JPH10113579A - 液体噴射調整法及びその装置 - Google Patents
液体噴射調整法及びその装置Info
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- JPH10113579A JPH10113579A JP9240164A JP24016497A JPH10113579A JP H10113579 A JPH10113579 A JP H10113579A JP 9240164 A JP9240164 A JP 9240164A JP 24016497 A JP24016497 A JP 24016497A JP H10113579 A JPH10113579 A JP H10113579A
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B3/00—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
- B05B3/02—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
- B05B3/10—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces
- B05B3/1007—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member
- B05B3/1021—Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member, i.e. the spraying being effected by centrifugal forces characterised by the rotating member with individual passages at its periphery
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J2/00—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic
- B01J2/02—Processes or devices for granulating materials, e.g. fertilisers in general; Rendering particulate materials free flowing in general, e.g. making them hydrophobic by dividing the liquid material into drops, e.g. by spraying, and solidifying the drops
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- C05—FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
- C05C—NITROGENOUS FERTILISERS
- C05C9/00—Fertilisers containing urea or urea compounds
- C05C9/005—Post-treatment
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- Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の分断を制
御する方法は、定動作の複数の第1噴流4を、孔あき面
8に互いに独立して設けられた複数のセクター7に供給
する工程と、孔あき面8近傍のセクター7内に液体の液
面を形成する工程と、孔あき面8を横切るように液体を
流して複数の第2噴流6を形成する工程と、孔あき面8
近傍の周期的な圧力変化である所定の大きさの乱れをセ
クター7内の液体に与えて、この乱れが第2噴流6に伝
達され、第2噴流6の分断を制御して第2噴流6を複数
の実質的に単分散の液滴にするために、ある所定のセク
ターに供給される液体の運動量を所定の振動数で周期的
に変化させる工程とを含む。
御する方法は、定動作の複数の第1噴流4を、孔あき面
8に互いに独立して設けられた複数のセクター7に供給
する工程と、孔あき面8近傍のセクター7内に液体の液
面を形成する工程と、孔あき面8を横切るように液体を
流して複数の第2噴流6を形成する工程と、孔あき面8
近傍の周期的な圧力変化である所定の大きさの乱れをセ
クター7内の液体に与えて、この乱れが第2噴流6に伝
達され、第2噴流6の分断を制御して第2噴流6を複数
の実質的に単分散の液滴にするために、ある所定のセク
ターに供給される液体の運動量を所定の振動数で周期的
に変化させる工程とを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実質的に単分散の
液滴を形成するために、噴流の分断を制御する方法に関
する。以下の詳細な説明及び請求の範囲において、‘実
質的に単分散の液滴’という用語は、実質的に径が同じ
の実質的に球形である液滴を表すものとする。
液滴を形成するために、噴流の分断を制御する方法に関
する。以下の詳細な説明及び請求の範囲において、‘実
質的に単分散の液滴’という用語は、実質的に径が同じ
の実質的に球形である液滴を表すものとする。
【0002】また、本発明は上述の方法を実施するため
の装置に関する。公知のように、肥料の製造等、多少な
りとも粘性を有する液状溶融物の造粒を行う分野では、
実質的に単分散の液滴が得られ、信頼性があり容易に実
施でき、大きなエネルギー消費や操作コストを必要とし
ない噴流の分断を制御する方法が早急に必要になってき
ている。
の装置に関する。公知のように、肥料の製造等、多少な
りとも粘性を有する液状溶融物の造粒を行う分野では、
実質的に単分散の液滴が得られ、信頼性があり容易に実
施でき、大きなエネルギー消費や操作コストを必要とし
ない噴流の分断を制御する方法が早急に必要になってき
ている。
【0003】以下の詳細な説明において、‘造粒’とい
う用語は、液状の溶融物が多数の孔を通過することによ
り噴流となり、この噴流が分断されて多数の液滴にな
り、この液滴が冷却固化されて固体顆粒となる方法を表
すものとする。一般に、液滴は、造粒塔とよばれる適当
な装置内で空気向流に対して自由落下することにより固
化される。
う用語は、液状の溶融物が多数の孔を通過することによ
り噴流となり、この噴流が分断されて多数の液滴にな
り、この液滴が冷却固化されて固体顆粒となる方法を表
すものとする。一般に、液滴は、造粒塔とよばれる適当
な装置内で空気向流に対して自由落下することにより固
化される。
【0004】この方法は、表面張力に起因し、特に、噴
流の振動の振幅が噴流の半径に等しくなるまで増加する
際にいつでも生じる動力学的不安定性(dynamic instabi
lity) により、噴流が分断されて多数の液滴になるとい
う現象を利用している。この噴流の動力学的不安定性の
原因には、空気との摩擦によって生じる乱れ(disturban
ce) 等の外的要因と、液体の乱流による乱れ等の内的要
因とがある。
流の振動の振幅が噴流の半径に等しくなるまで増加する
際にいつでも生じる動力学的不安定性(dynamic instabi
lity) により、噴流が分断されて多数の液滴になるとい
う現象を利用している。この噴流の動力学的不安定性の
原因には、空気との摩擦によって生じる乱れ(disturban
ce) 等の外的要因と、液体の乱流による乱れ等の内的要
因とがある。
【0005】
【従来の技術】上述のような必要性に応じるために、噴
流の分断を制御して、実質的に単分散の液滴を得られる
方法が提案されている。この方法では、噴流の振動の波
長がその円周よりも大きくなるように、噴流に所定の大
きさの乱れが伝達される。実際、実質的に以下の範囲内
の波長の振動を噴流に伝達することにより、噴流の分断
が均一で周期的に行えることがわかっている。
流の分断を制御して、実質的に単分散の液滴を得られる
方法が提案されている。この方法では、噴流の振動の波
長がその円周よりも大きくなるように、噴流に所定の大
きさの乱れが伝達される。実際、実質的に以下の範囲内
の波長の振動を噴流に伝達することにより、噴流の分断
が均一で周期的に行えることがわかっている。
【0006】7*r<lambda<14*r (1) ここで、rは噴流の半径であり、lambdaは噴流の波長で
ある(実験器具一覧、第35巻,No.10,10/1
964のJ.M.シュナイダー及びC.D.ヘンドリッ
クスによる“一様な液滴をつくる要件”参照)。一般
に、C.ウェーバーの理論(“微粒化及び噴霧乾燥”第
1章、W.R.マーシャル・ジュニア、化学工学編論文
集、No.2,第50巻,1954年等参照)による
と、噴流の分断を制御して実質的に単分散の液滴を得る
ために最も効果的な振動の波長は、次の式で規定され
る。
ある(実験器具一覧、第35巻,No.10,10/1
964のJ.M.シュナイダー及びC.D.ヘンドリッ
クスによる“一様な液滴をつくる要件”参照)。一般
に、C.ウェーバーの理論(“微粒化及び噴霧乾燥”第
1章、W.R.マーシャル・ジュニア、化学工学編論文
集、No.2,第50巻,1954年等参照)による
と、噴流の分断を制御して実質的に単分散の液滴を得る
ために最も効果的な振動の波長は、次の式で規定され
る。
【0007】 lambda/r=8.886 *(1+3Z)1/2 (2) ここで、rは噴流の半径であり、lambdaはその波長、Z
はウェーバー数の2乗根のレイノルズ数に対する比(Z
=We1/2 /Re)である。従来の方法では、所定の振
動数で噴流の流量を変化させて、所望の波長の振動を噴
流に伝達できるような液体を形成することにより、この
ような分断の制御を行う。
はウェーバー数の2乗根のレイノルズ数に対する比(Z
=We1/2 /Re)である。従来の方法では、所定の振
動数で噴流の流量を変化させて、所望の波長の振動を噴
流に伝達できるような液体を形成することにより、この
ような分断の制御を行う。
【0008】また、噴流の分断を制御するための乱れ
は、上述の方法に従って、音源で発生させた所定の振動
数の音波振動を空気を介して孔あき面から噴出した噴流
に伝達し、音源で発生させた所定の振動数の音波振動
を、適当な孔あき容器中に入れた液体を噴出させた噴流
に、噴流の上部の空気中又はガス中で伝達し、振動器、
音源、回転バルブ等により、振動を噴流に直接伝達し、
噴流又は部分噴流を形成するために機械的振動を孔あき
容器に正確に伝達することによって与えることができ
る。
は、上述の方法に従って、音源で発生させた所定の振動
数の音波振動を空気を介して孔あき面から噴出した噴流
に伝達し、音源で発生させた所定の振動数の音波振動
を、適当な孔あき容器中に入れた液体を噴出させた噴流
に、噴流の上部の空気中又はガス中で伝達し、振動器、
音源、回転バルブ等により、振動を噴流に直接伝達し、
噴流又は部分噴流を形成するために機械的振動を孔あき
容器に正確に伝達することによって与えることができ
る。
【0009】このような方法は、欧州特許公報EP-A-023
3384号、EP-A-0320153号、米国特許第4585167 号等に記
載されている。しかしながら、上述の方法には多くの欠
点があり、その第1点は、実施するのが難しく信頼性が
ないということである。実際、効果的に実施するために
は、これらの方法では精巧な装置が必要であり、製造が
煩雑になり、定期的なメンテナンスが必要である。
3384号、EP-A-0320153号、米国特許第4585167 号等に記
載されている。しかしながら、上述の方法には多くの欠
点があり、その第1点は、実施するのが難しく信頼性が
ないということである。実際、効果的に実施するために
は、これらの方法では精巧な装置が必要であり、製造が
煩雑になり、定期的なメンテナンスが必要である。
【0010】従って、噴流の分断を適切に制御するため
には、設備、操作、メンテナンスにたんへんな費用が必
要となる。さらに、主に音波振動や機械的振動を伝達す
る手段を設ける必要があるという理由により構造が複雑
になるため、従来法を実施するための装置では、一定の
条件(manner)で、長時間にわたって実質的に単分散の液
滴を確実に得ることができない。
には、設備、操作、メンテナンスにたんへんな費用が必
要となる。さらに、主に音波振動や機械的振動を伝達す
る手段を設ける必要があるという理由により構造が複雑
になるため、従来法を実施するための装置では、一定の
条件(manner)で、長時間にわたって実質的に単分散の液
滴を確実に得ることができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する技術的課題は、実質的に単分散の液滴が得られると
ともに、信頼性があり容易に実施でき大きなエネルギー
消費や操作コストを必要としない、噴流の分断を制御た
めの方法を得ることである。
する技術的課題は、実質的に単分散の液滴が得られると
ともに、信頼性があり容易に実施でき大きなエネルギー
消費や操作コストを必要としない、噴流の分断を制御た
めの方法を得ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上述の
問題を、上述のような方法と以下の工程:定動作の複数
の第1噴流を、孔あき面に互いに独立して設けられた複
数のセクター内に供給する工程、孔あき面近傍のセクタ
ー内に液体の液面を形成する工程、孔あき面を横切るよ
うに液体を流して複数の第2噴流を形成する工程、孔あ
き面近傍の周期的な圧力変化である所定の大きさの乱れ
をセクター内の液体に与えてこの乱れを第2噴流に伝達
し、第2噴流の分断を制御して複数の実質的に単分散の
液滴にするために、ある所定のセクターに供給される液
体の運動量を所定の振動数で周期的に変化させる工程に
より解決することができる。
問題を、上述のような方法と以下の工程:定動作の複数
の第1噴流を、孔あき面に互いに独立して設けられた複
数のセクター内に供給する工程、孔あき面近傍のセクタ
ー内に液体の液面を形成する工程、孔あき面を横切るよ
うに液体を流して複数の第2噴流を形成する工程、孔あ
き面近傍の周期的な圧力変化である所定の大きさの乱れ
をセクター内の液体に与えてこの乱れを第2噴流に伝達
し、第2噴流の分断を制御して複数の実質的に単分散の
液滴にするために、ある所定のセクターに供給される液
体の運動量を所定の振動数で周期的に変化させる工程に
より解決することができる。
【0013】以下の詳細な説明及び請求の範囲におい
て、‘定動作の噴流’とは、流量及び流速が時間的に一
定である噴流を意味する。以下の詳細な説明及び請求の
範囲において、‘互いに独立して設けられたセクター’
とは、セクターが水力学的に独立していることを意味す
る。本発明によれば、定動作の液体を供給して第2噴流
を形成するとともに、適当な手段によりこの液体の圧力
を変化させることにより、実質的に単分散の液滴を得る
ことができる。
て、‘定動作の噴流’とは、流量及び流速が時間的に一
定である噴流を意味する。以下の詳細な説明及び請求の
範囲において、‘互いに独立して設けられたセクター’
とは、セクターが水力学的に独立していることを意味す
る。本発明によれば、定動作の液体を供給して第2噴流
を形成するとともに、適当な手段によりこの液体の圧力
を変化させることにより、実質的に単分散の液滴を得る
ことができる。
【0014】これは、特に、孔あき面を複数のセクター
に分割し、これらのセクターに複数の第1噴流を供給す
ることにより実現可能である。実際にこのような方法を
行う際は、驚くべきことに、孔あき面に供給する第1噴
流の運動量を一定のままとして、つまり定動条件におい
て、ある所定のセクターに供給する液体の運動量を適当
に変化させると、簡単でかつ正確な信頼性のある、孔あ
き面からの第2噴流の分断を制御する方法が十分に得ら
れることがわかった。
に分割し、これらのセクターに複数の第1噴流を供給す
ることにより実現可能である。実際にこのような方法を
行う際は、驚くべきことに、孔あき面に供給する第1噴
流の運動量を一定のままとして、つまり定動条件におい
て、ある所定のセクターに供給する液体の運動量を適当
に変化させると、簡単でかつ正確な信頼性のある、孔あ
き面からの第2噴流の分断を制御する方法が十分に得ら
れることがわかった。
【0015】噴流の円周より大きな、好ましくは上述の
式(1)で示される範囲内の波長の効果的な乱れが第2
噴流に伝達されるように、ある所定のセクターに供給す
る液体の運動量を周期的に変化させる。本発明では、従
来法の欠点がないような噴流の分断の制御方法を得るた
めの第2噴流を形成するために、簡単で効果的に、孔あ
き面に供給される液体の定動条件での流量を利用するこ
とができる。
式(1)で示される範囲内の波長の効果的な乱れが第2
噴流に伝達されるように、ある所定のセクターに供給す
る液体の運動量を周期的に変化させる。本発明では、従
来法の欠点がないような噴流の分断の制御方法を得るた
めの第2噴流を形成するために、簡単で効果的に、孔あ
き面に供給される液体の定動条件での流量を利用するこ
とができる。
【0016】本発明の方法の好ましい実施形態によれ
ば、セクターは互いに隣接して配置されており、ある所
定のセクターに供給される液体の運動量は、隣接するセ
クターに供給される液体の運動量と異なっている。この
ような実施形態によれば、第1噴流を供給するための前
記表面の上流部に設けられた液体分配部に対し、孔あき
面を相対運動させることにより、各セクターに供給され
る液体の運動量を変化させる。
ば、セクターは互いに隣接して配置されており、ある所
定のセクターに供給される液体の運動量は、隣接するセ
クターに供給される液体の運動量と異なっている。この
ような実施形態によれば、第1噴流を供給するための前
記表面の上流部に設けられた液体分配部に対し、孔あき
面を相対運動させることにより、各セクターに供給され
る液体の運動量を変化させる。
【0017】相対運動は、液体分配部に対して孔あき面
を、両者の間隔を維持したまま移動させて行うのが好ま
しい。第2噴流に伝達される効果的な乱れは、所定の振
動数によりある所定のセクターに供給される第1噴流の
数を周期的に変化させて発生させるのが好ましい。セク
ターに供給される第1噴流は、分配部によって実質的に
遠心的な流れで孔あき面に供給され、孔あき面は実質的
に筒状であり、分配部の外側に同心に配置されるのが好
ましい。
を、両者の間隔を維持したまま移動させて行うのが好ま
しい。第2噴流に伝達される効果的な乱れは、所定の振
動数によりある所定のセクターに供給される第1噴流の
数を周期的に変化させて発生させるのが好ましい。セク
ターに供給される第1噴流は、分配部によって実質的に
遠心的な流れで孔あき面に供給され、孔あき面は実質的
に筒状であり、分配部の外側に同心に配置されるのが好
ましい。
【0018】実質的に筒状の孔あき面は軸回りに回転自
在であり、チャンバは孔あき面の長さ方向に設けられる
のが好ましい。この方法では、第2噴流を径方向に分散
させて、互いに径方向に離れた実質的に単分散の液滴の
‘雨’が360゜にわたって得られる。セクターに供給
される第1噴流は、第2噴流の分断の制御に悪影響を及
ぼす可能性のある二次的な乱れが孔あき面近傍で形成さ
れないように、液体の液面と直交するのが好ましい。
在であり、チャンバは孔あき面の長さ方向に設けられる
のが好ましい。この方法では、第2噴流を径方向に分散
させて、互いに径方向に離れた実質的に単分散の液滴の
‘雨’が360゜にわたって得られる。セクターに供給
される第1噴流は、第2噴流の分断の制御に悪影響を及
ぼす可能性のある二次的な乱れが孔あき面近傍で形成さ
れないように、液体の液面と直交するのが好ましい。
【0019】本発明の方法によれば、各セクターに供給
される液体の運動量の周期的な変化によって得られる波
動関数は、液体内に二次的な振動が発生しないように正
弦波型であるのが好ましい。本発明の別の態様によれ
ば、実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の分断
を制御するための装置を実現することができ、この装置
は、定動作である複数の第1噴流を供給するための孔あ
き壁を含む第1液体分配部と、第1分配部と所定の間隔
をあけて支持され、第1噴流と流動可能に通じており、
それぞれ容積が等しく互いに独立しており、複数の第2
噴流を形成するための第1分配部の孔あき壁に実質的に
平行な孔あき壁を有する複数のチャンバに分割された第
2分配部とを含む。ここで、第1及び第2分配部は、あ
る所定のチャンバに供給される液体の運動量を所定の振
動数で周期的に変化させるために、それぞれ、互いに相
対的な動作を行うとともに、周期的な圧力変化である所
定の大きさの乱れをセクター内の液体に与え、乱れを第
2噴流に伝達し、第2噴流の分断を制御して複数の実質
的に単分散の液滴にする。
される液体の運動量の周期的な変化によって得られる波
動関数は、液体内に二次的な振動が発生しないように正
弦波型であるのが好ましい。本発明の別の態様によれ
ば、実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の分断
を制御するための装置を実現することができ、この装置
は、定動作である複数の第1噴流を供給するための孔あ
き壁を含む第1液体分配部と、第1分配部と所定の間隔
をあけて支持され、第1噴流と流動可能に通じており、
それぞれ容積が等しく互いに独立しており、複数の第2
噴流を形成するための第1分配部の孔あき壁に実質的に
平行な孔あき壁を有する複数のチャンバに分割された第
2分配部とを含む。ここで、第1及び第2分配部は、あ
る所定のチャンバに供給される液体の運動量を所定の振
動数で周期的に変化させるために、それぞれ、互いに相
対的な動作を行うとともに、周期的な圧力変化である所
定の大きさの乱れをセクター内の液体に与え、乱れを第
2噴流に伝達し、第2噴流の分断を制御して複数の実質
的に単分散の液滴にする。
【0020】本発明の特徴や利点は、添付の図面を参照
しながら、これらに限定されない実施例を説明すること
により示される以下の本発明の実施形態の詳細な説明に
記載される。
しながら、これらに限定されない実施例を説明すること
により示される以下の本発明の実施形態の詳細な説明に
記載される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜4において、1は、肥料製
造用の溶融状尿素等の溶融物の造粒に特に好適な本発明
の噴流の分断を制御するための装置全体を示す。図1
は、噴流の分断を制御するための装置1において、本発
明の方法の原理をよりわかりやすくするための詳細部分
のみを概略的に示している。
造用の溶融状尿素等の溶融物の造粒に特に好適な本発明
の噴流の分断を制御するための装置全体を示す。図1
は、噴流の分断を制御するための装置1において、本発
明の方法の原理をよりわかりやすくするための詳細部分
のみを概略的に示している。
【0022】装置1は、定動作の多数の第1噴流4を作
り出す孔あき壁3を含む第1液体分配部2を有する。こ
の噴流4は、孔あき壁3に沿って実質的に平行に設けら
れ分配部2の所定の部分に図1の平面に対して縦方向に
配列されたそれぞれの開口により作り出される。
り出す孔あき壁3を含む第1液体分配部2を有する。こ
の噴流4は、孔あき壁3に沿って実質的に平行に設けら
れ分配部2の所定の部分に図1の平面に対して縦方向に
配列されたそれぞれの開口により作り出される。
【0023】また、孔あき壁3に設けられた開口は、図
1の平面に対して実質的に平行に縦方向に配列された多
数のスリットであってもよい。この場合、噴流4は、上
述のスリットに対応する形状となる。従って、図1に示
したそれぞれの噴流4を形成するためには、対応する形
状の開口部や縦長いスリットが列をなして設けられるこ
とが好ましい。
1の平面に対して実質的に平行に縦方向に配列された多
数のスリットであってもよい。この場合、噴流4は、上
述のスリットに対応する形状となる。従って、図1に示
したそれぞれの噴流4を形成するためには、対応する形
状の開口部や縦長いスリットが列をなして設けられるこ
とが好ましい。
【0024】第2分配部5は、第1分配部2と所定の間
隔を開けて配置されており、第2噴流6を形成する。第
2分配部5は、並行に配列された多数のチャンバ7から
構成されている。これらのチャンバ7は、第1噴流4と
流動可能に通じており、それぞれ容積が等しく、互いに
独立しており、また、第1分配部2の孔あき壁3に実質
的に平行な孔あき壁8を有する。
隔を開けて配置されており、第2噴流6を形成する。第
2分配部5は、並行に配列された多数のチャンバ7から
構成されている。これらのチャンバ7は、第1噴流4と
流動可能に通じており、それぞれ容積が等しく、互いに
独立しており、また、第1分配部2の孔あき壁3に実質
的に平行な孔あき壁8を有する。
【0025】また、これらのチャンバ7には、チャンバ
7が水力学的に独立するように、それぞれ、孔あき壁8
と直交する側壁9が設けられている。10は、孔あき壁
8の近傍に存在し、噴射液4と直交する液体の液面を示
す。第1分配部2及び第2分配部5は、常に一定の間隔
を保ちながら、それぞれ、互いに相対的な動作を行う。
特に、図1に示す実施例では、第2分配部5は、分配部
2に対して矢印11の方向に移動可能である。
7が水力学的に独立するように、それぞれ、孔あき壁8
と直交する側壁9が設けられている。10は、孔あき壁
8の近傍に存在し、噴射液4と直交する液体の液面を示
す。第1分配部2及び第2分配部5は、常に一定の間隔
を保ちながら、それぞれ、互いに相対的な動作を行う。
特に、図1に示す実施例では、第2分配部5は、分配部
2に対して矢印11の方向に移動可能である。
【0026】孔あき壁8に設けられる孔12は、すべて
同一で円形であることが好ましい。この方法では、噴流
の分断に悪影響を与える可能性がある噴流6内での乱れ
が発生しにくくなる。図1に示すように、チャンバ7の
幅Lは、分配部2の隣接する各噴流4間の矢印11で示
す相対移動方向の間隔dと異なることが好ましい。
同一で円形であることが好ましい。この方法では、噴流
の分断に悪影響を与える可能性がある噴流6内での乱れ
が発生しにくくなる。図1に示すように、チャンバ7の
幅Lは、分配部2の隣接する各噴流4間の矢印11で示
す相対移動方向の間隔dと異なることが好ましい。
【0027】この間隔dは、図2〜4の実施例における
角距離であり、分配部2全周に沿って等間隔である。チ
ャンバ7の幅Lは、 L=n*d+d/2 であることが好ましい。ここで、nは例えば1から10
0までの整数である。
角距離であり、分配部2全周に沿って等間隔である。チ
ャンバ7の幅Lは、 L=n*d+d/2 であることが好ましい。ここで、nは例えば1から10
0までの整数である。
【0028】以下の詳細な説明及び請求の範囲におい
て、変数nにより、ある所定のチャンバ7に供給される
噴流又はブレード状の液の列の数の最小値を示す。例え
ば、図1ではnは2である。上述の式により、孔12近
傍の液圧において最大の振動強度を得ることができる。
て、変数nにより、ある所定のチャンバ7に供給される
噴流又はブレード状の液の列の数の最小値を示す。例え
ば、図1ではnは2である。上述の式により、孔12近
傍の液圧において最大の振動強度を得ることができる。
【0029】第1分配部2に対して矢印11の方向に、
すなわち水平方向にまっすぐ横に第2分配部5を移動さ
せ、移動速度により決まる振動数を変えることにより、
所定のチャンバ7に供給される噴流4の数を周期的に変
化させる。この数は、隣接するチャンバ7に供給される
噴流4の数と異なっている。図1の場合、所定のチャン
バ7に供給される噴流4の数は、図の断面で、2と3と
の間で変化する。
すなわち水平方向にまっすぐ横に第2分配部5を移動さ
せ、移動速度により決まる振動数を変えることにより、
所定のチャンバ7に供給される噴流4の数を周期的に変
化させる。この数は、隣接するチャンバ7に供給される
噴流4の数と異なっている。図1の場合、所定のチャン
バ7に供給される噴流4の数は、図の断面で、2と3と
の間で変化する。
【0030】従って、所定のチャンバ7に供給される液
体の運動量も周期的に変化するので、孔あき壁8の孔1
2近傍の液体の圧力を周期的に変化させ、第2噴流6の
分断を制御して多数の実質的に単分散の液滴状(図示せ
ず)にする。実際、孔あき壁8近傍の液体の律動的(pul
sing) な圧力は、分配部5からの噴流6に伝達される。
体の運動量も周期的に変化するので、孔あき壁8の孔1
2近傍の液体の圧力を周期的に変化させ、第2噴流6の
分断を制御して多数の実質的に単分散の液滴状(図示せ
ず)にする。実際、孔あき壁8近傍の液体の律動的(pul
sing) な圧力は、分配部5からの噴流6に伝達される。
【0031】この圧力(P)の値は、以下の式から求め
られる。 P=D*g*h+m*M*(v1−v2)/A (3) ここで、Dは液体の密度、hは所定のチャンバ7内の液
体の液面の高さ、gは重力加流速、mは所定のチャンバ
7に供給される噴流4の数、Mは単位時間当たりの質量
で示した噴流4の流量、v1及びv2は、それぞれ、孔
あき壁8に供給される噴流4の液体の流速及び孔12の
すぐ上流部の液体の流速、Aはチャンバ7の孔あき壁8
の面積である。
られる。 P=D*g*h+m*M*(v1−v2)/A (3) ここで、Dは液体の密度、hは所定のチャンバ7内の液
体の液面の高さ、gは重力加流速、mは所定のチャンバ
7に供給される噴流4の数、Mは単位時間当たりの質量
で示した噴流4の流量、v1及びv2は、それぞれ、孔
あき壁8に供給される噴流4の液体の流速及び孔12の
すぐ上流部の液体の流速、Aはチャンバ7の孔あき壁8
の面積である。
【0032】一般に、v2はv1の10分の1又は10
0分の1の数倍という非常に小さい値である。本発明で
は、分断の制御を行うべく噴流6に効果的に周期的な乱
れを起こすために、チャンバに供給する液体の運動量を
適当に変化させ、時間当たりの流量M及び液体分配部2
からの噴流4全体の流速v1を一定に保ったまま、式
(3)の変数m,M,v1の少なくとも1つを正確に変
化させることにより、所定のチャンバ7内の圧力Pを時
間的に周期的に変化させる。
0分の1の数倍という非常に小さい値である。本発明で
は、分断の制御を行うべく噴流6に効果的に周期的な乱
れを起こすために、チャンバに供給する液体の運動量を
適当に変化させ、時間当たりの流量M及び液体分配部2
からの噴流4全体の流速v1を一定に保ったまま、式
(3)の変数m,M,v1の少なくとも1つを正確に変
化させることにより、所定のチャンバ7内の圧力Pを時
間的に周期的に変化させる。
【0033】特に、ここで示した実施例では、所定のチ
ャンバ7の孔12から噴出する液体に与えられる周期的
な圧力変化は、このチャンバに供給される噴流4の数m
によって決まる。図1に示す噴流が図1の平面において
間隔を開けて配置されている場合、すなわち噴流又はブ
レード状に供給される液体流が列をなして配列されてい
る場合、所定のチャンバ7に供給されるこれらの液体流
又はブレード状に供給される液体流の列の数は、好まし
くはnとn+1との間で変化する。なお、nは前述の整
数である。
ャンバ7の孔12から噴出する液体に与えられる周期的
な圧力変化は、このチャンバに供給される噴流4の数m
によって決まる。図1に示す噴流が図1の平面において
間隔を開けて配置されている場合、すなわち噴流又はブ
レード状に供給される液体流が列をなして配列されてい
る場合、所定のチャンバ7に供給されるこれらの液体流
又はブレード状に供給される液体流の列の数は、好まし
くはnとn+1との間で変化する。なお、nは前述の整
数である。
【0034】圧力Pの振動強度は、孔あき壁8近傍の液
体の最大の圧力変化とこの圧力変化の平均との比で表さ
れる。一般にこの比も‘パルス強度’という用語で表さ
れる。代数的に表現して変数mが関係するとすると、最
大の圧力変化は次の式で示される。
体の最大の圧力変化とこの圧力変化の平均との比で表さ
れる。一般にこの比も‘パルス強度’という用語で表さ
れる。代数的に表現して変数mが関係するとすると、最
大の圧力変化は次の式で示される。
【0035】 ΔPmax=Δm*M*(v1−v2)/A (4) ここでPは、孔12近傍の液体の圧力、m,M,v1,
v2,Aは上述の式(3)の場合と同じものを表す。圧
力の平均値は次の式で示される。 P(平均)=D*g*h+m(平均)*M*(v1−v2)/A (5) なお、この式中の符号は上述の式(3)の場合と同じも
のを表す。
v2,Aは上述の式(3)の場合と同じものを表す。圧
力の平均値は次の式で示される。 P(平均)=D*g*h+m(平均)*M*(v1−v2)/A (5) なお、この式中の符号は上述の式(3)の場合と同じも
のを表す。
【0036】f(n)で示される2/(2n+1)によ
り、振動強度は次の式で示される。 ΔPmax/P(平均)=f(n)/(1+g*h/v1*v2) (6) g*hをv2 /2で置き換えると、式(6)は次のよう
に書き換えられる。なお、vは、孔12からの液体の流
速である。 ΔPmax/P(平均)=f(n)/(1+v2 /2v1*v2) (7) 実施例において、変数として式(7)に次の値:v=2
m/s,v1=3.5m/s,v2=0.1(平均
値),n=4を入れると、圧力Pの振動強度ΔPmax
/P(平均)=0.007となる。
り、振動強度は次の式で示される。 ΔPmax/P(平均)=f(n)/(1+g*h/v1*v2) (6) g*hをv2 /2で置き換えると、式(6)は次のよう
に書き換えられる。なお、vは、孔12からの液体の流
速である。 ΔPmax/P(平均)=f(n)/(1+v2 /2v1*v2) (7) 実施例において、変数として式(7)に次の値:v=2
m/s,v1=3.5m/s,v2=0.1(平均
値),n=4を入れると、圧力Pの振動強度ΔPmax
/P(平均)=0.007となる。
【0037】液体の密度Dが1200kg/m3 である
場合、最大の圧力振動ΔPmaxが約50N/m2 とな
るような振動強度が得られる。以上のことから、孔あき
壁8から噴出される噴流6に対し、v1が非常に小さい
値で操作した場合でも、噴流の分断の制御に必要な最小
限の大きさの100倍の乱れを起こすことができる(こ
れは平均して10分の2〜3(a few) N/m2、欧州特
許EP-A-0320153号参照)。
場合、最大の圧力振動ΔPmaxが約50N/m2 とな
るような振動強度が得られる。以上のことから、孔あき
壁8から噴出される噴流6に対し、v1が非常に小さい
値で操作した場合でも、噴流の分断の制御に必要な最小
限の大きさの100倍の乱れを起こすことができる(こ
れは平均して10分の2〜3(a few) N/m2、欧州特
許EP-A-0320153号参照)。
【0038】また、本発明の図示していない実施例で
は、振動強度は、噴流4の数mを維持したまま、流量M
及び所定のチャンバ7に供給される第1噴流の流速v1
により変化させる。この実施例では、複数のスリットま
たは孔の列を有し均一に噴流を噴出させる第1分配部に
対してチャンバ7を相対移動させる。さらに、チャンバ
7の幅は、第1分配部に連続的に配列された互いに隣接
する2つのスリット間の相対移動方向の間隔と同じであ
ることが好ましい。
は、振動強度は、噴流4の数mを維持したまま、流量M
及び所定のチャンバ7に供給される第1噴流の流速v1
により変化させる。この実施例では、複数のスリットま
たは孔の列を有し均一に噴流を噴出させる第1分配部に
対してチャンバ7を相対移動させる。さらに、チャンバ
7の幅は、第1分配部に連続的に配列された互いに隣接
する2つのスリット間の相対移動方向の間隔と同じであ
ることが好ましい。
【0039】流量Mを操作するために、例えば、これら
のスリットの相対移動の方向の断面積を周期的に変化さ
せると、流量及びそれに伴って所定のチャンバ7に供給
される液体の運動量が所定の振動数で変化する。変数v
1を変化させると、第1分配部から噴出される噴流の流
速を相対移動方向に隣接する噴流間で周期的に変えるこ
とができるので、流速及びそれに伴って所定のチャンバ
7に供給される液体の運動量が所定の振動数で周期的に
変化する。
のスリットの相対移動の方向の断面積を周期的に変化さ
せると、流量及びそれに伴って所定のチャンバ7に供給
される液体の運動量が所定の振動数で変化する。変数v
1を変化させると、第1分配部から噴出される噴流の流
速を相対移動方向に隣接する噴流間で周期的に変えるこ
とができるので、流速及びそれに伴って所定のチャンバ
7に供給される液体の運動量が所定の振動数で周期的に
変化する。
【0040】この流速は、流量係数(flow coefficient)
が異なる第1分配部の孔のジオメトリーを適切に設定し
たり、異なる圧力で液体を供給したりすることにより、
変化させることができる。これらの種々の実施条件の設
定は当業者の創作能力の範囲内のことであり、ここでは
詳細に記載しない。また、上述の振動強度を、いくつか
の変数を同時に、例えば、噴流の数mと流量M、あるい
は流量Mと流速v1を変化させて決めること(dependent
on)も可能である。
が異なる第1分配部の孔のジオメトリーを適切に設定し
たり、異なる圧力で液体を供給したりすることにより、
変化させることができる。これらの種々の実施条件の設
定は当業者の創作能力の範囲内のことであり、ここでは
詳細に記載しない。また、上述の振動強度を、いくつか
の変数を同時に、例えば、噴流の数mと流量M、あるい
は流量Mと流速v1を変化させて決めること(dependent
on)も可能である。
【0041】図示していないが、図1の第2分配部5の
別の実施例としては、噴流6の形成を妨げる可能性のあ
る孔なしゾーンにより、チャンバ7が互いに分離されて
いてもよい。このように、孔なしゾーンの幅や配置を適
宜変更することにより、それぞれのチャンバ7内の液体
の圧力変化を調整することができる。
別の実施例としては、噴流6の形成を妨げる可能性のあ
る孔なしゾーンにより、チャンバ7が互いに分離されて
いてもよい。このように、孔なしゾーンの幅や配置を適
宜変更することにより、それぞれのチャンバ7内の液体
の圧力変化を調整することができる。
【0042】例えば、分配部5内において孔なしゾーン
を有するチャンバ7を変更することにより、所定のチャ
ンバ7内の液体の単位時間当たりの運動量を他のチャン
バ内の液体の単位時間当たりの運動量と同じにすること
ができる。図2及び図3の実施例において、第1分配部
2及び第2分配部5は、それぞれ、実質的に筒状であ
り、第2分配部5は、第1分配部2の外側に同心に配置
されている。第1分配部2の孔あき壁3の開口は、孔の
列とは別の実施例として、複数の縦長のスリット13か
ら構成されている。
を有するチャンバ7を変更することにより、所定のチャ
ンバ7内の液体の単位時間当たりの運動量を他のチャン
バ内の液体の単位時間当たりの運動量と同じにすること
ができる。図2及び図3の実施例において、第1分配部
2及び第2分配部5は、それぞれ、実質的に筒状であ
り、第2分配部5は、第1分配部2の外側に同心に配置
されている。第1分配部2の孔あき壁3の開口は、孔の
列とは別の実施例として、複数の縦長のスリット13か
ら構成されている。
【0043】さらに、各チャンバ7は、径方向及び長さ
方向に延びるように設けられ、第2分配部5はその軸を
中心に、例えば、矢印11で示す方向に回転自在であ
る。この場合、チャンバ7の幅L及び第1分配部2の隣
接する2つの開口間の間隔dは、60度法によって決ま
る角距離である。従って、例えば、dが5゜でnが4で
ある場合、22.5゜に対応する幅Lは、チャンバ7が
16個ある場合に対応する長さに対応する(360゜/
22.5゜=16)。
方向に延びるように設けられ、第2分配部5はその軸を
中心に、例えば、矢印11で示す方向に回転自在であ
る。この場合、チャンバ7の幅L及び第1分配部2の隣
接する2つの開口間の間隔dは、60度法によって決ま
る角距離である。従って、例えば、dが5゜でnが4で
ある場合、22.5゜に対応する幅Lは、チャンバ7が
16個ある場合に対応する長さに対応する(360゜/
22.5゜=16)。
【0044】本発明によれば、隣接する噴流4間の間隔
dは、所定のチャンバ7の液体に与えられることが好ま
しい運動量の変化の振動数に従って、順々に変化させる
ことができる。特に、第1分配部2に連続して配列され
る隣接する2つの開口間の相対移動方向の間隔dは、次
の式で示される。
dは、所定のチャンバ7の液体に与えられることが好ま
しい運動量の変化の振動数に従って、順々に変化させる
ことができる。特に、第1分配部2に連続して配列され
る隣接する2つの開口間の相対移動方向の間隔dは、次
の式で示される。
【0045】d=6*N/F ここで、dは第1分配部2に連続して配列された隣接す
る2つの開口間の相対移動方向の60度法によって決ま
る角距離であり、Nは第2分配部5の回転速度(rp
m)、Fは噴流6の分断を制御するのに必要な周期的な
乱れの振動数(Hz)を表す。
る2つの開口間の相対移動方向の60度法によって決ま
る角距離であり、Nは第2分配部5の回転速度(rp
m)、Fは噴流6の分断を制御するのに必要な周期的な
乱れの振動数(Hz)を表す。
【0046】上述の式において、値6は、60度法によ
って決まる角距離を示すための変換因数を示す。例え
ば、孔12から噴出される噴流6に、回転速度Nが28
0rpm、振動数Fが700Hzである周期的な乱れを
起こすことが望ましい場合、角距離d=2.4゜とな
り、スリットの数は150となる(360/2.4=1
50)。
って決まる角距離を示すための変換因数を示す。例え
ば、孔12から噴出される噴流6に、回転速度Nが28
0rpm、振動数Fが700Hzである周期的な乱れを
起こすことが望ましい場合、角距離d=2.4゜とな
り、スリットの数は150となる(360/2.4=1
50)。
【0047】符号14,15,16は、それぞれ、第1
分配部2に液体を供給する管、第1分配部2に対する第
2分配部5の回転を制御するためのシャフト、第1分配
部2内の液体の液面を示す。第2分配部5の孔あき壁8
の内部には、装置1の作動中にチャンバ7内の液体内に
生じる乱れを吸収するための適当な手段(図示せず)を
設けることができる。
分配部2に液体を供給する管、第1分配部2に対する第
2分配部5の回転を制御するためのシャフト、第1分配
部2内の液体の液面を示す。第2分配部5の孔あき壁8
の内部には、装置1の作動中にチャンバ7内の液体内に
生じる乱れを吸収するための適当な手段(図示せず)を
設けることができる。
【0048】このような手段としてはスクリーン等の公
知のものが用いられ、ここでは詳細に記載しない。この
ようにして、確実に第2噴流6の層流を形成することが
できる。噴流4の一部の運動量を吸収するように噴流4
を遮る可能性のある側壁9が回転しないようにするため
に、側壁9の厚みは、連続して配列された噴流4の隣接
する2つの噴流の間隔dの数分の1(a small fraction)
程度に非常に薄いことが好ましい。この厚みは0.5d
未満であることが好ましい。
知のものが用いられ、ここでは詳細に記載しない。この
ようにして、確実に第2噴流6の層流を形成することが
できる。噴流4の一部の運動量を吸収するように噴流4
を遮る可能性のある側壁9が回転しないようにするため
に、側壁9の厚みは、連続して配列された噴流4の隣接
する2つの噴流の間隔dの数分の1(a small fraction)
程度に非常に薄いことが好ましい。この厚みは0.5d
未満であることが好ましい。
【0049】本発明の別の実施形態(図示せず)では、
好ましくは比較的厚い側壁9、好ましくは連続して配列
された噴流4の隣接する2つの噴流の間隔dの0.25
〜0.75倍、より好ましくは0.5倍の厚みの側壁9
を用いることにより、所定のチャンバに供給される噴流
4の数mを一定時間毎に変更する。この場合、チャンバ
7の幅Lは間隔dの倍数、すなわちL=n*dであり、
nは例えば1〜100の整数である。
好ましくは比較的厚い側壁9、好ましくは連続して配列
された噴流4の隣接する2つの噴流の間隔dの0.25
〜0.75倍、より好ましくは0.5倍の厚みの側壁9
を用いることにより、所定のチャンバに供給される噴流
4の数mを一定時間毎に変更する。この場合、チャンバ
7の幅Lは間隔dの倍数、すなわちL=n*dであり、
nは例えば1〜100の整数である。
【0050】このようにチャンバ7が分割されている場
合、分配部5の回転中は、側壁9により所定の数の噴流
4が遮断されるので、所定のチャンバ7に実際に供給さ
れる噴流4の数mは一定時間毎に変化する。本発明の方
法によれば、定動作(stationary motion) の溶融状材料
等の複数の第1噴流4を、互いに独立し同じ表面積であ
り第2分配部5の孔あき壁8に設けられたチャンバ7で
示される複数のセクターに供給することができる。これ
らのセクター内の複数の第2噴流6が噴出される孔あき
壁8近傍に、液面10が形成される。
合、分配部5の回転中は、側壁9により所定の数の噴流
4が遮断されるので、所定のチャンバ7に実際に供給さ
れる噴流4の数mは一定時間毎に変化する。本発明の方
法によれば、定動作(stationary motion) の溶融状材料
等の複数の第1噴流4を、互いに独立し同じ表面積であ
り第2分配部5の孔あき壁8に設けられたチャンバ7で
示される複数のセクターに供給することができる。これ
らのセクター内の複数の第2噴流6が噴出される孔あき
壁8近傍に、液面10が形成される。
【0051】ある所定のセクターに供給される液体の運
動量に相関する変化を与え、所定の大きさの乱れを第2
噴流6に伝達し、複数の実質的に単分散の液滴からなる
噴流6の分断を制御するために、このセクター内の液体
の運動量を所定の振動数で周期的に変化させることが好
ましい。セクターは互いに隣接して配置されており、あ
る所定のセクターに供給される液体の運動量は、隣接す
るセクターに供給される液体の運動量と異なっているこ
とが好ましい。
動量に相関する変化を与え、所定の大きさの乱れを第2
噴流6に伝達し、複数の実質的に単分散の液滴からなる
噴流6の分断を制御するために、このセクター内の液体
の運動量を所定の振動数で周期的に変化させることが好
ましい。セクターは互いに隣接して配置されており、あ
る所定のセクターに供給される液体の運動量は、隣接す
るセクターに供給される液体の運動量と異なっているこ
とが好ましい。
【0052】さらに、セクターの幅は、セクターに供給
され連続的に配列される噴流4の相対移動方向に隣接す
る2つの噴流の間隔dの倍数毎に異なることが好まし
い。本発明の好ましい方法によれば、孔あき壁8を、孔
あき壁8の上流部に設けられた第1分配部2に対して相
対運動させることにより、セクターに供給される液体の
運動量を変化させることが好ましい。
され連続的に配列される噴流4の相対移動方向に隣接す
る2つの噴流の間隔dの倍数毎に異なることが好まし
い。本発明の好ましい方法によれば、孔あき壁8を、孔
あき壁8の上流部に設けられた第1分配部2に対して相
対運動させることにより、セクターに供給される液体の
運動量を変化させることが好ましい。
【0053】図2及び図3に示すように、セクター(す
なわちチャンバ7)には、第1分配部2から、実質的に
筒状で分配部2の外側に同心に配置される孔あき壁8
に、実質的に単分散の液滴の状態の噴流4が供給される
ことが好ましい。本発明の別の実施形態(図示せず)に
よる方法によれば、第1噴流4は、第1分配部2内の不
均一に分散された複数の開口から噴出されることが好ま
しい。
なわちチャンバ7)には、第1分配部2から、実質的に
筒状で分配部2の外側に同心に配置される孔あき壁8
に、実質的に単分散の液滴の状態の噴流4が供給される
ことが好ましい。本発明の別の実施形態(図示せず)に
よる方法によれば、第1噴流4は、第1分配部2内の不
均一に分散された複数の開口から噴出されることが好ま
しい。
【0054】これらの開口は、例えば、間隔が相対移動
の方向に周期的に変化する複数の平行な列をなして配置
される。本発明の方法は、尿素、アンモニア性硝酸塩(a
mmonic nitrate) 等の溶融状材料を原料とする肥料製造
時の造粒に、特に好適である。本発明の方法を実施する
ための非常に好ましい装置の実施形態(図示せず)によ
れば、第1分配部2の孔あき壁3の孔は、第2分配部5
の回転軸に対して傾斜した列をなして配置されることが
好ましい。
の方向に周期的に変化する複数の平行な列をなして配置
される。本発明の方法は、尿素、アンモニア性硝酸塩(a
mmonic nitrate) 等の溶融状材料を原料とする肥料製造
時の造粒に、特に好適である。本発明の方法を実施する
ための非常に好ましい装置の実施形態(図示せず)によ
れば、第1分配部2の孔あき壁3の孔は、第2分配部5
の回転軸に対して傾斜した列をなして配置されることが
好ましい。
【0055】従って、図2の実施例では、スリット13
が第2分配部5の回転軸に対して傾斜している。また、
別の実施形態による装置(図示せず)によれば、孔あき
壁8間に構成される遮断ライン及び側壁9が第2分配部
5の回転軸に対して傾斜している。開口が孔あき壁3又
は遮断ラインに対して傾斜する角は2゜未満であること
が好ましい。
が第2分配部5の回転軸に対して傾斜している。また、
別の実施形態による装置(図示せず)によれば、孔あき
壁8間に構成される遮断ライン及び側壁9が第2分配部
5の回転軸に対して傾斜している。開口が孔あき壁3又
は遮断ラインに対して傾斜する角は2゜未満であること
が好ましい。
【0056】上述のように傾斜していることにより、孔
あき壁8内の液体に正弦波状の波動関数の圧力Pを得る
ことができる。つまり、この場合、ある所定のセクター
に供給される液体の運動量が変化すると、孔あき壁8近
傍の液体による圧力が次第に実質的に正弦波状の波とな
る。図4において、17は、実質的に単分散の液滴を形
成するために噴流の分断を制御するための装置全体を示
す。この装置17は、図2に示すような二層構造型の(s
uperimposed)装置を複数含む。
あき壁8内の液体に正弦波状の波動関数の圧力Pを得る
ことができる。つまり、この場合、ある所定のセクター
に供給される液体の運動量が変化すると、孔あき壁8近
傍の液体による圧力が次第に実質的に正弦波状の波とな
る。図4において、17は、実質的に単分散の液滴を形
成するために噴流の分断を制御するための装置全体を示
す。この装置17は、図2に示すような二層構造型の(s
uperimposed)装置を複数含む。
【0057】装置17は、噴流6、それに伴って分断に
より形成される液滴が、下方ほど大きな流速で径方向外
方に噴出するように、下方に縮径していることが好まし
い。このように、異なる径を有する複数の環から構成さ
れ、構造が簡単で経済的に液滴を大量に形成する方法が
得られる。従って、このような装置は、実質的に単分散
の顆粒を形成するための周知のタイプの造粒塔に好適に
用いられ、均一な噴霧が行われる。
より形成される液滴が、下方ほど大きな流速で径方向外
方に噴出するように、下方に縮径していることが好まし
い。このように、異なる径を有する複数の環から構成さ
れ、構造が簡単で経済的に液滴を大量に形成する方法が
得られる。従って、このような装置は、実質的に単分散
の顆粒を形成するための周知のタイプの造粒塔に好適に
用いられ、均一な噴霧が行われる。
【0058】装置1の直径は、隣接する装置の直径の約
1/3だけ小さいことが好ましい。また、図2に示す装
置1の第2分配部5の孔12は、孔あき壁8の垂直方向
の軸に対して傾斜するように設けられていてもよく、こ
の場合も異なる径を有する複数の環から構成される構造
で、液滴を大量に形成することができる。図2に示すよ
うに適当に傾斜させた孔12を有する装置1の場合も、
図4に示すように孔あき壁8に対して傾斜していない(n
ormal)孔12を有する装置1の場合も、例えば24mを
越える大径の造粒塔に用いることができる。
1/3だけ小さいことが好ましい。また、図2に示す装
置1の第2分配部5の孔12は、孔あき壁8の垂直方向
の軸に対して傾斜するように設けられていてもよく、こ
の場合も異なる径を有する複数の環から構成される構造
で、液滴を大量に形成することができる。図2に示すよ
うに適当に傾斜させた孔12を有する装置1の場合も、
図4に示すように孔あき壁8に対して傾斜していない(n
ormal)孔12を有する装置1の場合も、例えば24mを
越える大径の造粒塔に用いることができる。
【0059】以上のことから、本発明による方法によっ
て得られる数々の効果が明らかとなる。特に、この方法
によれば、実質的に単分散の液滴を簡単に得ることがで
き、経時的に信頼性があり、大きなエネルギー消費や操
作コスト、メンテナンス費を必要としない。
て得られる数々の効果が明らかとなる。特に、この方法
によれば、実質的に単分散の液滴を簡単に得ることがで
き、経時的に信頼性があり、大きなエネルギー消費や操
作コスト、メンテナンス費を必要としない。
【図1】本発明の噴流の分断を制御するための装置の詳
細を示す縦断面概略図。
細を示す縦断面概略図。
【図2】本発明の噴流の分断を制御するための装置の好
ましい実施形態を示す縦断面概略図。
ましい実施形態を示す縦断面概略図。
【図3】図2の装置のA−A断面図。
【図4】本発明の噴流の分断を制御するための装置の縦
断面概略図。
断面概略図。
Claims (35)
- 【請求項1】定動作の複数の第1噴流4を、孔あき面8
に互いに独立して設けられた複数のセクター7に供給す
る工程、 前記孔あき面8近傍の前記セクター7内に液体の液面を
形成する工程、 前記孔あき面8を横切るように前記液体を流して複数の
第2噴流6を形成する工程、 前記孔あき面8近傍の周期的な圧力変化である所定の大
きさの乱れを前記セクター7内の液体に与えて、前記乱
れが第2噴流6に伝達され、前記第2噴流6の分断を制
御して前記第2噴流6を複数の実質的に単分散の液滴に
するために、ある所定のセクターに供給される液体の運
動量を所定の振動数で周期的に変化させる工程、 を含む実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の分
断を制御する方法。 - 【請求項2】前記セクター7は互いに隣接して配置され
ており、ある所定のセクター7に供給される液体の運動
量は隣接するセクター7に供給される液体の運動量と異
なっていることを特徴とする、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】前記孔あき面8を、前記孔あき面8の上流
部に設けられた液体分配部2に対して相対運動させて前
記第1噴流4を噴出させることにより、前記セクター7
に供給される液体の運動量を変化させることを特徴とす
る、請求項1及び2に記載の方法。 - 【請求項4】前記相対運動は、前記孔あき面8を前記液
体分配部2に対して、両者の間隔を維持したまま移動さ
せることにより行われることを特徴とする、請求項3に
記載の方法。 - 【請求項5】ある所定のセクター7に供給される前記第
1噴流4の数は所定の振動数で周期的に変化することを
特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項6】ある所定のセクター7に供給される噴流の
列又はブレード状に供給される液体流の列は実質的に平
行に配列され、前記列の数はnとn+1との間で変化
し、nは整数であることを特徴とする、請求項5に記載
の方法。 - 【請求項7】ある所定のセクター7に供給される前記第
1噴流4の流量は、所定の振動数で周期的に変化するこ
とを特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項8】ある所定のセクター7に供給される前記第
1噴流4の流速は、所定の振動数で周期的に変化するこ
とを特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項9】前記セクター7の幅は、前記セクター7に
供給され連続的に配列される第1噴流4の相対移動方向
に隣接する2つの噴流の間隔の倍数に等しく、前記第1
噴流4は、前記分配部2に不均一に適宜分散して配置さ
れる複数の開口から噴出することを特徴とする、請求項
5に記載の方法。 - 【請求項10】前記セクター7の幅は、前記セクター7
に供給され連続的に配列される第1噴流4の相対移動方
向に隣接する2つの噴流の間隔の倍数だけ異なってお
り、前記間隔は前記分配部2に沿って一定であることを
特徴とする、請求項5に記載の方法。 - 【請求項11】前記セクター7の幅Lは、 L=n*d+d/2 であり、ここで、L及びdは、それぞれ、前記セクター
7の幅、前記セクター7に供給され連続的に配列される
第1噴流4の相対移動方向に隣接する2つの噴流の間隔
であり、nは整数であることを特徴とする、請求項10
に記載の方法。 - 【請求項12】前記セクター7の幅は、前記セクター7
に供給され連続的に配列される第1噴流4の相対移動方
向に隣接する2つの噴流の間隔の倍数に等しく、前記間
隔は前記分配部2に沿って一定であることを特徴とす
る、請求項7及び8に記載の方法。 - 【請求項13】前記セクター7に供給される第1噴流4
は、実質的に遠心的な流れであり、前記孔あき面8に噴
出されることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項14】縦方向に構成される前記セクター7を有
する前記孔あき面8を軸周りに回転させる工程をさらに
含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。 - 【請求項15】前記セクター7に供給され連続して配列
される前記第1噴流4間の相対移動方向の間隔dは、 d=6*N/F であり、ここで、dは前記セクター7に供給され連続し
て配列される前記第1噴流4間の相対移動方向の60度
法によって決まる(sexagesimal)角距離、Nは孔あき壁
8の回転速度、Fは第2噴流6の分断を制御するのに必
要な周期的な乱れの振動数(Hz)を表すことを特徴と
する、請求項14に記載の方法。 - 【請求項16】前記セクター7に供給される第1噴流4
は、液体の液面と直交することを特徴とする、請求項1
に記載の方法。 - 【請求項17】前記各セクター7に供給される液体の運
動量の周期的な振動によって得られる波動関数は正弦波
型であることを特徴とする、上記請求項のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項18】−定動作である複数の第1噴流4を供給
するための孔あき壁3を含む第1分配部2と、 −前記第1分配部2と所定の間隔をあけて支持され、前
記第1噴流4と流動可能に通じており、それぞれ容積が
等しく、互いに独立しており、前記第1分配部2の孔あ
き壁3に実質的に平行な孔あき壁8を有する複数のチャ
ンバ7に分割された第2分配部5と、を含み、 前記第1分配部2及び前記第2分配部5は、前記チャン
バ7内に供給される液体の運動量を所定の振動数で周期
的に変化させるために、それぞれ、互いに相対的な動作
を行うとともに、周期的な圧力変化である所定の大きさ
の乱れを前記チャンバ7内の液体に与え、前記乱れを第
2噴流6に伝達して、前記第2噴流6の分断を制御し、
前記第2噴流6を複数の実質的に単分散の液滴にする、
実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の分断を制
御するための装置。 - 【請求項19】前記チャンバ7の幅は、前記第1分配部
2に連続的に配列される開口の相対移動方向に隣接する
2つの噴流の間隔の倍数とは異なっており、前記間隔は
前記第1分配部2に沿って一定であることを特徴とす
る、請求項18に記載の装置。 - 【請求項20】前記チャンバ7の幅Lは、 L=n*d+d/2 であり、ここで、L及びdは、それぞれ、前記チャンバ
7の幅、前記第1分配部2に連続的に配列される開口の
相対移動方向に隣接する2つの噴流の間隔であり、nは
整数であることを特徴とする、請求項19に記載の装
置。 - 【請求項21】前記チャンバ7の幅は、前記第1分配部
2に連続的に配列される開口の相対移動方向に隣接する
2つの噴流の間隔の平均の倍数に等しく、前記開口は、
前記第1分配部2に不均一に適宜分散して配置されるこ
とを特徴とする、請求項18に記載の装置。 - 【請求項22】前記チャンバ7の幅は、前記第1分配部
2に連続的に配列される開口の相対移動方向に隣接する
2つの噴流の間隔の倍数と等しく、前記間隔は前記第1
分配部2に沿って一定であることを特徴とする、請求項
18に記載の装置。 - 【請求項23】前記開口は、相対移動方向に周期的に変
化する断面積を有することを特徴とする、請求項22に
記載の装置。 - 【請求項24】前記第1分配部2及び前記第2分配部5
は、実質的に筒状であり、前記第2分配部5は前記第1
分配部2の外側に同心に配置されることを特徴とする、
請求項18に記載の装置。 - 【請求項25】前記各チャンバ7は、前記第2分配部5
に径方向及び長さ方向に設けられ、前記第2分配部5は
軸回りに回転自在であることを特徴とする、請求項24
に記載の装置。 - 【請求項26】前記第1分配部2に連続して配列される
開口の相対移動方向に隣接する2つの噴流の間隔dは、 d=6*N/F であり、ここで、dは前記第1分配部2に連続して配列
される開口の相対移動方向に隣接する2つの60度法に
よって決まる角距離、Nは第2分配部5の回転速度(r
pm)、Fは第2噴流6の分断を制御するのに必要な周
期的な乱れの振動数(Hz)を表すことを特徴とする、
請求項25に記載の方法。 - 【請求項27】前記第1分配部2の前記孔あき壁3の開
口は、複数の縦長いスリット13から構成されることを
特徴とする、請求項25に記載の装置。 - 【請求項28】前記スリット13は、前記第2分配部5
の回転軸に対して傾斜していることを特徴とする、請求
項27に記載の装置。 - 【請求項29】前記第1分配部2の前記孔あき壁3の開
口は、前記第2分配部5の回転軸に対して傾斜する列に
平行に配列されることを特徴とする、請求項25に記載
の装置。 - 【請求項30】前記チャンバ7には、それぞれ、前記孔
あき壁8から径方向に延び、前記孔あき壁8との間を遮
断するラインを有し、前記第2分配部5の回転軸に対し
て傾斜している側壁9を有することを特徴とする、請求
項25に記載の装置。 - 【請求項31】前記第2分配部5の孔あき壁8の孔12
は、すべて同一で円形の供給口であることを特徴とす
る、上記請求項18〜30のいずれかに記載の装置。 - 【請求項32】前記チャンバ7は、それぞれ、前記第2
分配部5の前記孔あき壁8から径方向に延び前記第1分
配部2に連続して配列される開口の相対移動方向に隣接
する2つの開口の間隔dの0.25〜0.75倍の厚み
を有する側壁9を備えており、前記間隔は前記第1分配
部2に沿って一定であり、前記チャンバ7の幅Lは前記
間隔dの倍数に等しいことを特徴とする、請求項18に
記載の装置。 - 【請求項33】請求項18〜32のいずれかに記載の装
置1を、複数重ねることによって構成されることを特徴
とする、実質的に単分散の液滴を形成するために噴流の
分断を制御するための装置。 - 【請求項34】前記装置1は下方に縮径することを特徴
とする、請求項33に記載の装置。 - 【請求項35】前記装置1の直径は、隣接する装置1の
直径の約1/3だけ小さいことを特徴とする、請求項3
4に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP96112397A EP0822003B1 (en) | 1996-08-01 | 1996-08-01 | Method and device for the controlled break-up of liquid jets |
CH96/112397.3 | 1996-08-01 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10113579A true JPH10113579A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=8223064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9240164A Pending JPH10113579A (ja) | 1996-08-01 | 1997-08-01 | 液体噴射調整法及びその装置 |
Country Status (12)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US6062487A (ja) |
EP (1) | EP0822003B1 (ja) |
JP (1) | JPH10113579A (ja) |
CN (1) | CN1083733C (ja) |
AT (1) | ATE201612T1 (ja) |
CA (1) | CA2211715A1 (ja) |
CZ (1) | CZ245197A3 (ja) |
DE (1) | DE69613116T2 (ja) |
ID (1) | ID19389A (ja) |
RO (1) | RO119127B1 (ja) |
RU (1) | RU2180264C2 (ja) |
UA (1) | UA43390C2 (ja) |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
CN103345866A (zh) * | 2013-06-08 | 2013-10-09 | 河海大学 | 一种t型单体垂直射流动量仪 |
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EP3000524A1 (en) | 2014-09-29 | 2016-03-30 | Casale SA | Apparatus and method for prilling a liquid, preferably urea melt |
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-
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1997
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- 2000-05-12 US US09/570,568 patent/US6390388B1/en not_active Expired - Lifetime
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