JPH10114641A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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Publication number
JPH10114641A
JPH10114641A JP27121096A JP27121096A JPH10114641A JP H10114641 A JPH10114641 A JP H10114641A JP 27121096 A JP27121096 A JP 27121096A JP 27121096 A JP27121096 A JP 27121096A JP H10114641 A JPH10114641 A JP H10114641A
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JP
Japan
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inositol
cosmetic
rice bran
skin
cosmetics
Prior art date
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Pending
Application number
JP27121096A
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English (en)
Inventor
Masahiro Minami
昌宏 南
Junichi Natsume
潤一 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚を健やかに保つ効果のある化粧料を提供
する。 【解決手段】 イノシトールを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な化粧料に関す
る。さらに詳しくは皮膚を健康に保つ効果を有する化粧
料に関する。
【0002】
【従来の技術】イノシトールは人間の体内でも合成され
るが、必要量を合成できないことからビタミンの1種と
して扱われており、体内に摂取することで肝硬変や脂肪
肝の予防、動脈硬化予防、成長促進作用などの効果があ
るといわれており、飲料に含有させることが知られてい
る(特開平7−330643号公報)。また、従来から
米糠は油脂、ビタミンBおよびミネラルなどが含まれる
ことが知られており、皮膚に油分、水分、栄養分を与
え、うるおいや保湿性の向上、弾力性の低下防止効果が
あるものとして皮膚化粧料に添加されている。
【0003】さらに、上記の効果を高めるため、米糠か
ら抽出した多糖類を有効成分とすることを特徴とする化
粧料(特開昭64−66106報公報)や米糠から得ら
れた水溶性抗酸化物質を含有していることを特徴とする
化粧料(特開平2−53705号公報)などが知られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし米糠には独特の
臭いがあり、米糠をそのまま配合した化粧料は、製品に
米糠独特の臭いを残すことになるという欠点がある。香
料などの添加により臭いをかくすことが試みられている
が、香料の刺激により皮膚に悪影響を与えるという問題
点がある。さらに米糠をそのまま配合した化粧料は、化
粧料中に不溶の成分が残留し、使用時に肌へのざらつき
が感じられるという欠点もある。
【0005】また、米糠に含有されるイノシトールリン
酸エステルのカルシウム・マグネシウム塩が有効成分の
一つと考えられるが、このままの状態では皮膚に吸収さ
れにくいため、有効成分が皮膚に吸収されないという問
題点もある。
【0006】米糠から抽出した多糖類や水溶性抗酸化物
質を化粧料に配合した場合も、臭いや皮膚への吸収性は
まだ十分ではない。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決することを目的として、イノシトールそのものを含有
した化粧料を提供するものである。
【0008】従来から米糠の保湿効果、肌にうるおいや
栄養を与える効果は知られていたが、臭い、添加される
数量が多い、少量では効果が低いなど効果が十分でな
い。本発明はイノシトールが特に保湿性、肌のうるおい
効果、栄養補給効果などが高く、臭いもほとんどなく、
米糠を添加するよりもかなり少量で同様もしくはそれ以
上の効果が得られることを見出した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明でいう化粧料とは、いわゆ
る化粧品に限定するものでなく、直接皮膚に触れる化粧
料、入浴剤、石けんなどを含む。
【0010】本発明の化粧料の剤形は任意であり、石け
ん、ボディーシャンプー、ハンドソープなどの皮膚洗浄
剤、化粧水、乳液、ローション、クリーム、パック剤、
クレンジングクリーム、発泡剤などの皮膚化粧料品、フ
ァンデーション、口紅、頬紅、アイシャドーなどのメイ
クアップ化粧料、シャンプー、リンス、ヘアトニック、
トリートメント、ヘアクリーム、スプレー、発砲剤、養
毛・脱毛剤などの毛髪化粧料、粉末、錠剤、顆粒、液体
などの入浴剤などが挙げられ、特に限定されるものでは
ない。
【0011】本発明で用いるイノシトールとは,C66
(OH)6で表される環状六価アルコールであり、9つ
の立体異性体が存在するが、本発明では特にミオイノシ
トールといわれる天然型のものを用いるのが好ましい。
ミオイノシトールは下記の構造で表される。
【0012】
【化1】 イノシトールとしては米糠から抽出して得られたもの、
化学合成で得られたもの、発酵法により得られたものな
どが用いられる。
【0013】イノシトールの配合方法としては、イノシ
トールを原料に混合して化粧料を製造する方法、イノシ
トールを水などにとかして化粧料に添加する方法、公知
の方法で製造した化粧料にイノシトールを添加する方法
などが挙げられ、特に限定されるものではない。また、
高純度のイノシトールは白色の粉末状であるが、イノシ
トールの製造工程などで得られる、イノシトールを含有
する水溶液などをそのまま化粧料に配合してもよい。
【0014】化粧料に対する配合量としては、化粧料に
対して、0.001重量%〜10重量%が好ましいが、
さらに好ましくは0.01重量%〜1重量%である。
【0015】0.001重量%未満では、保湿性などが
十分でなく、10重量%を越えると、石けんなどで泡立
ちが悪くなるなど、化粧料そのものの持つ機能を損なう
ことがあり好ましくない。
【0016】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0017】また、本実施例で用いたイノシトールは、
関東化学の特級を用い、米糠は、新潟県産のコシヒカリ
の米糠を乳鉢ですりつぶして用いた。各表の組成は重量
%である。
【0018】(実施例1、クレンジングクリーム)表1
に示す組成のクレンジングクリームを常法により製造し
た。これを20〜30代の女性10人が試用し、試用後
の感想を表2に示した。
【0019】
【表1】
【表2】 (実施例2、化粧水)表3に示す組成の化粧水を常法に
より製造した。これを20〜30代の女性10人が試用
し、試用後の感想を表4に示した。
【0020】
【表3】
【表4】 (実施例3、乳液)表5に示す組成の乳液を常法により
製造した。これを20〜30代の女性10人が試用し、
試用後の感想を表6に示した。
【0021】
【表5】
【表6】 (実施例4、入浴剤)表7に示す組成の入浴剤を常法に
より製造した。これを20〜30代の男女10人が試用
し、試用後の感想を表8に示した。
【0022】
【表7】
【表8】 (実施例5、ヘアトニック)表9に示す組成のヘアトニ
ックを常法により製造した。これを20〜30代の男性
10人が試用し、試用後の感想を表10に示した。
【0023】
【表9】
【表10】
【0024】
【発明の効果】以上のようにイノシトールを少量配合す
ることにより、皮膚にうるおいや栄養を与え、健やかに
保つ効果のある化粧料を提供できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イノシトールを含有することを特徴とす
    る化粧料。
  2. 【請求項2】 イノシトールを0.001重量%〜10
    重量%含量することを特徴とする請求項1記載の化粧
    料。
  3. 【請求項3】 化粧料が皮膚・毛髪洗浄剤、または基礎
    化粧料であることを特徴とする請求項1または2記載の
    化粧料。
JP27121096A 1996-10-14 1996-10-14 化粧料 Pending JPH10114641A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002161015A (ja) * 2000-11-28 2002-06-04 Kose Corp 化粧料
JP2005306867A (ja) * 2004-03-25 2005-11-04 Showa Denko Kk イノシトール誘導体を含有する皮膚外用剤及び化粧料
JP2008169187A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hoyu Co Ltd 洗浄剤組成物及び毛髪処理方法
JP2008169185A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hoyu Co Ltd 毛髪処理剤組成物及び毛髪処理方法
JP2008169186A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hoyu Co Ltd 毛髪処理剤組成物及び毛髪処理方法
JP2020100605A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 小林製薬株式会社 外用組成物

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