JPH10111198A - 圧力センサ - Google Patents
圧力センサInfo
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- JPH10111198A JPH10111198A JP26892796A JP26892796A JPH10111198A JP H10111198 A JPH10111198 A JP H10111198A JP 26892796 A JP26892796 A JP 26892796A JP 26892796 A JP26892796 A JP 26892796A JP H10111198 A JPH10111198 A JP H10111198A
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- stem
- housing
- pedestal
- pressure sensor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 半導体チップを装着する台座とステムとの接
合を含む前記圧力センサの部品の組立・装着が容易で、
かつ、温度変化があっても、装着・接合した部品に離脱
・剥離等を発生しない圧力センサを提供する。 【解決手段】 ハウジングと、該ハウジングの内部に配
置されている圧力を検出する半導体チップとを備え、前
記半導体チップは、金属材料のステムと台座を介して前
記ハウジング内に溶接固定され、前記ステムの材料がF
e−Ni合金であり、前記台座がシリコン又はシリコン
合金であり、更に、前記台座の前記半導体チップとの接
合面に絶縁膜を形成してなる。
合を含む前記圧力センサの部品の組立・装着が容易で、
かつ、温度変化があっても、装着・接合した部品に離脱
・剥離等を発生しない圧力センサを提供する。 【解決手段】 ハウジングと、該ハウジングの内部に配
置されている圧力を検出する半導体チップとを備え、前
記半導体チップは、金属材料のステムと台座を介して前
記ハウジング内に溶接固定され、前記ステムの材料がF
e−Ni合金であり、前記台座がシリコン又はシリコン
合金であり、更に、前記台座の前記半導体チップとの接
合面に絶縁膜を形成してなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップを備
えた圧力センサに係り、特に、冷凍・冷房装置の冷媒等
の流体の圧力を検出するのに好適な半導体チップを備え
た圧力センサに関する。
えた圧力センサに係り、特に、冷凍・冷房装置の冷媒等
の流体の圧力を検出するのに好適な半導体チップを備え
た圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体チップを備えた圧
力センサとしては、例えば、該圧力センサがハウジング
と該ハウジングの下部に固定され半導体チップ収納室を
有するステムとを備え、該収納室の凹部内にガラス台座
を接合すると共に、該ガラス台座上に半導体チップを気
密接合し、前記ステムの圧力導入孔と前記ガラス台座の
圧力導入孔とを通じて導入された検出冷媒の圧力を前記
半導体チップで測定するようにしたものがある(特開平
3−226638号公報参照)。
力センサとしては、例えば、該圧力センサがハウジング
と該ハウジングの下部に固定され半導体チップ収納室を
有するステムとを備え、該収納室の凹部内にガラス台座
を接合すると共に、該ガラス台座上に半導体チップを気
密接合し、前記ステムの圧力導入孔と前記ガラス台座の
圧力導入孔とを通じて導入された検出冷媒の圧力を前記
半導体チップで測定するようにしたものがある(特開平
3−226638号公報参照)。
【0003】前記圧力センサは、前記ガラス台座と前記
ステムとの材料として、ホウ珪酸ガラスとFe−Ni系
合金との性質の異なる材料が使用されることから、温度
変化が生じた時、その熱膨張係数が大きく相違すること
により、接合部が離脱・剥離等が生じるとの不具合が発
生する傾向がある。前記不具合を防止するべく、前記ガ
ラス台座の外周部と前記ステムの凹部内壁との接合を、
前記ガラス台座と前記ステムとの各々の熱膨張係数の中
間の熱膨張係数を備えた低融点ガラスで行うことで、前
記材料の熱膨張係数の違いに基づく前記不具合いに対処
し、前記圧力センサの長期使用過程で、前記ガラス台座
と前記ステム部分に繰り返し温度変化が生じても、その
接合部が離脱・剥離等が発生せず、前記ステム上に前記
ガラス台座を確実に接合できるようにしている。
ステムとの材料として、ホウ珪酸ガラスとFe−Ni系
合金との性質の異なる材料が使用されることから、温度
変化が生じた時、その熱膨張係数が大きく相違すること
により、接合部が離脱・剥離等が生じるとの不具合が発
生する傾向がある。前記不具合を防止するべく、前記ガ
ラス台座の外周部と前記ステムの凹部内壁との接合を、
前記ガラス台座と前記ステムとの各々の熱膨張係数の中
間の熱膨張係数を備えた低融点ガラスで行うことで、前
記材料の熱膨張係数の違いに基づく前記不具合いに対処
し、前記圧力センサの長期使用過程で、前記ガラス台座
と前記ステム部分に繰り返し温度変化が生じても、その
接合部が離脱・剥離等が発生せず、前記ステム上に前記
ガラス台座を確実に接合できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来の
技術の半導体を備えた圧力センサは、前記ガラス台座と
前記ステムとの接合方法として、前記ガラス台座を前記
ステムの凹部に配置し、前記ガラス台座の外周部にステ
ムの前記凹部との間の間隙に低融点ガラス材を置き、該
低融点ガラス材を溶融して前記ステムとガラス台座とを
気密状態に接合するものであるので、前記ガラス台座と
前記ステムとの接合をワンタッチで行うことができず、
手間と時間を要するとの問題があった。
技術の半導体を備えた圧力センサは、前記ガラス台座と
前記ステムとの接合方法として、前記ガラス台座を前記
ステムの凹部に配置し、前記ガラス台座の外周部にステ
ムの前記凹部との間の間隙に低融点ガラス材を置き、該
低融点ガラス材を溶融して前記ステムとガラス台座とを
気密状態に接合するものであるので、前記ガラス台座と
前記ステムとの接合をワンタッチで行うことができず、
手間と時間を要するとの問題があった。
【0005】また、前記従来の技術は、前記ガラス台座
と前記ステムとの接合を、前記両部材の各熱膨張係数の
間の中間の熱膨張係数を備えた低融点ガラスで行うべ
く、特定の熱膨張係数のガラス素材を選定しなければな
らないと云う限られたガラス材料しか使用できない不都
合が生じるものである。更に、接合のために特定のガラ
ス素材を選定することによって、前記膨張係数の相違に
基づく弊害を是正してしているが、前記ガラス台座と前
記ステムとは、その素材の相違により熱膨張係数が大き
く異なるものであるから、接合材として両者の中間の熱
膨張係数の低融点ガラスを使用したとしても、その接合
が圧力センサの長期の使用において、完全なものとは云
えない。
と前記ステムとの接合を、前記両部材の各熱膨張係数の
間の中間の熱膨張係数を備えた低融点ガラスで行うべ
く、特定の熱膨張係数のガラス素材を選定しなければな
らないと云う限られたガラス材料しか使用できない不都
合が生じるものである。更に、接合のために特定のガラ
ス素材を選定することによって、前記膨張係数の相違に
基づく弊害を是正してしているが、前記ガラス台座と前
記ステムとは、その素材の相違により熱膨張係数が大き
く異なるものであるから、接合材として両者の中間の熱
膨張係数の低融点ガラスを使用したとしても、その接合
が圧力センサの長期の使用において、完全なものとは云
えない。
【0006】本発明は、前記の如き問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、特に、半導
体チップを装着する台座とステムとの接合を含む前記圧
力センサの部品の組立・装着が容易で、かつ、温度変化
があっても、装着・接合した部品に離脱・剥離等を発生
しない圧力センサを提供することである。
たものであって、その目的とするところは、特に、半導
体チップを装着する台座とステムとの接合を含む前記圧
力センサの部品の組立・装着が容易で、かつ、温度変化
があっても、装着・接合した部品に離脱・剥離等を発生
しない圧力センサを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の第一の圧力センサは、金属材料のハウジング
と、該ハウジングの内部に配置されている圧力を検出す
る半導体チップとを備え、前記半導体チップは、金属材
料のステムと台座を介して前記ハウジング内に溶接固定
され、前記ステムの材料がFe−Ni合金であり、前記
台座の材料がシリコン又はシリコン合金であり、更に、
前記台座が前記半導体チップとの接合面に絶縁膜を形成
していることを特徴としている。
本発明の第一の圧力センサは、金属材料のハウジング
と、該ハウジングの内部に配置されている圧力を検出す
る半導体チップとを備え、前記半導体チップは、金属材
料のステムと台座を介して前記ハウジング内に溶接固定
され、前記ステムの材料がFe−Ni合金であり、前記
台座の材料がシリコン又はシリコン合金であり、更に、
前記台座が前記半導体チップとの接合面に絶縁膜を形成
していることを特徴としている。
【0008】本発明の第一の圧力センサのハウジング内
に配置される部材の具体的装着固定の態様としては、前
記ステムの全周が金メッキされていると共に前記台座の
上下の接合面が金メッキされ、かつ、前記ステム、前記
台座、及び、前記半導体チップの各部材が、該部材間を
金のロー付け溶接で接合固定され、前記ステムが前記ハ
ウジングに電気抵抗溶接、ロー付け溶接、もしくは、レ
ーザー溶接のいずれか一つの溶接で接合固定されてるこ
とを特徴としている。
に配置される部材の具体的装着固定の態様としては、前
記ステムの全周が金メッキされていると共に前記台座の
上下の接合面が金メッキされ、かつ、前記ステム、前記
台座、及び、前記半導体チップの各部材が、該部材間を
金のロー付け溶接で接合固定され、前記ステムが前記ハ
ウジングに電気抵抗溶接、ロー付け溶接、もしくは、レ
ーザー溶接のいずれか一つの溶接で接合固定されてるこ
とを特徴としている。
【0009】本発明の第二の圧力センサは、金属材料の
ハウジングと、該ハウジングの内部に配置されている圧
力を検出する半導体チップとを備え、前記半導体チップ
が絶縁性のステム、金属材料の接合キャップ、及び、電
気絶縁性の金属材料の台座を介して前記ハウジング内に
溶接固定され、前記接合キャップの材料がFe−Ni合
金であり、前記台座の材料がシリコン又はシリコン合金
であり、前記ステムが前記ハウジングと前記接合キャッ
プとの接合部分のみに金メッキしていると共に前記台座
と前記接合キヤップの上下の接合面が金メッキされ、か
つ、前記ステム、前記接合キャップ、前記台座、及び、
前記半導体チップの各部材が該部材間を金のロー付け溶
接で接合固定していることを特徴としている。
ハウジングと、該ハウジングの内部に配置されている圧
力を検出する半導体チップとを備え、前記半導体チップ
が絶縁性のステム、金属材料の接合キャップ、及び、電
気絶縁性の金属材料の台座を介して前記ハウジング内に
溶接固定され、前記接合キャップの材料がFe−Ni合
金であり、前記台座の材料がシリコン又はシリコン合金
であり、前記ステムが前記ハウジングと前記接合キャッ
プとの接合部分のみに金メッキしていると共に前記台座
と前記接合キヤップの上下の接合面が金メッキされ、か
つ、前記ステム、前記接合キャップ、前記台座、及び、
前記半導体チップの各部材が該部材間を金のロー付け溶
接で接合固定していることを特徴としている。
【0010】前記の如く構成された本発明の第一の圧力
センサは、台座とステムとが、シリコン合金とFe−N
i合金との金属材料であるので熱膨張係数が近似し、温
度変化が生じても接合部分にクラック、亀裂等が生じに
くく、長期に使用できる。また、各部材の間もしくは部
材の周囲を金メッキをして、該部材間を金のロー付け溶
接で接合固定しているので、前記部材間をしっかりと接
合固定することができる。
センサは、台座とステムとが、シリコン合金とFe−N
i合金との金属材料であるので熱膨張係数が近似し、温
度変化が生じても接合部分にクラック、亀裂等が生じに
くく、長期に使用できる。また、各部材の間もしくは部
材の周囲を金メッキをして、該部材間を金のロー付け溶
接で接合固定しているので、前記部材間をしっかりと接
合固定することができる。
【0011】更に、ステムをハウジング内に装着し、該
ハウジング内で溶接によって装着固定したので、種々の
溶接手段で前記ステムを前記ハウジングに装着固定する
ことができると共に、前記半導体チップ等の検出部材の
組み付けが容易になる。
ハウジング内で溶接によって装着固定したので、種々の
溶接手段で前記ステムを前記ハウジングに装着固定する
ことができると共に、前記半導体チップ等の検出部材の
組み付けが容易になる。
【0012】更にまた、前記半導体チップの台座の材料
をシリコン合金の電気絶縁材料で形成すると共に、該台
座の半導体チップとの接合面に絶縁膜を形成したので、
十分な電気絶縁を行うことができる。
をシリコン合金の電気絶縁材料で形成すると共に、該台
座の半導体チップとの接合面に絶縁膜を形成したので、
十分な電気絶縁を行うことができる。
【0013】一方、本発明の第二の圧力センサは、ステ
ムがセラミック材であるので電気絶縁が十分に行え、前
記ステムが接合部分のみに金メッキを施し、他の部分は
メッキをしないので、メッキ部を介して電気が前記ハウ
ジングに伝わることがない。また、シリコン台座とステ
ムとの間にFe−Ni合金の接合キャップを介在させて
前記シリコン台座と前記ステムとを接合固定させたの
で、前記ステムがセラミック材であっても、前記シリコ
ン台座と前記ステムとの接合を強固にする。
ムがセラミック材であるので電気絶縁が十分に行え、前
記ステムが接合部分のみに金メッキを施し、他の部分は
メッキをしないので、メッキ部を介して電気が前記ハウ
ジングに伝わることがない。また、シリコン台座とステ
ムとの間にFe−Ni合金の接合キャップを介在させて
前記シリコン台座と前記ステムとを接合固定させたの
で、前記ステムがセラミック材であっても、前記シリコ
ン台座と前記ステムとの接合を強固にする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧力センサの一実
施形態を図面に沿って詳細に説明する。図1は、本実施
形態の圧力センサ10の縦断面図である。該圧力センサ
10は、その外装部分が金属材料のハウジング11と該
ハウジング11に嵌合結合される電気コネクタ12とで
構成され、前記ハウジング11と前記電気コネクタ12
とで構成される内部空間には、圧力を計測する半導体チ
ップ13と電気回路基板(プリント基板)14とが配置
される。
施形態を図面に沿って詳細に説明する。図1は、本実施
形態の圧力センサ10の縦断面図である。該圧力センサ
10は、その外装部分が金属材料のハウジング11と該
ハウジング11に嵌合結合される電気コネクタ12とで
構成され、前記ハウジング11と前記電気コネクタ12
とで構成される内部空間には、圧力を計測する半導体チ
ップ13と電気回路基板(プリント基板)14とが配置
される。
【0015】前記ハウジング11は、FeもしくはSU
S等の金属で形成され、下部に冷媒の流体導入孔11d
を有する筒状ネジ部11cを備え、上部に嵌合開口筒部
11aを備えると共に、中間部内部に濾斗状支持部11
bを備え、該濾斗状支持部11bは下部に平面の底部1
1eを有している。
S等の金属で形成され、下部に冷媒の流体導入孔11d
を有する筒状ネジ部11cを備え、上部に嵌合開口筒部
11aを備えると共に、中間部内部に濾斗状支持部11
bを備え、該濾斗状支持部11bは下部に平面の底部1
1eを有している。
【0016】前記電気コネクタ12は、ガラスで補強さ
れたポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂製の電気
絶縁材料で形成され、上部に接続コネクタの嵌合・離脱
のためのガイド筒部12bを備え、下部に拡大嵌合筒部
12aを備えている。前記電気コネクタ12の内部に
は、前記ガイド筒部12bの内部空間から前記拡大嵌合
筒部12aの内部空間に渡って貫通した三本のコネクタ
端子17(三本の内、二本の図示省略)が固定されてい
る。
れたポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂製の電気
絶縁材料で形成され、上部に接続コネクタの嵌合・離脱
のためのガイド筒部12bを備え、下部に拡大嵌合筒部
12aを備えている。前記電気コネクタ12の内部に
は、前記ガイド筒部12bの内部空間から前記拡大嵌合
筒部12aの内部空間に渡って貫通した三本のコネクタ
端子17(三本の内、二本の図示省略)が固定されてい
る。
【0017】前記ハウジング11の前記嵌合開口筒部1
1aの内部の環状部11fには、前記電気回路基板14
が嵌合載置され、該電気回路基板14の上には、防水及
び前記基板14の支持のために環状Oリング15が位置
し、前記環状部11fに嵌合配置されている。前記電気
コネクタ12の嵌合筒部12aは、前記ハウジング11
の前記嵌合開口筒部11aの上端に嵌合しており、前記
電気コネクタ12の前記嵌合筒部12aの下端傾斜部1
2cで前記Oリング15を介して前記電気回路基板14
を押圧した状態で、前記ハウジング11の嵌合開口筒部
11aの端部の開口縁部11a´を前記電気コネクタ1
2の前記拡大筒部12aの肩部12dに対してカシメ等
を行うことによって、前記ハウジング11と前記電気コ
ネクタ12とを嵌合結合すると共に、該両者の内部に前
記電気回路基板14をしっかりと嵌合挟持固定してい
る。
1aの内部の環状部11fには、前記電気回路基板14
が嵌合載置され、該電気回路基板14の上には、防水及
び前記基板14の支持のために環状Oリング15が位置
し、前記環状部11fに嵌合配置されている。前記電気
コネクタ12の嵌合筒部12aは、前記ハウジング11
の前記嵌合開口筒部11aの上端に嵌合しており、前記
電気コネクタ12の前記嵌合筒部12aの下端傾斜部1
2cで前記Oリング15を介して前記電気回路基板14
を押圧した状態で、前記ハウジング11の嵌合開口筒部
11aの端部の開口縁部11a´を前記電気コネクタ1
2の前記拡大筒部12aの肩部12dに対してカシメ等
を行うことによって、前記ハウジング11と前記電気コ
ネクタ12とを嵌合結合すると共に、該両者の内部に前
記電気回路基板14をしっかりと嵌合挟持固定してい
る。
【0018】前記コネクタ端子17の下端屈曲端部17
aには接続導電スリーブ18がスポット溶接等で接続固
定されており、該接続導電スリーブ18には、ピン端子
19の上部19bが挿入係合し、該ピン端子19の下部
19aは、前記電気回路基板14にハンダ付け等で固定
されている。前記ピン端子19は、前記電気回路基板1
4から前記コネクタ端子17に電気信号を伝達してい
る。
aには接続導電スリーブ18がスポット溶接等で接続固
定されており、該接続導電スリーブ18には、ピン端子
19の上部19bが挿入係合し、該ピン端子19の下部
19aは、前記電気回路基板14にハンダ付け等で固定
されている。前記ピン端子19は、前記電気回路基板1
4から前記コネクタ端子17に電気信号を伝達してい
る。
【0019】前記ハウジング11の中間部内部の濾斗状
支持部11bには、42アロイなどのFe−Ni合金の
ステム20が装着固定されている。前記ステム20は、
前記ハウジング11の流体導入孔11dに嵌合する下部
筒部20aと前記濾斗状支持部11bの平面11eに載
置される突出鍔部20bと台座21を載置する上部載置
部20cとを有すると共に、流体の通路として上下方向
に貫通孔20dを備えており、少なくとも台座21と接
する部分の面が1μm程度の厚さにAu(金)メッキさ
れている。前記ステム20は、前記突出鍔部20bの下
面Aで、前記ハウジング11と抵抗溶接によって前記ハ
ウジング11の前記平面11eにしっかりと溶着固定さ
れている。
支持部11bには、42アロイなどのFe−Ni合金の
ステム20が装着固定されている。前記ステム20は、
前記ハウジング11の流体導入孔11dに嵌合する下部
筒部20aと前記濾斗状支持部11bの平面11eに載
置される突出鍔部20bと台座21を載置する上部載置
部20cとを有すると共に、流体の通路として上下方向
に貫通孔20dを備えており、少なくとも台座21と接
する部分の面が1μm程度の厚さにAu(金)メッキさ
れている。前記ステム20は、前記突出鍔部20bの下
面Aで、前記ハウジング11と抵抗溶接によって前記ハ
ウジング11の前記平面11eにしっかりと溶着固定さ
れている。
【0020】前記ステム20の前記上部載置部20c上
には、シリコン製の台座21が載置固定されている。該
台座21は、前記ステム20と同様に、上下に流体を通
す貫通孔21aを前記ステム20の貫通孔20dと同心
に備えている。前記台座21は、その上面を電気絶縁の
ために1μm程度の厚さのSiO2の絶縁膜を形成すると
共に、該絶縁膜の上に更に1μm程度の厚さのAu
(金)メッキをして金属層を形成している。また、前記
台座21の下面にも1μm程度の厚さのAu(金)メッ
キをして金属層を形成し、前記ステム20の上部載置部
20cにAuのロー付けで溶接固定されている。
には、シリコン製の台座21が載置固定されている。該
台座21は、前記ステム20と同様に、上下に流体を通
す貫通孔21aを前記ステム20の貫通孔20dと同心
に備えている。前記台座21は、その上面を電気絶縁の
ために1μm程度の厚さのSiO2の絶縁膜を形成すると
共に、該絶縁膜の上に更に1μm程度の厚さのAu
(金)メッキをして金属層を形成している。また、前記
台座21の下面にも1μm程度の厚さのAu(金)メッ
キをして金属層を形成し、前記ステム20の上部載置部
20cにAuのロー付けで溶接固定されている。
【0021】前記台座21の上には、冷媒流体の圧力を
計測する半導体チップ13が載置固定されている。該半
導体チップ13には、ダイヤフラムが形成されていると
共に、該ダイヤフラムには半導体歪ゲージ(いずれも図
示省略)が配置されおり、前記ステム20の貫通孔20
dと前記台座21の貫通孔21aとを介して導入される
冷媒の圧力が、前記ダイヤフラムに印加され、該冷媒の
圧力の度合いに基づき前記半導体歪ゲージから電気信号
が出力される。
計測する半導体チップ13が載置固定されている。該半
導体チップ13には、ダイヤフラムが形成されていると
共に、該ダイヤフラムには半導体歪ゲージ(いずれも図
示省略)が配置されおり、前記ステム20の貫通孔20
dと前記台座21の貫通孔21aとを介して導入される
冷媒の圧力が、前記ダイヤフラムに印加され、該冷媒の
圧力の度合いに基づき前記半導体歪ゲージから電気信号
が出力される。
【0022】前記半導体チップ13の下面にも1μm程
度の厚さのAu(金)メッキによる金属層が形成され、
前記台座21と前記半導体チップ13とが、Au(金)
ロー付け溶接で気密接合固定されている。前記電気回路
基板14の上部には、増幅回路等の電気回路の実装部1
4aが載置されていると共に、該実装部14aと前記半
導体チップ13の歪ゲージとは、ボンディングワイヤ1
4bで電気的に接続され、前記半導体チップ13の歪ゲ
ージからの電気信号が、前記ボンディングワイヤ14b
を介して前記電気回路基板14の増幅回路に伝達されて
増幅等され、更に、前記ピン端子19を介して前記コネ
クタ端子17に出力される。
度の厚さのAu(金)メッキによる金属層が形成され、
前記台座21と前記半導体チップ13とが、Au(金)
ロー付け溶接で気密接合固定されている。前記電気回路
基板14の上部には、増幅回路等の電気回路の実装部1
4aが載置されていると共に、該実装部14aと前記半
導体チップ13の歪ゲージとは、ボンディングワイヤ1
4bで電気的に接続され、前記半導体チップ13の歪ゲ
ージからの電気信号が、前記ボンディングワイヤ14b
を介して前記電気回路基板14の増幅回路に伝達されて
増幅等され、更に、前記ピン端子19を介して前記コネ
クタ端子17に出力される。
【0023】前記ハウジング11と前記ステム20との
接合は、該ステム20の突出鍔部20bの下面と前記ハ
ウジング11とを電気抵抗溶接することで溶着固定した
ものとして説明したが、図2〜4に示されているよう
に、他の溶接手段で接合することもできる。図2は、レ
ーザ溶接により接合するものであり、ステム20を突出
鍔部20bと上部載置部20cとで形成し、前記突出鍔
部20bを前記ハウジング11内の環状凹部11gに嵌
合する構造とし、その嵌合上部部分Bをレーザ溶接す
る。
接合は、該ステム20の突出鍔部20bの下面と前記ハ
ウジング11とを電気抵抗溶接することで溶着固定した
ものとして説明したが、図2〜4に示されているよう
に、他の溶接手段で接合することもできる。図2は、レ
ーザ溶接により接合するものであり、ステム20を突出
鍔部20bと上部載置部20cとで形成し、前記突出鍔
部20bを前記ハウジング11内の環状凹部11gに嵌
合する構造とし、その嵌合上部部分Bをレーザ溶接す
る。
【0024】図3は、銀あるいは銅等のロー付け溶接に
より接合するものであり、ステム20の下部を円筒状部
20eに形成し、該円筒状部20eの下部を前記ハウジ
ング11の環状凹部11h内に嵌合する構造とし、その
嵌合上部の周辺部分Cを銀もしくは銅等のロー付け溶接
で接合する。
より接合するものであり、ステム20の下部を円筒状部
20eに形成し、該円筒状部20eの下部を前記ハウジ
ング11の環状凹部11h内に嵌合する構造とし、その
嵌合上部の周辺部分Cを銀もしくは銅等のロー付け溶接
で接合する。
【0025】図4は、通常のロー付け溶接により接合す
るものであり、ステム20の下部を前記ハウジング11
の流体導入孔11dに嵌合する円筒状部20fに形成す
ると共に、上部に前記円筒状部20fより大径の上部載
置部20cを形成した構造とし、前記円筒状部20fを
前記ハウジング11の流体導入孔11dに嵌合すると共
に、前記上部載置部20cを前記ハウジング11のくぼ
み11iに載置してその周辺部分Dをロー付け溶接して
接合する。なお、台座21はシリコン製の例を示した
が、例えば、金シリコン(Au−Si)などのシリコン
合金製としてもよい。また、ロー付けは金ロー付けの他
に金シリコンのロー付けも適用できる。
るものであり、ステム20の下部を前記ハウジング11
の流体導入孔11dに嵌合する円筒状部20fに形成す
ると共に、上部に前記円筒状部20fより大径の上部載
置部20cを形成した構造とし、前記円筒状部20fを
前記ハウジング11の流体導入孔11dに嵌合すると共
に、前記上部載置部20cを前記ハウジング11のくぼ
み11iに載置してその周辺部分Dをロー付け溶接して
接合する。なお、台座21はシリコン製の例を示した
が、例えば、金シリコン(Au−Si)などのシリコン
合金製としてもよい。また、ロー付けは金ロー付けの他
に金シリコンのロー付けも適用できる。
【0026】次に、前記の如く構成された本実施形態の
圧力センサ10の組立・作動について説明する。組立に
当たって、まず、前記ステム20に前記台座21をAu
のロー付けで溶接接合して固定し、該台座21の上に前
記半導体チップ13をAuのロー付け溶接で接合固定す
る。前記ステム20、前記台座21、及び、前記半導体
チップ13から成る一体となった三部材を、前記ハウジ
ング11に組み付け、前記ステム20を前記種々の溶接
手段で前記ハウジング11に溶接固定する。
圧力センサ10の組立・作動について説明する。組立に
当たって、まず、前記ステム20に前記台座21をAu
のロー付けで溶接接合して固定し、該台座21の上に前
記半導体チップ13をAuのロー付け溶接で接合固定す
る。前記ステム20、前記台座21、及び、前記半導体
チップ13から成る一体となった三部材を、前記ハウジ
ング11に組み付け、前記ステム20を前記種々の溶接
手段で前記ハウジング11に溶接固定する。
【0027】その後、前記電気回路基板14を前記ハウ
ジング11に載置して接着剤等で前記ハウジングに仮止
めし、次いで、前記半導体チップ13と前記電気回路基
板14とを前記ボンディングワイヤ14bで電気接続
し、前記環状Oリング15を前記電気回路基板14上に
載置して前記コネクタ端子17が装着されている前記電
気コネクタ12の下部を載置して、前記電気コネクタ1
2の前記嵌合筒部12aの下端傾斜部12cで前記環状
Oリング15を介して前記電気回路基板14を押圧した
状態で、前記ハウジング11の嵌合開口筒部11aの端
部の開口縁部11a´を、前記電気コネクタ12の前記
拡大筒部12aの肩部12dに対してカシメ等を行うこ
とによって、前記ハウジング11と前記電気コネクタ1
2とを嵌合結合して組立を完了する。
ジング11に載置して接着剤等で前記ハウジングに仮止
めし、次いで、前記半導体チップ13と前記電気回路基
板14とを前記ボンディングワイヤ14bで電気接続
し、前記環状Oリング15を前記電気回路基板14上に
載置して前記コネクタ端子17が装着されている前記電
気コネクタ12の下部を載置して、前記電気コネクタ1
2の前記嵌合筒部12aの下端傾斜部12cで前記環状
Oリング15を介して前記電気回路基板14を押圧した
状態で、前記ハウジング11の嵌合開口筒部11aの端
部の開口縁部11a´を、前記電気コネクタ12の前記
拡大筒部12aの肩部12dに対してカシメ等を行うこ
とによって、前記ハウジング11と前記電気コネクタ1
2とを嵌合結合して組立を完了する。
【0028】前記組み立てられた圧力センサ10を、該
圧力センサ10の前記筒状ネジ部11cを冷房サイクル
の冷媒配管(図示省略)の途中に環状Oリング23を介
在して螺合することで、冷房装置等へ装着固定する。冷
房装置等の駆動により冷媒が前記冷媒配管を循環する
と、該冷媒配管内の冷媒が前記冷媒導入孔11dを介し
て、前記ステム20の貫通孔20dと前記台座21の貫
通孔21aとを更に介して前記半導体チップ13のダイ
ヤフラムに供給される。前記供給された冷媒の圧力によ
って前記半導体歪ゲージは、そのピエゾ抵抗効果によっ
て抵抗値が変化し、該抵抗値の変化が電気信号に変換さ
れ、前記電気回路基板14の増幅回路等を介して前記コ
ネクタ端子17から外部に取り出される。
圧力センサ10の前記筒状ネジ部11cを冷房サイクル
の冷媒配管(図示省略)の途中に環状Oリング23を介
在して螺合することで、冷房装置等へ装着固定する。冷
房装置等の駆動により冷媒が前記冷媒配管を循環する
と、該冷媒配管内の冷媒が前記冷媒導入孔11dを介し
て、前記ステム20の貫通孔20dと前記台座21の貫
通孔21aとを更に介して前記半導体チップ13のダイ
ヤフラムに供給される。前記供給された冷媒の圧力によ
って前記半導体歪ゲージは、そのピエゾ抵抗効果によっ
て抵抗値が変化し、該抵抗値の変化が電気信号に変換さ
れ、前記電気回路基板14の増幅回路等を介して前記コ
ネクタ端子17から外部に取り出される。
【0029】前記の如き構成と作動を行う本実施形態の
圧力センサ10は、前記半導体チップ13を支持する台
座21とステム20とを、シリコン合金とFe−Ni合
金とで構成したので、前記両部材の熱膨張係数が近似す
ることで、前記圧力センサ10に温度変化が生じても、
前記両部材間及び前記ステム20と前記ハウジング11
(ハウジング11も金属材料)との間の接合部分にクラ
ック、亀裂等が生じにくくなり、圧力センサを長期に使
用できる。
圧力センサ10は、前記半導体チップ13を支持する台
座21とステム20とを、シリコン合金とFe−Ni合
金とで構成したので、前記両部材の熱膨張係数が近似す
ることで、前記圧力センサ10に温度変化が生じても、
前記両部材間及び前記ステム20と前記ハウジング11
(ハウジング11も金属材料)との間の接合部分にクラ
ック、亀裂等が生じにくくなり、圧力センサを長期に使
用できる。
【0030】また、前記半導体チップ13と前記台座2
1との間、及び、前記ステム20の周囲を金属メッキを
した後に、該部材間を金のロー付け溶接で接合固定した
ので、前記部材間をしっかりと接合固定することができ
ると共に、接合溶接自体も簡単に行うことができる。
1との間、及び、前記ステム20の周囲を金属メッキを
した後に、該部材間を金のロー付け溶接で接合固定した
ので、前記部材間をしっかりと接合固定することができ
ると共に、接合溶接自体も簡単に行うことができる。
【0031】更に、ステム20をハウジング11の内部
空間に装着すると共に、前記ハウジング11内で溶接に
よって装着固定する構成としたので、抵抗電気溶接、レ
ーザ溶接、ロー付け溶接等の種々の固定手段で、前記ス
テム20を前記ハウジング11に装着固定することが
で、前記半導体チップ13の前記圧力センサ10への組
み付けが容易になる。
空間に装着すると共に、前記ハウジング11内で溶接に
よって装着固定する構成としたので、抵抗電気溶接、レ
ーザ溶接、ロー付け溶接等の種々の固定手段で、前記ス
テム20を前記ハウジング11に装着固定することが
で、前記半導体チップ13の前記圧力センサ10への組
み付けが容易になる。
【0032】更にまた、前記半導体チップ13の台座2
0の材料をシリコン又はシリコン合金で形成すると共
に、更に、該台座20の半導体チップ13との接合面
に、SiO2の絶縁膜を形成したので、前記ハウジング
11と前記半導体チップ13との間に十分な電気絶縁を
行うことができる。
0の材料をシリコン又はシリコン合金で形成すると共
に、更に、該台座20の半導体チップ13との接合面
に、SiO2の絶縁膜を形成したので、前記ハウジング
11と前記半導体チップ13との間に十分な電気絶縁を
行うことができる。
【0033】本発明の前記実施形態(第一の実施形態)
は、前記ステム20をFe−Ni合金の材料で構成した
ものであるが、図5に示すように、ステム20をセラミ
ック材料とした他の実施形態(第二の実施形態)の圧力
センサ10’とすることもできる。該実施形態の圧力セ
ンサ10’は、ステム20をセラミックの材料とすると
共に、該ステム20と台座21との間にFe−Ni合金
の材料の接合キャップ22を介在させたものであり、そ
れ以外の構造は、前記第一の実施形態の圧力センサ10
と同じ構成である。
は、前記ステム20をFe−Ni合金の材料で構成した
ものであるが、図5に示すように、ステム20をセラミ
ック材料とした他の実施形態(第二の実施形態)の圧力
センサ10’とすることもできる。該実施形態の圧力セ
ンサ10’は、ステム20をセラミックの材料とすると
共に、該ステム20と台座21との間にFe−Ni合金
の材料の接合キャップ22を介在させたものであり、そ
れ以外の構造は、前記第一の実施形態の圧力センサ10
と同じ構成である。
【0034】前記第二の実施形態の圧力センサ10’の
前記ハウジング11、前記セラミック製のステム20、
前記接合キャップ22、及び、台座21との各部材と部
材間の接合は、各部材の接合部のみに金メッキEを施し
て金属層を形成し、該金属層の部分EをAuのロー付け
溶接で接合固定する。前記ステム20は、セラミック材
であるので電気絶縁が十分に行えると共に、前記ステム
20は、接合部分のみに金メッキEを施し、他の部分は
メッキをしないので、メッキ部を介して電気が前記ハウ
ジング11に伝わることがない。
前記ハウジング11、前記セラミック製のステム20、
前記接合キャップ22、及び、台座21との各部材と部
材間の接合は、各部材の接合部のみに金メッキEを施し
て金属層を形成し、該金属層の部分EをAuのロー付け
溶接で接合固定する。前記ステム20は、セラミック材
であるので電気絶縁が十分に行えると共に、前記ステム
20は、接合部分のみに金メッキEを施し、他の部分は
メッキをしないので、メッキ部を介して電気が前記ハウ
ジング11に伝わることがない。
【0035】また、前記台座21と前記ステム20との
間にFe−Ni合金の接合キャップ22を介在させて前
記台座21と前記ステム20とを接合固定させたので、
前記ステム20がセラミック材であっても、前記台座2
1と前記ステム20との接合が強固なものとなる。即
ち、前記台座21と接合キヤップ22とはシリコンとF
e−Ni合金であるので溶接による接合固定が強固にな
ると共に、前記ステム20と前記接合キャップ22と
は、該キャップ22が前記ステム20に嵌合した状態で
接合固定されるので、同様に接合固定が強固になる。
間にFe−Ni合金の接合キャップ22を介在させて前
記台座21と前記ステム20とを接合固定させたので、
前記ステム20がセラミック材であっても、前記台座2
1と前記ステム20との接合が強固なものとなる。即
ち、前記台座21と接合キヤップ22とはシリコンとF
e−Ni合金であるので溶接による接合固定が強固にな
ると共に、前記ステム20と前記接合キャップ22と
は、該キャップ22が前記ステム20に嵌合した状態で
接合固定されるので、同様に接合固定が強固になる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の圧力センサは、半導体チップを装着する台座とステ
ムとの接合を含む前記圧力センサの部品の組立・装着が
容易にできると共に、前記圧力センサに温度変化が生じ
ても、装着・接合した部分の部品に離脱・剥離等が発生
しない。
明の圧力センサは、半導体チップを装着する台座とステ
ムとの接合を含む前記圧力センサの部品の組立・装着が
容易にできると共に、前記圧力センサに温度変化が生じ
ても、装着・接合した部分の部品に離脱・剥離等が発生
しない。
【図1】本発明の圧力センサの一実施形態の縦断面図。
【図2】図1の圧力センサの他の変形ステムと該ステム
の溶接手段(レーザ溶接)とを示す部分断面図。
の溶接手段(レーザ溶接)とを示す部分断面図。
【図3】図1の圧力センサの更に他の変形ステムと該ス
テムの溶接手段(銀あるいは銅ロー溶接)とを示す部分
断面図。
テムの溶接手段(銀あるいは銅ロー溶接)とを示す部分
断面図。
【図4】図1の圧力センサの更に他の変形ステムと該ス
テムの溶接手段(ロー付け溶接)とを示す部分断面図。
テムの溶接手段(ロー付け溶接)とを示す部分断面図。
【図5】本発明の圧力センサの他の実施形態(ステムの
材料の変更と接合キャップ)の部分縦断面図。
材料の変更と接合キャップ)の部分縦断面図。
10 圧力センサ 11 ハウジング 12 電気コネクタ 13 半導体チップ 14 電気回路基板 20 ステム 21 台座
Claims (8)
- 【請求項1】 金属材料のハウジングと、該ハウジング
の内部に配置されている圧力を検出する半導体チップと
を備えた圧力センサにおいて、 前記半導体チップは、金属材料のステムと台座を介して
前記ハウジング内に溶接固定されていることを特徴とす
る圧力センサ。 - 【請求項2】 前記ステムの材料がFe−Ni合金であ
り、前記台座の材料がシリコン又はシリコン合金である
ことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。 - 【請求項3】 前記台座は、前記半導体チップとの接合
面に絶縁膜を形成していることを特徴とする請求項1又
は2に記載の圧力センサ。 - 【請求項4】 前記ステムは少なくとも台座と接する部
分の面が金メッキされ、かつ、前記ステム、前記台座、
及び、前記半導体チップの各部材が、該部材間を金のロ
ー付け溶接で接合固定していることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれか一項に記載の圧力センサ。 - 【請求項5】 前記ステムが、前記ハウジングに電気抵
抗溶接、ロー付け溶接、もしくは、レーザー溶接のいず
れか一つの溶接で接合固定されてることを特徴とする請
求項1乃至4のいずれか一項に記載の圧力センサ。 - 【請求項6】 金属材料のハウジングと、該ハウジング
の内部に配置されている圧力を検出する半導体チップと
を備えた圧力センサにおいて、 前記半導体チップは、絶縁性のステム、金属材料の接合
キャップ、及び、台座を介して前記ハウジング内に溶接
固定されていることを特徴とする圧力センサ。 - 【請求項7】 前記接合キャップの材料がFe−Ni合
金であり、前記台座の材料がシリコン又はシリコン合金
であることを特徴とする請求項6に記載の圧力センサ。 - 【請求項8】 前記ステムが、前記ハウジングと前記接
合キャップとの接合部分のみに金メッキしていると共に
前記台座と前記接合キヤップの上下の接合面が金メッキ
され、かつ、前記ステム、前記接合キャップ、前記台
座、及び、前記半導体チップの各部材が、該部材間を金
のロー付け溶接で接合固定していることを特徴とする請
求項6又は7に記載の圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26892796A JPH10111198A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26892796A JPH10111198A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 圧力センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10111198A true JPH10111198A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17465221
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26892796A Pending JPH10111198A (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 圧力センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10111198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103033231A (zh) * | 2011-08-01 | 2013-04-10 | 霍尼韦尔国际公司 | 传感器组件的压力传感器和压力端口之间的接头 |
WO2022142994A1 (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 杭州三花研究院有限公司 | 传感器装置以及阀组件 |
-
1996
- 1996-10-09 JP JP26892796A patent/JPH10111198A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103033231A (zh) * | 2011-08-01 | 2013-04-10 | 霍尼韦尔国际公司 | 传感器组件的压力传感器和压力端口之间的接头 |
CN103033231B (zh) * | 2011-08-01 | 2017-05-24 | 霍尼韦尔国际公司 | 传感器组件的压力传感器和压力端口之间的接头 |
WO2022142994A1 (zh) * | 2020-12-31 | 2022-07-07 | 杭州三花研究院有限公司 | 传感器装置以及阀组件 |
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