JPH10110977A - 冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニット - Google Patents

冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニット

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JPH10110977A
JPH10110977A JP26196796A JP26196796A JPH10110977A JP H10110977 A JPH10110977 A JP H10110977A JP 26196796 A JP26196796 A JP 26196796A JP 26196796 A JP26196796 A JP 26196796A JP H10110977 A JPH10110977 A JP H10110977A
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heating
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茂人 隅谷
Takashi Ota
貴士 太田
Tetsuhiro Takano
哲宏 高野
Naotoshi Maeda
直敏 前田
Takao Ogawa
貴生 小川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、構成部品の配置構成を変更すること
により、筺体の高さ寸法を抑制して小型化を図るととも
に、部品点数の削減による部品費の低減と、サービス性
の向上を併せ得られる冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニッ
トを提供する。 【解決手段】筺体30と、この筺体内部を空気熱交換室
32と機械室33との二室に仕切る仕切り板31と、上
記空気熱交換室に配置される室外熱交換器34および室
外ファン35と、上記機械室に配置される圧縮機36
と、この機械室の圧縮機上方部位に配置され燃焼器4
4、冷媒加熱器45、燃料供給装置46および燃焼送風
機47などからなる冷媒加熱ユニット38を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成部品のレイア
ウトを改良した冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニットは、
従来、図6(A),(B)に示すように構成される。図
中1は矩形箱状の筺体であって、この内部には仕切り板
2が設けられている。
【0003】仕切り板2は、筺体内底部から筺体上下方
向のほぼ中間部に至る所定高さに形成されていて、筺体
1内部を左右に仕切る。仕切り板2の上端部は、筺体上
面部と所定間隔を存して平行で、かつ仕切り板上端部か
ら筺体の左側面部に亘って設けられる上部ベース板3の
側端部と連結される。
【0004】筺体1と、仕切り板2および上部ベース板
3とで囲繞される空間部を熱交換室4と称していて、こ
こには図示しない室外熱交換器と、室外ファン5とが対
向して配置される。
【0005】この熱交換室4と隣接する空間部を機械室
6と称していて、ここには圧縮機7とサクションカップ
8および接続配管類9が収容される。機械室6側部であ
る筺体1の右側面部に、図示しない室内ユニットから延
出される冷媒配管と接続するための複数のパックドバル
ブ10が突出している。
【0006】また、機械室6の上部で筺体1前面部に、
制御基板11とコネクタ12が取付けられていて、この
室外ユニットに配置される電気部品類と電気的に接続さ
れる。制御基板11の背面部で、かつ機械室6と熱交換
室4の上部に亘って冷媒加熱ユニット13が配置され
る。
【0007】冷媒加熱ユニット13は、左右方向のほぼ
中央部に燃焼器14が配置され、この燃焼器の左側部に
冷媒加熱器15が連結される。実際には、これら燃焼器
14と冷媒加熱器15は上部ベース板3上に載設され
る。燃焼器14の右側部に燃焼送風機16が連結され、
かつ燃焼器14の前面部にはノズル17と点火プラグ1
8の一部が突出している。
【0008】上記ノズル17には、燃料供給管19が接
続されている。この燃料供給管19は上記制御基板11
の背面側を介して筺体1右側部まで延出され、ここでU
ターン状に折曲される。一方、筺体の背面部には比例弁
や電磁弁などからなる燃料供給装置20が取付けられ、
ここに上記燃料供給管19が接続される。
【0009】この燃料供給装置20には、筺体1外部に
突出するホース継ぎ手21が設けられ、かつ上記燃焼器
14の上面部にはフレームロッド22が設けられる。冷
媒加熱器15の上面部には温度ヒューズや加熱防止サー
モなどの保護具22が設けられ、かつ冷媒加熱器15の
左側部には排気ダクト23が連結され、上記熱交換室前
面部に取付けられる排気トップ24に排気管25を介し
て連通される。
【0010】このようにして室外ユニットが構成されて
いて、圧縮機9を駆動することにより室外熱交換器と、
図示しない室内熱交換器に冷媒が流通し、冷房運転など
が行なわれる。
【0011】また、暖房運転時には、冷媒加熱ユニット
13の冷媒加熱器15に冷媒が導かれるとともに燃料供
給装置20が開放され、かつ燃焼送風機16が作動し
て、燃焼器14において燃焼作用が行なわれる。
【0012】冷媒加熱器15に導かれる冷媒は、燃焼器
14の燃焼熱を吸収して温度上昇する。したがって、冷
凍サイクルにおける冷媒蒸発温度が上昇し、設定した暖
房温度が確実に得られることとなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】この室外ユニットにお
いて、冷媒加熱式冷暖房機としての作用上の問題は少し
も存在しないが、室外ユニット自体の構成部品配置では
要望される改良点が残されている。
【0014】一例として、筺体のより小型化を図ること
であり、その一方で、室外熱交換器の熱交換面積を増大
できれば、極めて好都合と言える。従来の室外ユニット
の構成は、熱交換室4と機械室6の上部に冷媒加熱ユニ
ット13が配置される。特に、熱交換室4には室外熱交
換器が配置される関係上、熱交換室の高さ寸法は、圧縮
機7や配管類9が収容される機械室6の高さ寸法よりも
大になる。
【0015】この高さ寸法の大なる熱交換室4の上部に
上部ベース板3を取り付け、ここに冷媒加熱ユニット1
3の構成部品である燃焼器14と冷媒加熱器15とを連
結して載設する構成となっているから、必然的に筺体1
の高さ寸法が大になってしまい、小型化が抑制される結
果となる。
【0016】筺体1の高さ寸法を所定値内に限定するた
めに、熱交換室4の高さ寸法を抑制することも考えられ
るが、それには室外熱交換器の高さ寸法を低くしなけれ
ばならず、熱交換面積の低減と熱交換能力の低下を招い
てしまうので、実現は不可能である。
【0017】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、構成部品の配置構成を
変更することにより、筺体の高さ寸法を抑制して小型化
を図るとともに、部品点数の削減による部品費の低減
と、サービス性の向上を併せ得られる冷媒加熱式冷暖房
機の室外ユニットを提供しようとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
の本発明の冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニットは、請求
項1として、筺体と、この筺体内部を空気熱交換室と機
械室との二室に仕切る仕切り板と、上記空気熱交換室に
配置される室外熱交換器および室外ファンと、上記機械
室に配置される圧縮機と、この機械室の圧縮機上方部位
に配置され燃料を供給する燃料供給装置と、この燃料供
給装置から導かれる燃料を内部に形成される燃焼室で燃
焼させる燃焼器と、この燃焼器の上記燃焼室に燃焼用空
気を送る燃焼用送風機と、燃焼器で燃焼された燃焼ガス
を導いて冷媒配管を加熱する冷媒加熱器を備え、上記燃
焼器の側部に冷媒加熱器が連結され、かつ燃焼器の下部
に燃焼送風機が連結される冷媒加熱ユニットとを具備し
たことを特徴とする。
【0019】請求項2として、請求項1において上記筺
体は箱状に形成され、上記冷媒加熱ユニットは筺体の前
面部に面して配置され、筺体の上面部に面して電装部品
などを収容する電装部品箱が配置されることを特徴とす
る。
【0020】請求項3として、請求項1において上記冷
媒加熱ユニットの上記燃焼器は、バーナーケース内にバ
ーナ組立を収容して構成され、上記燃料供給装置は、バ
ーナーケース内からバーナ組立を取り外し、バーナケー
スの内部に挿入した固定具によって、バーナケースの背
面に取付け固定されることを特徴とする。
【0021】請求項4として、請求項1において上記仕
切り板は、機械室の下部空間を仕切る下部仕切り部と、
上部空間を仕切る上部仕切り部と、これら下部仕切り部
と上部仕切り部とを一体に連結する連結部とから構成さ
れ、連結部は、下部仕切り部側から上部仕切り部側に亘
って幅が広い段状に屈曲形成されることを特徴とする。
【0022】請求項5として、請求項4において上記冷
媒加熱ユニットは、仕切り板の連結部に設けられる第1
の係止部にその一側部が係止され、筺体側面の配線用開
口部周辺に設けられる第2の係止部にその他側部が係止
されることを特徴とする。
【0023】請求項6として、請求項4において上記仕
切り板の上部仕切り部は、その上端縁が筺体上面部と間
隙を存して設けられ、この間隙に電装部品などを収容す
る電装部品箱の一部が介在されることを特徴とする。
【0024】以上のごとき課題を解決するための手段を
採用することにより、請求項1の発明では、室外ユニッ
トの全体構成を限定して、筺体の高さ寸法の低減を得
る。請求項2の発明では、筺体に対する冷媒加熱ユニッ
トの配置構成を限定して、部品点数の低減と、構成の簡
素化を得る。
【0025】請求項3の発明では、燃料供給装置の取付
け構造を限定して、サービス性を確保する。請求項4の
発明では、仕切り板構造を限定して、熱交換室と機械室
それぞれの必要最小限のスペースを確保する。
【0026】請求項5の発明では、筺体に対する冷媒加
熱ユニットの取付け構造を限定して、サービス性を確保
する。請求項6の発明では、電装部品箱の配置を限定し
て、筺体内の空間スペースの有効活用と、サービス性の
向上を得る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して説明する。図1と図2に示すように、冷媒
加熱式冷暖房機の室外ユニットが構成される。ユニット
本体である筺体30は、正面視と、側面視および上面視
とも全て矩形状に形成される箱体からなる。
【0028】この筺体30内部は、筺体上部を残して仕
切り板31によって、左右二室に仕切られる。すなわ
ち、仕切り板31の上端縁は筺体上面部と所定間隔を存
していて、ここでは筺体30内を仕切れない。
【0029】仕切り板31によって仕切られる筺体30
内の左側空間部を空気熱交換室32と呼び、右側空間部
を機械室33と呼ぶ。仕切り板31についてなお説明す
れば、空気熱交換室32と機械室33の下部空間を仕切
る下部仕切り部31aと、これらの上部空間を仕切る上
部仕切り部31bとが、互いに連結部31cを介して一
体に連結される。
【0030】上記機械室33に対して、下部仕切り部3
1aの幅寸法は、上部仕切り部31bの幅寸法よりも狭
く形成されていて、したがって連結部31cは下部仕切
り部31a側から上部仕切り部31b側に亘って幅が広
い段状に屈曲形成される。
【0031】上記空気熱交換室32には、室外熱交換器
34および室外ファン35が配置される。上記機械室3
3には、圧縮機36と、この圧縮機36に接続される配
管類37が配置されるとともに、圧縮機36上方部位に
後述する冷媒加熱ユニット38が配置される。
【0032】空気熱交換室32に配置される室外熱交換
器34は、この上方部位に何らの構成部品も配置されて
いないところから、後述するように筺体30の高さ寸法
を低減できるにも関わらず、その高さ寸法を従来のもの
よりも高くして熱交換面積の増大を得られる。
【0033】室外ファン35は、筺体30の前面側に配
置される図示しない支持台に取付け支持されていて、こ
の吸込み側に上記室外熱交換器34が配置される。そし
て、筺体30には図示しない吸込みグリルと吹出しグリ
ルが設けられる。
【0034】仕切り板31の上部仕切り部31b上端縁
と筺体30の上面部30aとの間隙に、電装部品などを
収容する電装部品箱39の一部が介在される。すなわ
ち、この電装部品箱39は、上記機械室33に配置され
る冷媒加熱ユニット38の上部で、かつ筺体上面部30
aに面して配置される。
【0035】電装部品箱39の一側部には、冷却フィン
40aが突設される。この冷却フィン40aは、電装部
品のうちでも、たとえばG・Tr(ジャイアント・トラ
ンジスタ)など高熱を放散する部品に直接取付けられて
いて、仕切り板31の上端縁から空気熱交換室32内に
突出している。したがって、この室内に放熱し、かつ室
内を流通する空気によって冷却されるようになってい
る。
【0036】また、電装部品箱39の他側面には、配線
端子板40bが取付けられる。この配線端子板40bと
対向する筺体30側面上部に、蓋体42によって開閉自
在な配線用開口部43が設けられていて、上記電装部品
箱39内の電装部品と外部市中電源および室内ユニット
と電気的に接続する配線類の端子を備えている。
【0037】機械室33に配置される圧縮機36は、上
記室外熱交換器34と図示しない冷媒管を介して接続さ
れるとともに室内ユニット内の室内熱交換器と冷凍サイ
クルを構成するように接続される。
【0038】上記仕切り板31を構成する連結部31c
に、冷媒加熱ユニット38の一側部を係止する第1の係
止部41aが設けられる。上記配線用開口部43の周辺
部に、冷媒加熱ユニット38の他側部を係止する第2の
係止部41bが設けられる。さらに、上部仕切り部31
b上端には、冷媒加熱ユニット38の一側部を係止する
第3の係止部41cが設けられる。
【0039】上記冷媒加熱ユニット38は、筺体30の
前面部30bに面して配置される。図3ないし図5にも
示すように、この冷媒加熱ユニット38は、燃焼器4
4、冷媒加熱器45、燃料供給装置46および燃焼送風
機47などから構成される。
【0040】上記燃焼器44の側部に冷媒加熱器45が
連結され、かつ燃焼器44の下部に燃焼送風機47が連
結される。上記燃料供給装置46は、燃焼器44の背面
側に後述するようにして連結される。
【0041】このようにして、冷媒加熱ユニット38は
全体的にコンパクト化されるので、機械室33上部に配
置するのに何らの支障もない。そして、特に燃焼送風機
47を燃焼器44の下部に連結したので、上記圧縮機3
6と上下方向に対向することとなり、仕切り板31の下
部仕切り部31aの幅寸法を上部仕切り部31bの幅寸
法と比較して狭くできる。
【0042】上記燃焼器44は、2分割されたバーナー
ケース48を備えている。このバーナーケース48内
に、前面が開口する箱状の収納部49が形成されるとと
もに、この収納部の前面開口部は蓋部50で開閉自在に
閉成される。
【0043】上記蓋部50の前面側には、板片を折曲し
てなる凸部50aが取付けられていて、冷媒加熱ユニッ
ト38を筺体30内の所定位置に取付けた状態で筺体前
面部30bに当接して、筺体前面部30bと燃焼器44
との隙間を確保するようになっている。
【0044】蓋部50の裏面側には、バーナ組立51が
取付けられていて、蓋部50で開口部を閉成した状態
で、バーナー組立51は上記収納部49に収納されるよ
うになっている。
【0045】上記バーナー組立51を概略説明すると、
これは混合器52と、2次炎口筒体53とが連設されて
なる。上記混合器52は、一側端に燃料供給装置46の
燃料ノズルと連通するとともに燃焼送風機47の送風口
と連通する予混合気取入れ口体が設けられ、内部に混合
室が形成される上記混合器52と連通する。混合器52
の他側端には、噴出口を備えた噴出口体が設けられ、混
合室と連通する。
【0046】上記噴出口体には、別部品であるバーナー
ヘッドが組合わされ、さらにこれら噴出口体とバーナー
ヘッドは、2次炎口筒体53内に収容される。この2次
炎口筒体53の側壁には多数の炎口が設けられ、内部に
燃焼室が形成される。
【0047】このようなバーナーケース48の側面に
は、冷媒加熱器45に連通する開口部54aが形成さ
れ、かつ下面には上記燃焼送風機47と連通する開口部
54bが形成される。
【0048】上記冷媒加熱器45は、上記燃焼器44と
連通する開口部54aとは反対側の側面が閉成され、か
つこの閉成面近傍の側面または前後面のいずれかに排気
口を有し、角型有底筒状をなす。
【0049】前後面には蛇行状に形成されたパイプ固定
用溝55が設けられていて、ここに冷凍サイクルを構成
する冷媒管Pの一部が嵌め込まれる。この冷媒管Pは、
図示しない押さえ板によって冷媒加熱器45に確実に取
付け固定される。
【0050】冷媒加熱器45の内部には、燃焼器44で
燃焼したガスを導き、かつ効果的に熱交換をなすよう工
夫された図示しない燃焼通路が形成される。冷媒加熱器
45前面のみ排気パイプ56が接続され、内部の燃焼通
路と連通する。
【0051】この排気パイプ56には、排気ガス整流手
段である内部を二分する排気ガス整流板57が設けられ
る。そして、排気パイプ56の先端部は、図示しない排
気トップに接続される。
【0052】上記燃料供給装置46は、特に図3および
図5に示すように、電磁弁58と比例弁59との組み合
わせからなり、燃焼器44を構成するバーナーケース4
8の背面に取付け固定される。
【0053】なお説明すれば、燃焼器44を構成する収
納部49の開口部から蓋部50を取外して、蓋部ととも
にバーナ組立51を取外す。その一方で、燃焼器44背
面側に突設される接続口体60にパッキン61を介挿
し、上記比例弁59の側面に突設されるパイプ状の接続
部62を嵌挿する。
【0054】バーナーケース48の所定部位は取付け用
孔63が設けられ、かつ比例弁59の接続部62基端に
形成される取付け座64にはねじ孔65設けられてい
て、バーナケース48の内面側から、固定具である取付
けねじ66を螺挿して、燃料供給装置46をバーナケー
ス48の背面に取付け固定するようになっている。
【0055】再び図1ないし図5に示すように、上記燃
焼送風機47は、一側面にファンモータ67の一部が露
出し、かつ内部にファン68を収容するファンケーシン
グ69と、このファンケーシングに接続される給気ダク
ト70との組み合わせからなる。
【0056】上記ファンモータ67は、図示しないが、
内側に固定子、外側に回転子を配し、回転子はファン6
8と一体に形成され、固定子は固定装置を兼用する回路
基板に取付け固定される構成である。
【0057】このような冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニ
ットであり、圧縮機36を駆動することにより室外熱交
換器34と、図示しない室内熱交換器に冷媒が流通して
冷凍サイクルが構成され、冷房運転もしくは暖房運転な
どが行なわれる。
【0058】また、特に外気温が低い状況下での暖房運
転時には、冷媒加熱ユニット38の冷媒加熱器45に冷
媒が導かれるとともに燃料供給装置46が開放され、燃
焼器44において燃焼作用が行なわれる。
【0059】燃焼作用の概略を説明すると、混合器52
の予混合気取入れ口体に燃料供給装置46から燃料が供
給されるとともに燃焼送風機47のファン68によって
燃焼用空気が送風される。
【0060】これら燃料と燃焼用空気は混合器52内部
に形成される混合室で混合され、混合ガスに変る。この
混合ガスはバーナヘッドから噴出され、2次炎口筒体5
3内に形成される燃焼室に導かれる。この燃焼室には炎
口を介して二次空気が導入されていて、混合ガスと混合
し燃焼する。
【0061】上記冷媒加熱器45に取付けられる冷媒配
管Pに導かれる冷媒は、燃焼器44の燃焼熱を吸収して
温度上昇する。したがって、冷凍サイクルにおける冷媒
蒸発温度が上昇し、設定した暖房温度が確実に得られ
る。
【0062】このような室外ユニットでは、筺体30内
部を仕切り板31で空気熱交換室32と機械室33との
二室に仕切り、空気熱交換室32に室外熱交換器34お
よび室外ファン35を配置し、機械室33に圧縮機36
と、この圧縮機上方部位に配置され燃焼器44、冷媒加
熱器45、燃料供給装置46、燃焼送風機47などから
なる冷媒加熱ユニット38を配置したので、筺体30の
高さ寸法の低減、すなわち筺体30の小型化を得る。
【0063】筺体30を箱状に形成し、この上面部30
aに面して電装部品箱39を配置し、圧縮機36の上部
で、かつ筺体前面部30bに面して冷媒加熱ユニット3
8を配置し、筺体30に対する冷媒加熱ユニット38の
配置構成を限定して、部品点数の低減と、構成の簡素化
を得る。
【0064】燃焼器44の側部に冷媒配管Pを加熱する
冷媒加熱器45を連結し、燃焼器44の下部に燃焼送風
機47を配置したので、冷媒加熱ユニット38が小型化
して、筺体30の高さ寸法の低減に寄与する。
【0065】冷媒加熱ユニット38を機械室33の上部
前側に配置し、燃料供給装置46を燃焼器44の後方に
配置し、かつ燃焼器44を構成するバーナ組立51を取
外してバーナケース48の内面側から、このバーナケー
ス48の背面に取付け固定するようにした。したがっ
て、燃料供給装置46の着脱が容易に行なえることとな
り、サービス性を確保できる。
【0066】仕切り板31は、機械室33の下部空間を
仕切る下部仕切り部31aと、上部空間を仕切る上部仕
切り部31bとが連結部31cを介して一体に連結され
てなり、連結部31cは下部仕切り部31a側から上部
仕切り部31b側に亘って幅が広い段状に屈曲形成した
から、空気熱交換室32と機械室33それぞれの必要最
小限のスペースを確保できる。
【0067】上記冷媒加熱ユニット38は、連結部31
cに設けられる第1の係止部41aと、配線用開口部4
3周辺に設けられる第2の係止部41bで取付け固定し
たから、冷媒加熱ユニット38の筺体30内への着脱が
容易にできて、サービス性を確保できる。
【0068】仕切り板31の上部仕切り部31bは、そ
の上端縁が筺体上面部31aと間隙を存していて、この
間隙に電装部品箱39の一部を介在したから、筺体30
内の空間スペースの有効活用を得る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、仕切り板で筺体内部を空気熱交換室と機械室に
仕切り、空気熱交換室に室外熱交換器と室外ファンを配
置し、機械室に圧縮機と、この上方部位に、燃焼器の側
部に冷媒加熱器を連結し、かつ燃焼器の下部に燃焼送風
機を連結した冷媒加熱ユニットを配置したので、冷媒加
熱ユニットが小型化して、筺体の高さ寸法が低減し、室
外ユニット全体の小型化を得られる効果を奏する。
【0070】請求項2の発明によれば、筺体を箱状に形
成し、この上面部に面して電装部品箱を配置し、圧縮機
の上部で、かつ筺体の前面部に面して冷媒加熱ユニット
を配置したので、部品点数の低減と、構成の簡素化を得
る。
【0071】請求項3の発明によれば、冷媒加熱ユニッ
トの燃料供給装置を燃焼器の後方に配置し、燃焼器を構
成するバーナ組立を取外してバーナケースの内面側か
ら、このバーナケースの背面に取付け固定するようにし
たから、燃料供給装置のサービス性を確保できる。
【0072】請求項4の発明によれば、仕切り板は、連
結部を介して下部仕切り部と、上部仕切り部とを一体に
連結し、この連結部を下部仕切り部側から上部仕切り部
側に亘って幅が広い段状に屈曲形成したから、熱交換室
と機械室それぞれの必要最小限のスペースを確保でき
る。
【0073】請求項5の発明によれば、連結部に設けら
れる第1の係止部と、配線用開口部周辺に設けられる第
2の係止部を介して冷媒加熱ユニットを取付け固定した
から、冷媒加熱ユニットに対するサービス性を確保でき
る。
【0074】請求項6の発明によれば、仕切り板の上部
仕切り部上端縁を筺体上面部と間隙を存し、この間隙に
電装部品箱の一部を介在したから、筺体内の空間スペー
スの有効活用と、電装部品箱に対するサービス性の向上
を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、冷媒加熱式冷暖
房機を構成する室外ユニットの縦断正面図。
【図2】(A)は、同実施の形態の、室外ユニットの横
断平面図。(B)は、室外ユニットの縦断側面図。
【図3】同実施の形態の、冷媒加熱ユニットの組立て構
成を説明する図。
【図4】同実施の形態の、冷媒加熱ユニットの一部を分
解した斜視図。
【図5】同実施の形態の、冷媒加熱ユニットの一部を分
解した斜視図。
【図6】(A)は、従来の、冷媒加熱式冷暖房機を構成
する室外ユニットの平面図。(B)は、室外ユニットの
一部を省略した正面図。
【符号の説明】
30…筺体、 32…空気熱交換室、 33…機械室、 31…仕切り板、 31a…下部仕切り部、 31b…上部仕切り部、 31c…連結部、 34…室外熱交換器、 35…室外ファン、 36…圧縮機、 38…冷媒加熱ユニット、 44…燃焼器、 45…冷媒加熱器、 46…燃料供給装置、 47…燃焼送風機、 39…電装部品箱、 41a…第1の係止部、 43…配線用開口部、 41b…第2の係止部。
フロントページの続き (72)発明者 高野 哲宏 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 前田 直敏 静岡県富士市蓼原336番地 株式会社東芝 富士工場内 (72)発明者 小川 貴生 静岡県富士市蓼原336番地 東芝エフ・イ ー・シー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筺体と、この筺体内部を空気熱交換室と機
    械室との二室に仕切る仕切り板と、上記空気熱交換室に
    配置される室外熱交換器および室外ファンと、上記機械
    室に配置される圧縮機と、この機械室の圧縮機上方部位
    に配置され燃料を供給する燃料供給装置と、この燃料供
    給装置から導かれる燃料を内部に形成される燃焼室で燃
    焼させる燃焼器と、この燃焼器の上記燃焼室に燃焼用空
    気を送る燃焼用送風機と、燃焼器で燃焼された燃焼ガス
    を導いて冷媒配管を加熱する冷媒加熱器を備え、上記燃
    焼器の側部に冷媒加熱器が連結され、かつ燃焼器の下部
    に燃焼送風機が連結される冷媒加熱ユニットとを具備し
    たことを特徴とする冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】上記筺体は箱状に形成され、上記冷媒加熱
    ユニットは筺体の前面部に面して配置され、筺体の上面
    部に面して電装部品などを収容する電装部品箱が配置さ
    れることを特徴とする請求項1記載の冷媒加熱式冷暖房
    機の室外ユニット。
  3. 【請求項3】上記冷媒加熱ユニットの上記燃焼器は、バ
    ーナーケース内にバーナ組立を収容して構成され、上記
    燃料供給装置は、バーナーケース内からバーナ組立を取
    り外し、バーナケースの内部に挿入した固定具によっ
    て、バーナケースの背面に取付け固定されることを特徴
    とする請求項1記載の冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】上記仕切り板は、機械室の下部空間を仕切
    る下部仕切り部と、上部空間を仕切る上部仕切り部と、
    これら下部仕切り部と上部仕切り部とを一体に連結する
    連結部とから構成され、連結部は、下部仕切り部側から
    上部仕切り部側に亘って幅が広い段状に屈曲形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の冷媒加熱式冷暖房機の
    室外ユニット。
  5. 【請求項5】上記冷媒加熱ユニットは、仕切り板の連結
    部に設けられる第1の係止部にその一側部が係止され、
    筺体側面の配線用開口部周辺に設けられる第2の係止部
    にその他側部が係止されることを特徴とする請求項4記
    載の冷媒加熱式冷暖房機の室外ユニット。
  6. 【請求項6】上記仕切り板の上部仕切り部は、その上端
    縁が筺体上面部と間隙を存して設けられ、この間隙に電
    装部品などを収容する電装部品箱の一部が介在されるこ
    とを特徴とする請求項4記載の冷媒加熱式冷暖房機の室
    外ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006308156A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機
JP2010043802A (ja) * 2008-08-18 2010-02-25 Sanyo Electric Co Ltd 室外ユニット
CN101738007A (zh) * 2008-11-12 2010-06-16 海尔集团公司 空调器
US9070590B2 (en) 2008-05-16 2015-06-30 Mattson Technology, Inc. Workpiece breakage prevention method and apparatus
US9627244B2 (en) 2002-12-20 2017-04-18 Mattson Technology, Inc. Methods and systems for supporting a workpiece and for heat-treating the workpiece

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