具現されるも
のであり、カラー画像情報もしくはオブジェクト情報か
ら生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロファ
イル情報を記憶するプロファイル記憶手段10と、ネッ
トワークを介して、前記プロファイル情報の呼び出しが
あった場合に、呼び出し側へ前記プロファイル情報を送
信する通信制御手段11とを具備するものである。ま
た、画像受信再生装置は、図1において画像表示装置3
として具現されているものであり、ネットワークを介し
て送られるカラー画像情報もしくはカラー画像情報を生
成するオブジェクト情報、および該カラー画像情報もし
くはオブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の
色補正のためのプロファイル情報を特定するプロファイ
ル特定情報を受信する受信手段30と、前記受信手段が
受信したプロファイル特定情報に対応したプロファイル
情報を前記ネットワークを介して呼び出す呼出手段34
と、前記プロファイル情報を用いて前記カラー画像情報
もしくは前記オブジェクト情報から生成されるカラー画
像情報の色補正を行う色補正手段35と、前記色補正手
段によって補正されたカラー画像情報を再生する再生手
段36と、 を具備するものである。さらに、いわゆる
キャッシュ記憶技術を導入し、画像再生装置3の処理効
率を高めるようにすることも可能である。すなわち、こ
の場合には、図1に示すように、この画像表示装置3
は、ネットワークを介して送られるカラー画像情報もし
くはカラー画像情報を生成するオブジェクト情報、およ
び該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報から生成
されるカラー画像情報の色補正のためのプロファイル情
報を特定するプロファイル特定情報(図1の例ではロケ
ーション情報)を受信する受信手段30と、前記ネット
ワークを介して受信したプロファイル情報をプロファイ
ル特定情報とともに登録する登録手段31と、前記受信
手段によって受信されたプロファイル特定情報と同じ情
報が前記登録手段に登録されているか否かを判定する判
定手段32と、前記受信手段によって受信されたプロフ
ァイル特定情報と同じ情報が前記登録手段に登録されて
いるとの判定が前記判定手段から得られた場合に、該プ
ロファイル特定情報に対応したプロファイル情報を前記
登録手段から取得する取得手段33と、前記受信手段に
よって受信されたプロファイル特定情報と同じ情報が前
記登録手段に登録されていないとの判定が前記判定手段
から得られた場合に、前記ネットワークを介してプロフ
ァイル情報を呼び出す呼出手段34と、前記取得手段も
しくは呼出手段により得られたプロファイル情報を用い
て前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報か
ら生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正手段
35と、前記色補正手段によって補正されたカラー画像
情報を再生する再生手段36と、を具備する。かかる画
像表示装置3によれば、過去受信されたことのない新規
なプロファイル特定情報が受信された場合に限り、ネッ
トワークを介して該当するプロファイル情報の呼び出し
が行われ、既に受信されたプロファイル特定情報と同じ
ものが受信された場合には過去受信されたプロファイル
情報が再利用される。従って、プロファイル情報をネッ
トワークを介して呼び出す頻度を少なくすることがで
き、無駄な通信が行われるのを防止し、画像表示装置3
の処理効率を高めることができる。また、図11に示す
ような構成も可能である。すなわち、コンピュータ50
0によって実行されるプログラムによりアクセスされる
データが所定のデータ構造を有し、前記コンピュータに
入力可能な形式で記憶されている記憶媒体501であっ
て、カラー画像情報503もしくはカラー画像情報を生
成するオブジェクト情報502と、当該カラー画像情報
503もしくは当該オブジェクト情報502から生成さ
れるカラー画像情報の色補正のためのプロファイル情報
504を特定するプロファイル特定情報505と、を関
連付けて記憶する。この場合、プロファイル特定情報5
05は、コンピュータ500に読み込まれて解読される
ことにより、ネットワークNTを介してプロファイル情
報504を特定する。
【0022】ここで、記憶媒体501とは、コンピュー
タのハードウエア資源に備えられている読取装置に対し
て、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等
のエネルギーの変化状態を引き起こして、それに対する
信号の形式で、読取装置にプログラムの記述内容を伝達
できるものである。例えば、図11に示すように、光磁
気ディスク501a、501b、光ディスク(CD−R
OMなど)501c、磁気ディスク501d、コンピュ
ータに内蔵されるメモリ501eなどがある。この明細
書では、「記録媒体」を同様の意味で使う。
【0023】また、画像受信装置の他の態様において
は、図14に示すように、カラー画像情報503もしく
はカラー画像情報を生成するオブジェクト情報502
と、当該カラー画像情報503もしくは当該オブジェク
ト情報502から生成されるカラー画像情報の色補正の
ためのプロファイル情報504を特定するプロファイル
特定情報505と、から成る画像関連情報506を受信
する受信手段511と、前記受信手段511が受信した
前記画像関連情報506を記憶する記憶手段512と、
を備えることを特徴とする。この場合、画像受信装置5
10は、記憶手段512に記憶された画像関連情報50
6を適宜読み出して利用することにより、プロファイル
情報504を特定することができるので、原画像の色を
保ったままで再生することができる。
【0024】また、本発明に係るプログラム伝送装置に
おいては、図12に示すように、ネットワークNTを介
して送られる、カラー画像情報もしくはカラー画像情報
を生成するオブジェクト情報、および当該カラー画像情
報もしくは当該オブジェクト情報から生成されるカラー
画像情報の色補正のためのプロファイル情報を特定する
プロファイル特定情報を受信する受信処理と、前記受信
処理において受信した前記プロファイル特定情報に対応
したプロファイル情報を呼び出す呼出処理と、前記呼出
処理において呼び出された前記プロファイル情報を用い
て前記カラー画像もしくは前記オブジェクト情報から生
成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正処理と、
前記色補正処理によって補正されたカラー画像情報を再
生する再生処理と、をコンピュータに実行させるプログ
ラム550を記憶する記憶手段551と、前記記憶手段
551により記憶された前記プログラム550を読み出
して当該プログラム550を送信する送信手段552と
を備えることを特徴とする。ここで、プログラム550
は、例えば、図16に示すフローチャートのようにな処
理内容になる。まず、図16に示すステップSc1で
は、カラー画像情報とプロファイル特定情報とが一緒に
なったものを受信する。次に、ステップSc1で受信し
たプロファイル特定情報が指定するプロファイルを呼び
出し(ステップSc2)、それを受信する(ステップS
c3)。そして、受信したプロファイルを記憶し(ステ
ップSc4)、記憶したプロファイルに基づいて画像の
色補正を行い(ステップSc5)、色補正した画像を出
力する(ステップSc6)。
【0025】また、本発明に係る記憶媒体においては、
図14に示すようなネットワークNTを介して送られる
カラー画像情報503もしくはカラー画像情報を生成す
るオブジェクト情報502、および当該カラー画像情報
もしくは当該オブジェクト情報502から生成されるカ
ラー画像情報の色補正のためのプロファイル情報504
を特定するプロファイル特定情報505を受信する受信
処理と、前記受信処理において受信した前記プロファイ
ル特定情報505に対応したプロファイル情報504を
呼び出す呼出処理と、前記呼出処理において呼び出され
た前記プロファイル情報504を用いて前記カラー画像
情報503もしくは前記オブジェクト情報502から生
成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正処理と、
前記色補正処理によって補正されたカラー画像情報を再
生する再生処理と、をコンピュータに実行させるプログ
ラムを当該コンピュータに入力可能な形式で記憶してい
る。ここで、プログラムは、前述した図16に示すよう
なものになる。
【0026】また、本発明に係る画像色補正装置におい
ては、図15に示すように、カラー画像情報503もし
くはカラー画像情報を生成するオブジェクト情報502
を特定するためのオブジェクト特定情報520と、当該
オブジェクト特定情報520により特定されるカラー画
像情報503もしくはオブジェクト情報502から生成
されるカラー画像情報に対する色補正のためのプロファ
イル情報504を特定するプロファイル特定情報505
と、を関連付けて記憶する記憶手段521と、前記記憶
手段521に記憶されたオブジェクト特定情報520に
対応したカラー画像情報503もしくはオブジェクト情
報502を呼び出す第1の呼出手段525と、前記第1
の呼出手段において呼び出されるカラー画像情報もしく
はオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶手段に記
憶されている、プロファイル特定情報に対応するプロフ
ァイル情報を呼び出す第2の呼出手段と、前記第2の呼
出手段において呼び出されたプロファイル情報を用い
て、前記第1の呼出手段において呼び出された前記カラ
ー画像情報もしくは前記オブジェクト情報から生成され
るカラー画像情報の色補正を行う色補正手段530と、
を有することを特徴とする。
【0027】また、本願発明に係る記憶媒体において
は、図15に示すようなカラー画像情報503もしくは
カラー画像情報を生成するオブジェクト情報502を特
定するためのオブジェクト特定情報520と、当該オブ
ジェクト特定情報520により特定されるカラー画像情
報503もしくはオブジェクト情報502から生成され
るカラー画像情報に対する色補正のためのプロファイル
情報504を特定するプロファイル特定情報505と、
を関連付けて記憶する記憶処理と、前記記憶処理により
記憶されたオブジェクト特定情報520に対応したカラ
ー画像情報503もしくはオブジェクト情報502を呼
び出す第1の呼出処理と、前記第1の呼出処理において
呼び出されるカラー画像情報503もしくはオブジェク
ト情報502に関連付けられて前記記憶処理において記
憶された、前記プロファイル特定情報505に対応する
プロファイル情報504を呼び出す第2の呼出処理と、
前記第2の呼出処理において呼び出されたプロファイル
情報504を用いて、前記第1の呼出処理において呼び
出された前記カラー画像情報503もしくは前記オブジ
ェクト情報502から生成されるカラー画像情報の色補
正を行う色補正処理と、をコンピュータに実行させるプ
ログラムPを当該コンピュータに入力可能な状態で記憶
したことを特徴としている。これは、図13に示すよう
な、媒体201a〜501eに記録されたプログラムP
であるが、このプログラムPは、図17のフローチャー
トに示すようなものであり、図15に示す画像色補正装
置を達成するためのプログラムになる。
【0028】図17に示すフローチャートにおいては、
まず、オブジェクト特定情報とプロファイル特定情報と
を関連付けて記憶する(ステップSd1)。そして、オ
ブジェクト特定情報により特定されるカラー画像情報を
呼び出し(ステップSd2)、また、プロファイル特定
情報により特定されるプロファイルを呼び出す(ステッ
プSd3)。次に、プロファイルに基づいてカラー画像
情報の色補正を行う(ステップSd4)。
【0029】また、本願発明に係るプログラム伝送装置
においては、図12に示すように、カラー画像情報もし
くはカラー画像情報を生成するオブジェクト情報を特定
するためのオブジェクト特定情報と、当該オブジェクト
特定情報により特定されるカラー画像情報もしくはオブ
ジェクト情報から生成されるカラー画像情報についての
色補正のためのプロファイル情報を特定するプロファイ
ル特定情報と、を関連付けて記憶する記憶処理と、前記
記憶処理により記憶されたオブジェクト特定情報に対応
したカラー画像情報もしくはオブジェクト情報を呼び出
す第1の呼出処理と、前記第1の呼出処理において呼び
出されるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報に関
連付けられて前記記憶手段に記憶されている、前記プロ
ファイル特定情報に対応するプロファイル情報を呼び出
す第2の呼出処理と、前記第2の呼出処理において呼び
出されたプロファイル情報を用いて、前記第1の呼出処
理において呼び出された前記カラー画像情報もしくは前
記オブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色
補正を行う色補正処理と、をコンピュータに実行させる
プログラムPを当該コンピュータに入力可能な状態で記
憶する記憶手段551と、前記記憶手段551により記
憶された前記プログラムPを読み出して、読み出した当
該プログラムPを送信する送信手段552とを備えるこ
とを特徴とする。ここで、プログラムPは、図17のフ
ローチャートに示すようなものになるが、これは、図1
5に示す画像色補正装置を達成するためのプログラムに
なる。 (具体的な実施の形態)次に、図面を参照し、本発明の
実施の形態についてより具体的に説明する。 A.第1の実施形態 図2はこの発明の第1の実施形態であるカラー画像転送
システムの構成を示す図である。この実施形態は、イン
ターネットを始め様々なネットワーク環境で広く使われ
る分散型情報システムWorld Wide Web
(以下、WWWと略す。)に本発明を適用したものであ
る。
【0030】WWWは、ネットワークを通じて文書を提
供するサーバーと呼ばれる装置と、サーバーから文書を
受け取って人間が理解できる形で表示するブラウザーと
呼ばれる装置から構成される。例えば、インターネット
の様な大規模ネットワークには非常に多くのサーバーや
ブラウザーが存在する。サーバーやブラウザーはそれぞ
れの機能を行うソフトウェアを組み込んだコンピュータ
として実装されることが多い。
【0031】WWWサーバーが提供する文書はHTML
という表記法で記述されている。HTMLとは、テキス
ト文書中に文書構造、文書の表示方法、文書に埋め込ま
れる画像、動画、音声、オブジェクト、プログラムなど
のロケーション、他の文書を指し示すリンクなどを記述
したタグを埋め込むことによって文書を構成する手法
で、マルチメディア文書を作成したり、異なるファイル
やサーバーに記憶されている文書を互いに関連づけるこ
とを可能とする。
【0032】ここで、一般的なWWWの動作を説明す
る。まず、ユーザーは、ブラウザーに対し、あるサーバ
ーに存在するHTML文書を表示するように指示すると
き、HTML文書の存在するアドレスをURL(Uni
versal Resource Location)
と呼ばれる形で与える。URLとは図3に示すように情
報の種類、情報を記憶している機器のネットワーク上の
ロケーション、機器内部で情報が存在するロケーション
の3つを組み合わせた記法で定義されるものであり、こ
のURLによりネットワーク内部の情報のロケーション
を一意に指定することができる。ブラウザーはユーザー
が指定したURLからHTML文書の存在するロケーシ
ョンを割り出し、文書を記憶しているサーバーにHTM
L文書とその文書に埋め込まれているデータの送信を要
求する。このようなデータとしては、画像、動画、音
声、オブジェクト、プログラムなどが含まれる。サーバ
ーはブラウザーからの要求を受け取ると、要求されたH
TML文書、データをブラウザーに送信する。ブラウザ
ーはHTML文書やデータを受け取ると、HTML文書
を解析して人間が目で見て理解できるフォーマットに変
換し、ディスプレイやプリンターなどの表示装置に表示
する。
【0033】先に述べたように、HTML文書には他の
文書を指し示すリンクが埋め込まれている。このリンク
もURLとして表記されているため、ユーザーがポイン
ティングデバイスなどの手段でこのリンクが指し示す文
書を表示するようブラウザーに指示すると、ブラウザー
はURLから新たな文書のロケーションを割り出し、そ
の文書を記憶しているサーバーから文書を呼び出す。こ
のようにして複数のサーバーにまたがって文書を順に辿
っていくことができる。
【0034】ところで、既存のWWWにおいては、HT
ML文書や画像において色を表記する際にデバイイスご
との色空間の違いを考慮せず、ディスプレイのRGB空
間を仮定して色を表記している。そのため、ブラウザー
が使用する表示装置によって表示色が異なってしまうと
いう欠点がある。
【0035】このような表示色の違いが生じないように
するために、CMS(ColorManagement
System)と呼ばれる技術がある。この技術で
は、文書や画像で使用する色空間とCIE XYZ、C
IE L*a*b*などの人間の知覚を基にして定められた
色空間との間の数学的関係を記述したプロファイル情報
を、文書や画像に添付する。そして、文書や画像を表示
する際に、文書や画像に添付されたプロファイルと表示
装置の色特性を記述した情報から文書や画像の色空間を
表示装置の色空間に変換するアルゴリズムを作成して、
そのアルゴリズムで文書や画像の色を変換する。このよ
うにすることにより、表示装置に係わらず文書や画像を
作成時の色で表示することができる。
【0036】ところが、同じ環境で作成された文書や画
像(例えば同じスキャナで読み取られた画像)は一般的
には同じ色空間を使用するため、ネットワーク内におい
て転送される文書や画像の総数に比べるとプロファイル
の種類は圧倒的に少ない。しかし、ネットワーク環境に
おいては、単純に文書や画像にプロファイルを添付する
だけでは同じ色空間を使用する文書や画像についても文
書や画像の数だけ同じプロファイルを送信することにな
るため、無駄な通信が発生する。特に色補正の精度を上
げようとするとプロファイルのデータ量が大きくなるた
め、無駄な通信の量も増大する。
【0037】上記のような問題を解決するために、図1
5に示すように既存のWWWにおける画像の送受信のシ
ステムに改良を施す。これは、カラー画像情報もしくは
カラー画像情報を生成するオブジェクト情報と、プロフ
ァイル特定情報とを関連付けてHTML文書のような形
で記憶し、それぞれをネットワークを通じて、必要に応
じて呼び出し、呼び出したプロファイル情報を用いて呼
び出したカラー画像情報などに対して色補正を施す装置
である。この処理の流れを示したのが、図17である。
図17に示したようなフローチャートで表される処理を
プログラムとして記述し、記憶媒体に格納し、配布する
ことが可能であるが、この概念図が図13になる。ま
た、こうしたプログラムをネットワークを通じて伝送し
配布することも可能である。この概念図が図12であ
る。
【0038】図2は、このような改良されたシステムの
構成をより詳細に示す。次に、図2を参照して1つの実
施形態の詳細な説明を行う。
【0039】a.文書や画像をWWWブラウザー300
に提供するWWWサーバー100とは別にプロファイル
サーバー200を設け、このプロファイルサーバー20
0がWWWプラウザー300からの要求に応じてプロフ
ァイルを提供する。
【0040】b.WWWサーバー100は、文書や画像
にプロファイルそのものを添付するのではなく、プロフ
ァイルを特定する情報、具体的には該当するプロファイ
ルが存在するネットワーク上でのロケーション、すなわ
ち、当該プロファイルを記憶しているプロファイルサー
バーを特定する情報およびそのプロファイルサーバー内
部における当該プロファイルのロケーションを前述のU
RLの形で記述して添付する。
【0041】c.WWWブラウザー300は、URLの
添付された文書や画像をWWWサーバー100から受け
取ると、そのURLに基づいて、色補正に必要なプロフ
ァイルをプロファイルサーバー200に要求する。この
ようにすることで、少なくともWWWサーバー100は
プロファイルそのものをWWWブラウザー300に転送
する負担から解放されるため、このプロファイルの転送
に要する分だけWWWサーバー100の通信回線の使用
率を低減することができる。
【0042】一方、WWWブラウザー300において
は、WWWサーバー100から提供されるURLに基づ
いて必要なプロファイルをプロファイルサーバー200
から受け取ることができるので、文書や画像の色補正に
支障を来すことはない。また、過去指定されたものと同
じURLが指定されているならば当然同じプロファイル
が指定されていると考えられる。従って、例えばWWW
ブラウザー300においてプロファイルをURLととも
に蓄積しておき、以後、同じ内容のURLをWWWサー
バー100から受け取ったときには蓄積したプロファイ
ルを再利用する等の措置を採れば、WWWブラウザー3
00側においても無駄な通信を回避することができる。
【0043】なお、本実施形態に係るカラー画像転送シ
ステムにおいて、ロケーション以外の情報により、プロ
ファイルを特定することができる場合には、そのような
情報をロケーションの代りに使用してもよい。例えば、
カラー画像システム内において統一された方法に従って
各プロファイルにヘッダを付与し、ヘッダによりプロフ
ァイルが一意的に特定されるのであれば、そのようなヘ
ッダをロケーションの代りに使用してもよい。ただし、
このようなヘッダを使用する場合には、各ヘッダによっ
て特定されるプロファイルがシステム内のいずれのロケ
ーションに記憶されているかを管理するテーブルをシス
テム内に設けることが必要になる。
【0044】B.第2の実施形態 図4はこの発明の第2の実施形態であるカラー画像転送
装置の構成を示すものである。本実施形態は、受信側た
るWWWブラウザーにキャッシュ記憶技術を導入し、無
駄な通信の低減を図ったものである。この図4に示す例
では、ユーザーはWWWブラウザー300を使って、ネ
ットワークに接続されたWWWサーバー100a,10
0b,100cなどに記憶された文書を参照する。これ
らのWWWサーバーに記憶された文書や画像の色空間
は、ネットワークに接続されたプロファイルサーバー2
00a,200b,200cなどに記憶されたプロファ
イルによって定義されている。
【0045】図4に示すWWWサーバー100aにおい
て、HTML文書記憶部101はHTML文書とその文
書に埋め込まれているデータを記憶している。そのよう
なデータとしては、画像、動画、音声、オブジェクト、
プログラムなどがある。ここに記憶された文書やデータ
のロケーションはすべてURLにより一意に指定でき
る。また、HTML文書送信部102は、ネットワーク
を介してHTML文書やその付属データの送信要求が来
た時、要求された文書やデータを要求元へ送信する。そ
の他のWWWサーバー100b,100cなども100
aと同様の構成を取る。
【0046】プロファイルサーバー200aにおいて、
プロファイル記憶部201は、プロファイルを記憶して
いる。ここに記憶されたプロファイルのロケーションも
またすべてURLにより一意に指定できる。プロファイ
ル送信部202はネットワークを通してプロファイルの
送信要求が到来したとき、要求されたプロファイルを要
求元へ送信する。その他のプロファイルサーバー200
b,200cなどもプロファイルサーバー200aと同
様の構成を有している。
【0047】WWWブラウザー300において、HTM
L文書受信部301はユーザーが指定したURLの指し
示すHTML文書とそれに付属するデータを、ネットワ
ークを通じて然るべきサーバーに要求する。プロファイ
ルURL抽出部302はHTML文書受信部301が受
信したHTML文書からプロファイルを指定するタグを
検索し、プロファイルを指すURLを抽出する。判定部
303はキャッシュ304を検索して、プロファイルU
RL抽出部302が抽出したURLがキャッシュ304
内に既に存在しているか否か、すなわち、当該URLが
以前に受信され、当該URLに対応したプロファイルが
キャッシュ304に格納されているか否かを判断する。
キャッシュ304はプロファイル呼出部305が受信し
たプロファイルとそのURLを組にして記憶する。プロ
ファイル呼出部305はプロファイルがキャッシュ30
4に記憶されていない場合に、ネットワークを通じて然
るべきサーバーにプロファイルを要求する。プロファイ
ル取出部306は指定されたURLに対応したプロファ
イルをキャッシュ304から取り出す。
【0048】色情報抽出部307はHTML文書受信部
301が受信したHTML文書から色情報やカラー画像
を抽出する。色変換部308はプロファイル呼出部30
5やプロファイル取出部306が取得したプロファイル
を用いて、色情報抽出部307が抽出した色情報やカラ
ー画像を、表示部310で使われる色空間に変換する。
文書イメージ生成部309はHTML文書を人間が理解
できるフォーマットに変換する。このとき色変換部30
8が変換した色情報やカラー画像を使用する。表示部3
10は文書イメージ生成部309が生成した文書イメー
ジを表示してユーザーに提供する。
【0049】本実施形態ではHTMLの記法にいくつか
の拡張を加える。次に、この拡張について説明する。H
TML文書は単純なテキストの中にタグと呼ばれる特別
に定められた印を埋め込むことによって記述される。タ
グは文書構造、文書の表示形式、文書に埋め込まれる画
像、動画、音声、オブジェクト、プログラムなどのロケ
ーション、他の文書を指し示すリンク、コメントなどを
指定する事ができる。タグは“<>”で囲まれた文字列
として記述され、“<>”の内部にはタグの種類を示す
名前と、タグが使用するアトリビュートが含まれる。ア
トリビュートの例としては、文字の大きさやスタイル、
色、画像などのロケーション、リンクが指し示す文書の
URLなどがある。
【0050】本実施形態では、HTML文書において色
情報やカラー画像のプロファイルのロケーションを示す
ため、HTMLの記法を拡張する。この拡張したHTM
L記法においては、図7に示すように、文書の中に画像
を示すURLと色空間の種類、そしてプロファイルを指
定するURLを埋め込む。そのために、文書や画像、オ
ブジェクトなどが使用する色空間とプロファイルのUR
Lを指定するタグを設ける。その使用例を図5を参照し
て説明する。
【0051】まず最初に、文書本体の開始を表す<BO
DY>タグで色空間を指定するCOLORSPACEア
トリビュートとプロファイルのURLを指定するPRO
FILEアトリビュートを指定している。この2つのア
トリビュートは本実施形態で追加されたものである。<
BODY>タグと</BODY>タグで囲まれた部分が
文書本体で、この間に色や画像表示を指定するタグが現
れたとき、色空間やプロファイルの指定がないならばこ
こで指定した色空間とプロファイルが使われる。
【0052】また、色や画像表示を指定するタグでアト
リビュートを使って色空間やプロファイルの指定を行う
こともできる。この場合、そのタグの効果範囲内におい
ては、アトリビュートで指定した色空間やプロファイル
が使われることになる。図5では、イメージ“digi
tal−x,img”の表示を指定するタグ<IMG>
でCOLORSPACEアトリビュートとPROFIL
Eアトリビュートを使用して色空間とプロファイルの指
定を行っている。
【0053】さらに、文書の特定領域について色空間や
プロファイルの指定を行うために、<BLOCK>,<
/BLOCK>タグを追加している。<BLOCK>タ
グで指定したCOLORSPACEアトリビュートとP
ROFILEアトリビュートは、この2つのタグの間の
領域において、他に色空間やプロファイルの指定がない
限りにおいて適用される。図5では、これらのタグを用
いて途中で色空間をCMYKに変え、適切なプロファイ
ルを指定している。なお、図5の例では色空間とプロフ
ァイルの双方をアトリビュートで指定したが、プロファ
イル内部で色空間が定義されているならば、色空間をア
トリビュートで指定しなくても構わない。また、画像の
場合、フォーマットによっては画像内部に色空間情報が
埋め込まれている場合があるが、その場合もアトリビュ
ートで色空間を指定しなくても構わない。
【0054】もちろん、図5に挙げたもの以外に色空間
やプロファイルを指定すべきタグがあるならば、そこで
もアトリビュートを指定しても構わない。そのようなも
のの例としては、文字やカラー動画、カラー画像を生成
する実行可能なオブジェクトなどがある。
【0055】次に、上記のように拡張されたHTML文
書がどのように処理されるかについて、図4に示すブロ
ック図と図6に示すフローチャートを参照して説明す
る。なお、以下の文章で(S1)などの記号は、その処
理が図6のフローチャートにおいて同じ記号で表したス
テップに対応していることを示す。
【0056】ユーザーがWWWブラウザー300に、あ
る特定のWWWサーバーに存在するHTML文書の表示
を要求するとき、WWWブラウザー300にはそのHT
ML文書が存在するロケーションを指定したURLが渡
される。このURLはユーザーが直接指示するか、ある
いは別のHTML文書のリンクを指定することによって
得られる。ここではWWWサーバー100aが記憶する
HTML文書の表示が要求されたものとする(S1,S
2)。WWWブラウザー300が受け取ったURLはH
TML文書受信部301に渡される(S3)。
【0057】HTML文書受信部301は受け取ったU
RLを解釈して指定されたWWWサーバー(この場合は
100a)のアドレスを得て、ネットワークを介してW
WWサーバー100aにURLを送り、URLが指定す
るHTML文書の送信を要求する(S4)。
【0058】WWWサーバー100a側では、HTML
文書受信部301からの送信要求はHTML文書送信部
102が受信する。HTML文書送信部102は送られ
たURLを解釈してHTML文書記憶部101のどこに
要求されたHTML文書があるかを知り、そのHTML
文書をHTML文書記憶部101から取り出して、ネッ
トワークを介してWWWブラウザー300のHTML文
書受信部301に送信する。HTML文書内部に埋め込
まれている画像、音声などのデータについても、HTM
L文書受信部301が文書中に埋め込まれたデータのU
RLやアドレスを調べて、ネットワークを介して適切な
WWWサーバーに要求する。この場合も当該WWWサー
バーのHTML文書送信部102がこの要求を受け取
り、URLやアドレスからデータの場所を特定し、該当
するデータをHTML文書記憶部101から取り出し、
ネットワークを介してHTML文書受信部301に送り
返す(S5)。
【0059】WWWブラウザー300では、このように
して送信されるHTML文書をHTML文書受信部30
1が受信し、このHTML文書の中に先述のプロファイ
ルを指定するアトリビュートがあったならば、プロファ
イルURL抽出部302がプロファイルを指定するUR
Lを抽出する(S6)。なお、フローチャートには示さ
れていないが、プロファイルを指定するアトリビュート
がない場合は、通常のWWWブラウザーと同様の処理が
行われる。
【0060】抽出されたURLは判定部303に送られ
る。判定部303はキャッシュ304を検索し、抽出さ
れたURLがキャッシュ304に記憶されているかどう
か調べる(S7,S8)。
【0061】もし、抽出されたURLがキャッシュ30
4に記憶されているならば、既にそのURLに存在する
プロファイルは受信していると判断して、プロファイル
取出部306がキャッシュ304からそのURLに対応
するプロファイルを取り出す(S9)。
【0062】抽出されたURLがキャッシュ304に記
憶されていないならば、プロファイル呼出部305がそ
のURLを解釈して、プロファイルが記憶されているプ
ロファイルサーバー(この場合はプロファイルサーバー
200a)を特定する。そして、ネットワークを介して
プロファイルサーバー200aにURLを送り、プロフ
ァイルの呼出を要求する(S10)。
【0063】プロファイルサーバー200a側では、こ
のプロファイル呼出部305からの呼出要求をプロファ
イル送信部202が受信する。プロファイル送信部20
2は送られたURLを解釈して、プロファイル記憶部2
01のどこに要求されたプロファイルが在るかを求め、
そのプロファイルをプロファイル記憶部201から取り
出し、ネットワークを介してWWWブラウザー300の
プロファイル呼出部305に送信する(S11)。その
後、プロファイル呼出部305がプロファイルサーバー
から得たプロファイルと、プロファイルURL抽出部3
02が抽出したURLがキャッシュ304に記憶される
(S12)。このようにして、プロファイル取出部30
6またはプロファイル呼出部305によって、プロファ
イルURL抽出部302が抽出したURLに対応するプ
ロファイルが得られる。以後、S7〜S12の処理をプ
ロファイルURL抽出部302が抽出した全てのURL
に対して繰り返す(S13)。
【0064】次に、色情報抽出部307がHTML文書
受信部301が受信したHTML文書の中の色情報(タ
グで指定された色値やカラー画像など)を抽出する。こ
のとき、どの色情報にどのプロファイルが適用されるか
について説明する情報も一緒に抽出する(S14)。
【0065】そして、色変換部308が適切なプロファ
イルを用いて色情報抽出部307が抽出した色情報の色
補正を行う。実際にはプロファイル取出部306または
プロファイル呼出部305によって得られたプロファイ
ルを入力側プロファイル、表示部310の色特性を記述
したプロファイルを出力側プロファイルとしてカラーマ
ッチングが行われる(S15)。
【0066】最後に、文書イメージ生成部色変換部30
9が、色変換部308が変換した色情報を用いて、HT
ML文書を人間が理解できるような表示イメージに変換
し、表示部310がそれを表示する(S16)。
【0067】以上の処理を、ユーザーが新しいHTML
文書の表示を要求する毎に行う。このようにして、HT
ML文書やその中に埋め込まれている画像、オブジェク
トを、元の色を保持したまま、ネットワークで配布、表
示することができる。このシステムでは、文書表示に必
要なプロファイルをそれぞれ1回だけブラウザーに送信
すればよいため、無駄な通信が生じることなく、ネット
ワークを有効に活用することができる。また、このシス
テムでは、HTML文書やプロファイルを記憶するサー
バーの数やロケーションに関係なく同じ方法でプロファ
イルを取得し色補正を行うことができるため、必要に応
じて複数のサーバーを用意することにより、サーバーへ
のトラフィックを分散させることができる。
【0068】C:第3の実施形態 図14は、この発明の第3実施形態である画像色補正装
置の構成を示すものである。この構成をさらに、詳細に
記述したものが、図9である。本実施形態は、プロファ
イルを指定するURLをHTML文書の中に埋め込むも
のではなく、図8に示すように画像とともにプロファイ
ルを指定するプロファイル特定情報(たとえばURL)
を記述することで、画像の色補正に必要となるプロファ
イル情報を指定するものである。また、この画像とプロ
ファイル特定情報をまとめたものである、画像関連情報
を、コンピュータが読むことができる記憶媒体に格納す
る概念を示したのが、図11になる。図示したような記
憶媒体に画像関連情報を格納することで、画像関連情報
を可能性に富んだメディアで配布することが可能になっ
たり、プログラム中で利用することが可能になったりす
る。
【0069】画像内部にプロファイルを指定するURL
を記述する方法であるが、一般に画像ファイルは画像の
大きさや色空間、圧縮方法などを記述したヘッダ部分を
その内部に持つため、ヘッダのフォーマットを変更する
ことでプロファイルを指定するURLを埋め込むことが
できる。また、TIFFやFlashPixのように、
ファイル内部構造としてタグ構造やディレクトリ構造を
採用している場合、このようなURLを記述するための
タグや新たな記憶場所などを用意することで、URLを
埋め込むことができる。
【0070】勿論、静止画像だけでなく、カラー動画や
カラー画像を生成する実行可能なオブジェクトについて
も、その内部にプロファイルを指定するURLを記述す
ることができる。
【0071】次に、このような画像がどのように処理さ
れるかを述べる。処理の流れを表したフローチャートが
図16である。また、フローチャートで表される処理を
より詳細に記したのが図10である。このような処理の
流れで、プログラムを記述することが可能であるが、こ
うした処理を記述したプログラムを図18に示すよう
に、記憶媒体に記憶し配布することが可能である。ま
た、こうしたプログラムを図12に示すように、ネット
ワークを通じて伝送し配布することも可能である。続い
て、実際の処理の流れを図10のフローチャートを参照
して説明する。なお、以下の説明で(Sb1)などの記
号は、その処理が図10のフローチャートの同じ記号で
表したステップに対応していることを示す。
【0072】次に、ユーザーがWWWブラウザー300
に、ある特定のWWWサーバーに存在するHTML文書
の表示を要求すると、WWWブラウザー300にはその
HTML文書が存在するロケーションを指定したURL
が渡される。このURLは、ユーザーが直接指示する
か、あるいは別のHTML文書のリンクを介して指示さ
れる。ここでは、WWWサーバーが100aが記憶する
HTML文書の表示が要求されたものとする(Sb1、
Sb2)。
【0073】そして、WWWブラウザー300が受け取
ったURLは、HTML文書受信部301に渡される
(Sb3)。HTML文書受信部301は、受け取った
URLを解釈し、指定されたWWWブラウザー(この場
合は100a)のアドレスを得て、ネットワークを介し
てWWWサーバー100aにURLを送り、URLが指
定するHTMLの文書の送信を要求する(Sb4)。
【0074】WWWサーバー100aでは、HTML文
書受信部301からの送信要求はHTML送信部102
が受信する。HTML文書送信部102は、送られたU
RLを解釈して、要求されたHTML文書がHTML文
書記憶部101のどこにあるかをサーチし、そのHTM
L文書を読み出す。読み出されたHTML文書は、ネッ
トワークを介してWWWブラウザー300のHTML文
書受信部301に送信される(Sb5)。
【0075】次に、画像URL抽出部312は、HTM
L文書受信部301に送信されHTML文書から、そこ
に埋め込まれている画像のURLを抽出し、画像受信部
311に転送する(Sb6)。
【0076】一方、画像受信部311は、画像URL抽
出部312から受け取ったURLを解釈し、ネットワー
クを介して適切なサーバーに画像を要求する。ここで
は、一例として画像サーバー400aに存在している画
像を要求したとすると、画像受信部311からの要求
は、画像サーバー400aの画像送信部402が受信す
る(Sb7)。そして、画像送信部402は、そのUR
Lを解釈して画像記憶部401のどこに要求された画像
があるかを調べる。そして、その画像を読み出し、ネッ
トワークを介してWWWブラウザー300の画像受信部
311に送信する(ステップSb8)。
【0077】画像の中にプロファイルを指定するURL
が埋め込まれていたならば、プロファイルURL抽出部
302がそれを抽出する(Sb9)。なお、フローチャ
ートにおいては省略したが、プロファイルを指定するU
RLがない場合は、通常のWWWと同様の処理が行われ
る。
【0078】以上のようにして抽出されたURLは、判
定部303に送られる。判定部303はキャッシュ30
4を検索し、抽出されたURLがキャッシュ304に記
憶されているか否かを調べる(Sb10、Sb11)。
仮に、抽出されたURLがキャッシュ304に記憶され
ているならば、そのURLに対応するプロファイルは既
に受信しており、プロファイルサーバーから読み出す必
要がないので、この場合には、プロファイル取出部30
6がキャッシュ304から、そのURLに対応するプロ
ファイルを取り出す(Sb12)。
【0079】一方、ステップSb9で抽出されたURL
がキャッシュ304に記憶されていないならば、そのプ
ロファイル呼出部305が、そのURLを解釈して、プ
ロファイルが記憶されているプロファイルサーバーを特
定する。一例として、プロファイルサーバー200aが
指定されていれば、このプロファイルサーバー200a
にURLを送り、プロファイルの呼出を要求する(Sb
13)。このプロファイル呼出部305からの呼出要求
は、プロファイルサーバー200aのプロファイル送信
部202が受信する。そして、プロファイル送信部20
2は、送られたURLを解釈して、プロファイル記憶部
201のどこに要求されたプロファイルがあるかを検索
して取り出し、ネットワークを介してWWWブラウザー
300のプロファイル呼出部305に送信する(Sb1
4)。
【0080】その後、プロファイル呼出部305がプロ
ファイルサーバーから得たプロファイルと、プロファイ
ルURL抽出部302が抽出したURLがキャッシュ3
04に記憶される。このようにして、プロファイル取出
部306またはプロファイル呼出部305によって、プ
ロファイルURL抽出部302が抽出したURLに対応
するプロファイルが得られる。ステップSb7〜Sb1
5の処理を画像URL抽出部312が抽出した全てのU
RLに対して繰り返す(Sb16)。
【0081】そして、色変換部308は、適切なプロフ
ァイルを用いて色情報抽出部307が抽出した色情報の
色補正を行う。実際には、プロファイル取出部306ま
たはプロファイル呼出部305によって得られたプロフ
ァイルを入力側プロファイル、表示部310の色特性を
記述したプロファイルを出力側プロファイルとしてカラ
ーマッチングが行われる(Sb17)。最後に、文書イ
メージ生成部色変換部309は、色変換部308が変換
した色情報を用いて、HTML文書を人間が理解できる
ような表示イメージに変換し、表示部310がそれを表
示する(Sb18、Sb19)。以上の処理をユーザー
が新しいHTMLの文書の表示を要求するごとに行う。
【0082】この第3の実施形態では、第2の実施形態
で行ったHTMLのフォーマット拡張を行うことなく、
プロファイルを指定するURLを指定することができ
る。そして、そのURLが指定するプロファイルを用い
て色変換を行うことで、画像やオブジェクトを、元の色
を保持したままネットワークで配布し、表示することが
できる。
【0083】また、画像ファイルそのものに対応するプ
ロファイルに関する情報が埋め込まれるので、対応する
画像とプロファイルを一体化して管理することができ、
画像やプロファイルの管理が容易となる。なお、第2の
実施形態と第3の実施形態を組み合わせ、内部にプロフ
ァイルを指定するURLを保持する画像やオブジェクト
については第3の実施形態によって処理を行い、URL
を保持しない画像やオブジェクト、さらにHTML文書
で直接指定されている色値については第2の実施形態で
処理を行う構成も可能である。
【0084】D:変形例 (1)なお、本実施形態ではWWWサーバー、プロファ
イルサーバー、WWWブラウザー、画像サーバーをそれ
ぞれ異なる機器として説明したが、2つ以上の機器に相
当する機能を1つの機器として実装しても構わない。ま
た、この例ではユーザーが最初からURLを指定してH
TML文書の表示を要求したが、WWWサーバーがHT
ML文書を動的に作成する場合でも同様の処理によって
HTML文書の表示を行うことができる。
【0085】(2)ネットワークの大きさについても、
インターネットのような世界規模のネットワークから、
室内のLAN(Local Area Networ
k)に至るまで、様々な大きさのネットワークに対して
本発明を適用することができる。さらにHTML以外の
カラー文書についても、プロファイルのロケーションを
記述する手段を追加することにより、同様の方法で色補
正を行うことができる。このような文書の例としては、
Adobe Systems社が開発したドキュメント
フォーマットPDF(Portable Docume
nt Format)や3次元画像を記述するフォーマ
ットVRMLなどがある。
【0086】(3)前述した第1、第2、第3実施形態
における処理内容は、コンピュータで実行し得るプログ
ラムで表すことができ、それを記憶媒体に記憶させて利
用することができる(前述した図13参照)。さらに、
そのプログラムをネットワークを介して転送してもよ
い。この場合には、そのプログラムを記憶するエリアを
設けた記憶手段と、この記憶エリアからプログラムを読
み出して送出する送信手段を設ければよい(前述した図
12参照)。また、カラー画像あるいはカラー画像を生
成するオブジェクトと、該画像あるいは該オブジェクト
によって生成される画像に対応するプロファイルを指示
するプロファイル特定情報を共に記憶媒体に記憶して利
用することもできる(前述した図11参照)。すなわ
ち、カラー画像やプロファイル特定情報などの利用は、
ネットワークという形態に限定されることなく、記憶媒
体を用いても利用可能である。
【0087】(4)また、前述した第1、第2、第3実
施形態において、カラー画像あるいはカラー画像を生成
するオブジェクトと、該画像あるいは該オブジェクトに
よって生成される画像に対応するプロファイルを指示す
るプロファイル特定情報を共にネットワークを介して受
信し、ハードディスクなどの記憶媒体に蓄積してから利
用してもよい(前述した図14、図15参照)。
【0088】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ネット
ワークにおいて、特定の送信装置に大きな負担をかけた
り、無駄な通信を行うことなく、カラー画像情報やカラ
ー画像情報を生成するオブジェクト情報を転送し、原画
像の色を保ったまま受信側で再生することができる。
【0089】また、記憶媒体に記憶されたカラー画像情
報やカラー画像情報を生成するオブジェクト情報に対し
ても、上記と同様に原画像の色を保ったまま再生するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態である画像転送シス
テムの構成を示す図である。
【図3】 同実施形態において使用するURLの内容に
ついての説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態である画像転送シス
テムの構成を示す図である。
【図5】 同実施形態におけるHTMLの拡張記法の例
を示す図である。
【図6】 同実施形態の動作を表したフローチャートで
ある。
【図7】 同実施形態におけるURLの埋込位置を示す
説明図である。
【図8】 本発明の第3の実施形態におけるURLの埋
込位置を示す説明図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態である画像転送シス
テムの構成を示す図である。
【図10】 同実施形態の動作を表したフローチャート
である。
【図11】 画像関連情報を記憶媒体に格納する様子を
表す図である。
【図12】 プログラムを記憶媒体に記憶する様子を表
す図である。
【図13】 プログラムをネットワークを通じて伝送す
る様子を表す図である。
【図14】 画像関連情報を受信する画像受信装置の構
成を表す図である。
【図15】 画像色補正装置の構成を表す図である。
【図16】 図10に示すフローチャートを簡略化した
フローチャートである。
【図17】 図6に示すフローチャートを簡略化したフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1……プロファイルサーバー(プロファイル情報送信装
置)、2……画像サーバー(画像送信装置)、3……画
像表示装置(画像受信再生装置)、10……プロファイ
ル記憶手段、11……通信制御手段、20……送信手
段、30……受信手段、31……登録手段、32……判
定手段、33……取得手段、34……呼出手段、35…
…色補正手段、36……表示手段、100……WWWサ
ーバー、100a,100b,100c……WWWサー
バー、101……HTML文書記憶部、102……HT
ML文書送信部、200……プロファイルサーバー、2
00a,200b,200c……プロファイルサーバ
ー、201……プロファイル記憶部、202……プロフ
ァイル送信部、300……WWWブラウザー、301…
…HTML文書受信部、302……プロファイルURL
抽出部、303……判定部、304……キャッシュ、3
05……プロファイル呼出部、306……プロファイル
取出部、307……色情報抽出部、308……色変換
部、309……文書イメージ生成部、310……表示
部、400a、400b、400c……画像サーバー

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、カラー画像情
    報もしくはオブジェクト情報から生成されるカラー画像
    情報の色補正のためのプロファイル情報を記憶するプロ
    ファイル記憶手段と、 前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報とと
    もに、当該カラー画像情報もしくはオブジェクト情報に
    対応した前記プロファイル情報を特定するプロファイル
    特定情報を送信する画像送信手段と、 前記画像送信手段によって送信されるカラー画像情報も
    しくはオブジェクト情報およびプロファイル特定情報を
    受信する受信手段、前記受信手段が受信したプロファイ
    ル特定情報により特定されるプロファイル情報を前記プ
    ロファイル記憶手段から呼び出す呼出手段、前記プロフ
    ァイル情報を用いて前記カラー画像情報もしくは前記オ
    ブジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正
    を行う色補正手段、並びに前記色補正手段によって色補
    正のなされたカラー画像情報を再生する再生手段を有す
    る画像受信再生手段と、 を具備することを特徴とする画像転送システム。
  2. 【請求項2】 前記プロファイル情報は、前記カラー画
    像情報もしくは前記オブジェクト情報から生成されるカ
    ラー画像情報を記述するために使われる色空間を定義す
    る情報であることを特徴とする請求項1記載の画像転送
    システム。
  3. 【請求項3】 前記プロファイル特定情報は、前記プロ
    ファイル情報が存在するネットワーク上の記憶手段及び
    該記憶手段内部のプロファイル情報の記憶位置を指定す
    るロケーション情報であることを特徴とする請求項1記
    載の画像転送システム。
  4. 【請求項4】 カラー画像情報もしくはカラー画像情報
    を生成するオブジェクト情報とともに、該カラー画像情
    報もしくはオブジェクト情報から生成されるカラー画像
    情報の色補正のためのプロファイル情報を特定するプロ
    ファイル特定情報をネットワークを介して送信する送信
    手段を具備することを特徴とする画像送信装置。
  5. 【請求項5】 カラー画像情報もしくはオブジェクト情
    報から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロ
    ファイル情報を記憶するプロファイル記憶手段と、 ネットワークを介して、前記プロファイル情報の呼び出
    しがあった場合に、呼び出し側へ前記プロファイル情報
    を送信する通信制御手段と、 を具備することを特徴とするプロファイル情報送信装
    置。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介して送られるカラー画
    像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェクト
    情報、および該カラー画像情報もしくはオブジェクト情
    報から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロ
    ファイル情報を特定するプロファイル特定情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段が受信したプロファイル特定情報に対応し
    たプロファイル情報を前記ネットワークを介して呼び出
    す呼出手段と、 前記プロファイル情報を用いて前記カラー画像情報もし
    くは前記オブジェクト情報から生成されるカラー画像情
    報の色補正を行う色補正手段と、 前記色補正手段によって補正されたカラー画像情報を再
    生する再生手段と、 を具備することを特徴とする画像受信再生装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して送られるカラー画
    像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェクト
    情報、および該カラー画像情報もしくはオブジェクト情
    報から生成されるカラー画像情報の色補正のためのプロ
    ファイル情報を特定するプロファイル特定情報を受信す
    る受信手段と、 前記ネットワークを介して受信したプロファイル情報を
    プロファイル特定情報とともに登録する登録手段と、 前記受信手段によって受信されたプロファイル特定情報
    と同じ情報が前記登録手段に登録されているか否かを判
    定する判定手段と、 前記受信手段によって受信されたプロファイル特定情報
    と同じ情報が前記登録手段に登録されているとの判定が
    前記判定手段から得られた場合に、該プロファイル特定
    情報に対応したプロファイル情報を前記登録手段から取
    得する取得手段と、 前記受信手段によって受信されたプロファイル特定情報
    と同じ情報が前記登録手段に登録されていないとの判定
    が前記判定手段から得られた場合に、前記ネットワーク
    を介してプロファイル情報を呼び出す呼出手段と、 前記取得手段もしくは呼出手段により得られたプロファ
    イル情報を用いて前記カラー画像情報もしくは前記オブ
    ジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正を
    行う色補正手段と、 前記色補正手段によって補正されたカラー画像情報を再
    生する再生手段と、 を具備することを特徴とする画像受信再生装置。
  8. 【請求項8】 コンピュータによって実行されるプログ
    ラムによりアクセスされるデータが所定のデータ構造を
    有し、前記コンピュータに入力可能な形式で記憶されて
    いる記憶媒体であって、 カラー画像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブ
    ジェクト情報と、当該カラー画像情報もしくは当該オブ
    ジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正の
    ためのプロファイル情報を特定するプロファイル特定情
    報と、を関連付けて記憶することを特徴とする記憶媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記プロファイル情報は、前記カラー画
    像情報もしくは前記オブジェクト情報から生成されるカ
    ラー画像情報を記述するために使われる色空間を定義す
    る情報であることを特徴とする請求項8記載の記憶媒
    体。
  10. 【請求項10】 カラー画像情報もしくはカラー画像情
    報を生成するオブジェクト情報と、当該カラー画像情報
    もしくは当該オブジェクト情報から生成されるカラー画
    像情報の色補正のためのプロファイル情報を特定するプ
    ロファイル特定情報と、から成る画像関連情報を受信す
    る受信手段と、 前記受信手段が受信した前記画像関連情報を記憶する記
    憶手段と、を備えることを特徴とする画像受信装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して送られる、カラ
    ー画像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェ
    クト情報、および当該カラー画像情報もしくは当該オブ
    ジェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正の
    ためのプロファイル情報を特定するプロファイル特定情
    報を受信する受信処理と、 前記受信処理において受信した前記プロファイル特定情
    報に対応したプロファイル情報を呼び出す呼出処理と、 前記呼出処理において呼び出された前記プロファイル情
    報を用いて前記カラー画像もしくは前記オブジェクト情
    報から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正
    処理と、 前記色補正処理によって補正されたカラー画像情報を再
    生する再生処理と、をコンピュータに実行させるプログ
    ラムを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された前記プログラムを読み出
    して当該プログラムを送信する送信手段とを備えること
    を特徴とするプログラム伝送装置。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して送られるカラー
    画像情報もしくはカラー画像情報を生成するオブジェク
    ト情報、および当該カラー画像情報もしくは当該オブジ
    ェクト情報から生成されるカラー画像情報の色補正のた
    めのプロファイル情報を特定するプロファイル特定情報
    を受信する受信処理と、 前記受信処理において受信した前記プロファイル特定情
    報に対応したプロファイル情報を呼び出す呼出処理と、 前記呼出処理において呼び出された前記プロファイル情
    報を用いて前記カラー画像情報もしくは前記オブジェク
    ト情報から生成されるカラー画像情報の色補正を行う色
    補正処理と、 前記色補正処理によって補正されたカラー画像情報を再
    生する再生処理と、をコンピュータに実行させるプログ
    ラムを当該コンピュータに入力可能な形式で記憶したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
  13. 【請求項13】 カラー画像情報もしくはカラー画像情
    報を生成するオブジェクト情報を特定するためのオブジ
    ェクト特定情報と、当該オブジェクト特定情報により特
    定されるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報から
    生成されるカラー画像情報に対する色補正のためのプロ
    ファイル情報を特定するプロファイル特定情報と、を関
    連付けて記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたオブジェクト特定情報に対応
    したカラー画像情報もしくはオブジェクト情報を呼び出
    す第1の呼出手段と、 前記第1の呼出手段において呼び出されるカラー画像情
    報もしくはオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶
    手段に記憶されている、プロファイル特定情報に対応す
    るプロファイル情報を呼び出す第2の呼出手段と、 前記第2の呼出手段において呼び出されたプロファイル
    情報を用いて、前記第1の呼出手段において呼び出され
    た前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報か
    ら生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正手段
    と、を有することを特徴とする画像色補正装置。
  14. 【請求項14】 カラー画像情報もしくはカラー画像情
    報を生成するオブジェクト情報を特定するためのオブジ
    ェクト特定情報と、当該オブジェクト特定情報により特
    定されるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報から
    生成されるカラー画像情報に対する色補正のためのプロ
    ファイル情報を特定するプロファイル特定情報と、を関
    連付けて記憶する記憶処理と、 前記記憶処理により記憶されたオブジェクト特定情報に
    対応したカラー画像情報もしくはオブジェクト情報を呼
    び出す第1の呼出処理と、 前記第1の呼出処理において呼び出されるカラー画像情
    報もしくはオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶
    処理において記憶された、前記プロファイル特定情報に
    対応するプロファイル情報を呼び出す第2の呼出処理
    と、 前記第2の呼出処理において呼び出されたプロファイル
    情報を用いて、前記第1の呼出処理において呼び出され
    た前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報か
    ら生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正処理
    と、をコンピュータに実行させるプログラムを当該コン
    ピュータに入力可能な状態で記憶したことを特徴とする
    記憶媒体。
  15. 【請求項15】 カラー画像情報もしくはカラー画像情
    報を生成するオブジェクト情報を特定するためのオブジ
    ェクト特定情報と、当該オブジェクト特定情報により特
    定されるカラー画像情報もしくはオブジェクト情報から
    生成されるカラー画像情報についての色補正のためのプ
    ロファイル情報を特定するプロファイル特定情報と、を
    関連付けて記憶する記憶処理と、 前記記憶処理により記憶されたオブジェクト特定情報に
    対応したカラー画像情報もしくはオブジェクト情報を呼
    び出す第1の呼出処理と、 前記第1の呼出処理において呼び出されるカラー画像情
    報もしくはオブジェクト情報に関連付けられて前記記憶
    手段に記憶されている、前記プロファイル特定情報に対
    応するプロファイル情報を呼び出す第2の呼出処理と、 前記第2の呼出処理において呼び出されたプロファイル
    情報を用いて、前記第1の呼出処理において呼び出され
    た前記カラー画像情報もしくは前記オブジェクト情報か
    ら生成されるカラー画像情報の色補正を行う色補正処理
    と、をコンピュータに実行させるプログラムを当該コン
    ピュータに入力可能な状態で記憶する記憶手段と、 前記記憶手段により記憶された前記プログラムを読み出
    して、読み出した当該プログラムを送信する送信手段と
    を備えることを特徴とするプログラム伝送装置。
JP9172413A 1996-06-28 1997-06-27 画像転送システム、画像送信装置、プロファイル情報送信装置、画像受信再生装置、記憶媒体、画像受信装置、プログラム伝送装置および画像色補正装置 Pending JPH10117290A (ja)

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JP16969096 1996-06-28
JP8-169690 1996-06-28
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