JPH10117137A - 可変出力低及び最小オン/オフ遅延を有する制御可能な上昇時間及び下降時間を持った伝送線ドライバ - Google Patents

可変出力低及び最小オン/オフ遅延を有する制御可能な上昇時間及び下降時間を持った伝送線ドライバ

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JPH10117137A
JPH10117137A JP9107968A JP10796897A JPH10117137A JP H10117137 A JPH10117137 A JP H10117137A JP 9107968 A JP9107968 A JP 9107968A JP 10796897 A JP10796897 A JP 10796897A JP H10117137 A JPH10117137 A JP H10117137A
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gate
current
voltage
output
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JP9107968A
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James R Kuo
アール. クオ ジェームズ
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National Semiconductor Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 BTLドライバの伝搬遅延を減少し、温度・
電圧変動の影響を減し、かつオーバーシュートをなく
す。 【解決手段】 伝送線102へ二進信号を供給するドラ
イバ100が、入力ノードVIN及び出力ノードVOUT
接地との間に結合される出力トランジスタM10を有す
る。該出力トランジスタM10のゲートへN6を経てト
ランジスタが結合しており且つ入力ノードへの印加信号
に応答する。それは、ゲート・ソース電圧を減少させる
ため出力トランジスタM10のゲートから放電電流I
dis を導通させる。図示せぬクランプ回路が、出力トラ
ンジスタのゲート・ソース電圧を接地より高い第一電圧
レベルへクランプし、放電電流が出力トランジスタのゲ
ート・ソース電圧を接地へ減少させることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送線インターフ
ェース装置に関するものであって、更に詳細には、CM
OSデジタル回路を伝送線へインターフェースさせるた
めに使用することの可能なプログラム可能な出力電圧ス
イング及びプログラム可能なエッジレート制御を有する
ドライバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】データトランシーバ(送信器/受信器)
は、超大規模集積(VLSI)回路を伝送媒体へインタ
ーフェースさせるために使用される。伝送媒体は、典型
的には、ドーターボード及びマザーボードのプリント回
路基板(PCB)上に形成したトレースである。マイク
ロストリップトレース及びストリップライントレースを
使用して、約50Ω−70Ωの程度の特性インピーダン
スを持った伝送線を形成することが可能である。このよ
うな伝送線は、通常、それらの特性インピーダンスで終
端しているそれらの反対側の端部を有している。これら
の平行な抵抗性終端部のために伝送線の実効抵抗は25
Ω−35Ω程度低い場合がある。
【0003】データトランシーバは、伝送媒体へ情報を
送信し且つそれから情報を受取ることの可能な読取/書
込ターミナルである。トランシーバは、典型的に、ライ
ンドライバ段(即ち、単に「ドライバ」)及びレシーバ
段(単に「レシーバ」)を有している。伝送線ドライバ
及びレシーバの共通の目的は、電気的に長い距離にわた
り多様な環境を介して迅速に且つ信頼性を持ってデータ
を送信することである。このタスクは、外部的に導入さ
れるノイズ及び接地シフトがデータを劇しく劣化させる
場合があるという事実によって複雑なものとされる。
【0004】ドライバはVLSI回路からのデジタル信
号出力が伝送線媒体上を適切に伝送されるように該信号
を増幅する。レシーバは、典型的に、伝送媒体から信号
を受取り且つ該伝送媒体から受取ったデジタル情報を表
わすVLSI回路への出力を供給する差動増幅器であ
る。
【0005】従来のドライバは、通常、異なる集積回路
技術との適合性を与えるためにレベルシフト能力を有し
ている。特に、ドライバが伝送媒体を介して信号を伝送
する前に、ドライバは例えばCMOS,TTL,ECL
等のVLSI回路によって使用される公称電圧スイング
(即ち、「動的信号範囲」)を伝送媒体によって使用さ
れる異なる電圧スイングへ変化させる。従って、ドライ
バはデジタル信号を増幅するのみならず、それは信号の
公称電圧スイングをも変化させる。
【0006】異なる公称電圧スイングは、通常、電力を
保存するために伝送媒体を介してデータを伝送する場合
に使用される。特に、ドライバによって内部的に散逸さ
れる電力は、それが伝送線へ印加する二進信号の公称電
圧スイングに比例する。従って、ドライバが伝送線を介
して比較的小さな電圧スイングを有する信号を伝送する
場合に電力散逸は減少される。
【0007】伝送線を介してBTL(バックプレーント
ランシーバ論理)信号レベルにおいて信号を伝送するこ
とが一般的となっている。信号レベルスタンダードは
「バックプレーン」と呼ばれる。何故ならば、BTLは
主にマザーボードのバックプレーンバス内において使用
されるからである。BTLの公称電圧スイングが1.0
V(論理低)から2.1V(論理高)である場合には、
信号がCMOS(0Vから3.3V、又は0Vから5.
0V)又はTTL(0Vから3.5V)信号レベルにお
いて伝送線を介して伝送される場合と比較して電力散逸
は一層低い。
【0008】バイポーラ技術は、その独特の高い電流利
得特性のために、例えばライン又はバスドライバ等のI
/Oデバイス(装置)を実現するために魅力のあるもの
である。高い電流利得はバスシステムにおいて重要であ
る。何故ならば、ドライバは無負荷条件及び負荷条件の
両方において伝送線を駆動することが可能でなければな
らない。
【0009】バイポーラ技術はバックプレーンバスを駆
動するのに必要な電流を発生することが可能であるが、
それは多数の欠点を有している。第一に、バイポーラト
ランジスタは大きなドライバ出力容量とさせる大きなコ
レクタ容量を有している。第二に、バイポーラドライバ
は非常に速い上昇エッジ及び下降エッジを有している。
制御しない場合には、高速の上昇エッジ及び下降エッジ
が接地バウンシング(跳ね返り)、出力オーバーシュー
ト及びアンダーシュート、及びバス導体間のクロストー
ク(洩話)を発生する場合がある。これらの悪影響はレ
シーバの雑音余裕を著しく減少させる場合がある。バイ
ポーラドライバの別の欠点は、ターンオン遅延とターン
オフ遅延との間のスキューである。バイポーラドライバ
のその他の欠点は電力散逸が高いこと及びゲート密度が
低く且つコストが高いために大規模集積の効率が悪いこ
とである。
【0010】信号は、米国特許第5,023,488号
(「Gunning」)に開示されているいわゆる「G
TL」信号レベルにおいて伝送線を介して伝送されてい
る。Gunningは、VLSICMOS回路を伝送線
へインターフェースさせるためにこのようなGTLドラ
イバ及びレシーバを開示している。GTLの公称電圧ス
イングは約0.3V(論理低)から1.2V(論理高)
である。
【0011】Gunning特許に開示されているGT
Lドライバは、出力パルス歪を発生させる多数の欠点を
有している。第一に、出力の上昇エッジを制御するため
に使用されるフィードバック回路は、出力トランジスタ
のドレイン電圧がそのゲート電圧よりも著しく高いレベ
ルへ増加することを防止する。ドレイン電圧は低状態に
保持されるので、フィードバック回路がディスエーブル
されるまで出力は高状態へ移行することが不可能であ
り、そのことはドライバの伝搬遅延を増加させる。
【0012】GTLドライバの第二の欠点は、その上昇
時間tr 、下降時間tf 、エッジレート、ターンオン遅
延、ターンオフ遅延及び伝搬遅延が温度変動、供給電圧
変動、処理変動によって影響を受けるということであ
る。
【0013】GTLドライバの第三の欠点は、その最小
上昇時間tr 及び下降時間tf が速すぎて、接地バウン
シング、出力オーバーシュート、大きなクロストークを
発生させることである。
【0014】従って、従来のバイポーラBTLドライバ
の欠点を解消する伝送線ドライバに対する必要性が存在
しており、且つ約0.3V(論理低)から1.2V(論
理高)の出力電圧スイングを与え且つ上述したGTLド
ライバの欠点を解消する伝送線ドライバに対する必要性
が存在している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、従来のバイポーラBTLドライバの欠点を
解消した伝送線ドライバを提供することを目的とする。
本発明の更に別の目的とするところは、約0.3V(論
理低)から1.2V(論理高)の出力電圧スイングを与
え且つGTLドライバの欠点を解消する伝送線ドライバ
を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、データシステ
ムから伝送線へ二進信号を供給するドライバを提供して
いる。本ドライバは、データ入力ノード及びデータ出力
ノードと接地との間に結合されている出力トランジスタ
を有している。出力トランジスタはゲートと、ソース
と、それらの間の対応するゲート・ソース電圧を有して
いる。第一トランジスタが出力トランジスタのゲートへ
結合しており且つ入力ノードへ印加される信号に応答す
る。第一トランジスタは出力トランジスタのゲートを放
電してそのゲート・ソース電圧を減少させるために出力
トランジスタのゲートから放電電流を導通させる。クラ
ンプ回路が出力トランジスタのゲート・ソース電圧を接
地より高い第一電圧レベルへクランプし、放電電流が出
力トランジスタのゲート・ソース電圧を接地へ減少させ
ることを防止する。
【0017】本発明は、更に、データシステムから伝送
線へ二進信号を供給するためのドライバを提供してい
る。該ドライバは、データ入力ノード及びデータ出力ノ
ードと接地との間に結合されている出力トランジスタを
有している。該出力トランジスタは、ゲートと、ソース
と、それらの間の対応するゲート・ソース電圧を有して
いる。第一トランジスタは出力トランジスタのゲートへ
結合しており且つ入力ノードへ印加される信号に応答す
る。第一トランジスタは出力トランジスタのゲートを充
電してそのゲート・ソース電圧を増加させるために、供
給電圧ノードから出力トランジスタのゲートへ初期的な
充電電流を導通させる。第二トランジスタは第一トラン
ジスタと直列結合している。供給電圧における増加に応
答して第二トランジスタのゲート電圧を調節するために
供給電圧依存性電流源が第二トランジスタへ結合してお
り、従って該初期的な充電電流は供給電圧における増加
に応答して比較的一定のレベルに維持される。
【0018】本発明は、更に、データシステムから伝送
線へ二進信号を供給するためのドライバを提供してい
る。本ドライバは、データ入力ノード及びデータ出力ノ
ードと接地との間に結合している出力トランジスタを有
している。該出力トランジスタは、ゲートと、ソース
と、それらの間の対応するゲート・ソース電圧を有して
いる。第一トランジスタが出力トランジスタのゲートへ
結合しており且つ入力ノードへ印加される信号に応答す
る。該第一トランジスタは、そのゲート・ソース電圧を
比較的一定のレベルに維持するために出力トランジスタ
のゲート上の電荷を維持するために出力トランジスタの
ゲートへ充電保持電流を導通させる。第二トランジスタ
及び第三トランジスタが第一トランジスタと直列結合さ
れており、該充電保持電流を導通させる。温度変動に対
する充電保持電流を補償するために、第二トランジスタ
及び第三トランジスタのゲート電圧を調節するために正
温度係数の電流源が第二トランジスタ及び第三トランジ
スタへ結合している。
【0019】本発明は、更に、データシステムから伝送
線へ二進信号を供給するためのドライバを提供してい
る。該ドライバは、データ入力ノード及びデータ出力ノ
ードと接地との間に結合している出力トランジスタを有
している。該出力トランジスタは、ゲートと、ソース
と、それらの間の対応するゲート・ソース電圧とを有し
ている。電圧検知増幅器がそのゲート・ソース電圧を増
加させるために出力トランジスタのゲートへの充電電流
を導通させるために出力トランジスタのゲートへ結合し
ている。入力ノードへ印加させる信号に応答する第一ト
ランジスタは電圧検知増幅器への第一電流を導通させ
る。第二トランジスタ及び第三トランジスタが第一トラ
ンジスタと直列結合されており且つ第一電流を導通させ
るために電圧検知増幅器へ結合している。温度変動に対
し第一電流を補償するために第二トランジスタ及び第三
トランジスタのゲート電圧を調節するために正温度係数
の電流源が第二トランジスタ及び第三トランジスタへ結
合している。
【0020】本発明は、更に、伝送線ドライバの出力ト
ランジスタのターンオン遅延を減少させる方法を提供し
ている。本方法は、出力トランジスタのゲート・ソース
電圧を減少させるために出力トランジスタのゲートを放
電電流で放電させ、出力トランジスタのゲート・ソース
電圧を出力トランジスタのゲート・ソース電圧が接地へ
減少させることを防止するために接地より高く且つ出力
トランジスタのスレッシュホールド電圧より低い第一電
圧レベルへクランプし且つそのゲート・ソース電圧を第
一電圧レベルからスレッシュホールド電圧より高い電圧
レベルへ増加させるために出力トランジスタのゲートを
充電する、上記各ステップを有している。
【0021】
【発明の実施の形態】図1A及び1Bを参照すると、本
発明に基づく伝送線ドライバ100が示されている。ド
ライバ100は、例えばVLSI回路などのデータシス
テムによって発生されたデータ信号を伝送線102へ転
送するために使用される。ドライバ100は出力端V
OUT においてプログラム可能な出力電圧スイング(振
れ)を有しており、且つそれはプログラム可能なエッジ
レート制御を有している。それは、250MHz以上の
データレートで動作することが可能な高速のターンオン
及びターンオフ遅延を有する高速バスドライバであり、
且つそれは低い出力パルス歪を有している。ドライバ1
00は、温度、供給電圧及び処理の変化によって比較的
影響を受けることのない回路を有している。
【0022】ドライバ100のプログラム可能なエッジ
レート制御は、インピーダンス不整合に起因する反射に
よって発生される伝送線リンギングを減少させる傾向が
ある。更に、エッジレートを制御する能力は、より少な
いリンギングでより長いスタブ長さとすることを可能と
し、且つ遠端洩話(クロストーク)及び近端洩話(クロ
ストーク)を減少させる。遠端洩話は、エッジレートに
直接比例している。接地バウンス(跳ね返り)、供給電
圧リンギング及び電磁干渉も減少される。
【0023】以下に説明するように、ドライバ100は
出力トランジスタM10を有しており、それは、ターン
オンされて出力VOUT を低状態とさせ且つターンオフさ
れて出力VOUT が高状態へ移行させることを可能とす
る。出力トランジスタM10のゲート電圧は下降時間T
f 及び上昇時間Tr を有している。一般的に、下降時間
f が長ければ長い程、トランジスタM10のオン時間
onは一層長く、且つ上昇時間Tr が長ければ長い程、
トランジスタM10のオフ時間Toff は一層長い。上昇
時間Tr が下降時間Tf と等しい場合には、オフ時間T
OFF はオン時間Tonよりも一層大きい。上昇時間に対す
る下降時間の比Tf /Tr が増加する場合には、データ
レートは減少する。
【0024】ドライバ100はインバータとして機能す
る。それは入力端Vinにおいてデータシステムから約0
V(論理低)から3.3V(論理高)の電圧スイングを
有するデジタル信号であるCMOSレベルの二進信号を
受取るべく設計されている。ドライバ100はレベルシ
フト能力を有しており、従って出力端Vout を介して伝
送線102へ供給されるデータ信号は異なる公称電圧ス
イング内において動作する。ドライバ100の出力電圧
out の電圧スイングはプログラム可能である。特に、
出力電圧Vout はバックプレーントランシーバ論理(B
TL)スタンダード、即ち約1.0V(論理低)から
2.1V(論理高)の電圧スイングを持ったデジタル信
号に従うべくプログラムすることが可能である。ドライ
バ100の出力電圧Vout の電圧スイングは、供給電圧
変動に依存して、0.3V±0.1V(論理低)から
1.2V±5%(論理高)の上述したいわゆる「GT
L」又は「GTL+」信号レベルへプログラムすること
も可能である。更に、出力電圧Vout の電圧スイング
は、本明細書においては、0.5V(論理低)から1.
5V(論理高)の「KTL」信号レベルとして呼称する
ものへプログラムすることが可能である。0.3Vでは
なく0.5Vの論理低の値は、1.0Vの論理低の値の
性能上の欠点を回避すると共に接地ノイズによって発生
される干渉を回避することがより可能なものと考えられ
る。従って、ドライバ100の出力はBTLスタンダー
ト、即ちいわゆる「GTL」及び「GTL+」信号レベ
ル、又は本明細書において「KTL」信号レベルと呼称
するものと適合性があるようにプログラムすることが可
能である。
【0025】伝送線102は、通常、比較的低いインピ
ーダンスを有しており且つ電圧レベルVT で終端され
る。伝送線102は、典型的に、約50Ω−70Ωの程
度の特性インピーダンスを持ったマイクロストリップト
レース又はストリップライントレースである。通常、伝
送線102はその両端部をその特性インピーダンスで終
端しており、従って並列終端抵抗RT (1個の抵抗のみ
示してある)の実効抵抗値は約25Ω−35Ωである。
ドライバ100がBTL信号レベルにおいて動作すべく
プログラムされると、電圧VT は2.1Vに等しく、一
方、ドライバ100がGTL信号レベルにおいて動作す
べくプログラムされると、電圧VT は1.2Vに等し
い。
【0026】ドライバ100は出力トランジスタM1
0、主充電段106、主充電段パルス発生回路114、
初期的充電段110、充電保持段112、主放電段10
8、スパイク放電段104を有している。主充電段10
6、初期的充電段110、電荷保持段112は入力端V
INにおいて受取られるデータ信号に応答し、且つ出力ト
ランジスタM10をターンオンさせて出力ノードVOUT
において論理低を発生させる。主放電段108及びスパ
イク放電段104は入力端VINにおいて受取られるデー
タ信号に応答し、且つ出力トランジスタM10をターン
オフさせて出力ノードVOUT において論理高を発生させ
る。
【0027】出力トランジスタM10は、好適には、非
常に幅広のチャンネルのオープンドレインNチャンネル
MOSFETである。トランジスタM10のドレインは
伝送線102へ結合しており且つそのソースは接地へ結
合している。トランジスタM10のチャンネル幅は、導
通期間中のドレイン・ソース回路の実効抵抗値を減少さ
せるために、そのチャンネル長よりも一層大きな大きさ
なものとすべきである。好適には、トランジスタM10
は1600μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル
長を有している。更に、単一のトランジスタM10のみ
を示すに過ぎないが、任意の数のNチャンネルトランジ
スタを互いに並列に接続することによって製造すること
が可能であることを理解すべきであり、このような並列
性は所望の実効チャンネル幅のトランジスタM10を製
造するために使用することが可能である。例えば、40
0μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を持っ
た第二トランジスタM12がトランジスタM10と並列
接続して示されている。
【0028】ドライバ100の動作を理解するために、
以下の説明においては、図1A及び1Bに示した概略図
と共に、図3,4,5に示したタイミング線図を参照す
る。主充電段106の目的は、トランジスタM10のゲ
ートへ主充電電流Imainを供給することである。トラン
ジスタM10のゲートを充電することは、それを高状態
とさせ、そのことはトランジスタM10を導通状態へス
イッチさせる。トランジスタM10は出力ノードVOUT
から接地へ電流を導通する。電流は抵抗RTを介して流
れ且つそこを横断して電圧降下を発生し、それは出力端
OUT における電圧を低状態へ移行させる。電圧検知増
幅器116は、いつVOUT がその予めプログラムした論
理低レベルとほぼ等しくなるかを検知するために使用さ
れる。その低状態におけるVOUT の値は、ドライバ10
0がBTL互換性か又はGTL互換性のいずれにプログ
ラムされているかに依存する。
【0029】スイッチングPチャンネルトランジスタM
26によってターンオンされる主充電段106は、主充
電期間tmainを越えることのない時間期間にわたりトラ
ンジスタM10のゲートへ主充電電流Imainを供給す
る。主充電電流ImainはトランジスタM10をオン状態
へスイッチさせるのに十分に長い間トランジスタM10
のゲートへ供給される。トランジスタM10が導通状態
へスイッチされると、電力を節約するために、主充電電
流Imainは停止される。
【0030】主充電段106は、実質的に図示したよう
に接続されているトランジスタM14,M16,M1
8,M20を具備する電圧検知増幅器116を有してい
る。電圧検知増幅器116は単一段CMOS差動増幅器
である。増幅器116は基準入力電圧VREF をドライバ
100出力電圧VOUT と比較する。ドライバ100は、
REF を1.0Vと等しく設定することによってBTL
レベル信号を出力し、VREF を0.5Vと等しく設定す
ることによってKTLレベル信号を出力し、且つVREF
を0.3Vと等しく設定することによってGTLレベル
信号を出力すべくプログラムされている。増幅器116
は、出力ノードVOUT における電圧がいつプログラムさ
れている論理低レベルと実質的に等しくなるかを検知す
る。
【0031】2個のPチャンネル電流源トランジスタM
24,M22が増幅器116へ接続している。トランジ
スタM24,M22の目的は、供給電圧及び温度におけ
る変動を補償することである。それらは、以下に説明す
る電流源出力IP1/IP2によって制御される。電流
源出力IP1/IP2は、電流源トランジスタM22,
M24と共に、温度及び電圧供給VDD変動を補償するた
めにトランジスタM22,M24によって導通されるソ
ース・ドレイン電流ISDを調節する手段を提供してい
る。MOSFETトランジスタ及び電流源出力IP1/
IP2を供給する回路に関する温度及び供給電圧変動の
影響については以下に詳細に説明する。然しながら、ド
ライバ100の基本的な動作に関する説明に関しては、
トランジスタM26がターンオンされた場合に電流を導
通するように、出力IP1/IP2がトランジスタM2
2,M24上にソース・ゲート電圧VSGを維持するもの
と仮定することが可能である。
【0032】トランジスタM26は200μmのチャン
ネル幅と1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM22,M24は300μmのチャン
ネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能で
あり、トランジスタM14,M16は60μmのチャン
ネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能で
あり、且つトランジスタM18,M20は50μmのチ
ャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可
能である。
【0033】スイッチングPチャンネルトランジスタM
26は主充電段パルス発生回路114によって制御され
る。主充電段パルス発生回路114の目的は、トランジ
スタM26のゲートへ主パルスを供給することである。
該主パルスは負のパルスであり且つ主充電時間期間t
mainにほぼ等しい長さを有している。トランジスタM2
6はPチャンネルトランジスタであるので、負の主パル
スはトランジスタM26をターンオンさせ、従ってそれ
は主充電時間期間tmainにほぼ等しい時間期間の間電流
を導通する。従って、電圧検知増幅器116は、主充電
時間期間tmainを超えることのない期間にわたりトラン
ジスタM10のゲートへ電流を導通させる。
【0034】特に、トランジスタM26のゲートはノー
ドN4を介してトランジスタM28,M30のドレイン
へ結合している。直列接続したトランジスタM30,M
36,M38が同時的にターンオンすると、スイッチン
グPチャンネルトランジスタM26のゲートはプルダウ
ンされ、従ってそれはターンオンされて、電流I1を流
させる。然しながら、並列接続したトランジスタM2
8,M32,M34のうちのいずれかがターンオンされ
ると、直列接続されているトランジスタM30,M3
6,M38のうちの少なくとも1つがターンオフし、且
つスイッチングPチャンネルトランジスタM26のゲー
トは高状態とされ、従ってそれはターンオフされ、電流
I1が流れることを防止する。例えば、EN_IN信号
が低状態であると、トランジスタM28はターンオンさ
れ且つトランジスタM30はターンオフされる。このこ
とは、トランジスタM26のゲートを高状態とさせ且つ
主充電段106をディスエーブル即ち動作不能状態とさ
せる。然しながら、EN_IN信号が高状態であると、
トランジスタM28はターンオフされ且つトランジスタ
M30はターンオンされる。このことは、トランジスタ
M36,M38が両方ともターンオンされる場合にトラ
ンジスタM26のゲートが低状態とされることを可能と
させる。
【0035】主充電段パルス発生回路114はCMOS
インバータ117を形成すべく接続されているPチャン
ネルトランジスタM40とNチャンネルトランジスタM
48を有している。CMOSインバータ117の入力端
はドライバ100の入力ノードVINへ接続している。C
MOSインバータ117は、更に、夫々電流源出力IN
1/IN2によって制御される(以下に説明する)2個
の直列接続した電流源トランジスタM44,M46を有
している。CMOSインバータ117は電流源出力IN
1/IN2を調節することによって調節することの可能
な伝搬遅延を有している。特に、電流源出力IN1/I
N2は、温度および供給電圧VDD変動を補償するため
に、トランジスタM44,M46のゲート電圧を変化さ
せる。更に、電流源出力IN1/IN2は幾つかの異な
る値とすべく選択的にプログラムすることが可能であり
(以下に説明する)、その結果トランジスタM44,M
46のゲート電圧は幾つかの異なる値へプログラムされ
る。トランジスタM44,M46のゲート電圧をプログ
ラムすることによって、トランジスタM44,M46に
よって導通される電流もその際にプログラムされる。
【0036】CMOSインバータ117の伝搬遅延、即
ちその入力スイッチング遷移の50%とその出力スイッ
チング遷移の50%との間の時間は、その出力が高状態
および低状態へ移行する速度に依存する。出力が高状態
および低状態へ移行する速度は、トランジスタM40に
よって導通されるCMOSインバータ117の充電電流
の強度及びトランジスタM48によって導通されるCM
OSインバータ117の放電電流の強度に依存する。C
MOSインバータ117の伝搬遅延は、充電及び放電電
流が変化される場合に変化する。
【0037】トランジスタM44,M46によって導通
される電流が調節可能であるので、トランジスタM48
によって導通されるCMOSインバータ117の放電電
流も調節可能である。CMOSインバータ117の放電
電流を調節することによって、その出力が低状態へ移行
される速度が調節される。従って、CMOSインバータ
117の出力高状態から低状態への伝搬遅延時間は電流
源出力IN1/IN2によって調節可能である。
【0038】CMOSインバータ117の高状態から低
状態への伝搬遅延は、主充電時間期間tmainにほぼ等し
い。従って、トランジスタM26が導通状態となる時間
の量である主充電時間期間tmainは、CMOSインバー
タ117の高状態から低状態への伝搬遅延をプログラム
することによってプログラムされる。
【0039】入力VINが低状態である間に、トランジス
タM36がターンオフされ且つトランジスタM38がタ
ーンオンされる。CMOSインバータ117(即ち、ト
ランジスタM40,M48)がトランジスタM38のゲ
ートを高状態とさせるので、トランジスタM38はター
ンオンされる。EN_IN信号が高状態であり、従って
回路がイネーブルされるものと仮定すると、入力VIN
低状態から高状態へ変化すると、トランジスタM36は
すぐさまターンオンする。CMOSインバータ117に
よって発生される遅延のために、トランジスタM38は
この遅延期間中ターンオンしたままである。この遅延時
間は主充電時間期間tmainである。主充電時間期間t
main期間中、トランジスタM36,M38は同時的にタ
ーンオンされ且つトランジスタM26のゲートはプルダ
ウンされ、従ってそれはターンオンされる。然しなが
ら、CMOSインバータ117は究極的には(即ち、主
充電時間期間tmainの終り)、トランジスタM38のゲ
ートをプルダウンさせ、従ってそれはターンオフする。
このことが発生すると、トランジスタM34がターンオ
ンし且つトランジスタM26のゲートは高状態へ移行
し、従ってそれはターンオフし、電流I1 が流れること
を停止させる。
【0040】主充電時間期間tmain期間中、トランジス
タM26がターンオンすると、出力高から低への遷移電
流I1 は、差動トランジスタ対M14,M16を介して
出力電圧VOUT によって調整される。出力電圧VOUT
その最も高いレベルにある場合に、主充電電流Imain
その最大レベル、即ち電流I1 に等しいレベルに到達す
る。電流I1 は、ドライバ出力電圧VOUT が滑らかな高
から低への遷移を有するような態様で調整される。出力
電圧VOUT が基準電圧レベルVREF 、即ちBTLの場合
には1.0V、KTLの場合には0.5V、且つGTL
の場合には0.3Vへ減少すると、電流I1 は0へ降下
し且つトランジスタM10のゲート電圧は上昇を停止す
る。従って、出力電圧VOUT は基準電圧レベルVREF
クランプされる。
【0041】トランジスタM28,M34は10μmの
チャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが
可能であり、トランジスタM32は15μmのチャンネ
ル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM36,M38は100μmのチャン
ネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能で
あり、トランジスタM40,M42は5μmのチャンネ
ル幅及び1μmチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM44,M46は70μmのチャンネ
ル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、且つトランジスタM48は20μmのチャンネル幅
及び1μmのチャンネル長を有することが可能である。
【0042】初期的な充電段110の目的は、初期的充
電時間期間tinitを超えることのない時間期間にわた
り、トランジスタM10のゲートへ初期的な充電電流I
initを供給することである。初期的な充電時間期間t
initは主充電時間期間tmainよりも一層短い。初期的充
電電流IinitはトランジスタM10のゲートを、ゲート
・ソース電圧がスレッシュホールド電圧VTHとほぼ等し
い点まで迅速に充電させる。換言すると、初期的充電電
流Iinitは、トランジスタM10のゲート電圧を、トラ
ンジスタM10が電流の導通を開始し且つ出力VOUT
低状態とさせる点へ迅速に増加させる。初期的充電時間
期間tinitは、トランジスタM10のゲート電圧を、接
地からスレッシュホールドレベルVTHへ増加させるのに
必要な時間期間とほぼ等しい長さを有している。
【0043】初期的充電段110は、図示した如く全て
直列に接続されている、2個のPチャンネルスイッチン
グトランジスタM50,M52及び2個のPチャンネル
電流源トランジスタM58,M60を有している。トラ
ンジスタM58,M60のゲートは、温度及び供給電圧
DD変動に対し初期的充電段110を補償するために、
電流源出力IPUL1/IPUL2へ接続している。ト
ランジスタM52のゲートは、インバータを形成してお
り、その入力端が入力VINへ接続されるトランジスタM
62,M64のドレインへ接続している。トランジスタ
M50のゲートは、インバータを形成しており、その入
力端がトランジスタM62,M64のドレインへ接続し
ているトランジスタM54,M56のドレインへ接続し
ている。入力VINが低状態から高状態へ状態を変化させ
ると、トランジスタM52はターンオンする。トランジ
スタM50は、遅延の後にトランジスタM54がトラン
ジスタM50のゲートを高状態とさせるまでターンオン
されたままである。この遅延期間は、初期的充電時間期
間tinitである。換言すると、スイッチングトランジス
タM50,M52は初期的充電時間期間tinitに対し同
時的な導通状態にある。従って、トランジスタM50,
M52,M58,M60は全て導通状態にあり、且つ初
期的充電段電流Iinitは、トランジスタM54,M56
によって形成されるインバータの遅延、又は初期的充電
時間期間tinitに等しい時間期間の間、トランジスタM
10のゲートへ供給される。
【0044】トランジスタM58,M60は160μm
のチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有すること
が可能であり、トランジスタM50は50μmのチャン
ネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能で
あり、トランジスタM52は40μmのチャンネル幅及
び1μmのチャンネル長を有することが可能であり、ト
ランジスタM54は10μmのチャンネル幅及び4μm
のチャンネル長を有することが可能であり、且つトラン
ジスタM56は5μmのチャンネル幅及び1μmのチャ
ンネル長を有することが可能である。
【0045】充電保持段112はトランジスタM10の
ゲートへ電流Iholdを供給し且つ電流Iinit及びImain
がターンオフした後にトランジスタM10のゲートを高
状態に保持するために使用される。スイッチングPチャ
ンネルトランジスタM72は、そのゲートをトランジス
タM62,M64のドレインへ結合している。入力VIN
が高状態である限り、トランジスタM72のゲートは低
状態とされ、従ってトランジスタM72はターンオンさ
れる。電流源トランジスタM76,M74は、夫々、電
流源出力IP1/IP2によって制御される。トランジ
スタM72,M74,M76が全てターンオンされる
と、電流IholdはトランジスタM10のゲートへ導通さ
れる。入力VINが高状態(且つEN_IN信号も高状
態)である限り、電流Iholdが流れる。更に、電流I1
が流れることを停止した後に、接地への経路を見出すた
めにトランジスタM20を介して電流Iholdが流れる。
【0046】トランジスタM74,M76は24μmの
チャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが
可能であり、且つトランジスタM72は6μmのチャン
ネル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能で
ある。
【0047】入力VINが低状態へ移行すると、スパイク
放電段104がスパイク放電、即ちターンオフ電流I
spike を供給して出力トランジスタM10のターンオフ
遅延を減少させる。スパイク放電段104はNチャンネ
ルスイッチングトランジスタM78,M80、インバー
タ120、実質的に図示した如く接続されているNチャ
ンネル電流源トランジスタM82,M84を有してい
る。スパイク放電電流Ispike は、トランジスタM7
8,M80が同時的に導通状態にある場合にのみ導通さ
れる。入力VINが低状態へ移行すると、トランジスタM
78はすぐさまターンオンし、且つトランジスタM80
は、インバータ120によって発生される遅延の後に、
ターンオフする。スパイク放電電流Ispike が導通され
る時間期間は時間期間tspike 、即ちインバータ120
のゲート遅延である。スパイク放電電流Ispike は、ド
ライバ出力VOUT が単調的な上昇遷移を有するような態
様でトランジスタM10のターンオフ遅延を減少させ
る。従って、スパイク放電電流Ispike はインバータ1
20のゲート遅延によって制御される。
【0048】トランジスタM78は10μmのチャンネ
ル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM80は30μmのチャンネル幅及び
1μmのチャンネル長を有することが可能であり、且つ
トランジスタM82,M84は60μmのチャンネル幅
及び1μmのチャンネル長を有することが可能である。
インバータ120内に設けられているNチャンネルトラ
ンジスタは5μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネ
ル長を有することが可能であり、且つインバータ120
内に設けられているPチャンネルトランジスタは10μ
mのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有するこ
とが可能である。
【0049】主放電段108の目的は、出力VOUT の低
状態から高状態への遷移を継続させるために、トランジ
スタM10のゲートから接地へ放電電流Idis を供給す
ることである。トランジスタM10のゲートを放電させ
ることは、それを非導通状態へスイッチさせる。トラン
ジスタM10が非導通状態にあると、電流はもはや出力
端VOUT から接地へ導通されることはない。このことは
抵抗RT を介して流れる電流は停止するので、出力V
OUT は高状態とされる。高状態にあるVOUT の値は、ド
ライバ100がBTL、KTL又はGTLのいずれに適
合すべくプログラムされているかに依存する。
【0050】主放電段108は、ノードN2を介してト
ランジスタM62,M64のドレインへ結合しているゲ
ートを具備するNチャンネルスイッチングトランジスタ
M86を有している。入力VINが低状態へ移行すると、
トランジスタM86はターンオンし且つ放電電流Idis
が流れ始める。放電電流Idis は、そのゲート・ソース
電圧VGSを減少させるために、トランジスタM10のゲ
ートを放電させる。2個のNチャンネルトランジスタM
88,M90はカレントミラーを形成しており、トラン
ジスタM88は放電電流Idis を導通させるためにトラ
ンジスタM86へ結合されている。トランジスタM90
は、夫々電流源出力IP1/IP2によって制御される
2個のPチャンネル電流源トランジスタM94,M92
へ結合している。トランジスタM88,M90によって
形成されるカレントミラーのために、放電電流Idis
電流源トランジスタM92,M94によって導通される
電流によって制御される。
【0051】トランジスタM88,M90のソースは、
抵抗R2のみならず2個の寄生PNPトランジスタQ1
0,Q12のエミッタへ結合している。トランジスタQ
10,Q12は、好適には、各々バイポーラトランジス
タを使用する代わりにPMOSトランジスタから形成さ
れている。特に、PMOSトランジスタのドレインはコ
レクタとして使用され、PMOSトランジスタのソース
はエミッタとして使用され、且つPMOSトランジスタ
のN型基板はベースとして使用される。バイポーラトラ
ンジスタの代わりにPMOSトランジスタを使用するこ
とによって、ダイ面積及び電力消費が節約される。
【0052】トランジスタQ10,Q12及び抵抗R2
はクランプ回路を形成しており、該クランプ回路は、放
電電流Idis がトランジスタM10のゲート・ソース電
圧VGSを接地まで減少させることを防止するために、ト
ランジスタM10のゲート・ソース電圧VGSを第一電圧
レベルへクランプする。トランジスタQ10,Q12は
ダイオード接続されており、即ち各々は、そのベースを
そのコレクタへ結合しており、且つコレクタは両方とも
接地へ結合している。トランジスタQ10,Q12のダ
イオード接続のために、該トランジスタは実効的に通常
のダイオードに類似したPN接合として使用される。ト
ランジスタQ10,Q12の目的は、トランジスタM1
0のゲート・ソース電圧VGSをトランジスタQ10,Q
12のベース・エミッタ電圧VBEと等しい電圧レベルへ
クランプすることである。このようにして、トランジス
タM10のゲート・ソース電圧VGSは、ゼロまで減少す
ることはなく、且つトランジスタM10のターンオン遅
延は著しく減少される。
【0053】更に、トランジスタM88,M90のソー
スはNチャンネルトランジスタM96へ結合しており、
それはイネーブル入力EN_INによって制御されるバ
イパス回路の一部である。バイパストランジスタM96
はクランプトランジスタQ10,Q12のエミッタへ結
合しており且つ該クランプ回路をバイパスし、従って放
電電流Idis は出力トランジスタM10のゲート・ソー
ス電圧VGSをトランジスタQ10,Q12のベース・エ
ミッタ電圧より低い第二電圧レベルへ減少させることが
可能である。バイパストランジスタM96はイネーブル
入力端EN_INへ印加される信号に応答し且つ、その
電流導通用チャンネルがクランプトランジスタQ10,
Q12よりも接地に対してより低い抵抗性の経路を放電
電流Idis に対して供給するように結合される。
【0054】トランジスタM96のゲートはインバータ
122へ結合しており、その入力端はイネーブル入力端
EN_INへ結合している。2個の電流源トランジスタ
M98,M100はトランジスタM96のソースと直列
に結合している。EN_IN入力が低状態であると、該
回路はディスエーブルされる。何故ならばトランジスタ
M96はターンオンし且つトランジスタM88,M90
によって導通される電流を接地へシャントさせる。この
ことは、トランジスタM10のドレイン電流がBTL出
力リーク電流仕様と適合性のある100μAよりも低い
ことを確保するのに充分であるようにトランジスタM1
0のゲート・ソース電圧VGSを強制的に低くさせる。従
って、トランジスタM10のリーク電流が制御される。
一方、EN_IN入力が高状態であると、該回路はイネ
ーブルされる。何故ならば、トランジスタM96がター
ンオフし且つトランジスタM88,M90によって導通
される電流はトランジスタM10のゲートをベース・エ
ミッタ電圧VBEレベルにクランプする抵抗R2及びトラ
ンジスタQ10,Q12によって導通されるからであ
る。
【0055】トランジスタM86は20μmのチャンネ
ル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM88は60μmのチャンネル幅及び
1μmのチャンネル長を有することが可能であり、トラ
ンジスタM90は12μmのチャンネル幅及び1μmの
チャンネル長を有することが可能であり、トランジスタ
M92,94は50μmのチャンネル幅及び1μmのチ
ャンネル長を有することが可能であり、トランジスタM
96は20μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル
長を有することが可能であり、且つトランジスタM9
8,M100は25μmのチャンネル幅及び1μmのチ
ャンネル長を有することが可能である。インバータ12
2内に設けられているNチャンネルトランジスタは5μ
mのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有するこ
とが可能であり、且つインバータ120内に設けられて
いるPチャンネルトランジスタは10μmのチャンネル
幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
る。抵抗R2は40KΩの値を有することが可能であ
る。トランジスタQ10,Q12は、各々、30μmの
エミッタ幅及び30μmのエミッタ長を有することが可
能である。
【0056】トランジスタM66,M68はイネーブル
回路を形成しており、且つトランジスタM62,M64
は入力回路インバータ124を形成している。データ入
力VINが高状態へ移行すると、トランジスタM78,M
86のゲートはインバータ124によって低状態とされ
る。トランジスタM78,M86がターンオフされるの
で、電流Idis 及びIspike は流れることはない。一
方、トランジスタM36はターンオンする。トランジス
タM30,M38は既にターンオンされているので、ト
ランジスタM26のゲートは低状態とされ、従ってそれ
をターンオンさせる。このことは電流I1 をドライバ出
力VOUT によって調整することを可能とする。その結果
調整された主充電電流Imainはドライバ出力VOUT の高
状態から低状態への遷移を制御する。主充電電流Imain
は、トランジスタM38がインバータ117によってタ
ーンオフされるまで流れ続ける。このことは、主充電時
間期間tmainに等しい時間期間の後発生する。
【0057】データ入力VINが低状態へ移行すると、ト
ランジスタM32はターンオンし且つトランジスタM3
6はターンオフし、そのことはトランジスタM26が再
度ターンオンすることを防止する。一方、トランジスタ
M78,M86は両方ともインバータ124の出力が高
状態へ移行することによってターンオンする。スパイク
放電電流Ispike は上述したように時間期間tspike
間流れる。主放電電流Idis がターンオンし且つトラン
ジスタM88,M90によって行なわれるカレントミラ
ー動作を介して電流源トランジスタM92,M94によ
って発生される基準電流によって制御される。従って、
電流源トランジスタM92,M94によって発生される
基準電流はドライバ出力VOUT の上昇遷移を決定する。
トランジスタM10のゲート・ソース電圧VGSは、それ
がトランジスタQ10,Q12のベース・エミッタ電圧
BEにクランプされるまで、減少する。トランジスタM
10のゲート・ソース電圧VGSはゼロまで減少すること
はないので、トランジスタM10のターンオン遅延は著
しく減少される。
【0058】トランジスタM62は20μmのチャンネ
ル幅及び1μmのチャンネル長を有することが可能であ
り、トランジスタM64は40μmのチャンネル幅及び
1μmのチャンネル長を有することが可能であり、トラ
ンジスタM66は80μmのチャンネル幅及び1μmの
チャンネル長を有することが可能であり、且つトランジ
スタM68は10μmのチャンネル幅及び1μmのチャ
ンネル長を有することが可能である。
【0059】図2A,2B,2Cを参照すると、電流源
126,128,130は図1A及び1Bに示したドラ
イバ100における種々のトランジスタによって導通さ
れる電流を調節するための手段を提供している。電流源
126は正の温度係数を有する出力を発生し且つ温度及
び供給電圧VDD変動を補償する。ドライバ100と共に
電流源126を使用することは、従来のバイポーラドラ
イバに悪影響を与えていた温度及び供給電圧VDDにおけ
る変動に起因する上昇時間tr 及び降下時間tf におけ
る問題となる変動を防止している。
【0060】温度変動はFETの性能に影響を与える。
温度変動は周囲温度変動、即ち集積回路を取囲む空気の
温度における変動、及び/又は接合温度変動、即ち集積
回路内のシリコンの温度における変動の形態である場合
がある。周囲温度変動は接合温度変動を発生することが
可能であり、且つその逆もまた真である。
【0061】温度変動はトランジスタのトランスコンダ
クタンスgm を変化させる傾向があるので、FETの性
能は影響を受ける。トランジスタの電流導通チャンネル
によって導通される電流の量、即ちドレインとソースと
の間で導通される電流(Nチャンネルの場合はIDS及び
Pチャンネルの場合はISD)がgm によって部分的に決
定される。MOSFETの場合には、温度が増加する
と、トランスコンダクタンスgm が減少し、そのことは
電流IDS及びISDを減少させる。一方、温度が減少する
と、トランスコンダクタンスgm が増加し、そのことは
DS及びISDを増加させる。従って、MOSFETのチ
ャンネルによって導通される電流は負の温度係数を有す
るものということが可能である。更に、IDS,ISD,g
m は温度変動に関し直線的に変化する。
【0062】例えばドライバ100等の論理ゲートは、
典型的に、幾つかのトランジスタから構成される。論理
ゲートの速度は個々のトランジスタのIDSによって部分
的に決定され、その結果、ゲート速度はgm に比例す
る。論理ゲートにおける各トランジスタのgm が温度と
共に変化すると、各トランジスタのIDSも変化し、その
ことは論理ゲートの速度を温度と共に変化させる。例え
ば、温度が増加すると、ゲート速度が減少し、且つ温度
が減少すると、ゲート速度が増加する。
【0063】温度変動に起因するゲート速度における変
動は、好ましくない特性である。何故ならば、このよう
な変動はデジタルシステムの同期型タイミング動作に悪
影響を与える場合があるからである。デジタルシステム
は、設計者が、ゲート速度が一定に留まることを確保す
ることが可能である場合には、より効率的に動作すべく
設計することが可能である。ゲート速度は、温度が一定
に維持される場合には、比較的一定に維持することが可
能である。然しながら、デジタルシステムは多様な環境
で動作せねばならないので、雰囲気温度及び接合温度は
常に制御することが可能なものではない。論理ゲートの
MOSFETトランジスタの導通用チャンネルによって
導通される電流が、温度変動にも拘らず、比較的一定の
レベルに維持される場合には、温度変動の期間中に比較
的一定の論理ゲート速度を維持することが可能である。
【0064】図2A,2B,2Cは温度及び/又は供給
電圧VDD変動を補償するために使用される幾つかの出力
を有するプログラム可能な電流源126,128,13
0の詳細な構成を示している。電流源出力IP1/IP
2,IN1/IN2,IPUL1/IPUL2は、図1
A及び1Bに示した電流源トランジスタをバイアスする
ために使用される。特に、種々の対の出力IP1/IP
2,IN1/IN2,IPUL1/IPUL2は、該出
力が結合されるトランジスタによって発生される電流I
DS(又はISD)を調節するために使用される。全ての電
流源出力は、温度変化に起因する速度劣化を補償するた
めの正の温度係数を有している。電流源126,12
8,130は、ドライバ100のエッジレート制御をイ
ネーブルさせるものの一部である。
【0065】電流源出力IP1/IP2,IN1/IN
2,IPUL1/IPUL2は、対毎に発生され、即ち
IP1/IP2を発生するために2つの直列接続したト
ランジスタが使用され、IN1/IN2を発生するため
に2個の直列接続したトランジスタが使用される等であ
る。対毎に出力を発生させる1つの目的は、該出力を供
給電圧VDDにおける変動と独立的なものとさせることで
ある。カスコード状態の2個のトランジスタを使用する
ことによって、供給電圧VDDにおける変化が該2個のト
ランジスタによって導通される電流に影響を与えること
はない。何故ならば、このような変化は1個のトランジ
スタによって導通される電流に影響を与える場合はあ
る。従って、改良された供給電圧VDDの補償は、カスコ
ード接続された2個のトランジスタを使用し且つ対毎に
出力を発生することによって達成される。
【0066】一般的に、出力IP1/IN2がこのよう
な変動に応答して各トランジスタのゲート電圧を調節す
ることによって温度及び供給電圧VDDにおける変動を補
償するためにトランジスタM24,M22,M76,M
74,M94,M92によって発生されるISDを調節す
る。トランジスタM24,M22,M76,M74,M
94,M92はPチャンネルMOSFETであるので、
温度が増加すると、出力IP1/IN2はトランジスタ
のゲート電圧を調節し、従って各トランジスタのソース
・ゲート電圧VSGが増加する。ソース・ゲート電圧を増
加させることによって、該トランジスタの導通用チャン
ネルによってより多くの電流ISDが導通され、そのこと
は温度増加に起因する電流ISDにおける減少を補償す
る。一方、温度が減少すると、出力IP1/IN2がト
ランジスタM24,M22,M76,M74,M94,
M92のゲート電圧を調節し、従ってソース・ゲート電
圧VSGが減少する。ソース・ゲート電圧を減少させるこ
とによって、該トランジスタの導通用チャンネルによっ
てより少ない電流ISDが導通され、そのことは温度にお
ける減少に起因する電流ISDにおける増加を補償する。
【0067】出力IN1/IN2は、温度及び供給電圧
DD変動を補償するためにNチャンネルMOSFET
M44,M46,M98,M100,M82,M84の
ゲート電圧を調節するためのものである。温度が増加す
ると、出力IN1/IN2ががトランジスタの各々のゲ
ート・ソース電圧VSGを増加させ、そのことは該トラン
ジスタの導通用チャンネルによってより多くの電流IDS
を導通させる。電流IDSにおける増加は温度増加に起因
する電流IDSにおける減少を補償する。一方、温度が減
少すると、出力IN1/IN2は各トランジスタのゲー
ト・ソース電圧VGSを減少させ、そのことは該トランジ
スタの導通用チャンネルによってより少ない電流IDS
導通させる。電流IDSにおける減少は、温度の減少に起
因する電流IDSにおける増加を補償する。
【0068】トランジスタM24,M22,M76,M
74,M94,M92,M44,M46,M98,M1
00,M82,M84のゲート・ソース(又はソース・
ゲート)電圧は、これらのトランジスタによって導通さ
れる電流が温度変動期間中に比較的一定のレベルに維持
されるように調節させることが可能である(IP1/I
P2,IN1/IN2を介して)。然しながら、好適に
は、ゲート・ソース(又はソース・ゲート)電圧が調節
され、従ってこれらのトランジスタによって導通される
電流は、実際には、温度増加期間中に増加し且つ温度減
少期間中に減少する。後者の場合には、ゲート・ソース
(又はソース・ゲート)電圧は、それらが前者の場合に
おけるよりもわずかに多く増加又は減少される。後者に
したがってトランジスタによって導通される電流の増加
又は減少は、直接的な温度補償システムを有することの
ないドライバ100におけるその他のトランジスタを補
償する傾向がある。例えば、温度増加に応答して補償さ
れるトランジスタによって導通される電流を増加させる
と、該回路内のその他の補償されていないMOSFET
によって導通される電流を増加させる傾向となる。
【0069】プログラム可能な電流源126は、正の温
度係数電流発生段130、即ちバンドギャップ電流源1
30を有している。電流発生段130は電流源126の
重要な構成要素である。何故ならば、それはトランジス
タM106において正の温度係数を有するソース・ドレ
イン電流IM106を発生するからである。換言すると、温
度が増加すると、電流IM106が増加し、且つ温度が減少
すると、電流IM106が減少する。上述したように、MO
SFETのチャンネルによって導通される電流は、通
常、負の温度係数を有している。電流IM106は正の温度
係数を有しているので、出力IP1/IP2,IN1/
IN2も正の温度係数を有しており且つ温度変動を補償
することが可能である。
【0070】電流発生段130は以下の如くにして正の
温度係数の電流IM106を発生する。バンドギャップ電流
源は2組のカスコードカレントミラー対トランジスタを
有しており、即ちPMOSトランジスタM102/M1
04及びM106/M108、及びNMOSトランジス
タM110/M112及びM114/M116を有して
いる。更に、10/1の比を有する2個のPNPトラン
ジスタQ14,Q16及び1個の電流設定抵抗R8も設
けられている。カスコードカレントミラー対トランジス
タは電流源動的出力インピーダンスを向上させ、従って
出力値は供給電圧変動によって影響を受けることはな
い。このことはドライバ100出力遅延及び遷移時間が
供給電圧変動とは独立であることを確保する。
【0071】トランジスタM102,M106は抵抗R
4,R6によって夫々導通される2つの実質的に等しい
電流IR4,IR6を発生させ且つ維持する。これらの電流
のうちの一方の強度が変化すると、他方の電流の強度が
変化し、従ってそれらは実質的に等しいままである。電
流IR4,IR6は温度増加に応答して増加し且つ温度減少
に応答して減少し、従って、それらの各々は正の温度係
数を有している。
【0072】MOSFETのドレイン・ソース電流IDS
は、通常、負の温度係数を有しており、即ち、温度が増
加すると、電流IDSは減少する。然しながら、トランジ
スタM106のソース・ドレイン電流IM106は正の温度
係数を有しており、従って、温度が増加すると、電流I
M106が増加する。この電流発生段130において発生す
る現象は、電流源126のその他の構成要素が温度変動
を補償するためにMOSFETのゲート電圧を調節する
出力を供給することを可能とする。
【0073】正の温度係数の電流発生段130は、通
常、供給電圧VDDにおける変動によって影響を受けるこ
とはなく、即ち段130は供給電圧VDDとは独立的に動
作する。特に、トランジスタM102,M106は電流
を導通している間飽和領域において動作する。供給電圧
DDが変化すると、各トランジスタM102,M106
のソース・ドレイン電圧VSDも変化する。何故ならば、
トランジスタM102,M106のドレインは高インピ
ーダンスだからである。然しながら、トランジスタM1
02,M106は飽和状態で動作しているので、それを
介して導通する電流が変化することはない。従って、ト
ランジスタM102,M106によって導通される電流
は、正の温度係数を有するばかりではなく、供給電圧V
DDにおける変動によって影響を受けることはない。従っ
て、電流源126も供給電圧VDDにおける変動を補償す
る。
【0074】トランジスタM102,M104,M10
6,M108は1200μmのチャンネル幅及び3μm
のチャンネル長を有することが可能であり、且つトラン
ジスタM110,M112,M114,M116は40
0μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有す
ることが可能である。抵抗R4,R6は4KΩの値を有
することが可能であり、且つ抵抗R8は1KΩの値を有
することが可能である。トランジスタQ14,Q16
は、好適には、各々が3μmのエミッタ幅及び3μmの
エミッタ長を有するPNPトランジスタである。
【0075】電流IM106は、カレントミラートランジス
タM112/M124及びM106/M108を介して
電流I2 へ反映される。更に、(kT/q)(Ln10
/R8)に等しい電流I2 は、カスコードカレントミラ
ートランジスタM150/M152及びM146/M1
48を介して電流I3 =4.5I2 へ反映される。トラ
ンジスタM122,M124は、1200μmのチャン
ネル幅及び3μmのチャンネル長を有することが可能で
あり、トランジスタM118,M120は400μmの
チャンネル幅及び3μmのチャンネル長を有することが
可能であり、トランジスタM106,M108は100
μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有する
ことが可能であり、且つトランジスタM150,M15
2は450μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル
長を有することが可能である。
【0076】出力IP1/IP2,IN1/IN2を発
生するために使用される電流I4 は、電流I3 及びI8
の組合わせがカレントミラートランジスタM162/M
164及びM142/M144を介して反映された結果
である。トランジスタM142,M144は400μm
のチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有すること
が可能であり、且つトランジスタM162,M164は
400μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を
有することが可能である。抵抗R16は1KΩの値を有
することが可能である。
【0077】電流I4 はドライバ100のエッジレート
を制御するために調節可能である。電流I4 はエッジレ
ート制御段132を介して電流I8 を調節することによ
って調節される。エッジレート制御段132はプログラ
ム可能であり且つ出力IP1/IP2,IN1/IN
2,IPUL1/IPUL2が結合される電流源トラン
ジスタへゲート電圧の対応する別の値が印加されるよう
に出力電流I4 ,I12の別の値を発生すべくプログラム
することが可能である。その結果、対応する別の電流の
値が、出力IP1/IP2,IN1/IN2,IPUL
1/IPUL2が結合される電流源トランジスタによっ
て導通される。エッジレート制御段132は、トランジ
スタM106,M108と共にカレントミラーを形成す
る2個のトランジスタM126,M128を有してい
る。トランジスタM126,M128によって導通され
る電流は、電流I6 及びI7 を導通する2つの別個の電
流経路へ電流を供給する。電流I6 及びI7 の相対的な
強度は、トランジスタM132のゲート電圧を制御する
ことによって制御される。トランジスタM126,M1
28は1200μmのチャンネル幅及び3μmのチャン
ネル長を有することが可能であり、トランジスタM13
0,M132は40μmのチャンネル幅及び1μmのチ
ャンネル長を有することが可能であり、且つトランジス
タM134,M136,M138,M140は100μ
mのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有するこ
とが可能である。抵抗R14,R18の各々は50KΩ
の値を有することが可能である。
【0078】トランジスタM132のゲート電圧は、図
2Cに示した抵抗回路網134によってノードN16を
介して制御される。本明細書に記載した本発明の実施例
においては、3つの異なる設定があり、即ち(1)回路
網134のEDGE_CON入力が接地される場合に、
電流I7 は電流I6 よりも大きく、(2)回路網134
のEDGE_CON入力がフローティングしている場合
には、電流I7 が電流I6 と等しく、且つ(3)回路網
134のEDGE_CON入力がVDDへ接続されている
場合には、電流I6 は電流I7 よりも一層大きい。これ
ら3つの異なる設定は、トランジスタM154,M15
6によって導通される電流I8 に対して3つの異なる値
を提供する。トランジスタM154,M156のゲート
電圧は、エッジレート制御段132のトランジスタM1
36,M140によって制御される。電流I8 における
変動は、電流I4 を変化させる。電流I4 は以下の如く
に計算される。
【0079】最大I4 =4.5I2 +4.5I2 =9
(I2 ) EDGE_CONピンが接地されていると仮
定。
【0080】中間I4 =4.5I2 +(4.5/2)I
2 =(3/2)(4.5I2 ) EDGE_CONピンがフローティングと仮定。
【0081】最小I4 =4.5I2 +0=4.5(I
2 ) EDGE_CONピンがVDDへ接続と仮定。
【0082】電流I4 に対するこれら3つの設定は、ド
ライバ100のエッジレートに対し3つの異なる設定を
与える。
【0083】トランジスタM154,M156は450
μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有する
ことが可能であり、トランジスタM158,M160は
230μmのチャンネル及び2μmのチャンネル長を有
することが可能であり、トランジスタM166,M16
8は200μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル
長を有することが可能であり、且つトランジスタM17
0は2000μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネ
ル長を有することが可能である。抵抗R34,R36
は、各々、50KΩの値を有することが可能であり、抵
抗R38,R40の各々は100KΩの値を有すること
が可能であり、抵抗R42は12.5KΩの値を有する
ことが可能であり、抵抗R20は1KΩの値を有するこ
とが可能であり、且つ抵抗R22は5KΩの値を有する
ことが可能である。コンデンサC2,C4の各々は4p
Fの値を有することが可能であり、且つコンデンサC6
は8pFの値を有することが可能である。
【0084】出力IP1/IP2はトランジスタM16
2,M164のゲートからとられる。これらの出力は温
度及び供給電圧における変動を補償する。出力IN1/
IN2はトランジスタM166,M168のゲートから
とられ、それらもまた温度及び供給電圧における変動を
補償する。以下に説明するように、出力IN1/IN2
は抵抗R20,R22及びトランジスタM170に起因
する低インピーダンス出力である。図2Bを参照する
と、トランジスタM172,M174はそれらのゲート
を夫々ノードN10,N12を介してトランジスタM1
22,M124のゲートへ結合している。トランジスタ
M172,M174によって導通される電流I9 はカレ
ントトランジスタM184/M186及びM176/M
178を介して電流I10へ反映される。トランジスタM
180,M182によって導通される電流I12は電流I
10及びI11の和に等しい。電流I11は電流I8 と同様に
エッジレート制御段132によって調節される。従っ
て、電流I12は電流I4 と同様の態様でエッジレート制
御段132によって調節可能である。
【0085】トランジスタM172,M174は120
0μmのチャンネル幅及び3μmのチャンネル長を有す
ることが可能であり、トランジスタM176,M178
は100μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長
を有することが可能であり、トランジスタM184,M
186は670μmのチャンネル幅及び2μmのチャン
ネル長を有することが可能であり、且つトランジスタM
180,M182は400μmのチャンネル幅及び1μ
mのチャンネル長を有することが可能である。抵抗R2
4は4KΩの値を有することが可能であり、且つ抵抗R
26は1KΩの値を有することが可能である。
【0086】トランジスタM180,182のゲートは
電圧供給補償段136へ結合している。電圧供給補償段
136は電流I5 、従って出力IPUL1/IPUL2
を供給電圧VDDに従属させる。換言すると、電流I5
供給電圧VDDと共に可逆的に即ち逆に変化する。このこ
とは、初期的充電電流Iinit(図1Aに示してある)が
トランジスタM52のドレイン接合容量c(dv/d
t)の寄生電流を有しているので有用である。供給電圧
DDが高ければ高い程、寄生電流は一層高い。この不所
望の電流増加を補償するために、電流I5 は供給電圧補
償段136を介して減少され、該段は、電流源出力IP
UL1/IPUL2を介して、初期的充電電流Iinit
実際上供給電圧VDD変動に影響を受けないものとさせ
る。従って、出力段138は供給電圧に依存する電流源
であり、且つ出力電圧IPUL1/IPUL2は供給電
圧VDDにおける増加に応答してトランジスタM58,M
60のゲート電圧を調節し、従って初期的充電電流I
initは供給電圧VDDにおける増加に応答して比較的一定
のレベルに維持される。
【0087】トランジスタM188,M190は80μ
mのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有するこ
とが可能であり、トランジスタM192,M196は4
0μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有す
ることが可能であり、且つトランジスタM194は26
μmのチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有する
ことが可能である。抵抗R28は40KΩの値を有する
ことが可能である。
【0088】出力段138は低インピーダンスの電流源
出力IPUL1/IPUL2を供給する。上述したよう
に、電流源出力IN1/IN2も低インピーダンスであ
る。電流源出力IPUL1/IPUL2,IN1/IN
2は複数個の伝送線ドライバにおいて使用されるので、
例えば18チャンネルドライバにおいて使用されるの
で、出力インピーダンスはノード電圧スイッチングから
のフィードバック結合を減少させるために可及的に低く
維持すべきである。このようなノード電圧スイッチング
結合は、ソース出力が低インピーダンス放電経路を有す
ることがない場合には、厳しいドライバ出力の歪を発生
させる場合がある。ソースホロワトランジスタM20
4,M170及びそれらと関連する抵抗はこの目的のた
めに設けられている。
【0089】トランジスタM198,M200は160
μmのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有する
ことが可能であり、トランジスタM202は140μm
のチャンネル幅及び2μmのチャンネル長を有すること
が可能であり、且つトランジスタM204は2000μ
mのチャンネル幅及び1μmのチャンネル長を有するこ
とが可能である。抵抗R30は2.5KΩの値を有する
ことが可能であり、且つ抵抗R32は0.5KΩの値を
有することが可能である。
【0090】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明に基づく伝送線ドライバの一部を示
した概略図。
【図1B】 図1Aの伝送線ドライバの別の部分を示し
た概略図。
【図2A】 図1A及び1Bに示した伝送線ドライバに
おいて使用することの可能な電流源の一部を示した概略
図。
【図2B】 図2Aの電流源の別の部分を示した概略
図。
【図2C】 図2A及び2Bに示した電流源の別の部分
を示した概略図。
【図3】 図1A及び1Bに示した伝送線ドライバの動
作を示したタイミング線図。
【図4】 図1A及び1Bに示した伝送線ドライバの動
作を示したタイミング線図。
【図5】 図1A及び1Bに示した伝送線ドライバの動
作を示したタイミング線図。
【符号の説明】
100 伝送線ドライバ 102 伝送線 104 スパイク放電段 106 主充電段 108 主放電段 110 初期的充電段 112 充電保持段 114 主充電段パルス発生回路 116 電圧検知増幅器 117 CMOSインバータ 122 インバータ 126 プログラム可能電流源 130 正温度係数電流発生段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データシステムから伝送線へ二進信号を
    供給するドライバにおいて、 データ入力ノード、 データ出力ノードと接地との間に結合されており、ゲー
    トと、ソースとそれらの間の対応するゲート・ソース電
    圧とを有する出力トランジスタ、 前記出力トランジスタのゲートへ結合されており、前記
    入力ノードへ印加される信号に応答して、前記出力トラ
    ンジスタのゲートを放電しそのゲート・ソース電圧を減
    少させるために前記出力トランジスタのゲートから放電
    電流を導通させる第一トランジスタ、 前記放電電流が前記出力トランジスタのゲート・ソース
    電圧を接地へ減少させることを防止するために前記出力
    トランジスタのゲート・ソース電圧を接地より高い第一
    電圧レベルへクランプさせるクランプ回路、を有するこ
    とを特徴とするドライバ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記クランプ回路
    が、前記放電電流の少なくとも第一部分を導通させるべ
    く結合されている第一PN接合を有しており、前記第一
    電圧レベルが前記PN接合を横断しての電圧にほぼ等し
    いことを特徴とするドライバ。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記第一PN接合
    が、PMOSトランジスタから形成されており、且つ前
    記第一電圧レベルが前記PMOSトランジスタのソース
    ・基板電圧とほぼ等しいことを特徴とするドライバ。
  4. 【請求項4】 伝送線ドライバの出力トランジスタのタ
    ーンオン遅延を減少させる方法において、 前記出力トランジスタのゲート・ソース電圧を減少させ
    るために前記出力トランジスタのゲートを放電電流で放
    電させ、 前記出力トランジスタのゲート・ソース電圧が接地へ減
    少されることを防止するために、前記出力トランジスタ
    のゲート・ソース電圧を接地より高く且つ前記出力トラ
    ンジスタのスレッシュホールド電圧より低い第一電圧レ
    ベルへクランプさせ、 前記第一電圧レベルから前記スレッシュホールド電圧よ
    り高い電圧レベルへ前記出力トランジスタのゲート・ソ
    ース電圧を増加させるために前記出力トランジスタのゲ
    ートを充電する、上記各ステップを有することを特徴と
    する方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、更に、温度及び供給
    電圧における変動に対し前記放電電流を補償するステッ
    プを有することを特徴とする方法。
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