JPH10110833A - Y形弁 - Google Patents

Y形弁

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JPH10110833A
JPH10110833A JP8279895A JP27989596A JPH10110833A JP H10110833 A JPH10110833 A JP H10110833A JP 8279895 A JP8279895 A JP 8279895A JP 27989596 A JP27989596 A JP 27989596A JP H10110833 A JPH10110833 A JP H10110833A
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JP
Japan
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valve
seat
lid
cover
stem
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JP8279895A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Watanabe
博 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力損失の増大を抑えつつ弁箱の小型化が可
能な構造とする。 【解決手段】 シートパッキン25の保持部材26を、
弁蓋5との対向面26aが平坦に形成されたものとす
る。そして、弁蓋との対向面の中心部に弁棒7が嵌合す
る凹部29を設け、該凹部に対応して弁座との対向面に
円環状のシートパッキンが嵌装される突出部31を設け
た。さらに、弁体の弁蓋との対向面に、リブ28を放射
状に複数凸設すると共に、該複数のリブを受容する凹所
を弁蓋に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、概ね同軸的に配置
された入口と出口とを結ぶ略直線状の流路に対して、弁
棒が出口側の流路と鋭角に交差するように傾斜して設け
られたY形弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】概ね同軸的に配置された入口並びに出口
の開口部と、該両開口部を結ぶ略直線状の流路に対して
出口開口部側に傾斜した態様で弁棒を軸線方向に進退可
能に保持する弁蓋が被着される弁蓋取付部とが設けられ
たY字形状の弁箱を有し、弁棒の進退動作に応じて弁棒
の先端の保持部材に装着されたシートパッキンが、弁箱
内の流路中に形成された弁座に接離して流路の開閉を行
うようにしたY形弁が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このY形弁は、圧力損
失の低減を図ることを目的に、玉形弁の形態を一部変形
して流れの迂曲を小さくしたものであるが、構造上、弁
座が流れを阻害することが避けられず、製造コストを低
減するべく弁箱を小型化しようとすると圧力損失が増大
する傾向にある。一方、全開状態で弁体が流路内に突出
しないように構成すれば、流れを円滑化し得ることか
ら、小型化による圧力損失の増大を抑えることが可能で
あるが、従来の構成では、弁箱の弁蓋取付部を長尺に形
成する等して弁体を格納するスペースを大きく確保する
しかなく、小型化の要請を十分に満足することができな
かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、圧力損失の増大を抑えつつ弁箱の小型化を可能とす
るために、本発明においては、概ね同軸的に配置された
入口並びに出口の開口部と、該両開口部を結ぶ略直線状
の流路に対して前記出口開口部側に傾斜した態様で弁棒
を軸線方向に進退可能に保持する弁蓋が被着される弁蓋
取付部とが設けられたY字形状の弁箱を有し、前記弁棒
の進退動作に応じて前記弁棒の先端の保持部材に装着さ
れたシートパッキンが、前記弁箱内の流路中に形成され
た弁座に接離して流路の開閉を行うようにしたY形弁に
おいて、前記シートパッキンの保持部材が、前記弁蓋と
の対向面が平坦に形成され、該弁蓋との対向面の中心部
に前記弁棒が嵌合する凹部が設けられ、該凹部に対応し
て前記弁座との対向面に円環状の前記シートパッキンが
嵌装される突出部が設けられたものとした。これによ
り、全開状態で保持部材の弁蓋との対向面が弁蓋の裏面
に概ね密着するまで弁体を引き上げることができる。こ
のため、弁蓋取付部に弁体の格納スペースを大きく確保
することなく、弁体が流路内にはみ出して流れの障害と
なるのを防ぐことができる。しかも、弁体と弁蓋との間
に流体が回り込んで渦を生じさせることがなくなり、流
れが円滑化して圧力損失が低減される。その上、弁体の
弁蓋との対向面に設けられる凹部に対応してその裏側の
弁座との対向面に突出部を設けると、弁棒と弁体との結
合部の軸線方向寸法を大きく確保することが可能である
ため、両者を強固に結合可能となる。そして、この突出
部は、シートパッキン装着用の凸部とすれば良く、弁座
とシートパッキンとの接触の支障とならず、シートパッ
キンを好適に保持することができる。
【0005】特に、前記保持部材の前記弁蓋との対向面
に、リブを放射状に複数凸設すると共に、該複数のリブ
を受容する凹所を前記弁蓋に形成すると好ましい。これ
により、弁体と弁蓋との密着性を損なうことなく、肉薄
で嵩張らない状態のままで弁体の剛性を効果的に高める
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0007】図1は、本発明に基づき構成されたY形弁
を示している。このY形弁は、消火栓開閉弁であり、左
右並びに斜め上方の合計3方向に開口部1・2・3を有
する略Y字形状の弁箱4と、この弁箱4の斜め上向きの
開口部3に被着された弁蓋5と、この弁蓋5の中心孔6
に挿通された弁棒7と、この弁棒7の上端に装着された
ハンドル8と、弁棒7の下端に装着された弁体9とを有
している。
【0008】弁箱4の左右の開口部1・2は、それぞれ
内周面に雌ねじが螺刻されたねじ込み式の継手となって
おり、左側の入口開口部1から導入された消火用水が、
右側の出口開口部2に螺着された差込式ホース結合金具
10を介して図示しない消火ホースに送られるようにな
っている。入口並びに出口の開口部1・2は、出口開口
部2側が僅かに下方にオフセットされた状態で両者の中
心線が互いに平行となるように設けられている。入口開
口部1は、レンチ類が係合可能な6角形の外周輪郭に形
成されている。
【0009】弁箱4の底部には、弁箱4の内側に湾曲し
た形状の鞍状部11が形成されている。この鞍状部11
の入口開口部1側は、入口開口部1の中心線上に中心を
有する円弧状断面に、出口開口部2側は、出口開口部2
の中心線上に中心を有する円弧状断面にそれぞれ曲成さ
れており、各々入口開口部1並びに出口開口部2に向け
て円滑に連続した曲面形状に形成されている。
【0010】入口開口部1の基部内面には、上部弁座突
片12が垂設されている。この上部弁座突片12から鞍
状部11に至る範囲の弁箱4の内面には、弁棒7の軸線
に対して直交する方向に沿って側部弁座突片13が、上
部弁座突片12に連続した態様で突設されている(図2
参照)。これら上部並びに側部の弁座突片12・13と
鞍状部11とで囲まれるようにして、流体が流通する円
孔14が画成されており、その内周部に弁体9が接離す
る弁座面が形成される。
【0011】弁蓋5が被着される弁箱4の弁蓋取付開口
部3の内周面には、雌ねじが螺刻されており、ここに弁
蓋5の基部15に設けられた環状ねじ部16が螺合され
るようになっている。また、この弁蓋取付開口部3の端
面の内周側は、全周に渡って環状に凹設され、ここにO
リング17が装着されている。
【0012】弁蓋5は、弁蓋取付開口部3の端面に当接
する基部15から頭部18に向けて次第に縮径した外面
形状に形成されている。頭部18は、レンチ類が係合可
能なように6角形状の外周輪郭に形成されている。弁棒
7が挿通される中心孔7の上端の縮径された内周面に
は、環状に溝が凹設されてグランドパッキン19が装着
されている。中心孔7の下半部は、弁蓋5の裏側に突設
された環状ボス部20によって形成されている。この環
状ボス部20の下端面は、環状ねじ部16の下端面に対
して、弁棒7の軸線に直交する同一平面上に位置するよ
うになっている。これらの端面から所定寸法奥まった位
置に、環状ねじ部16と環状ボス部20とを連絡する態
様で放射状にリブ21が複数形成されている。
【0013】弁棒7の上端部は、ハンドル8に対して相
対回動不能となるようにハンドル8の中心孔と相互補完
的な断面形状に形成されており、その先端部に設けられ
た雄ねじにばね座金22を介してナット23が螺着され
て、ハンドル8の抜け出しが規制されるようになってい
る。弁棒7の軸線方向中心部から下端部に至る範囲の外
周面には、雄ねじが螺刻されており、これが、弁蓋5の
中心孔7の下端部分に設けられた雌ねじに螺合し、弁棒
7の回転に応じて弁棒7が軸線方向に進退するようにな
っている。弁棒7の下端部には、環状に溝が凹設されて
おり、ここに割座金24が嵌着されている。
【0014】弁体9は、円環状のシートパッキン25
と、これを保持する略ハット形状の断面形状を有する保
持盤26と、パッキン押さえリング27とからなってい
る。保持盤26の弁蓋5との対向面26aは、平坦に形
成されて径方向のリブ28が複数凸設されており、その
中心部には、弁棒7の下端部が嵌合する凹部29が形成
されている。この凹部29の内周面には、雌ねじが螺刻
され、ここに、ねじ山が外周面に螺刻された円筒状の抜
け止め部材30が螺着されており、これが、弁棒7の下
端部に嵌着された割座金24に係合して凹部29から弁
棒7が抜け出すのを規制している。
【0015】凹部29に対応して保持盤26の弁蓋5と
相反する側には、突出部31が突設されており、この突
出部31にシートパッキン25が嵌装されている。突出
部31の側周面には雄ねじが螺刻されており、ここに、
雌ねじが内周面に螺刻されたパッキン押さえリング27
が螺着して、シートパッキン25の抜け出しを規制して
いる。突出部31の先端面は、扁平な円錐状に形成され
ており、これに概ね連続した外面形状となるようにパッ
キン押さえリング27が形成されている。
【0016】このようにしてなるY形弁において、図1
に示すように、弁体9のシートパッキン25が円孔14
の内周部の弁座面に密接した全閉状態から、ハンドル8
を回転させることによって上昇する弁棒7に連動して弁
体9が弁座面から離れて通水状態となる。
【0017】弁体9は、図2に示すように、保持盤26
の弁蓋5との対向面26aが、弁蓋5の環状ねじ部16
並びに環状ボス部20の下端面に突き当たる位置まで引
き上げることができる。この全開状態においては、保持
盤26の弁蓋5との対向面26aに突設されたリブ28
は、環状ねじ部16と環状ボス部20との間のスペース
に受容されている。保持盤26の外周部は、環状ねじ部
16に密着されており、弁体9と弁蓋5との間に流水が
回り込むことがない。また、弁体9の流路側には、不要
な突起物がないため、流水が円滑に流れるようになる。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、全開状態で
弁体の弁蓋との対向面が弁蓋の裏面に概ね密着するまで
弁体を引き上げることができるため、弁蓋取付部に弁体
を格納するスペースを大きく確保することなく、弁体が
流路内にはみ出して流れの障害となるのを防ぐことがで
きる。したがって、弁箱を大型化することなく圧力損失
を低減することができ、また、圧力損失の増大を抑えつ
つ小型化を図ることが可能となり、製造コストを低減す
る上で極めて大きな効果がある。
【0019】特に、保持部材の弁蓋との対向面に、リブ
を放射状に複数凸設すると共に、該複数のリブを受容す
る凹所を弁蓋に形成すると、弁体と弁蓋との密着性を損
なうことなく、肉薄で嵩張らない状態のままで弁体の剛
性を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成されたY形弁の全閉状態を
示す断面図。
【図2】図1に示したY形弁の全開状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 入口開口部 2 出口開口部 3 弁蓋取付開口部 4 弁箱 5 弁蓋 6 中心孔 7 弁棒 8 ハンドル 9 弁体 10 差込式ホース結合金具 11 鞍状部 12 上部弁座突片 13 側部弁座突片 14 円孔 15 基部 16 環状ねじ部 17 Oリング 18 頭部 19 グランドパッキン 20 環状ボス部 21 リブ 22 ばね座金 23 ナット 24 割座金 25 シートパッキン 26 保持盤、26a 弁蓋との対向面 27 パッキン押さえリング 28 リブ 29 凹部 30 抜け止め部材 31 突出部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概ね同軸的に配置された入口並びに出
    口の開口部と、該両開口部を結ぶ略直線状の流路に対し
    て前記出口開口部側に傾斜した態様で弁棒を軸線方向に
    進退可能に保持する弁蓋が被着される弁蓋取付部とが設
    けられたY字形状の弁箱を有し、前記弁棒の進退動作に
    応じて前記弁棒の先端の保持部材に装着されたシートパ
    ッキンが、前記弁箱内の流路中に形成された弁座に接離
    して流路の開閉を行うようにしたY形弁であって、 前記シートパッキンの保持部材は、前記弁蓋との対向面
    が平坦に形成され、該弁蓋との対向面の中心部に前記弁
    棒が嵌合する凹部が設けられ、該凹部に対応して前記弁
    座との対向面に円環状の前記シートパッキンが嵌装され
    る突出部が設けられたものであることを特徴とするY形
    弁。
  2. 【請求項2】 前記保持部材の前記弁蓋との対向面
    に、リブを放射状に複数凸設すると共に、該複数のリブ
    を受容する凹所を前記弁蓋に形成したことを特徴とする
    請求項1に記載のY形弁。
JP8279895A 1996-10-02 1996-10-02 Y形弁 Pending JPH10110833A (ja)

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JP8279895A JPH10110833A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 Y形弁

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JP8279895A JPH10110833A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 Y形弁

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JP8279895A Pending JPH10110833A (ja) 1996-10-02 1996-10-02 Y形弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169197A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Aisin Seiki Co Ltd バルブ装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09502243A (ja) * 1993-07-16 1997-03-04 カーテン コントロールズ インコーポレイテッド 流体フローバルブ

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20060214

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