JPH10112906A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH10112906A
JPH10112906A JP8261827A JP26182796A JPH10112906A JP H10112906 A JPH10112906 A JP H10112906A JP 8261827 A JP8261827 A JP 8261827A JP 26182796 A JP26182796 A JP 26182796A JP H10112906 A JPH10112906 A JP H10112906A
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JP8261827A
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Yuji Kunii
雄二 国井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揚水式の水力発電所に採用されるガス絶縁開
閉装置において、2台の相切替用断路器を最適な配置構
成とすることにより、据付スペースを小さくし、且つ経
済性が優れたガス絶縁開閉装置を提供する。 【解決手段】 モータ側断路器3および発電機側断路器
4が、発電機側ブッシング2a、2b、2cと線路側ブ
ッシング1a、1b、1cとを結ぶ直線に対し直交する
直線上に並べて配置されている。そのため、2組のブッ
シング同士を結ぶ直線に沿って断路器3、4の相間距離
を設定する必要がなく、ブッシング間の距離を短く設定
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機をモータに
切替え可能な揚水式の水力発電所に使用されるガス絶縁
開閉装置に係り、特に、発電機とモータとを切替えるた
めの2台の相切替用断路器の配置構成に改良を加えたも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力の需要は増大する傾向にあ
り、発電所には効率的な運用が求められている。そのた
め、優れた効率を発揮する発電所として揚水式の水力発
電所が普及している。一般に、揚水式の水力発電所には
図7に示すようなガス絶縁開閉装置が用いられている。
このガス絶縁開閉装置は、線路側の接続部である線路側
ブッシング1および発電機側の接続部である発電機側ブ
ッシング2と、2台の相切替用断路器すなわち、発電機
をモータに切替えるモータ側断路器3と、モータを発電
機に切替える発電機側断路器4とを備えている。このよ
うな揚水式の発電所では、発電機側断路器4からモータ
側断路器3に切替えることにより発電機側の極性を反転
させて発電機をモータとして使用することができる。し
たがって、モータを動作させて揚水を行うことができ、
これにより発電所の効率的な運用を図っている。
【0003】また最近では、発電所建設は環境調和を重
視して行われており、その建屋は周囲の風美や環境を害
さない設計がなされている。したがって、発電所の構造
をトンネル構造や地下式構造とする場合が多い。このよ
うな構造を持つ発電所では用地面積が小さい方が望まし
いことはいうまでもない。そのため、発電所にはコンパ
クト化が容易なガス絶縁開閉装置を採用することが主流
となっている。
【0004】ここで、揚水式の水力発電所に採用される
ガス絶縁開閉装置の従来例を図8、図9を参照して具体
的に説明する。図8はガス絶縁開閉装置の具体的な配置
構成を示す平面図、図9は図8におけるA〜Fの矢視図
である。
【0005】図7に示す1a、1b、1cは、送電線
(図示せず)に接続される線路側ブッシングである。3
つの線路側ブッシング1a、1b、1cは一列に配置さ
れており、互いに接続されている。これらの線路側ブッ
シング1a、1b、1cに対向して、発電機(図示せ
ず)に接続される発電機側ブッシング2a、2b、2c
が設けられている。発電機側ブッシング2a、2b、2
cは前記線路側ブッシング1a、1b、1cが並んだ直
線と平行な直線上に配置されており、互いに接続されて
いる。
【0006】線路側ブッシング1a、1b、1cのうち
中相1bからは、ブッシング1a、1b、1cが並ぶ直
線とは直交する方向に三相母線5が引き出されている。
この三相母線5には母線の軸方向に沿って延びる三相母
線6、7が順次接続されている。また、三相母線6に隣
接して三相母線10が設けられ、三相母線7に隣接して
三相母線9が設けられている。これら三相母線9、10
はブッシング1a、1b、1cが並ぶ直線とは直交する
同一の直線上に配置されており、互いに接続されてい
る。
【0007】三相母線9、10にはそれぞれ3本ずつ単
相母線9a、9b、9cおよび10a、10b、10c
が接続されている。単相母線9a、9b、9cは三相母
線7と三相母線9との間に配置され、単相母線10a、
10b、10cは三相母線6と三相母線10との間に配
置されている。また、各単相母線9a、9b、9c、1
0a、10b、10cはいずれもブッシング1a、1
b、1cが並ぶ直線と平行となるように配置されてい
る。さらに、三相母線9には三相母線8、T字形の接続
母線11が順次接続されており、接続母線11が発電機
側ブッシング2a、2b、2c側に接続されている。
【0008】ところで、三相母線6には母線軸に沿っ
て、発電機をモータに切替えるためのモータ側断路器3
a、3b、3cが配置されている。モータ側断路器3
a、3b、3cにはそれぞれ、前記単相母線10a、1
0b、10cが接続されている。これにより三相母線6
と三相母線10とが接続され、線路側ブッシング1a、
1b、1cと発電機側ブッシング2a、2b、2cとが
接続される。より詳しくは図8の(A)〜(C)に示す
ように、モータ側断路器3a、3b、3cおよび単相母
線10a、10b、10cを介して、線路側ブッシング
1c、1b、1aと発電機側のブッシング2a、2b、
2cとが接続されている。つまり、線路側と発電機側の
相は入れ替わるようになっている。
【0009】また、三相母線7には母線軸に沿って、モ
ータを発電機に切替えるための発電機側断路器4a、4
b、4cが配置されている。各発電機側断路器4a、4
b、4cには前記単相母線9a、9b、9cが接続され
ている。これにより三相母線7と三相母線9とが接続さ
れ、線路側ブッシング1a、1b、1cと発電機側ブッ
シング2a、2b、2cとが接続される。より詳しくは
図8の(D)〜(F)に示すように、発電機側断路器4
a、4b、4cおよび単相母線9a、9b、9cを介し
て、線路側ブッシング1a、1b、1cと発電機側のブ
ッシング2a、2b、2cとが接続されている。つま
り、発電機側と線路側が同相になるようになっている。
【0010】以上のような構成を有するガス絶縁開閉装
置において、通常の発電時では、発電機側断路器4a、
4b、4cを“入”状態とし、モータ側断路器3a、3
b、3cを“切”状態としている。このとき、発電機側
のブッシング2a、2b、2cは線路側ブッシング1
a、1b、1cと接続している。これに対し揚水時にお
いては、発電機側断路器4a、4b、4cを“切”状態
とし、モータ側断路器3a、3b、3cを“入”状態と
する。このため、発電機側のブッシング2a、2b、2
cは線路側ブッシング1c、1b、1aと接続すること
になる。つまり、発電機側の極性を反転させて相切替を
行うことができ、発電機はモータとして使用することが
できる。この結果、モータの動作により揚水を行うこと
が可能となる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のガス絶縁開閉装置においては、次のような
問題点があった。すなわち、図8に示したガス絶縁開閉
装置では、発電機側断路器4a、4b、4cおよびモー
タ側断路器3a、3b、3cが共に単相タイプからな
り、しかも2組のブッシング1a、1b、1c、2a、
2b、2cを結ぶ同一の直線上で、且つ同一平面上に位
置している。したがって、断路器における相間距離Y
(図8に図示)は、ブッシング1a、1b、1c、2
a、2b、2cを結ぶ直線に沿って設定されることにな
り、その総和は大きい値となる。
【0012】ところで、発電機側ブッシング1a、1
b、1cと線路側ブッシング2a、2b、2cとの距離
X(図8に図示)は、断路器の相間距離Yの総和に基づ
いて決定される。そのため、相間距離Yの総和が大きけ
れば、当然のことながらブッシング間の距離Xも大きく
なる。ブッシング間の距離Xの増大はガス絶縁開閉装置
の据付スペースを拡大させることになり、ひいては揚水
式の水力発電所の用地面積の増大を招いていた。特に、
環境調和が重視され、地価の高騰が続く現在では、発電
所の用地面積を縮小することは急務となっている。
【0013】さらに、図8に示したガス絶縁開閉装置で
は、ブッシング間の距離Xに比例して、2組のブッシン
グを接続するための三相母線6、7、9、10もまた長
くなっていた。そのため、建設コストが高騰し、経済的
にも不利であった。
【0014】本発明は、以上のような従来技術の持つ問
題点を解決するために提案されたものであり、その目的
は、揚水式の水力発電所に採用されるガス絶縁開閉装置
において、2台の相切替用断路器を最適な配置構成とす
ることにより、据付スペースを小さくし、且つ経済性が
優れたガス絶縁開閉装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、揚水時に発電機をモータに切
替える揚水式の水力発電所に使用されるガス絶縁開閉装
置であって、送電線に接続される線路側の接続部と、発
電機に接続される発電機側の接続部とが互いに対向して
配置され、これら2つの接続部の間には、発電機をモー
タに切替えるモータ側断路器と、モータを発電機に切替
える発電機側断路器とが電気的に並列に接続されたガス
絶縁開閉装置において、前記モータ側断路器および前記
発電機側断路器は、前記2つの接続部同士を結ぶ直線に
対し直交する直線上に並べて配置されたことを特徴とす
る。
【0016】このような構成を有する請求項1の発明で
は、相切替用の2台の断路器を、2つの接続部同士を結
ぶ直線に対し直交する直線上に並べて配置しているの
で、2つの接続部を結ぶ直線に沿って断路器の相間距離
を設定する必要がない。したがって、接続部同士の距離
を短くすることができ、ガス絶縁開閉装置の据付スペー
スを縮小化することが可能となる。
【0017】請求項2の発明は、揚水時に発電機をモー
タに切替える揚水式の水力発電所に使用されるガス絶縁
開閉装置であって、送電線に接続される線路側の接続部
と、発電機に接続される発電機側の接続部とが互いに対
向して配置され、これら2つの接続部の間には、発電機
をモータに切替えるモータ側断路器と、モータを発電機
に切替える発電機側断路器とが電気的に並列に接続され
たガス絶縁開閉装置において、前記モータ側断路器およ
び前記発電機側断路器は、水平形断路器から構成され、
且つ上下2段に配置されたことを特徴とする。
【0018】このような構成を有する請求項2の発明で
は、相切替用の2台の水平形断路器を、上下2段に配置
しているため、平面的な広がりを抑えることができ、ガ
ス絶縁開閉装置における据付スペースを小さくすること
ができる。
【0019】請求項3の発明は、揚水時に発電機をモー
タに切替える揚水式の水力発電所に使用されるガス絶縁
開閉装置であって、送電線に接続される線路側の接続部
と、発電機に接続される発電機側の接続部とが互いに対
向して配置され、これら2つの接続部の間には、発電機
をモータに切替えるモータ側断路器と、モータを発電機
に切替える発電機側断路器とが電気的に並列に接続され
たガス絶縁開閉装置において、前記モータ側断路器およ
び前記発電機側断路器は垂直形断路器から構成されると
共に、これら2つの断路器のうちの一方が前記発電機側
の接続部に直接接続されたことを特徴とする。
【0020】このような構成を有する請求項3の発明で
は、相切替用の2台の断路器を垂直形断路器とし、その
一方を発電機側の接続部に直接接続しているため、発電
機側の接続部から断路器までの距離を最短で構成するこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って本発明の実施
の形態の一例について図面を参照して具体的に説明す
る。なお、以下の実施形態はおいては、図7、図8およ
び図9に示した従来例と同一の部材に関しては同一符号
を付し、説明は省略する。
【0022】(1)第1の実施形態…図1、図2参照 [構成]第1の実施形態は請求項1に対応したガス絶縁
開閉装置であり、図1は第1の実施形態の平面図、図2
は図1の側面図である。
【0023】図1に示すように、発電機側ブッシング2
a、2b、2cと線路側ブッシング1a、1b、1cと
は、図8に示した従来例と同様に互いに平行に配置され
ている。発電機側ブッシング2a、2b、2cのうち中
相2bにはブッシング2a、2b、2cの並びとは直角
方向に三相母線21および発電機側断路器4が接続され
ている。
【0024】また、三相母線21にはブッシング2a、
2b、2cの並びと平行な方向に延びる分岐部が形成さ
れており、ここに三相母線31が接続されている。三相
母線31にはブッシング2a、2b、2cの並びとは直
角方向にモータ側断路器3が接続されている。このと
き、モータ側断路器3および発電機側断路器4は、2組
のブッシング同士を結ぶ直線に対し直交する同一の直線
上に並べて配置されることになる。
【0025】さらに、モータ側断路器3および発電機側
断路器4にはブッシング1a、1b、1cの並びとは直
角方向に三相母線32および22が接続されている。ま
た、三相母線22は線路側ブッシング1a、1b、1c
のうち中相1bに接続されている。つまり、第1の実施
形態では、2組のブッシングと、三相母線32、22と
三相母線31、21とが、2つの断路器3、4を中心と
しては対称的に配置されることになる。なお、2台の断
路器3、4は両方とも、三相一括タイプの水平形断路器
から構成されている。
【0026】以上のような第1の実施形態において、発
電時では、発電機側ブッシング2a、2b、2cから三
相母線21、発電機側断路器4、三相母線22を介して
線路側ブッシング1a、1b、1cに接続される。ここ
で、三相母線21、22は、発電機側と線路側が同相に
なるように内部導体が配置されている。また、揚水時に
おいては、線路側ブッシング1a、1b、1c、三相母
線22、32からモータ側断路器3、三相母線31、2
1を介して発電機側ブッシング2a、2b、2cに接続
されており、三相母線31、32は、線路側と発電機側
の相を入れ替えるように内部導体が配置されている。
【0027】[作用効果]以上のような構成を有する第
1の実施形態では、次のような作用効果を得ることがで
きる。すなわち、相切替用である2台の断路器3、4
を、2組のブッシング1、2同士を結ぶ直線に対し直交
する同一の直線上に並べて配置しているため、ブッシン
グ1、2を結ぶ直線に沿って断路器3、4の相間距離を
設定する必要がない。したがって、ブッシング1、2間
の距離を短く設定することができる。その結果、ガス絶
縁開閉装置の据付スペースをコンパクトに抑えることが
可能となり、揚水式水力発電所の用地面積を縮小化する
ことができる。
【0028】また、ブッシング1、2間の距離が短いた
め、2組のブッシング1、2に接続された三相母線2
1、22、31、32の母線長は短くて済む。したがっ
て、建設コストを削減することができ、経済的に有利で
ある。
【0029】(2)第2の実施形態…図3、図4参照 [構成]第2の実施形態は請求項2に対応したガス絶縁
開閉装置であり、図3は第2の実施形態の平面図、図4
は図3の側面図である。
【0030】第2の実施形態では、発電機に接続される
発電機側の接続部として発電機側ケーブルヘッド40が
設けられ、送電線に接続される線路側の接続部として線
路側ケーブルヘッド50が設けられている。これらのケ
ーブルヘッド40、50は互いに対向して配置されてい
る。発電機側ケーブルヘッド40にはケーブルヘッド4
0、50同士を結ぶ直線に沿って三相母線41、発電機
側断路器4および三相母線51が順次接続されている。
さらに、三相母線51には線路側ケーブルヘッド50に
接続されている。
【0031】また三相母線41、51には下方に引き出
された分岐部が形成されており、ここに三相母線42、
52が接続されている。三相母線42、52の間にはケ
ーブルヘッド40、50同士を結ぶ直線に沿ってモータ
側断路器3が接続されている。このモータ側断路器3は
発電機側断路器4の真下に配置されている。つまり、第
2の実施形態では、2つのケーブルヘッド40、50
と、三相母線41、42と三相母線51、52とは、2
つの断路器3、4を中心にして対称的に配置されること
になる。なお、上記第1の実施形態と同じく、2台の断
路器3、4は三相一括タイプの水平形断路器から構成さ
れている。
【0032】以上のような第2の実施形態の発電時で
は、発電機側ケーブルヘッド40から三相母線41、発
電機側断路器4、三相母線51を介して線路側ケーブル
ヘッド50に接続される。ここで、三相母線41、51
は、発電機側と線路側が同相になるように内部導体が配
置されている。また、揚水時においては、線路側ケーブ
ルヘッド50から三相母線52、モータ側断路器3およ
び三相母線42を介して発電機側ケーブルヘッド40に
接続される。このとき、三相母線42、52は、線路側
と発電機側の相を入れ替えるように内部導体が配置され
ている。
【0033】[作用効果]以上のような構成を有する第
2の実施形態においては、2台のケーブルヘッド40、
50を結ぶ直線上に2台の水平形断路器3、4を上下平
行に配置しているため、据付スペースの平面的な広がり
を抑えることができる。したがって、揚水式水力発電所
の用地面積を縮小化することが可能となる。
【0034】(3)第3の実施形態…図5参照 [構成]第3の実施形態は請求項3に対応したガス絶縁
開閉装置であり、図5は第3の実施形態の側面図であ
る。
【0035】第3の実施形態では発電機に接続される発
電機側の接続部として発電機側ケーブルヘッド40が設
けられ、送電線に接続される線路側の接続部として線路
側ブッシング1a、1b、1cが設けられている。この
第3の実施形態は、屋内・屋外にまたがって設置される
例であり、発電機側ケーブルヘッド40および2台の断
路器3、4は屋内側に設置され、線路側ブッシング1
a、1b、1cのみが屋外に設置される例である。
【0036】発電機側ケーブルヘッド40にはT字形の
モータ側断路器60、L字形の発電機側断路器70が電
気的に直列に接続されている。これら2台の断路器6
0、70はケーブルヘッド40とブッシング1a、1
b、1cとを結ぶ同一の直線上に配置されており、三相
一括タイプの垂直形断路器から構成されている。また断
路器60、70の下部にはそれぞれ、三相母線61、6
2が接続されている。これら三相母線61、62もま
た、ケーブルヘッド40とブッシング1a、1b、1c
とを結ぶ同一の直線上に配置されており、電気的に並列
に接続されている。
【0037】さらに、三相母線62からは屋外に延びる
三相母線63が接続されている。この三相母線63はケ
ーブルヘッド40とブッシング1a、1b、1cとを結
ぶ同一の直線上に配置されており、その先端部にはブッ
シング1a、1b、1cが接続されている。また、三相
母線63の母線長は、建屋とブッシング1a、1b、1
cとの最小絶縁距離Rに設定されている。
【0038】以上のような第3の実施形態の発電時で
は、発電機側ケーブルヘッド40から発電機側断路器7
0、三相母線62、63を介して線路側ブッシング1
a、1b、1cに接続される。ここで、三相母線62、
63は、発電機側と線路側が同相になるように内部導体
が配置される。また、揚水時においては、線路側ブッシ
ング1a、1b、1cから三相母線63、62、61お
よびモータ側断路器60を介して発電機側ケーブルヘッ
ド40に接続される。このとき、三相母線61は、線路
側と発電機側の相を入れ替えるように内部導体が配置さ
れる。
【0039】[作用効果]第3の実施形態においては、
ケーブルヘッド40とブッシング1a、1b、1cを結
ぶ直線上に2台の垂直形である断路器60、70を配置
し、しかもモータ側断路器60を発電機側ケーブルヘッ
ド40に直接接続しているため、ケーブルヘッド40か
ら断路器70までの屋内部分を最短距離で構成すること
ができる。したがって、ガス絶縁開閉装置の据付スペー
スを小さくすることができ、揚水式水力発電所の用地面
積を縮小化することができる。
【0040】(4)他の実施形態…図6参照 なお、本発明は以上のような実施の形態に限定されるも
のではなく、例えば、上記第1の実施形態の変形例とし
ては2台の相切替用断路器に垂直形断路器を用いても良
く、あるいは図6に示すような実施形態も包含する。こ
の実施形態では、第1の実施形態と同じく、発電機側ブ
ッシング2a、2b、2cと線路側ブッシング1a、1
b、1cが平行に並んでおり、その中心線上に2組のブ
ッシングの並びと平行に発電機側断路器4とモータ側断
路器3が配置されている。ここで、発電機側ブッシング
2a、2b、2cのうち2aと2bは三相母線81によ
って接続され、2bと2cは三相母線85によって接続
される。また、線路側ブッシング1a、1b、1cのう
ち1aと1bは三相母線84によって接続され、1bと
1cは三相母線88によって接続される。
【0041】三相母線81と84および三相母線85と
88は、互いに対向して配置されており、各三相母線8
1、84、85、88にはそれぞれ、2組のブッシング
の並びと直角方向に延びる三相母線82、83、86、
87が接続されている。このうち、三相母線82、83
は発電機側断路器4の両端部に接続され、三相母線8
6、87はモータ側断路器3の両端部にに接続されてい
る。
【0042】このような実施の形態によれば、相切替用
である2台の断路器3、4を、2組のブッシング1、2
同士を結ぶ直線に対し直交する同一の直線上に並べて配
置しているので、上記第1の実施形態と同様の作用効果
を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のガス絶縁
開閉装置によれば、揚水式の水力発電所に採用されるガ
ス絶縁開閉装置において、2台の相切替用断路器を最適
な配置構成とすることにより、据付スペースを小さくす
ることができるため、発電所の用地面積の縮小化に貢献
することができ、しかも建設費を削減させて経済性を高
めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の平面図
【図2】図1の側面図
【図3】本発明の第2の実施形態の平面図
【図4】図3の側面図
【図5】本発明の第3の実施形態の側面図
【図6】本発明の他の実施形態の平面図
【図7】揚水式の水力発電所に採用されるガス絶縁開閉
装置の一般的な単線結線図
【図8】揚水式の水力発電所に採用される従来のガス絶
縁開閉装置の平面図
【図9】図8の矢視図
【符号の説明】
1,1a,1b,1c…線路側ブッシング 2,2a,2b,2c…発電機側ブッシング 3,3a,3b,3c,60…モータ側断路器 4,4a,4b,4c,70…発電機側断路器 5,6,7,8,9,10,21,22,31,32,
41,42,51,52,61,62,63,81,8
2,83,84,85,85,86,87,88…三相
母線 9a,9b,9b,10a,10b,10c…単相母線 40…発電機側ケーブルヘッド 50…線路側ケーブルヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揚水時に発電機をモータに切替える揚水
    式の水力発電所に使用されるガス絶縁開閉装置であっ
    て、送電線に接続される線路側の接続部と、発電機に接
    続される発電機側の接続部とが互いに対向して配置さ
    れ、これら2つの接続部の間には、発電機をモータに切
    替えるモータ側断路器と、モータを発電機に切替える発
    電機側断路器とが電気的に並列に接続されたガス絶縁開
    閉装置において、 前記モータ側断路器および前記発電機側断路器は、前記
    2つの接続部同士を結ぶ直線に対し直交する直線上に並
    べて配置されたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 【請求項2】 揚水時に発電機をモータに切替える揚水
    式の水力発電所に使用されるガス絶縁開閉装置であっ
    て、送電線に接続される線路側の接続部と、発電機に接
    続される発電機側の接続部とが互いに対向して配置さ
    れ、これら2つの接続部の間には、発電機をモータに切
    替えるモータ側断路器と、モータを発電機に切替える発
    電機側断路器とが電気的に並列に接続されたガス絶縁開
    閉装置において、 前記モータ側断路器および前記発電機側断路器は、水平
    形断路器から構成され、且つ上下2段に配置されたこと
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
  3. 【請求項3】 揚水時に発電機をモータに切替える揚水
    式の水力発電所に使用されるガス絶縁開閉装置であっ
    て、送電線に接続される線路側の接続部と、発電機に接
    続される発電機側の接続部とが互いに対向して配置さ
    れ、これら2つの接続部の間には、発電機をモータに切
    替えるモータ側断路器と、モータを発電機に切替える発
    電機側断路器とが電気的に並列に接続されたガス絶縁開
    閉装置において、 前記モータ側断路器および前記発電機側断路器は垂直形
    断路器から構成されると共に、これら2つの断路器のう
    ちの一方が前記発電機側の接続部に直接接続されたこと
    を特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP8261827A 1996-10-02 1996-10-02 ガス絶縁開閉装置 Pending JPH10112906A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001065652A1 (fr) * 2000-02-28 2001-09-07 Hitachi, Ltd. Borne de connexion et commutateur isole par gaz
JP2015228749A (ja) * 2014-06-02 2015-12-17 株式会社日立製作所 ガス絶縁開閉装置
CN112928679A (zh) * 2021-02-03 2021-06-08 北京隆昌达电力工程有限公司 一种变电站变配电室开关柜的安装方法及其安装装置

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