JPH10113840A - 切削屑搬送装置 - Google Patents

切削屑搬送装置

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JPH10113840A
JPH10113840A JP27086296A JP27086296A JPH10113840A JP H10113840 A JPH10113840 A JP H10113840A JP 27086296 A JP27086296 A JP 27086296A JP 27086296 A JP27086296 A JP 27086296A JP H10113840 A JPH10113840 A JP H10113840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
screw
cylindrical casing
chip
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP27086296A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tanaka
康夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、加工設備の大型化等を招来
することなく、簡易な構成で切削屑のスムーズな搬送を
達成し得る切削屑搬送装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明に関わる切削屑搬送装置1では、
スクリュー20におけるブレード21の少なくとも切削
屑投入口10iに臨む範囲の周縁部21fに爪30、3
0…を設けるとともに、筒状ケーシング10の少なくと
も切削屑投入口10iに臨む範囲に亘ってスクリュー2
0の軸線方向に延びかつブレード21の外周21rと摺
接する態様でプレート40を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は切削屑搬送装置に関
し、詳しくは切削屑搬送装置における切削屑の切断処理
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】種々の加工設備において、工作機械から
排出される切削屑を、廃棄するべく他の場所へ移送する
場合には、図5に示す如き切削屑搬送装置Aが一般に用
いられている。この切削屑搬送装置Aは、筒状ケーシン
グCとスクリューSとを備えており、工作機械Mから矢
印Iの如く切削屑投入口Ciに投入された切削屑は、モ
ータmで駆動回転されるスクリューSによって、筒状ケ
ーシングCの内部を切削屑排出口Coに向けて搬送さ
れ、切削屑排出口Coから矢印Oの如く収容箱Dの内部
に投棄される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
如く切削屑搬送装置Aに投入された切削屑wが、工作機
械としてのNC旋盤等から発生する鉄物切粉のように、
固くて長いカール状を呈している場合、図示する如く切
削屑wが切削屑投入口CiのホッパCh等に引っ掛か
り、スクリューSに巻き込まれることなく多量に溜まっ
てしまうことがあり、またスクリューSに巻き込まれた
切削屑wも、その形状ゆえ互いに絡み合う等してスムー
ズに搬送されない不都合があった。そこで従来では、切
削屑投入口Ciの上位にクラッシャー装置(図示せず)
を設け、工作機械から排出される長い切削屑を、クラッ
シャー装置により粉砕したのち、切削屑搬送装置Aに投
入する構成が採用されているが、加工設備の大型化や複
雑化を招来する不都合を免れ得なかった。本発明は上記
実状に鑑みて、加工設備の大型化等を招来することな
く、簡易な構成で切削屑のスムーズな搬送を可能とする
切削屑搬送装置の提供を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、本発明に関わる切削屑搬送装置では、スクリューに
おけるブレードの少なくとも切削屑投入口に臨む範囲の
周縁部に爪を設けるとともに、筒状ケーシングの少なく
とも切削屑投入口に臨む範囲に亘ってスクリューの軸線
方向に延びかつブレードの外周と摺接する態様でプレー
トを設け、スクリューの回転動作に伴う爪とプレートと
の協働作用によって、筒状ケーシングに投入された切削
屑を分断するよう構成している。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1ないし図3は、N
C旋盤を備えた加工設備の切削屑搬送装置に、本発明を
適用した例を示しており、この切削屑搬送装置1は図1
中において左右に延びる筒状ケーシング10と、この筒
状ケーシング10の内部に収容設置されたスクリュー2
0とを具備している。
【0006】筒状ケーシング10は、円筒状のパイプに
よって構成されており、図1に示す如く筒状ケーシング
10の左方側上部には、切削屑投入口10iが形成され
ているとともに、工作機械(図示せず)から排出された
切削屑を切削屑投入口10iへ導入するためのホッパ1
0hが設けられている。また、筒状ケーシング10の右
方端部は外方に向けて解放されており、その開口によっ
て切削屑排出口10oが構成されている。
【0007】スクリュー20は、帯板をコイル状に巻回
することにより形成されたブレード21を有しており、
上述の如く筒状ケーシング10の内部に収容され、かつ
筒状ケーシング10の左方端部に設けられた駆動モータ
25と連結されており、この駆動モータ25で駆動回転
されることによって、上記筒状ケーシング10の軸方向
に沿って図1中の左方から右方へ切削屑を搬送する。
【0008】また、スクリュー20におけるブレード2
1の周縁部には、少なくとも筒状ケーシング10の切削
屑投入口10iに臨む範囲に、複数個の爪30、30…
が設けられており、これら爪30、30…はブレード2
1における前方面21fと後方面21bとに複数個ずつ
固設されている。
【0009】この爪30は、筒状ケーシング10やスク
リュー20の製造過程で生じた端材を用いて製作された
もので、シャープコーナーから成るエッジ部30eを備
えたブロック状を呈し、ブレード21の外周21rにエ
ッジ部30eを合致させる態様で、ブレード21の前方
面21fと後方面21bとに固設されている。
【0010】一方、筒状ケーシング10の内部には、上
述した爪30、30…との協働作用によって切削屑を切
断するとともに、スクリュー20におけるブレード21
を垂れ下がることのないようガイドするプレート40が
固設されている。
【0011】このプレート40は、スクリュー20のブ
レード21と同等材質の細長い平板から構成され、スク
リュー20の軸線方向に延びかつ筒状ケーシング10の
全長に亘って延在しており、スクリュー20におけるブ
レード21の下方において、該ブレード21の外周21
rと摺接する態様で、筒状ケーシング10の底部に溶接
によって固定されている。
【0012】さらに、図3に示す如く上記プレート40
は、その長手方向のエッジ部40eを、スクリュー20
におけるブレード21の外周21rと摺接させるよう、
言い換えればブレード21の周縁部に設けられた各爪3
0におけるエッジ部30eとの間に剪断作用が生じる姿
勢で固定されている。
【0013】なお、上記プレート40は、その前後の端
部が筒状ケーシング10の切削屑投入口10iおよび切
削屑排出口10oからの作業によって溶接されていると
ともに、筒状ケーシング10に設けた溶接窓からの作業
によって中央部が溶接されており、この溶接窓は溶接作
業が完了した後に塞がれる。
【0014】また、加工設備における切削屑搬送装置1
の設置態様は、図5に示した従来の切削屑搬送装置Aと
基本的に変るところはなく、NC旋盤(図示せず)の近
傍において略水平方向に設置されているとともに、切削
屑排出口10oの下には収容箱(図示せず)が設置され
ている。
【0015】図示していないNC旋盤から排出された切
削屑は、切削屑搬送装置1のホッパ10hに投入され、
切削屑搬入口10iを介して筒状ケーシング10に落下
したのち、駆動モータ25によるスクリュー20の回転
動作(図3中の矢印R方向)に基づいて、図1中の右方
へ向けて搬送されて行く。
【0016】ここで、NC旋盤から投入された長く連続
した切削屑が、ホッパ10hに溜まった場合でも、スク
リュー20のブレード21と共に回転する爪30が、ホ
ッパ10h内の切削屑を引っ掛けることによって、この
切削屑は筒状ケーシング10の内部に引き込まれること
となる。
【0017】筒状ケーシング10の内部に引き込まれた
切削屑は、回転する複数の爪30、30…に巻き込まれ
ることによって細分化され、かつスクリュー20の回転
動作に基づいて搬送されて行く。
【0018】ここで、ブレード21の前方面21fに設
けた爪30は、切削屑を引き込む作用が大きく、かつ切
削屑を細分化する作用が大きく、一方、ブレード21の
後方面21bに設けた爪30は、前方面21fに設けた
爪30よりも切削屑を搬送する作用が大きい。
【0019】また、筒状ケーシング10の内部に引き込
まれた切削屑は、回転する複数の爪30、30…と、筒
状ケーシング10に固設したプレート40との剪断作用
により分断されて更に細分化されることとなる。
【0020】上述のようにして細かく切断されて細分化
した切削屑は、上記スクリュー20の回転に基づいて筒
状ケーシング10内をスムーズに搬送されて行き、切削
屑排出口10oを介して筒状ケーシング10から排出さ
れることとなる。
【0021】また、上記スクリュー20のブレード21
が、筒状ケーシング10の内部において、軸線と直交す
る左右方向にぶれることによって、筒状ケーシング10
の内部に切削屑が溜まり難く、もって効率良く切削屑が
搬送されることとなる。
【0022】図4に示した切削屑搬送装置1′は、上部
の解放されたU字状断面のケーシング10A′と、該ケ
ーシング10A′の上部を閉塞する蓋体10B′とか
ら、筒状ケーシング10′を構成しており、この筒状ケ
ーシング10′には図1ないし図3に示した切削屑搬送
装置1と同様、スクリュー20′が収容されかつプレー
ト40′が固設されているとともに、切削屑搬入口10
iおよびホッパ10hと切削屑排出口(図示せず)とが
設けられている。
【0023】上記構成の切削屑搬送装置1′では、ケー
シング10A′の上部が解放されているために、ケーシ
ング10A′の上部から作業をすることによって、プレ
ート40′における任意の箇所を、容易にケーシング1
0A′の底部に溶接することができる。
【0024】なお、上述した筒状ケーシング10′以外
の構成および動作態様は、図1ないし図3に示した切削
屑搬送装置1と基本的に同様なので、切削屑搬送装置1
の要素と同一の作用を為す要素には、その符号に′(ダ
ッシュ)を付すことにより、切削屑搬送装置1′につい
ての詳細な説明は省略する。
【0025】ここで、上述した各実施例においては、複
数の爪をスクリューにおけるブレードの前方面と後方面
とに固設しているが、ブレードに対する爪の設置箇所お
よび設置個数は、筒状ケーシングおよびスクリューの大
きさ等、切削屑搬送装置の構成や能力に合わせて適宜に
設定し得ることは言うまでもない。
【0026】また、上述した各実施例においては、コイ
ル状に巻回した帯板から成るブレードによって切削屑を
搬送するスクリューを備えた切削屑搬送装置を例示して
いるが、例えば角材をコイル状に巻回して成るスクリュ
ーや、回転軸の外周にスクリュー羽根を固設して成るス
クリューを備えた切削屑搬送装置においても、本発明を
有効に適用し得ることは言うまでもない。
【0027】さらに、本発明に関わる切削屑搬送装置
は、NC旋盤を備えた加工設備のみならず、長く連続し
た切削屑を排出する種々の工作機械を備えた加工設備に
おいても極めて有効に適用し得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した如く、本発明に関わる切
削屑搬送装置は、スクリューにおけるブレードの少なく
とも切削屑投入口に臨む範囲の周縁部に設けられた爪
と、筒状ケーシングの少なくとも切削屑投入口に臨む範
囲に亘ってスクリューの軸線方向に延びかつブレードの
外周と摺接する態様で設けられたプレートとを具備して
いる。上記構成によれば、スクリューの回転動作に伴う
爪の挙動によって、筒状ケーシングの切削屑投入口に滞
留していた長い切削屑が、筒状ケーシングの内部に引き
込まれることとなり、筒状ケーシングの内部に引き込ま
れた切削屑は、爪の回転動作によって細分化されること
となる。さらに上記構成によれば、筒状ケーシングの内
部に引き込まれた切削屑が、スクリューの回転動作に伴
う爪とプレートとの協働作用により分断されて更に細分
化され、切削屑は筒状ケーシングの内部をスムーズに搬
送されることとなる。もって、本発明に関わる切削屑搬
送装置によれば、加工設備の大型化等を招来することな
く、簡易な構成で切削屑をスムーズに搬送することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる切削屑搬送装置を示す要部断面
全体側面図。
【図2】本発明に関わる切削屑搬送装置のスクリュート
とプレートとを示す要部拡大側面図。
【図3】図1の III−III 線断面図。
【図4】本発明に関わる切削屑搬送装置の他の実施例を
示す要部断面図。
【図5】従来の切削屑搬送装置を採用した加工設備を示
す概念図。
【図6】従来の切削屑搬送装置における切削屑の滞留状
態を概念的に示す断面図。
【符号の説明】
1…切削屑搬送装置、 10…筒状ケーシング、 10i…切削屑投入口、 10o…切削屑排出口、 20…スクリュー、 21…ブレード、 21r…外周、 30…爪、 40…プレート、 w…切削屑。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削屑投入口と切削屑排出口とを有す
    る筒状ケーシングと、該筒状ケーシングの内部に収容設
    置したスクリューとを具備し、該スクリューの回転動作
    に基づいて、切削屑を筒状ケーシングの切削屑投入口か
    ら切削屑排出口へ向けて搬送するよう構成した切削屑搬
    送装置であって、 スクリューにおけるブレードの少なくとも切削屑投入口
    に臨む範囲の周縁部に爪を設けるとともに、筒状ケーシ
    ングの少なくとも切削屑投入口に臨む範囲に亘ってスク
    リューの軸線方向に延びかつブレードの外周と摺接する
    態様でプレートを設け、上記スクリューの回転動作に伴
    う爪とプレートとの協働作用によって、筒状ケーシング
    に投入された切削屑を分断するよう構成したことを特徴
    とする切削屑搬送装置。
JP27086296A 1996-10-14 1996-10-14 切削屑搬送装置 Pending JPH10113840A (ja)

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JP27086296A JPH10113840A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 切削屑搬送装置

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JP27086296A JPH10113840A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 切削屑搬送装置

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JPH10113840A true JPH10113840A (ja) 1998-05-06

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ID=17492018

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JP27086296A Pending JPH10113840A (ja) 1996-10-14 1996-10-14 切削屑搬送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279849A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Chuo Motor Wheel Co Ltd 切削屑の搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279849A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Chuo Motor Wheel Co Ltd 切削屑の搬送装置

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