JPH10115966A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10115966A
JPH10115966A JP8287645A JP28764596A JPH10115966A JP H10115966 A JPH10115966 A JP H10115966A JP 8287645 A JP8287645 A JP 8287645A JP 28764596 A JP28764596 A JP 28764596A JP H10115966 A JPH10115966 A JP H10115966A
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祥之 木村
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Katsuji Watabe
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体に傷等の付けられた欠陥位置が発
生しても、中間転写体の欠陥位置以外の領域を使用する
ようにして中間転写体の寿命が長く、低コストで、高品
質の画像形成を行うことが出来る画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 潜像担持体1と、潜像担持体1に形成さ
れた静電潜像をトナー像化する現像器2と、現像器2で
形成された異なる色のトナー像を順次重ね合わせて中間
転写される中間転写体3と、中間転写体3の基準位置を
検出する基準位置検出手段4と、基準位置検出手段4で
検出した基準位置を基準として潜像担持体1に形成され
た静電潜像に対する中間転写体3の相対位置を中間転写
体3の表面3aに形成された欠陥部の位置情報により制
御する相対位置制御手段5と、相対位置制御手段5に欠
陥位置情報を入力する入力手段6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装
置、あるいはそれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像
形成装置に関し、特に、潜像担持体に形成された異なる
色のトナー像を順次中間転写体に重ね合わせて転写した
後に転写紙に一括転写して画像を形成するタイプの画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた複写機等の
画像形成装置には、回転駆動される感光体に対向配置さ
れ且つ感光体と接触した状態で駆動される中間転写体を
備え、感光体の表面に順次異なる色のトナー像を形成
し、中間転写体に重ね合わせて転写した後に、転写紙に
一括転写することによりフルカラーの画像を形成するカ
ラー画像形成装置がある。この種のカラー画像形成装置
においては、中間転写体として中抵抗あるいは高抵抗の
無端ベルトを使用し、これを互いに平行に配置された複
数のローラに張架し、ローラを回転駆動させることによ
り中間転写体である無端ベルトを走行させるようにして
いる。上記中間転写体は、ジャム発生時の回復処理の際
に転写紙との摩擦などにより傷画像がついたり、中間転
写体に接触して残留トナーを除去するクリーニングブレ
ードに付着した異物等によって傷ついたり、経時的に付
着したトナーによて表面に凹凸ができてしまったりする
ことがある。そのため、中間転写体の表面の傷により、
転写紙に転写される画像にも傷が付いたり、凹凸により
その部分が転写不良を起こすといった不具合が発生して
いた。また、画像形成装置を暫くの間使用しない場合
に、中間転写体を張架しているローラによって中間転写
体にカール癖がついたり、径時的にひび割れが発生して
抵抗値が他の部分と異なる欠陥部が生じたりすることが
あり、このような中間転写体の変形や欠陥部により、色
合いが不正常になる転写不良を起こすといった不具合も
発生していた。また、画像形成装置が水平な場所に配置
されていない場合に、中間転写体の側部に設けられた寄
り止めにかかる力が大きくなり、そのために中間転写体
の側縁部が延びて波状にうねり、画像形成領域の端縁部
分に画像が形成されなくなる白抜けという現象が発生し
てしまうという不具合も生じていた。このように、従来
の画像形成装置は、中間転写体に付けられた傷、付着し
たトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割れ、う
ねり等の欠陥により、転写紙に転写した画像に傷画像が
付いたり、色合いが不正常になったり、端部に白抜けが
発生する等の転写不良が生じ、形成画像の品質が低下す
るという不具合が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の画像形成装置は、中間転写体に付けられた傷、付着し
たトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割れ、う
ねり等の欠陥により、転写紙に転写した画像に傷画像が
付いたり、色合いが不正常になったり、端部に白抜けが
発生する等の転写不良が生じ、形成画像の品質が低下す
るという問題が生じていた。そこで本発明の課題は、こ
のような問題点を解決することにある。すなわち、中間
転写体に付けられた傷、付着したトナーによる凹凸、カ
ール癖、経時的なひび割れ、うねり等の欠陥が発生して
も、中間転写体の欠陥位置以外の領域を使用するように
して、中間転写体の寿命が長く、低コストで、高品質の
画像形成を行うことができる画像形成装置を提供するこ
とを目的にしている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、潜像担持体に形成された
異なる色のトナー像を順次中間転写体に重ね合わせて転
写した後に転写紙に一括で転写して画像を形成する画像
形成装置において、回転可能に支持されて静電潜像が形
成される潜像担持体と、上記潜像担持体の表面に形成さ
れた静電潜像を異なる色ごとにトナー像化する現像器
と、上記潜像担持体の回転と同期して回動可能に支持さ
れて上記現像器で形成された異なる色のトナー像を順次
重ね合わせて中間転写される中間転写体と、上記中間転
写体の基準位置を検出する基準位置検出手段と、上記基
準位置検出手段で検出した基準位置を基準として上記潜
像担持体の表面に形成された静電潜像に対する上記中間
転写体の相対位置を上記中間転写体の表面に形成された
欠陥部の位置情報により制御する相対位置制御手段と、
上記相対位置制御手段に上記欠陥部の位置情報を入力す
る入力手段とを備えることで、中間転写体に傷、付着し
たトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割れ、う
ねり等の欠陥が発生しても、中間転写体の欠陥位置以外
の領域を使用して高品質の画像形成を行うことができる
ようにした。また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の画像形成装置において、上記相対位置制御手段
が、上記欠陥部を上記中間転写体の表面に中間転写され
るトナー像の後端側に配置すべく、上記潜像担持体の表
面に形成された静電潜像に対する上記中間転写体の相対
位置を制御することで、上記中間転写体の表面の画像形
成領域の範囲と欠陥部との重複が避けられない状態のと
きでも、上記欠陥部が形成画像に与える影響を小さくで
きるようにした。請求項3の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記相対位置制御手段が、上記欠
陥部を上記中間転写体の表面に中間転写されるトナー像
の先端側に配置すべく、上記潜像担持体の表面に形成さ
れた静電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を制御
することで、上記中間転写体の表面の画像形成領域の範
囲と欠陥部との重複が避けられない状態のときでも、上
記欠陥部が形成画像に与える影響を小さくできるように
した。請求項4の発明は、請求項1記載の画像形成装置
において、上記相対位置制御手段が、上記欠陥部を上記
中間転写体の表面に中間転写されるトナー像の任意の位
置に配置すべく、上記潜像担持体の表面に形成された静
電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を制御するこ
とで、上記中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と欠
陥部との重複が避けられない状態のときでも、上記欠陥
部が形成画像に与える影響が小さい位置に上記欠陥部を
配置できるようにした。請求項5の発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載の画像形成装置において、上記入力
手段が、上記中間転写体の表面に形成された欠陥の位置
を検知する欠陥位置検知手段を有することで、上記欠陥
部の位置を自動的に検知してその情報を上記相対位置制
御手段に入力できるようにした。請求項6の発明は、請
求項5記載の画像形成装置において、上記欠陥位置検知
手段が、上記中間転写体の表面に形成された欠陥の位置
を原稿画像を読み取るためのスキャナーで検知すること
で、欠陥検出のために別途センサを設けることを不要に
した。請求項7の発明は、請求項5記載の画像形成装置
において、上記欠陥位置検知手段が、上記中間転写体の
表面に形成された欠陥の位置を反射型センサーで検知す
ることで、欠陥位置を確実に検出できるようにした。請
求項8の発明は、請求項7記載の画像形成装置におい
て、上記中間転写体は、中抵抗あるいは高抵抗の無端ベ
ルトを互いに平行に配置された複数のローラに張架して
なり、上記反射型センサーは、上記中間転写体の最小径
ローラの巻き付け部以外の表面側領域に対向して設けら
れていることで、上記中間転写体に生じた折れ癖やうね
りなどの欠陥を確実に検出できるようにした。請求項9
の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の画像形成装
置において、上記入力手段から入力した欠陥部の位置情
報により上記中間転写体の上記表面に形成された欠陥部
に関する情報、例えば、欠陥部の位置や大きさ等を表示
するための表示部を有することで、中間転写体に傷、付
着したトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割
れ、うねり等の欠陥部が発生した場合に、予めその欠陥
部の位置などを操作者に知らせるようにして、操作者が
そのままの状態でコピー等の画像形成動作を実行しても
よいかどうかを判断してから画像形成を行えるようにし
た。請求項10の発明は、請求項9記載の画像形成装置
において、中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と欠
陥部との重複が避けられない状態のとき、上記表示部に
より、上記欠陥部を画像形成領域の後端側に寄せて画像
形成を行ったときにおける画像形成領域と上記欠陥部と
の重複状態に関する情報、例えば、重複部分の位置や面
積等を表示することで、予めその欠陥部の位置などを操
作者に知らせるようにして、操作者がそのままの状態で
コピー等の画像形成動作を実行してもよいかどうかを判
断してから画像形成を行えるようにした。請求項11の
発明は、請求項9記載の画像形成装置において、中間転
写体の表面の画像形成領域の範囲と上記欠陥部との重複
が避けられない状態のとき、上記表示部により、上記欠
陥部を画像形成領域の先端側に寄せて画像形成を行った
ときにおける画像形成領域と上記欠陥部との重複状態に
関する情報、例えば、重複部分の位置や面積等を表示す
ることで、予めその欠陥部の位置などを操作者に知らせ
るようにして、操作者がそのままの状態でコピー等の画
像形成動作を実行してもよいかどうかを判断してから画
像形成を行えるようにした。請求項12の発明は、請求
項9記載の画像形成装置において、中間転写体の表面の
画像形成領域の範囲と上記欠陥部との重複が避けられな
い状態のとき、上記表示部により、上記欠陥部を画像領
域の任意の位置に配置して画像形成を行ったときにおけ
る画像形成領域と上記欠陥部との重複状態に関する情
報、例えば、重複部分の位置や面積等を表示すること
で、予めその欠陥部の位置などを操作者に知らせるよう
にして、操作者がそのままの状態でコピー等の画像形成
動作を実行してもよいかどうかを判断してから画像形成
を行えるようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る画像
形成装置の一例であるカラー複写機の実施の形態例を示
す概略構成図である。同図において、1は潜像坦持体と
しての感光体ドラムである。感光体ドラム1は、反時計
方向(矢印A方向)に回転可能に支持されており、図示
しない駆動手段によって所定の回転速度で駆動されつ
つ、帯電器11により表面1aが均一に帯電され、その
後、露光手段12によって表面1aに静電潜像が形成さ
れ、その静電潜像が現像器2により現像されてトナー像
が形成されるようになっている。現像器2は、ブラック
の現像剤が充填されたBk現像器2a、シアンの現像剤
が充填されたC現像器2b、マゼンタの現像剤が充填さ
れたM現像器2c、イエローの現像剤が充填されたY現
像器2dと、上記各現像器2a〜2dを図示の矢印B方
向の反時計方向に回転させる図示しないリボルバー回転
駆動装置等からなる。上記各現像器2a〜2dは感光体
ドラム1との対向位置に順次移動されて、それぞれ現像
剤の穂を潜像担持体1の表面1aに接触させて静電潜像
を現像することにより各々異なる色のトナー像を形成す
る。
【0006】中間転写体3は、中抵抗あるいは高抵抗の
無端ベルトであって、駆動ローラ3bやテンションロー
ラ3c等に張架されて、潜像担持体1の回転と同期して
図示の矢印C方向に周動可能に支持されており、潜像担
持体1の表面1aに、上記現像器2で形成された異なる
色のトナー像が、表面3aに順次重ね合わせて中間転写
される。基準位置検出手段4は、反射読み取り式のセン
サを備えており、中間転写体3の無端ベルトの表面3a
の非画像領域に設けられた反射体マークを、反射読み取
り式のセンサ内の光源により照射した光を反射体マーク
にて反射させて、その反射光を読み取ることにより、反
射体マークの先端位置、即ち、中間転写体3の基準位置
を検出する。相対位置制御手段5は、中間転写体3の表
面3aに付けられた傷、付着したトナーによる凹凸、カ
ール癖、経時的なひび割れ、うねり等の欠陥の位置情報
を入力することによって、上記基準位置検出手段4で検
出した基準位置を基準として潜像担持体1に対する中間
転写体3の相対位置を制御して、中間転写体3の表面3
aの欠陥位置以外の領域に、現像器2で形成された異な
る色のトナー像が順次重ね合わせて中間転写されるよう
になっている。
【0007】入力手段6は、上記相対位置制御手段5に
中間転写体3の表面3aに付けられた傷、付着したトナ
ーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割れ、うねり等
の欠陥のある長さや幅の欠陥位置を測定して、上記相対
位置制御手段5に対し操作部に設けた入力キー6aから
手動で、又は、欠陥位置検知手段7としてのスキャナー
8や反射型センサー9から自動的に、欠陥位置情報を入
力することができるようになっている。なお、欠陥位置
情報は、図示しないが、画像形成範囲をエディット可能
なエディター機能を利用して入力することができるよう
にもなっている。上記スキャナー8は、コンタクトガラ
ス8a上に載置された原稿(O)の画像を、又は、中間
転写体3の表面3aに付けられた傷等により傷が付いた
画像が転写された転写紙(P)の画像を、照明ランプ8
b、ミラー群8c及び結像レンズ8dを介して、カラー
センサー8eに結像させて、原稿(O)又は転写紙
(P)のカラー画像情報を、例えば青(Blue)、緑
(Green)、赤(Red)の色分解光毎に読み取
り、電気的な画像信号に変換するようになっている。な
お、上記において、転写紙(P)は画像形成後に、オペ
レータによって或いは図示しない搬送機構によってコン
タクトガラス8a上に載置されて上記スキャナーにより
読み取られる。
【0008】上記スキャナー8の読み取り開始の信号を
受けて、上記照明ランプ8bと上記ミラー群8cが図示
の矢印D方向へ移動して、上記コンタクガラス8a上に
載置された原稿(O)の画像、又は、中間転写体3の表
面3aに付けられた傷等により傷が付いた画像が転写さ
れた転写紙(P)の画像を走査し、1回走査毎に1色の
画像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことに
よって、順次の4色画像を得る。なお、上記カラーセン
サー8eは、B、G、Rの色分解手段と例えばCCD等
の光電変換素子から成り、3色同時読み取りを行うよう
になっている。画像処理部13は、上記スキャナー8で
得た青(Blue)、緑(Green)、赤(Red)
の色分解画像信号強度レベルをもとにして、その都度色
変換処理が行ない、ブラック(Black)、シアン
(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー
(Yellow)の各色ごとの原稿画像の画像データを
生成する。上記露光手段12は、画像処理部13で生成
された各色ごとの原稿画像の画像データをもとにして光
信号を出力し、上記帯電器11により均一に帯電された
潜像担持体1の表面1aを露光走査する。これにより、
ブラック(Black)、シアン(Cyan)、マゼン
タ(Magenta)、イエロー(Yellow)の各
色ごとの静電潜像が感光体ドラム1の表面1aに形成さ
れる。
【0009】現像器2は、各色の静電潜像が形成される
毎に、対応する色の現像剤が充填された現像器2a〜2
dを感光体ドラム1と対向する現像位置に移動させて、
順次ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの現像剤
(トナー)により静電潜像を顕像化する。上記感光体ド
ラム1の表面1aに形成された各色のトナー像は、感光
体ドラム1の回転と同期して図示の矢印C方向に回動す
る中間転写体3の表面3aに中間転写器14によって転
写されて順次重ね合わせられ、4色フルカラー画像とな
った後、中間転写体3の表面3a一括で中間転写され
る。この中間転写処理後、潜像担持体1の表面1aに付
着している残留トナー等の異物をクリーニングユニット
15で掻き落し、次工程の画像形成に備える。給紙バン
ク16は、転写紙カセット16a1 〜16a3 に各種サ
イズの転写紙(P)が収納されており、指定されたサイ
ズ紙の上記転写紙カセット16a1 〜16a3 から、給
紙コロ16b1 〜16b3 及び搬送コロ16c1 〜16
3 等によって、レジストローラ対17へ給紙搬送され
るようになっている。手差し給紙トレイ16dからは、
OHP用紙や厚紙の転写紙(P)が給紙される。
【0010】転写紙(P)は、画像形成が開始される時
点においては、上記転写紙カセット16a1 〜16a3
のいずれかの給紙口から給送され、上記レジストローラ
対17により挟持された状態(ニップ状態)で待機して
いるが、転写器18に中間転写体3の表面3a上のトナ
ー像先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙(P)の
先端が一致するように上記レジストローラ対17が駆動
されてレジスト合わせが行われる。そして、正電位に帯
電された転写器18上を通過することによって、コロナ
放電電流によって転写紙(P)が正電荷で荷電され、中
間転写体3の表面3aに転写された4色重ねフルカラー
のトナー画像の殆どが転写紙(P)上に一括転写され
る。中間転写体3の表面3aから4色重ねフルカラーの
トナー画像が一括転写された転写紙(P)は、搬送ベル
ト19で定着器20に搬送され、所定温度にコントロー
ルされた定着ローラ20aと加圧ローラ20bのニップ
部でトナー像を溶融定着され、フルカラーコピー画像が
形成された後排紙ローラ21で排紙されて、図示しない
トレーに収納される。
【0011】上記工程の後、中間転写体3の表面3aに
付着している残留トナー等の異物をクリーニングユニッ
ト22で掻き落し、次工程の画像形成に備える。リピー
トコピーの場合は、上記スキャナー8の動作及び潜像担
持体1への画像形成は、1枚目の4色目の画像形成工程
に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目の画像
形成工程に進むようになっている。その場合、中間転写
体3は、1枚目の4色重ね画像の転写紙(P)への一括
転写工程に引き続き、上記クリーニングユニット22で
表面3aがクリーニングされ、その領域に2枚目のブラ
ック(Bk)トナー像が中間転写され、その後は、1枚
目と同様に動作する。以上は、4色フルカラーコピーを
得るコピーモードについて説明したが、3色カラーコピ
ーモード、2色カラーコピーモードの場合は、指定され
た色と回数の分について、上記と同様の動作が行われ
る。また、単色コピーモードの場合は、所定枚数が終了
するまでの間、現像器2の所定色の現像器のみを現像位
置状態にして、上記クリーニングユニット22を作動さ
せた状態のまま連続してコピー動作が行われる。
【0012】図2は感光体ドラム及び中間転写体を中心
とした画像形成部の構造をより詳細に示したものであ
る。図示するように、中間転写体3の無端ベルトは、駆
動ローラ3b、テンションローラ3c、転写対向ローラ
3d、分離ローラ3e、クリーニング対向ローラ3f、
従動ローラ3gに張架されている。これらのローラは、
カラー複写機内部の図示しない前後側板間に掛け渡され
た支軸によって互いに平行に、且つ回転可能に支持され
ている。中間転写体3は、上記基準位置検出手段4の検
出目標となる反射体マークが形成される領域、紙転写後
に画像領域に付着している残留トナーを上記クリーニン
グユニット22でクリーニングしたときに画像領域の終
端部から先端部にトナーを散らさないようにするための
領域、等の非画像領域を得るべく十分な周長を有してい
る。また、中間転写体3の裏面側両側縁部には、中間転
写体3が片寄るのを防止するために図示しない寄り止め
が設けられている。中間転写体3の上記感光体ドラム1
との対向部には、感光体ドラム1の表面1a上のトナー
像を中間転写体3の表面3a上へ転写するための、中間
転写器14が設けられている。また、中間転写体3の上
記転写対向ローラ3dとの対向部には、中間転写体3の
表面3a上のトナー像を転写紙(P)上へ一括転写する
ための転写器18が設けられている。
【0013】次に、中間転写体3の表面3a上への画像
重ね合わせ動作について説明する。中間転写体3の無端
ベルトは、一定速度で感光体ドラム1の回転と同期して
図示の矢印C方向に周動する。中間転写体3の表面3a
の非画像領域には上述した反射体マークが設けられてお
り、基準位置検出手段4の反射読み取り式のセンサによ
って、センサ内の光源からの光を反射体マークにて反射
させて、その反射光を読み取ることにより、反射体マー
クの先端位置、即ち、中間転写体3の基準位置が検出さ
れるようになっている。まず、基準位置検出手段4の反
射読み取り式のセンサのON信号、即ち、中間転写体3
の基準位置検出信号を基準にして、ブラック(Blac
k)画像の書き込みを開始する。次に、中間転写体3が
一周し、再び基準位置検出手段4が反射体マーカの反射
光を検知したら、シアン(Cyan)画像の書き込みを
開始する。その結果、シアン(Cyan)画像は、ブラ
ック(Black)画像に正確に位置合わせして中間転
写体3に重ねて中間転写される。その後も、同様の動作
によってマゼンタ(Magenta)、イエロー(Ye
llow)の画像が正確に位置合わせして順次重ね合わ
せて、4色重ねフルカラー画像が中間転写される。更
に、4色目のイエロー(Yellow)の画像中間転写
工程に引き続きそのまま周動しながら中間転写体3の表
面3a上の4色重ねトナー像を、転写紙(P)上へ一括
転写するようになっている。
【0014】上記のように構成された本実施の形態のカ
ラー複写機は、中間転写体3の表面3aに、傷、付着し
たトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひび割れ、う
ねり等の欠陥部が発生した場合に、形成画像領域の先端
からの長さや幅の欠陥位置を測定して、その結果を操作
部の入力キー6aにより入力すると、上記相対位置制御
手段5によって、傷等の欠陥が発生した欠陥位置以外の
部分、つまり、入力された欠陥位置の後端部以降からB
k画像の書き込みを開始して画像形成することができる
ようになっている。また、傷等の欠陥が発生した場合、
転写紙(P)の白紙、又は、図示しないテストパターン
をコピーし、得られたコピー画像を上記欠陥位置検知手
段7の上記スキャナー8で読み込ませることにより、ス
キャナー8からの画像情報に基づいて上記相対位置制御
手段5により欠陥部の位置を自動的に判断し、欠陥部以
外の部分、つまり、欠陥部と判断した位置以降の領域か
らBk画像の書き込みを開始して画像形成を行う機能も
備えている。
【0015】さらに、上記反射型センサー9からの欠陥
位置情報により上記相対位置制御手段5が、欠陥部の位
置を自動的に判断し、欠陥部以外の部分、つまり、欠陥
部と判断した位置以降の領域からBk画像の書き込みを
開始して画像形成を行う機能も有している。ここで、上
記反射型センサー9は、中間転写体3の最小径ローラの
巻き付け部以外の表面側領域、特にこの場合、駆動ロー
ラ3bと従動ローラ3gとの間の中間転写体3が直線状
になる領域に設けられているため、中間転写体3の折れ
癖やうねりも検出できるようになっている。さらに、こ
の実施の形態のカラー複写機は、中間転写体3の表面3
aに発生した欠陥部と画像形成領域との重複が避けられ
ない場合、つまり、欠陥部の長さが、中間転写体3の周
長から画像を形成する領域を差し引いた長さよりも長い
場合には、欠陥部以外の部分だけを使用して画像を形成
することができないため、その画像上、後端側又は先端
側、或は所定の位置に発生する欠陥部の長さや幅の大き
さを表示部10に表示できるようになっている。これに
より、カラー複写機の操作者に対し、指定した画像形成
領域の範囲と欠陥部との重複が避けられない状態にある
ことを報知し、その状態のままコピーするかしないかの
判断を促すことができるようになっている。
【0016】図3は本実施の形態のカラー複写機の動作
例を示すタイミングチャートである。図3(1)〜
(6)は、中間転写体3の表面3aに傷などの欠陥部が
発生していない場合の動作タイミングを示しており、図
示しないスタートスイッチが押されるとカラー複写機は
画像形成動作を開始し、感光体ドラム1を回転駆動する
モータ1b、中間転写体3を周同駆動する駆動ローラ3
bのモータ3b1 、上記帯電器11、露光手段12、及
び中間転写器14が、それぞれ所定のタイミングで作動
を開始する。そして、中間転写体3では、ブラック(B
k)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)
の順に中間転写が行われ、しかる後に、中間転写体3か
ら4色重ねトナー像が、上記転写器18により、転写紙
(P)上への転写が一括して行われる。上記の通常の動
作に対し、図3(7)に示すように中間転写体3の表面
3aに小さい欠陥部(小)が存在する場合には、図3
(8)に示すように露光手段12の駆動タイミングを通
常の場合(図3(3))と異ならせて潜像形成を行う。
小さい欠陥部(小)とは、カール癖、或いは折れ癖等の
ように、幅方向に関しては全域に渡って発生していて
も、周方向に関しては極狭い範囲にしか発生していない
欠陥部のことである。この例では、欠陥部(小)が中間
転写体3の表面3aの非画像領域に設けられた反射体マ
ークの下流側に発生した場合を示している。
【0017】このような欠陥部(小)が生じている場
合、上記相対位置制御手段5は上記露光手段12の駆動
タイミングを制御することにより、図中(8)に示すよ
うに、欠陥部(小)の後端部以降からブラック(Bk)
画像の書き込みを開始する。次に、中間転写体3が一周
し、再び、基準位置検知手段4が、反射体マークからの
反射光を検知したら、ブラック(Bk)画像の書き込み
と同じタイミングでシアン(C)画像の書き込みを開始
する。その後も、同様の動作によってマゼンタ(M)画
像、イエロー(Y)画像の画像工程にに進み、4色重ね
の中間転写画像を得る。また、例えば、図3(9)に示
すように中間転写体3の表面3aに小さい欠陥部(小)
と大きい欠陥部(大)とが存在する場合には、図中(1
0)、(11)、(12)に示すように露光手段12の
駆動タイミングを通常の場合(図3(3))と異ならせ
て潜像形成を行う。ここで、大きい欠陥部(大)とは、
中間転写体3の周方向に広い範囲に亙って発生した欠陥
部のことである。この例では、欠陥部(小)が中間転写
体3の表面3aの非画像領域に設けられた反射体マーク
の下流側近傍に発生し、その更に下流側に大きい欠陥部
(大)が発生した場合を示している。そして、このよう
に大小二つの欠陥部(大、小)が発生したことにより、
画像形成領域を可能な限り移動させても画像形成領域の
範囲と欠陥部との重複が避けられない状態になってい
る。
【0018】上記のように広範囲に欠陥部(大、小)が
存在する場合、本実施の形態のカラー複写機は、欠陥部
を画像形成領域の後端側に寄せて画像形成を行ったとき
の欠陥部の位置、及び画像形成領域と欠陥部とが重複す
る面積(長さ×幅)等を上記相対位置制御手段5が求
め、その結果を表示部10に表示させることにより、カ
ラー複写機の操作者に対し、そのままコピー動作を実行
してもよいかどうかの判断を促す。そして、カラー複写
機の操作者が、欠陥部の位置や大きさが、得られるコピ
ー画像に影響がないと判断した場合には、図示しないス
タートキーを押下することにより、図3(10)に示す
タイミングで露光手段12による画像信号書き込みの動
作が行われる。
【0019】また、本実施の形態のカラー複写機は、上
記のように画像形成領域の範囲と欠陥部との重複が避け
られない状態のとき、操作者のキー操作による指示に従
って、欠陥部を画像形成領域の先端側に寄せて画像形成
を行うこともできる。その場合においても、欠陥部の位
置、及び画像形成領域と欠陥部とが重複する面積(長さ
×幅)等を上記相対位置制御手段5が求め、その結果を
表示部10に表示させる。そして、カラー複写機の操作
者が、表示内容を確認して、欠陥部の位置や大きさが、
得られるコピー画像に影響がないと判断した場合には、
図示しないスタートキーを押下することにより、図3
(11)に示すタイミングで露光手段12による画像信
号書き込みの動作が行われる。
【0020】さらに、本実施の形態のカラー複写機は、
操作者のキー操作による指示に従って、欠陥部を画像形
成領域の任意の位置に移動させて画像形成を行うことも
できる。この欠陥部の位置設定は操作キーを押下する毎
に例えば5mmずつシフトさせて行うことができ、その
時の設定状態が表示部10に表示される。上記欠陥部の
位置設定及び表示制御は上記相対位置制御手段5が上記
キー操作による指示に従って行う。そして、カラー複写
機の操作者が、表示内容を確認して、欠陥部の位置や大
きさが、得られるコピー画像に影響がないと判断した場
合には、図示しないスタートキーを押下することによ
り、例えば図3(12)に示すタイミングで露光手段1
2による静電潜像の書き込み動作が行われる。なお、図
3(12)は、大きい欠陥部(大)を画像形成領域内部
に位置させて画像形成を行う場合の駆動タイミングの一
例である。以上の発明の実施の形態の説明では、本発明
に係る画像形成装置をカラー複写機に適用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置、あるい
はそれらの機能を兼ね備えた複合機等にも有効に適用で
きるものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな優れた効果を奏する。請求項1記載の発明では、潜
像担持体に形成された異なる色のトナー像を順次中間転
写体に重ね合わせて転写した後に転写紙に一括で転写し
て画像を形成する画像形成装置において、回転可能に支
持されて静電潜像が形成される潜像担持体と、上記潜像
担持体の表面に形成された静電潜像を異なる色ごとにト
ナー像化する現像器と、上記潜像担持体の回転と同期し
て回動可能に支持されて上記現像器で形成された異なる
色のトナー像を順次重ね合わせて中間転写される中間転
写体と、上記中間転写体の基準位置を検出する基準位置
検出手段と、上記基準位置検出手段で検出した基準位置
を基準として上記潜像担持体の表面に形成された静電潜
像に対する上記中間転写体の相対位置を上記中間転写体
の表面に形成された欠陥部の位置情報により制御する相
対位置制御手段と、上記相対位置制御手段に上記欠陥部
の位置情報を入力する入力手段とを備えたことにより、
中間転写体に傷、付着したトナーによる凹凸、カール
癖、経時的なひび割れ、うねり等の欠陥が発生しても、
中間転写体の欠陥位置以外の領域を使用して高品質の画
像形成を行うことができる。その結果、中間転写体の寿
命が長くなり、画像形成装置の運用コストを低減するこ
とができる。また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の効果に加え、上記相対位置制御手段が、上記欠陥
部を上記中間転写体の表面に中間転写されるトナー像の
後端側に配置すべく、上記潜像担持体の表面に形成され
た静電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を制御す
るようにしたことで、上記中間転写体の表面の画像形成
領域の範囲と欠陥部との重複が避けられない状態のとき
でも、上記欠陥部が形成画像に与える影響を小さくする
ことができる。
【0022】また、請求項3記載の発明では、請求項1
の効果に加え、上記相対位置制御手段が、上記欠陥部を
上記中間転写体の表面に中間転写されるトナー像の先端
側に配置すべく、上記潜像担持体の表面に形成された静
電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を制御するよ
うにしたことで、上記中間転写体の表面の画像形成領域
の範囲と欠陥部との重複が避けられない状態のときで
も、上記欠陥部が形成画像に与える影響を小さくするこ
とができる。また、請求項4記載の発明では、請求項1
の効果に加え、上記相対位置制御手段が、上記欠陥部を
上記中間転写体の表面に中間転写されるトナー像の任意
の位置に配置すべく、上記潜像担持体の表面に形成され
た静電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を制御す
ることで、上記中間転写体の表面の画像形成領域の範囲
と欠陥部との重複が避けられない状態のときでも、上記
欠陥部が形成画像に与える影響が小さい位置に上記欠陥
部を配置することができる。
【0023】また、請求項5記載の発明では、請求項1
〜4の効果に加え、上記入力手段が、上記中間転写体の
表面に形成された欠陥の位置を検知する欠陥位置検知手
段を有することで、上記欠陥部の位置を自動的に検知し
てその情報を上記相対位置制御手段に入力できる。ま
た、請求項6記載の発明では、請求項5の効果に加え、
上記欠陥位置検知手段が、上記中間転写体の表面に形成
された欠陥の位置を原稿画像を読み取るためのスキャナ
ーで検知することで、欠陥検出のために別途センサを設
けることを不要し、その分製造コストを低減できる。
【0024】また、請求項7記載の発明では、請求項5
の効果に加え、上記欠陥位置検知手段が、上記中間転写
体の表面に形成された欠陥の位置を反射型センサーで検
知することで、欠陥位置を確実に検出し、上記相対位置
制御手段による制御の実効性を高めることができる。ま
た、請求項8記載の発明では、請求項7の効果に加え、
上記中間転写体が中抵抗あるいは高抵抗の無端ベルトを
互いに平行に配置された複数のローラに張架してなり、
上記反射型センサーが、上記中間転写体の最小径ローラ
の巻き付け部以外の表面側領域に対向して設けられてい
ることで、上記中間転写体に生じた折れ癖やうねりなど
の欠陥を確実に検出でき、上記相対位置制御手段による
制御の実効性を高めることができる。
【0025】また、請求項9記載の発明では、請求項1
〜8の効果に加え、上記入力手段から入力した欠陥部の
位置情報により上記中間転写体の上記表面に形成された
欠陥部に関する情報、例えば、欠陥部の位置や大きさ等
を表示するための表示部を有することで、中間転写体に
傷、付着したトナーによる凹凸、カール癖、経時的なひ
び割れ、うねり等の欠陥部が発生した場合に、予めその
欠陥部の位置などを操作者に知らせるようにして、操作
者がそのままの状態でコピー等の画像形成動作を実行し
てもよいかどうかを判断してから画像形成を行うことが
できる。また、請求項10記載の発明では、請求項9の
効果に加え、中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と
欠陥部との重複が避けられない状態のとき、上記表示部
により、上記欠陥部を画像形成領域の後端側に寄せて画
像形成を行ったときにおける画像形成領域と上記欠陥部
との重複状態に関する情報を表示することで、予めその
欠陥部の位置などを操作者に知らせることができるの
で、操作者がそのままの状態でコピー等の画像形成動作
を実行してもよいかどうかを判断してから画像形成を行
うことができる。
【0026】また、請求項11記載の発明では、請求項
9の効果に加え、中間転写体の表面の画像形成領域の範
囲と上記欠陥部との重複が避けられない状態のとき、上
記表示部により、上記欠陥部を画像形成領域の先端側に
寄せて画像形成を行ったときにおける画像形成領域と上
記欠陥部との重複状態に関する情報、例えば、重複部分
の位置や面積等を表示することで、予めその欠陥部の位
置などを操作者に知らせることができるので、操作者が
そのままの状態でコピー等の画像形成動作を実行しても
よいかどうかを判断してから画像形成を行うことができ
る。請求項12記載の発明では、請求項9の効果に加
え、中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と上記欠陥
部との重複が避けられない状態のとき、上記表示部によ
り、上記欠陥部を画像領域の任意の位置に配置して画像
形成を行ったときにおける画像形成領域と上記欠陥部と
の重複状態に関する情報、例えば、重複部分の位置や面
積等を表示することで、予めその欠陥部の位置などを操
作者に知らせることができるので、操作者がそのままの
状態でコピー等の画像形成動作を実行してもよいかどう
かを判断してから画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の実施の形態の一例
を示す概略構成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置の要部を示した概略構
成図である。
【図3】図1に示した画像形成装置の動作例を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】 1 感光体ドラム(潜像担持体)、1a 表面、1b
モータ、2 現像器、2a Bk現像器、2b C現像
器、2c M現像器、2d Y現像器、3中間転写体、
3a 表面、3b 駆動ローラ、3b1 モータ、3c
テンションローラ、3d 転写対向ローラ、3e 分
離ローラ、3f クリーニング対向ローラ、3g 従動
ローラ、4 基準位置検出手段、5 相対位置制御手
段、6入力手段、6a 入力キー、7 欠陥位置検知手
段、8 スキャナー、8aコンタクトガラス、8b 照
明ランプ、8c ミラー群、8d 結像レンズ、8e
カラーセンサー、9 反射型センサー、10 表示部、
11 帯電器、12露光手段、13 画像処理部、14
中間転写器、15 クリーニングユニット、16 給
紙バンク、16a1〜3 転写紙カセット、16b1〜
3 給紙コロ、16c1〜2 搬送コロ、16d 手差
し給紙トレイ、17 レジストローラ対、18 転写
器、19 搬送ベルト、20 定着器、20a 定着ロ
ーラ、20b 加圧ローラ、21 排紙ローラ、22
クリーニングユニット。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潜像担持体に形成された異なる色のトナ
    ー像を順次中間転写体に重ね合わせて転写した後に該中
    間転写体上から転写紙に一括で転写して画像を形成する
    画像形成装置において、 回転可能に支持されて静電潜像が形成される潜像担持体
    と、上記潜像担持体の表面に形成された静電潜像を異な
    る色ごとにトナー像化する現像器と、上記潜像担持体の
    回転と同期して回動可能に支持されて上記現像器で形成
    された異なる色のトナー像を順次重ね合わせて中間転写
    される中間転写体と、上記中間転写体の基準位置を検出
    する基準位置検出手段と、上記基準位置検出手段で検出
    した基準位置を基準として上記潜像担持体の表面に形成
    された静電潜像に対する上記中間転写体の相対位置を上
    記中間転写体の表面に形成された欠陥部の位置情報によ
    り制御する相対位置制御手段と、上記相対位置制御手段
    に上記欠陥部の位置情報を入力する入力手段とを備えた
    ことを特長とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記相対位置制御手段は、上記欠陥部を上記中間転写体
    の表面に中間転写されるトナー像の後端側に配置すべ
    く、上記潜像担持体の表面に形成された静電潜像に対す
    る上記中間転写体の相対位置を制御することを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記相対位置制御手段は、上記欠陥部を上記中間転写体
    の表面に中間転写されるトナー像の先端側に配置すべ
    く、上記潜像担持体の表面に形成された静電潜像に対す
    る上記中間転写体の相対位置を制御することを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記相対位置制御手段は、上記欠陥部を上記中間転写体
    の表面に中間転写されるトナー像の所定の位置に配置す
    べく、上記潜像担持体の表面に形成された静電潜像に対
    する上記中間転写体の相対位置を制御することを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の画像形
    成装置において、上記入力手段は、上記中間転写体の表
    面に形成された欠陥の位置を検知する欠陥位置検知手段
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記欠陥位置検知手段は、上記中間転写体の表面に形成
    された欠陥の位置を原稿画像を読み取るためのスキャナ
    ーを用いて検知することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像形成装置において、
    上記欠陥位置検知手段は、上記中間転写体の表面に形成
    された欠陥の位置を反射型センサーで検知することを特
    徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像形成装置において、
    上記中間転写体は、中抵抗あるいは高抵抗の無端ベルト
    を互いに平行に配置された複数のローラに張架してな
    り、上記反射型センサーは、上記中間転写体の最小径ロ
    ーラの巻き付け部以外の表面側領域に対向させて設けら
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の画像形
    成装置において、上記入力手段から入力した欠陥部の位
    置情報により上記中間転写体の上記表面に形成された欠
    陥部に関する情報を表示するための表示部を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像形成装置におい
    て、中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と欠陥部と
    の重複が避けられない状態のとき、上記表示部は、上記
    欠陥部を画像形成領域の後端側に寄せて画像形成を行っ
    た場合における上記画像形成領域と上記欠陥部との重複
    状態に関する情報を表示することを特徴とする画像形成
    装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の画像形成装置におい
    て、上記中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と上記
    欠陥部との重複が避けられない状態のとき、上記表示部
    は、上記欠陥部を上記画像形成領域の先端側に寄せて画
    像形成を行った場合における上記画像形成領域と上記欠
    陥部との重複状態に関する情報を表示することを特徴と
    する画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の画像形成装置におい
    て、上記中間転写体の表面の画像形成領域の範囲と上記
    欠陥部との重複が避けられない状態のとき、上記表示部
    は、上記欠陥部を上記画像形成領域の任意の位置に配置
    して画像形成を行ったときにおける上記画像形成領域と
    上記欠陥部との重複状態に関する情報を表示することを
    特徴とする画像形成装置。
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