JPH10116889A - シリコンウェーハーキャリア - Google Patents

シリコンウェーハーキャリア

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JPH10116889A
JPH10116889A JP26721596A JP26721596A JPH10116889A JP H10116889 A JPH10116889 A JP H10116889A JP 26721596 A JP26721596 A JP 26721596A JP 26721596 A JP26721596 A JP 26721596A JP H10116889 A JPH10116889 A JP H10116889A
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JP
Japan
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silicon wafer
wafer carrier
less
polyester resin
thermoplastic polyester
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JP26721596A
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English (en)
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Takayoshi Numata
貴善 沼田
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコンウェーハーの表面汚れを実質的に生
じさせない程度に揮発ガス発生量が抑えられ、かつ高い
機械的強度及び耐熱性を備えたシリコンウェーハーキャ
リアを提供する。 【解決手段】 150℃で60分間熱処理したときに発
生する揮発ガスの量が10ppm以下であり、80℃の
超純水の中で120分間浸漬処理したときに溶出するア
ルカリ金属の量が50ppb以下である熱可塑性ポリエ
ステル樹脂よりなるシリコンウェーハーキャリア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコンウェーハー
搬送体として用いられるシリコンウェーハーキャリアに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコンウェーハーキャリアとし
てはポリプロピレン等の汎用樹脂からなるものが広く使
用されている。近年の情報社会の進歩の伴って、シリコ
ンウェーハーの大径化が進み、シリコンウェーハーキャ
リアも大型化しており、汎用樹脂製シリコンウェーハー
キャリアより更に高い剛性を備えたシリコンウェーハー
キャリアが求められている。また、シリコンウェーハー
キャリアはシリコンウェーハーの熱処理工程、洗浄工程
及び運搬における搬送体として一貫して使用するため
に、高い耐熱性を備えたものであることが望ましい。ポ
リプロピレン等の汎用樹脂からなるシリコンウェーハー
キャリアは、耐熱性が十分でなく、高温の熱処理に対応
できるよう一層の耐熱性の向上が望まれていた。
【0003】ところで、通常の熱可塑性ポリエステル樹
脂からなるシリコンウェーハーキャリアは既に使用され
ている。このシリコンウェーハーキャリアは汎用樹脂か
らなるシリコンウェーハーキャリアの耐熱性、剛性にお
ける問題点を解消した点では優れたものであるが高温下
で使用したときにシリコンウェーハー表面を汚染する場
合がありシリコンウェーハーキャリアとして重大な問題
があった。シリコンウェーハーに表面汚染があると、デ
バイスの結晶欠陥や電気特性低下が発生し、このような
シリコンウェーハーから加工された製品は品質上使用に
供し得ない状態となる。
【0004】
【発明が解決すべき課題】本発明は、上述の従来技術の
問題を解決することを課題とするものであり、剛性等の
機械的特性及び耐熱性を備え、実質的にシリコンウェー
ハー表面汚染を発生させることのないシリコンウェーハ
ーキャリアを提供することを課題とする。
【0005】本発明者らは、シリコンウェーハーの表面
汚染がシリコンウェーハーキャリアからの揮発ガス及び
溶出金属に起因するものであることを知見した。
【0006】発明者らの知見によれば通常の熱可塑性ポ
リエステル樹脂からなるシリコンウェーハーキャリアは
有機ガスからなる揮発ガスが多量に発生し、シリコンウ
ェーハーの運搬、保管において揮発ガスがシリコンウェ
ーハー上で凝縮しシリコンウェーハー表面を汚染する。
また、シリコンウェーハーの洗浄工程において、シリコ
ンウェーハーキャリアからの溶出金属が多いと、シリコ
ンウェーハーの表面に付着してシリコンウェーハー表面
を汚染する。
【0007】本発明はシリコンウェーハーの表面汚れと
して支障を及ぼさない程度にまで揮発ガスの発生及び金
属の溶出が抑えられたシリコンウェーハーキャリアを提
供することを課題とする。
【0008】シリコンウェーハーキャリアは、シリコン
ウェーハーの加熱工程及び洗浄工程で用いられることか
ら耐加水分解性を備えたものであることが望ましい。本
発明の他の課題は、上記特性に加えて耐加水分解性を備
えたシリコンウェーハーキャリアを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、150℃で6
0分間熱処理したときに発生する揮発ガスの量が10p
pm以下であり、80℃の超純水の中で120分間浸漬
処理したときに溶出するアルカリ金属の量が50ppb
以下である熱可塑性ポリエステル樹脂よりなるシリコン
ウェーハーキャリアである。
【0010】本発明のシリコンウェーハーキャリアは1
50℃で60分間熱処理したときの揮発ガスの発生量が
10ppm以下であることが必要であり、5ppm以下
であることが好ましい。
【0011】シリコンウェーハーキャリアの揮発ガス発
生量は、シリコンウェーハーキャリアを5mm角のフレ
ークス状粒子に粉砕して得た試料10gについて測定し
た値であり、ヘッドスペース・ガス・クロマトグラフに
より検出した値である。
【0012】揮発ガスの発生量が10ppmを超える
と、揮発ガスによるシリコンウェーハーの表面汚染がシ
リコンウェーハーの品質を害し、後にシリコンウェーハ
ーを加工して得られるLSI等の電子デバイスの製品欠
陥の原因となる。
【0013】シリコンウェーハーキャリアの熱処理によ
り発生する揮発ガスは主に有機ガスであり、例えばアセ
トアルデヒド、アセトン、テトラヒドロフラン、3―ブ
テン―1―オールである。これらの揮発ガスはシリコン
ウェーハー上に凝縮し、またシリコンウェーハーキャリ
ア上に凝縮してシリコンウェーハーに転写され、シリコ
ンウェーハー表面を汚染する。
【0014】本発明のシリコンウェーハーキャリアは8
0℃の超純水に120分間浸漬処理したときのアルカリ
金属の溶出量が50ppb以下であることが必要であ
り、10ppb以下であることが好ましい。
【0015】シリコンウェーハーキャリアのアルカリ金
属溶出量は、シリコンウェーハーキャリアを5mm角の
フレークス状粒子に粉砕して得た試料10gを80℃の
超純水80mlに120分間浸漬した後、超純水中に溶
出したアルカリ金属の量を原子吸光光度計により測定し
た値である。
【0016】アルカリ金属の溶出量が50ppbを越え
るとアルカリ金属によるシリコンウェーハーの表面汚染
がシリコンウェーハーの品質を害し、後にシリコンウェ
ーハーを加工して得られるLSI等の電子デバイスの製
品の欠陥の原因となる。
【0017】アルカリ金属によるシリコンウェーハーの
表面汚染は、主にシリコンウェーハー洗浄処理工程にお
いてシリコンウェーハーキャリアから溶出したアルカリ
金属がシリコンウェーハーへ付着することによって起こ
る。
【0018】本発明で用いられる熱可塑性ポリエステル
樹脂は固有粘度が0.6〜1.2である。固有粘度がこ
の範囲であれば、シリコンウェーハーキャリアの状態で
の高い剛性と成形時の樹脂の十分な流動性性を得ること
ができ、大型キャリアをショートショットを発生させる
ことなく得ることができる。ここで固有粘度は35℃に
おけるオルトクロルフェノール中での測定値をもとにし
た計算値である。
【0019】本発明に用いられる熱可塑性ポリエステル
は、その末端カルボキシル基濃度が好ましくは10当量
/ton以下、更に好ましくは5当量/ton以下であ
る。末端カルボキシル基濃度がこの範囲にあれば、シリ
コンウェーハーキャリアは熱処理時の揮発ガス発生量が
十分に少なく、また、優れた耐加水分解性を備えたもの
となる。
【0020】末端カルボキシル基(COOH)濃度はエ
イ・コニックス(A.Conix)の方法{Makro
mol.Chem,26,226(1958)}によっ
て測定したポリマー106g当りの当量数である。
【0021】本発明に用いられる熱可塑性ポリエステル
樹脂としては、主たるジカルボン酸成分としてテレフタ
ル酸または2,6―ナフタレンジカルボン酸あるいはこ
れらのエステル形成性誘導体を用い、主たるグリコール
成分として炭素数2〜10のグリコール又はそのエステ
ル形成性誘導体を用いて得られる線状飽和ポリエステル
が好ましい。かかる線状飽和ポリエステルとして例えば
ポリエチレチンテレフタレート、ポリプロピレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘキサン
―1,4―ジメチレンテレフタレート、ポリエチレン―
2,6―ナフタレンジカルボキシレート、ポリブチレン
―2,6―ナフタレンジカルボキシレート等が挙げられ
る。これらの中で特にポリブチレンテレフタレート(P
BT)が好ましい。本発明においてポリブチレンテレフ
タレート(PBT)は、テレフタル酸を主たるジカルボ
ン酸成分、テトラメチレングリコールを主たるグリコー
ル成分としてなるポリエステルである。
【0022】ここで「主たる」とは、全ジカルボン酸成
分又は全グリコール成分に対して80モル%以上をい
い、好ましくは90モル%以上である。
【0023】熱可塑性ポリエステル樹脂は、この範囲で
ジカルボン酸成分或はグリコール成分の一部を他の共重
合成分で置き換えたものでもよい。かかる共重合可能な
ジカルボン酸成分としては、芳香族ジカルボン酸、例え
ばテレフタル酸(主たるジカルボン酸がテレフタル酸で
ある場合を除く)、2,6―ナフタレンジカルボン酸
(主たるジカルボン酸が2,6―ナフタレンジカルボン
酸である場合を除く)、イソフタル酸、ナフタレンジカ
ルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテ
ルジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジ
フェニルケトンジカルボン酸、ジフェニルスルフォンジ
カルボン酸等、脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク酸、
アジピン酸、セバシン酸等、脂環族ジカルボン酸、例え
ばシクロヘキサンジカルボン酸、テトラリンジカルボン
酸、デカリンジカルボン酸等が例示される。共重合可能
なグリコール成分としては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキ
サメチレングリコール、デカンジオール、1,4―シク
ロヘキサンジメタノール、トリシクロデカンジメチロー
ル、ビスフェノールA、ビスフェノールS、ビスヒドロ
キシエトキシビスフェノールA等が例示される。また、
本発明で用いられる芳香族ポリエステルは実質的に成形
性を損なわない範囲で多官能化合物、例えばグリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
トリメリット酸、トリメシン酸、ピロメリット酸等を共
重合してもよい。
【0024】これらの共重合成分は1種または2種以上
を用いることができる。また共重合成分の割合は全ジカ
ルボン酸(オキシカルボン酸はその半分量がカルボン酸
として計算)に対して20モル%以下が好ましく、更に
10%モル以下が好ましい。本発明に用いられる熱可塑
性ポリエステル樹脂はPBTのホモポリマーが特に好ま
しい。
【0025】本発明のシリコンウェーハーキャリアは既
述のとおり、揮発ガスの発生量が10ppm以下であ
り、アルカリ金属の溶出量が50ppb以下であること
が必要である。この条件は、シリコンウェーハーキャリ
アの5mm角のフレークス状粉砕物について満足するこ
とが必要であることは既述のとおりである。
【0026】このようなシリコンウェーハーキャリア
は、ペレットの状態で150℃で60分間熱処理したと
きの揮発ガスの発生量が10ppm以下、好ましくは5
ppm以下であり、ペレットの状態で80℃の超純水に
120分間浸漬処理したときのアルカリ金属の溶出量が
50ppb以下、好ましくは10ppb以下であるポリ
エステル樹脂ペレットを用いて成形することにより得る
ことができる。ペレットの揮発ガスの発生量及びアルカ
リ金属の溶出量はシリコンウェーハーキャリアの粉砕物
についての測定方法と同様の方法による測定値である。
【0027】本発明に成形用ペレットとして用いられる
熱可塑性ポリエステル樹脂はテレフタル酸を含むジカル
ボン酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレングリ
コールを含むジヒドロキシ化合物またはそのエステル形
成性誘導体とを重縮合触媒の存在下に液相重縮合させた
後、ペレット化して更に180℃〜225℃、常圧の条
件で窒素雰囲気下で固相重縮合反応を行い、その後14
0〜170℃の窒素雰囲気で2〜6時間加熱処理するこ
とにより得ることができる。
【0028】本発明のシリコンウェーハーキャリアはこ
のようにして得られた熱可塑性ポリエステル樹脂のペレ
ットを用いて公知の成形方法、例えば射出成形、押出成
形、注型成形によって得ることができる。
【0029】
【実施例】以下実施例により本発明を詳述する。 [引張強度]引張強度はASTMD638に準拠して測
定した。 [熱変形温度]熱変形温度はASTMD648に準拠し
て荷重撓み温度を測定した。
【0030】[揮発ガス]揮発ガス発生量の評価は、試
料(シリコンウェーハーキャリアの5mm角フレークス
状粉砕物)10gを150℃で60分間熱処理したとき
の揮発ガスの発生量をガスクロマトグラフィーを用いて
測定することにより行った。
【0031】ガスクロマトグラフィーにはヘッドスペー
スガスクロマトグラフィー((株)島津製作所製HS―
GC:GC―9A HSS―2AとCR―4A)を用い
た。
【0032】分析条件は以下のとおりである。 1)カラム シリコン 0V―1701,Id 0.25mm ×50mm,df 0.3μm 2)キャリアガス He 1.5kg/cm2G 3)スプリット比 スフ゜リット/カラム =60/0.75=80 4)セプタムパージ流量 1.5ml/min 5)カラム INI. Temp 50℃ 6)カラム INI. Time 2 min 7)カラム P. RATE 10℃/min 8)カラム FINE. Temp 250℃ 9)カラム FINE. Time 10 min 10)INJ. Temp 300℃ 11)DET. RANGE 10×1 12)CR-4A WIDTH 5sec 13)ATTEN 2 14)MIN. AREA 100 15)STOP. TM 33min 16)SPEED 10mm/min
【0033】[溶出アルカリ金属]アルカリ金属溶出量
の評価は、試料(シリコンウェーハーキャリアの5mm
角フレークス状粉砕物)10gを80℃の超純水80m
l中に120分間浸漬処理した後、原子吸光光度計(日
立製作所製 Z8100)を用いて、浸漬処理後の超純
水中の溶出アルカリ金属の量を分析することにより行っ
た。
【0034】実施例、比較例において用いた各種樹脂は
以下のとおりである。 ・ポリブチレンテレフタレート(PBT) 溶液重合後固相重合により得たPBT 帝人(株)製 商品名 C7000ZY 末端カルボキシル基濃度:3.5当量/ton 固有粘度 :0.92 ・ポリブチレンテレフタレート(PBT) 帝人(株)製 商品名 C7000 末端カルボキシル基濃度:47当量/ton 固有粘度 :1.07 ・ポリブチレンテレフタレート(PBT) 溶液重合後固相重合により得たPBT 帝人(株)製 商品名 TRB−RK 末端カルボキシル基濃度:3.5当量/ton ・ポリブチレンテレフタレート(PBT) 溶液重合により得たPBT 帝人(株)製 商品名 TRB−J 末端カルボキシル基濃度:52当量/ton ・ポリブチレンテレフタレート(PBT) 溶液重合により得たPBT 帝人(株)製 商品名 TRB−K 末端カルボキシル基濃度:42当量/ton ・ポリプロピレン(PP) 三井東圧化学(株)製 商品名 BJS―G
【0035】[実施例1]ポリブチレンテレフタレート
(帝人(株)製C7000ZY)を押出機で、260
℃、スクリュー回転数160rpm、吐出量50kg/
hにて溶融混練し、ダイスから吐出するスレッドを冷却
後、切断して成形用ペレットを得た。次いで射出成形に
より試験片を作成し、機械的強度、耐熱性(荷重撓み温
度)の評価を行った。
【0036】成形用ペレットを用いてシリンダー温度2
50℃、金型温度60℃で射出成形を行い、8インチサ
イズのシリコンウェーハーキャリアを得た。このシリコ
ンウェーハーキャリアを5mm角のフレークス状に粉砕
して揮発ガス、溶出アルカリ金属の分析に供する試料を
作成し、揮発ガス発生量及びアルカリ金属溶出量の評価
を行った。結果を表1及び表2に示す。
【0037】本発明のシリコンウェーハーキャリアは、
シリコンウェハー汚染の原因となる揮発ガス発生量は3
ppmと極めて小さく、またシリコンウェハー製造工程
で必須とされる耐熱レベルを有しており、シリコンウェ
ーハーキャリアとして優れた特性を示した。
【0038】さらに、本発明のシリコンウェーハーキャ
リアは、溶出するアルカリ金属量は2.2ppb以下と
極めて少なく、ウェーハーキャリアとして優れた特性を
示した。
【0039】[比較例1]実施例1のポリブチレンテレ
フタレート(帝人(株)製C7000ZY)に代えてポ
リブチレンテレフタレート(帝人(株)製C7000)
を用いて、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1
に示す。
【0040】[比較例2]実施例1のポリブチレンテレ
フタレート(帝人(株)製C7000ZY)に代えてポ
リプロピレン(三井東圧化学(株)製BJS―G)を用
いて、実施例1と同様に評価を行った。結果を表1に示
す。
【0041】
【表1】
【0042】[実施例2]実施例1のポリブチレンテレ
フタレート(帝人(株)製C7000ZY)に代えてポ
リブチレンテレフタレート(帝人(株)製TRB−R
K)を用いて、実施例1と同様に評価を行った。結果を
表2に示す。
【0043】[比較例3]実施例1のポリブチレンテレ
フタレート(帝人(株)製C7000ZY)に代えてポ
リブチレンテレフタレート(帝人(株)製TRB−J)
を用いて、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2
に示す。
【0044】[比較例4]実施例1のポリブチレンテレ
フタレート(帝人(株)製C7000ZY)に代えてポ
リブチレンテレフタレート(帝人(株)製TRB−K)
を用いて、実施例1と同様に評価を行った。結果を表2
に示す。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明のシリコンウェーハーキャリアは
シリコンウェーハーの表面汚れを実質上生じさせること
のない程度に揮発ガス発生量及び溶出金属量が抑えられ
たシリコンウェーハーキャリアであり、さらに高い機械
的特性、耐熱性を備える。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 150℃で60分間熱処理したときに発
    生する揮発ガスの量が10ppm以下であり、80℃の
    超純水の中で120分間浸漬処理したときに溶出するア
    ルカリ金属の量が50ppb以下である熱可塑性ポリエ
    ステル樹脂よりなるシリコンウェーハーキャリア。
  2. 【請求項2】 ポリエステル樹脂がポリブチレンテレフ
    タレートである請求項1に記載のシリコンウェーハーキ
    ャリア。
JP26721596A 1996-10-08 1996-10-08 シリコンウェーハーキャリア Pending JPH10116889A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663924B1 (en) 1998-07-17 2003-12-16 Daiken Industries, Ltd. Packaging material for molding material and parts for semiconductor production apparatuses, method for packaging by using same and packaged molding material and parts for semiconductor production apparatuses

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663924B1 (en) 1998-07-17 2003-12-16 Daiken Industries, Ltd. Packaging material for molding material and parts for semiconductor production apparatuses, method for packaging by using same and packaged molding material and parts for semiconductor production apparatuses

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