JPH10113153A - 調味ソース - Google Patents

調味ソース

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JPH10113153A
JPH10113153A JP8272412A JP27241296A JPH10113153A JP H10113153 A JPH10113153 A JP H10113153A JP 8272412 A JP8272412 A JP 8272412A JP 27241296 A JP27241296 A JP 27241296A JP H10113153 A JPH10113153 A JP H10113153A
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Japan
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pepper
sauce
seasoning sauce
seasoning
style
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Mikiko Yoshida
美樹子 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のソースの風味とは明らかに異なり、個
性を強く主張していながら、深い味わいを持ち、食後の
余韻を生じさせ、消費者に広く受け入れられるソースで
あって、しかも、洋風的な感覚のみならず、和・洋・中
等のいかなる料理分野であっても、その適性を選ばず、
惣菜であっても高級観を求める料理であっても汎用性を
有する廉価な調味ソースを提供する。 【解決手段】 トマト,玉ねぎ,ピーマン及びオリーブ
油を少なくとも含む調味ソースにおいて、トウガラシ,
アジル・クルムズ・トゥスル・ビベールまたはスーマッ
クのうち1または複数を加える。更には、レモン汁,ト
マトペースト,塩またはパセリのうち1または複数を加
えるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料理の調味用とし
て供するソースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】料理の調味用として供するソースは、こ
れまで数多くのレシピが考案されている。中でも、トマ
トを主原料に含むソースとして、例えば、トマトソース
が良く知られてきた。特に、このトマトソースは、イタ
リア料理やフランス料理に伝統的に用いられており、例
えば、イタリア料理ではパスタであれ、肉料理であれ、
広くソースとして供されている。また、フランス料理で
は、例えば、トマト以外の野菜やベーコンなども入れて
ブイヨンなどで煮込んでつくるという方法もとられてい
る。このようなトマトソースは、素材と一緒に煮込むこ
とで、甘味やコクが生まれて、深みのある風味を生みだ
すことができる。また、トマトソースにハーブ、にんに
くなどを香りづけとして加えることは一般的に行われて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなソースは
特にイタリア料理やフランス料理はもとより、いわゆる
“洋食”といわれるような西洋風の料理にマッチする感
覚で用いられることが多く、また一般に廉価で広く消費
者に供されるものは、比較的味覚が画一的であった。
【0004】本発明は上記のように実情に鑑みてなされ
たもので、従来のソースの風味とは明らかに異なり、個
性を強く主張していながら、深い味わいを持ち、食後の
余韻を生じさせ、消費者に広く受け入れられるソースで
あって、しかも、洋風的な感覚のみならず、和・洋・中
等のいかなる料理分野であっても、その適性を選ばず、
惣菜であっても高級観を求める料理であっても汎用性を
有する廉価な調味ソースを提供することをその解決すべ
き課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トマ
ト,玉ねぎ,ピーマン及びオリーブ油を少なくとも含む
調味ソースにおいて、トウガラシ,アジル・クルムズ・
トゥスル・ビベール、または、スーマックのうち1また
は複数が加えられていることを特徴とするものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1記載の調味ソ
ースにおいて、レモン汁,トマトペースト,塩、また
は、パセリのうち1または複数が加えられていることを
特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のソースは、その原料の配
合比としてトマトを最も多く有しているために、従来か
らのトマトソースの構成材料と似たものを含むことにな
る。しかしながら、前述の課題を実現するために、発明
者の鋭意研究の結果、発明したソースは、まず数多くの
食材から配合材料を厳選し、ここに独自の個性的な味わ
いをもたらすアジル・クルムズ・トゥスル・ビベール
と、スーマックとをその配合材料として用いるようにし
たことと、上記の配合材料を用いて加熱工程を経ること
なくソースを調整できるようにしたことを大きな特徴と
するもので、従来のものとは異なる新鮮な味覚をもたら
すソースを開発したものである。
【0008】本発明の調味ソースのレシピの実施形態を
表1を参照して、以下に具体的に説明する。
【0009】
【表1】
【0010】(実施形態1)以下に、本発明による調味
ソースの一実施形態のレシピを表1に示すレシピAを参
照して説明する。まず、30人分の調味ソースを作るた
めに必要な食材として、次のものを用意する。すなわ
ち、トマト大玉10個、玉ねぎ大玉2個、ピーマン5
個、オリーブ油250ml、レモン汁をレモン4個分、
トマトペースト大さじ5杯、トウガラシ粉大さじ3杯、
パセリ5本(茎を除いてみじん切り)、及び塩大さじ3
杯の食材である。このときの各食材の重量の実測値を表
1の( )内に示している。ここに使用するトマトはイ
タリア産等の缶詰であっても、また日本で入手できる生
のトマトであってもよく、その種類を限定するものでは
ない。また、オリーブオイルはエキストラ・バージンオ
イルであれば、より風味を豊かにすることができる。
【0011】上記のトマト、玉ねぎ、及びピーマンは、
ざく切りにしてフードプロセッサーに投入し、粉砕して
さらにペースト状にする。トマトは皮つきのまま投入し
てもよいが、皮を湯むきしておけばより好ましい。ま
た、ピーマンの種は取り除いておく。このペースト状の
材料を撹拌器へ移し、残りの食材をここへ投入して、充
分に撹拌する。これを調味ソースとして供するが、さら
に保存料を加えておけば、業務用としても好適なものと
なる。
【0012】(実施形態2)本発明による調味ソースの
他の実施形態のレシピを表1のレシピBを参照して説明
する。手順としては、実施形態1に記載した手順と同様
であるが、前記の撹拌器に投入する食材として、前記の
レシピAに加えて、さらにアジル・クルムズ・トゥスル
・ビベールを大さじ3杯加えるものとし、このときレシ
ピAのトウガラシは投入せずに除外する。すなわちレシ
ピAのトウガラシのかわりとして、このアジル・クルム
ズ・トゥスル・ビベールを加えることになる。もちろ
ん、このアジル・クルムズ・トゥスル・ビベールの投入
量は辛さの好みに応じて変量することが可能である。こ
のアジル・クルムズ・トゥスル・ビベールについては以
下に記す。
【0013】アジル・クルムズ・トゥスル・ビベール
は、トルコ語の食材名称で、トルコでは一般にアジル・
ビベールあるいはアジル・クルムズ・ビベールとも呼ば
れ、これを日本語訳すると、アジル(辛い)・クルムズ
(赤い)・トゥスル(塩)・ビベール(トウガラシ)の
意味となる。この訳語からもわかるように、これは、ト
ウガラシと塩を素材としたトルコで主として用いられる
調味料である。このアジル・クルムズ・トゥスル・ビベ
ールの製法は、トウガラシの実を塩づけにし、重しをし
て約2ヵ月間漬け込み、これを干して乾燥させたのちに
刻んだものである。すなわち、このアジル・クルムズ・
トゥスル・ビベールは、トウガラシの辛さをベースとし
て、塩漬発酵による独自の風味を有する食材である。
【0014】(実施形態3)本発明による調味ソースの
更に他の実施形態のレシピを表1のレシピCを参照して
説明する。手順としては、実施形態1及び2に記載した
手順と同様であるが、前記の撹拌器に投入する食材とし
て、前記のレシピBに加えて、スーマックを大さじ3杯
加えるものとする。もちろんスーマックは好みに応じて
投入量を変量することも可能である。このスーマックに
ついては以下に記す。
【0015】スーマックは、中近東一体に広く原生する
ウルシ科の灌木で、赤い実がなり、これを乾してホール
または粉末として料理に使用するものであり、心地よく
フルーティなすっぱさを有しているため、欧米ではレモ
ン汁や酢のように使われる。この発明に使用するスーマ
ックもホールもしくは粉末のどちらでもよく、その形状
を限定するものではない。
【0016】上述のレシピによって作られた各ソース
は、加熱工程を経ることなく簡単な調理工程で調整され
ることを特徴としている。このとき、加熱工程を経てい
なくても、油による保護膜とレモンの酸成分により保存
性を高めている。
【0017】上記のソースは、特に、ホタテフライ、エ
ビフライ等のシーフードフライ、チキンカツ、コロッ
ケ、スパゲッティ等のパスタ類のいわゆる洋風料理はも
とより、ヤキトリなどのいわゆる和風料理や、さらに、
ごはんやパンなどの主食につけても良く、この他にも和
・洋・中等の料理種別に限定されることなく多くの料理
に対して好適に供することができる。また、上記の各実
施形態に示した各食材の配合要素とその配合比は、各レ
シピに示される配合要素と配合比に限定されるものでは
なく、請求項を逸脱しない範囲で任意の変更が可能であ
ることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】洋風的な感覚のみならず、和・洋・中等
のいかなる料理分野であってもその適性を選ばない調味
ソースであって、ここには、アジル・クルムズ・トゥス
ル・ビベールが加えられていることにより、独特の辛さ
を持った個性的な味わいと新鮮な感覚をもたらし、ま
た、スーマックが加えられていることにより、心地よい
フルーティな酸味が付与されることによって、総合的に
個性的で奥ゆきの深い味わいををもつ調味ソースを得る
ことができる。また、本発明による調味ソースは、加熱
工程を経ることなく簡単な調理工程で調整されていなが
らも、油による保護膜とレモンの酸成分により保存性を
高めることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トマト,玉ねぎ,ピーマン及びオリーブ
    油を少なくとも含む調味ソースにおいて、トウガラシ,
    アジル・クルムズ・トゥスル・ビベール、または、スー
    マックのうち1または複数が加えられていることを特徴
    とする調味ソース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の調味ソースにおいて、レ
    モン汁,トマトペースト,塩、または、パセリのうち1
    または複数が加えられていることを特徴とする調味ソー
    ス。
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