JPH10111587A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10111587A
JPH10111587A JP8283207A JP28320796A JPH10111587A JP H10111587 A JPH10111587 A JP H10111587A JP 8283207 A JP8283207 A JP 8283207A JP 28320796 A JP28320796 A JP 28320796A JP H10111587 A JPH10111587 A JP H10111587A
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JP
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intermediate transfer
transfer belt
image
toner
image forming
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JP8283207A
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English (en)
Inventor
Hideki Kamiyama
英樹 上山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルトの抵抗値のムラを発見し、端
部白抜け(濃度ムラ)といった異常画像の発生を防ぐこ
と。 【解決手段】 中抵抗材で構成され、複数のローラに巻
掛け張架された無端状中間転写ベルト19に、感光体上
に構成された単色、あるいは複数色のトナー像を転写し
た後、このトナー像を紙転写ローラによって被転写体に
一括転写する画像形成装置において、前記中間転写ベル
トの面と対向する位置に、転写されたトナー像のトナー
量を検出するトナー量検出手段40を複数配置し、該ト
ナー量検出手段からの検出値に基づいて中間転写ベルト
面の抵抗値を算出する制御部50を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、FAX等の電子写真方式を用いた画像形成装置であ
って中間転写ベルトを用いたものに於て、中間転写ベル
トの抵抗値にムラが発生することにより発生する不具合
を防止することができる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から像担持体上に単色、あるいは複
数色のトナー像を重ね合わせることにより形成したトナ
ー像を、中抵抗ベルトを使用した中間転写ベルトに1次
転写してから、中間転写ベルト上のトナー像を紙転写ロ
ーラを使用した接触転写により転写紙に2次転写する方
式は、例えば特開平2−050170号公報等に開示さ
れている。しかし、上記方式の画像形成装置にあって
は、中間転写ベルトの抵抗値が部分的に低下して抵抗値
にバラツキが発生するという問題が発生する。中間転写
ベルトの抵抗値が低下すると、転写の為に中間転写ベル
トに加えられる転写バイアス電流が、抵抗が低下した中
間転写ベルトに流れ易くなり、その結果最適な転写バイ
アス条件から外れた状態となり、抵抗の低下した部分に
対応する画像は異常画像となる。中間転写ベルトのうち
最も抵抗が低下し易いのは、中間転写ベルトと接触転写
方式の紙転写ローラとの当接部のうち、転写紙が通紙さ
れない部分(中間転写ベルトと転写ローラとが直接に接
する部分)であると考えられる。これは、紙転写ローラ
にかかっているバイアスが高抵抗である転写紙を介して
接しているベルト部分よりも、直接に接しているベルト
部分に流れ易くなるからである。
【0003】中間転写ベルトの抵抗値が全体的に均一で
あれば問題はないが、最大通紙可能サイズ以下の転写紙
を紙転写位置に通紙させると、転写紙非通紙部と転写紙
通紙部との間で抵抗値にムラが形成される。小サイズ転
写紙の通紙後に最大通紙サイズの転写紙を通紙した場合
には、該最大通紙サイズの転写紙は非通紙部と通紙部と
の間にまたがって通紙される為、紙面全体に渡って転写
バイアスが均一に加わらなくなり、抵抗値の低い部分が
白抜けてしまい異常画像(濃度ムラ)となってしまう。
図3(a) (b) 及び(c) はこのような抵抗値のムラが発生
している状態を説明する図であり、(a) に示した紙転写
ローラ100は最大通紙領域が++の範囲である
が、小サイズの転写紙Pを通紙すると、通紙部分である
の部分を除いた、非通紙部分とではローラ表面と
図示しない中間転写ベルト面とが直接接触する。このよ
うな小サイズ転写紙を通紙させて転写を行った後に各部
分、、に対応する中間転写ベルトの表面抵抗値を
測定すると、(b) の如く、非通紙部分との抵抗値が
低かった。中間転写ベルトにこのような抵抗値のバラツ
キが存在する状態で、引き続いて大サイズの転写紙P1
を通紙すると、(c) の如く幅方向両端部に白抜け(濃度
ムラ)の異常画像が形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の問題に
鑑みなされたものであり、中間転写ベルトの抵抗値のム
ラを発見し、端部白抜け(濃度ムラ)といった異常画像
の発生を防ぐことを目的としている。即ち、請求項1、
2の発明では、中間転写ベルト上に転写されたトナー量
を検出するトナー量検出手段を中間転写ベルトの幅方向
に沿って所定の配置で複数個配置することにより、各検
出手段からの検出値により中間転写ベルトの幅方向抵抗
値ムラを検出することを目的としている。請求項3、4
の発明では、中間転写ベルト上に転写されたトナー量を
検出するトナー量検出手段を中間転写ベルトと対面する
位置に配置し、この検出手段を中間転写ベルトの幅方向
にスキャンさせることにより、中間転写ベルトの幅方向
抵抗値ムラを、必要な位置に関して全てを、1つの検出
手段により検出することを目的としている。請求項5の
発明では、請求項4における検出手段によるスキャン作
業中、中間転写ベルトを停止させておくことにより、中
間転写ベルトの周方向の検出範囲を狭くすることがで
き、その結果限定された狭い範囲の抵抗値ムラを容易に
検出する。また中間転写ベルトの周方向に長いスパンに
わたって被検出対象となるトナー像を形成する必要をな
くすることを目的としている。請求項6の発明では、上
記検出値が予め決められた条件を満たした場合、それ以
降の転写紙通紙可能サイズを限定することにより、本来
ならば寿命到来している筈のベルトを更にある程度の期
間だけ使用できるようにすることを目的としている。請
求項7の発明では、感光体上に形成されたハーフトーン
画像を中間転写ベルトに転写し、この画像を用いてトナ
ー量検出手段によって中間転写ベルトの抵抗値ムラを検
出するといった、抵抗値ムラ検出モードを設けることに
より、中間転写ベルトの抵抗値ムラを正確にチェックす
ることができるようにすることを目的としている。請求
項8の発明では、中間転写ベルトの抵抗値ムラ検出動作
を、装置本体の電源投入時に行うことにより、稼働中等
に検出動作が行われる場合のように無駄な時間が費やさ
れることをなくし、中間転写ベルトの抵抗値ムラをチェ
ックすることができるようにすることを目的としてい
る。請求項9の発明では、中間転写ベルトの抵抗値ムラ
検出動作を、一定通紙枚数毎に行うことにより、中間転
写ベルトの劣化具合を確実に把握することができるよう
にすることを目的としている。請求項10の発明では、
中間転写ベルトの抵抗値検出動作を、予め決められたサ
イズ以下の転写紙の一定通紙枚数毎に行うことにより、
無駄に抵抗値ムラ検出動作を行うことなく、適当な時期
に中間転写ベルトの劣化具合を把握することができるよ
うにすることを目的としている。請求項11、12の発
明では、請求項9、10において、さらに中間転写ベル
ト回転方向に対して接触する転写紙の長さを考慮に入れ
ることにより、さらに適当な時期に中間転写ベルトの劣
化具合を把握することができるようにすることを目的と
している。
【0005】
【課題を解決する為の手段】以上のように請求項1の発
明によれば、中抵抗材で構成され、複数のローラ間に張
架された無端状中間転写ベルトに、感光体上に構成され
た単色、あるいは複数色のトナー像を転写した後、この
トナー像を紙転写ローラによって被転写体に一括転写す
る画像形成装置において、前記中間転写ベルトの面と対
向する位置に、転写されたトナー像のトナー量を検出す
るトナー量検出手段を複数配置し、該トナー量検出手段
からの検出値に基づいて中間転写ベルト面の抵抗値を算
出する制御部を備えたことを特徴とする。請求項2の発
明によれば、前記トナー量検出手段を、中間転写ベルト
の幅方向に沿って複数個配置し、前記制御部は、各トナ
ー量検出手段からの検出値により中間転写ベルトの幅方
向抵抗値ムラを判定することを特徴とする請求項1記載
の画像形成装置。請求項3の発明によれば、前記トナー
量検出手段を一つ設け、該トナー量検出手段を中間転写
ベルトの幅方向に沿ってスキャンさせるようにしたこと
を特徴とする。請求項4の発明によれば、前記トナー量
検出手段を中間転写ベルトの幅方向に沿ってスキャンさ
せることにより、各スキャン位置における検出結果に基
づいて、前記制御部は中間転写ベルトの幅方向抵抗値ム
ラを判定することを特徴とする。請求項5の発明によれ
ば、前記トナー量検出手段のスキャン動作中は、中間転
写ベルトの駆動を停止させることを特徴とする。請求項
6の発明によれば、前記トナー量検出手段からの検出値
により、前記制御部が抵抗値のムラを判定した時は、そ
の後に通紙可能な転写紙のサイズを限定することを特徴
とする。請求項7の発明によれば、前記感光体上に形成
されたハーフトーン画像を中間転写ベルトに転写し、前
記トナー量検出手段によってハーフトーン画像のトナー
量を検出することにより、前記制御部が中間転写ベルト
の抵抗値ムラを判定するモードを備えたことを特徴とす
る。請求項8の発明によれば、前記中間転写ベルト抵抗
値ムラ検出動作を、装置本体の電源投入時に行うことを
特徴とする。請求項9の発明によれば、前記中間転写ベ
ルト抵抗値ムラ検出動作を、一定通紙枚数毎に行うこと
を特徴とする。請求項10の発明によれば、前記中間転
写ベルト抵抗値ムラ検出動作を、予め決められたサイズ
以下の転写紙の一定通紙枚数毎に行うことを特徴とす
る。請求項11の発明によれば、中間転写ベルト抵抗値
ムラ検出動作を、中間転写ベルト回転方向に対する転写
紙の累積接触長さが、予め決められた値に達する毎に行
うことを特徴とする。請求項12の発明によれば、中間
転写ベルト抵抗値ムラ検出動作を、予め決められたサイ
ズ以下の転写紙を通紙する場合における、中間転写ベル
ト回転方向に対する転写紙の累積接触長さが、予め決め
られた値に達する毎に行うことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用する画像形成
装置としてのカラー複写装置を一例として、本発明の形
態例を説明する。図1は本発明に係わるカラー複写装置
の概略構成図、図2は感光体・中間転写ベルト回りの拡
大図である。以下に、本装置の構成・動作を説明する。
このカラー複写装置は、カラー画像読み取り装置1、カ
ラー画像記録装置2から構成されている。 <カラー画像読み取り装置>カラー画像読み取り装置
(以下、カラースキャナーと称す)1は、コンタクトガ
ラスCG上に載置された原稿3の画像を照明ランプ4、
ミラー群5、およびレンズ6を介してカラーセンサー7
に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えばBlu
e、Green、Redの色分解光毎に読み取り電気的
な画像信号に変換する。そして、このカラースキャナー
1で得たB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもと
にして、画像処理部(図示なし)で色変換処理を行い、
Black(以下、Bkと記す)、Cyan(同、
C)、Magenta(同、M)、Yellow(同、
Y)のカラー画像デ−タを得る。このカラー画像データ
に基づいて、次に述べるカラー画像記録装置(以下、カ
ラープリンターと称す)2によって、Bk、C、M、Y
の顕像化を行ない、これらの顕像を重ね合わせて4色フ
ルカラー画像を形成する。 <カラープリンター>次に、カラープリンター2の概要
を説明する。書き込み光学ユニット8は、カラースキャ
ナー1からのカラー画像データを光信号に変換して、原
稿画像に対応した光書き込みを行ない、感光体ドラム9
に静電潜像を形成する。感光体ドラム9は矢印の如く反
時計方向に回転するが、その回りには感光体クリーニン
グユニット(クリーニング前除電器を含む)10、除電
ランプ11、帯電器12、電位センサ−13、Bk(ブ
ラック)現像器14、C(シアン)現像器15、M(マ
ゼンタ)現像器16、Y(イエロー)現像器17、現像
濃度パターン検出器18、中間転写ベルト19などが配
置されている。各現像器は、静電潜像を現像するために
現像剤を感光体9に対向させるよう回転する現像スリ−
ブ(14a、15a、16a、17a)と、現像剤を汲
み上げ・攪拌するために回転する現像パドル(14b、
15b、16b、17b)、および現像剤のトナー濃度
検出センサ−(14c、15c、16c、17c)など
で構成されている。 (現像動作)現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、Bk、C、M、Yの例で以下説明する。ただし、画
像形成順序はこれに限定されるものではない。まず、コ
ピ−動作が開始されると、カラースキャナ1において所
定のタイミングからBk画像データの読み取りがスター
トし、この画像データに基づきレーザー光による光書き
込み・潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる
静電潜像をBk潜像と称す。C、M、Yについても同
じ)。このBk潜像の先端部から現像可能とすべく、B
k現像器14の現像位置に潜像先端部が到達する前に現
像スリーブ14aを回転開始してBk潜像をBkトナー
で現像する。そして以後、Bk潜像領域の現像動作を続
けるが、Bk潜像後端部がBk現像位置を通過した時点
で現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画
像データによるC潜像先端部が到達する前に完了させ
る。感光体9に形成したBkトナー像は、感光体と等速
駆動されている中間転写ベルト19の表面に転写する
(以下、感光体から中間転写ベルトへのトナー像転写を
ベルト転写と称す)。ベルト転写は、感光体9と中間転
写ベルト19が接触状態において、転写バイアスローラ
20に所定のバイアス電圧を印加することで行う。な
お、中間転写ベルト19には感光体9に順次形成するB
k、C、M、Yのトナー像を同一面に順次位置合せして
4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後転写紙(被
転写体)に一括転写を行う。この中間転写ベルトユニッ
トの構成・動作については後述する。
【0007】ところで、感光体9側ではBk工程の次に
C工程に進むが所定のタイミングからカラースキャナー
1によるC画像データ読み取りが始まりその画像データ
によるレーザー光書き込みでC潜像形成を行う。C現像
器15はその現像位置に対して、先のBk潜像後端部が
通過した後でかつC潜像の先端が到達する前に現像スリ
ーブ15aを回転開始してC潜像をCトナーで現像す
る。以後C潜像領域の現像を続けるが、潜像後端部が通
過した時点で、先のBk現像器の場合と同様に現像不作
動状態にする。これもやはり次のM潜像先端部が到達す
る前に完了させる。なお、MおよびYの工程について
は、それぞれの画像データ読み取り・潜像形成・現像の
動作が上述のBk・Cの工程と同様であるので説明は省
略する。 (中間転写ベルト、及び転写動作)次に、中間転写ベル
トユニットについて説明する。無終端状の中間転写ベル
ト19は、駆動ローラ21、ベルト転写バイアスローラ
20、および従動ローラ群に張架されており、図示して
いない駆動モータにより後述の如く駆動制御される。ベ
ルトクリーニングユニット22は、ブラシローラ22
a、ゴムブレード22b、およびベルトからの接離機構
22cなどで構成されており、1色目のBk画像をベル
ト転写した後の、2、3、4色目をベルト転写している
間は、接離機構22cによってベルト面から離間させて
おく。紙転写ユニット23は、紙転写バイアスローラ
(紙転写ローラ)23a、ローラクリーニングブレード
23b、およびベルトからの接離機構23cなどで構成
されている。該バイアスローラ23aは、通常はベルト
19面から離間しているが、中間転写ベルト19面に形
成された4色の重ね画像を転写紙に一括転写する時にタ
イミングを取って接離機構23cで押圧され、該ローラ
23aに所定のバイアス電圧を印加して紙への転写を行
う。なお、転写紙24は給紙ローラ25、レジストロー
ラ26によって、中間転写ベルト面の4色重ね画像の先
端部が紙転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙
される。さて、中間転写ベルト19の動き方は、1色目
のBkトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の
動作方式として次の3通りが考えられるが、この中の1
方式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面など
で)効率的な方式の組み合わせによって動作させる。
【0008】1)一定速往動方式 Bkトナー像のベルト転写後も、そのまま一定速で往
動を続ける。 そしてベルト19面上のBk画像先端位置が、再び感
光体9との接触部のベルト転写位置に到達した時、感光
体9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくる
ように、タイミングを取って画像形成されている。その
結果、C画像はBk画像に正確に位置合せされて中間転
写ベルト19上に重ねてベルト転写される。 その後も同様の動作によってM、Y画像工程を実施
し、4色重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像についてのベルト転写工程に引き
続き、そのまま往動しながらベルト面上の4色重ねトナ
ー像を、上記したように転写紙24に一括転写する。 2)スキップ往動方式 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そのままの往動方向に高速
スキップさせて所定量を移動したら当初の往動速度に戻
す。また、その後再び感光体9にベルト19を接触させ
る。これ以降の動作は、一定速往動方式における、
、と同様である。 3)往復動(クイックリターン)方式 Bkトナー像のベルト転写が終了したら、感光体9面
からベルト19を離間させ、そして往動を停止させると
同時に逆方向に高速リタ−ンさせる。リタ−ン動作に於
ては、ベルト19面上のBk画像先端位置がベルト転写
相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定された距離
分を移動した後に停止させて待機状態にする。 次に感光体9側のCトナー像の先端部がベルト転写位
置より手前の所定位置に到達した時点に、中間転写ベル
ト19を再び往動方向にスタートさせる。またベルト1
9を感光体9面に再び接触させる。この場合も、C画像
がベルト19面上でBk画像に正確に重なるような条件
に制御されてベルト転写される。 その後も同様動作によってM、Y画像工程に進み4色
重ねのベルト転写画像を得る。 4色目のYトナー像のベルト転写工程に引き続き、リ
ターンせずにそのままの速度で往動して、ベルト19面
上の4色重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0009】こうして中間転写ベルト面から4色重ねト
ナー像を一括転写された転写紙24は、紙搬送ユニット
27により定着器28に搬送され、所定温度にコントロ
−ルされた定着ローラ28aと加圧ローラ28bでトナ
ー像を溶融定着してコピートレイ29に搬出されフルカ
ラーコピーを得る。なお、ベルト転写後の感光体9は、
感光体クリーニングユニット10で表面をクリーニング
され、また除電ランプ11で均一に除電される。転写紙
24にトナー像を転写した後の中間転写ベルト19はユ
ニット22を再び接離機構22cで押圧して表面をクリ
ーニングする。リピートコピーの時は、カラースキャナ
1の動作および感光体9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚
目のBk(1色目)画像工程に進む。また、中間転写ベ
ルト19の方は1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括
転写工程に引き続き表面をクリーニングユニット22で
クリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像がベ
ルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様の
動作になる。なお、転写紙カセット30、31、32、
33には各種サイズの転写紙が収納されており、操作パ
ネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の収納カセット
からタイミングを取ってレジストローラ26方向に給
紙、搬送される。34はOHP用紙や厚紙などの手差し
給紙トレイである。以上は4色フルカラーを得るコピー
モードの説明であったが、3色コピーモ−ド、2色コピ
ーモードの場合は指定された色と回数の分について上記
と同様の動作を行うことになる。また単色コピーモ−ド
の場合は、所定枚数が終了するまでの間その色の現像器
のみを現像作動状態にして、中間転写ベルト19は、感
光体9面に接触したまま往動方向に一定速駆動し、さら
にベルトクリーナー22もベルト19に接触したままの
状態でコピー動作を行う。
【0010】(本発明の特徴的な構成)ところで、中抵
抗材料から成る中間転写ベルト19の抵抗値は、初期は
幅方向(ベルトの周方向と直交する方向)に関して同一
であるが、通紙を重ねるにしたがって、前述したよう
に、ベルトの通紙部と非通紙部との間で抵抗値に差が生
じてくる。このように抵抗値に差が生じると、同じ濃度
の(色の)原稿であっても、形成された画像濃度に差が
生じてしまう。これは特にハーフトーンの画像形成モー
ドにおいて顕著となり、無視できない問題となる。そこ
で、本発明では、図4の要部斜視図に示すように、中間
転写ベルト19の走行面の適所に対向する位置に、トナ
ー量検出手段(以下、トナーセンサ)40を複数個、中
間転写ベルトの幅方向に一列に並べて配置することによ
り、中間転写ベルト上に転写されたトナー量(トナー濃
度)から、中間転写ベルトの幅方向各部の抵抗値ムラの
存在を知るようにしている。トナーセンサ40として
は、例えば反射型のフォトセンサを用い、発光素子から
の光をベルト面上のトナーに照射することにより得た反
射光の光量に基づいて制御部(CPU、ROM、RA
M、I/Oポート)50がトナー量を判定し、トナー量
の違いから抵抗値の差異を算出する。なお、制御部にお
けるトナー量に基づいた抵抗値の算出手順については、
従来から、感光体上のトナー濃度の検出方法に於て周知
であるので、ここでは言及しない。なお、トナーセンサ
40を配置する位置は、この形態例では上記いずれの転
写ベルト駆動方式を採用した場合も画像形成動作に影響
を及ぼす虞れのない位置、即ち、従動ローラ41と駆動
ローラ21との間のベルト走行面と対向する位置に設定
する。
【0011】図4では、中間転写ベルト19の最大通紙
可能サイズ(センター基準)をA3縦とし、各トナーセ
ンサ40は、A4縦範囲の内側と外側に設けられてお
り、それぞれの位置におけるトナー濃度を検出できるよ
うになっている。なお、本発明に於て濃度検知の対象と
なるトナー像は、予め定められた基準画像を用いるのが
好ましく、この基準画像としては、幅方向に所定長に渡
って直線的に延びる線状或は帯状の画像であれば十分で
ある。この基準画像をトナーセンサ40による検知の度
に、事前に形成しておくことにより、常に正確な濃度検
知を行うことが可能となる。
【0012】次に、図5は本発明の他の形態例の略図で
あり、この形態例は、トナーセンサー40を一つだけ設
けてベルト面に対向せしめ、このトナーセンサー40を
中間転写ベルトの幅方向にスキャンさせることにより、
幅方向の任意の位置における抵抗値を検出できるように
した点が特徴的である。つまり、このトナーセンサー4
0によれば、センサ1つで、上記第1の形態例と同じよ
うに幅方向抵抗値ムラを検出することができることとな
る。なお、トナーセンサー40を幅方向に移動可能に支
持するセンサ移動手段51は、特に詳細を図示しない
が、例えばモータにより駆動されるプーリにワイヤーを
巻き掛けると共にこのワイヤーにセンサー40を止着
し、ワイヤーの移動によってセンサーを移動させるよう
に構成する。なお、この形態例のトナーセンサーの方
が、A4縦に対応する位置ばかりでなく、その他の紙サ
イズ(方向)、例えばB4縦、A5縦・横、B5縦・横
というように、種々の紙サイズに応じて、必要な位置に
何カ所でも移動させて抵抗値を測定することができるの
で、抵抗値の測定手段としては有利である。
【0013】なお、トナーセンサ40をスキャンさせる
場合には、スキャン動作に要する時間と、トナー量を検
出する時間が必要になるため、通常の画像形成動作中に
検出動作を行うと、中間転写ベルトが回転しているの
で、検出すべきトナー画像面積が大きくなり、検出精度
が低下する。そこで、スキャン中は中間転写ベルトを停
止しておけば、検出対象となるトナー画像の面積は小さ
くて済み、検出精度を高めることができる。つまり、抵
抗値を検出したいベルト部分を特定の小面積部分に限定
できるので、測定精度が高まるのである。なお、以上の
検出動作より得られた中間転写ベルト上の各位置におけ
る検出抵抗値の差が予め決められた基準値よりも大きく
なった場合には、中間転写ベルトの寿命到来として部品
交換により処理することも可能であるが、部品寿命の長
期化は社会の要請であるため、本発明では、検出抵抗値
の差が基準値を越えた場合であっても、直ちには寿命到
来とはせずに、検出以降の転写紙サイズを限定すること
により、本来寿命となった中間転写ベルトを更にある程
度使用することを可能としている。
【0014】例えば、中間転写ベルトの幅方向の各部に
おける検出抵抗値が図6の様であったとすると、A4縦
サイズの位置の外側と内側で抵抗値が大きく変わってい
る。すなわち、このような状態で、A3、B4の転写紙
に画像を転写するとすると、その境界(幅方向端縁)で
画像濃度が大きく変化して、異常画像となる。ところ
が、A4縦以下であれば濃度差は目立たないため、まだ
コピーすることは可能であると考えられる。すなわち、
この場合には、抵抗値差の検出以降の転写紙サイズを
(幅方向)A4縦以下に限定して装置の使用を許容する
ようにすればよい。
【0015】次に、本発明の他の形態例では、中間転写
ベルトの幅方向抵抗値ムラ検出動作として、感光体上に
形成されたハーフトーン画像を中間転写ベルト19に転
写し、このハーフトーン画像を用いてトナー量検出手段
40によって中間転写ベルト19の抵抗値ムラを検出す
るモードを設けた。即ち、図5に例示するように、中間
転写ベルト19の抵抗値ムラ検出モードとして、感光体
上に幅方向の画像濃度が均一である筈のハーフトーン画
像を形成し、これを中間転写ベルトに転写し、トナーセ
ンサ40を用いて幅方向濃度ムラを検出すれば、最も簡
単に、また適切に中間転写ベルト抵抗値ムラを知ること
ができる。なお、以上の中間転写ベルトの抵抗値ムラの
検出動作を行う時期としては、機械本体の電源投入時の
ウォーミングアップ中に行えば、検出専用の時間を設け
る必要がなくなる。また、この際、幅方向の濃度が均一
である筈の検出専用のトナー画像(基準画像)を形成し
た上で検出を行うことは勿論である。
【0016】尚、電源投入時以外の稼働中に所定の時間
間隔をおいて検出動作を行わせることは劣化具合の見落
としを防止して画質を維持する上で有効ではあるが、装
置本体が電源投入状態のまま長期間稼働せずに放置され
る場合も考えられ、この場合にも一律に一定時間が経過
する度に検出動作を行うことは無駄である。従って、本
発明の他の形態例では、中間転写ベルトの抵抗値ムラ検
出動作を、一定通紙枚数動作毎に行う。このことによ
り、必要な時期にだけ検出動作を行って、中間転写ベル
ト19の劣化具合を見落とすことなく把握し、異常画像
の発生を防止することができる。
【0017】次に、本発明の他の形態例では、中間転写
ベルトの抵抗値ムラを検出する上記動作を、予め決めら
れたサイズ以下の転写紙を一定枚数通紙する毎に行うこ
とを特徴とする。即ち、装置本体の最大通紙可能サイズ
がA3縦サイズであるとすると、A3縦(もしくはA4
横)を複写している限りは、中間転写ベルトの幅のほぼ
全長が転写紙によりカバーされるため、ベルトの劣化に
起因した抵抗値のムラは生じない。換言すれば、抵抗値
ムラが発生するのは、通紙可能な最大幅の転写紙よりも
幅の狭い転写紙を通紙させる場合に限る。そこで、本形
態例では、上記のように中間転写ベルトの抵抗値ムラを
検出するための動作を、中間転写ベルトの幅方向の最大
幅未満の転写紙を一定枚数通紙する毎に行う。こうすれ
ば、無駄に抵抗値ムラ検出動作を行うことなく、適当な
時期に中間転写ベルトの劣化具合を把握することができ
る。
【0018】次に、本発明の他の形態例では、中間転写
ベルトの抵抗値のムラを検出する動作を、中間転写ベル
トの回転方向に対する転写紙の累積接触長さが、予め決
められた値に達する毎に行うようにしている。即ち、中
間転写ベルトの回転方向に対する転写紙の累積接触長さ
を考慮に入れて検出動作の実施期間を設定すれば、さら
に適切な実施時期を得ることができ、その結果、中間転
写ベルトの劣化具合をより適切に把握することができ
る。これを簡単な例で説明すると、B4縦の転写紙だけ
を多数通紙した場合と、B5横(B4縦の1/2の長
さ)だけを同じ枚数通紙した場合とを比較すると、中間
転写ベルトに接触する転写紙の、中間転写ベルト回転方
向の累積接触長さは約2倍異なる。その結果、中間転写
ベルトの劣化具合も約2倍異なると考えられる。このよ
うに、A4縦297mm、B4縦364mm、・・・、
というように中間転写ベルトに接する転写紙の、中間転
写ベルト回転方向に対する長さを累積し、例えばこの値
が30,000mmを越える毎に抵抗値ムラ検出動作を
実施するようにすれば、より適切な検出時期を得ること
ができ、ベルト劣化を確実、早期に発見して適切な対応
を行うことができる。なお、この形態例の変形として、
中間転写ベルトの抵抗値ムラを検出する動作を、予め決
められたサイズ以下の転写紙を通紙する場合における、
中間転写ベルト回転方向に対する転写紙の累積接触長さ
が、予め決められた値に達する毎に行うようにしてもよ
い。このようにすれば、検出が必要な時期を更に限定し
て、無駄な検出を省略することができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように請求項1、2の発明によれ
ば、中間転写ベルト上に転写されたトナー像のトナー量
を検出するトナー量検出手段(トナーセンサー)を中間
転写ベルトの幅方向に複数個配置することにより、幅方
向の異なった位置におけるトナー量を検出し、各検出手
段からの検出値に基づいて中間転写ベルトの幅方向抵抗
値ムラを検出することができる。この結果、抵抗値のム
ラに起因した端部白抜け(濃度ムラ)等の異常画像の発
生を未然に防止することができ、転写ベルトの寿命の到
来を早期に発見することができる。請求項3、4の発明
では、中間転写ベルト上に転写されたトナー像中のトナ
ー量を検出するトナー量検出手段を一つ配置し、これを
中間転写ベルトの幅方向にスキャンさせることにより、
中間転写ベルトの幅方向抵抗値ムラを、必要な位置に関
してすべてを、1つの検出手段により検出することがで
きる。
【0020】請求項5の発明では、請求項4における検
出手段のスキャン動作中に、中間転写ベルトを停止して
おくことにより、中間転写ベルトの周方向に間延びした
範囲ではなく、限られた小面積の部分の抵抗値ムラを容
易に検出することができ、また、中間転写ベルトの周方
向に長いスパンにわたって被検出対象となるトナー像を
形成する必要がなくなる。請求項6の発明では、トナー
検出手段により転写ベルトの抵抗値ムラが検出された場
合に、検出以降の通紙可能サイズを限定することによ
り、本来ならは寿命であるベルトを更にある程度、長期
に渡って使用することを可能にする。従って、経済的で
ある。請求項7の発明では、感光体上に形成されたハー
フトーン画像を中間転写ベルト上に転写し、このハーフ
トーン画像を用いてトナー量検出手段によって中間転写
ベルトの抵抗値ムラを検出するといった、抵抗値ムラ検
出モードを設けることにより、中間転写ベルトの抵抗値
ムラを正確にチェックすることができる。
【0021】請求項8の発明では、中間転写ベルトの抵
抗値ムラ検出動作を機械本体の電源投入時に行うことに
より、検出動作が複写動作と重複する事態がなくなり、
無駄に時間をかけることなく、中間転写ベルトの抵抗値
ムラをチェックすることができる。請求項9の発明で
は、中間転写ベルトの抵抗値ムラ検出動作を、一定通紙
枚数毎に行うことにより、中間転写ベルトの劣化具合を
確実に把握することができる。検出動作を経過時間によ
ることなく、通紙枚数に基づいて行うことにより無駄の
ない正確な検知を実現できる。請求項10の発明では、
中間転写ベルトの抵抗値検出動作を、予め決められたサ
イズ以下の通紙紙の一定枚数毎に行うことにより、無駄
に抵抗値ムラ検出動作を行うことなく、適当な時期に中
間転写ベルトの劣化具合を把握することができる。請求
項11、12の発明では、請求項9、10において、さ
らに中間転写ベルト回転方向に対し接触する転写紙の長
さを考慮に入れることにより、さらに適当な時期に中間
転写ベルトの劣化具合を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するカラー複写装置の概略構成
図。
【図2】図1の感光体・中間転写ベルト回り詳細図。
【図3】(a) (b) 及び(c) は端部白抜け異常画像の発生
箇所、各測定位置の表面抵抗値、異常画像が発生した転
写紙の状態を示す図。
【図4】本発明の一形態例のトナーセンサーを備えた中
間転写ベルトの概略斜視図。
【図5】本発明の他の形態例のトナーセンサーを備えた
中間転写ベルトの概略斜視図。
【図6】トナーセンサ出力の説明図。
【符号の説明】
1・・・ カラー画像読み取り装置(カラースキャナー)、
2・・・ カラー画像記録装置(カラープリンター)、3・・
・ 原稿、4・・・ 証明ランプ、5・・・ ミラ−群、6・・・ レ
ンズ、7・・・ 光電変換素子(例、CCD)、8・・・ 書き
込み光学ユニット、8a・・・ レ−ザ−、8b・・・ ポリゴ
ンミラ−、8c・・・ ポリゴンモ−タ、8−4・・・ f/θ
レンズ、8−5・・・ 反射ミラ−、9・・・ 感光体ドラム、
10・・・ 感光体ユニット、10a・・・ 前除電器、10b
ブラシローラ、10c・・・ ゴムブレ−ド、11・・・ 除電
ランプ、12・・・ 帯電器、13・・・ 電位センサ−、14
・・・ Black(Bk)現像器、14a・・・ Bk用現像
スリ−ブ、14b・・・ Bk用現像パドル、14c・・・ B
k用トナー濃度検出センサ−、15・・・ Cyan(C)
現像器、15a・・・ C用現像スリ−ブ、15b・・・ C用
現像パドル、15c・・・ C用トナー濃度検出センサ−、
16・・・ Magenta(M)現像器、16a・・・ M用
現像スリ−ブ、16b・・・ M用現像パドル、16c・・・
M用トナー濃度検出センサ−、17・・・ Yellow
(Y)現像器、17a・・・ Y用現像スリ−ブ、17b・・
・ Y用現像パドル、17c・・・ Y用トナー濃度検出セン
サ−、18・・・ 現像濃度パタ−ン検出器、19・・・ 中間
転写ベルト、20・・・ ベルト転写バイアスローラ、21
・・・ ベルト駆動ローラ、22・・・ ベルトユニット、22
a・・・ ブラシローラ、22b・・・ ゴムブレ−ド、22c
・・・ 接離機構、23・・・ 紙転写ユニット、23a・・・ 紙
転写バイアスローラ、23b・・・ ローラブレ−ド、23
c・・・ 接離機構、23A・・・ギヤ、24・・・ 転写紙、
25・・・ 給紙ローラ、26・・・ レジストローラ、27・・
・ 紙搬送ユニット、28・・・ 定着器、28a・・・ 定着ロ
ーラ、28b・・・ 加圧ローラ、29・・・ コピートレイ、
30・・・ 転写紙カセット(A)、31・・・ 転写紙カセッ
ト(B)、32・・・ 転写紙カセット(C)、33・・・ 転
写紙カセット(D)、34・・・ 手差し給紙トレイ、40
・・・ トナー量検出手段、41・・・ 従動ローラ、50・・・
制御部、51・・・ センサ移動手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中抵抗材で構成され、複数のローラに巻
    掛け張架された無端状中間転写ベルトに、感光体上に構
    成された単色、あるいは複数色のトナー像を転写した
    後、このトナー像を紙転写ローラによって被転写体に一
    括転写する画像形成装置において、 前記中間転写ベルトの面と対向する位置に、転写された
    トナー像のトナー量を検出するトナー量検出手段を複数
    配置し、 該トナー量検出手段からの検出値に基づいて中間転写ベ
    ルト面の抵抗値を算出する制御部を備えたことを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー量検出手段を、中間転写ベル
    トの幅方向に沿って複数個配置し、前記制御部は、各ト
    ナー量検出手段からの検出値により中間転写ベルトの幅
    方向抵抗値ムラを判定することを特徴とする請求項1記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー量検出手段を一つ設け、該ト
    ナー量検出手段を中間転写ベルトの幅方向に沿ってスキ
    ャンさせるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記トナー量検出手段を中間転写ベルト
    の幅方向に沿ってスキャンさせることにより、各スキャ
    ン位置における検出結果に基づいて、前記制御部は中間
    転写ベルトの幅方向抵抗値ムラを判定することを特徴と
    する請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー量検出手段のスキャン動作中
    は、中間転写ベルトの駆動を停止させることを特徴とす
    る請求項4に画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記トナー量検出手段からの検出値によ
    り、前記制御部が抵抗値のムラの存在を判定した時は、
    その後に通紙可能な転写紙のサイズを限定することを特
    徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記感光体上に形成されたハーフトーン
    画像を中間転写ベルトに転写し、前記トナー量検出手段
    によってハーフトーン画像のトナー量を検出することに
    より、前記制御部が中間転写ベルトの抵抗値ムラを判定
    するモードを備えたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、又は6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記中間転写ベルト抵抗値ムラ検出動作
    を、装置本体の電源投入時に行うことを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6又は7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記中間転写ベルト抵抗値ムラ検出動作
    を、一定通紙枚数毎に行うことを特徴とする請求項1、
    2、3、4、5、6、又は7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記中間転写ベルト抵抗値ムラ検出動
    作を、予め決められたサイズ以下の転写紙の一定通紙枚
    数毎に行うことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、又は7記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記中間転写ベルト抵抗値ムラ検出動
    作を、中間転写ベルト回転方向に対する転写紙の累積接
    触長さが、予め決められた値に達する毎に行うことを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記中間転写ベルト抵抗値ムラ検出動
    作を、予め決められたサイズ以下の転写紙を通紙する場
    合における、中間転写ベルト回転方向に対する転写紙の
    累積接触長さが、予め決められた値に達する毎に行うこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、又は7
    記載の画像形成装置。
JP8283207A 1996-10-04 1996-10-04 画像形成装置 Pending JPH10111587A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173689A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2015106134A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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JP2012173689A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
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