JPH1011564A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH1011564A JPH1011564A JP16126796A JP16126796A JPH1011564A JP H1011564 A JPH1011564 A JP H1011564A JP 16126796 A JP16126796 A JP 16126796A JP 16126796 A JP16126796 A JP 16126796A JP H1011564 A JPH1011564 A JP H1011564A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リニアセンサの各画素の感度が経時的に変化
しても、その変化に自動的追随して常に正確に各画素の
感度を補正することができ、均質で高精度の画像を得る
ことのできる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 リニアセンサ1から出力されて画像メモ
リ3内に格納された各画素データXiを用いて被写体の
有無を判別し、被写体が存在しない状態での各画素デー
タ間の変動量Yiを演算する。この変動量Yiは、その
時点における個々の画素の感度の相違に起因することか
ら、その変動量Yiをもとに画像メモリ3内の画素デー
タXiを補正することにより、個々の画素の感度の経時
的変化に追随して感度補正係数Ziを自動的に変化させ
つつ、各画素データXiの補正を可能とする。
しても、その変化に自動的追随して常に正確に各画素の
感度を補正することができ、均質で高精度の画像を得る
ことのできる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 リニアセンサ1から出力されて画像メモ
リ3内に格納された各画素データXiを用いて被写体の
有無を判別し、被写体が存在しない状態での各画素デー
タ間の変動量Yiを演算する。この変動量Yiは、その
時点における個々の画素の感度の相違に起因することか
ら、その変動量Yiをもとに画像メモリ3内の画素デー
タXiを補正することにより、個々の画素の感度の経時
的変化に追随して感度補正係数Ziを自動的に変化させ
つつ、各画素データXiの補正を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体との間で相
対的な移動が与えられるリニアセンサからの刻々の画素
出力から2次元画像を得る画像処理装置に関し、例えば
X線式の産業用非破壊検査装置等に適用するのに適した
画像処理装置に関する。
対的な移動が与えられるリニアセンサからの刻々の画素
出力から2次元画像を得る画像処理装置に関し、例えば
X線式の産業用非破壊検査装置等に適用するのに適した
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空港等において機内等へ持ち込む荷物を
検査するための装置として、X線式の非破壊検査装置が
知られている。この種の装置においては、ベルトコンベ
ア上を移動する荷物に対してX線を照射するとともに、
その透過X線をリニアセンサで検出し、リニアセンサか
らの刻々の画素出力を画像メモリに逐次格納して、その
画像メモリの記憶内容から被写体の2次元画像を得る。
検査するための装置として、X線式の非破壊検査装置が
知られている。この種の装置においては、ベルトコンベ
ア上を移動する荷物に対してX線を照射するとともに、
その透過X線をリニアセンサで検出し、リニアセンサか
らの刻々の画素出力を画像メモリに逐次格納して、その
画像メモリの記憶内容から被写体の2次元画像を得る。
【0003】リニアセンサとしては、通常、1画素当た
り0.5mm×0.5mm程度の大きさを持つシリコン
フォトダイオードアレイにシンチレータを貼りつけたも
のが使用されている。
り0.5mm×0.5mm程度の大きさを持つシリコン
フォトダイオードアレイにシンチレータを貼りつけたも
のが使用されている。
【0004】また、このようなリニアセンサにおいて
は、一般に、各画素の感度、つまり各画素に対応する個
々のフォトダイオードの感度が異なるため、あらかじめ
各画素ごとに感度補正係数を設定しておき、映像化に際
してはその感度補正係数を用いて各画素データを補正す
るといった対策が採られている。
は、一般に、各画素の感度、つまり各画素に対応する個
々のフォトダイオードの感度が異なるため、あらかじめ
各画素ごとに感度補正係数を設定しておき、映像化に際
してはその感度補正係数を用いて各画素データを補正す
るといった対策が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なリニアセンサにおいては、各画素の感度は例えば温度
やX線線量等の撮影条件によって経時的に微妙に変化す
る。従って、あらかじめ設定された感度補正係数を用い
て各画素データを補正する従来の対策によっては、高精
度の補正は困難である。
なリニアセンサにおいては、各画素の感度は例えば温度
やX線線量等の撮影条件によって経時的に微妙に変化す
る。従って、あらかじめ設定された感度補正係数を用い
て各画素データを補正する従来の対策によっては、高精
度の補正は困難である。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、リニアセンサの各画素の感度が経時的に変化し
ても、その変化に自動的に追随して常に正確に各画素の
感度を補正することができ、もって常に均質で高精度の
画像を得ることのできる画像処理装置の提供を目的とし
ている。
もので、リニアセンサの各画素の感度が経時的に変化し
ても、その変化に自動的に追随して常に正確に各画素の
感度を補正することができ、もって常に均質で高精度の
画像を得ることのできる画像処理装置の提供を目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は、被写体に対して相対的に
移動するリニアセンサからの刻々の画素出力を画像メモ
リに格納し、その画像メモリ内の画像データから2次元
画像を構築する画像処理装置において、画像メモリ内の
各画素データに基づいて被写体の有無を判別する判別手
段と、その判別結果に基づいて動作し、被写体の不存在
時における各画素データ間の変動量を演算する演算手段
と、その演算結果に基づき、画像メモリ内の各画素デー
タを補正する補正手段を備えていることによって特徴づ
けられる。
め、本発明の画像処理装置は、被写体に対して相対的に
移動するリニアセンサからの刻々の画素出力を画像メモ
リに格納し、その画像メモリ内の画像データから2次元
画像を構築する画像処理装置において、画像メモリ内の
各画素データに基づいて被写体の有無を判別する判別手
段と、その判別結果に基づいて動作し、被写体の不存在
時における各画素データ間の変動量を演算する演算手段
と、その演算結果に基づき、画像メモリ内の各画素デー
タを補正する補正手段を備えていることによって特徴づ
けられる。
【0008】本発明は、前記したX線式の非破壊検査装
置等に用いられる画像処理装置においては、リニアセン
サには被写体の画像情報が入射しない状態、つまり被写
体が存在しない状態での撮像期間があること、および、
被写体が存在しない状態においては、各画素出力値は互
いにある一定の変動範囲内に収まること、更に、その被
写体不存在状態においては、各画素の感度が互いに一致
している場合にはその各出力値は互いに同一になるはず
であることを利用してなされたものである。
置等に用いられる画像処理装置においては、リニアセン
サには被写体の画像情報が入射しない状態、つまり被写
体が存在しない状態での撮像期間があること、および、
被写体が存在しない状態においては、各画素出力値は互
いにある一定の変動範囲内に収まること、更に、その被
写体不存在状態においては、各画素の感度が互いに一致
している場合にはその各出力値は互いに同一になるはず
であることを利用してなされたものである。
【0009】すなわち、画像メモリ内に格納された各画
素データから被写体の有無を判別することができ、その
判別結果に基づき、被写体が存在していない状態での各
画素データ間の変動量を演算する。この変動量は、その
時点における個々の画素の感度の相違によってもたらさ
れているものと考えられるため、その変動量を用いて画
像メモリ内の画素データを補正することで、個々の画素
の感度が経時的に変化しても、実質的にそれに追随して
感度を補正するための係数が自動的に更新されていくこ
とになる。
素データから被写体の有無を判別することができ、その
判別結果に基づき、被写体が存在していない状態での各
画素データ間の変動量を演算する。この変動量は、その
時点における個々の画素の感度の相違によってもたらさ
れているものと考えられるため、その変動量を用いて画
像メモリ内の画素データを補正することで、個々の画素
の感度が経時的に変化しても、実質的にそれに追随して
感度を補正するための係数が自動的に更新されていくこ
とになる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の回路
構成を示すブロック図である。この例においてリニアセ
ンサ1は1×n画素のリニアセンサであり、その各画素
からの刻々の出力は、順次A−D変換器2によって例え
ばmビットのデジタルデータに変換された後に、画像メ
モリ3の所定のエリアに格納されていく。
構成を示すブロック図である。この例においてリニアセ
ンサ1は1×n画素のリニアセンサであり、その各画素
からの刻々の出力は、順次A−D変換器2によって例え
ばmビットのデジタルデータに変換された後に、画像メ
モリ3の所定のエリアに格納されていく。
【0011】画像メモリ3内にリニアセンサ1の全画素
データXi(i=1〜n)が格納されるごとに、その全
ての画素データXiは加算平均計算器4に読みだされ、
その平均値Xa=ΣXi/nが算出される。その平均値
Xaは減算器5の一方の減算入力端子に導入される。減
算器5は、全画素の平均値Xaが確定した後、改めて画
像メモリ2から個々の画素データXiを読みだし、その
各値Xiから平均値Xaをそれぞれ減算し、その各減算
結果Yi=Xi−Xaをメモリ6に転送する。
データXi(i=1〜n)が格納されるごとに、その全
ての画素データXiは加算平均計算器4に読みだされ、
その平均値Xa=ΣXi/nが算出される。その平均値
Xaは減算器5の一方の減算入力端子に導入される。減
算器5は、全画素の平均値Xaが確定した後、改めて画
像メモリ2から個々の画素データXiを読みだし、その
各値Xiから平均値Xaをそれぞれ減算し、その各減算
結果Yi=Xi−Xaをメモリ6に転送する。
【0012】メモリ6内の各データYiは比較器7に順
次導入され、それぞれが基準値Y0と比較される。この
基準値Y0 は、リニアセンサ1への入射信号に被写体情
報が含まれているか否かを判別するためのしきい値の役
割を果たすものであり、その具体的な値はあらかじめ設
定される。各画素データXiの平均値Xaからの変動量
Yiの全てがこの基準値Y0 よりも小さい場合、つまり |Yi(i=1,2・・・・n)|<Y0 ・・(1) である場合には、その変動は被写体情報によるものでは
ない、つまり被写体が存在しないと判別され、加算器8
に対してイネーブル信号ENが供給される。
次導入され、それぞれが基準値Y0と比較される。この
基準値Y0 は、リニアセンサ1への入射信号に被写体情
報が含まれているか否かを判別するためのしきい値の役
割を果たすものであり、その具体的な値はあらかじめ設
定される。各画素データXiの平均値Xaからの変動量
Yiの全てがこの基準値Y0 よりも小さい場合、つまり |Yi(i=1,2・・・・n)|<Y0 ・・(1) である場合には、その変動は被写体情報によるものでは
ない、つまり被写体が存在しないと判別され、加算器8
に対してイネーブル信号ENが供給される。
【0013】イネーブル信号ENを受けた加算器8は、
下記の(2)式を用いて感度補正係数値メモリ9内の各
感度補正係数Ziを更新する。 Zi←αYi+(1−α)Zi ・・(2) (2)式において、αは0を越え、かつ、1未満の正の
数値であり、従って感度補正係数メモリ9内の各値Zi
(1〜n)は、実質的に、各画素1〜nについての過去
数回ないしは数十回のYiを、最新のものほど重みを付
けた状態で平均化した値となる。そして、Yiは被写体
の不存在下における個々の画素データXiの平均値Xa
からの逸脱量であるため、以上のようにして得られるZ
iは、従って、毎回の画素データ群のサンプリング時に
含まれるノイズの影響を少なくした状態での、現時点に
おける個々の画素の相対的な感度のずれ量を表す値とな
る。
下記の(2)式を用いて感度補正係数値メモリ9内の各
感度補正係数Ziを更新する。 Zi←αYi+(1−α)Zi ・・(2) (2)式において、αは0を越え、かつ、1未満の正の
数値であり、従って感度補正係数メモリ9内の各値Zi
(1〜n)は、実質的に、各画素1〜nについての過去
数回ないしは数十回のYiを、最新のものほど重みを付
けた状態で平均化した値となる。そして、Yiは被写体
の不存在下における個々の画素データXiの平均値Xa
からの逸脱量であるため、以上のようにして得られるZ
iは、従って、毎回の画素データ群のサンプリング時に
含まれるノイズの影響を少なくした状態での、現時点に
おける個々の画素の相対的な感度のずれ量を表す値とな
る。
【0014】以上のようにして被写体が存在しない状態
が到来するごとに更新されるZiは感度補正係数として
減算器10に送られる。減算器10では、画像メモリ3
内の各画素データXiから感度補正係数Ziを減算し、
その減算結果Xi−Ziを補正後の画素データとして映
像化回路(図示せず)に供給する。映像化回路では、以
上のような補正が施された画素データXi−Zi(i=
1〜n)を2次元画像上における1本のライン状の濃淡
情報として、複数回にわたるサンプリング動作で得られ
た複数ライン分の画素データ群を用い、全体として2次
元の画像を作って表示器に表示する。
が到来するごとに更新されるZiは感度補正係数として
減算器10に送られる。減算器10では、画像メモリ3
内の各画素データXiから感度補正係数Ziを減算し、
その減算結果Xi−Ziを補正後の画素データとして映
像化回路(図示せず)に供給する。映像化回路では、以
上のような補正が施された画素データXi−Zi(i=
1〜n)を2次元画像上における1本のライン状の濃淡
情報として、複数回にわたるサンプリング動作で得られ
た複数ライン分の画素データ群を用い、全体として2次
元の画像を作って表示器に表示する。
【0015】なお、図1においては、加算平均計算器4
や減算器5,10、比較器7、加算器8は、個々の回路
として図示しているが、これらは、実際にはデジタルプ
ロセッサとその周辺機器、並びにソフトウェアによって
構成される。
や減算器5,10、比較器7、加算器8は、個々の回路
として図示しているが、これらは、実際にはデジタルプ
ロセッサとその周辺機器、並びにソフトウェアによって
構成される。
【0016】以上の実施の形態を、例えばX線式の非破
壊検査装置の画像処理装置として採用する場合、リニア
センサ1はnチャンネルの1次元フォトダイオードアレ
イにシンチレータを貼りつけたものとされ、被写体とな
る荷物を搬送するベルトコンベアを挟んでX線源に対し
て対向配置される。その配置箇所を荷物が通過していな
い状態では、X線源からのX線がリニアセンサ1の各画
素に対して均一にX線が照射されるから、そのような状
態となるごとに被写体の不存在が判別され、感度補正値
メモリ8内の各補正値Ziが自動的に更新されていく。
荷物がリニアセンサ1の配設位置を通過したとき、その
透過X線がリニアセンサ1によって検出されるが、その
各画素データはその時点における補正値Ziによって補
正された後に映像化されるため、環境温度が変化した
り、あるいはX線線量が変化する等の何らかの原因によ
って各画素の感度が経時的に変化しても、得られる画像
は常にその時点における各画素の感度に応じて補正され
たものとなる。
壊検査装置の画像処理装置として採用する場合、リニア
センサ1はnチャンネルの1次元フォトダイオードアレ
イにシンチレータを貼りつけたものとされ、被写体とな
る荷物を搬送するベルトコンベアを挟んでX線源に対し
て対向配置される。その配置箇所を荷物が通過していな
い状態では、X線源からのX線がリニアセンサ1の各画
素に対して均一にX線が照射されるから、そのような状
態となるごとに被写体の不存在が判別され、感度補正値
メモリ8内の各補正値Ziが自動的に更新されていく。
荷物がリニアセンサ1の配設位置を通過したとき、その
透過X線がリニアセンサ1によって検出されるが、その
各画素データはその時点における補正値Ziによって補
正された後に映像化されるため、環境温度が変化した
り、あるいはX線線量が変化する等の何らかの原因によ
って各画素の感度が経時的に変化しても、得られる画像
は常にその時点における各画素の感度に応じて補正され
たものとなる。
【0017】ここで、本発明における被写体の有無の判
別手段や、感度補正値Ziの算出方法等については、前
記した実施の形態に限定されることなく、それぞれの機
能を全うし得る手段ないしは方法であれば任意に変形可
能である。
別手段や、感度補正値Ziの算出方法等については、前
記した実施の形態に限定されることなく、それぞれの機
能を全うし得る手段ないしは方法であれば任意に変形可
能である。
【0018】すなわち、被写体の有無の判別手段につい
ては、前記した例では全ての各画素データXiの平均値
Xaからの変動量Yiが基準値Y0 よりも小さい場合に
被写体の不存在を判別したが、例えば各変動量Yiのう
ち、最大の数個の平均値と最小の数個の平均値との差が
一定の範囲内に収まっていれば被写体が無いと判別する
等の変形が可能である。
ては、前記した例では全ての各画素データXiの平均値
Xaからの変動量Yiが基準値Y0 よりも小さい場合に
被写体の不存在を判別したが、例えば各変動量Yiのう
ち、最大の数個の平均値と最小の数個の平均値との差が
一定の範囲内に収まっていれば被写体が無いと判別する
等の変形が可能である。
【0019】また、感度補正値Ziについては、前記し
た例では過去数回ないしは数十回の変動量Yiを、新し
いものほど重みを付けて平均化することによって算出し
たが、これは、各回の画像データに含まれるノイズの影
響を除去するための対策であり、ノイズの影響を考慮す
る必要のない場合には、最新のYiをそのまま感度補正
値Ziとすることも可能である。
た例では過去数回ないしは数十回の変動量Yiを、新し
いものほど重みを付けて平均化することによって算出し
たが、これは、各回の画像データに含まれるノイズの影
響を除去するための対策であり、ノイズの影響を考慮す
る必要のない場合には、最新のYiをそのまま感度補正
値Ziとすることも可能である。
【0020】更にまた、各画素の出力値相互の変動量を
表す情報Yiとして、前記した例では全画素データの平
均値Xaと個々の画像データXiの差を用いたが、平均
値Xaに代えて、例えば画像における一定の濃度に対応
する規定値を用い、その規定値と個々の画像データXi
との差としたり、あるいは平均値Xaに対する個々の画
像データXiの比とすることも可能である。ただし、こ
のように変動量情報Yiを変更する場合、被写体の有無
を判別するための基準値Y0 並びに感度補正値Ziにつ
いても、Yiが意味するところに基づいて適宜に変更す
る必要があることは言うまでもない。
表す情報Yiとして、前記した例では全画素データの平
均値Xaと個々の画像データXiの差を用いたが、平均
値Xaに代えて、例えば画像における一定の濃度に対応
する規定値を用い、その規定値と個々の画像データXi
との差としたり、あるいは平均値Xaに対する個々の画
像データXiの比とすることも可能である。ただし、こ
のように変動量情報Yiを変更する場合、被写体の有無
を判別するための基準値Y0 並びに感度補正値Ziにつ
いても、Yiが意味するところに基づいて適宜に変更す
る必要があることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リニア
センサからの各画像データから被写体の有無を判別し
て、被写体が無いと判別された場合には、その画像デー
タ相互の変動量を演算し、その演算結果に基づいて以後
の各画素データを補正したうえで映像化するから、リニ
アセンサの各画素の感度が経時的に変化しても、その変
化に追随して補正のための係数が更新されつつ各画素デ
ータが補正されることになり、常に均質で高精度の画像
出力が得られる。
センサからの各画像データから被写体の有無を判別し
て、被写体が無いと判別された場合には、その画像デー
タ相互の変動量を演算し、その演算結果に基づいて以後
の各画素データを補正したうえで映像化するから、リニ
アセンサの各画素の感度が経時的に変化しても、その変
化に追随して補正のための係数が更新されつつ各画素デ
ータが補正されることになり、常に均質で高精度の画像
出力が得られる。
【図1】本発明の実施の形態の回路構成を示すブロック
図
図
【符号の説明】 1 リニアセンサ 2 A−D変換器 3 画像メモリ 4 加算平均計算器 5 減算器 6 メモリ 7 比較器 8 加算器 9 感度補正係数メモリ 10 減算器
Claims (1)
- 【請求項1】 被写体に対して相対的に移動するリニア
センサからの刻々の画素出力を画像メモリに格納し、そ
の画像メモリ内の画像データから2次元画像を構築する
画像処理装置において、上記画像メモリ内の各画素デー
タに基づいて被写体の有無を判別する判別手段と、その
判別結果に基づいて動作し、被写体の不存在時における
各画素データ間の変動量を演算する演算手段と、その演
算結果に基づき、上記画像メモリ内の各画素データを補
正する補正手段を備えていることを特徴とする画像処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16126796A JPH1011564A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16126796A JPH1011564A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1011564A true JPH1011564A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=15731865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16126796A Pending JPH1011564A (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1011564A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397850B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2003-09-19 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 포토센서 시스템과 그에 관한 구동 제어 방법 |
JP2007020925A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Shimadzu Corp | X線診断装置 |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16126796A patent/JPH1011564A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100397850B1 (ko) * | 1999-11-10 | 2003-09-19 | 가시오게산키 가부시키가이샤 | 포토센서 시스템과 그에 관한 구동 제어 방법 |
JP2007020925A (ja) * | 2005-07-19 | 2007-02-01 | Shimadzu Corp | X線診断装置 |
JP4701890B2 (ja) * | 2005-07-19 | 2011-06-15 | 株式会社島津製作所 | X線診断装置 |
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