JPH05169141A - 金属条スリッタの耳屑処理装置 - Google Patents
金属条スリッタの耳屑処理装置Info
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- JPH05169141A JPH05169141A JP35343591A JP35343591A JPH05169141A JP H05169141 A JPH05169141 A JP H05169141A JP 35343591 A JP35343591 A JP 35343591A JP 35343591 A JP35343591 A JP 35343591A JP H05169141 A JPH05169141 A JP H05169141A
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C47/00—Winding-up, coiling or winding-off metal wire, metal band or other flexible metal material characterised by features relevant to metal processing only
- B21C47/26—Special arrangements with regard to simultaneous or subsequent treatment of the material
- B21C47/267—Scrap treatment
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 幅広の金属条を連続的に繰り出して走行させ
る途中で、スリッタナイフにより前記金属条を複数の幅
の狭い金属条にスリットし又は前記幅広の金属条の両側
の耳をスリットして除去する金属条スリッタにおいて、
途中で屑詰まりが生じないで円滑に金属条の耳屑処理が
できる耳屑処理装置を提供すること。 【構成】 金属条のスリットにより生ずる耳屑条が供給
される空送ダクトと、この空送ダクトの途中に前記耳屑
条をカットすべく設置された屑カッタと、この屑カッタ
に後続して前記空送ダクトに設置されたブロワと、この
ブロワに後続して当該ブロワと連通する状態に設置され
た屑収集器と、この屑収集器に併設された屑プレスとを
備え、前記屑カッタの駆動は前記金属条スリッタにおけ
るラインスピ−ドに基づいて制御されるように構成し
た。
る途中で、スリッタナイフにより前記金属条を複数の幅
の狭い金属条にスリットし又は前記幅広の金属条の両側
の耳をスリットして除去する金属条スリッタにおいて、
途中で屑詰まりが生じないで円滑に金属条の耳屑処理が
できる耳屑処理装置を提供すること。 【構成】 金属条のスリットにより生ずる耳屑条が供給
される空送ダクトと、この空送ダクトの途中に前記耳屑
条をカットすべく設置された屑カッタと、この屑カッタ
に後続して前記空送ダクトに設置されたブロワと、この
ブロワに後続して当該ブロワと連通する状態に設置され
た屑収集器と、この屑収集器に併設された屑プレスとを
備え、前記屑カッタの駆動は前記金属条スリッタにおけ
るラインスピ−ドに基づいて制御されるように構成し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、幅広の金
属条を連続的に繰り出して走行させる途中で、スリッタ
ナイフにより前記金属条を複数の幅の狭い金属条にスリ
ットしたり、あるいは、前記幅広の金属条の両側の耳の
部分をスリットして除去する金属条スリッタにおいて、
金属条のスリットによって繰り出される耳屑の条を処理
するための処理装置に関するものである。さらに具体的
には、肉薄の金属条を扱う金属条スリッタに適する耳屑
処理装置に関するものである。
属条を連続的に繰り出して走行させる途中で、スリッタ
ナイフにより前記金属条を複数の幅の狭い金属条にスリ
ットしたり、あるいは、前記幅広の金属条の両側の耳の
部分をスリットして除去する金属条スリッタにおいて、
金属条のスリットによって繰り出される耳屑の条を処理
するための処理装置に関するものである。さらに具体的
には、肉薄の金属条を扱う金属条スリッタに適する耳屑
処理装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４ないし図６を参照しながら、従来の
金属条スリッタにおける耳屑処理装置を説明する。巻戻
し機２のコア２０にコイル状に巻かれている幅広で肉薄
の金属条（例えば、肉厚０．４mm以下のアルミニウム又
はその合金）１は、ピンチロ−ル３０によりスリッタ３
ａのラインへ矢印イの方向に連続して繰り出され、ガイ
ドロ−ル３１，３２によりＳ字状にガイドされながらフ
ラットにされ、さらにピンチロ−ル３３によりスリッタ
ナイフ３の間に案内される。金属条１は、スリッタナイ
フ３により製品である幅の狭い複数の金属条１０と、金
属条１の両側部である耳屑条１１とにスリットされ、製
品の金属条１０はピンチロ−ル３４によりル−プピット
３５に送り込まれ、さらに、ピンチロ−ル３６により当
該ル−プピット３５から送り出され、巻取り機４のコア
４０に巻き取られる。他方、耳屑条１１は他のピンチロ
−ルｂ１，ｂ２などにより耳屑処理装置ｂの空送ダクト
５ａに導かれ、クラッシャ−構造のブロワ５により破砕
される。
金属条スリッタにおける耳屑処理装置を説明する。巻戻
し機２のコア２０にコイル状に巻かれている幅広で肉薄
の金属条（例えば、肉厚０．４mm以下のアルミニウム又
はその合金）１は、ピンチロ−ル３０によりスリッタ３
ａのラインへ矢印イの方向に連続して繰り出され、ガイ
ドロ−ル３１，３２によりＳ字状にガイドされながらフ
ラットにされ、さらにピンチロ−ル３３によりスリッタ
ナイフ３の間に案内される。金属条１は、スリッタナイ
フ３により製品である幅の狭い複数の金属条１０と、金
属条１の両側部である耳屑条１１とにスリットされ、製
品の金属条１０はピンチロ−ル３４によりル−プピット
３５に送り込まれ、さらに、ピンチロ−ル３６により当
該ル−プピット３５から送り出され、巻取り機４のコア
４０に巻き取られる。他方、耳屑条１１は他のピンチロ
−ルｂ１，ｂ２などにより耳屑処理装置ｂの空送ダクト
５ａに導かれ、クラッシャ−構造のブロワ５により破砕
される。
【０００３】ブロワ５は図５及び図６のように、回転軸
５１の端部へ放射状に取り付けられた回転羽根５０と、
この回転羽根５０を収容して前記回転軸５１を回転自在
に支持するケ−シング５２、回転羽根５０と相対するよ
うにケ−シング５２に形成された吸入口５３、及び回転
羽根５０の回転方向へ沿うようにケ−シング５２に形成
された排出口５４とを備えている。そして、回転羽根５
０には破砕刃５５が、ケ−シング５２の吸入口５３に固
定刃５６がそれぞれ設けられているため、吸入口５３か
ら吸入される長尺の耳屑条１１は、これらの刃５５と５
６により破砕変形され、それらの破砕片１２は、図４の
空送ダクト５ｂを経てサイクロンからなる屑収集器６に
供給され、屑収集器６の排出口の下に設置されている屑
プレス７の収容室７０内に排出される。この収容室７０
内が破砕片１２で満たされたならば、プレス７１で当該
破砕片１２を図の右方向にプレスしてプレス塊となし、
収容室７０のゲ−ト７２を開けて取り出す。
５１の端部へ放射状に取り付けられた回転羽根５０と、
この回転羽根５０を収容して前記回転軸５１を回転自在
に支持するケ−シング５２、回転羽根５０と相対するよ
うにケ−シング５２に形成された吸入口５３、及び回転
羽根５０の回転方向へ沿うようにケ−シング５２に形成
された排出口５４とを備えている。そして、回転羽根５
０には破砕刃５５が、ケ−シング５２の吸入口５３に固
定刃５６がそれぞれ設けられているため、吸入口５３か
ら吸入される長尺の耳屑条１１は、これらの刃５５と５
６により破砕変形され、それらの破砕片１２は、図４の
空送ダクト５ｂを経てサイクロンからなる屑収集器６に
供給され、屑収集器６の排出口の下に設置されている屑
プレス７の収容室７０内に排出される。この収容室７０
内が破砕片１２で満たされたならば、プレス７１で当該
破砕片１２を図の右方向にプレスしてプレス塊となし、
収容室７０のゲ−ト７２を開けて取り出す。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の耳屑処
理装置ｂは、長尺の耳屑条１１をクラッシャ−構造のブ
ロワ５で破砕するために、条１１からカットされた破砕
片１２の長さがはなはだ不均一になり、特に肉薄の金属
条１１をスリッティングする場合、ブロワ５に後続する
空送ダクト５ｂの最小内径よりも長くカットされた破砕
片が、当該空送ダクト５ｂ内や屑収集器６の排出口６０
などに引っ掛かり易く、これらの空送ダクト５ｂや屑収
集器６に屑詰まりトラブルを多発させる問題があった。
本発明の目的は、このような問題を改善した耳屑処理装
置を提供することにある。
理装置ｂは、長尺の耳屑条１１をクラッシャ−構造のブ
ロワ５で破砕するために、条１１からカットされた破砕
片１２の長さがはなはだ不均一になり、特に肉薄の金属
条１１をスリッティングする場合、ブロワ５に後続する
空送ダクト５ｂの最小内径よりも長くカットされた破砕
片が、当該空送ダクト５ｂ内や屑収集器６の排出口６０
などに引っ掛かり易く、これらの空送ダクト５ｂや屑収
集器６に屑詰まりトラブルを多発させる問題があった。
本発明の目的は、このような問題を改善した耳屑処理装
置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明に耳屑処理装置
は、前述の目的を達成するため、耳屑の条を導入する空
送ダクトの途中にブロワを設置し、空送ダクトの終端に
屑収集器と当該収集器に併設された屑プレスとを備えた
金属条スリッタの屑処理装置において、前記空送ダクト
の途中における前記ブロワより前に、前記耳屑条をカッ
トする屑カッタを設置し、この屑カッタの駆動を、前記
金属条スリッタにおけるラインスピ−ドに基づいて制御
するように構成したものである。
は、前述の目的を達成するため、耳屑の条を導入する空
送ダクトの途中にブロワを設置し、空送ダクトの終端に
屑収集器と当該収集器に併設された屑プレスとを備えた
金属条スリッタの屑処理装置において、前記空送ダクト
の途中における前記ブロワより前に、前記耳屑条をカッ
トする屑カッタを設置し、この屑カッタの駆動を、前記
金属条スリッタにおけるラインスピ−ドに基づいて制御
するように構成したものである。
【０００６】前記屑カッタは、金属条のスリットによっ
て生ずる長尺の耳屑条を所定の周期で連続的にカットで
きる構造であれば差し支えないが、外周に回転軸心と平
行な一又は複数の回転刃を有する回転体と、前記空送ダ
クトの流れ方向に沿って供給口と排出口とを有し、かつ
前記回転刃が前記空送ダクトの流れ方向と交差する状態
に前記回転体を回転自在に収容したケ−シングと、前記
回転体の回転により前記回転刃が相対して繰り返し接触
又は近接する状態に前記ケ−シングの供給口側に設けら
れた固定刃とによって構成するのが望ましい。
て生ずる長尺の耳屑条を所定の周期で連続的にカットで
きる構造であれば差し支えないが、外周に回転軸心と平
行な一又は複数の回転刃を有する回転体と、前記空送ダ
クトの流れ方向に沿って供給口と排出口とを有し、かつ
前記回転刃が前記空送ダクトの流れ方向と交差する状態
に前記回転体を回転自在に収容したケ−シングと、前記
回転体の回転により前記回転刃が相対して繰り返し接触
又は近接する状態に前記ケ−シングの供給口側に設けら
れた固定刃とによって構成するのが望ましい。
【０００７】
【作用】本発明に係る耳屑処理装置によれば、スリッタ
ナイフによって幅広の金属条からスリットされた耳屑条
は、空送ダクトに導かれると先ず屑カッタに供給され、
この屑カッタはスリッタのラインスピ−ドに基づいて駆
動が制御されているため、当該屑カッタによりほぼ一定
の長さにカットされ、次いで、カットされた耳屑片は空
送ダクトに沿って空送される途中でブロワによって変形
させられた後、屑収集器を経て屑プレスに供給され、当
該耳屑片が所定の量溜まったならば、屑プレスで塊状に
プレスされる。
ナイフによって幅広の金属条からスリットされた耳屑条
は、空送ダクトに導かれると先ず屑カッタに供給され、
この屑カッタはスリッタのラインスピ−ドに基づいて駆
動が制御されているため、当該屑カッタによりほぼ一定
の長さにカットされ、次いで、カットされた耳屑片は空
送ダクトに沿って空送される途中でブロワによって変形
させられた後、屑収集器を経て屑プレスに供給され、当
該耳屑片が所定の量溜まったならば、屑プレスで塊状に
プレスされる。
【０００８】前述のように、外周に回転軸心と平行な一
又は複数の回転刃を有する回転体と、前記空送ダクトの
流れ方向に沿って供給口と排出口とを有し、かつ前記回
転刃が前記空送ダクトの流れ方向と交差する状態に前記
回転体を回転自在に収容したケ−シングと、前記回転体
の回転により前記回転刃が相対して繰り返し接触又は近
接する状態に前記ケ−シングの供給口側に設けられた固
定刃とによって、屑カッタを構成した場合は、耳屑状は
回転体の回転により、固定刃と回転刃との間でカットさ
れる。
又は複数の回転刃を有する回転体と、前記空送ダクトの
流れ方向に沿って供給口と排出口とを有し、かつ前記回
転刃が前記空送ダクトの流れ方向と交差する状態に前記
回転体を回転自在に収容したケ−シングと、前記回転体
の回転により前記回転刃が相対して繰り返し接触又は近
接する状態に前記ケ−シングの供給口側に設けられた固
定刃とによって、屑カッタを構成した場合は、耳屑状は
回転体の回転により、固定刃と回転刃との間でカットさ
れる。
【０００９】屑カッタの駆動制御と、金属条スリッタの
ラインスピ−ドとをどの程度に同調させるかによって、
耳屑条のカット長さは任意に設定することができる。し
たがって、耳屑条のカット長さを、後続の工程で耳屑片
が屑詰まりを生じさせない程度に設定することが容易で
ある。
ラインスピ−ドとをどの程度に同調させるかによって、
耳屑条のカット長さは任意に設定することができる。し
たがって、耳屑条のカット長さを、後続の工程で耳屑片
が屑詰まりを生じさせない程度に設定することが容易で
ある。
【００１０】
【実施例】図１ないし図３を参照しながら、本発明に係
る金属条スリッタの耳屑処理装置の好ましい実施例を詳
細に説明する。図１はこの実施例の耳屑処理装置を使用
した金属条スリッタのラインの概略側面図、図２はこの
実施例の耳屑処理装置で使用した屑カッタを例示した側
断面図、図３は図２の屑カッタの平断面図である。な
お、以下の実施例においては、差し支えない範囲で従来
の装置と同じ部分名称及び同じ符号を使用する。
る金属条スリッタの耳屑処理装置の好ましい実施例を詳
細に説明する。図１はこの実施例の耳屑処理装置を使用
した金属条スリッタのラインの概略側面図、図２はこの
実施例の耳屑処理装置で使用した屑カッタを例示した側
断面図、図３は図２の屑カッタの平断面図である。な
お、以下の実施例においては、差し支えない範囲で従来
の装置と同じ部分名称及び同じ符号を使用する。
【００１１】図示しない巻戻し機よりスリッタ３ａのラ
インに繰り出される幅広の金属条１は、図示しないガイ
ドに案内されながらピンチロ−ル３ｂに挟まれ、真下の
スリッタナイフ３の間に挟まれる。この実施例では、最
初に金属条１の先頭がピンチロ−ル３ｂに挟まれると、
ピンチロ−ル３ｂの押圧ロ−ル３ｃが図１の二点鎖線の
状態から実線の状態に変位し、金属条１をスリッタナイ
フ３の間に案内するように構成されている。
インに繰り出される幅広の金属条１は、図示しないガイ
ドに案内されながらピンチロ−ル３ｂに挟まれ、真下の
スリッタナイフ３の間に挟まれる。この実施例では、最
初に金属条１の先頭がピンチロ−ル３ｂに挟まれると、
ピンチロ−ル３ｂの押圧ロ−ル３ｃが図１の二点鎖線の
状態から実線の状態に変位し、金属条１をスリッタナイ
フ３の間に案内するように構成されている。
【００１２】スリッタナイフ３により、幅広の金属条１
から幅の狭い複数の金属条１０及び耳屑条１１にスリッ
トされ、振り分け装置３ｄにより隣接のもの相互が互い
違いになるように振り分けられ、これらのうち製品であ
る金属条１０は、それぞれガイドロ−ル群３７に案内さ
れながら走行し、巻取り機４のコア４０に巻き取られ
る。他方、耳屑条１１は途中から金属条１０と分離し、
ピンチロ−ルａ１，ａ２によりこの実施例の耳屑処理装
置ａの空送ダクト５ａに導かれる。途中のピンチロ−ル
ａ１，２などの周速は、スリッタナイフ３の周速と同調
させることによりスリッタ３ａのラインスピ−ドと同調
するように制御される。
から幅の狭い複数の金属条１０及び耳屑条１１にスリッ
トされ、振り分け装置３ｄにより隣接のもの相互が互い
違いになるように振り分けられ、これらのうち製品であ
る金属条１０は、それぞれガイドロ−ル群３７に案内さ
れながら走行し、巻取り機４のコア４０に巻き取られ
る。他方、耳屑条１１は途中から金属条１０と分離し、
ピンチロ−ルａ１，ａ２によりこの実施例の耳屑処理装
置ａの空送ダクト５ａに導かれる。途中のピンチロ−ル
ａ１，２などの周速は、スリッタナイフ３の周速と同調
させることによりスリッタ３ａのラインスピ−ドと同調
するように制御される。
【００１３】耳屑制御装置ａは、前述のようにスリッタ
ナイフ３のスリットにより生ずる耳屑条が供給される空
送ダクト５ａと、当該空送ダクト５ａの途中で前記耳屑
条をカットするように設置された屑カッタ８と、この屑
カッタ８に後続して設置されたブロワ５と、このブロワ
５と空送ダクト５ｂを介して連通する状態に設置された
サイクロンからなる屑収集器６と、この屑収集器６の下
方に併設された屑プレス７とを備えており、前記屑カッ
タ８の駆動は、前記金属条スリッタ３ａにおけるライン
スピ−ドに基づいて制御されるように構成されている。
ナイフ３のスリットにより生ずる耳屑条が供給される空
送ダクト５ａと、当該空送ダクト５ａの途中で前記耳屑
条をカットするように設置された屑カッタ８と、この屑
カッタ８に後続して設置されたブロワ５と、このブロワ
５と空送ダクト５ｂを介して連通する状態に設置された
サイクロンからなる屑収集器６と、この屑収集器６の下
方に併設された屑プレス７とを備えており、前記屑カッ
タ８の駆動は、前記金属条スリッタ３ａにおけるライン
スピ−ドに基づいて制御されるように構成されている。
【００１４】この実施例の屑カッタ８は、図２及び図３
のように、外周に回転軸８１と平行な二つの回転刃を１
８０度の間隔に設けた回転体８０と、前記空送ダクト５
ａの流れ方向に沿って供給口８４と排出口８５が形成さ
れ、回転刃８２が前記空送ダクト５ａの流れ方向と交差
するように回転体８０を回転自在に収容したケ−シング
８３と、回転体８０の回転により前記回転刃８２が相対
して繰り返し接触するように前記ケ−シング８３の供給
口８３側に設けられた固定刃８６とから構成され、回転
体８０が図２の反時計方向へ回転することにより、固定
刃８６と回転刃８２とで耳屑条１１が耳屑片１３にカッ
トされる。
のように、外周に回転軸８１と平行な二つの回転刃を１
８０度の間隔に設けた回転体８０と、前記空送ダクト５
ａの流れ方向に沿って供給口８４と排出口８５が形成さ
れ、回転刃８２が前記空送ダクト５ａの流れ方向と交差
するように回転体８０を回転自在に収容したケ−シング
８３と、回転体８０の回転により前記回転刃８２が相対
して繰り返し接触するように前記ケ−シング８３の供給
口８３側に設けられた固定刃８６とから構成され、回転
体８０が図２の反時計方向へ回転することにより、固定
刃８６と回転刃８２とで耳屑条１１が耳屑片１３にカッ
トされる。
【００１５】この実施例の回転体８０は、回転軸８１に
固定された二枚の円板８ａ，８ａと、この円板８ａ，８
ａの外周部分を互いに連結する連結板８ｂ，８ｂによっ
て構成されており、各連結板８ｂの回転方向に沿う前面
にそれぞれ回転刃８２を固定している。
固定された二枚の円板８ａ，８ａと、この円板８ａ，８
ａの外周部分を互いに連結する連結板８ｂ，８ｂによっ
て構成されており、各連結板８ｂの回転方向に沿う前面
にそれぞれ回転刃８２を固定している。
【００１６】この実施例における固定刃８６は、図２の
ように供給口８４の内側の下縁へ空気の流れ方向と交差
するように設けられており、供給口８４の下方へ膨出す
るように設けたポケット８７に収容されている支持部材
８８に固定され、この支持部材８８を外部からねじ８９
でポケット８７内に固定することにより、回転刃８２又
は固定刃８６が磨耗したときは、ねじ８９をねじ回して
支持部材８８と共に固定刃８６を内部へ押し込むことが
できるようにしている。
ように供給口８４の内側の下縁へ空気の流れ方向と交差
するように設けられており、供給口８４の下方へ膨出す
るように設けたポケット８７に収容されている支持部材
８８に固定され、この支持部材８８を外部からねじ８９
でポケット８７内に固定することにより、回転刃８２又
は固定刃８６が磨耗したときは、ねじ８９をねじ回して
支持部材８８と共に固定刃８６を内部へ押し込むことが
できるようにしている。
【００１７】この実施例では、次のように構成して屑カ
ッタ８の駆動をスリッタ３ａのラインスピ−ドに基づい
て制御するようにしている。図１のように、スリッタナ
イフ３を駆動させるモ−タＭ１の回転数をパルスジェネ
レ−タからなる回転数センサＰＧで検出し、この検出値
を制御装置ＣＵに入力するとともに、この検出値とスリ
ッタナイフ３の外径とでカッタ３の周速を演算し、この
演算値をラインスピ−ドとして、制御装置ＣＵにより屑
カッタ８における回転体８０のモ−タＭ２を制御するよ
うに構成する。具体的には、この実施例では図１の屑カ
ッタ８以降の空送ダクト５ａ及び５ｂにおける最小内径
Ｒはほぼ２００mmであるので、スリッタナイフ３の周
速、すなわちラインスピ−トに応じて、耳屑条１１が屑
カッタ８でカットされる図２の耳屑片１３の長さが２０
０mmより大きくならないように、回転体８０を回転させ
るべくモ−タＭ２を制御するように構成している。この
実施例のスリッタナイフ３は、一方が受け刃であり他方
が上刃であるが、屑カッタ８の回転体を制御するための
ラインスピ−ドとしては、いずれか一方の周速を算出す
れば充分である。
ッタ８の駆動をスリッタ３ａのラインスピ−ドに基づい
て制御するようにしている。図１のように、スリッタナ
イフ３を駆動させるモ−タＭ１の回転数をパルスジェネ
レ−タからなる回転数センサＰＧで検出し、この検出値
を制御装置ＣＵに入力するとともに、この検出値とスリ
ッタナイフ３の外径とでカッタ３の周速を演算し、この
演算値をラインスピ−ドとして、制御装置ＣＵにより屑
カッタ８における回転体８０のモ−タＭ２を制御するよ
うに構成する。具体的には、この実施例では図１の屑カ
ッタ８以降の空送ダクト５ａ及び５ｂにおける最小内径
Ｒはほぼ２００mmであるので、スリッタナイフ３の周
速、すなわちラインスピ−トに応じて、耳屑条１１が屑
カッタ８でカットされる図２の耳屑片１３の長さが２０
０mmより大きくならないように、回転体８０を回転させ
るべくモ−タＭ２を制御するように構成している。この
実施例のスリッタナイフ３は、一方が受け刃であり他方
が上刃であるが、屑カッタ８の回転体を制御するための
ラインスピ−ドとしては、いずれか一方の周速を算出す
れば充分である。
【００１８】この実施例で使用されているブロワ５は、
図５及び図６の従来のものとほぼ同様な構造であるの
で、その説明は省略する。
図５及び図６の従来のものとほぼ同様な構造であるの
で、その説明は省略する。
【００１９】この実施例の耳屑処理装置ａによれば、図
１の空送ダクト５ａへ連続的に送り込まれる耳屑条１１
は、屑カッタ８により２００mm以下でほぼ一定の長さに
連続的にカットされ、カットされた耳屑片１３は、空送
される途中でブロワ５を通るとき、後述のようにプレス
した場合に耳屑片１３相互がからまり易くなるように折
り曲げ状その他の形状に変形され、空送ダクト５ｂを経
て屑収集器６に空送され、その排出口６０から屑プレス
７の収容室７０内に落下する。収拾室７０内の耳屑片１
３が所定量に達したならば、屑収集器６の排出口６０を
閉め、プレス７１により耳屑片１３を図１の右方向に圧
縮してからまり合った塊状にし、ゲ−ト７２を開けてそ
の塊を取り出す。取り出したならば、プレス７１及びゲ
−ト７２を図示の状態に復帰させるとともに、収集器６
の排出口６０を開ける。
１の空送ダクト５ａへ連続的に送り込まれる耳屑条１１
は、屑カッタ８により２００mm以下でほぼ一定の長さに
連続的にカットされ、カットされた耳屑片１３は、空送
される途中でブロワ５を通るとき、後述のようにプレス
した場合に耳屑片１３相互がからまり易くなるように折
り曲げ状その他の形状に変形され、空送ダクト５ｂを経
て屑収集器６に空送され、その排出口６０から屑プレス
７の収容室７０内に落下する。収拾室７０内の耳屑片１
３が所定量に達したならば、屑収集器６の排出口６０を
閉め、プレス７１により耳屑片１３を図１の右方向に圧
縮してからまり合った塊状にし、ゲ−ト７２を開けてそ
の塊を取り出す。取り出したならば、プレス７１及びゲ
−ト７２を図示の状態に復帰させるとともに、収集器６
の排出口６０を開ける。
【００２０】この実施例の装置は、屑カッタを前述のよ
うに制御することにより、屑詰まりがなく円滑に耳屑を
処理することができる。
うに制御することにより、屑詰まりがなく円滑に耳屑を
処理することができる。
【００２１】前記実施例の装置では、回転刃８２と固定
刃８６によって耳屑条１１をカットする屑カッタ８を設
置したが、回転刃８２に代えて固定刃８６に対して上下
する可動刃を設置して屑カッタを構成するなど、屑カッ
タは繰り込まれる耳屑条１１を所定の周期で連続的にカ
ットできる構造であれば充分である。
刃８６によって耳屑条１１をカットする屑カッタ８を設
置したが、回転刃８２に代えて固定刃８６に対して上下
する可動刃を設置して屑カッタを構成するなど、屑カッ
タは繰り込まれる耳屑条１１を所定の周期で連続的にカ
ットできる構造であれば充分である。
【００２２】前記実施例では、耳屑条１１をスリッタナ
イフ３からガイドロ−ル群３７の一部を通して空送ダク
ト５ａに導くように構成したが、このような構成に代え
て、スリッタナイフ３から適当な図示しないピンチロ−
ルを介して空送ダクト５ａに導くように構成してもよ
い。また、収集器６にはサイクロンを使用したが、これ
に代えてポッパその他空送される耳屑片１３を効率的に
収集できるものを使用することができる。
イフ３からガイドロ−ル群３７の一部を通して空送ダク
ト５ａに導くように構成したが、このような構成に代え
て、スリッタナイフ３から適当な図示しないピンチロ−
ルを介して空送ダクト５ａに導くように構成してもよ
い。また、収集器６にはサイクロンを使用したが、これ
に代えてポッパその他空送される耳屑片１３を効率的に
収集できるものを使用することができる。
【００２３】本発明に係る耳屑処理装置は、前述の実施
例のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内に
おいて、主要でない部分を変更又は置換したり、他の要
素を付加して実施する場合も含まれるものである。
例のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲内に
おいて、主要でない部分を変更又は置換したり、他の要
素を付加して実施する場合も含まれるものである。
【００２４】
【発明の効果】本発明に係る金属条スリッタの耳屑処理
装置は、金属条スリッタのラインスピ−ドに基づいて駆
動が制御される屑カッタをブロワの前に設置したので、
耳屑条をほぼ一定の長さの耳屑片にカットして、途中で
屑詰まりを生じさせることなく円滑に耳屑が処理され
る。したがって、特に０．１５mm以下の肉薄の金属条を
高速でスリッティングする場合に有効である。
装置は、金属条スリッタのラインスピ−ドに基づいて駆
動が制御される屑カッタをブロワの前に設置したので、
耳屑条をほぼ一定の長さの耳屑片にカットして、途中で
屑詰まりを生じさせることなく円滑に耳屑が処理され
る。したがって、特に０．１５mm以下の肉薄の金属条を
高速でスリッティングする場合に有効である。
【図１】本発明に係る実施例の耳屑処理装置を使用した
金属条スリッタのラインの概略側面図である。
金属条スリッタのラインの概略側面図である。
【図２】図１の実施例の耳屑処理装置で使用した屑カッ
タの側断面図である。
タの側断面図である。
【図３】図２の屑カッタの平断面図である。
【図４】従来の耳屑処理装置の概略側面図である。
【図５】図４の耳屑処理装置に使用されているブロワの
縦断面図である。
縦断面図である。
【図６】図５のブロワの平断面図である。
ａ この実施例の耳屑処理装置 ｂ 従来の耳屑処理装置 １ 幅広の金属条 １０ スリットされた金属条 １１ スリットされた耳屑条 １２ 破砕片 １３ カットされた耳屑片 ２ 巻戻し機 ２０ コア ３ スリッタナイフ ３ａ 金属条スリッタ ３ｃ 押圧ロ−ル ３ｄ 振り分け装置 ３０，３３，３４，３６，３ｂ，ａ１，ａ２，ｂ１，ｂ
２ ピンチロ−ル ３１，３２ ガイドロ−ル ３７ ガイドロ−ル群 ４ 巻取り機 ４０ コア ５ ブロワ ５０ 回転羽根 ５１ 回転軸 ５２ ケ−シング ５３ 吸入口 ５４ 排出口 ５５ 破砕刃 ５６ 固定刃 ５ａ，５ｂ 空送ダクト ６ 屑収集機 ６０ 排出口 ７ 屑プレス ７０ 収容室 ７１ プレス ７２ ゲ−ト ８ 屑カッタ ８０ 回転体 ８ａ 円板 ８ｂ 連結板 ８１ 回転軸 ８２ 回転刃 ８３ ケ−シング ８４ 供給口 ８５ 排出口 ８６ 固定刃 ８７ ポケット ８８ 支持部材 ８９ ねじ Ｍ１，Ｍ２ モ−タ ＰＧ 回転数センサ ＣＵ 制御装置
２ ピンチロ−ル ３１，３２ ガイドロ−ル ３７ ガイドロ−ル群 ４ 巻取り機 ４０ コア ５ ブロワ ５０ 回転羽根 ５１ 回転軸 ５２ ケ−シング ５３ 吸入口 ５４ 排出口 ５５ 破砕刃 ５６ 固定刃 ５ａ，５ｂ 空送ダクト ６ 屑収集機 ６０ 排出口 ７ 屑プレス ７０ 収容室 ７１ プレス ７２ ゲ−ト ８ 屑カッタ ８０ 回転体 ８ａ 円板 ８ｂ 連結板 ８１ 回転軸 ８２ 回転刃 ８３ ケ−シング ８４ 供給口 ８５ 排出口 ８６ 固定刃 ８７ ポケット ８８ 支持部材 ８９ ねじ Ｍ１，Ｍ２ モ−タ ＰＧ 回転数センサ ＣＵ 制御装置
Claims (3)
- 【請求項１】 幅広の金属条を連続的に繰り出して走行
させる途中で、スリッタナイフにより前記金属条の両側
の耳をスリットして除去しながら当該金属条を複数の幅
の狭い金属条にスリットし、又は前記幅広の金属条の両
側の耳をスリットして除去する金属条スリッタにおい
て、前記スリットにより生ずる耳屑条が供給される空送
ダクトと、当該空送ダクトの途中に前記耳屑条をカット
すべく設置された屑カッタと、この屑カッタに後続して
前記空送ダクトに設置されたブロワと、このブロワに後
続して当該ブロワと連通する状態に設置された屑収集器
と、この屑収集器に併設された屑プレスとを備え、前記
屑カッタの駆動は前記金属条スリッタにおけるラインス
ピ−ドに基づいて制御されることを特徴とする、金属条
スリッタの耳屑処理装置。 - 【請求項２】 前記屑カッタは、外周に回転軸心と平行
な一又は複数の回転刃を有する回転体と、前記空送ダク
トの流れ方向に沿って供給口と排出口とを有し、かつ前
記回転刃が前記空送ダクトの流れ方向と交差する状態に
前記回転体を回転自在に収容したケ−シングと、前記回
転体の回転により前記回転刃が相対して繰り返し接触又
は近接する状態に前記ケ−シングの供給口側に設けられ
た固定刃とを備え、前記ラインスピ−ドに基づいて前記
回転体の回転が制御されることを特徴とする、請求項１
に記載の金属条スリッタの耳屑処理装置。 - 【請求項３】 前記屑カッタにおける回転体の回転は、
前記ロ−タリ−カッタの周速に基づいて、耳屑条のカッ
ト長さが当該屑カッタ以降における空送ダクトの最小内
径以下になるように制御される、請求項２に記載の金属
条スリッタの耳屑処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3353435A JP2670403B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 金属条スリッタの耳屑処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3353435A JP2670403B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 金属条スリッタの耳屑処理方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05169141A true JPH05169141A (ja) | 1993-07-09 |
| JP2670403B2 JP2670403B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=18430827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3353435A Expired - Fee Related JP2670403B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 金属条スリッタの耳屑処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2670403B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0931742A2 (de) * | 1998-01-24 | 1999-07-28 | Kampf GmbH & Co. Maschinenfabrik | Wickelmaschine zum Aufwickeln der einzelnen Bahnstreifen einer längsgeschnittenen Warenbahn |
| JP2011027391A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-02-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 金属片をシャフト炉に投入する方法 |
| KR101119817B1 (ko) * | 2011-11-11 | 2012-03-06 | (주)우진티엠씨 | 강판용 갱 슬리터 장치 및 작업방법 |
| JP2013248595A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Tatsumi Air Engineering Co Ltd | 切断送風機 |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3353435A patent/JP2670403B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0931742A2 (de) * | 1998-01-24 | 1999-07-28 | Kampf GmbH & Co. Maschinenfabrik | Wickelmaschine zum Aufwickeln der einzelnen Bahnstreifen einer längsgeschnittenen Warenbahn |
| EP0931742A3 (de) * | 1998-01-24 | 2000-03-22 | Kampf GmbH & Co. Maschinenfabrik | Wickelmaschine zum Aufwickeln der einzelnen Bahnstreifen einer längsgeschnittenen Warenbahn |
| JP2011027391A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-02-10 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 金属片をシャフト炉に投入する方法 |
| KR101119817B1 (ko) * | 2011-11-11 | 2012-03-06 | (주)우진티엠씨 | 강판용 갱 슬리터 장치 및 작업방법 |
| JP2013248595A (ja) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Tatsumi Air Engineering Co Ltd | 切断送風機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2670403B2 (ja) | 1997-10-29 |
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